JP2000196865A - デジタル画像デ―タを処理して強調された出力画像を生成する方法及びルックアップテ―ブルに格納された多数のエントリを減少する方法 - Google Patents

デジタル画像デ―タを処理して強調された出力画像を生成する方法及びルックアップテ―ブルに格納された多数のエントリを減少する方法

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JP2000196865A
JP2000196865A JP11364410A JP36441099A JP2000196865A JP 2000196865 A JP2000196865 A JP 2000196865A JP 11364410 A JP11364410 A JP 11364410A JP 36441099 A JP36441099 A JP 36441099A JP 2000196865 A JP2000196865 A JP 2000196865A
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    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/40037Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales the reproducing element being a laser

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像データを処理して、強調された
出力画像を生成する方法を提供する。 【解決手段】 本発明の方法は;ビットマップ画像にお
いてターゲットピクセルロケーションを選択するステッ
プ32と;ターゲットピクセルロケーションに対する、ピ
クセルオブザベーションウインドウ内で1つのピクセル
セットを観察するステップ34と;マルチ次元空間におい
てピクセルセットを1つの角の廻りに回転させることに
より、そのピクセルセットの関数として、インデックス
ポインタを生成するステップ36と;インデックスポイン
タを用いて、ターゲットピクセルを出力するように使用
される信号の特徴を規定するコードをルックアップする
ステップ38と;3次元空間において、信号をピクセルセ
ットの角廻りに回転させ、回転された信号を出力するス
テップ40と;を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、印刷され
たドキュメントの外観を向上させる方法及び装置に関す
る。より詳細には、本発明は、デジタル画像の強調(向
上)のためのテンプレートマッチング方法においてテン
プレートの回転を有効に使用することに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多くの
ドキュメント及びデータフォーマットを処理するための
インフォメーションシステムは、様々なデバイスが互い
に接続されて、顧客の要求に対する解決法を提供するオ
ープンシステムになる方向に向かっている。かかるオー
プンシステムにおける重要な要素は、異なる出力デバイ
スで印刷されたバージョン同士の間の違いを顧客が何ら
感じることのないように、電子ドキュメントを印刷でき
ることである。完全なるデバイスの独立を達成するため
に、画像の解像度及び強調を正確に変更する有効な方法
が、この技術を利用するために必要である。しかし、第
1出力デバイスに対して作成されたビットマップを、第
2出力デバイスにおいて印刷できるように変更するラス
タ変換方法が、オープンシステム技術の重要な面になっ
ている。
【0003】本発明は、デジタル画像データを有効に処
理して、強調された(向上された)出力画像を生成する
方法及び装置である。概して言えば、本発明は、ルック
アップテーブルまたはロジックオペレーションにおいて
テンプレートの形態で解像度強調(向上)フィルタを使
用する。本発明は、当該技術で利用できるテンプレート
マッチングアプリケーションの設計及び実行プロセスに
おいて使用可能である。かかるアプリケーションは、解
像度強調、外観調整、外観マッチング、グレースケール
への変換(例えば、ハーフトーンスクリーニング解
除)、画像修復、パターン検出及びセグメンテーション
を含むが、これらに限定されない。
【0004】好適な実施の形態では、本発明は、テンプ
レートマッチングフィルタを有効に実行するように使用
される。これらのテンプレートマッチングフィルタは、
