JP7329976B2 - トイレ便器用コーティング剤 - Google Patents

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Description

本発明は、トイレ便器の表面に対して優れた防汚効果を付与できるトイレ便器用コーティング剤に関する。
家庭や商業施設等において、トイレを衛生的な状態に保つことは、居住者や使用者等の健康維持はもちろん、快適で気分よく生活する上で重要である。従来、トイレを衛生的な状態にする製品の一つとして、トイレ用洗浄剤が開発され使用されている。しかしながら、トイレ用洗浄剤では、トイレ便器の表面に糞便汚れが付着し難くなる効果(防汚効果)の点では限界がある。そこで、従来、トイレの便器の表面をコーティングすることにより、防汚効果を付与することが検討されている。
従来、金属、ガラス、陶器等の硬質表面に対して防汚効果を付与する方法としては、撥水化処理、及び親水化処理が知られている。
撥水化処理は、硬質表面に撥水性を付与することにより、水分を含む汚垢を反発させることにより付着し難くすることができる。このような撥水化処理は、衣類、自動車の塗装面等に広く適用されているが、トイレ便器の撥水処理への使用も検討されている。例えば、特許文献1には、フッ素系両新媒性物質を使用することによって、トイレ便器を撥水化処理できることが開示されている。
一方、親水化処理は、硬質表面に親水性を付与することにより、硬質表面の水に対する接触角を低下させ、水分を含む汚垢を流れ易くすることにより付着し難くすることができる。このような親水化処理は、ガラスや鏡の防曇や帯電防止等に広く適用されているが、トイレ便器の親水化処理への使用も検討されている。例えば、特許文献2には、特定のアセチレングリコールのアルキレノキサイド付加物を使用することによって、トイレ便器を親水化処理できることが開示されている。
しかしながら、糞便には、腸内細菌、油性物質、親水性物質等が混在しており、他の汚垢とは組成が著しく異なるため、従来の一般的な硬質表面に対する撥水化処理や親水化処理では、トイレ便器の糞便汚れに対する防汚効果は十分とはいえない。また、特許文献1及び2では、トイレ便器の表面処理によって防汚効果を付与できることが開示されているが、消費者ニーズの高まりに追従するために、防汚効果を向上させた処理剤の開発が望まれている。
特開2000-144177号公報 特開2006-307148号公報
本発明の目的は、トイレ便器の表面に対して、優れた防汚効果を付与できるトイレ便器用コーティング剤を提供することである。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを用いてトイレ便器をコーティングすることにより、糞便汚れに対して格段に優れた防汚効果を付与できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1.ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを含有する、トイレ便器用コーティング剤。
項2. ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを含有するコーティング剤を、トイレ便器の表面に接触させる、トイレ便器のコーティング方法。
項3. ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを含有する組成物の、トイレ便器用コーティング剤としての使用。
本発明によれば、トイレ便器の表面を特定構造のベタイン基含有親水性ポリマーでコーティングすることにより、糞便汚れに対して格段に優れた防汚効果を付与できるので、トイレ便器を衛生的な状態に保つことが可能になる。
1.トイレ便器用コーティング剤
本発明のトイレ便器用コーティング剤は、ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを含有することを特徴とする。以下、本発明のトイレ便器用コーティング剤について詳述する。
[ベタイン基含有親水性ポリマー]
本発明のトイレ便器用コーティング剤では、トイレ便器の表面をコーティングする成分として、ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを使用する。当該ベタイン基含有親水性ポリマーは、トイレ便器の表面に接触させると、シラノール基を介してトイレ便器の表面に付着してコーティングした状態になることにより、糞便汚れに対して格段に優れた防汚効果を付与する。
