JP2000197842A - 塗布装置、吐出手段及び塗布方法 - Google Patents
塗布装置、吐出手段及び塗布方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、レジスト等の連続膜を形成する塗
布装置、吐出手段及び塗布方法に関する。 【解決手段】 基板21表面に連続膜を形成する連続膜
の塗布装置20において、基板21を保持する保持テー
ブル22と、保持テーブル22を回転駆動させる駆動モ
ータ25と、内部に塗布液を蓄える貯溜室27を具備
し、基板21に対向する対向部位に貯溜室27内部に蓄
えられた塗布液を噴射するオリフィス孔33が複数形成
された吐出手段26と、を具備することを特徴としてい
る。
布装置、吐出手段及び塗布方法に関する。 【解決手段】 基板21表面に連続膜を形成する連続膜
の塗布装置20において、基板21を保持する保持テー
ブル22と、保持テーブル22を回転駆動させる駆動モ
ータ25と、内部に塗布液を蓄える貯溜室27を具備
し、基板21に対向する対向部位に貯溜室27内部に蓄
えられた塗布液を噴射するオリフィス孔33が複数形成
された吐出手段26と、を具備することを特徴としてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジスト等の連続
膜を形成する塗布装置、吐出手段及び塗布方法に関す
る。
膜を形成する塗布装置、吐出手段及び塗布方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばSiを材質とする半導体ウエハ
(以下、基板とする)に対して薄膜を形成し、この薄膜
をエッチング処理することが一般に行われている。これ
ら基板に回路パターンを形成する場合には、レジストの
塗布を行い、その後に露光や現像、エッチングなどの各
工程が順次繰り返して行われる。
(以下、基板とする)に対して薄膜を形成し、この薄膜
をエッチング処理することが一般に行われている。これ
ら基板に回路パターンを形成する場合には、レジストの
塗布を行い、その後に露光や現像、エッチングなどの各
工程が順次繰り返して行われる。
【0003】ここで、上記基板に対してレジストを塗布
する場合、スピンコート法により一般に塗布が為されて
いる。このスピンコート法は、基板の中央付近にレジス
トを滴下し、基板を高速回転させる。それによって、基
板の全面にレジストが広げられ、余分なレジストが遠心
力により外方に振り切られて除去される。
する場合、スピンコート法により一般に塗布が為されて
いる。このスピンコート法は、基板の中央付近にレジス
トを滴下し、基板を高速回転させる。それによって、基
板の全面にレジストが広げられ、余分なレジストが遠心
力により外方に振り切られて除去される。
【0004】このようにして、上記基板の全面にレジス
トを塗布している。
トを塗布している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のスピ
ンコート法では、レジストが遠心力により外方に振り切
られてしまうため、レジストの材料利用効率が悪いとい
う欠点がある。具体的には、スピンコート法では、レジ
ストの材料利用効率は1%乃至10%程度であり、レジ
ストの大部分が廃液として無駄に排出されているのが現
状である。
ンコート法では、レジストが遠心力により外方に振り切
られてしまうため、レジストの材料利用効率が悪いとい
う欠点がある。具体的には、スピンコート法では、レジ
ストの材料利用効率は1%乃至10%程度であり、レジ
ストの大部分が廃液として無駄に排出されているのが現
状である。
【0006】また、スピンコート法では、基板の外周部
分にもレジストが形成されるが、この外周部分では、各
種工程で基板を搬送するうちに外周部分がこすれてレジ
ストゴミが発生してしまう。そこで、基板の外周部分に
ノズルで溶剤をかけて、外周部分に形成されたレジスト
を除去している。
分にもレジストが形成されるが、この外周部分では、各
種工程で基板を搬送するうちに外周部分がこすれてレジ
ストゴミが発生してしまう。そこで、基板の外周部分に
ノズルで溶剤をかけて、外周部分に形成されたレジスト
を除去している。
【0007】そのため、このような外周部分のレジスト
を除去する工程が必要となってしまい、手間の掛かるも
のとなっている。
を除去する工程が必要となってしまい、手間の掛かるも
のとなっている。
【0008】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、均一な厚さの連続膜を
形成可能であり、材料利用効率が向上した塗布装置、吐
出手段及び塗布方法を提供しようとするものである。
ので、その目的とするところは、均一な厚さの連続膜を
形成可能であり、材料利用効率が向上した塗布装置、吐
出手段及び塗布方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、基板表面に膜を形成する塗
布装置において、上記基板を保持する保持手段と、内部
に塗布液を蓄え、上記基板と対向する対向部位に上記塗
布液を吐出させる複数の吐出孔が形成された吐出手段
と、上記塗布液に微小振動を与えて吐出させる微小振動
手段と、上記保持手段と上記吐出手段を相対的に駆動さ
せる駆動手段と、を具備することを特徴とする塗布装置
である。
に、請求項1記載の発明は、基板表面に膜を形成する塗
布装置において、上記基板を保持する保持手段と、内部
に塗布液を蓄え、上記基板と対向する対向部位に上記塗
布液を吐出させる複数の吐出孔が形成された吐出手段
と、上記塗布液に微小振動を与えて吐出させる微小振動
手段と、上記保持手段と上記吐出手段を相対的に駆動さ
せる駆動手段と、を具備することを特徴とする塗布装置
である。
【0010】請求項2記載の発明は、上記吐出手段は、
上記対向部位の一端側から他端側に向かい上記吐出孔の
分布個数が変化するように設けられていることを特徴と
する請求項1記載の塗布装置である。
上記対向部位の一端側から他端側に向かい上記吐出孔の
分布個数が変化するように設けられていることを特徴と
する請求項1記載の塗布装置である。
【0011】請求項3記載の発明は、上記吐出孔の分布
個数は、一端側から他端側に向かい比例的に変化して配
列されていることを特徴とする請求項2記載の連続膜の
塗布装置である。
個数は、一端側から他端側に向かい比例的に変化して配
列されていることを特徴とする請求項2記載の連続膜の
塗布装置である。
【0012】請求項4記載の発明は、半導体ウエハ表面
にレジスト膜を形成する塗布装置において、半導体ウエ
ハを保持する保持手段と内部にレジストを蓄え、上記半
導体ウエハと対向する対向部位に上記レジストを吐出さ
せる複数の吐出孔を一端側から他端側に向かい比例的に
増加させて形成した吐出手段と、上記レジストに微小振
動を与えて吐出させる微小振動手段と、上記吐出手段の
一端側に形成された吐出孔を上記半導体ウエハの中心部
位と対向させ、他端側を上記半導体ウエハの外周部位と
対向させた状態で上記保持手段と上記吐出手段を相対的
に回転駆動させる駆動手段と、を有することを特徴とす
る塗布装置である。
にレジスト膜を形成する塗布装置において、半導体ウエ
ハを保持する保持手段と内部にレジストを蓄え、上記半
導体ウエハと対向する対向部位に上記レジストを吐出さ
せる複数の吐出孔を一端側から他端側に向かい比例的に
増加させて形成した吐出手段と、上記レジストに微小振
動を与えて吐出させる微小振動手段と、上記吐出手段の
一端側に形成された吐出孔を上記半導体ウエハの中心部
位と対向させ、他端側を上記半導体ウエハの外周部位と
対向させた状態で上記保持手段と上記吐出手段を相対的
に回転駆動させる駆動手段と、を有することを特徴とす
る塗布装置である。
【0013】請求項5記載の発明は、上記微小振動手段
はピエゾ素子から構成されており、このピエゾ素子の微
小振動を制御することにより吐出量を制御することを特
徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗布
装置である。
はピエゾ素子から構成されており、このピエゾ素子の微