幾何学、統計学、及び特定パターン形状の専門的知識に
基づく計算を含む(しかし、これらに限定されない)多
くの方法のうちのいずれかの方法により、設計されるで
あろう。本発明の或る重要な態様では、ピクセル強調の
異なる部分に対して意図される多数のテンプレートフィ
ルタを単一のフィルタに減少して(又はフィルタの数を
減少して)、本発明で示される有効なシンメトリ決定を
用いて、それを適用することができる。例えば、300
spi(スポット/インチ)の解像度から600spiの解像
度へと画像を変換することにおいて、単一のテンプレー
トマッチングフィルタは、多様なシンメトリで使用され
ることができ、各シンメトリは、4つの高解像度画像ピ
クセルのうちの1つのピクセルを生成し、それが各入力
ピクセルに代用される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、デジタ
ル画像データを処理して、強調された出力画像を生成す
る方法が提供される。この方法は;ビットマップ画像に
おいてターゲットピクセルロケーションを選択するステ
ップと;前記ターゲットピクセルロケーションに対す
る、ビットマップ画像上に重ねられたピクセルオブザベ
ーションウインドウ内で1つのピクセルセットを観察す
るステップと;マルチ次元空間においてピクセルセット
を1つの角の廻りに回転させることにより、そのピクセ
ルセットの関数として、インデックスポインタを生成す
るステップと;インデックスポインタを用いて、ターゲ
ットピクセルを出力するように使用される信号の特徴を
規定するコードをルックアップするステップと;3次元
空間において、前記信号を前記ピクセルセットの角廻り
に回転させ、回転された信号を出力するステップと;を
含む。
【0006】本発明の別の態様によれば、ラスタ露光デ
バイスを含む電子印刷マシンと、強調フィルタと、が提
供され、前記強調フィルタは、前記ラスタ露光デバイス
に接続されて、入力されたビットマップ画像においてピ
クセル解像度強調を実行し、ラスタ露光デバイスを駆動
する一連のデジタル信号を生成する。前記デジタル信号
は、出力信号の特徴と、ピクセル解像度強調を達成する
ように出力信号が回転されるべき角の特徴と、を規定す
るコードを含む。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を全般的に理解するため
に、図面を参照する。図面では、同様のエレメントを指
し示すために一貫して同じ参照番号を用いている。本文
中で、イメージ信号、ビデオデータ、及びピクセルとい
う用語は、デジタル画像内のエレメントのアクティブな
(オン)状態又はアクティブでない(オフ)状態を示す
離散的な(別個な)デジタル信号を示すように、互換性
を持たせて使用している。さらに、図面中の画像ビット
マップの陰影又はクロスハッチ部分は、ビットマップ内
のブラック又はアクティブピクセル(バイナリ表現で1
の価を有する)を表わすように意図される。かかる表現
は、本発明を制限するものではなく、その説明を簡明化
するようになされているものである。従って、本発明
は、ブラックピクセルがどこで示されていようと、ホワ
イトピクセルの状態と置き換えて、同様に動作されるこ
とが可能であり、その逆もまた同様である。
【0008】図1は、本発明の好適な実施の形態を示す
デジタルプリンタのブロック図である。示されるよう
に、低解像度ビットマップ画像10がデジタルプリンタ
12に提供されて、印刷された出力が生成される。本発
明を使用するデジタルプリンタ内には、入力されたビッ
トマップを強調されたビットマップ画像16に変換する
強調フィルタ14が存在する。次いで、強調されたビッ
トマップ画像が露光及び現像のためにマーキングエンジ
ン18に渡され、図3に関して後述するように、強調さ
れた出力プリント20が生成される。
【0009】図2は、図3及び図4とともに、図1のブ
ロック14で示される画像解像度強調フィルタの動作を
示している。ステップ30で始まり、図1の低解像度ビ
ットマップ画像10が検索される(調べられる)。次に
ステップ32において、入力ビットマップ内で、ターゲ
ットピクセルポジションが識別される。ターゲットピク
セルポジションは、その後のオペレーションで解像度を
強調されるピクセルを表わす。ステップ34で、ターゲ
ットピクセルを囲む、又はターゲットピクセルに近接す
る1セットのピクセルのオン状態又はオフ状態(即ち、
この実施の形態ではバイナリ入力画像)が、いわゆる
「ピクセルオブザベーションウインドウ」を介して観察