ベタイン基含有親水性ポリマーにおいて、前記単量体に含まれるベタイン基は、スルホベタイン基、カルボキシベタイン基、ホスホリルベタイン基等のいずれであってもよい。本発明において、ベタイン基とは、各ベタイン化合物から水素原子を1つ取り除いたベタイン残基を指す。ベタイン基含有親水性ポリマーでは、1種のベタイン基を有してもよく、2種以上のベタイン基を有していてもよい。
ベタイン基含有親水性ポリマーにおいて、繰返単位となるベタイン基を有する単量体の種類については、特に制限されないが、例えば、N-(メタ)アクリロイルアミノアルキル-N,N-ジメチルアンモニウムアルキル-α-スルホベタイン、N-(メタ)アクリロイルオキシアルキル-N,N-ジメチルアンモニウムアルキル-α-スルホベタイン、N-(メタ)アクリロイルオキシアルコキシアネルコキシ-N,N-ジメチルアンモニウムアルキル-α-スルホベタイン、N,N-ジ(メタ)アクリロイルオキシアルキル-N-メチルアンモニウムアルキル-α-スルホベタイン、N,N,N-トリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルアンモニウムアルキル-α-スルホベタイン、N-(メタ)アクリロイルオキシアルキル-N,N-ジメチルアンモニウムα-カルボキシルベタイン、N,N-ジ(メタ)アクリロイルオキシアルキル-N-メチルアンモニウムα-カルボキシルベタイン、N,N,N-トリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルアンモニウムα-カルボキシルベタイン等のベタイン基含有アクリル系単量体が挙げられる。ベタイン基含有親水性ポリマーの繰返単位として、これらのベタイン基含有アクリル系単量体を含む場合には、当該ベタイン基含有アクリル系単量体はラジカル重合によって共重合されていればよい。
ベタイン基含有親水性ポリマーにおいて、ベタイン基を有する単量体の構成モル数については、特に制限されないが、例えば、2以上が挙げられ、2~10000程度又は10~500程度であり得る。
ベタイン基含有親水性ポリマーにおいて、一方の末端を構成するシラノール基は、モノシラノール基(Si(OH)1)、ジシラノール基(=Si(OH)2)、トリシラノール基(-Si(OH)3)のいずれであってもよいが、便器表面への結合を強固にさせるという観点から、好ましくはジシラノール基又はトリシラノール基、更に好ましくはトリシラノール基が挙げられる。
ベタイン基含有親水性ポリマーの好適な具体例として、下記一般式(1)に示す化合物が挙げられる。
Figure 0007329976000001
一般式(1)において、nは、1~3の整数、好ましくは2又は3、更に好ましくは3を示す。
一般式(1)において、mは、(R2-R3)の繰返単位数であり、2以上を示し、2~10000程度又は10~500程度であり得る。mとして、好ましくは100~1000程度、より好ましくは300~500程度が挙げられる。
一般式(1)において、pは、メチレン基の数であり、0~10の整数、好ましくは1~5の整数、より好ましくは3を示す。
一般式(1)において、R1は、水素原子、炭素数1~5の低級アルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等)、又は炭素数1~5の低級アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等)を示す。
一般式(1)において、R2は、炭素数1~4のアルキレン基、又は下記一般式(2a)に示す基を示す。
Figure 0007329976000002
一般式(2a)において、R21は、水素原子、又はメチル基を示す。
一般式(2a)において、R22は、酸素原子、基-NH-、又は基-NR221-(R221は、炭素数1~4のアルキル基を示す)を示す。R22として、好ましくは酸素原子、又は基-NH-が挙げられる。
一般式(2a)において、R23は、単結合、炭素数1~4のアルキレン基、又は炭素数1~4のオキシアルキレン基を示す。R23として、好ましくは炭素数1~4のアルキレン基、更に好ましくは炭素数2又は3のアルキレン基が挙げられる。
一般式(1)において、R2が前記一般式(2a)に示す基である場合、前記一般式(2a)におけるR23がR3との結合した構造になる。
一般式(1)において、R3は、一般式(3a)に示すスルホベタイン基、一般式(3b)に示すカルボキシベタイン基、又は一般式(3c)に示すホスホリルベタイン基を示す。R3として、好ましくは、一般式(3a)に示すスルホベタイン基、又は一般式(3b)に示すカルボキシベタイン基が挙げられる。
