JP2000198457A - 電動パワ―ステアリング装置 - Google Patents
電動パワ―ステアリング装置Info
- Publication number
- JP2000198457A JP2000198457A JP37761498A JP37761498A JP2000198457A JP 2000198457 A JP2000198457 A JP 2000198457A JP 37761498 A JP37761498 A JP 37761498A JP 37761498 A JP37761498 A JP 37761498A JP 2000198457 A JP2000198457 A JP 2000198457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- power supply
- target current
- reference value
- supply voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
に目標電流信号を徐々に減少させ、さらに、低下して第
二基準値以下となった時に、目標電流信号を0にするよ
うにした電動パワーステアリング装置を提供する。 【解決手段】 制御手段15に、目標電流設定手段2
1、フェードアウト制御手段22、偏差演算手段23、
駆動制御手段24、電源電圧検出手段25を備えた電動
パワーステアリング装置1。
Description
力をステアリング系に操舵補助力として作用させ、ドラ
イバの操舵力を軽減する電動パワーステアリング装置に
係り、特に車載電源の電圧を検出し、この検出電圧に応
じて電動機駆動手段に流れる電流を減少または制限して
エンジンストール等を防止する電動パワーステアリング
装置に関する。
特開昭62−181958号公報に開示されているよう
に、制御装置の停止時に電動機が停止されると、ステア
リング系に作用している補助操舵力がなくなり、手動操
舵力が急に増加して操舵フィーリングが低下するため、
制御装置を停止させる時には電動機の駆動停止を所定時
間で斬減させ、電動機からステアリング系に作用してい
る補助操舵力を徐々に減少させることによって操舵フィ
ーリングの低下を改善させる。
は、特開平8−127355号公報に開示されているよ
うに、車載電源を昇圧して電動機に印加して高電圧仕様
としてモータの小型化を図り、バッテリ変動に対して昇
圧電圧の変動の小さい電動パワーステアリング装置の操
舵アシスト制御中に車載電源を監視し、車載電源の電圧
が第一の所定値以下となった時に、車載電源の電圧低下
の割合に応じて、昇圧電圧を所定の傾斜で徐々に低下さ
せ、負荷の低減を図り車載電源の回復を期待し、また、
車載電源の電圧が第二の所定値以下となった時に、昇圧
電圧を所定の傾斜で徐々に低下させるようにして、さら
にアシスト力を徐々に違和感なく低下させながらフェー
ルセーフを図っているものも知られている。
58号公報に開示された電動パワーステアリング装置
は、制御停止時に補助操舵力を徐々に減少するため、操
舵フィーリングの低下を改善することができるが、操舵
アシストの制御中であっても車載電源の電圧が急に低下
している状態では、電動機の駆動が停止するまで車載電
源から電流を供給しなければならず、車載電源の電圧低
下が著しい場合には、エンジンを駆動することができな
くなってエンジンストール等を発生するおそれがある。
示された従来の電動パワーステアリング装置は、操舵ア
シストの制御中に車載電源の電圧が第一の所定値以下と
なった時に電動機に印加する昇圧電圧を所定の傾斜で徐
々に低下させ、第二の所定値以下となった時に、昇圧電
圧を所定の傾斜で徐々に低下させるようにしているが、
昇圧電圧を所定の傾斜で徐々に低下させている間に、急
に車載電源の電圧が低下すると電動パワーステアリング
装置はもとより、電装品等の他のシステムが停止し、さ
らに最悪の場合はエンジンの停止という事態になるとい
う課題がある。
なされたもので、その目的は、操舵アシストの制御中で
あっても車載電源の電圧が第一基準値以下となった時に
目標電流信号を徐々に減少させ、さらに、低下して第二
基準値以下となった時に目標電流信号を0にして制御停
止時の操舵補助力を減少または停止制御する電動パワー
ステアリング装置を提供することにある。
この発明に係る電動パワーステアリング装置の制御手段
は、車載電源の電源電圧信号を検出する電源電圧検出手
段と、電源電圧信号を基準値と比較し、電源電圧信号が
第一基準値以下の時には目標電流信号を時間とともに減
少させ、第一基準値より小さい第二基準値以下の時には
目標電流信号を0にするフェードアウト制御手段とを備
えたことを特徴とする。
置の制御手段は、車載電源の電源電圧信号を検出する電
源電圧検出手段と、電源電圧信号を基準値と比較し、電
源電圧信号が第一基準値以下の時には目標電流信号を時
間とともに減少させ、第一基準値より小さい第二基準値
以下の時には目標電流信号を0にするフェードアウト制
御手段とを備えたので、目標電流信号を時間とともに減
少させることにより操舵補助力を徐々に減少させること
ができ、さらに目標電流信号を0にすることによって車
載電源の電圧低下を防止することができる。
ング装置のフェードアウト制御手段は、電源電圧信号が
第一基準値以下の時には目標電流信号を時間とともに減
少させるとともに、第二基準値以下の時には目標電流信
号を0に制限する係数を発生する係数発生手段と、電源
