JP2006240570A - 車両用電源診断装置及びステアリングアシスト機構付き車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッテリオープン状態における電力消費を抑えることができる車両用電源診断装置を提供する。
【解決手段】 ステアリングアシストモータ82への供給電圧の変動を検出する電圧変動検出部93aと、該電圧変動検出部93aの検出結果に基づきバッテリオープン状態を判定するバッテリオープン判定部93bと、該バッテリオープン判定部93bの判定結果に基づきステアリングアシストモータ82への電力供給を停止する電力供給停止部93cとを備え、前記供給電圧が所定の上限値と下限値との間の変動幅を超えて変動すると共に該変動が所定の条件を満たした場合には、バッテリオープン状態であると判定してステアリングアシストモータ82への電力供給を停止する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、二次電池及びオルタネータから電力負荷部品に電力を供給する車両の電源診断装置及びステアリングアシスト機構付き車両に関する。
従来、バッテリの端子電圧値及び放電電流値に基づき、該バッテリの異常又は劣化診断を行う車両用電源判断装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−206215号公報
ところで、バッテリの電圧が弱まったり、バッテリ端子からターミナルが外れたりする等、該バッテリからの各種電装部品への供給電圧が不足するあるいは途絶える所謂バッテリオープン状態になった場合には、バッテリからの電圧にオルタネータからの電圧が上乗せされた状態で、あるいはオルタネータからの電圧のみとなった状態で、各種電装部品への電力供給がなされる。このとき、当該車両が電動パワーステアリング等の比較的大電力を要する電力負荷部品を備えている場合には、該部品の作動に要する電力消費が大き過ぎて好ましくないため、このような点の改善が要望されている。
そこでこの発明は、バッテリオープン状態における電力消費を抑えることができる車両用電源診断装置及びステアリングアシスト機構付き車両を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、オルタネータ(例えば実施例のオルタネータ95)の発電電力を二次電池(例えば実施例のバッテリ94)に供給し、該二次電池から所定の電力負荷部品(例えば実施例のステアリングアシストモータ82)に電力を供給する車両(例えば実施例の鞍乗り型四輪車1)の電源診断装置において、前記電力負荷部品への供給電圧の変動を検出する電圧変動検出手段(例えば実施例の電圧変動検出部93a)と、該電圧変動検出手段の検出結果に基づきバッテリオープン状態を判定するバッテリオープン判定手段(例えば実施例のバッテリオープン判定部93b)と、該バッテリオープン判定手段の判定結果に基づき前記電力負荷部品への電力供給を停止する電力供給停止手段(例えば実施例の電力供給停止部93c)とを備え、前記バッテリオープン判定手段は、前記供給電圧が所定の上限値と下限値との間の変動幅を超えて変動すると共に該変動が所定の条件を満たした場合にバッテリオープン状態であると判定し、前記電力供給停止手段は、バッテリオープン状態であると判定されたときに前記電力負荷部品への電力供給を停止することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記所定の条件は、前記供給電圧が前記変動幅を超えていた時間が所定時間以上続いたときに満たされることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記所定の条件は、前記供給電圧が前記変動幅を超えた回数が所定回数以上となったときに満たされることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記電力負荷部品がステアリングアシストモータであることを特徴とする。
上記構成によれば、車両におけるバッテリオープン時には、オルタネータからの供給電力の割合が大きくなることで、ステアリングアシストモータ等の電力負荷部品への供給電圧に変動が生じることとなるが、このような変動が所定の条件(例えば上記各所定の条件の少なくとも一つ)を満たした場合には、オルタネータからの電力負荷部品への電力供給を停止することで、車両における他の電装部品(例えば灯火器等)への供給電力を確保することが可能となる。
請求項5に記載した発明は、前記電力供給手段は、前記バッテリオープン状態であるとの判定が所定回数なされた場合に、前記電力負荷部品への電力供給を停止することを特徴とする。
この構成によれば、バッテリオープン状態の検出精度を高めることが可能となる。