Figure 0007329976000003
一般式(3a)において、R31及びR32は、同一又は異なって、水素原子、炭素数1~4のアルキル基、又はアルキル基の炭素数が1~4の(メタ)アクリロイルオキシアルキル基を示す。R31及びR32として、好ましくは炭素数1~4のアルキル基、更に好ましくはメチル基が挙げられる。
一般式(3a)において、R33は、炭素数1~4のアルキレン基、又は炭素数1~4のオキシアルキレン基を示す。R33として、好ましくは炭素数1~4のアルキレン基、より好ましくは炭素数3のアルキレン基が挙げられる。
一般式(3b)において、R34及びR35は、同一又は異なって、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基を示す。R34及びR35として、好ましくは炭素数1~4のアルキル基、更に好ましくはメチル基が挙げられる。
一般式(3b)において、R36は、炭素数1~4のアルキレン基を示す。R36として、好ましくは炭素数1又は2のアルキレン基、より好ましくはメチレン基が挙げられる。
一般式(3c)において、R37は、炭素数1~4のアルキレン基を示す。
一般式(3c)において、R38、R39及びR40は、同一又は異なって、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基を示す。
一般式(1)において、R4は、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基を示す。R4として、好ましくは水素原子が挙げられる。
一般式(1)において、Xは、硫黄原子、酸素原子、又は単結合を示す。Xとして、好ましくは硫黄原子が挙げられる。
前記ベタイン基含有親水性ポリマーの好適な例として、一般式(1)において、nが3;mが300~500程度;pが3;R2が前記一般式(2a)に示す基であって、R21が水素原子、R22が基-NH-、R23が炭素数3のアルキレン基;R3が一般式(3a)に示すスルホベタイン基であって、R31及びR32がメチル基、R33が炭素数3のアルキレン基; R4が水素原子;Xが硫黄原子である化合物が挙げられる。
また、前記ベタイン基含有親水性ポリマーの好適な他の例として、一般式(1)において、nが3;mが300~500程度;pが3;R2が前記一般式(2a)に示す基であって、R21がメチル基、R22が酸素原子、R23が炭素数2のアルキレン基;R3が一般式(3b)に示すカルボキシベタイン基であって、R34及びR35がメチル基、R36がメチレン基; R4が水素原子;Xが硫黄原子である化合物が挙げられる。
前記ベタイン基含有親水性ポリマーは、公知の合成方法によって得ることができる。また、前記ベタイン基含有親水性ポリマーとしては、例えば、商品名「LAMBIC-771W」、「LAMBIC-1000W」、「LAMBIC-400EP」(大阪有機化学工業株式会社)等として市販されており、本発明では、前記ベタイン基含有親水性ポリマーとして市販品を使用することができる。
本発明のトイレ便器用コーティング剤における前記ベタイン基含有親水性ポリマーの濃度については、後述する使用時の濃度を満たすように適宜設定すればよい。
例えば、本発明のトイレ便器用コーティング剤が、希釈されることなく、そのままトイレ便器の表面に適用される態様(以下、「非濃縮タイプ」と表記することもある)である場合には、本発明のイレ便器用コーティング剤における前記ベタイン基含有親水性ポリマーの濃度として、例えば0.000001~99重量%、好ましくは0.000002~30重量%、更に好ましくは0.00001~20重量%が挙げられる。
また、例えば、本発明のトイレ便器用コーティング剤が、水で希釈された後にトイレ便器の表面に適用される態様(以下、「濃縮タイプ」と表記することもある)である場合には、本発明のトイレ便器用コーティング剤における前記ベタイン基含有親水性ポリマーの濃度は、希釈後の濃度が前記非濃縮タイプにおける前記ベタイン基含有親水性ポリマーの濃度の範囲になるように、設定される希釈倍率に応じて適宜設定すればよい。本発明のトイレ便器用コーティング剤が濃縮タイプである場合、設定される希釈倍率としては、例えば、10~1000000倍程度、好ましくは100~500000倍程度、更に好ましくは1000~100000倍程度が挙げられる。
[その他の成分]