電圧信号と基準値との比較結果に基づいて目標電流信号
と係数発生手段からの係数で減少または制限した目標電
流信号を切り替える切替手段とを備えたことを特徴とす
る。
置のフェードアウト制御手段は、電源電圧信号が第一基
準値以下の時には目標電流信号を時間とともに減少させ
るとともに、第二基準値以下の時には目標電流信号を0
に制限する係数を発生する係数発生手段と、電源電圧信
号と基準値との比較結果に基づいて目標電流信号と係数
発生手段からの係数で減少または制限した目標電流信号
を切り替える切替手段とを備えたので、係数を変更する
ことによって目標電流信号を時間とともに減少させた
り、0に制限することができる。
付図面に基づいて説明する。なお、本発明は操舵アシス
トの制御中であっても、車載電源の電圧が低下した場合
には、電動機に流す電流を一定時間で徐々に減少させて
電動機の駆動を停止することにより操舵フィーリングの
低下を防止するとともに、車載電源の電圧が低下した時
には、電動機の電流を減少中でも直ちに電流を0にする
ことにより、電圧低下に起因する車両のメイン機能、例
えばエンジンストール等を防止するものである。
ング装置の全体構成図である。図1において、電動パワ
ーステアリング装置1は、ステアリングホイール17、
ステアリング軸2、ハイポイドギア4、ピニオン5aお
よびラック軸5bなどからなるラック&ピニオン機構
5、タイロッド8、操向車輪としての前輪9、補助トル
ク(補助操舵力)をステアリング系に作用する電動機1
0、制御手段15、電動機駆動手段16、電動機電流検
出手段19を備える。
車速を検出し、車速に対応した電気信号に変換された車
速信号Vsを出力する車速センサ14、ステアリングホ
イール17に作用する操舵トルクを検出し、操舵トルク
に対応した電気信号に変換された操舵トルク信号Tsを
出力する操舵トルクセンサ12を備える。
し、制御手段15に供給される。なお、操舵トルク信号
Tsの方向は、時計回り方向(右操舵)を正(プラス)
とし、反時計回り方向(左操舵)を負(マイナス)とす
る。
ステアリング軸2に加えられる手動操舵トルクは、ラッ
ク&ピニオン機構5を介してピニオン5aの回転力がラ
ック軸5bの軸方向の直線運動に変換され、タイロッド
8を介して前輪9の操向を変化させる。
舵トルク信号Tsに対応して電動機10が駆動される
と、電動機トルクがハイポイドギア4を介して倍力され
た補助トルク(アシストトルク)に変換されてステアリ
ング軸2に作用し、ドライバの操舵力を軽減する。
応した周波数の電気的なパルス信号として検出し、車速
信号Vsを制御手段15に提供する。
本に各種演算手段、処理手段、信号発生手段、メモリ等
で構成し、車速信号Vsをパラメータとして操舵トルク
信号Tsに対応する電動機制御信号VO(例えば、オン
信号、オフ信号およびPWM信号の混成信号)を発生し
て、電動機駆動手段16を駆動制御する。
段、フェードアウト制御手段を備え、車載電源11の電
源電圧を検出し、検出した電源電圧信号に基づいて目標
電流信号を減少または制限して操舵アシストの制御中で
も電源電圧が低下した時には、電動機10の駆動を停止
する制御を行う。
界効果トランジスタ)等のスイッチング素子4個を用い
たブリッジ回路で構成し、制御手段15から提供される
スイッチオン/オフ信号およびPWM信号からなる電動
機制御信号VOで、対角上の2個をペアとした二対のF
ETのそれぞれのペアを駆動制御することにより、電動
機10に供給する電動機電圧VMの電圧値と方向を設定
する。なお、電動機電圧VMの方向は、制御手段15か
ら出力される電動機制御信号VOの極性に対応して決定
する。
直列に接続された電流検知素子(例えば、抵抗器)を流
れる電動機電流IMの電圧降下を差動増幅し、増幅した
出力に対応した電動機電流信号IMOを制御手段15にフ
ィードバック(負帰還)し、ステアリングの制御系の帰
還路を形成する。
ング装置の実施の形態要部ブロック構成図である。図2
において、電動パワーステアリング装置1は、車載電源
11、操舵トルクセンサ12、車速センサ14、制御手
段15、電動機駆動手段16、電動機電流検出手段1
9、電動機10とで構成する。なお、操舵トルクセンサ
12、車速センサ14、電動機駆動手段16、電動機電
流検出手段19、電動機10は、図1と同一なので説明
は省略する。
フェードアウト制御手段22、偏差演算手段23、駆動
制御手段24、電源電圧検出手段25とを備える。
リを備え、予め車速信号Vsをパラメータとした操舵ト
ルク信号Tsと目標電流信号IMSとの対応データを記憶
しておき、車速センサ14が検出した車速信号Vsおよ
び操舵トルクセンサ12が検出した操舵トルク信号Ts
が供給されると、対応する目標電流信号IMSを読み出
し、フェードアウト制御手段22に供給する。
ェードアウト制御手段22からの演算電流信号IMHと電
動機電流検出手段19からの電動機電流信号IMOとの偏
差を演算し、偏差信号ΔI(=IMH−IMO)を駆動制御
手段24に供給する。
・微分)コントローラ、制御信号発生手段を備え、偏差
信号ΔI(=IMH−IMO)にPID制御を施し、PID
制御が施された信号に基づいてPWM信号VPWM、オン
信号VONおよびオフ信号VOFの混成信号からなる電動機
制御信号VOを電動機駆動手段16に供給する。
検出手段25からの電源電圧信号Vdを入力して基準値
と比較する比較選択手段、減少係数を発生する係数発生
手段、発生した係数を演算する乗算手段等を備え、目標