小振動を制御することにより吐出量を制御することを特
徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗布
装置である。
【0014】請求項6記載の発明は、上記吐出手段は、
一つの貯溜室から構成されていることを特徴とする請求
項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗布装置である。
一つの貯溜室から構成されていることを特徴とする請求
項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗布装置である。
【0015】請求項7記載の発明は、吐出手段は、複数
の貯溜室と各貯溜室毎に設けられた微小振動手段から構
成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
いずれかに記載の塗布装置である。
の貯溜室と各貯溜室毎に設けられた微小振動手段から構
成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
いずれかに記載の塗布装置である。
【0016】請求項8記載の発明は、上記保持手段は、
上記基板或いは半導体ウエハに対して振動を付与する振
動付与手段が設けられていることを特徴とする請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の塗布装置である。
上記基板或いは半導体ウエハに対して振動を付与する振
動付与手段が設けられていることを特徴とする請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の塗布装置である。
【0017】請求項9記載の発明は、内部に塗布液を蓄
える一つの塗布液貯溜室を有し、被塗布物と対向する対
向部位に上記塗布液を吐出させる複数の吐出孔が形成さ
れ、上記塗布液に微小振動を与えて吐出させる微小振動
手段を有することを特徴とする吐出手段である。
える一つの塗布液貯溜室を有し、被塗布物と対向する対
向部位に上記塗布液を吐出させる複数の吐出孔が形成さ
れ、上記塗布液に微小振動を与えて吐出させる微小振動
手段を有することを特徴とする吐出手段である。
【0018】請求項10記載の発明は、上記微小振動手
段はピエゾ素子から構成されており、このピエゾ素子の
微小振動を制御することにより塗布液の吐出量を制御す
ることを特徴とする請求項9記載の吐出手段である。
段はピエゾ素子から構成されており、このピエゾ素子の
微小振動を制御することにより塗布液の吐出量を制御す
ることを特徴とする請求項9記載の吐出手段である。
【0019】請求項11記載の発明は、上記吐出孔の分
布個数は、一端側から他端側に向かい比例的に変化して
配列していることを特徴とする請求項9記載の吐出手段
である。
布個数は、一端側から他端側に向かい比例的に変化して
配列していることを特徴とする請求項9記載の吐出手段
である。
【0020】請求項12記載の発明は、基板を保持手段
に保持させる工程と、吐出手段内部に蓄えられた塗布液
に微小振動を付与し、上記基板と対向する吐出手段の対
向部位に設けられた上記塗布液を吐出させる複数の吐出
孔から塗布液を吐出すると共に、上記基板と上記吐出手
段を相対的に駆動して膜を形成する工程と、を具備する
ことを特徴とする塗布方法である。
に保持させる工程と、吐出手段内部に蓄えられた塗布液
に微小振動を付与し、上記基板と対向する吐出手段の対
向部位に設けられた上記塗布液を吐出させる複数の吐出
孔から塗布液を吐出すると共に、上記基板と上記吐出手
段を相対的に駆動して膜を形成する工程と、を具備する
ことを特徴とする塗布方法である。
【0021】請求項13記載の発明は、半導体ウエハを
保持手段に保持させる工程と、吐出手段内部に蓄えられ
たレジストに微小振動を付与し、上記半導体ウエハと対
向する吐出手段の対向部位に一端側から他端側に向かい
比例的に増加させて形成したレジストを吐出させる複数
の吐出孔からレジストを吐出すると共に、上記半導体ウ
エハと上記吐出孔とを相対的に回転駆動してレジスト膜
を形成する工程と、を有することを特徴とする塗布方法
である。
保持手段に保持させる工程と、吐出手段内部に蓄えられ
たレジストに微小振動を付与し、上記半導体ウエハと対
向する吐出手段の対向部位に一端側から他端側に向かい
比例的に増加させて形成したレジストを吐出させる複数
の吐出孔からレジストを吐出すると共に、上記半導体ウ
エハと上記吐出孔とを相対的に回転駆動してレジスト膜
を形成する工程と、を有することを特徴とする塗布方法
である。
【0022】請求項14記載の発明は、塗布液を塗布し
た上記基板或いは上記半導体ウエハに対して振動を付与
する工程を有することを特徴とする請求項12又は請求
項13に記載の塗布方法である。
た上記基板或いは上記半導体ウエハに対して振動を付与
する工程を有することを特徴とする請求項12又は請求
項13に記載の塗布方法である。
【0023】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。請求項1の発明によると、駆動手段で保持手段
と吐出手段を相対的に駆動させながら、塗布液に微小振
動手段により微小振動を与えて吐出させるので、基板ま
たは半導体ウエハへの塗布量をこの微小振動手段で制御
しながら吐出させることができる。また、基板表面の形
状の制約を受け難くなる。
生じる。請求項1の発明によると、駆動手段で保持手段
と吐出手段を相対的に駆動させながら、塗布液に微小振
動手段により微小振動を与えて吐出させるので、基板ま
たは半導体ウエハへの塗布量をこの微小振動手段で制御
しながら吐出させることができる。また、基板表面の形
状の制約を受け難くなる。
【0024】請求項2の発明によると、吐出手段は、対
向部位の一端側から他端側に向かい吐出孔の分布個数が
変化するように設けられているため、基板に応じて吐出
孔の個数を変化させれば、塗布液のより均一な塗布を図
ることが可能となる。
向部位の一端側から他端側に向かい吐出孔の分布個数が
変化するように設けられているため、基板に応じて吐出
孔の個数を変化させれば、塗布液のより均一な塗布を図
ることが可能となる。
【0025】請求項3、請求項11の発明によると、吐
出孔の分布個数が一端側から他端側に向かい比例的に変
化するので、基板の中心に吐出孔の分布個数の少ない端
部側を位置させて塗布液を吐出させれば、基板表面で均
一な膜厚に塗布することが可能となる。
出孔の分布個数が一端側から他端側に向かい比例的に変
化するので、基板の中心に吐出孔の分布個数の少ない端
部側を位置させて塗布液を吐出させれば、基板表面で均
一な膜厚に塗布することが可能となる。
【0026】すなわち、基板が回転駆動する場合、移動
距離の小さい基板内径側で吐出量を少なくし、移動距離
の大きい基板外周側で吐出量を多くすれば、基板に対す
る塗布液の吐出量を均一化することができ、基板表面で
均一な膜厚に塗布することが可能となる。
距離の小さい基板内径側で吐出量を少なくし、移動距離
の大きい基板外周側で吐出量を多くすれば、基板に対す
る塗布液の吐出量を均一化することができ、基板表面で
均一な膜厚に塗布することが可能となる。
【0027】請求項4の発明によると、レジストの吐出
量を微小振動手段の振動により、半導体ウエハの中心か
ら外周部位に向かい比例的に増加させることが可能とな
る。
量を微小振動手段の振動により、半導体ウエハの中心か
ら外周部位に向かい比例的に増加させることが可能とな
る。
【0028】また、保持手段と吐出手段とを相対的に回
転駆動させてレジストを吐出するので、半導体ウエハの
表面に対してレジストを均一化して塗布することが可能
となる。
転駆動させてレジストを吐出するので、半導体ウエハの
表面に対してレジストを均一化して塗布することが可能
となる。
【0029】請求項5、請求項10の発明によると、ピ
エゾ素子の微小振動駆動で吐出孔からの塗布液の吐出量
が制御されるので、塗布液の塗布量及び吐出量を自動的
に調整することが可能となる。
エゾ素子の微小振動駆動で吐出孔からの塗布液の吐出量
が制御されるので、塗布液の塗布量及び吐出量を自動的
