JP2000198999A - 硬表面防汚抗菌洗浄剤組成物 - Google Patents

硬表面防汚抗菌洗浄剤組成物

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JP2000198999A JP10373766A JP37376698A JP2000198999A JP 2000198999 A JP2000198999 A JP 2000198999A JP 10373766 A JP10373766 A JP 10373766A JP 37376698 A JP37376698 A JP 37376698A JP 2000198999 A JP2000198999 A JP 2000198999A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬表面に付着するライムスケール、ケイ酸ス
ケールなど水道水に起因する汚れ、糞便、尿など排泄物
に起因する汚れ、皮脂等人体の代謝物に起因する汚れ及
び黒スス等排気ガス由来の汚れを防止すると共に、抗菌
作用を発揮せしめることにより微生物による汚染を防い
で硬表面状態を常に清潔に保つことができる硬表面防汚
抗菌洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 (A)下記一般式(I)で表されるモノ
高級アルキル第四級アンモニウム型カチオン性界面活性
剤と、 【化1】 (B)カチオン系殺菌剤と、(C)親水性シリコーンと
を含有することを特徴とする硬表面防汚抗菌洗浄剤組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬表面に付着する
ライムスケール、ケイ酸スケールなど水道水に起因する
汚れ、糞便、尿など排泄物に起因する汚れ、皮脂等人体
の代謝物に起因する汚れ及び黒スス等排気ガス由来の汚
れを防止すると共に、抗菌作用を発揮せしめることによ
り微生物による汚染を防いで硬表面状態を常に清潔に保
つことができる硬表面防汚抗菌洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、我々の身のまわりの住宅機器
は、その表面状態及びその使用場面に応じて様々な汚れ
が付着する。例えば、トイレ空間における水洗便器など
の陶器表面は、親水性であるため、水道水に由来する汚
れが付きやすくなっている。
【0003】具体的には、陶器製の水洗便器の水溜まり
部の界面や、水洗便器、手洗い器及び洗面所の水洗水が
流入する部分に黒色又は茶褐色の汚れが付着する。これ
らの汚れは、水道水中に含まれるケイ酸が乾燥、付着を
繰り返しケイ酸スケールとして形成されるものであり、
水道水中のカーボンが混じった場合には黒色に、また、
水道水中の鉄分が混入した場合には茶褐色になり、夫々
目立った汚れとなっている。
【0004】更に、便座、特に電気機器である温水洗浄
便座或いは床材などに用いられる樹脂類の表面は一般的
に疎水性であるため、空気中に浮遊するススなどの疎水
的な汚れを呼び込み樹脂類の表面に付き、樹脂表面が黒
くくすんだ状態となる。これらの汚れは、長い時間をか
けて形成されるため、一旦付着すると強酸、強アルカ
リ、漂白剤などの化学物質を用いても除去することは困
難であり、除去できたとしても多大な労力がかかった
り、除去の際に傷など披洗物に損傷を与えてしまう危険
性が高いものとなる。また、トイレ、浴室、キッチンな
どにおいては、糞便・尿など人体排泄物由来の汚れ、或
いは石鹸カス、皮脂、食べ物の付着や、細菌・カビなど
の微生物の繁殖を促し、不快臭の発生などにより不衛生
な状態となり、好ましい住環境ではないと考えられる。
【0005】一方、近年女性の社会進出の増加、高齢
化、清潔意識の向上などにより消費者の掃除に対する意
識変化が起こり、掃除の簡便化、掃除時間の短縮化を含
めた易洗浄化が望まれ、それを達成するために汚れが付
きにくくなる防汚の技術の開発が望まれている。それと
同時に近年、微生物による食中毒などによる被害の拡大
から住環境における微生物の繁殖を抑制できる抗菌、除
菌も望まれている。よって、住居用洗浄剤を考えた場
合、ひとつの洗浄剤で種々の使用場面において防汚と抗
菌を同時に達成できる洗浄剤の開発が望まれている。
【0006】他方、従来の技術において、例えば、防汚
に関しては、特開昭61−157591号公報において
は、陶器表面のケイ酸スケールを抑制する技術が知られ
ており、また、抗菌に関しては、特開平7−53995
号公報において、カチオン系殺菌剤と金属キレート剤の
組み合わせによりそれぞれ個別の機能を発現した組成物
に関するものが知られている。しかしながら、種々の住
宅機器の材質に対応できる防汚と抗菌を同時に達成でき