電流設定手段21からの目標電流信号IMSに減少係数を
乗算し、切替手段を経由して演算電流信号IMHとして偏
差演算手段23に供給する。
源電圧検出手段25からの電源電圧信号Vdが基準値を
越える時は、目標電流設定手段21からの目標電流信号
IMSをそのまま演算電流信号IMHとして偏差演算手段2
3に出力する。
で構成し、車載電源11の電源電圧Vcを検出して対応
する電源電圧信号Vdをフェードアウト制御手段22に
供給する。
手段の実施の形態要部ブロック構成図である。図3にお
いて、フェードアウト制御手段22は、比較選択手段3
1、係数発生手段32、基準値記憶手段33、乗算手段
34、切替手段35を備える。
理演算機能を備え、基準値記憶手段33からの基準値K
(第一基準値K1,第二基準値K2)と電源電圧検出手段
25から供給される電源電圧信号Vdを比較し、比較結
果に基づいて補正信号Veおよび制限信号Vgを係数発
生手段32に供給するとともに、切替信号Cdを切替手
段35に供給する。
施の形態要部ブロック構成図である。図4において、比
較選択手段31は、第一比較手段41、第二比較手段4
2、論理演算手段43を備える。第一比較手段41は、
比較機能を備え、電源電圧信号Vdと第一基準値K1と
を比較し、電源電圧信号Vdが第一基準値K1を越える
(Vd>K1)時には、例えばHレベルの比較信号V1を
論理演算手段43に供給する。
Vdが第一基準値K1以下(Vd≦K1)の時には、Lレ
ベルの比較信号V1を論理演算手段43に供給する。な
お、第一比較手段41は、電源電圧信号Vdが第一基準
値K1より低くなった時にノイズによる誤検出や瞬間的
な電圧変動でなく一定時間(例えば100ms)連続し
て低下しているのをタイマを起動して検出し、タイマ出
力と比較器の出力時間に基づいて比較信号V1を出力す
る。
源電圧信号Vdと第二基準値K2とを比較し、電源電圧
信号Vdが第二基準値K2を越える(Vd>K2)時に
は、例えばHレベルの比較信号V2を論理演算手段43
に供給する。また、第二比較手段42は、電源電圧信号
Vdが第二基準値K2以下(Vd≦K2)の時には、Lレ
ベルの比較信号V2を論理演算手段43に供給する。
論理和機能等を備え、NAND43A、エクスクルーシ
ブOR43B、インバータ43C,43DおよびAND
43Eとで構成し、第一比較手段41から提供される比
較信号V1と第二比較手段42から提供される比較信号
V2とに基づいて論理演算を行い、切替信号Cdを切替
手段35に供給するとともに、補正信号Veおよび制限
信号Vgとを係数発生手段32に供給する。
1とHレベルの比較信号V2とに基づいて否定の論理積演
算を行い、Lレベルの切替信号Cdを切替手段35に供
給する。また、NAND43Aは、Lレベルの比較信号
V1とHレベルの比較信号V2とに基づいて論理演算を行
い、Hレベルの切替信号Cdを切替手段35に供給す
る。さらに、NAND43Aは、Lレベルの比較信号V
1とLレベルの比較信号V2とに基づいて論理演算を行
い、Hレベルの切替信号Cdを切替手段35に供給す
る。
の比較信号V1とHレベルの比較信号V2とに基づいて排
他的論理和演算を行い、Lレベルの補正信号Veを係数
発生手段32に供給する。また、エクスクルーシブOR
43Bは、Lレベルの比較信号V1とHレベルの比較信
号V2とに基づいて論理演算を行い、Hレベルの補正信
号Veを係数発生手段32に供給する。さらに、エクス
クルーシブOR43Bは、Lレベルの比較信号V1とL
レベルの比較信号V2とに基づいて論理演算を行い、L
レベルの補正信号Veを係数発生手段32に供給する。
ベルの比較信号V1と、Hレベルの比較信号V2とをそれ
ぞれLレベルに反転してAND43Eに入力し、AND
43Eは反転した入力信号に基づいて論理積演算を行
い、Lレベルの制限信号Vgを係数発生手段32に供給
する。また、二つのインバータ43C,43Dは、Lレ
ベルの比較信号V1とHレベルの比較信号V2とをそれぞ
れHレベルとLレベルに反転してAND43Eに入力
し、AND43Eは反転した入力信号に基づいて論理演
算を行い、Lレベルの制限信号Vgを係数発生手段32
に供給する。さらに、二つのインバータ43C,43D
は、Lレベルの 比較信号V1とLレベルの比較信号V2
とをそれぞれHレベルに反転してAND43Eに入力
し、AND43Eは反転した入力信号に基づいて論理演
算を行い、Hレベルの制限信号Vgを係数発生手段32
に供給する。
を表わす特性図を示す。この第一基準値K1は、12V
の車載電源11が正常値よりも少し低下した、例えば1
0Vの値で、電動機にアシスト電流を正常に供給できな
くなる電源電圧値であり、第二基準値K2は、さらに低
下した、例えば8Vの値で、電装用品等が起動できない
と推定される電源電圧値である。
力レベル関係図である。論理演算手段43に入力される
比較信号V1,V2の状態によって出力信号の切替信号C
d,補正信号Ve,制限信号Vgは、図6に示す論理出
力となる。
の範囲の入力の比較信号V1,V2がそれぞれHレベルの
時(Vd>K1,Vd>K2)と、図5に示すの範囲の
比較信号V1がLレベルでV2がHレベルの時(Vd≦K
1,Vd>K2)と、図5に示すの範囲の比較信号V
1,V2がそれぞれLレベルの時(Vd≦K1,Vd≦K
2)の三つの状態がある。
の範囲の比較信号V1がLレベルでV2がHレベルの時ま
たは図5に示すの範囲の比較信号V1,V2がそれぞれ
Lレベルの時にはHレベルになる。したがって、目標電