に調整することが可能となる。
【0030】請求項6の発明によると、単一の貯溜室が
吐出手段内部に設けられているので、大面積に塗布液を
塗布する場合に適した構成である。
吐出手段内部に設けられているので、大面積に塗布液を
塗布する場合に適した構成である。
【0031】請求項7の発明によると、吐出手段内部に
複数の貯溜室が設けられ、各貯溜室毎に微小振動手段が
設けられているので、夫々の貯溜室から基板の形状に応
じて独立して塗布液の吐出を行うことが可能となる。こ
のため、基板の表面への塗布液の吐出を均一化させるこ
とが可能となる。
複数の貯溜室が設けられ、各貯溜室毎に微小振動手段が
設けられているので、夫々の貯溜室から基板の形状に応
じて独立して塗布液の吐出を行うことが可能となる。こ
のため、基板の表面への塗布液の吐出を均一化させるこ
とが可能となる。
【0032】請求項8、請求項14の発明によると、保
持手段に保持される基板或いは半導体ウエハに対して振
動が付与されるので、基板表面に塗布された塗布液をな
らして表面膜厚の均一化を図ることが可能となる。
持手段に保持される基板或いは半導体ウエハに対して振
動が付与されるので、基板表面に塗布された塗布液をな
らして表面膜厚の均一化を図ることが可能となる。
【0033】請求項9の発明によると、塗布液貯溜室に
塗布液を蓄え、ここから被塗布物と対向する吐出手段の
対向部位に塗布液を微小振動手段により微小振動を与え
ながら吐出孔から吐出させるので、被塗布物に対して塗
布液を均一化してと付することが可能となる。
塗布液を蓄え、ここから被塗布物と対向する吐出手段の
対向部位に塗布液を微小振動手段により微小振動を与え
ながら吐出孔から吐出させるので、被塗布物に対して塗
布液を均一化してと付することが可能となる。
【0034】請求項12の発明によると、吐出手段内部
に蓄えられた塗布液に微小振動を付与しながら複数の吐
出孔から塗布液を吐出させ、さらに基板と吐出手段を相
対的に駆動させることにより、均一化させた膜を形成す
ることが可能となっている。
に蓄えられた塗布液に微小振動を付与しながら複数の吐
出孔から塗布液を吐出させ、さらに基板と吐出手段を相
対的に駆動させることにより、均一化させた膜を形成す
ることが可能となっている。
【0035】請求項13の発明によると、半導体ウエハ
に対し、一端側から他端側に向かい比例的に増加させて
レジストを吐出させ、さらに半導体ウエハと吐出孔とを
相対的に回転駆動させてレジスト膜を形成すれば、半導
体ウエハの表面にレジストを均一に吐出させることがで
きる。このため、半導体ウエハの表面のレジスト膜の厚
さを均一化することができる。
に対し、一端側から他端側に向かい比例的に増加させて
レジストを吐出させ、さらに半導体ウエハと吐出孔とを
相対的に回転駆動させてレジスト膜を形成すれば、半導
体ウエハの表面にレジストを均一に吐出させることがで
きる。このため、半導体ウエハの表面のレジスト膜の厚
さを均一化することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1ないし図4に基づいて説明する。
いて、図1ないし図4に基づいて説明する。
【0037】図1は、本発明の連続膜の塗布装置20の
構成を示す側断面図である。なお、本実施の形態で述べ
る塗布装置20は、半導体ウエハ等の基板21に対し
て、レジスト等の連続膜を塗布するものであるが、これ
以外の基板21にレジスト以外の連続膜を塗布するもの
であっても構わない。
構成を示す側断面図である。なお、本実施の形態で述べ
る塗布装置20は、半導体ウエハ等の基板21に対し
て、レジスト等の連続膜を塗布するものであるが、これ
以外の基板21にレジスト以外の連続膜を塗布するもの
であっても構わない。
【0038】この塗布装置20は、基板21を保持する
保持テーブル22を有している。保持テーブル22は、
その外周側に基板21の脱落を防止するための係止ピン
23が複数本設けられている。なお、基板21の保持
は、係止ピン23によらず、例えば基板21の保持部が
凹部となっていて、この凹部の壁面で基板21の脱落を
防止する構成としても良い。
保持テーブル22を有している。保持テーブル22は、
その外周側に基板21の脱落を防止するための係止ピン
23が複数本設けられている。なお、基板21の保持
は、係止ピン23によらず、例えば基板21の保持部が
凹部となっていて、この凹部の壁面で基板21の脱落を
防止する構成としても良い。
【0039】上記保持テーブル22の基板21が載置さ
れる表面とは反対側の裏面には、回転軸24が連結され
ている。回転軸24は、保持テーブル22が連結されて
いる一端側とは反対側の他端側が駆動手段である駆動モ
ータ25に連結されている。駆動モータ25は、保持テ
ーブル22を回転駆動させるものであり、十分に低速回
転駆動可能なモータである。このため、低速回転を行っ
ても、滴下されたレジストが振り切られないようになっ
ている。
れる表面とは反対側の裏面には、回転軸24が連結され
ている。回転軸24は、保持テーブル22が連結されて
いる一端側とは反対側の他端側が駆動手段である駆動モ
ータ25に連結されている。駆動モータ25は、保持テ
ーブル22を回転駆動させるものであり、十分に低速回
転駆動可能なモータである。このため、低速回転を行っ
ても、滴下されたレジストが振り切られないようになっ
ている。
【0040】上記保持テーブル22に保持された基板2
1の数mm上方には、吐出手段としての吐出手段26が
位置するように構成されている。吐出手段26は、この
断面形状が図2に示すように構成されている。この吐出
手段26は、内部にインクを所定量蓄える貯溜室27を
有している。
1の数mm上方には、吐出手段としての吐出手段26が
位置するように構成されている。吐出手段26は、この
断面形状が図2に示すように構成されている。この吐出
手段26は、内部にインクを所定量蓄える貯溜室27を
有している。
【0041】貯溜室27は、この吐出手段26の内部に
空間部28を形成し、この空間部28が所定の高さ位置
で微小振動手段を構成する微小振動板29により仕切ら
れて形成されている。そして、この微小振動板29を境
に、レジストの吐出側が貯溜室27となっており、また
レジストの吐出側と反対側にはピエゾ素子30(PZ
T)が設けられている。
空間部28を形成し、この空間部28が所定の高さ位置
で微小振動手段を構成する微小振動板29により仕切ら
れて形成されている。そして、この微小振動板29を境
に、レジストの吐出側が貯溜室27となっており、また
レジストの吐出側と反対側にはピエゾ素子30(PZ
T)が設けられている。
【0042】なお、このピエゾ素子30は、吐出手段2
6の上壁面を固定端とし、レジストの吐出側は微小振動
板29と接着している。そのため、ピエゾ素子30に電
圧を印加すると、微小振動板29が微小振動手段として
のピエゾ素子30の微小振動をダイレクトに反映させる
ことを可能としている。
6の上壁面を固定端とし、レジストの吐出側は微小振動
板29と接着している。そのため、ピエゾ素子30に電
圧を印加すると、微小振動板29が微小振動手段として
のピエゾ素子30の微小振動をダイレクトに反映させる
ことを可能としている。
【0043】上記ピエゾ素子30は、図1に示すように
外部電源31と接続されている。この外部電源31は、
パルス波状の電圧を発生させるように設けられている。
すなわち、ピエゾ素子30に対し、図4に示す電圧パル
スを印加可能に構成されている。
外部電源31と接続されている。この外部電源31は、
パルス波状の電圧を発生させるように設けられている。
すなわち、ピエゾ素子30に対し、図4に示す電圧パル
スを印加可能に構成されている。
【0044】上記吐出手段26のレジスト吐出側の面に
は、オリフィス板32が取り付けられている。オリフィ
ス板32は、貯溜室27のレジスト吐出側を閉塞すると
共に、レジストの所定分量の吐出を可能としている。
は、オリフィス板32が取り付けられている。オリフィ
ス板32は、貯溜室27のレジスト吐出側を閉塞すると
共に、レジストの所定分量の吐出を可能としている。
【0045】このオリフィス板32には、図2、図3に