る商品及び技術は未だ無いのが現状であり、防汚と抗菌
を同時に達成できる硬表面洗浄剤組成物が望まれてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題及び現状等に鑑み、これを解消しようとするも
のであり、カチオン界面活性剤とカチオン系殺菌剤の存
在下において両成分の有効性を十二分に発揮させるべ
く、更に親水性シリコーンを共存させることにより各種
の硬質表面において防汚性及び抗菌性の活性を低下させ
ることなく、しかも、硬質表面に光沢や艶を付与するこ
とのできる硬表面防汚抗菌洗浄剤組成物を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のカチオン界
面活性剤、カチオン系殺菌剤並びに親水性シリコーンを
組み合わせれば、カチオン界面活性剤の防汚性、並びに
カチオン系殺菌剤の抗菌性を維持したまま、しかも、洗
浄の際に硬質表面に光沢、艶を付与することのできる硬
表面防汚抗菌洗浄剤組成物が得られることを見い出し、
本発明を完成するに至ったのである。すなわち、本発明
の硬表面防汚抗菌洗浄剤組成物は、(A)下記一般式
(I)で表されるモノ高級アルキル第四級アンモニウム
型カチオン性界面活性剤と、
【化2】 (B)カチオン系殺菌剤と、(C)親水性シリコーンと
を含有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の硬表面防汚抗菌洗浄剤組成物
は、(A)下記一般式(I)で表されるモノ高級アルキ
ル第四級アンモニウム型カチオン性界面活性剤と、
【化3】 (B)カチオン系殺菌剤と、(C)親水性シリコーンと
を含有することを特徴とするものである。
【0010】本発明で用いる(A)成分の上記一般式
(I)で表されるモノ高級アルキル第四級アンモニウム
型カチオン性界面活性剤(以下、単に「カチオン性界面
活性剤」という)としては、具体的には、オクチルトリ
メチルアンモニウムクロリド、デシルトリメチルアンモ
ニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロ
リド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、パ
ルミチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリル
トリメチルアンモニウムクロリド及びこれらに相当する
ブロミド、ヨージドを挙げられる。このほか、R2、R3
がメチル基で、R4がヒドロキシエチル基又はベンジル
基のもの、例えば、ラウリルジメチルベンジルアンモニ
ウムクロリド、パルミチルジメチルヒドロキシエチルア
ンモニウムクロリド、X-がアルキル硫酸残基のもの、
例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムメチルサルフ
ェート、ステアリルトリメチルアンモニウムエチルサル
フェートなどを用いることができる。また、必要に応じ
て、以上のカチオン性界面活性剤を1種又は2種以上の
ものを混合して用いることもできる。例えば、牛脂トリ
メチルアンモニウムクロリド、椰子トリメチルアンモニ
ウムクロリドなどを用いることもできる。
【0011】上記(A)成分のカチオン性界面活性剤の
配合量としては、組成物全量に対して、0.001〜2
0重量%、好ましくは0.01〜10重量%とするのが
望ましい。配合量が0.001重量%未満であると、抗
菌、除菌性能が低下となり、また、20重量%を越える
と、防汚性能が低下となり、好ましくない。
【0012】本発明に用いる(B)成分のカチオン系殺
菌剤としては、例えば、塩化ジデシルジメチルアンモニ
ウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩
化セタルコニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ドデ
シルピリジニウム、3−メトキシシリルプロピルジメチ
ルオクタデシルアンモニウムクロリド、アイオネン(ポ
リ〔ポリメチレン(ジメチルイミニオ)クロライ
ド〕)、ポリオキシアルキレンアンモニウム(ポリ〔オ
キシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチル
イミニオ)エチレンジクロライド〕、アルキルジ(アミ
ノエチル)グリシン、オクタデシルアミン酢酸塩、クロ
ルヘキシジン、グルコン酸クロロヘキシジン、1,1’
−(ヘキサメチレン ビス(5−(4−クロロフェニ
ル)バイグアニド)ジグルコネイトなどが挙げられ、こ
れらは1種又は2種以上のものを混合して用いることも
できる。カチオン系殺菌剤の配合量としては、組成物全
量に対して、0.001〜20重量%、好ましくは0.