流信号IMSを減少または制限をするときには切替信号C
dがHレベルになり切替手段35を切り替える。
囲の比較信号V1がLレベルでV2がHレベルの時にはH
レベルになる。さらに、制限信号Vgは、図5に示す
の範囲の比較信号V1,V2がそれぞれLレベルの時には
Hレベルになる。
等のメモリで構成し、補正信号Veまたは制限信号Vg
がHレベルで入力されると、メモリから係数を読み出し
て乗算手段34に減少制限係数KM(KM1,KM2)と
して供給する。また、係数発生手段32は、補正信号V
eがHレベルで入力されると、予め一定の時間(例えば
2秒)でレシオが100から0に減少する減少係数を、
順次一定の時間間隔(例えば0.5ms)毎にメモリか
ら読み出して乗算手段34に減少係数KM1として供給
する。なお、補正信号VeがLレベルで入力された時
は、メモリからの読み出しは行わず乗算手段34には減
少係数KM1は供給しない。
gがHレベルで入力されると、係数0の数値をメモリか
ら読み出して制限係数KM2として乗算手段34に供給
する。また、制限信号VgがLレベルで入力された時
は、メモリからの読み出しは行わず乗算手段34には減
少係数KM2は供給しない。
号VeがHレベルで入力された時に乗算手段34に減少
係数KM1を供給し、また制限信号VgがHレベルで入
力された時には、乗算手段34に制限係数KM2を供給
する。
生手段32から供給される減少制限係数KM(減少係数
KM1,制限係数KM2)と、目標電流設定手段21から
供給される目標電流信号IMSとを乗算し、乗算結果を切
替手段35に目標電流減少制限信号IM(目標電流減少
信号IM1,目標電流制限信号IM2)として供給する。
2から供給される減少係数KM1と、目標電流設定手段
21から供給される目標電流信号IMSとを乗算した信号
であり、目標電流制限信号IM2は、係数発生手段32か
ら供給される制限係数KM2と、目標電流設定手段21
から供給される目標電流信号IMSとを乗算した信号であ
る。
図である。図7(a)は、目標電流減少信号IM1が10
0から0までt1秒の時間で減少する特性図であり、図
7(b)は、目標電流減少信号IM1が100から0まで
減少する途中t2秒で目標電流制限信号IM2に切り替わ
った特性図であり、図7の(c)は、目標電流減少信号
IM1からすぐのt3秒のときに目標電流制限信号IM2に
切り替わった特性図である。車載電源の異常時には、図
7(a)の特性図のように変化するが、長く使用して劣
化している車載電源では図7(b)または図7の(c)
の特性図のように変化する。
で構成し、予め第一基準値K1と、第二基準値K2がメモ
リに記憶されていて、比較選択手段31に基準値信号K
(第一基準値K1,第二基準値K2)として供給してい
る。
能を有し、比較選択手段31からの切替信号CdのLレ
ベル、Hレベルに基づいてスイッチを切り替える。ま
た、切替手段35は、切替信号CdがLレベルの時は、
目標電流設定手段21から供給される目標電流信号IMS
を、そのまま偏差演算手段23に演算電流信号IMHとし
て供給する。さらに、切替手段35は、切替信号Cdが
Hレベルの時は、乗算手段34から供給される目標電流
信号IMSを減少または制限する目標電流減少制限信号I
M(目標電流減少信号IM1,目標電流制限信号IM2)を
出力するように切り替えて偏差演算手段23に演算電流
信号IMHとして供給する。
して目標電流信号IMSを減少補正している間に、電源電
圧信号Vdが上昇してK1以上に復旧した時は、図示し
ないフェードイン制御手段により減少係数と反対の増加
係数により緩やかに目標電流信号IMSを増加させて操舵
フィーリングの低下を防止している。
動パワーステアリング装置の制御手段は、車載電源の電
源電圧信号を検出する電源電圧検出手段と、電源電圧信
号を基準値と比較し、電源電圧信号が第一基準値以下の
時には目標電流信号を時間とともに減少させるととも
に、第一基準値より小さい第二基準値以下の時には目標
電流信号を0にするフェードアウト制御手段とを備え、
目標電流信号を時間とともに減少させることにより操舵
補助力を徐々に減少させることができ、さらに目標電流
信号を0にすることによって電動パワーステアリング装
置の制御を停止するため車載電源の電圧低下を防止する
ことができるので、エンジンストール等のシステムの停
止が防止できる。
ング装置のフェードアウト制御手段は、電源電圧信号が
第一基準値以下の時には目標電流信号を時間とともに減
少させるとともに、第二基準値以下の時には目標電流信
号を0に制限する係数を発生する係数発生手段と、電源
電圧信号と基準値との比較結果に基づいて目標電流信号
と係数発生手段からの係数で減少または制限した目標電
流信号を切り替える切替手段とを備え、係数を変更する
ことによって目標電流信号を時間とともに減少させた
り、0に制限することができるので、目標電流信号によ
る電動機駆動の制御が容易にできエンジンストール等の
システムの停止が防止できる。
全体構成図
実施の形態要部ブロック構成図
の形態要部ブロック構成図
部ブロック構成図
値K2を表わす特性図
係図
軸、4…ハイポイドギア、5…ラック&ピニオン機構、
5a…ピニオン、5b…ラック軸、8…タイロッド、9
…左右の前輪、10…電動機、11…車載電源、12…
操舵トルクセンサ、14…車速センサ、15…制御手
段、16…電動機駆動手段、17…ステアリングホイー
ル、19…電動機電流検出手段、21…目標電流設定手
段、22…フェードアウト制御手段、23…偏差演算手