示すようにレジストを吐出させる吐出孔であるオリフィ
ス孔33が多数形成されている。このオリフィス孔33
は、オリフィス板32に例えば200〜300個程形成
されており、ピエゾ素子30が伸縮作動した場合にレジ
ストを吐出させるが、通常はレジストを何等漏れさせな
い小径に形成されている。
示すようにレジストを吐出させる吐出孔であるオリフィ
ス孔33が多数形成されている。このオリフィス孔33
は、オリフィス板32に例えば200〜300個程形成
されており、ピエゾ素子30が伸縮作動した場合にレジ
ストを吐出させるが、通常はレジストを何等漏れさせな
い小径に形成されている。
【0046】このオリフィス孔33は、図3に示すよう
にオリフィス板32の一端側で疎、他端側で密になる分
布に設けられている。ここで、オリフィス板32の一端
側は、基板21の中心に位置する部位であり、他端側は
基板21の径方向外方に位置する部位である。すなわ
ち、オリフィス板32の一端側の最も端部に形成された
オリフィス孔33が、基板21の中心に位置合わせされ
るように構成されている。
にオリフィス板32の一端側で疎、他端側で密になる分
布に設けられている。ここで、オリフィス板32の一端
側は、基板21の中心に位置する部位であり、他端側は
基板21の径方向外方に位置する部位である。すなわ
ち、オリフィス板32の一端側の最も端部に形成された
オリフィス孔33が、基板21の中心に位置合わせされ
るように構成されている。
【0047】そして、この一端側から他端側に向かっ
て、オリフィス孔33の密度が比例的に増加するように
形成されている。このため、基板21の中心から径方向
外方に向かうに従い、オリフィス孔33の密度が比例的
に増加するように形成されている。
て、オリフィス孔33の密度が比例的に増加するように
形成されている。このため、基板21の中心から径方向
外方に向かうに従い、オリフィス孔33の密度が比例的
に増加するように形成されている。
【0048】また、基板21の外周縁部にレジストを塗
布しない構成とするため、図3に示すようにオリフィス
板32の一端側の最も端部に形成されたオリフィス孔3
3を基板21の中心に位置合わせした場合、オリフィス
板32の他端側の最も端部に形成されたオリフィス孔3
3は、基板21の外周縁部と所定の間隔(数mm程度)
を有するように配列されている。
布しない構成とするため、図3に示すようにオリフィス
板32の一端側の最も端部に形成されたオリフィス孔3
3を基板21の中心に位置合わせした場合、オリフィス
板32の他端側の最も端部に形成されたオリフィス孔3
3は、基板21の外周縁部と所定の間隔(数mm程度)
を有するように配列されている。
【0049】以上のような構成を有する連続膜の塗布装
置20を用いた連続膜の塗布方法について、以下に説明
する。
置20を用いた連続膜の塗布方法について、以下に説明
する。
【0050】基板21に対してレジストの連続膜を塗布
する場合には、まずオリフィス板32の一端側の最も端
部側に位置するオリフィス孔33を基板21の中心に位
置合わせする。そして、位置合わせ終了後に、上記駆動
モータ25を作動させて基板21を低速回転させる。
する場合には、まずオリフィス板32の一端側の最も端
部側に位置するオリフィス孔33を基板21の中心に位
置合わせする。そして、位置合わせ終了後に、上記駆動
モータ25を作動させて基板21を低速回転させる。
【0051】このように基板21を回転駆動させると共
に、ピエゾ素子30を作動させて上記オリフィス孔33
からレジストを吐出させる。この場合、上記ピエゾ素子
30には電圧パルスを印加し、オリフィス孔33からレ
ジストを瞬間的に吐出させ、このオリフィス孔33から
一度吐出されたレジストが引き戻されないようにしてい
る。
に、ピエゾ素子30を作動させて上記オリフィス孔33
からレジストを吐出させる。この場合、上記ピエゾ素子
30には電圧パルスを印加し、オリフィス孔33からレ
ジストを瞬間的に吐出させ、このオリフィス孔33から
一度吐出されたレジストが引き戻されないようにしてい
る。
【0052】そして、基板21に対してこのようなレジ
ストの滴下を所定時間行うが、基板21が回転駆動され
た場合の基板の速さは、基板21の内径側から外径側に
向かうにつれ、半径に比例して速くなる。このため、オ
リフィス板32におけるオリフィス孔33の個数の分布
を、オリフィス孔33の一端側から他端側に向かい比例
的に増加するように設定すれば、この一端側を基板21
に位置合わせした場合に、基板21表面において、均一
にレジストが滴下される。
ストの滴下を所定時間行うが、基板21が回転駆動され
た場合の基板の速さは、基板21の内径側から外径側に
向かうにつれ、半径に比例して速くなる。このため、オ
リフィス板32におけるオリフィス孔33の個数の分布
を、オリフィス孔33の一端側から他端側に向かい比例
的に増加するように設定すれば、この一端側を基板21
に位置合わせした場合に、基板21表面において、均一
にレジストが滴下される。
【0053】なお、オリフィス孔33の分布は、基板2
1の回転速度に応じて適宜の比例係数の分布となるよう
に設定されている。
1の回転速度に応じて適宜の比例係数の分布となるよう
に設定されている。
【0054】ここで、上述の連続膜の塗布方法の実験結
果を、以下に示す。
果を、以下に示す。
【0055】この実験では、ポジ型レジスト東京応化製
OFPR800をレジストとして用い、半導体ウエハの
回転数を6rpmとして、30秒間塗布を行った。
OFPR800をレジストとして用い、半導体ウエハの
回転数を6rpmとして、30秒間塗布を行った。
【0056】この結果、膜厚1±0.02μmのレジス
トの連続膜が形成された。
トの連続膜が形成された。
【0057】また、この実験では、材料利用効率90%
以上が達成された。
以上が達成された。
【0058】なお、本発明の連続膜の塗布方法と、他の
連続膜の塗布方法との比較を表1に示す。
連続膜の塗布方法との比較を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】この表1においては、夫々の方式における
適正膜厚、膜の均一性、パターン形成可能か否か、塗布
材料の利用効率、基板21上に形成された形状の制約、
適正な粘度の各データを示すものである。なお、良好か
否かを示す記号として、二重丸印、丸印、三角印、バツ
印が用いられており、この順番に従って均一性等が悪化
することを示している。
適正膜厚、膜の均一性、パターン形成可能か否か、塗布
材料の利用効率、基板21上に形成された形状の制約、
適正な粘度の各データを示すものである。なお、良好か
否かを示す記号として、二重丸印、丸印、三角印、バツ
印が用いられており、この順番に従って均一性等が悪化
することを示している。
【0061】この各方式との比較によると、スプレー方
式の場合は、適正膜厚が5〜30μmであり、均一性が
良好でなく、パターン形成が行えない。また、塗布材料
の利用効率が5〜10%程度となっていて、形状の制約
が大きく、適正な粘度が10〜100mPa・sとなっ
ている。
式の場合は、適正膜厚が5〜30μmであり、均一性が
良好でなく、パターン形成が行えない。また、塗布材料
の利用効率が5〜10%程度となっていて、形状の制約
が大きく、適正な粘度が10〜100mPa・sとなっ
ている。
【0062】スピン方式の場合は、適正膜厚が1〜10
μmであり、均一性はまあまあ良好となっている。また
パターン形成は行えなく、塗布材料の利用効率は0.1
〜5%となっている。さらに、形状の制約が大きく、適
正な粘度が10〜100mPa・sとなっている。
μmであり、均一性はまあまあ良好となっている。また
パターン形成は行えなく、塗布材料の利用効率は0.1
〜5%となっている。さらに、形状の制約が大きく、適
正な粘度が10〜100mPa・sとなっている。
【0063】スクリーン方式の場合は、適正膜厚が10
〜100μmであり、均一性はまあまあ良好となってい
る。またパターン形成がまずまず可能であり、塗布材料
の利用効率は20〜70%となっている。さらに、形状
の制約が大きく、適正な粘度が10000mPa・sと
なっている。