01〜10重量%とするのが好ましい。配合量が0.0
01重量%未満であると、抗菌、除菌性能が低下とな
り、また、20重量%を越えると、防汚性能が低下とな
り、好ましくない。
【0013】本発明に用いる(C)成分の親水性シリコ
ーンとしては、例えば、エチレンオキシドで変性したポ
リシロキサン類、シリコーングラフト共重合体が挙げら
れ、これらは単独で又は2種以上混合して用いることが
できる。これらの親水性シリコーンは、表面改質剤とな
るものである。エチレンオキシドで変性したポリシロキ
サン類としては、例えば、下記一般式(II)で表される
ジメチルシロキサンとメチル(ポリオキシエチレン/ポ
リオキシプロピレン)シロキサンの共重合体が挙げられ
る。
【化4】
【0014】また、シリコーングラフト共重合体として
は、例えば、下記構造式(III)で表されるモノマー
(a)と、下記構造式(IV)で表されるモノマー(b)
と、下記構造式(V)で表されるモノマー(c)と、カ
ルボン酸基含有水溶性ビニルモノマー(d)とからな
り、上記モノマー(a)の合計含有量が0.1〜50重
量%、上記モノマー(b)の含有量が0.1〜50重量
%、上記モノマー(c)の含有量が51〜90重量%及
び上記モノマー(d)の含有量が10〜49重量%であ
り、上記モノマー(a)とモノマー(b)との重量比
[a]/[b]が0.05〜20及び上記モノマー
(b)とモノマー(c)の重量比[b]/[c]が0.
01〜0.5である水溶性又は水分散性共重合体からな
るものが挙げられる。
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】上記シリコーングラフト共重合体は、前記
モノマー(a)〜(d)を含有するシリコーン系共重合
体からなるものである。前記モノマー(a)は、上記構
造式(III)で表される1種又は平均分子量が異なる2
種以上のシリコーン系モノマーである。上記構造式(II
I)において、R6は、エーテル基を含有していてもよい
炭素数1〜6、好ましくは、1〜4の2価脂肪族基を示
す。この場合、脂肪族基に含まれていてもよいエーテル
基(−O−)は、1つ又は複数であることができる。こ
のような2価脂肪族基には、鎖状又は環状のアルキレン
基が包含され、その具体例としては、メチレン、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン、ヘキシレンの他、−CH2
OCH2−、−C36O−C34、−CH2OCH2OC
2−等が挙げられ、jは0〜500、好ましくは20
〜300の数である。
【0019】R7は、炭素数2〜30、好ましくは2〜
18の脂肪族基、芳香族基、ヒドロキシル基又は炭素数
1〜22、好ましくは1〜18の含フッ素アルキル基を
示す。前記脂肪族基は、鎖状又は環状のアルキル基であ
ることができる。前記芳香族基には、アリール基及びア
リールアルキル基が包含される。アリール基には、ベン
ゼンやトルエン等の単環芳香族化合物から誘導される基
の他、ナフタレン等の縮合多環芳香族化合物から誘導さ
れる基及びビフェニルやビフェニルアルカン等の鎖状多
環芳香族化合物から誘導される基が包含される。前記ア
ルキル基の具体例としては、エチル、プロピル、ブチ
ル、ヘキシル、オクチル、ドデシル、オクタデシル、ノ
ナデシル、シクロヘキシル等が挙げられる。前記芳香族
基の具体例としては、フェニル、トリル、ナフチル、ベ
ンジル等が挙げられる。前記含フッ素アルキル基の具体
例としては、前記各種アルキル基において、その水素原
子の1つ又は複数をフッ素原子で置換したものが挙げら
れる。特に好ましい含フッ素アルキル基としては、パー
フルオロメチル、パーフルオロエチル、パーフルオロブ
チル、パーフルオロドデシル、パーフルオロオクタデシ
ル等のパーフルオロアルキル基を挙げることができる。
【0020】前記モノマー(b)は、上記構造式(IV)
で表されるアクリレート系モノマーである。前記構造式
(IV)において、そのR12の具体例としては、前記R6
に関して示したものが挙げられる。R13は炭素数1〜1
1、好ましくは1〜3の2価脂肪族基である。そのR13
の具体例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、