段、24…駆動制御手段、25…電源電圧検出手段、3
1…比較選択手段、32…係数発生手段、33…基準値
記憶手段、34…乗算手段、35…切替手段、41,4
2…第一比較手段、43…論理演算手段、43A…NA
ND、43B…エクスクルーシブOR、43C,43D
…インバータ、43E…AND。
0)
この発明に係る電動パワーステアリング装置は、ステア
リング系に補助操舵力を付加する電動機と、ステアリン
グ系の操舵トルクを検出する操舵トルクセンサと、前記
電動機に流れる電動機電流を検出して電動機電流信号を
出力する電動機電流検出手段と、少なくとも前記操舵ト
ルクセンサからの操舵トルク信号に基づいて目標電流信
号を設定する目標電流設定手段、目標電流信号と電動機
電流信号の偏差を演算する偏差演算手段、この偏差演算
手段からの偏差信号に基づいて電動機制御信号を出力す
る駆動制御手段を有する制御手段と、電動機制御信号に
より前記電動機を駆動する電動機駆動手段と、を備えた
電動パワーステアリング装置において、前記制御手段
は、車載電源の電源電圧信号を検出する電源電圧検出手
段と、電源電圧信号を基準値と比較し、電源電圧信号の
電圧値が第一基準値以下の時には目標電流信号を時間と
ともに減少させ、電動機の電流を時間とともに減少させ
ることにより補助操舵力を徐々に減少させるが、第一基
準値より小さい第二基準値以下の時には目標電流信号を
0にすることにより電動機の電流を直ちに0にするフェ
ードアウト制御手段と、を備えたことを特徴とする。
置によれば、電源電圧信号が第一基準値以下の時には目
標電流信号による電動機の電流が時間とともに減少する
ため、操舵補助力が徐々に減少する。電動機の電流がさ
らに小さい第二基準値以下の時には目標電流信号を0に
することにより電動機の電流が直ちに0になる。このた
め、車載電源の電圧低下を防止することができる。
動パワーステアリング装置によれば、電源電圧信号の電
圧値が第一基準値以下になると、操舵補助力を徐々に減
少させるため、操舵フィーリングの低下を防止できる。
また、さらに小さい第二基準値以下になった場合には、
電動機の電流を直ちに0にすることによって、車載電源
の電圧低下を防止できるので、エンジンストール等のシ
ステムの停止が防止できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリング系に補助操舵力を付加する
電動機と、ステアリング系の操舵トルクを検出する操舵
トルクセンサと、前記電動機に流れる電動機電流を検出
して電動機電流信号を出力する電動機電流検出手段と、
少なくとも前記操舵トルクセンサからの操舵トルク信号
に基づいて目標電流信号を設定する目標電流設定手段、
目標電流信号と電動機電流信号の偏差を演算する偏差演
算手段、この偏差演算手段からの偏差信号に基づいて電
動機制御信号を出力する駆動制御手段を有する制御手段
と、電動機制御信号により前記電動機を駆動する電動機
駆動手段と、を備えた電動パワーステアリング装置にお
いて、 前記制御手段は、車載電源の電源電圧信号を検出する電
源電圧検出手段と、電源電圧信号を基準値と比較し、電
源電圧信号が第一基準値以下の時には目標電流信号を時
間とともに減少させ、第一基準値より小さい第二基準値
以下の時には目標電流信号を0にするフェードアウト制
御手段と、を備えたことを特徴とする電動パワーステア
リング装置。 - 【請求項2】 前記フェードアウト制御手段は、電源電
圧信号が第一基準値以下の時には目標電流信号を時間と
ともに減少させるとともに、第二基準値以下の時には目
標電流信号を0に制限する係数を発生する係数発生手段
と、電源電圧信号と基準値との比較結果に基づいて目標
電流信号と前記係数発生手段からの係数で減少または制
限した目標電流信号を切り替える切替手段と、を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリン
グ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37761498A JP3328595B2 (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37761498A JP3328595B2 (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000198457A true JP2000198457A (ja) | 2000-07-18 |
JP3328595B2 JP3328595B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=18509009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37761498A Expired - Fee Related JP3328595B2 (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3328595B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6367577B2 (en) | 2000-04-05 | 2002-04-09 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle including a variable gear ratio steering device and an electric power steering apparatus |