〜100μmであり、均一性はまあまあ良好となってい
る。またパターン形成がまずまず可能であり、塗布材料
の利用効率は20〜70%となっている。さらに、形状
の制約が大きく、適正な粘度が10000mPa・sと
なっている。
【0064】オフセット印刷方式の場合は、適正膜厚が
1〜10μmであり、均一性はまあまあ良好となってい
る。またパターン形成がまずまず可能であり、塗布材料
の利用効率は1〜10%となっている。さらに、形状の
制約が大きく、適正な粘度が10〜50mPa・sとな
っている。
1〜10μmであり、均一性はまあまあ良好となってい
る。またパターン形成がまずまず可能であり、塗布材料
の利用効率は1〜10%となっている。さらに、形状の
制約が大きく、適正な粘度が10〜50mPa・sとな
っている。
【0065】ナイフ方式の場合は、適正膜厚が10〜1
00μmであり、均一性は良好でない。またパターン形
成は行えなく、塗布材料の利用効率は1〜10%となっ
ている。さらに、形状の制約が大きく、適正な粘度が1
0〜100mPa・sとなっている。
00μmであり、均一性は良好でない。またパターン形
成は行えなく、塗布材料の利用効率は1〜10%となっ
ている。さらに、形状の制約が大きく、適正な粘度が1
0〜100mPa・sとなっている。
【0066】ワイヤー方式の場合は、適正膜厚が10〜
100μmであり、均一性は良好でない。またパターン
形成は行えなく、塗布材料の利用効率は1〜10%とな
っている。さらに、形状の制約が大きく、適正な粘度が
10〜100mPa・sとなっている。
100μmであり、均一性は良好でない。またパターン
形成は行えなく、塗布材料の利用効率は1〜10%とな
っている。さらに、形状の制約が大きく、適正な粘度が
10〜100mPa・sとなっている。
【0067】これら各方式と比較して、本発明の塗布方
法では、適正膜厚が1〜30μmであり、薄膜を形成す
るのに適したものとなっている。また、レジストの連続
膜の均一性が他の方式と比べて良好になっている。さら
に、半導体ウエハの回路パターン形成も、他の方式と比
較して問題なく行える。そして、塗布材料の利用効率が
きわめて高く、基板21の表面形状による制約も少ない
ものとなっている。さらに、レジストの適性粘度として
は、1〜50mPa・sとなっていて、粘性の低いレジ
ストを用いることが可能である。
法では、適正膜厚が1〜30μmであり、薄膜を形成す
るのに適したものとなっている。また、レジストの連続
膜の均一性が他の方式と比べて良好になっている。さら
に、半導体ウエハの回路パターン形成も、他の方式と比
較して問題なく行える。そして、塗布材料の利用効率が
きわめて高く、基板21の表面形状による制約も少ない
ものとなっている。さらに、レジストの適性粘度として
は、1〜50mPa・sとなっていて、粘性の低いレジ
ストを用いることが可能である。
【0068】このような構成の塗布装置20によると、
基板21を回転駆動させながらレジストを微小振動板2
9の振動により塗布する塗布方法による塗布のため、均
一性やパターン形成、塗布材料の利用効率、基板21の
形状の制約、或るいは適正な粘度といった点で、他の方
式と比較して優れているといえる。すなわち、基板21
へのレジストの塗布を均一、かつ利用効率が良く良好に
行うことが可能となる。
基板21を回転駆動させながらレジストを微小振動板2
9の振動により塗布する塗布方法による塗布のため、均
一性やパターン形成、塗布材料の利用効率、基板21の
形状の制約、或るいは適正な粘度といった点で、他の方
式と比較して優れているといえる。すなわち、基板21
へのレジストの塗布を均一、かつ利用効率が良く良好に
行うことが可能となる。
【0069】また、オリフィス板32に形成されたオリ
フィス孔33は、オリフィス板32の最も一端側から他
端側に向かうにつれて分布密度が比例的に増加するよう
に設けられているので、基板21の中心からの距離に対
応して塗布液の膜厚が均一となるように基板21に対し
て塗布液の吐出を実現可能となる。
フィス孔33は、オリフィス板32の最も一端側から他
端側に向かうにつれて分布密度が比例的に増加するよう
に設けられているので、基板21の中心からの距離に対
応して塗布液の膜厚が均一となるように基板21に対し
て塗布液の吐出を実現可能となる。
【0070】なお、この場合、基板21は低速回転させ
るが、このように基板21を低速回転させた場合でも、
いずれの場所でも塗布液の吐出を均一化させることが可
能となる。
るが、このように基板21を低速回転させた場合でも、
いずれの場所でも塗布液の吐出を均一化させることが可
能となる。
【0071】また、ピエゾ素子30を用いて、塗布液を
吐出させる構成のため、塗布液に対してピエゾ素子30
の駆動により微小振動板29に微小振動を与えることに
より、塗布液の塗布量を制御可能となる。
吐出させる構成のため、塗布液に対してピエゾ素子30
の駆動により微小振動板29に微小振動を与えることに
より、塗布液の塗布量を制御可能となる。
【0072】ここで、ピエゾ素子30には電圧パルスが
印加される構成のため、塗布液の吐出量をこの電圧パル
スの制御によって良好に調整可能となる。
印加される構成のため、塗布液の吐出量をこの電圧パル
スの制御によって良好に調整可能となる。
【0073】また、上述の構成では、単一の貯溜室27
が設けられており、ここに蓄えられた塗布液を基板21
に対して吐出させる構成のため、大面積に塗布液を塗布
する場合に適した構成となっている。この場合、単一の
貯溜室27が設けられた構成のため、ピエゾ素子30も
単一とすることが可能となる。このため、構成を簡略化
することができる。
が設けられており、ここに蓄えられた塗布液を基板21
に対して吐出させる構成のため、大面積に塗布液を塗布
する場合に適した構成となっている。この場合、単一の
貯溜室27が設けられた構成のため、ピエゾ素子30も
単一とすることが可能となる。このため、構成を簡略化
することができる。
【0074】さらに、オリフィス孔32の他端側の最も
端部に形成されたオリフィス孔33は、基板21の外周
縁部と所定の間隔を有するように配列されているので、
基板21の外周縁部側のエッジカット部分には塗布液が
塗布されないこととなる。このため、従来必要とされて
いたエッジカット工程を設ける必要がなく、工程の簡略
化を図ることが可能となる。
端部に形成されたオリフィス孔33は、基板21の外周
縁部と所定の間隔を有するように配列されているので、
基板21の外周縁部側のエッジカット部分には塗布液が
塗布されないこととなる。このため、従来必要とされて
いたエッジカット工程を設ける必要がなく、工程の簡略
化を図ることが可能となる。
【0075】以上、本発明の第一の実施の形態について
述べたが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となって
いる。以下、それについて述べる。
述べたが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となって
いる。以下、それについて述べる。
【0076】上記実施の形態では、貯溜室27は、一つ
のみ設けられた構成となっているが、例えば図5に示す
吐出手段51のように、吐出手段51の内部に複数の貯
溜室52を設ける構成としても構わない。この場合に
は、夫々の貯溜室52に個別にピエゾ素子53及び微小
振動板54が設けられる構成となる。
のみ設けられた構成となっているが、例えば図5に示す
吐出手段51のように、吐出手段51の内部に複数の貯
溜室52を設ける構成としても構わない。この場合に
は、夫々の貯溜室52に個別にピエゾ素子53及び微小
振動板54が設けられる構成となる。
【0077】この場合、吐出手段51に対して基板21
を相対的にスライド駆動させる構成としても良い。すな
わち、この基板21をスライド駆動させる場合の塗布
は、上述の実施の形態で述べた基板21を回転駆動させ
る場合とは異なる。
を相対的にスライド駆動させる構成としても良い。すな
わち、この基板21をスライド駆動させる場合の塗布
は、上述の実施の形態で述べた基板21を回転駆動させ
る場合とは異なる。
