JPH10296647A - レンチ - Google Patents

レンチ

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Publication number
JPH10296647A
JPH10296647A JP9109886A JP10988697A JPH10296647A JP H10296647 A JPH10296647 A JP H10296647A JP 9109886 A JP9109886 A JP 9109886A JP 10988697 A JP10988697 A JP 10988697A JP H10296647 A JPH10296647 A JP H10296647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wrench
clamp screw
tip
magnet
ring body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9109886A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Okawa
昌之 大川
Shoichiro Watanabe
彰一郎 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP9109886A priority Critical patent/JPH10296647A/ja
Publication of JPH10296647A publication Critical patent/JPH10296647A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】着脱される被固定部材の落下を防止できるレン
チを提供する。 【解決手段】本発明のレンチ20では、レンチ20の先
端がクランプねじ4を吸着するための第1の磁石部22
となっている。また、レンチ20の先端にはリング体2
1が装着され、このリング体21の先端は被固定部材で
あるスローアウェイチップ2を吸着するための第2の磁
石部23となっている。このレンチ20を用いてクラン
プねじ4を外したとき、クランプねじ4は第1の磁石部
22に、スローアウェイチップ2は第2の磁石部23に
それぞれ吸着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスローアウ
ェイチップを固定するクランプねじを操作するためのレ
ンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、円筒状等の被削材の内径加工を
行う場合には、例えば回転する被削材を切削する旋削工
具が使用される。この種の旋削工具として、例えば図4
に示すような超硬チップを切刃として使用したボーリン
グバーが知られている。
【0003】図4において、符号1はシャンクであり、
符号2は切刃であるスローアウェイチップ(以下、チッ
プと略称する。)である。シャンク1は例えば円柱軸状
に形成され、その先端面に開口するように凹部3が形成
されている。この凹部3にチップ2がクランプねじ4を
介して着脱自在に取り付けられている。クランプねじ4
の頭部には着脱時に使用される嵌合穴5が設けられてお
り、この嵌合穴5は、例えば6つの頂部を有する平面視
星型に形成されている。
【0004】チップ2の着脱には、図5に示すレンチ1
0を使用する。従来のレンチ10は、円柱軸状のシャフ
ト部11と、シャフト部11の先端に形成された嵌合部
12と、シャフト部11の後部寄りに装着された把持部
13とから構成されている。嵌合部12は、嵌合穴5
(図4)に嵌合できるように断面星型に形成されてい
る。
【0005】チップ2を着脱するときは、まずレンチ1
0の嵌合部12を図4におけるクランプねじ4の嵌合穴
5に嵌合させる。そして、把持部13を持ってレンチ1
0を回転させ、クランプねじ4を締め付けたり、緩めた
りする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボーリング
バー等の工具には寸法の小さいものがあり、図4におい
て、例えば直径4mmのシャンク1に装着されるチップ2
の幅は3.5mm程度、クランプねじ4のねじ部の外径は
1.8mm程度のものがある。したがって、従来のレンチ
10でチップ2とクランプねじ4の取り付け又は取り外
しを行うとき、レンチの先端部が磁性体であればクラン
プねじ4はレンチ先端部で吸着保持できるが、チップ2
が不慮に落下すると、紛失してしまうことがある。この
ように、従来のレンチ10では小部品の取扱いが煩わし
いという欠点があった。
【0007】そこで、本発明は上述した課題を解決した
ものであって、クランプねじと被固定部材の落下及び紛
失等を防止して、これら小部品の取扱いを容易にするレ
ンチを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、被固定部材を固定するクランプ
ねじを回転させるためのレンチにおいて、クランプねじ
の頭部に嵌合させられるレンチの先端部がクランプねじ
を吸着する第1の磁石部となされ、被固定部材を吸着す
る第2の磁石部がレンチの先端に装着されてなるもので
ある。
【0009】被固定部材を取り外すときは、クランプね