ブチレン、ヘキシレン、オクチレン等が挙げられる。M
はsp値(溶解度パラメータ)が8.2〜10.4(c
al/cm31/2、好ましくは8.2〜9.0(cal
/cm31/2のラジカル重合性モノマーである。このよ
うなモノマーとしては、スチレン、酢酸ビニル、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチル等であり、特にスチレン、メ
タクリル酸メチル、アクリル酸ブチル等が挙げられる。
ラジカル重合性モノマーのSP値(溶解度パラメータ
ー)とは、溶解性を議論するための半経験的に用いられ
る相互作用パラメーターである〔詳しくは、例えば「溶
剤ポケットハンドブック」有機合成協会編p.11〜
p.41(1967)オーム社、「高分子データハンド
ブック」基礎編(p.591〜p.593高分子学会編
(1986)培風館〕。Mの重合度を示すqは、10〜
100、好ましくは10〜60である。
【0021】前記モノマー(c)は、上記構造式(V)
で表されるオキシアルキレン系モノマーである。前記構
造式(V)において、そのR15の炭化水素基の具体例と
しては、メチル、エチル、プロピル、ブチルが挙げられ
る。gの数は4〜50、好ましくは4〜30の数であ
る。
【0022】前記モノマー(d)は、カルボン酸基を含
有する水溶性ビニルモノマーである。その具体例として
は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール
酸、イタコン酸等が挙げられる。特に好ましいものは、
アクリル酸及び/又はメタクリル酸である。
【0023】本発明で用いる表面改質剤となる前記シリ
コーングラフト共重合体は、前記モノマー(a)〜
(d)を必須成分として含有するものであるが、必要に
応じ、更に他のモノマー(e)を含有することができ
る。このモノマー(e)としては、例えば、(メタ)ア
クリルアミド、ビニルピロリドン、直鎖状又は分岐鎖状
の炭素数1〜18のアルコールと(メタ)アクリル酸と
のエステル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)ア
クリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ジメチル
アミノエチル、スチレン等が挙げられる。なお、前記
(メタ)アクリルアミドは、アクリルアミド及び/又は
メタクリルアミドを意味し、(メタ)アクリル酸は、ア
クリル酸及び/又はメタクリル酸を意味する。
【0024】本発明において表面改質剤として用いる前
記共重合体において、その1種又は平均分子量が異なる
2種以上のシリコーン系モノマー(a)の合計含有量は
0.1〜50重量%、好ましくは、1〜30重量%であ
る。また、上記モノマー(a)の比率が0.1重量%未
満では、親水性表面を疎水性表面に変える効果が乏し
く、50重量%を越えると、共重合体が界面活性剤水溶
液に溶けない場合がある。上記モノマー(b)の含有量
は、0.1〜50重量%、好ましくは、1〜30重量%
である。0.1重量%未満では、表面特性を変える効果
が乏しく、50重量%を越えると界面活性剤水溶液に溶
けない場合がある。上記モノマー(c)の含有量は、5
1〜90重量%、好ましくは、51〜70重量%であ
る。51重量%未満では、疎水性表面を親水性表面に変
える効果が乏しく、90重量%を越えると、親水性表面
を疎水性表面に変える効果が乏しい場合がある。上記モ
ノマー(d)のカルボン酸基を有する水溶性のビニルモ
ノマーの含有量は、10〜49重量%、好ましくは、3
0〜49重量%である。10重量%未満では、界面活性
剤に溶けない場合があり、49重量%を越えると、洗浄
対象である硬表面の表面特性を変える効果が十分に得ら
れない場合がある。
【0025】そして、本発明の場合、上記モノマー
(b)に対するモノマー(a)、及び上記モノマー
(c)の比率も重要であり、上記モノマー(a)と、上
記モノマー(b)の重量比(〔a〕/〔b〕は、0.0
5〜20、好ましくは、0.1〜10、特に、好ましく
は、1〜10である。また、上記モノマー(b)とモノ
マー(c)の重量比〔b〕/〔c〕は、0.01〜0.