本発明のトイレ便器用コーティング剤は、前記ベタイン基含有親水性ポリマー以外に、他の添加剤や基剤を含んでいてもよい。このような添加剤や基剤としては、例えば、水、1価低級アルコール、多価アルコール、界面活性剤、漂白剤、香料、消臭剤、着色剤、可溶化剤、殺菌剤、キレート剤、増量剤、溶解性調整剤、充填剤、pH調整剤、増粘剤、無機系ビルダー、有機系ビルダー、酵素等が挙げられる。
本発明のトイレ便器用コーティング剤が非濃縮タイプである場合には、水;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等の炭素数2~5の1価アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール等の水性基剤を配合し、前記ベタイン基含有親水性ポリマーが前述する濃度になるように調整すればよい。
また、本発明のトイレ便器用コーティング剤が濃縮タイプである場合には、前述する基材や添加剤を配合し、設定される希釈倍率に応じて前記ベタイン基含有親水性ポリマーの濃度を適宜調整して、液状、半固形状、固形状のいずれの形状にすればよい。
[使用方法]
本発明のトイレ便器用コーティング剤は、トイレ便器の表面(ボウル部の表面)に対して前記ベタイン基含有親水性ポリマーをコーティングさせ、糞便汚れに対する防汚効果を付与する目的で使用される。
前記ベタイン基含有親水性ポリマーをトイレ便器の表面にコーティングさせるには、前述する濃度に調整した前記ベタイン基含有親水性ポリマーをトイレ便器の表面に接触させればよい。本発明のトイレ便器用コーティング剤が非濃縮タイプである場合には、本発明のトイレ便器用コーティング剤をそのままトイレ便器の表面に接触させればよい。また、本発明のトイレ便器用コーティング剤が濃縮タイプである場合には、本発明のトイレ便器用コーティング剤を設定された希釈倍率になるように水で稀釈してトイレ便器の表面に接触させればよい。
本発明のトイレ便器用コーティング剤をトイレ便器の表面に接触させるには、トイレ便器の表面に対して、本発明のトイレ便器用コーティング剤を噴霧、塗布、流水等を行えばよい。本発明のトイレ便器用コーティング剤をトイレ便器の表面に接触させる際には、必要に応じてブラシでブラッシングを行ってもよい。
本発明のトイレ便器用コーティング剤の1回当たりの使用量については、トイレ便器の表面に接触させる方法等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、1回当たりの使用量として、前記ベタイン基含有親水性ポリマーが0.1~1000mg程度となる量が挙げられる。
また、本発明のトイレ便器用コーティング剤を用いて、前記ベタイン基含有親水性ポリマーをコーティングさせたトイレ便器は、トイレの使用によって徐々に前記ベタイン基含有親水性ポリマーが流出するので、例えば、1~8週間程度に1回の頻度で本発明のトイレ便器用コーティング剤を使用してコーティングを行うことが望ましい。また、本発明のトイレ便器用コーティング剤をフラッシュ水に含有させた状態にしておき、トイレの使用時に前記ベタイン基含有親水性ポリマーがトイレ便器表面にコーティングできるようにしておくことにより、コーティング状態を維持し、優れた防汚効果を持続させることもできる。
2.トイレ便器のコーティング方法
本発明のトイレ便器のコーティング方法は、前記ベタイン基含有親水性ポリマーを含むトイレ便器用コーティング剤をトイレ便器の表面に接触させることを特徴とする。本発明のトイレ便器のコーティング方法によって、トイレの便器の表面に対して優れた防汚効果を付与することが可能になる。
本発明のトイレ便器のコーティング方法の具体的態様については、前記「1.トイレ便器用コーティング剤」の欄に記載の通りである。
以下、実施例を挙げて、本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
試験例1
先ず、以下に示す試験液を準備した。
ベタイン基含有親水性ポリマー含有液1:一般式(1)において、nが3;mが350程度;pが3;R2が前記一般式(2a)に示す基であって、R21が水素原子、R22が基-NH-、R23が炭素数3のアルキレン基;R3が一般式(3a)に示すスルホベタイン基であって、R31及びR32がメチル基、R33が炭素数3のアルキレン基; R4が水素原子;Xが硫黄原子であるベタイン基含有親水性ポリマーを含有する液。ベタイン基含有親水性ポリマー含有液1には、当該ベタイン基含有親水性ポリマーが1~20重量%含まれている。