される。実用的な意味で、ピクセルの状態を観察するス
テップは、ピクセルセット中の各ピクセルに対してバイ
ナリ信号レベルを調べることに等しい。さらに、ピクセ
ルセットは、図6及び図7に関して述べるように、テン
プレートベースフィルタの設計の関数として、決定され
る。テンプレートベースフィルタが設計され得る方法の
例は、Eschbachの米国特許第5,724,45
5号で詳細に述べられており、この特許の内容は、参照
として本文の記載の一部となっている。
【0010】ステップ34において、ターゲットピクセ
ルのまわりのピクセルの状態がオブザベーションウイン
ドウにおいて観察されると、ステップ36において、そ
の状態を用いて、インデックスポインタ、例えばアドレ
スレジスタに格納された一連のバイナリ値が生成され
る。インデックスポインタが生成されると、ステップ3
8において、そのインデックスポインタを用いて、メモ
リ又はルックアップテーブル(LUT)においてロケー
ションがアクセスされ得る。最も重要なことに、従来技
術のテンプレートベースフィルタリングスキームとは異
なり、本発明は、オブザベーションウインドウにおいて
ピクセルの状態に正確にマッチするわけではないテンプ
レートをアクセスすることにより、うまく動作すること
が可能である。テンプレートマッチングオペレーション
は、1つのパターンの複数のシンメトリを調査すること
により、行われる。これにより、画像処理システムに
は、より少ないテンプレートが提供されることになる
が、画像の完全性は維持される。
【0011】本発明を実行する画像処理システムは、解
像度Nで出力ピクセルパターンを生成するために使用さ
れ得る解像度Mの入力パターン若しくはテンプレートの
データベースを含む。出力ピクセルの構造又はアレンジ
メントは、テンプレートデータベースエントリと回転の
指示角度から決定されたものである。以下の記述におい
て、「回転」という用語は、典型的なデカルト座標系に
おけるx軸、y軸又はz軸まわりの角度的な変位を示す
ばかりでなく、xy面、yz面又はxz面における任意
の軸まわりの角度的な変位のことも示す。当業者は、あ
らゆるケースで回転角度が0度に等しいこともあること
を理解するであろう。
【0012】所与のウインドウ上の可能なビットマップ
コンビネーションの多くは、標準的なドキュメント中に
は生じないので、このアプローチは、全ての可能な入力
ウィンドウのビットマップコンビネーションの小さいサ
ブセットだけがデータベースエントリを作成するという
利点を有する。マニュアルシステムでは、全ての可能な
パターンを検索しなければならないか(例えば、3×3
ウインドウの場合には512の可能パターン、5×5ウ
インドウの場合には225パターン、7×7ウインドウ
の場合には249パターン)、又は、可能な入力パター
ンを巧妙に減少させなければならないか、のどちらかで
ある。従来のシステムでは、トレーニング技法を用い
て、データベース中のテンプレートが、入力選択をガイ
ドするように実際のドキュメントの事例を具体化するこ
とを保証するように、テンプレートが設計される。しか
し、これらのテンプレートマッチング方法の多くは、適
切にマッチするものを見出すまで、データベース中のテ
ンプレートの全てを検索する必要がある。他の従来技術
のテンプレートマッチング方法は、テンプレートデータ
ベースをより有効にサーチする又はインデックスするこ
とを可能にする階層サーチ技術を使用する。典型的に、
階層テンプレートマッチングスキームを実行することに
より、データベース中の全てのテンプレートを調査する
必要性はなくなるが、有効なオペーレーションには、多
数のテンプレートが提供されることが、まだ必要であ
る。
【0013】高品質の強調は、複数のテンプレートマッ
チングフィルタ又は形態フィルタを使用して行われるの
が一般的である。各フィルタに対するテンプレートは、
ルックアップテーブル(LUT)に格納されており、複
数のフィルタを作成するために複数のLUTが使用され
る。しかしながら、典型的に、ドキュメントは非常に対
称的な画像パターンを含む。本発明は、このことを利用
して、軸廻りにテンプレートを回転させ、単一のLUT
と共に、回転された各テンプレートを使用する方法を開
示する。実行中に、本発明は、前述のように、テンプレ
ートデータベースをサーチすることを必要とする(即
ち、データベース中のテンプレート全てを検索する、又
は、階層テンプレートマッチングスキームを実行する)
が、軸の廻りに利用可能なテンプレートを回転させる能