請求項6に記載した発明は、バッテリオープン状態であると判定した場合に搭乗者に対する警報を発生する警報手段(例えば実施例の警告ランプ97)を備えることを特徴とする。
この構成によれば、バッテリオープン状態であることを搭乗者に認識させることが可能となる。
請求項7に記載した発明は、前記オルタネータから前記二次電池及び電力負荷部品への電力供給が、電圧レギュレータ(例えば実施例の電圧レギュレータ96)を介して行われることを特徴とする。
この構成によれば、バッテリオープン状態における各電装部品への供給電圧の変動幅を電圧レギュレータの性能に応じた設定とすることが可能となる。
請求項8に記載した発明は、電動モータ(例えば実施例のステアリングアシストモータ82)によるステアリングアシスト機構(例えば実施例のパワーステアリングシステム80)を備えた車両(例えば実施例の鞍乗り型四輪車1)であって、前記電動モータへの供給電圧の変動が所定の条件を満たした場合には、前記ステアリングアシスト機構の制御を行わないことを特徴とする。
この構成によれば、車両におけるバッテリオープン時には、オルタネータからの供給電力の割合が大きくなることで、前記電動モータへの供給電圧に変動が生じることとなるが、このような変動が所定の条件を満たした場合には、オルタネータからの電動モータへの電力供給を停止あるいは禁止する等、ステアリングアシスト制御を行わないようにすることで、車両における他の電装部品への供給電力を確保することが可能となる。
請求項1〜4、及び請求項8に記載した発明によれば、バッテリオープン状態における電力負荷部品に要する電力の消費を抑え、車両全体の各電装部品への供給電力を確保することができる。
請求項5に記載した発明によれば、誤検出による電力負荷部品への電力供給の停止を防止することができる。
請求項6に記載した発明によれば、車両のメンテナンス管理を容易かつ確実に行うことができる。
請求項7に記載した発明によれば、バッテリオープン状態においても各電装部品を安定して作動させることができる。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す鞍乗り型四輪車(車両)1は、小型軽量に構成された車体の前後に、比較的大径の低圧バルーンタイヤである左右の前輪2及び後輪3を備え、最低地上高を大きく確保して主に不整地での走破性を高めた所謂ATV(All Terrain Vehicle)である。該鞍乗り型四輪車1の車体フレーム4は複数種の鋼材を溶接等により一体的に結合してなるもので、より具体的には、左右の閉ループ構造体を複数のクロスメンバを介して結合することで、車幅方向中央部において前後に長いボックス構造を形成している。
車体フレーム4の略中央部には、鞍乗り型四輪車1の原動機としてのエンジン5が搭載される。エンジン5は水冷式の単気筒エンジンであり、クランクシャフトの回転軸を車両前後方向に沿わせた所謂縦置きレイアウトとされる。エンジン5の下部からは、前方又は後方に向けてそれぞれプロペラシャフト8f,8rが導出され、これら各プロペラシャフト8f,8rが、車体フレーム4の前部下側又は後部下側において、前減速機構11又は後減速機構12等を介して、各前輪2又は後輪3に動力伝達可能に接続される。各前輪2及び後輪3は、車体フレーム4の前部又は後部において、独立懸架式のフロントサスペンション又はリアサスペンション(不図示)を介して懸架されている。
エンジン5において、クランクケース6上に立設されるシリンダ部7の後部にはスロットルボディ17が接続されると共に、該スロットルボディ17の後部にはエアクリーナケース18が接続される。一方、シリンダ部7の前部には排気管19の基端部が接続される。該排気管19は、シリンダ部7の前方に延びた後に後方に向けて折り返し、その先端部が車体後部に配設されたサイレンサ21に接続される。
鞍乗り型四輪車1の車体上部における車幅方向中央部には、前側から順に燃料タンク22及び鞍乗り型のシート23がそれぞれ配設される。また、燃料タンク22の斜め上前方には、左右のグリップ部を形成するバー型のハンドル24が配設される。該ハンドル24は、上下に直線的に延在するステアリングシャフト25の上端部に固定されている。シート23の後部下方には、車両用電源としてのバッテリ(二次電池)94が配設されている。
ステアリングシャフト25は、その上部が後方に位置するよう傾斜して設けられる。該ステアリングシャフト25上部の直ぐ後方には燃料タンク22が位置し、該燃料タンク22の直ぐ後方にはシート23が位置している。また、ステアリングシャフト25下部の後方には、所定量離間してエンジン5が位置しており、ステアリングシャフト25の下部前方には、エンジン5冷却用のラジエータ26が配設されている。なお、符号29は電動式のラジエータファンを示す。
