JP2000198667A - コイル吊り具 - Google Patents
コイル吊り具Info
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- JP2000198667A JP2000198667A JP11000364A JP36499A JP2000198667A JP 2000198667 A JP2000198667 A JP 2000198667A JP 11000364 A JP11000364 A JP 11000364A JP 36499 A JP36499 A JP 36499A JP 2000198667 A JP2000198667 A JP 2000198667A
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Abstract
塗油材コイルをハンドリングする。 【構成】 180度回転可能なアーム6R,6Lをビー
ム5の両端に設け、アーム6R,6Lの下端近傍に第1
爪14及び第2爪15を起伏可能に枢支する。第1爪1
4,第2爪15は、アーム6R,6Lが回転するとき、
案内金具12の案内面12Gによって規制され、一方
(第1爪14)が側方に突出し、他方(第2爪15)が
溝16に収容される。 【効果】 塗油材コイルのハンドリングに第1爪14及
びフェルトFの一面を使用し、無塗油材コイルのハンド
リングに第2爪15及びフェルトFの他面を使用すると
き、コイルが切り替わってもフェルトを張り替える必要
がない。
Description
なく塗油材及び無塗油材を吊り下げることが可能なコイ
ル吊り具に関する。
しヤード等で移送する際のハンドリングに、コイル吊り
具が使用されている。コイル吊り具は、天井クレーンに
走行可能に設けられ、図1に示すようにワイヤで滑車1
を吊り下げている。滑車1から垂下させたフック2に、
係止金具3を備えた筒部4を懸け、筒部4に挿通された
ビーム5を水平方向に延ばしている。ビーム5は、吊り
下げられるコイルCの幅に対応して長手方向に伸縮可能
になっており、両端からアーム6R,6Lが下方に延び
ている。
る方向に突出した爪7R,7Lになっている。また、コ
イルCに対向するアーム6R,6Lの内側にコイルタッ
チセンサ8R,8Lを装着し、吊り下げるコイルCとの
接触状態を検出する。更に,フェルトFをゴムGで吊り
下げ、アーム6R,6LとコイルCとの直接接触を防止
している。なお、爪7R,7Lには、コイルの在荷有無
を検出するセンサ9R, 9Lが取り付けられている。
イルCには、防錆油等を塗布した塗油材及びOA機器用
材料等に使用される無塗油材がある。塗油材を吊り下げ
て移送した後のコイル吊り具では、鋼帯に塗布されてい
る油がフェルトFに付着している。このコイル吊り具を
用いて無塗油材を吊り下げると、フェルトFからコイル
Cに油が転写される。無塗油材への油の転写は、アーム
6R,6Lに装着されているフェルトFを交換すること
により防止される。しかし、フェルトFを交換するた
め、ハンドリングされるコイルCが変わるたびに作業者
がクレーンから地上に降りてフェルトFを付け替える作
業が必要となり、作業者の負担が増えるばかりでなく、
クレーン作業の効率も低下する。
題を解消すべく案出されたものであり、アームの両面を
塗油材用及び無塗油材用に使い分けることにより、フェ
ルトの交換作業を不要にし、コイルハンドリング作業能
率を向上させることを目的とする。本発明のコイル吊り
具は、その目的を達成するため、フックに吊り下げられ
る係止金具が一体化された筒部と、筒部に挿通された伸
縮可能なビームと、ビームの両端に設けられ、モータ駆
動によって垂直軸回りに回転可能な一対のアームと、ア
ームの側面に巻き付けられたフェルトと、各アームの下
端近傍で相対向するアーム側面に起伏可能に設けらた一
対の爪と、各アームの下端に覆い被さり、爪を起伏させ
る案内面をもつ案内金具とを備え、塗油材コイル及び無
塗油材コイルのハンドリングがアームの反転で切り替え
られる。それぞれの爪は、アームの相対向する側面に形
成された溝の内部でアームに枢支されている。アームの
側面に装着されるフェルトは、塗油材用と無塗油材用に
使い分けることができる。この場合、塗油材用フェルト
が装着されたアーム側面とは反対側の側面に無塗油材用
のフェルトを装着させる。
示すようにビーム5の両端に設けられるアーム6R,6
Lにシャフト11を固定軸として挿通している。シャフ
ト11の上端はビーム5の端部近傍に固着され、アーム
6R,6Lの下端に覆い被さる案内金具12がシャフト
11の下端に固着されている。案内金具12は、円筒形
状をもち、頂面が一方向に傾斜した案内面12Gになっ
ている。アーム6R,6Lは、ビーム5の両端近傍に設
けられたモータ13,13の出力軸に動力的に連結さ
れ、垂直軸回りに180度回転可能になっている。な
お、180度以上の回転角でアーム6R,6Lが回転し
ないように、ビーム5とアーム6R,6Lとの間に、適
宜の回転規制機構を設けることが好ましい。
14及び第2爪15を収容する溝16がアーム6R,6
Lの相対向する側面に形成されている。第1爪14及び
第2爪15は、それぞれ溝16に収容され、枢着点14
C及び15Cでアーム6L,6Rに枢支されている。枢
着点14C,15Cは、爪が起立状態にあるとき(図2
(b)では第2爪15)、爪14,15の重心が枢着点
14C,15Cよりも外側に位置するように設定され
る。また、爪14,15の起伏動作を円滑にするため、
バネ等の付勢機構を組み込んでも良い。アーム6R,6
Lの一面には塗油材吊り下げ時に使用されるコイルタッ
チセンサ17を取り付け、無塗油材吊り下げ時に使用さ
れるコイルタッチセンサ18を反対面に取り付ける。ア
ーム6R,6LとコイルCとの直接接触を防止するフェ
ルトFは、コイルタッチセンサ17,18の上からアー
ム6R,6Lに巻き付けられ、ゴムGで吊り下げられ
る。
合、塗油材用コイルタッチセンサ17が内側に位置する
ようにアーム6R,6Lの回転位置を調節する。このと
き、第1爪14は、案内金具12の案内面12Gが下方
に位置しているので、枢着点14Cを中心として内側に
倒伏する図2(a,b)。他方、第2爪15は、案内面
12Gで押し上げられ、側方に突出することなく起立す
る(図2a,b)。この状態で塗油材コイルCを移送す
る。
に替わったとき、モータ13,13を駆動させアーム6