じの頭部にレンチの先端を嵌合させた後、レンチを回転
させて緩める。外れたクランプねじはレンチの先端であ
る第1の磁石部に吸着し、外れた被固定部材は第2の磁
石部に吸着するので、これらが落下して紛失するような
事態が防止される。
【0010】また、第2の磁石部の磁力を第1の磁石部
の磁力よりも弱く設定した場合には、被固定部材をクラ
ンプねじから引き離すと、被固定部材のみが第2の磁石
部から離れ、クランプねじは第1の磁石部に吸着したま
まとなる。したがって、クランプねじと被固定部材の分
離も容易に行うことができる。
【0011】被固定部材を取り付けるときは、まず被固
定部材とクランプねじとをあらかじめレンチの第1及び
第2の磁石部に吸着させておく。次に、これらの部品を
取付位置に押し当てた後、レンチを回転させてクランプ
ねじを締め付ける。このように、取り付け時において
も、これらの部品が落下して紛失するような事態が防止
される。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係るレンチの一
実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、こ
の実施の形態のレンチは、図4に示す旋削工具のチップ
2の着脱に使用されるものであるので、以下の説明中、
図4と同一の要素には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0013】図1に概略を示すように、本発明のレンチ
20は、その先端部に補助部材としてのリング体21が
装着されたものである。レンチ20の先端は第1の磁石
部22となっており、リング体21の先端は第2の磁石
部23となっている。なお、符号31はレンチ20を操
作するときに掴むための把持部である。
【0014】図2により詳細に示すように、レンチ20
のシャフト部27の先端には嵌合部24が設けられてい
る。嵌合部24は、嵌合穴5に嵌合する断面星型に形成
され、その先端は磁化されてクランプねじ4を吸着する
ための第1の磁石部22となっている。
【0015】また、リング体21の先端側は内径に等し
い開口部25が設けられ、後部側には開口部25よりも
小径の挿通孔26が設けられている。この挿通孔26に
シャフト部27が挿通されて、リング体21が装着され
ている。挿通孔26の内径はシャフト部27の外径より
幾らか大きい程度に設定されており、リング体21はシ
ャフト部27の軸方向に移動自在となっている。また、
リング体21の内径はシャフト部27の外径よりも大き
く設定されているので、リング体21の内周面とシャフ
ト部27の外周面との間には隙間が形成されている。
【0016】リング体21の先端部は磁化され、チップ
2を吸着するための第2の磁石部23となっている。な
お、詳細は後述するが、クランプねじ4とチップ2との
分離を容易にすべく、第2の磁石部23の磁力は第1の
磁石部22の磁力よりも弱く設定されている。
【0017】シャフト部27の外周面には、Oリング2
8,29が所定距離をおいて装着固定されている。一方
のOリング28はリング体21の内側に配され、他方の
Oリング29はリング体21の外側後方に配されてい
る。このOリング28,29は挿通孔26を通過できな
いので、軸方向へのリング体21の移動はOリング2
8,29間の範囲内に限定され、リング体21の脱落が
防止される。また、Oリング28の外周はリング体21
の内周面に接触しており、リング体21の軸線がシャフ
ト部27の軸線に一致するようにリング体21の向きが
規制されている。
【0018】以上のように構成された本発明のレンチ2
0を使用して、チップ2を取り外す手順について説明す
る。まず、レンチ20の嵌合部24をクランプねじ4の
嵌合穴5に嵌合させる。このとき、リング体21を軸方
向に後退させ、嵌合部24を露出させることにより、目
視によって嵌合を確実に行うことができる。その後、リ
ング体21を先端側に移動させ、第2の磁石部23をチ
ップ2の表面に吸着させる。
【0019】続いてレンチ20を回転させてクランプね
じ4を緩める。リング体21は軸方向に移動自在である
ので、クランプねじ4が緩まってチップ2の面から突出
するにつれて、嵌合部24が相対的に後退する。したが
って、クランプねじ4を緩める作業をスムーズに行うこ
とができる。
【0020】クランプねじ4が取り外されると、チップ
2がシャンク1から外れることがある。このとき、クラ
ンプねじ4は第1の磁石部22に吸着した状態で取り外
されるので、落下して紛失するような事態が防止され
る。また、同様にチップ2は第2の磁石部23に吸着し
た状態で取り外されるので、落下して紛失するような事
態が防止される。このようにチップ2とクランプねじ4
の落下や紛失等を防止して、これら小部品の取扱いを容
易に行うことができる。
【0021】チップ2とクランプねじ4をレンチ20か
ら離すときには、まずチップ2だけをつまんでクランプ
ねじ4から引き離す。第2の磁石部23は第1の磁石部
22より磁力が弱く設定されているので、チップ2のみ
が第2の磁石部23から離れ、クランプねじ4は第1の
磁石部22に吸着したままとなる。その後、残ったクラ
ンプねじ4を第1の磁石部22から引き離す。このよう
に、本発明のレンチ20ではチップ2とクランプねじ4
の分離も容易に行うことができる。