5、好ましくは、0.02〜0.3、特に好ましくは、
0.03〜0.3である。これらの比率が前記夫々の範
囲を外れた場合は、十分に硬表面の特性を変化させる能
力に乏しいこととなる。
【0026】本発明で用いる上記共重合体の分子量は、
特に限定されないが、通常、重量平均で5000〜10
0万、好ましくは、1万〜50万の範囲のものが望まし
い。また、本発明で用いる上記共重合体において、その
モノマー(d)に含まれるカルボン酸基は、通常その一
部又は全部が中和された塩の形である。この中和には、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の
水酸化物や、アンモニア、アルカノールアミン、アルキ
ルアルカノールアミン等のアミン類を用いることができ
る。
【0027】また、本発明において、シリコーングラフ
ト共重合体としては、オルガノシロキサンポリマーを含
有する第1の側鎖と、水溶性及び/又はアルコール可溶
性ポリマーを含有する第2の側鎖とを含有する重合平均
分子量が1万〜500万の範囲の親水性共重合体からな
り、該共重合体中に、オルガノシロキサンポリマー含有
率が0.1〜90重量%及び水溶性及び/又はアルコー
ル可溶性ポリマーの含有率0.01〜90重量%の範囲
にあることを特徴とするシリコングラフト共重合体を好
適に用いることができる。より具体的には、特開平7−
243173号公報、特開平7−69828号公報、特
開平8−183826号公報、特開平10−17601
9号公報に記載されている重合方法により製造されたシ
リコーングラフト共重合体を用いることができる。具体
的には、オルガノポリシロキサン鎖を有するビニル系モ
ノマー(1)のうち1種或いは2種以上、及び/又はア
ルコール可溶性ポリマー鎖を有するビニル系モノマー
(2)のうち1種又は2種以上、及び親水性ビニル系モ
ノマー1種又は2種以上(親水性ビニル系モノマーとし
て非イオン性ビニル系モノマー(3)及び/又は塩形成
基を有するビニル系モノマー(4))を用いて製造され
るシリコーングラフト共重合体を好適に用いることがで
きる。
【0028】好ましくは、上記ビニル系モノマー(1)
〜(4)の内、モノマー(1)及びモノマー(3)及び
/又はモノマー(4)を必須成分として構成される親水
性シリコングラフト共重合体を用いることができる。特
に好ましくは、モノマー(1)が共重合体中、0.01
〜30重量%、モノマー(2)が共重合体中、0.01
〜20重量%、モノマー(3)が共重合体中、1〜80
重量%、モノマー(4)が共重合体中、20〜99重量
%からなるモノマー混合物をラジカル重合開始剤の存在
下で有機溶媒中で溶液重合させて、得られた共重合体溶
液に、必要に応じて添加された中和剤の存在下で、水を
添加し、有機溶剤を留去することにより得られる親水性
シリコーングラフト共重合体を用いることができる。
【0029】これらの親水性シリコーンの配合量として
は、組成物全量に対して、0.001〜30重量%、好
ましくは,0.01〜10重量%とするのが望ましい。
配合量が0.001重量%未満であると、防汚性能が低
下となり、また、30重量%を越えると、抗菌、除菌性
能が低下となり、好ましくない。
【0030】本発明の硬質表面防汚抗菌洗浄剤組成物
は、上記(A)成分〜(C)成分を必須構成成分とし、
残部は基本的には、水(精製水、イオン交換水等)及び
/又は水溶性溶剤よりなるが、必要に応じて、本発明の
効果を損なわない範囲で更にノニオン界面活性剤、アニ
オン界面活性剤、両性界面活性剤、キレ−ト剤、pH調
整剤等を配合することができる。
【0031】本発明の硬質表面防汚抗菌洗浄剤組成物の
使用可能なpHとしては、2から12、好ましくは、5
から9、更に好ましくは、6から8の範囲である。この
pH範囲を超えると、該両親媒性グラフト共重合体中の
エステル結合の加水分解が進行し、経時保存での安定
