JP3081797B2 - ホ―ルソ―脱着装置 - Google Patents

ホ―ルソ―脱着装置

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JP3081797B2
JP3081797B2 JP08256585A JP25658596A JP3081797B2 JP 3081797 B2 JP3081797 B2 JP 3081797B2 JP 08256585 A JP08256585 A JP 08256585A JP 25658596 A JP25658596 A JP 25658596A JP 3081797 B2 JP3081797 B2 JP 3081797B2
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彰宏 石崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホ―ルソ―を脱着
自在とし、交換を容易とするホ―ルソ―脱着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のホ―ルソ―取付け金具の断
面図を示す。図においてホ―ルソ―取付け金具1は、一
端にホ―ルソ―3を挿入し取付けるホ―ルソ―取付け部
5と、他端に図示省略の加工機械の穿孔部に脱着される
シャンク7とが一体的に構成されていた。また、ホ―ル
ソ―取付け金具1には、穿孔の際のセンタガイドとして
使用されるセンタガイド、例えばセンタピン(またはセ
ンタガイドドリル)9が設けられている。
【0003】ホ―ルソ―3は、鋸刃材料を必要な穿孔径
に合せて切断し、曲げ加工を行い、両側端を溶接して刃
先部3aと円筒部3bとからなる円筒状刃物を形成す
る。
【0004】このホ―ルソ―3の円筒部3bは、ホ―ル
ソ―取付け部5の段付き部5aに挿入され、溶着手段等
により接着され、一体的に保持されるものである。ま
た、センタガイドピン9は、末端部がホ―ルソ―取付け
部5内に挿入され、止めねじ11にて固定され、先端部
がホ―ルソ―3の刃先部3aより上方向に突出してい
る。なお、スプリング13はセンタドリル9に挿入さ
れ、一端がホ―ルソ―取付け部5の上面に固定される固
定端で、他端が自由端で、穿孔中のブランク(抜きカ
ス)を排除する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ホ―ルソ―
3はその穿孔径が多種類であると共に、刃物の有効長
さ、センタドリル9の長さ、シャンク7の形状等の異な
る多種類のホ―ルソ―取付け金具1を常備する必要があ
って、その取扱いが面倒である等の問題があった。
【0006】従って、ホ―ルソ―3と取付け金具1との
結合・分解が簡単な脱着装置が考慮されていたが、部品
数が多く、組立てが複雑で、結合・分解が困難である等
の問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を改善するた
めに、穿孔径が多種類であると共に、刃物の有効長さ、
センタドリルの長さ、シャンクの形状等の異なるにも拘
らず、その構成が簡単で、分解・組立てが容易で、その
交換が簡単で、その取扱いが容易なホ―ルソ―脱着装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述のごとき問題に鑑み
て、本発明は、外周面に傾斜面を形成した傾斜リングの
中央部にねじ部を突出して設け、このねじ部に設けた内
ねじにシャンクのねじ部をねじ込み、上記傾斜リングの
前記ねじ部を挿入した内孔を備えた本体リングに、前記
傾斜リングの傾斜面と対向して設けられかつ上記傾斜面
によって外方向に拡げられることによってホールソーの
円筒部の内面を保持するための複数の突起片を設け、前
記傾斜リングの前記ねじ部に設けた外ねじに、前記本体
リングを押すための操作リングを螺合して設け、かつ前
記ホールソーの円筒部に設けた切り欠き部と係合して回
り止めする回り止め部材を前記傾斜リングに設けた構成
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施形態の概略構成図、
図2は図1の展開図を示す。図1および図2において、
ホ―ルソ―脱着装置15は、主として固定金具17と、
本体リング19と、操作リング21およびシャンク22
とから構成されている。
【0011】固定金具17は、外周に下向きの傾斜面2
3aを形成する傾斜リング23と、この傾斜リング23
の中央部より下向きに突出し外周に外ねじ25aと、内
周に内ねじ25bとを設けたねじ部25および傾斜リン
グ23の傾斜面23aに設けられ挿入されるホ―ルソ―
3の回り止め部材である回り止めピン27および上方向
より挿着され、穿孔の際のセンタガイドをするセンタガ
イドピン29とからなる。また、ねじ部25の外周に
は、キ―25cが設けられている。
【0012】なお、ホ―ルソ―3は、円筒部3bの切欠
け部3cが回り止めピン27に挿入され、回り止めされ
ている。さらに、センタガイド部材29には、図3に示
すように中央部付近に右捩れもしくは左捩れのスパイラ
ル状部29aが設けられ、その捩れ方向によりブランク
(切りカス)排出用もしくは回収用を区別するものであ
る。末端部の面取り部29bが固定金具17のねじ部2
5に図示省略の止めねじにより固定される。
【0013】本体リング19は、傾斜リング23の傾斜
面23aと対向して設けられた複数の突起部材である突
起片31を有し、またねじ部25のキ―25cと係合し
て回り止めされるキ―溝37を内孔19aに有し、固定
金具17のねじ部25に下方向より挿入自在とする。こ
の突起片31の内側傾斜部31aの角度は、固定金具1
7の傾斜リング23の傾斜面23aより緩やかで、突起
片31を拡げ易くしている。また、突起片31の溝33