車体フレーム4の前部には、車体前部を適宜覆う樹脂製の車体カバー31、及び各前輪2をその上方から後方に渡って覆う同じく樹脂製のフロントフェンダ32、並びに主に鋼材からなるフロントプロテクタ33及びフロントキャリア34が取り付けられる。また、車体フレーム4の後部には、各後輪3をその上方から前方に渡って覆う樹脂製のリアフェンダ35、並びに主に鋼材からなるリアキャリア36が取り付けられる。
図2を併せて参照して説明すると、車体フレーム4の前部において、ステアリングシャフト25の上部及び下端部は、前記閉ループ構造体を結合するクロスメンバとしての上部支持ブラケット54又は下部支持ブラケット55にそれぞれ支持される。
ここで、鞍乗り型四輪車1は、ハンドル操作力すなわち前輪操舵力を軽減するための電動式のパワーステアリングシステム(ステアリングアシスト機構)80を備えている。
パワーステアリングシステム80は、ステアリングシャフト25の中間部に設けられたステアリングアシストモータ82一体型のアクチュエータユニット81と、該アクチュエータユニット81内のトルクセンサ(不図示)の検出値に基づいてステアリングアシストモータ(電力負荷部品、電動モータ)82を駆動制御するECU(Electric Control Unit)としてのコントロールユニット93とを備えてなる。
ステアリングシャフト25は、アクチュエータユニット81を境に上部シャフト25aと下部シャフト25bとに分割構成され、上部シャフト25aの下端部がアクチュエータユニット81のインプットシャフト83に、下部シャフト25bの上端部がアクチュエータユニット81のアウトプットシャフト84にそれぞれ同軸に連結される。各シャフト83,84は、アクチュエータユニット81のハウジング85内において、前記トルクセンサの一部であるトーションバー92を介して連結される。
アクチュエータユニット81はステアリングシャフト25の下端部近傍に位置しており、そのハウジング85が下部支持ブラケット55にボルト等により締結されている。
ここで、各前輪2には接地抵抗が作用することから、前記ハンドル24を右又は左回りに操作すると、該ハンドル24に機械的に連結されるインプットシャフト83と、各前輪2に機械的に連結されるアウトプットシャフト84との間に相対回転力が生じることとなる。
このとき、各シャフト83,84間に介設されたトーションバー92に捩れが生じ、この捩れに基づいてステアリングシャフト25に加わる回転トルク、すなわちハンドル24の操舵トルクが検出され、該検出値に応じた信号がコントロールユニット93に入力されることで、該信号に基づいてステアリングアシストモータ82が駆動制御される。
これにより、ハンドル24を回動操作する際に、ステアリングシャフト25(アウトプットシャフト84)には、ハンドル24からの回転操作力が入力されると共に、ステアリングアシストモータ82からの補助回転力が付与されることとなり、もってハンドル操作力が軽減されるようになっている。
図3は、上記鞍乗り型四輪車1における電源診断装置の要部を示す構成図であり、本図に示すように、鞍乗り型四輪車1のオルタネータ(ACG、交流発電機)95は、電圧レギュレータ96を介してバッテリ94に接続される一方、前記電圧レギュレータ96を介して灯火器等の各種電装部品98に接続され、かつ電圧レギュレータ96及びコントロールユニット93を介してステアリングアシストモータ82に接続される。
オルタネータ95からの交流電流は、電圧レギュレータ96により整流されて直流電流に変換されると共に電圧調整がなされ、バッテリ94の充電あるいは電装部品98やステアリングアシストモータ82の作動に供される。
オルタネータ95はエンジン5と連係されており、該エンジン5の運転に伴いオルタネータ95が駆動することで発電機として機能すると共に、バッテリ94からの供給電圧によりオルタネータ95が駆動することでエンジンスタータモータとしても機能する。なお、図中符号99は、エンジン回転数Neを常時検出するエンジン回転数検出部を示す。
ここで、バッテリ94の電圧が弱まったり、バッテリ端子からターミナルが外れたりする等、該バッテリ94からの各種電装部品への供給電圧が不足するあるいは途絶える所謂バッテリオープン状態になった場合には、バッテリ94からの電圧にオルタネータ95からの電圧が上乗せされた状態で、あるいはオルタネータ95からの電圧のみとなった状態で、各種電装部品への電力供給がなされる。
図4を併せて参照して説明すると、上記バッテリオープン状態においてコントロールユニット93に供給される電圧は、バッテリ電圧が十分な場合(通常時)にはほぼ一定であるのに対して、比較的大きく増減するようになっている。これは、該供給電圧の大部分あるいは全てを占めるオルタネータ95からの供給電圧が、エンジン回転数等に応じて増減するからである。このため、コントロールユニット93への供給電圧には所定の変動が生じることとなる。