性、性能の維持に問題が生じる。
【0032】キレート剤として、例えば、クエン酸、リ
ンゴ酸、グリコール酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、
ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジエチレ
ントリアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、トリエチ
レンテトラミンヘキサ酢酸、ホスホン酸、マレイン酸、
ポリアクリル酸、イソアミレン・マレイン酸コポリマ
ー、ケイ酸、グルコン酸、イミジノ酢酸及びこれらの塩
から選ばれる1種または2種以上を選択して用いること
ができる。
【0033】また、pH調整剤として脂肪族アミン、モ
ルホリン、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、苛性ソーダ、苛
性カリ、ケイ酸ソーダ、炭酸ソーダなどのアルカリ性物
質を配合することができる。更に、組成物の保存安定性
を維持する目的でエタノール、プロパノール、イソプロ
パノールなどの低級アルコール、p−トルエンスルホン
酸ソーダなどの低級アルキルベンゼンスルホン酸塩、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブチルカル
ビトール、グリセリン、ポリグリセリンなどのハイドロ
トロープ剤が配合可能である。また、BHT(2,6−
ジ第3ブチル−p−クレゾール)、BHA(ブチルヒド
ロキシアニソール)、α−トコフェロールなどの抗酸化
剤、防腐剤、色素、香料、紫外線吸収剤、塩類、増粘
剤、減粘剤等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配
合することができる。
【0034】本発明の硬表面防汚抗菌洗浄剤組成物は、
通常の方法により、例えば、各成分を混合配合すること
により製造することができ、水溶液状、固形状、水性分
散液などの各種剤型とすることができる。また、本発明
の硬表面防汚抗菌洗浄剤組成物は、各種の固体表面に適
用することができ、この適用により、その固体表面の特
性を変化させることができる。この場合の固体表面とし
ては、陶器、ガラス、石、コンクリート、金属、木材、
紙、繊維、樹脂、毛髪、皮膚、爪等の表面を挙げること
ができる。更に具体的には、各種の住居用洗剤、例え
ば、お風呂用洗剤、トイレ用洗剤、洗面所用洗剤、台所
用洗剤、床用洗剤、窓ガラス用洗剤、車用洗剤又は衣類
用洗剤、洗顔剤などに好適に用いることができる。
【0035】このように構成される本発明の硬表面防汚
抗菌洗浄剤組成物は、上記(A)成分〜上記(C)成分
の新規な組み合わせにより、上記一般式(I)で表され
るカチオン界面活性剤の防汚性、並びに、カチオン系殺
菌剤の抗菌性を維持したまま、かつ、洗浄の際に硬質表
面に光沢、艶を付与することのできるものとなる(この
点に関しては更に実施例などで詳述する)。
【0036】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるもの
ではない。
【0037】〔実施例1〜11、比較例1〜4〕親水性
シリコーンとして、下記モノマーa〜d成分及び下記表
1の組成からなるシリコーングラフト共重合体を使用し
た。
【0038】
【化8】
【0039】
【表1】
【0040】上記表1等の組成となるシリコーングラフ
ト共重合体を使用し、下記表2に記載の配合組成となる
洗浄剤組成物について、下記評価法により防汚性(スケ
ール形成抑制能、糞便付着抑制能及び帯電防止能)、抗
菌性、つや・光沢について各々評価した。これらの結果
を下記表2に示す。
【0041】(1)防汚性の評価法 スケール形成抑制 清浄なタイル(10cm×10cm)に対し、試料〔洗