ベタイン基含有親水性ポリマー含有液2:一般式(1)において、nが3;mが450程度;pが3;R2が前記一般式(2a)に示す基であって、R21がメチル基、R22が酸素原子、R23が炭素数2のアルキレン基;R3が一般式(3b)に示すカルボキシベタイン基であって、R34及びR35がメチル基、R36がメチレン基; R4が水素原子;Xが硫黄原子であるベタイン基含有親水性ポリマーを含有する液。ベタイン基含有親水性ポリマー含有液2には、当該ベタイン基含有親水性ポリマーが1~20重量%含まれている。
イソプレングリコール含有液:イソプレングリコール99重量%含有液、商品名「IPG-S」(株式会社クラレ)
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート含有液:商品名「ブラウノンOT-106」(青木油脂工業株式会社)
ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート含有液:商品名「ブラウノンOT-320」(青木油脂工業株式会社)
ポリオキシエチレンステアリルエーテル含有液:商品名「ブラウノンSR-720」(青木油脂工業株式会社)
ポリグリセリン脂肪酸エステル含有液:商品名「グリサーフDP-9」(青木油脂工業株式会社)
ポリオキシエチレン合成アルコールエーテル含有液:商品名「ファインサーフNE-50」(青木油脂工業株式会社)
ポリエーテル変性シリコン含有液:商品名「SH3771M」(東レ・ダウコーニング株式会社)
プロピレングリコールモノリシノレート含有液:商品名「PGMR」(伊藤製油株式会社)
アクリルポリマー含有液:アクリルポリマー60重量%含有液、商品名「ポリフローKL-850」(共栄社化学株式会社)
両新媒性オリゴマー含有液:両新媒性オリゴマー14重量%含有液、商品名「ポリフローKL-900」(共栄社化学株式会社)
ポリエチレンオキサイド含有液:ポリエチレンオキサイド96重量%含有液、商品名「アルコックスE-30」(名成化学工業株式会社)
アセチレングリコール含有液:アセチレングリコール100重量%含有液、商品名「サーフィノール485」(日信化工株式会社)
衛生陶器のカットタイル(KYタイルP4-100、日本テストパネル株式会社製、1cm×5cm、厚み0.5cm)をアセトンで洗浄した後に、蒸留水で洗浄し、自然乾燥を行った。乾燥後のカットタイルに、前記試験液2滴(約40μl)を滴下して全体に塗り広げた後に自然乾燥させた。その後、試験液で処理したカットタイルの表面に、疑似糞便としてオレイン酸を3か所(1カ所当たり0.02g)に滴下し、この状態のカットタイルを、常温の蒸留水150mlを入れた300ml容のビーカーの底に3秒間かけて沈め、静置した。カットタイルをビーカーの底に沈めた時点から、3か所の疑似糞便が全て剥がれるまでの時間を計測し、以下の判定基準に従って、防汚効果を評価した。
<防汚効果の判定基準>
◎:3か所の疑似糞便が全て剥がれるまでに要した時間が30秒以下である。
○:3か所の疑似糞便が全て剥がれるまでに要した時間が30秒超60秒以下である。
×:3か所の疑似糞便が全て剥がれるまでに要した時間が60秒超である。
得られた結果を表1に示す。従来、硬質表面の親水化処理に使用されている処理液である比較例1~12では、疑似糞便に対する防汚効果が不十分であった。これに対して、ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを含む液を使用した実施例1及び2の場合には、疑似糞便に対する防汚効果が格段に優れていた。
Figure 0007329976000004
試験例2
試験液として、前記試験例1で使用したベタイン基含有親水性ポリマー溶液1及び2を準備した。衛生陶器のカットタイル(KYタイルP4-100、日本テストパネル株式会社製、1cm×5cm、厚み0.5cm)をアセトンで洗浄した後に、蒸留水で洗浄し、自然乾燥を行った。乾燥後のカットタイルに、前記試験液2滴(約40μl)を滴下して全体に塗り広げた後に自然乾燥させた。その後、カットタイルを、試験液で処理した面が上になるようにして、実験用のトイレ便器内に固定し、フラッシュ水を105回フラッシュさせた(1回のフラッシュ当たりの水量は約10l)。105回のフラッシュが終了した後に、カットタイルを回収して1日間自然乾燥した。自然乾燥後のカットタイルの表面(試験液で処理した面)に、疑似糞便としてオレイン酸を3か所(1カ所当たり0.02g)に滴下し、この状態のカットタイルを、常温の蒸留水150mlを入れた300ml容のビーカーの底に3秒間かけて沈め、静置した。カットタイルをビーカーの底に沈めた時点から、3か所の疑似糞便が全て剥がれるまでの時間を計測し、前記試験例1と同様の判定基準で、耐水試験後の防汚効果を評価した。