ところで、コントロールユニット93は、前記トルクセンサからの検出信号等に基づき、バッテリ94あるいはオルタネータ95からのステアリングアシストモータ82への電力供給を制御することで、該ステアリングアシストモータ82による操舵補助力の調整も行っている。
また、コントロールユニット93は、自身への供給電圧(ステアリングアシストモータ82への供給電圧)における変動を検出する電圧変動検出部(電圧変動検出手段)93aと、該電圧変動検出部93aの検出結果に基づきバッテリオープン状態であるか否かを判定するバッテリオープン判定部(バッテリオープン判定手段)93aと、該バッテリオープン判定部93bの判定結果に基づきステアリングアシストモータ82への電力供給を停止する電力供給停止部(電力供給停止手段)93cとを有している。
そして、電圧変動検出部93aにおいて、ステアリングアシストモータ82への供給電圧が所定の上限値を上回ると共に所定の下限値を下回る変動をなし、かつ該変動が所定の条件を満たしたことを検出した場合、すなわち、例えば前記供給電圧が前記上限値と下限値との間の変動幅を超えていた時間が所定時間以上続いたことを検出した場合には、バッテリオープン判定部93bがバッテリオープン状態であるとの判定を下す。
このとき、電力供給停止部93cがステアリングアシストモータ82への電力供給を停止する(すなわち、ステアリングアシスト制御を停止する)と共に、コントロールユニット93における警報発生部が鞍乗り型四輪車1におけるメータパネル上の警告ランプ(警報手段)97を点灯させ、搭乗者にバッテリオープン状態であることの警告を促すようになっている。なお、コントロールユニット93は、前記電力供給の停止及び警告ランプ97の点灯をイグニッションOFFによりリセットする。
なお、バッテリオープン判定部93bがバッテリオープン状態であると判定する所定の条件は、前記供給電圧が前記変動幅を超えた回数が所定回数以上となったときに満たされるものとすることもできる。また、前記所定回数は、エンジン回転検出部99によって検出されたエンジン回転数Neと相関を持つ値(例えばエンジン回転数Neに比例する値)とすることもできる。
以上説明したように、上記実施例における車両用電源診断装置は、オルタネータ95の発電電力をバッテリ94に供給し、該バッテリ94からステアリングアシストモータ82に電力を供給する鞍乗り型四輪車1に適用されるものであって、ステアリングアシストモータ82への供給電圧の変動を検出する電圧変動検出部93aと、該電圧変動検出部93aの検出結果に基づきバッテリオープン状態を判定するバッテリオープン判定部93bと、該バッテリオープン判定部93bの判定結果に基づきステアリングアシストモータ82への電力供給を停止する電力供給停止部93cとを備え、バッテリオープン判定部93bは、前記供給電圧が所定の上限値と下限値との間の変動幅を超えて変動すると共に該変動が所定の条件を満たした場合にバッテリオープン状態であると判定し、この検出結果に基づき、電力供給停止部93cがステアリングアシストモータ82への電力供給を停止するものである。
この構成によれば、鞍乗り型四輪車1におけるバッテリオープン時には、オルタネータ95からの供給電力の割合が大きくなることで、ステアリングアシストモータ82への供給電圧に変動が生じることとなるが、このような変動が所定の条件を満たした場合には、オルタネータ95からのステアリングアシストモータ82への電力供給を停止する等、ステアリングアシスト制御を行わないようにすることで、鞍乗り型四輪車1における他の電装部品98への供給電力を確保することが可能となる。
すなわち、バッテリオープン状態におけるステアリングアシストモータ82に要する電力の消費を抑え、鞍乗り型四輪車1全体の各電装部品98への供給電力を確保することができる。
また、上記電源診断装置においては、バッテリオープン状態であると判定した場合に搭乗者に対して警告を促す警告ランプ97を備えることで、バッテリオープン状態であることを搭乗者に認識させることが可能となるため、鞍乗り型四輪車1のメンテナンス管理を容易かつ確実に行うことができる。
さらに、上記電源診断装置においては、オルタネータ95からの電力供給が、電圧レギュレータ96を介して行われることで、バッテリオープン状態における各電装部品への供給電圧の変動幅を電圧レギュレータ96の性能に応じた設定とすることが可能となるため、バッテリオープン状態においても各電装部品を安定して作動させることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば図5のフローチャートに示す処理により、ステアリングアシストモータ82への電力供給を停止するようにしてもよい。