は、固定金具17の回り止め部材である回り止めピン2
7より多少大きくして、嵌め易く、対角線上の2箇所に
設けられている。
【0014】各突起片31の間には複数の溝33aが設
けられ、突起片31を拡げ易くするもので、この溝33
aの幅は溝33の幅より狭くされている。また、突起片
31の外側小突起31aはホ―ルソ―3の内面に特別な
溝等の保持手段を設けることなく、固定し得るものであ
る。なお、突起片31の内側には、溝31bが設けら
れ、突起片31を拡げ易くしている。
【0015】操作リング21は、外周面21aにロ―レ
ットを設けることにより、手動操作をやり易くしてい
る。なお、内ネジ21bは固定金具17の外ねじ25a
と螺合して捻じ込み、本体リング19を押し上げ、固定
金具17の傾斜リング23により、突起片31を外方向
に開口させ、突起片31の外周に挿入されているホ―ル
ソ―3の内面を保持するものである。
【0016】従って、固定金具17の外ネジ25aを、
ネジ部25の外径にねじ切りされた多条ねじとし、操作
リング21の内ネジ21bも外ネジ25aと同一寸法の
多条ねじとすることにより、平行な締め付けが容易とな
る。また、固定金具17の内ねじ25bは、外ねじ25
aとは異なるねじ切りとし、シャンク22の外ねじ22
aは内ねじ25bと同一寸法のねじとする。
【0017】ホ―ルソ―3の切り欠き部3cは対角線上
に2箇所設けられ、ホ―ルソ―3と固定金具17および
本体リング19とを組み合せたときに、回り止めピン2
7は切り欠き部3cと係合して回り止めとなる。
【0018】以上のように、ホ―ルソ―脱着装置1の組
立ては、固定金具17を固定し、ねじ部25を本体リン
グ19に挿入し、その際回り止めピン27に溝33を合
せて回り止めとする。固定金具17のねじ部25を本体
リング19に挿入し、ねじ部25の外ねじ25aに操作
リング21をねじ込むが、固定金具17と本体リング1
9とを自由状態で止めて、ねじ部25の内ねじ25bに
シャンク22のねじ部22aをねじ込んでおけばよい。
【0019】次に、ホ―ルソ―3の交換には、ホ―ルソ
―3の切り欠き部3cを回り止めピン27に合せて、本
体リング19に嵌め込み、操作リング21をねじ込ん
で、固定金具17により本体リング19の突起片31が
均等に拡がり、ホ―ルソ―3の芯出しをして固定するも
のである。
【0020】このように、本発明のホ―ルソ―脱着装置
1は、部品数が少なくて部品管理が容易で、その組立も
簡単である。また、繰返しホ―ルソ―3を交換しても、
その芯出しが容易である。従って、ホ―ルソ―3の種類
のみでなく、有効長さ、ドリル長さ、シャンクの種類等
の相違にも、簡単に交換可能なホ―ルソ―脱着装置15
である。
【0021】また、ホ―ルソ―3による穿孔の際に、セ
ンタガイド部材、本実施例ではセンタガイドピン29に
右もしくは左ねじれのスパイラル部29aを設け、その
ねじれ方向によって、ブランク排出用または回収用と区
別するものである。一穿孔・一排出でなく、穿孔中ホ―
ルソ―3内に回収することが可能となり、複数回の穿孔
作業がブランク排除を考慮せず、穿孔作業の能率化が可
能である。
【0022】なお、本発明は、上記実施例に限定するも
のではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他の
態様においても実施することが可能である。
【0023】
【発明の効果】上記説明ですでに明らかなように、本発
明によれば、従来技術の問題点が容易に解決され、穿孔
径が多種類であると共に、刃物の有効長さ、センタドリ
ルの長さ、シャンクの形状等の異なるにも拘らず、刃物
の芯出しが容易で、その交換が簡単で、部品点数が少な
く、その取扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成図である。
【図2】図1の展開図である。
【図3】図1のセンタガイドピンの概略構成図である。
【図4】従来のホ―ルソ―取付金具である。
【符号の説明】
15 ホ―ルソ―脱着装置 17 固定金具 19 本体リング 22 シャンク 23 傾斜リング 25 ねじ部 27 回り止めピン 29 センタガイドピン 29a スパイラル部 31 突起片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に傾斜面(23a)を形成した傾
    斜リング(23)の中央部にねじ部(25)を突出して
    設け、このねじ部(25)に設けた内ねじ(25b)に
    シャンク(22)のねじ部(22a)をねじ込み、上記
    傾斜リング(23)の前記ねじ部(25)を挿入した内
    孔(19a)を備えた本体リング(19)に、前記傾斜
    リング(23)の傾斜面(23a)と対向して設けられ
    かつ上記傾斜面(23a)によって外方向に拡げられる
    ことによってホールソー(3)の円筒部(3b)の内面
    を保持するための複数の突起片(31)を設け、前記傾
    斜リング(23)の前記ねじ部(25)に設けた外ねじ
    (25a)に、前記本体リング(19)を押すための操
    作リング(21)を螺合して設け、かつ前記ホールソー
    (3)の円筒部(3b)に設けた切り欠き部(3c)と
    係合して回り止めする回り止め部材(27)を前記傾斜
    リング(23)に設けたことを特徴とするホールソー脱
    着装置。
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WO2008056399A1 (fr) * 2006-11-06 2008-05-15 Kabushiki Kaisha Miyanaga Dispositif de montage de tige

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