WO2003099633A1 (de) * | 2002-05-28 | 2003-12-04 | Volkswagen Ag | Dynamischer, sicherheitsrelevanter hochstromverbraucher in einem kraftfahrzeugbordnetz |
JP2006240570A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Honda Motor Co Ltd | 車両用電源診断装置及びステアリングアシスト機構付き車両 |
JP2007099038A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Hitachi Ltd | パワーステアリング装置 |
JP2008201207A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Jtekt Corp | 伝達比可変操舵装置 |
KR100926023B1 (ko) * | 2005-10-21 | 2009-11-11 | 도요타 지도샤(주) | 전동식 파워 스티어링 장치 |
JP2011057024A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2011131756A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
WO2011102028A1 (ja) * | 2010-02-17 | 2011-08-25 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
US10059367B2 (en) | 2014-07-10 | 2018-08-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric power steering device and electric power steering system |
US10343712B2 (en) | 2016-07-27 | 2019-07-09 | Denso Corporation | Electric power steering system |
JP2020018058A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 日本精工株式会社 | モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4517734B2 (ja) | 2004-06-03 | 2010-08-04 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP37761498A patent/JP3328595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6367577B2 (en) | 2000-04-05 | 2002-04-09 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle including a variable gear ratio steering device and an electric power steering apparatus |
WO2003099633A1 (de) * | 2002-05-28 | 2003-12-04 | Volkswagen Ag | Dynamischer, sicherheitsrelevanter hochstromverbraucher in einem kraftfahrzeugbordnetz |
JP2006240570A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Honda Motor Co Ltd | 車両用電源診断装置及びステアリングアシスト機構付き車両 |
JP4642508B2 (ja) * | 2005-03-07 | 2011-03-02 | 本田技研工業株式会社 | 車両用電源診断装置 |
JP2007099038A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Hitachi Ltd | パワーステアリング装置 |
US7984786B2 (en) | 2005-10-21 | 2011-07-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric power steering device |
KR100926023B1 (ko) * | 2005-10-21 | 2009-11-11 | 도요타 지도샤(주) | 전동식 파워 스티어링 장치 |
JP2008201207A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Jtekt Corp | 伝達比可変操舵装置 |
JP2011057024A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2011131756A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