浄剤組成物(原液)、以下同様〕0.4mlで洗浄処理
し、更に水道水でかるくすすぎ、一定の水道水を入れた
試験槽の中に立てかけた。次いで、室温下にて、20時
間放置し、喫水面にてスケールが形成されるか否かにつ
いて目視により下記評価基準で評価した。 評価基準: ○:スケ−ルが全く付着しない。 △:部分的にスケ−ルが付着する。 ×:喫水部全面にスケ−ルが付着する。
【0042】糞便付着抑制 実際に家庭で使われている便器で、日常的に使用された
状態において便付着のしにくさを評価した。すなわち、
10名のパネラーにより2週間の使用テストを行い、用
便時の便付着について下記評価基準でテストを行った。 評価基準: ◎:便付着は全く起こらなかった。 ○:使用前と比較して便付着が大幅に減少した。 △:使用前と比較して便付着はやや減少した。 ×:使用前と便付着を変わらず起こった。
【0043】帯電防止能測定(比表面抵抗値測定) 帯電防止能は、10cm×10cmの軟質塩化ビニル板
に試料0.4mlを塗布し、ティッシュペーパーで拭き
取り乾燥後、25℃、湿度40%環境下に於ける比表面
抵抗値を測定した。各種樹脂板の比表面抵抗値を三菱油
化(株)製Hiresta Model HT-210を用いて評価した。評
価基準は、以下のとおりである。なお、未処理の各種樹
脂板の表面比抵抗値は1014Ω以上であった。 評価基準: ◎:比表面抵抗値が108Ω以下 ○:比表面抵抗値が108〜1010Ω △:比表面抵抗値が1011〜1013Ω ×:比表面抵抗値が1014Ω以上
【0044】(2)抗菌性評価 大腸菌(Escherichia coli IF03301)及び黄色ブドウ球
菌(Staphylococus aureus FDA209P)に対する抗菌性に
ついて評価した。すなわち、披験菌をSCDLP寒天培
地(栄研化学(株)製)にて前培養した菌(約109
/ml)0.1mlを試料5.0mlに添加し、30秒
後の試料液を適宜希釈しながら1/20普通ブイヨン培
地に塗布し、30℃、24時間後の菌数を測定し、生菌
数変化から殺菌率を算出した。
【0045】(3)つや・光沢評価 10cm×10cmの陶器タイル(INAX製)に試料
0.4mlを塗布、水洗後、処理前後の表面状態を観察
した。10名のパネラーにより評価を行った。尚、評価
基準は以下のとおりである。 評価基準: ○:つや光沢が大いに付与された。 △:つや光沢がやや付与された。 ×:処理前とつや光沢に変化なし。
【0046】
【表2】
【0047】上記表2の結果から明らかなように、本発
明となる実施例1〜11は、本発明範囲外となる比較例
1〜4に較べて、防汚性(スケール形成抑制能、糞便付
着抑制能及び帯電防止能)に優れ、かつ、優れた抗菌性
を有し、しかも、優れたつや・光沢を付与することがで
きる洗浄剤組成物、すなわち、硬表面防汚抗菌洗浄剤組
成物となることが判明した。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、硬表面に付着するライ
ムスケール、ケイ酸スケールなど水道水に起因する汚
れ、糞便、尿など排泄物に起因する汚れ、皮脂等人体の
代謝物に起因する汚れ及び黒スス等排気ガス由来の汚れ
を防止すると共に、抗菌作用を発揮せしめることにより
微生物による汚染を防いで硬表面状態を常に清潔に保つ
ことができる硬表面防汚抗菌洗浄剤組成物が提供され
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(I)で表されるモノ
    高級アルキル第四級アンモニウム型カチオン性界面活性
    剤と、 【化1】 (B)カチオン系殺菌剤と、(C)親水性シリコーンと
    を含有することを特徴とする硬表面防汚抗菌洗浄剤組成
    物。
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