すなわち、電圧変動検出部93aにおいてステアリングアシストモータ82への供給電圧の変動を検出し(ステップS1)、該変動が上記所定の条件の少なくとも一つを満たした場合(YES)には、バッテリオープン判定部93bがバッテリオープン状態であると判定すると共に(ステップS3)、該バッテリオープン状態を所定回数(N回)検出したか否かの判定を行う(ステップS4)。このとき、バッテリオープン状態の検出回数がN回未満である場合(NO)には、前記ステップS2でNOの場合と同様にステップS1から再度処理を開始し、バッテリオープン状態の検出回数がN回に達したと判定した場合(YES)には、電力供給停止部93cがステアリングアシストモータ82への電力供給を停止することで、ステアリングアシスト制御を行わないようにするのである。
このように、前記供給電圧が前記所定の条件を満たす変動を所定回数繰り返した場合に、ステアリングアシストモータ82への電力供給を停止することで、バッテリオープン状態の検出精度を高めることが可能となるため、誤検出によるステアリングアシストモータ82への電力供給の停止を防止することができる。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、鞍乗り型四輪車に限定されないことはもちろん、該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における鞍乗り型四輪車の側面図である。 上記鞍乗り型四輪車の車体前部の側面図である。 上記鞍乗り型四輪車の電源診断装置の構成図である。 縦軸にコントロールユニットへの供給電圧を、横軸に時間を設けたグラフである。 上記電源診断装置における処理の応用例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 鞍乗り型四輪車(車両)
80 パワーステアリングシステム(ステアリングアシスト機構)
82 ステアリングアシストモータ(電力負荷部品、電動モータ)
93a 電圧変動検出部(電圧変動検出手段)
93b バッテリオープン判定部(バッテリオープン判定手段)
93c 電力供給停止部(電力供給停止手段)
94 バッテリ(二次電池)
95 オルタネータ
97 警告ランプ(警報手段)

Claims (8)

  1. オルタネータの発電電力を二次電池に供給し、該二次電池から所定の電力負荷部品に電力を供給する車両の電源診断装置において、
    前記電力負荷部品への供給電圧の変動を検出する電圧変動検出手段と、該電圧変動検出手段の検出結果に基づきバッテリオープン状態を判定するバッテリオープン判定手段と、該バッテリオープン判定手段の判定結果に基づき前記電力負荷部品への電力供給を停止する電力供給停止手段とを備え、
    前記バッテリオープン判定手段は、前記供給電圧が所定の上限値と下限値との間の変動幅を超えて変動すると共に該変動が所定の条件を満たした場合にバッテリオープン状態であると判定し、前記電力供給停止手段は、バッテリオープン状態であると判定されたときに前記電力負荷部品への電力供給を停止することを特徴とする車両用電源診断装置。
  2. 前記所定の条件は、前記供給電圧が前記変動幅を超えていた時間が所定時間以上続いたときに満たされることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源診断装置。
  3. 前記所定の条件は、前記供給電圧が前記変動幅を超えた回数が所定回数以上となったときに満たされることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源診断装置。
  4. 前記電力負荷部品がステアリングアシストモータであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の車両用電源診断装置。
  5. 前記電力供給停止手段は、前記バッテリオープン状態であるとの判定が所定回数なされた場合に、前記電力負荷部品への電力供給を停止することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の車両用電源診断装置。
  6. 前記バッテリオープン状態であると判定した場合に搭乗者に対する警報を発生する警報手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の車両用電源診断装置。
  7. 前記オルタネータから前記二次電池及び電力負荷部品への電力供給が、電圧レギュレータを介して行われることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の車両用電源診断装置。
  8. 電動モータによるステアリングアシスト機構を備えた車両であって、前記電動モータへの供給電圧の変動が所定の条件を満たした場合には、前記ステアリングアシスト機構の制御を行わないことを特徴とするステアリングアシスト機構付き車両。

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