【0078】そして、基板21をスライド駆動させると
共に、夫々のピエゾ素子30を別個独立に制御し、基板
21の上部に位置する貯溜室52に設けられたピエゾ素
子30のみを作動させる。
共に、夫々のピエゾ素子30を別個独立に制御し、基板
21の上部に位置する貯溜室52に設けられたピエゾ素
子30のみを作動させる。
【0079】すると、基板21の幅分だけ塗布液を塗布
させることが可能となり、基板21の外方に無駄に塗布
液を吐出させるのを防止することができる。また、ピエ
ゾ素子30の作動を制御することにより、基板21の外
周縁部側のエッジカット部分には塗布液が塗布されな
い。よって、従来必要とされていたエッジカット工程を
設ける必要がなく、工程の簡略化を図ることが可能とな
る。
させることが可能となり、基板21の外方に無駄に塗布
液を吐出させるのを防止することができる。また、ピエ
ゾ素子30の作動を制御することにより、基板21の外
周縁部側のエッジカット部分には塗布液が塗布されな
い。よって、従来必要とされていたエッジカット工程を
設ける必要がなく、工程の簡略化を図ることが可能とな
る。
【0080】また、上述の実施の形態の構成に加え、基
板21に振動を付与するための不図示の振動付与手段が
設けられた構成としても良い。この場合、振動付与手段
を保持テーブル22に連結する構成とし、それによって
振動付与手段により直動的に基板21に振動が与えられ
る。
板21に振動を付与するための不図示の振動付与手段が
設けられた構成としても良い。この場合、振動付与手段
を保持テーブル22に連結する構成とし、それによって
振動付与手段により直動的に基板21に振動が与えられ
る。
【0081】この基板21の表面にレジストが塗布され
た場合、振動付与手段で基板21に振動が付与される
と、塗布されたレジストがならされてより均一化される
という作用効果を有する。
た場合、振動付与手段で基板21に振動が付与される
と、塗布されたレジストがならされてより均一化される
という作用効果を有する。
【0082】(第二の実施の形態)以下、本発明の第二
の実施の形態について、図6乃至図8に基づいて説明す
る。
の実施の形態について、図6乃至図8に基づいて説明す
る。
【0083】ここで、本実施の形態においては、上述の
第一の実施の形態で述べたのと同じ構成については、同
符号を付して説明することとする。
第一の実施の形態で述べたのと同じ構成については、同
符号を付して説明することとする。
【0084】なお、本実施の形態も、上述の第一の実施
の形態で述べた塗布方法の一種である。
の形態で述べた塗布方法の一種である。
【0085】図6に示す本実施の形態の塗布装置60
は、吐出手段61のオリフィス板62に形成されたオリ
フィス孔63の配置が上述の第一の実施の形態で述べた
構成と異なっている。すなわち、本実施の形態における
オリフィス孔63は、図7に示すように、一端側から他
端側の間の配列が、略円弧状を為す配列に夫々等ピッチ
で形成されている。
は、吐出手段61のオリフィス板62に形成されたオリ
フィス孔63の配置が上述の第一の実施の形態で述べた
構成と異なっている。すなわち、本実施の形態における
オリフィス孔63は、図7に示すように、一端側から他
端側の間の配列が、略円弧状を為す配列に夫々等ピッチ
で形成されている。
【0086】このオリフィス孔63は、上述の基板21
のエッジカット部の径よりも小さくなるように配列され
ている。このため、図8に示すように、オリフィス孔6
3の一端側から他端側への配列の円弧状の径中心を基板
21の中心に一致させた場合、エッジカット部にはオリ
フィス孔63が位置しない構成となっている。
のエッジカット部の径よりも小さくなるように配列され
ている。このため、図8に示すように、オリフィス孔6
3の一端側から他端側への配列の円弧状の径中心を基板
21の中心に一致させた場合、エッジカット部にはオリ
フィス孔63が位置しない構成となっている。
【0087】上記吐出手段61は、上記オリフィス板6
2の最も他端側のオリフィス孔63を支点として回動可
能に構成されている。このような回動を可能とするた
め、吐出手段61の上端部には回転軸64が連結されて
おり、さらにこの回転軸64は、駆動源65に連結され
ている。なお、この駆動源65は、不図示の制御手段に
接続されていて、作動が制御される構成である。
2の最も他端側のオリフィス孔63を支点として回動可
能に構成されている。このような回動を可能とするた
め、吐出手段61の上端部には回転軸64が連結されて
おり、さらにこの回転軸64は、駆動源65に連結され
ている。なお、この駆動源65は、不図示の制御手段に
接続されていて、作動が制御される構成である。
【0088】以上のような構成の塗布装置60を用いて
基板21の表面にレジストを塗布する塗布方法につい
て、以下に説明する。
基板21の表面にレジストを塗布する塗布方法につい
て、以下に説明する。
【0089】基板21に対してレジストの連続膜を塗布
する場合には、まずオリフィス孔63の配列の円弧状の
径の中心を、基板21の中心と一致するように位置合わ
せする。すなわち、このような位置合わせをすることに
より、基板21のエッジカット部と塗布液の塗布領域の
境界部分にオリフィス孔63の配列が設けられるように
なる。
する場合には、まずオリフィス孔63の配列の円弧状の
径の中心を、基板21の中心と一致するように位置合わ
せする。すなわち、このような位置合わせをすることに
より、基板21のエッジカット部と塗布液の塗布領域の
境界部分にオリフィス孔63の配列が設けられるように
なる。
【0090】このように位置合わせを行った後、基板2
1を所定の速度で回転駆動させ(本塗布方法では、低速
回転を行う)、そしてピエゾ素子30を作動させて基板
21の表面に塗布液の吐出を行う。なお、この場合の塗
布液の吐出は、各オリフィス孔63から均一な量の吐出
が行われるように調整されている。
1を所定の速度で回転駆動させ(本塗布方法では、低速
回転を行う)、そしてピエゾ素子30を作動させて基板
21の表面に塗布液の吐出を行う。なお、この場合の塗
布液の吐出は、各オリフィス孔63から均一な量の吐出
が行われるように調整されている。
【0091】この塗布液の吐出開始と共に、駆動源65
を作動させて吐出手段61を回転駆動させる。すると、
図8に示すように、オリフィス孔63の配列は、オリフ
ィス板62の最も他端側のオリフィス孔63を支点とし
て回動する。
を作動させて吐出手段61を回転駆動させる。すると、
図8に示すように、オリフィス孔63の配列は、オリフ
ィス板62の最も他端側のオリフィス孔63を支点とし
て回動する。
【0092】この場合、一端側のオリフィス孔63の移
動速度は大きくなり、そのためこの一端側のオリフィス
孔63が基板21の中心を通過する場合に移動速度が大
きな状態で通過する。そのため、円弧状に配列されたオ
リフィス孔63の夫々で同じ分量だけ塗布液を吐出させ
た場合には、基板21の中心側では吐出される塗布液の
分量は少なくなる。
動速度は大きくなり、そのためこの一端側のオリフィス
孔63が基板21の中心を通過する場合に移動速度が大
きな状態で通過する。そのため、円弧状に配列されたオ
リフィス孔63の夫々で同じ分量だけ塗布液を吐出させ
た場合には、基板21の中心側では吐出される塗布液の
分量は少なくなる。
【0093】これに対して、基板21の径方向外方に向
かうにつれ、オリフィス孔63の移動速度が遅くなり、
また所定位置のオリフィス孔63よりも基板21の中心
側に位置するオリフィス孔63の個数も減少するので、
塗布液の吐出量が多くなる。このため、上述の第一の実
施の形態と同様に、基板21の中心側では塗布液の吐出
量が少なく、基板21の径方向外方に向かうにつれて塗
布液の吐出量が多くなる構成を実現することができる。
かうにつれ、オリフィス孔63の移動速度が遅くなり、
また所定位置のオリフィス孔63よりも基板21の中心
側に位置するオリフィス孔63の個数も減少するので、
塗布液の吐出量が多くなる。このため、上述の第一の実
施の形態と同様に、基板21の中心側では塗布液の吐出
量が少なく、基板21の径方向外方に向かうにつれて塗
布液の吐出量が多くなる構成を実現することができる。
【0094】このような塗布液の吐出を、オリフィス板
62の最も一端側に位置するオリフィス孔63が、基板
21の中心に達するまで行い、以後基板21の中心と、
エッジカット部と塗布領域の境界部分との間を揺動させ
て行う。
62の最も一端側に位置するオリフィス孔63が、基板
21の中心に達するまで行い、以後基板21の中心と、
エッジカット部と塗布領域の境界部分との間を揺動させ
て行う。
【0095】以上のような構成の連続膜の塗布装置60
を用いても、上述の第一の実施の形態と同様な作用効果
を奏することが可能となる。すなわち、基板21に対し
て膜厚を均一にしてレジストの塗布を行うことが可能と
なる。また、材料利用効率が高くなり、レジスト等の塗
布液が無駄になるのを防止することができる。さらに、
エッジカット工程を設ける必要もなくなる。
を用いても、上述の第一の実施の形態と同様な作用効果
を奏することが可能となる。すなわち、基板21に対し
て膜厚を均一にしてレジストの塗布を行うことが可能と
なる。また、材料利用効率が高くなり、レジスト等の塗
布液が無駄になるのを防止することができる。さらに、
エッジカット工程を設ける必要もなくなる。
【0096】以上、本発明の第二の実施の形態について
説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっ
ている。以下それについて述べる。
説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっ
ている。以下それについて述べる。
【0097】上記実施の形態においても、単一の貯溜室
27を設ける構成とはせず、吐出手段61の内部に複数
の貯溜室52を形成し、夫々の貯溜室52に個別にピエ
ゾ素子53及び微小振動板54を設ける構成としても構
わない。
27を設ける構成とはせず、吐出手段61の内部に複数
の貯溜室52を形成し、夫々の貯溜室52に個別にピエ
ゾ素子53及び微小振動板54を設ける構成としても構
わない。
【0098】また、本実施の形態においても、上述の実
施の形態と同様に、保持テーブル22に振動付与手段を
連結した構成としても構わない。この場合も、振動付与
手段により振動が与えられることにより基板21の表面
に塗布されたレジストをより均一にならすことが可能と
なる。
施の形態と同様に、保持テーブル22に振動付与手段を
連結した構成としても構わない。この場合も、振動付与
手段により振動が与えられることにより基板21の表面
に塗布されたレジストをより均一にならすことが可能と
なる。
【0099】また、上述の第一の実施の形態および第二
の実施の形態では、レジスト膜の形成について説明して
きたが、これに限るものではなく、例えば液晶用ガラス
基板中への液晶の塗布等にも適用することが可能であ
る。
の実施の形態では、レジスト膜の形成について説明して
きたが、これに限るものではなく、例えば液晶用ガラス
基板中への液晶の塗布等にも適用することが可能であ
る。
【0100】その他、本発明の要旨を変更しない範囲に
おいて、種々変形可能となっている。
おいて、種々変形可能となっている。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
駆動手段で基板を回転駆動させながら、塗布液の吐出量
を微小振動手段で微小振動制御して基板に塗布するの
で、基板への塗布量をこの微小振動手段で均一化させて
塗布することが可能となる。また、基板表面の形状の制
約を受け難くなる。
駆動手段で基板を回転駆動させながら、塗布液の吐出量
を微小振動手段で微小振動制御して基板に塗布するの
で、基板への塗布量をこの微小振動手段で均一化させて
塗布することが可能となる。また、基板表面の形状の制
約を受け難くなる。
【0102】特に、吐出孔の分布個数が一端側から他端
側に向かい比例的に変化するので、基板の中心に吐出孔
の分布個数の少ない端部側を位置させて塗布液を吐出さ
せれば、基板表面で均一な膜厚に塗布することが可能と
なる。
側に向かい比例的に変化するので、基板の中心に吐出孔
の分布個数の少ない端部側を位置させて塗布液を吐出さ
せれば、基板表面で均一な膜厚に塗布することが可能と
なる。
【0103】すなわち、基板が回転駆動する場合、移動
距離の小さい基板内径側で吐出量を少なくし、移動距離
の大きい基板外周側で吐出量を多くすれば、基板に対す
る塗布液の吐出量を均一化することができ、基板表面で
均一な膜厚に塗布することが可能となる。
距離の小さい基板内径側で吐出量を少なくし、移動距離
の大きい基板外周側で吐出量を多くすれば、基板に対す
る塗布液の吐出量を均一化することができ、基板表面で
均一な膜厚に塗布することが可能となる。
【図1】本発明の第一の実施の形態に係わる連続膜の塗
布装置の構成を示す側面図。
布装置の構成を示す側面図。
【図2】同実施の形態に係わる吐出手段の構成を示す図
であり、(a)は側断面図、(b)はオリフィス板の平
面図を示す。
であり、(a)は側断面図、(b)はオリフィス板の平
面図を示す。
【図3】同実施の形態に係わる基板にレジストを塗布す
る場合のオリフィス孔の配列状態を示す図。
る場合のオリフィス孔の配列状態を示す図。
【図4】同実施の形態に係わる外部電源に印加される電
圧の状態を示す図。
圧の状態を示す図。
【図5】本発明の第一の実施の形態の変形例に係わる吐
出手段の構成を示す側断面図。
出手段の構成を示す側断面図。
【図6】本発明の第二の実施の形態に係わる連続膜の形
成装置の構成を示す側断面図。
成装置の構成を示す側断面図。
【図7】同実施の形態に係わる吐出手段のオリフィス孔
の配列状態を示す図。
の配列状態を示す図。
【図8】同実施の形態に係わる基板にレジストを塗布す
るときのオリフィス孔の動きを示す図。
るときのオリフィス孔の動きを示す図。
20,60…連続膜の塗布装置 21…基板 22…保持テーブル 25…駆動モータ 26,51,61…吐出手段 27,52…貯溜室 29,54…微小振動板 30,53…ピエゾ素子 31…外部電源 32,62…オリフィス板 33,63…オリフィス孔 64…回転軸 65…駆動源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 564C 564D (72)発明者 添田 勝之 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 Fターム(参考) 4D075 AC64 AC79 AC84 DA08 DC22 4F033 AA14 BA03 DA05 EA01 JA03 JA06 LA13 NA01 PA11 PB25 PD01 PD06 4F041 AA06 AB01 BA13 4F042 AA07 EB18 EB19 5F046 JA01 JA04
Claims (14)
- 【請求項1】 基板表面に膜を形成する塗布装置におい
て、 上記基板を保持する保持手段と、 内部に塗布液を蓄え、上記基板と対向する対向部位に上
記塗布液を吐出させる複数の吐出孔が形成された吐出手
段と、 上記塗布液に微小振動を与えて吐出させる微小振動手段
と、 上記保持手段と上記吐出手段を相対的に駆動させる駆動
手段と、 を具備することを特徴とする塗布装置。 - 【請求項2】 上記吐出手段は、上記対向部位の一端側
から他端側に向かい上記吐出孔の分布個数が変化するよ
うに設けられていることを特徴とする請求項1記載の塗
布装置。 - 【請求項3】 上記吐出孔の分布個数は、一端側から他
端側に向かい比例的に変化して配列されていることを特
徴とする請求項2記載の連続膜の塗布装置。 - 【請求項4】 半導体ウエハ表面にレジスト膜を形成す
る塗布装置において、 半導体ウエハを保持する保持手段と、 内部にレジストを蓄え、上記半導体ウエハと対向する対
向部位に上記レジストを吐出させる複数の吐出孔を一端
側から他端側に向かい比例的に増加させて形成した吐出
手段と、 上記レジストに微小振動を与えて吐出させる微小振動手
段と、 上記吐出手段の一端側に形成された吐出孔を上記半導体
ウエハの中心部位と対向させ、他端側を上記半導体ウエ
ハの外周部位と対向させた状態で上記保持手段と上記吐
出手段を相対的に回転駆動させる駆動手段と、 を有することを特徴とする塗布装置。 - 【請求項5】 上記微小振動手段はピエゾ素子から構成
されており、このピエゾ素子の微小振動を制御すること
により吐出量を制御することを特徴とする請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の塗布装置。 - 【請求項6】 上記吐出手段は、一つの貯溜室から構成
されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
ずれかに記載の塗布装置。 - 【請求項7】 吐出手段は、複数の貯溜室と各貯溜室毎
に設けられた微小振動手段から構成されていることを特
徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗布
装置。 - 【請求項8】 上記保持手段は、上記基板或いは半導体
ウエハに対して振動を付与する振動付与手段が設けられ
ていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
かに記載の塗布装置。 - 【請求項9】 内部に塗布液を蓄える一つの塗布液貯溜
室を有し、被塗布物と対向する対向部位に上記塗布液を
吐出させる複数の吐出孔が形成され、上記塗布液に微小
振動を与えて吐出させる微小振動手段を有することを特
徴とする吐出手段。 - 【請求項10】 上記微小振動手段はピエゾ素子から構
成されており、このピエゾ素子の微小振動を制御するこ
とにより塗布液の吐出量を制御することを特徴とする請
求項9記載の吐出手段。 - 【請求項11】 上記吐出孔の分布個数は、一端側から
他端側に向かい比例的に変化して配列していることを特
徴とする請求項9記載の吐出手段。 - 【請求項12】 基板を保持手段に保持させる工程と、 吐出手段内部に蓄えられた塗布液に微小振動を付与し、
上記基板と対向する吐出手段の対向部位に設けられた上
記塗布液を吐出させる複数の吐出孔から塗布液を吐出す
ると共に、上記基板と上記吐出手段を相対的に駆動して
膜を形成する工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。 - 【請求項13】 半導体ウエハを保持手段に保持させる
工程と、 吐出手段内部に蓄えられたレジストに微小振動を付与
し、上記半導体ウエハと対向する吐出手段の対向部位に
一端側から他端側に向かい比例的に増加させて形成した
レジストを吐出させる複数の吐出孔からレジストを吐出
すると共に、上記半導体ウエハと上記吐出孔とを相対的
に回転駆動してレジスト膜を形成する工程と、 を有することを特徴とする塗布方法。 - 【請求項14】 塗布液を塗布した上記基板或いは上記
半導体ウエハに対して振動を付与する工程を有すること
を特徴とする請求項12又は請求項13に記載の塗布方
法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11001906A JP2000197842A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 塗布装置、吐出手段及び塗布方法 |
TW088123139A TW451354B (en) | 1999-01-07 | 1999-12-28 | Coating, discharge means, and coating method |
KR1019990064449A KR20000057115A (ko) | 1999-01-07 | 1999-12-29 | 도포장치, 배출수단 및 도포방법 |
US09/477,625 US6551765B1 (en) | 1999-01-07 | 2000-01-04 | Coating apparatus, discharge device, and coating method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11001906A JP2000197842A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 塗布装置、吐出手段及び塗布方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000197842A true JP2000197842A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11514633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11001906A Pending JP2000197842A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 塗布装置、吐出手段及び塗布方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6551765B1 (ja) |
JP (1) | JP2000197842A (ja) |
KR (1) | KR20000057115A (ja) |
TW (1) | TW451354B (ja) |
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KR100558928B1 (ko) * | 2003-11-21 | 2006-03-10 | 세메스 주식회사 | 평판표시소자 제조를 위한 기판 상에 포토레지스트를도포하는 장치 및 이에 사용되는 노즐 |
KR100650259B1 (ko) * | 2005-12-20 | 2006-11-27 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 포토레지스트막 도포장치 및 이를 이용한 포토리소그라피방법 |
JP5638768B2 (ja) * | 2009-04-24 | 2014-12-10 | 武蔵エンジニアリング株式会社 | ノズル回転機構およびそれを備える塗布装置 |
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KR102243063B1 (ko) * | 2018-08-08 | 2021-04-22 | 세메스 주식회사 | 액 공급 유닛, 기판 처리 장치, 그리고 기판 처리 방법 |
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JPH03266815A (ja) | 1990-03-16 | 1991-11-27 | Y A Shii Kk | 液晶表示素子用基板の配向膜形成方法 |
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-
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- 1999-01-07 JP JP11001906A patent/JP2000197842A/ja active Pending
- 1999-12-28 TW TW088123139A patent/TW451354B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-12-29 KR KR1019990064449A patent/KR20000057115A/ko not_active IP Right Cessation
-
2000
- 2000-01-04 US US09/477,625 patent/US6551765B1/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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KR20000057115A (ko) | 2000-09-15 |
US6551765B1 (en) | 2003-04-22 |
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