得られた結果を表2に示す。この結果、ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを含む液を使用した場合には、105回のフラッシュ後でも、当該ベタイン基含有親水性ポリマーがコーティングされた状態が維持され、疑似糞便に対する防汚効果が奏されることが確認された。
Figure 0007329976000005
試験例3
試験液として、前記試験例1で使用したベタイン基含有親水性ポリマー溶液1及び2を準備した。衛生陶器のカットタイル(KYタイルP4-100、日本テストパネル株式会社製、1cm×5cm、厚み0.5cm)をアセトンで洗浄した後に、蒸留水で洗浄し、自然乾燥を行った。乾燥後のカットタイルに、前記試験液2滴(約40μl)を滴下して全体に塗り広げた後に自然乾燥させた。その後、カットタイルを、表3に示す組成の人工尿800ml中に40℃で30秒間浸漬させた。次いで、人工尿からカットタイルを取り出し、水道水800ml中に20℃で60秒間浸漬させ、水道水から取り出した後、自然乾燥させた。人工尿及び水道水への浸漬のサイクルを10回繰り返した。その後、カットタイルを回収して1日間自然乾燥した。自然乾燥後のカットタイルの表面(試験液で処理した面)に、疑似糞便としてオレイン酸を3か所(1カ所当たり0.02g)に滴下し、この状態のカットタイルを、常温の蒸留水150mlを入れた300ml容のビーカーの底に3秒間かけて沈め、静置した。カットタイルをビーカーの底に沈めた時点から、3か所の疑似糞便が全て剥がれるまでの時間を計測し、前記試験例1と同様の判定基準で、人工尿浸漬後の防汚効果を評価した。
Figure 0007329976000006
得られた結果を表4に示す。この結果、ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを含む液で表面コーティングした場合には、人工尿に浸漬した後であっても、当該ベタイン基含有親水性ポリマーがコーティングされた状態が維持され、疑似糞便に対する防汚効果が奏されることが確認された。
Figure 0007329976000007
試験例4
試験液として、前記試験例1で使用したベタイン基含有親水性ポリマー溶液1及び2を準備した。衛生陶器のカットタイル(KYタイルP4-100、日本テストパネル株式会社製、1cm×5cm、厚み0.5cm)をアセトンで洗浄した後に、蒸留水で洗浄し、自然乾燥を行った。
乾燥後のカットタイルに対して、以下の摩擦付加処理を行った。学振形染色摩擦堅牢度試験機(安田精機製作所製)の摩擦子の先端にプラスチック製ブラシ(縦60mm、横30mm、毛丈30mm)を取り付け、前記処理後のカットタイルの表面(試験液で処理した面)に対して800gの荷重でプラスチック製ブラシを接触させた。次いで、カットタイル上に0.1gの水道水を垂らして、800gの荷重を維持しながらプラスチック製ブラシを、カットタイルの一方の端から他方の端までの往復を繰り返し行った。なお、カットタイルの往復は、1往復当たり2秒の往復速度で、10往復毎にカットタイル上に0.1gの水道水を垂らして、合計300往復させた。
摩擦付加処理後のカットタイルを自然乾燥させた後に、カットタイルの表面(試験液で処理した面)に、疑似糞便としてオレイン酸を3か所(1カ所当たり0.02g)に滴下し、この状態のカットタイルを、常温の蒸留水150mlを入れた300ml容のビーカーの底に3秒間かけて沈め、静置した。カットタイルをビーカーの底に沈めた時点から、3か所の疑似糞便が全て剥がれるまでの時間を計測し、前記試験例1と同様の判定基準で、摩擦付加処理後の防汚効果を評価した。
得られた結果を表5に示す。この結果、ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを含む液で表面コーティングした場合には、摩擦付加処理した後であっても、当該ベタイン基含有親水性ポリマーがコーティングされた状態が維持され、疑似糞便に対する防汚効果が奏されることが確認された。
Figure 0007329976000008

Claims (2)

  1. ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有するベタイン基含有親水性ポリマーを含有し、
    前記ベタイン基含有親水性ポリマーは、下記一般式(1)に示す化合物である、トイレ便器用コーティング剤。
    Figure 0007329976000009