WO2011102028A1 (ja) * | 2010-02-17 | 2011-08-25 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
JP5402944B2 (ja) * | 2010-02-17 | 2014-01-29 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
US8989965B2 (en) | 2010-02-17 | 2015-03-24 | Nsk Ltd. | Electric power steering apparatus |
US10059367B2 (en) | 2014-07-10 | 2018-08-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric power steering device and electric power steering system |
US10343712B2 (en) | 2016-07-27 | 2019-07-09 | Denso Corporation | Electric power steering system |
JP2020018058A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 日本精工株式会社 | モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 |
JP7067337B2 (ja) | 2018-07-24 | 2022-05-16 | 日本精工株式会社 | モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3328595B2 (ja) | 2002-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3390333B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
US6704632B2 (en) | Controller for vehicle steering apparatus and method for detecting abnormality in the controller | |
JP3328595B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH1159463A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH1159446A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2001287659A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH08332969A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3433713B2 (ja) | 車両の電動パワーステアリング装置 | |
JP3688437B2 (ja) | 車両の電動機駆動装置 | |
JPH08175406A (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JPH05155351A (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JPH04252775A (ja) | 電動式動力舵取装置 | |
JP3598707B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JP2003312507A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3696422B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH0635860Y2 (ja) | 保舵時における電動機駆動電流の余韻減流特性を備えた電動パワ−ステアリング装置 | |
JPH06153324A (ja) | 電気自動車 | |
JP3525515B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JP2597939Y2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP2001352789A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3603991B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2646005B2 (ja) | 後輪転舵量の制御方法 | |
JP2962543B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPS6229466A (ja) | 電動パワ−ステアリング装置 | |
JPH05213216A (ja) | 電動式パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140712 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |