JP2000269110A - レジストの現像装置 - Google Patents

レジストの現像装置

Info

Publication number
JP2000269110A
JP2000269110A JP6755599A JP6755599A JP2000269110A JP 2000269110 A JP2000269110 A JP 2000269110A JP 6755599 A JP6755599 A JP 6755599A JP 6755599 A JP6755599 A JP 6755599A JP 2000269110 A JP2000269110 A JP 2000269110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
resist
nozzle body
discharge ports
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6755599A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Yamana
慎治 山名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6755599A priority Critical patent/JP2000269110A/ja
Publication of JP2000269110A publication Critical patent/JP2000269110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、クオーターミクロンオーダーを更
に超える微細なレジストのパターニングを行なう場合で
あっても、基板外周部側に順次より多くの現像液を確実
に、かつ、均一に供給することができ、クオーターミク
ロンオーダーよりも微細なレジストをパターニングした
場合の仕上り寸法のばらつきを抑制できる現像装置の提
供を目的とする。 【解決手段】 本発明は、基板20上に積層された膜の
上に形成されたレジストに基板回転時に現像液を供給し
て現像する装置であり、基板半径方向に伸びるように配
置されるノズル本体21が具備され、このノズル本体2
1の基板側に複数の吐出口25が形成されるとともに、
前記吐出口25の数が前記基板中心側から基板外周側に
向けて順次増加されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サブミクロンオー
ダーのレジストパターン仕上り寸法のばらつきを抑制す
ることができるレジストの現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造分野においては、シリコン
単結晶の基板上面にSiO2などからなるゲート酸化膜
とポリSiなどからなるゲート膜を積層し、それらの上
にレジストを被覆し、所定のパターンを具備したレチク
ルを介してレジストに光露光を行った後にレジストを現
像して光露光部分あるいは未露光部分をパターニング
し、このパターニングされたレジストを用いてそれらの
下に位置する各種の膜をエッチングすることで半導体素
子を形成することがなされている。また、これらの膜に
加えてAlやCuの薄膜を形成し、これらの上にレジス
トを被覆してからパターニングを施して配線回路を形成
することがなされている。
【0003】図11にこの種のレジスト用の現像液を基
板に供給して現像するための装置の一構成例を示す。こ
の例の現像装置は、モータなどの回転駆動装置によって
周回りに回転自在に支持された円板状の基板1の上方に
位置するノズル2を具備して構成されたもので、このノ
ズル2は直方体中空ブロック状に形成されて基板2の表
面上に所定の間隔をあけた状態で基板半径方向に沿って
設置され、現像液供給装置からこのノズル2に送られた
現像液を前記ノズル2の底面に複数形成された吐出口3
・・・から回転中の基板1に供給することができるもので
ある。
【0004】従来のこの種のノズル2にあっては、基板
1の上面全部に均一に現像液を供給することを目的とし
て、ノズル2の底面側に基板1の半径方向に沿って一定
のピッチで複数の吐出口3・・・が形成されたものが主体
であった。ところが、この種のノズル2を備えた現像装
置を用いてクオーターミクロンオーダーよりも更に微細
なレジストパターンを形成すると、図12に示すように
基板1の半径方向でレジストパターンの仕上り寸法にば
らつきを生じるということが判明した。
【0005】図12は、クリプトンフルオロライド光源
(波長248nm:KrF光源)用化学増幅系レジスト
を基板(Siウェハ)上に塗布し、開口率NA=0.6
0、可干渉度(コヒーレンシイ)σ=0.75の光学条
件でKrF露光機により露光し、図11に示す現像装置
を用いて幅0.15μmの孤立したレジストラインを形
成したところ、基板中心付近でレジストラインの寸法が
細くなり、基板外周部側で基板中心部側よりもレジスト
ラインの寸法が太くなるという試験結果を示している。
なお、図12に示す試験結果は、ノズル2における吐
出口3の径を7mm、吐出口3のピッチを7mmに設定
し、基板1を500rpmで回転させるとともに、回転
中の基板1に現像液を2秒間滴下し、その後、60秒放
置した後に得られた結果を示すものである。
【0006】図12に示す結果から、レジストラインの
寸法差は、基板1の中心側と外周部側で約0.02μm
(約20nm)も生じたことになる。このような差異が
生じる原因として本発明者は、ノズル2から基板1に対
して半径方向に均等に現像液を供給したとしても、回転
している基板1の外周部側は基板1の内周部側よりも面
積が大きいので、外周部側の全面に現像液が行き渡って
現像開始するまでのタイムラグを生じ、結果的に基板1
の内周部側の全面に先に現像液が行き渡って内周部側で
現像が早くスタートするので、現像開始が遅くなる外周
部と比べて現像結果に差異を生じるものと推定してい
る。また、本発明者は、レジストの現像を行なう場合
に、レジストに現像液が到達して現像開始する場合の初
期段階での反応が現像結果に大きな影響を与えるものと
推定している。従って本発明者は、基板1の外周部側に
内周部側との時間差の無い状態でいかに均一に現像液を
供給するかということを課題として考えている。
【0007】ところで、半導体製造分野以外において
も、基板上に精密なレジストパターンを形成するという
技術が求められている分野があり、その一例として、特
公平6−95401号公報に開示されている光ディスク
のスピン現像方法と装置が知られている。この特許の技
術によれば、図13に示すように、モータ5によって回
転駆動されるガラス板6の上にホストレジスト7が塗布
され、現像液を基板側に噴出するためのノズル8が設け
られ、このノズル8の底面に孔10が複数形成されて現
像装置が構成されている。
【0008】前記特許技術は、現像液のレジストへの供
給量を前記ガラス板(ディスク板)6の回転中心からの
距離に比例するようにしたものである。そして、そのよ
うな技術を具体化する構成として前記特許では、孔10
の位置の回転中心からの距離をγとすると孔10の面積
S(γ)はγに比例するようにし、孔10からの流下量
がγに比例するようにしている。更に、前記特許では、
最外孔径2mmで6mmピッチで16個の孔を中心側程
小径とした構成が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の特許では、光デ
ィスクのレジストに対する現像液の供給に関する問題に
鑑み、等ピッチで外周側程大きい孔を形成した例である
が、前述のような半導体基板のレジストにクオーターミ
クロンオーダーよりも小さい微細レジストラインを形成
する場合を想定してみると、簡単には適応できない問題
を有していた。まず、現像液を供給する孔10をガラス
板6の外周側程大きく形成すると、大きい孔10の中心
部側では大量の現像液を供給できるものの、大きい孔1
0の周辺部分では現像液が広がるための時間差を生じる
ので満足な量の現像液を短時間で供給できない問題があ
る。特にクオーターミクロンオーダーを超える微細加工
を行なう半導体基板にあっては、現像液がレジストの現
像を開始する現像開始初期段階での反応が重要であり、
でき得る限り均一に現像液を供給したいのであるが、外
周部側で単に孔10の大きさを大きく形成した現像用ノ
ズル8では、クオーターミクロンオーダーよりも微細な
レジストラインを形成しようとする半導体基板の現像用
には不十分な問題がある。
【0010】次に、半導体基板の現像において、基板の
全面に均一に現像液を供給することを目的として、基板
全面に被さる程度の大きな円盤型のノズルを用い、この
ノズルの底面全域に密に多数の吐出口を形成したノズル
が特開平10−246967号公報に開示されている。
この公報に記載されたノズルは、現像液を大量に供給し
て基板に現像液を供給すれば基板のほぼ全面に現像液を
一度に満足に供給することができるが、高価な現像液を
大量に無駄に消費する欠点がある。また、現像液の量を
適宜調整して少量で現像しようとすると、現像液供給手
段からノズルに現像液を供給した部分に近い吐出口から
は圧力の関係で勢い良く適量の現像液を供給できても、
現像液の供給部分から遠い部分に位置する吐出口から供
給できる現像液量が圧力の関係で少なくなるので、サブ
ミクロンオーダーの微細なレジストラインを形成しよう
とする場合に現像液を基板に満足には供給できないもの
であった。
【0011】本発明は前記の事情に鑑みてなされたもの
で、クオーターミクロンオーダーを更に超える微細なレ
ジストのパターニングを行なう場合であっても、基板外
周部側に順次より多くの現像液を確実に、かつ、均一に
供給することができ、クオーターミクロンオーダーより
も微細なレジストをパターニングした場合の仕上り寸法
のばらつきを抑制できる現像装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、基板上に積層された膜の上に形成されたレ
ジストに基板回転時に現像液を供給して現像する装置で
あり、基板半径方向に伸びるように配置されるノズル本
体が具備され、このノズル本体の基板側に基板半径方向
と円周方向に複数の吐出口が形成されるとともに、前記
吐出口の基板円周方向に並べる数が前記基板中心側から
基板外周側に向けて順次増加されてなることを特徴とす
る。この構成により回転時の基板に現像液を噴出する場
合に基板の外周部側に向かうにつれてより多くの現像液
を噴出させて現像ができる。
【0013】本発明は、前記吐出口の大きさが全て同一
であり、前記吐出口が基板半径方向に所定のピッチで配
置され、前記基板中心から一定の任意の円周位置に存在
する複数の吐出口が基板円周方向に沿って隣接配置され
てなることを特徴とする。本発明は、前記基板中心から
半径方向任意の位置の吐出口までの距離をr、基板中心
に最も近い吐出口まで距離をr0、吐出口数をn0とする
と、前記距離rにおける吐出口数nがn=n0・r/r0
の関係とされたことを特徴とする。この式に合致する吐
出口数であるならば、基板の内周部側あるいは外周部側
を問わず、基板の任意の位置に対して均等に現像液の噴
出が可能となる。
【0014】更に本発明は、基板上に積層された膜の上
に形成されたレジストに基板回転時に現像液を供給して
現像する装置であり、基板半径方向に伸びるように配置
されるノズル本体が具備され、このノズル本体の基板側
に基板中心側で狭く、基板外周部側に向けて徐々に広く
なる扇形の吐出口が形成されてなる。本発明において、
前記ノズル本体が少なくとも前記基板直径に相当する長
さであって、前記基板中心から基板外周部側に2方向に
伸びる形状とされてなることが好ましい。本発明におい
て、前記ノズル本体が基板中心から基板外周方向に向い
て少なくとも3方に伸びる放射形状とされてなることが
好ましい。本発明において、前記ノズル本体の幅が基板
中心部側から基板外周部側に向かうにつれて徐々に大き
くされてなることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1実施形態につ
いて図面を参照して説明するが、本発明は以下の各実施
形態に限定されるものではない。図1と図2は、本発明
に係る現像装置の第1実施形態を示すもので、この実施
形態の現像装置は円板状の基板20に対して基板20上
に所定間隔離間して配置された中空のブロック状のノズ
ル本体21を備えて構成される。前記基板20は図2に
示すモータなどの回転駆動装置23の基台24に、水平
に周回りに回転自在に支持されるもので、半導体素子を
形成するために用いられるSi基板などからなり、その
上面にはSiO2などからなるゲート酸化膜とポリSi
などからなるゲート膜などの半導体素子製造用、あるい
は、AlやCuの配線用に必要な膜が積層され、更にそ
れらの積層膜の上にレジストが塗布されたものである。
このレジストは現像工程の前に行なわれる露光工程にお
いて必要な回路を備えたレチクルを介して露光されてお
り、この露光後のレジストを現像しようとするものが本
実施形態の現像装置である。
【0016】前記ノズル本体21は、基板20の半径に
相当する長さを有した細長い中空のブロック構造とさ
れ、基板半径方向に伸びるように配置されるとともに、
このノズル本体21の基板側の底面21aには同一径の
複数の吐出口25が形成され、前記吐出口25の数が前
記基板20の中心側から基板外周側に向けて順次増加さ
れている。また、前記吐出口25・・・が基板半径方向に
所定のピッチで配置され、前記基板中心から一定の任意
の円周位置に存在する複数の吐出口25が基板円周方向
に沿って隣接配置されている。なお、図1ではノズル本
体21の底面部分の輪郭のみを示し、その底面に配置さ
れた吐出口25・・・と基板20との相対位置関係のみを
示している。
【0017】本実施形態における吐出口25・・・の形成
位置は、以下に説明する式に合致する条件で決定され
る。まず、現像液吐出口25の口径をa、吐出口数をn
とし、基板20の中心に最も近い位置にある吐出口の口
径をa0、吐出口数をn0とすると、基板20の任意の半
径rの位置での吐出口数nをn=r/r0と定義するこ
とができる。これは、基板20の半径r、r0での円周
方向での単位長さ当たりの現像液滴下量の比は、nπa
2(2πr)-1:n00 2(2πr0-1であるので、現
像液を基板20上で均一にするためには、 nπa2(2πr)-1=n00 2(2πr0-1 の関係を満足させなくてはならない。ここで上の式にお
いて吐出口の口径は一定値aであるので、上の式は、n
πa2(2πr)-1=n0πa2(2πr0-1となり、更
にこの関係を整理すると、n=n0・r/r0の関係が成
立する。例えば、基板20の中心から10mmの位置に
存在する吐出口の数に対して基板20の中心から30m
mの位置の位置に存在する吐出口の数は3倍とし、基板
20の中心から50mmの位置の位置に存在する吐出口
の数は5倍とする必要がある。
【0018】また、前記ノズル本体21の上部には、図
2に示す現像液供給源26に接続するための供給管27
が接続されていて、現像液供給源26からノズル本体2
1に必要量の現像液を供給して現像液をノズル本体21
の吐出口25・・・から噴出できるように構成されてい
る。
【0019】図1と図2に示す構成の現像装置であるな
らば、基板上のレジストに露光装置で露光を行なった
後、基台24に基板20を水平にセットし、この基板2
0の上に所定間隔離間させてノズル本体21を基板20
の径方向に沿って配置し、基板20を500rpm程度
の回転速度で回転させるとともに、現像液供給源26か
らノズル本体21に供給された現像液をノズル本体21
の吐出口25・・・から基板20の上面に噴出することが
できる。そして、この現像液噴出の際に、吐出口25・・
・の形成位置を先の式に合致するように形成して基板2
0の内周部側よりも外周部側において順次多くなるよう
に現像液を噴出できるようにしているので、基板20の
すべての位置で面積当たり均等に現像液を供給できる結
果、現像むらを生じることなくレジストの現像ができ
る。従ってクオーターミクロンオーダーよりも更に小さ
いレジストラインを現像しようとする場合であってもレ
ジストラインの太さに大きなばらつきを生じない。
【0020】そして特に、吐出口25・・・の大きさは全
て同一であり、基板21の外周部側に向かうにつれて数
を増やすことによって現像液供給量を増加させているの
で、外周部側に向かうにつれて吐出口10の口径を大き
くした図13に示す従来構造のノズル8よりも均等に現
像液を供給することができる。これは、従来の径の大き
な吐出口10であると、吐出口10の中心部では現像液
の供給量が多いものの吐出口10の周辺部側では現像液
供給量が少なくなる、換言すると突出口10の周辺部分
側では現像液がゆきわたる際に時間差が生じやすいので
吐出口10の半径方向で現像液供給量が変動するが、本
実施形態の如く吐出口25の数を増加させた構造では同
一半径位置において複数の吐出口10が均一に現像液を
噴出するので、より均一な現像液噴出ができることに起
因する。
【0021】また、基板の全面に対向する大きさの円盤
状のシャワーノズル型のノズル本体では、基板全面に均
一に現像液を供給するために大量の現像液を基板に噴出
する必要があるが、その点において本実施形態のノズル
本体21では基板20の半径に相当する長さの中空ブロ
ック状のノズル本体21に現像液を満たして噴出するこ
とで現像ができるので、シャワーノズル型のノズル本体
に比べて現像液の無駄を省くことができる。
【0022】図3は本発明に係る現像装置の第2実施形
態を示すもので、この第2実施形態の構成ではノズル本
体30が基板20の直径に相当する長さの中空ブロック
状に形成され、このノズル本体30においては基板20
の中心に近い部分から基板20の外周部側に向かうにつ
れて順次吐出口31の数が多くなるように形成されてな
る。従ってこの第3実施形態の構造では、ノズル本体3
0の長さ方向中心部から両端部側に向けて順次吐出口3
1の数が多くなるように、換言すると、本実施形態のノ
ズル本体30は第1実施形態のノズル本体21を2つ接
続した構造とされている。なお、吐出口31の数の設定
は、先の第1実施形態の構造の場合に用いた式に基づい
て先の実施形態の場合と同様に決定される。この実施形
態の構造においても先の第2実施形態の構造と同等の効
果を得ることができる。
【0023】図4は本発明に係る現像装置の第3実施形
態を示すもので、この第3実施形態の現像装置ではノズ
ル本体40が基板20の半径に相当する長さに形成さ
れ、ノズル本体40が平面涙滴型に形成されるととも
に、このノズル本体40においては基板20の中心に近
い端部40a側から基板20の外周部に近い端部40b
側に向かうにつれて順次吐出口41の数が多くなるよう
に形成されてなる。また、ノズル本体40の平面形状が
涙滴型とされて基板20の外周部側に向かうにつれて徐
々にノズル本体40の内容積が大きくなるように形成さ
れている。これらの吐出口41・・・の数の設定は、先の
第1実施形態の構造の場合に用いた式に基づいて先の第
1実施形態の場合と同様に決定される。
【0024】この第3実施形態の構造においても先の第
2実施形態の構造と同等の効果を得ることができる。更
にこの第3実施形態のノズル本体40においては、吐出
口41の数が多い端部40b側においてノズル本体40
の内容積を大きくしているので、吐出口41の数が多い
側での吐出口41・・・からの現像液噴出圧力と吐出口4
1が少ない端部41a側の現像液噴出圧力を容易に均一
にすることができる。
【0025】図5は本発明に係る現像装置の第4実施形
態を示すもので、この第4実施形態ではノズル本体50
が基板20の直径に相当する長さに形成され、このノズ
ル本体50においては基板20の中心に近い部分から基
板20の外周部側に向かうにつれて順次吐出口51の数
が多くなるように形成されてなる。従ってこの第4実施
形態の構造では、ノズル本体50の長さ方向中心部から
両端部側に向けて順次吐出口51の数が多くなるように
形成されている。なお、吐出口51の数の設定は、先の
第1実施形態の構造の場合に用いた式に基づいて先の実
施形態の場合と同様に決定される。この実施形態の構造
においても先の第3実施形態の構造と同等の効果を得る
ことができる。
【0026】図6は本発明に係る現像装置の第5実施形
態を示すもので、この第5実施形態ではノズル本体60
が基板20の半径に相当する長さの細長い中空ブロック
状に形成されており、その底面に扇形の1つの吐出口6
1が形成された例である。この実施形態においては、基
板20の中心部側に吐出口61の開口面積が小さい側の
端部61aが配置され、基板20の外周部側に吐出口6
1の開口面積が大きい側の端部61bが配置されてい
る。このように扇形の開口部を有する吐出口61であっ
ても先の第1実施形態の現像装置と同様に、基板1の内
周部側から外周部側にかけて外周部側にゆくほど多くの
現像液を供給できるので基板1の内周部側と外周部側と
で現像むらのない状態の現像処理ができるという第1実
施形態の場合と同等の効果を得ることができる。
【0027】図7は本発明に係る現像装置の第6実施形
態を示すもので、この第6実施形態ではノズル本体70
が基板20の半径に相当する長さの平面涙滴型の中空ブ
ロック状に形成されており、その底面に扇形の1つの吐
出口71が形成された例である。この実施形態において
は、基板20の中心部側に吐出口71の開口面積が小さ
い側の端部71aが配置され、基板20の外周部側に吐
出口71の開口面積が大きい側の端部71bが配置され
ている。このように扇形の開口部を有する吐出口71で
あっても先の第1実施形態の現像装置と同等の効果を得
ることができる。更にこの第6実施形態のノズル本体7
0においては、吐出口71の開口面積が多い端部71b
側においてノズル本体70の内容積を大きくしているの
で、吐出口71の開口面積が大きい端部71b側からの
現像液噴出圧力と吐出口71の開口面積が小さい端部7
1a側からの現像液噴出圧力を同一にすることが容易に
できる。
【0028】図8は本発明に係る現像装置の第7実施形
態を示すもので、この第7実施形態では図6に示すノズ
ル本体60と同等形状のノズルを基板20の直径方向に
2つ接合してなる外形を有している。更に図9は本発明
に係る現像装置の第8実施形態を示すもので、この第8
実施形態では図7に示すノズル本体70と同等形状のノ
ズルを基板20の直径方向に2つ接合してなる外形を有
している。これらの第7実施形態と第8実施形態のノズ
ル本体80、90においても先の第5、第6実施形態の
ノズル本体60、70と同等の効果を得ることができ
る。
【0029】図10は本発明に係る現像装置の第9実施
形態を示すもので、この実施形態の現像装置は基板20
の周方向に120°間隔で放射状に配置したノズル10
0を備えてなる。ノズル100は先の第1実施形態のノ
ズル本体21を3本接合した形状のものであり、各ノズ
ル本体21においては吐出口25が先の第1実施形態の
構造で採用した式と同じ関係で吐出口25・・・が形成さ
れている。この実施形態の構造においても先の第1実施
形態の構造と同等の効果を得ることができる。なお、こ
の実施形態ではノズル本体21を3本放射状に接合した
形状とされているが、ノズル本体21を4本以上接合し
た形状としても良いのは勿論であり、また、ノズル本体
21を接合する場合にL字型やX字型等の他の形状に接
合しても良いのは勿論である。
【0030】
【実施例】クリプトンフルオロライド光源(波長248
nm:KrF光源)化学増幅系レジストを基板(Siウ
ェハ)上に塗布し、続いて開口率NA=0.60、可干
渉度σ=0.75の光学条件でKrF露光機により露光
し、図1に示す現像装置を用いて幅0.15μmの孤立
したレジストラインを形成したところ、基板中心付近で
のレジストラインの寸法と、基板外周部側でのレジスト
ラインの寸法差の最大値が0.011μm(11nm)
となった。
【0031】なお、図1に示す試験結果は、ノズルにお
ける吐出口の径を2mm、吐出口3のピッチを8mmに
設定し、基板最外周部における突出口数を35個とし、
基板を500rpmで回転させるとともに、回転中の基
板に現像液を秒間滴下し、その後、60秒放置した後に
得られた結果を示すものである。以上の結果から、クオ
ーターミクロンレベルよりも更に微細な加工を行なう場
合、例えば、0.15μmレベルのレジスト現像時のレ
ジストラインの内周部側と外周部側の寸法差を先の従来
例における最大寸法差(0.02μm)よりも遥かに小
さな寸法差に収めることができた。従ってこの結果か
ら、0.14〜0.18μmの範囲のレベルのレジストラ
インを11nmレベルの誤差の少ない精度で現像できる
ことが判明した。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板半径方向に配置されるノズル本体の基板側の面に形成
される複数の吐出口の数が基板中心側から基板外周側に
向けて順次増加されてなるので、基板中心側から外周側
に向かうにつれて順次多くの量の現像液を基板に噴出さ
せて現像することができる。従って基板回転現像の際に
基板内周部側と基板外周部側に面積当たり均一の現像液
を供給して現像することができ、現像むらの無いレジス
トパターンを形成できる効果がある。具体的には太さの
ばらつきの少ないレジストパターンを形成することがで
きる。次に、前記吐出口の大きさが全て同一であり、前
記吐出口が基板半径方向に所定のピッチで配置され、前
記基板中心から一定の任意の円周位置に存在する複数の
吐出口が基板円周方向に沿って隣接配置されてなる構成
ならば、基板中心側から外周側に向かうにつれて順次多
くの量の現像液を基板に確実に噴出させて現像液を基板
上に広げつつ現像することができる。
【0033】更に本発明において、基板中心から半径方
向任意の位置の吐出口までの距離をr、基板中心に最も
近い吐出口まで距離をr0、吐出口数をn0とすると、前
記距離rにおける吐出口数nがn=n0・r/r0の関係
とすることで、基板中心側から外周側に向かうにつれて
順次多くの正確な量の現像液を基板に確実に噴出させて
現像することができる。これにより、サブミクロンオー
ダーのレジストパターンを形成する場合であっても、現
像むらのない、レジストパターンの太さのばらつきの少
ない現像を行なうことができる。
【0034】更に本発明において、ノズル本体の基板側
の面に基板中心側で狭く、基板外周部側に向けて徐々に
広くなる扇形の吐出口を形成する構造を採用しても、目
的を達成することができる。また、前記ノズル本体が少
なくとも前記基板直径に相当する長さを有し、前記基板
中心から基板外周部側に2方向に伸びる形状とするこ
と、あるいは、前記ノズル本体が基板中心から基板外周
方向に向いて少なくとも3方に伸びる放射形状とするこ
とによっても目的を達成することができる。
【0035】本発明において、前記ノズル本体の幅が基
板中心部側から基板外周部側に向かうにつれて徐々に大
きくされてなる場合、吐出口の全面における現像液の噴
出圧力の均一化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る現像装置の第1実施形態の要部
を示す構成図。
【図2】 同現像装置の第1実施形態を示す全体構成
図。
【図3】 本発明に係る現像装置の第2実施形態の要部
を示す構成図。
【図4】 本発明に係る現像装置の第3実施形態の要部
を示す構成図。
【図5】 本発明に係る現像装置の第4実施形態の要部
を示す構成図。
【図6】 本発明に係る現像装置の第5実施形態の要部
を示す構成図。
【図7】 本発明に係る現像装置の第6実施形態の要部
を示す構成図。
【図8】 本発明に係る現像装置の第7実施形態の要部
を示す構成図。
【図9】 本発明に係る現像装置の第8実施形態の要部
を示す構成図。
【図10】 本発明に係る現像装置の第9実施形態の要
部を示す構成図。
【図11】 従来の現像装置の第1の例を示す構成図。
【図12】 図11に示す現像装置でレジストをパター
ニングした場合の試験結果を示す図。
【図13】 従来の現像装置の第2の例を示す構成図。
【符号の説明】
20・・・基板、21、30、40、50、60、70、
80、90、100・・・ノズル本体、25、31、4
1、51、61、71、81、91・・・吐出口。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に積層された膜の上に形成された
    レジストに基板回転時に現像液を供給して現像する装置
    であり、 基板半径方向に伸びるように配置されるノズル本体が具
    備され、このノズル本体の基板側に基板半径方向と円周
    方向に複数の吐出口が形成されるとともに、前記吐出口
    の基板円周方向に並べる数が前記基板中心側から基板外
    周側に向けて順次増加されてなることを特徴とするレジ
    ストの現像装置。
  2. 【請求項2】 前記吐出口の大きさが全て同一であり、
    前記吐出口が基板半径方向に所定のピッチで配置され、
    前記基板中心から一定の任意の円周位置に存在する複数
    の吐出口が基板円周方向に沿って隣接配置されてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のレジストの現像装置。
  3. 【請求項3】 前記基板中心から半径方向任意の位置の
    吐出口までの距離をr、基板中心に最も近い吐出口まで
    距離をr0、吐出口数をn0とすると、前記距離rにおけ
    る吐出口数nがn=n0・r/r0の関係とされたことを
    特徴とする請求項1または2に記載のレジストの現像装
    置。
  4. 【請求項4】 基板上に積層された膜の上に形成された
    レジストに基板回転時に現像液を供給して現像する装置
    であり、 前記基板半径方向に伸びるように配置されるノズル本体
    が具備され、このノズル本体の基板側に基板中心側で狭
    く、基板外周部側に向けて徐々に広くなる扇形の吐出口
    が形成されてなることを特徴とするレジストの現像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ノズル本体が少なくとも前記基板直
    径に相当する長さを有し、前記基板中心から基板外周部
    側に2方向に伸びる形状とされてなることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載のレジストの現像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ノズル本体が基板中心から基板外周
    方向に向いて少なくとも3方に伸びる放射形状とされて
    なることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載のレジストの現像装置。
  7. 【請求項7】 前記ノズル本体の幅が基板中心部側から
    基板外周部側に向かうにつれて徐々に大きくされてなる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレジ
    ストの現像装置。
JP6755599A 1999-03-12 1999-03-12 レジストの現像装置 Pending JP2000269110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6755599A JP2000269110A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 レジストの現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6755599A JP2000269110A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 レジストの現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000269110A true JP2000269110A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13348338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6755599A Pending JP2000269110A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 レジストの現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000269110A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441709B1 (ko) * 2001-12-21 2004-07-27 동부전자 주식회사 반도체 현상장비의 현상액 분사장치
KR100481537B1 (ko) * 2002-06-29 2005-04-08 동부아남반도체 주식회사 웨이퍼 현상 장치
KR100485541B1 (ko) * 2002-08-12 2005-04-27 동부아남반도체 주식회사 반도체 현상장비의 현상액 분사장치
US7387455B2 (en) * 2002-06-07 2008-06-17 Tokyo Electron Limited Substrate processing device, substrate processing method, and developing device

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441709B1 (ko) * 2001-12-21 2004-07-27 동부전자 주식회사 반도체 현상장비의 현상액 분사장치
US7387455B2 (en) * 2002-06-07 2008-06-17 Tokyo Electron Limited Substrate processing device, substrate processing method, and developing device
KR100481537B1 (ko) * 2002-06-29 2005-04-08 동부아남반도체 주식회사 웨이퍼 현상 장치
KR100485541B1 (ko) * 2002-08-12 2005-04-27 동부아남반도체 주식회사 반도체 현상장비의 현상액 분사장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1947680B1 (en) Method for forming a coating with a liquid, and method for manufacturing a semiconductor device
US6777350B2 (en) Method and device of forming a film using a coating material and method of manufacturing a semiconductor device
US6241403B1 (en) Developing method and developing apparatus
US6551765B1 (en) Coating apparatus, discharge device, and coating method
JPS63301520A (ja) フォトレジスト塗布装置
JP2000269110A (ja) レジストの現像装置
JP3599323B2 (ja) 基板処理装置
JP2001210615A (ja) 電気光学装置の製造方法および電気光学装置の製造装置
US8262301B2 (en) Developer spraying device for reducing usage quantity of developer
JPS62221464A (ja) 回転塗布用真空吸着台
JPH01281729A (ja) 現像・エッチング処理装置
KR200375036Y1 (ko) 감광막현상장치
JPS581144A (ja) フオトレジストの塗布方法
JPS5941300B2 (ja) 現像処理装置
JPH11297586A (ja) 半導体製造装置、半導体装置及び半導体装置の製造方法
KR101034695B1 (ko) 스핀 코터 노즐 시스템
KR100706781B1 (ko) 개선된 구조의 노즐 유닛을 포함하는 현상 장치
JP3527459B2 (ja) 塗布膜形成方法および塗布処理装置
KR0172269B1 (ko) 공정액 분사노즐 조립체
KR20040079093A (ko) 슬릿 코터 및 이를 이용한 포토레지스트 도포 장치
JP2003158066A (ja) レジスト除去装置及びレジスト除去方法
JP2004063584A (ja) スピン処理装置及びスピン処理方法
JPH03262567A (ja) 多層レジスト塗布方法
JPH0817717A (ja) 現像装置
KR20060021196A (ko) 트랙장비의 현상액 도포장치 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020716