【0022】次に、チップ2とクランプねじ4を取り付
ける手順について説明する。この場合は、あらかじめチ
ップ2にクランプねじ4を挿通させた後、クランプねじ
2を第1の磁石部22に吸着させ、チップ2を第2の磁
石部23に吸着させておく。そして、これらの部品をレ
ンチ20の先端に吸着させたままシャンク1の凹部3に
押しつけて、クランプねじ4を締め付ける。
【0023】このように、チップ2とクランプねじ4と
をあらかじめレンチ20に吸着させてから取り付けを行
うことにより、これらの部品が落下して紛失するような
事態が防止される。
【0024】なお、この実施の形態では第2の磁石部2
3を設ける補助部材をリング体21としたが、この補助
部材を他の形状のもの、例えば図3に示すように、シャ
フト部27に挿通させた側面視コ字状の棒状体32と
し、その先端に第2の磁石部23を設けてもよい。ま
た、後部側のOリング29は必ずしも設ける必要はな
く、先端側のOリング28でリング体21の脱落を防止
できればよい。
【0025】さらに、本発明のレンチはチップ2以外の
各種の被固定部材の着脱作業に用いることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるレ
ンチはクランプねじを吸着する第1の磁石部と被固定部
材を吸着するための第2の磁石部を備えているので、取
り外し後又は取り付け前のクランプねじと被固定部材が
不慮に落下して紛失するような事態が防止され、これら
小部品の取扱いが容易になる。
【0027】また、第2の磁石部の磁力を第1の磁石部
の磁力よりも弱く設定した場合は、取り外した被固定部
材を引き離すことにより、被固定部材のみが離れ、クラ
ンプねじは吸着したまま残るので、これらの部品の分離
も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるレンチを示す平面図
である。
【図2】レンチの先端部の軸方向断面図である。
【図3】本発明のレンチの他の例を示す平面図である。
【図4】スローアウェイチップの取付状態を示す平面図
である。
【図5】従来のレンチを示す平面図である。
【符号の説明】
1 シャンク 2 スローアウェイチップ 3 凹部 4 クランプねじ 5 嵌合穴 10,20 レンチ 21 リング体 22 第1の磁石部 23 第2の磁石部 24 嵌合部 27 シャフト部 28,29 Oリング 32 棒状体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被固定部材を固定するクランプねじを回
    転させるためのレンチにおいて、 前記クランプねじの頭部に嵌合させられる前記レンチの
    先端部が前記クランプねじを吸着する第1の磁石部とな
    され、 前記被固定部材を吸着する第2の磁石部が前記レンチの
    先端に装着されたことを特徴とするレンチ。
  2. 【請求項2】 前記第2の磁石部の磁力が前記第1の磁
    石部の磁力よりも弱く設定されてなることを特徴とする
    請求項1記載のレンチ。
JP9109886A 1997-04-25 1997-04-25 レンチ Withdrawn JPH10296647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9109886A JPH10296647A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 レンチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9109886A JPH10296647A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 レンチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10296647A true JPH10296647A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14521663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9109886A Withdrawn JPH10296647A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 レンチ

Country Status (1)

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JP (1) JPH10296647A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010131686A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Nikken Kosakusho Works Ltd 作業工具
JP2020536762A (ja) * 2017-10-16 2020-12-17 イスカル リミテッド ボアレスの刃先交換可能なインサート、及びインサート保持表面を有する位置決め工具を含むフライス・キット

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706