    (一般式(1)において、nは1~3の整数であり、mは(R 2 -R 3 )の繰返単位数であって、2以上であり、pは、メチレン基の数であって、0~10の整数であり、R 1 は、水素原子、炭素数1~5の低級アルキル基、又は炭素数1~5の低級アルコキシ基であり、R 2 は、炭素数1~4のアルキレン基、又は下記一般式(2a)に示す基であり、R 3 は、下記一般式(3a)に示すスルホベタイン基、下記一般式(3b)に示すカルボキシベタイン基、又は下記一般式(3c)に示すホスホリルベタイン基を示し、R 4 は、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基であり、Xは、硫黄原子、又は酸素原子である。)
    Figure 0007329976000010
    (一般式(2a)において、R 21 は、水素原子、又はメチル基であり、R 22 は、酸素原子、基-NH-、又は基-NR 221 -を示し、R 221 は、炭素数1~4のアルキル基であり、R 23 は、単結合、炭素数1~4のアルキレン基、又は炭素数1~4のオキシアルキレン基である。)
    Figure 0007329976000011
    (一般式(3a)において、R 31 及びR 32 は、同一又は異なって、水素原子、炭素数1~4のアルキル基、又はアルキル基の炭素数が1~4の(メタ)アクリロイルオキシアルキル基であり、R 33 は、炭素数1~4のアルキレン基、又は炭素数1~4のオキシアルキレン基であり、
    一般式(3b)において、R 34 及びR 35 は、同一又は異なって、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基であり、R 36 は、炭素数1~4のアルキレン基であり、
    一般式(3c)において、R 37 は、炭素数1~4のアルキレン基であり、R 38 、R 39 及びR 40 は、同一又は異なって、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基である。)
  2. ベタイン基を有する単量体を繰返単位として含み、且つ一方の末端がシラノール基を有する下記一般式(1)に示すベタイン基含有親水性ポリマーを含有するコーティング剤を、トイレ便器の表面に接触させる、トイレ便器のコーティング方法。
    Figure 0007329976000012
    (一般式(1)において、nは1~3の整数であり、mは(R 2 -R 3 )の繰返単位数であって、2以上であり、pは、メチレン基の数であって、0~10の整数であり、R 1 は、水素原子、炭素数1~5の低級アルキル基、又は炭素数1~5の低級アルコキシ基であり、R 2 は、炭素数1~4のアルキレン基、又は下記一般式(2a)に示す基であり、R 3 は、下記一般式(3a)に示すスルホベタイン基、下記一般式(3b)に示すカルボキシベタイン基、又は下記一般式(3c)に示すホスホリルベタイン基を示し、R 4 は、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基であり、Xは、硫黄原子、又は酸素原子である。)
    Figure 0007329976000013
    (一般式(2a)において、R 21 は、水素原子、又はメチル基であり、R 22 は、酸素原子、基-NH-、又は基-NR 221 -を示し、R 221 は、炭素数1~4のアルキル基であり、R 23 は、単結合、炭素数1~4のアルキレン基、又は炭素数1~4のオキシアルキレン基である。)
    Figure 0007329976000014
    (一般式(3a)において、R 31 及びR 32 は、同一又は異なって、水素原子、炭素数1~4のアルキル基、又はアルキル基の炭素数が1~4の(メタ)アクリロイルオキシアルキル基であり、R 33 は、炭素数1~4のアルキレン基、又は炭素数1~4のオキシアルキレン基であり、
    一般式(3b)において、R 34 及びR 35 は、同一又は異なって、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基であり、R 36 は、炭素数1~4のアルキレン基であり、
    一般式(3c)において、R 37 は、炭素数1~4のアルキレン基であり、R 38 、R 39 及びR 40 は、同一又は異なって、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基である。)
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