R,6Lを180度回転させる(図2c)。アーム6
R,6Lが回転すると、第1爪14に接する案内面12
Gが高くなり、第2爪15に接する案内面12Gが低く
なる。第1爪14は、案内面12Gで押し上げられ、枢
着点14Cを中心として回転し、アーム6R,6Lの側
面に設けられている溝16に収容される。他方の第2爪
15は、案内面12Gによる拘束から開放されるため、
自重によって枢着点15Cから側方に傾斜する。その結
果、図2(b)とは逆に第1爪14が起立し、第2爪1
5が倒伏した状態になる。このとき、アーム6R,6L
の側面では、油付着のないフェルトFの表面がコイルC
に対向し、油付着したフェルトFの表面が外側に向く。
油材コイルの移送に使用されたことで油付着したフェル
ト面及び第1爪14が待機位置に移動し、油付着のない
フェルト面及び第2爪15を用いて塗油材コイルがハン
ドリングされる。しかも、第1爪14がアーム6R,6
Lに沿って起立しているため、ハンドリング作業に支障
を来すこともない。このように、フェルトFの張替えな
しに塗油材コイル及び無塗油材コイルをハンドリングで
きるため、作業能率が大幅に改善される。取り扱うコイ
ルCが更に塗油材に替わった場合、アーム6R,6Lを
逆方向に180度回転させると、第1爪14が内側に突
出し、油付着したフェルト面が内側に位置する図2の状
態になる。
吊り具は、アームの側面を塗油材用及び無塗油材用に使
い分けているため、フェルト張替えの必要なく、塗油材
コイル及び無塗油材コイルの移送に使用できる。そのた
め、コイルのハンドリング作業性が大幅に向上し、作業
者に与える負担も軽減される。
(a),一対の爪を起伏可能に設けたアームの下端近傍
(b)及び爪の起伏を説明する図(b)
12G:案内面 13:モータ 14:第1爪
15:第2爪 14C,15C:爪の枢着点 16:溝 17,18:コイルタッチセンサ F:フェルト G:ゴム
Claims (2)
- 【請求項1】 フックに吊り下げられる係止金具が一体
化された筒部と、筒部に挿通された伸縮可能なビーム
と、ビームの両端に設けられ、モータ駆動によって垂直
軸回りに回転可能な一対のアームと、アームの側面に巻
き付けられたフェルトと、各アームの下端近傍で相対向
するアーム側面に起伏可能に設けられた一対の爪と、各
アームの下端に覆い被さり、爪を起伏させる案内面をも
つ案内金具とを備え、塗油材コイル及び無塗油材コイル
のハンドリングがアームの反転で切り替えられるコイル
吊り具。 - 【請求項2】 アームの相対向する側面に形成された溝
の内部で各爪がアームに枢支されている請求項1記載の
コイル吊り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00036499A JP4280344B2 (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | コイル吊り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00036499A JP4280344B2 (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | コイル吊り具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP4280344B2 JP4280344B2 (ja) | 2009-06-17 |
Family
ID=11471752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00036499A Expired - Fee Related JP4280344B2 (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | コイル吊り具 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4280344B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103523650A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-01-22 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种汽车副车架吊具 |
DE202017100112U1 (de) | 2017-01-11 | 2017-03-14 | Storemaster Gmbh & Co. Kg | Lager mit einer Aufnahme zur Ladungssicherung eines Erzeugnisses |
CN109516371A (zh) * | 2019-01-15 | 2019-03-26 | 江苏智库物流科技有限公司 | 线缆盘吊装夹具 |
JP2019099310A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | イーグルクランプ株式会社 | コイルリフター |
CN113753735A (zh) * | 2021-09-02 | 2021-12-07 | 中船澄西船舶修造有限公司 | 一种吊物口料斗抓取装置 |
CN109516382B (zh) * | 2019-01-15 | 2024-03-01 | 国网江苏省电力有限公司宿迁供电分公司 | 带线缆盘吊装夹具的行车装置 |
-
1999
- 1999-01-05 JP JP00036499A patent/JP4280344B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN113753735A (zh) * | 2021-09-02 | 2021-12-07 | 中船澄西船舶修造有限公司 | 一种吊物口料斗抓取装置 |
CN113753735B (zh) * | 2021-09-02 | 2023-12-26 | 中船澄西船舶修造有限公司 | 一种吊物口料斗抓取装置 |
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---|---|
JP4280344B2 (ja) | 2009-06-17 |
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