力を備えることで、提供されなければならないテンプレ
ートの数を実質的に減少させることにより、より多くの
セットのテンプレートが存在するかのようにシステムを
動作せることを可能にする。このテンプレートの回転に
より、このようなテンプレートの回転がなければ必要と
なるサーチスペース及び記憶メモリの量が劇的に減少さ
れる。
【0014】図3を参照すると、3×3ウインドウを用
いて300スポット/インチ(spi)の入力画像を60
0spiの出力画像に変換する例が示されている。3×3
ウインドウのデータは、4つのLUTを通してマッピン
グされ、出力画像において4つのピクセルを生成する。
これらのピクセルは、オリジナルの3×3ウインドウに
おけるピクセルのロケーションの廻りに集められるであ
ろう。見出し文字のi.jは、所与の出力ピクセルのサ
ンプリングフェーズに関連する。示される例では、出力
画像中の各ピクセルは、4つのサンプリングフェーズの
一つに属するように分類される。数のペアi.jは、走
査線jにおけるピクセルiのことである(即ち、2.1
は、第1走査線における第2ピクセルのことである)。前
述のように、LUTに格納されるテンプレートは、トレ
ーニング技術を用いて設計される。各LUTに対して、
入力画像から出力画像のそれぞれのサンプリングフェー
ズへと、トレーニングが実行される(LUT1.1は、
入力画像と1.1の出力画像ピクセルとのジョイント統
計から設計される)。
【0015】図5を参照すると、本発明は、シングルフ
ィルタの設計努力とハードウェアメモリを必要とするだ
けで、マルチLUTフィルタの高品質を達成するテンプ
レート回転技術及び構造を開示する。ここでも「テンプ
レート回転技術」とは、テンプレートが、x軸、y軸、
又はz軸廻りだけでなく、典型的なデカルト座標系にお
けるxy平面、yz平面、又はxz平面にある任意の軸
廻りにも角度的に変位されることを意味する。図面に示
されるように、本発明では、シングルLUTは、LUT
1.1を設計するために用いることのできる方法に類似
した方法を用いて、設計される。データのウインドウ
は、LUTを通過されて、1.1ピクセルを生成し、次
いで、ウインドウが垂直方向軸まわりに回転され、同じ
LUTを通過されると、2.1ピクセルが生成される。
次いでウインドウが対角方向軸廻りに回転され、3回目
にLUTを通過されると、2.2ピクセルが生成され
る。最終的にウインドウが水平方向軸まわりに回転さ
れ、4回目にLUTを通過されると、ピクセル1.2が
生成される。なお、ここではオリジナルの回転を定まっ
た順番(即ち、垂直方向軸、対角方向軸、次いで水平方
向軸というオリジナルの形態)で述べたが、本発明で
は、ここで述べたものと全く同じようにウインドウを回
転させる必要はない。
【0016】画像再現の成功した結果は、デジタルドキ
ュメントに必要なパターン強調の近似ミラー及び回転シ
ンメトリのために本発明を使用した時に得られる。ター
ゲットピクセルのまわりの所与のウインドウに対して異
なる空間サンプル解像度の理想ペアのデジタル文書(即
ち、300spi、600 spi)では、パターンは、30
0spi画像中に観察することができ、出力画像における
4つのピクセルの所望のグループに対応する。入力パタ
ーンの回転バージョンを観察する場合、出力グループの
回転バージョンは、出力された高解像度画像において生
じるのが典型的である。従って、解像度の変換のような
オペレーションを実行するためのフィルタは、入力パタ
ーンのシンメトリのコレクションに対して一つのみの出
力パターンを格納するようにシンメトリを使用すること
ができ、フィルタの出力が正確なシンメトリにセットさ
れるように、適切な信号が回転又は投影される。
【0017】本発明を含むフィルタが動作し得る方法の
例を図5に示す。入力画像、ウインドウに含まれる画像
の部分、示した例に対応する所望の出力画像は、図6に
示す。
【0018】本発明の一つの実施の形態では、シングル
LUTを用いると共に、時間遅延を用いて、9ビットの
1つのベクトルを所与の時間にテーブルに入力させる。
本発明の別の実施の形態では、上記テンプレート回転技
術を用いる4つの等しいLUTを並行して使用する。
【0019】前述した本発明の実施の形態では、異なる
テンプレートのシンメトリは、出力において対応するシ
ンメトリに帰するべきである。或るアプリケーションで
は、テンプレートは、入力パターンのシンメトリに依存
しない出力ピクセル信号を生成するように用いられる。
例えば、テンプレートマッチングを使用して、ハーフト
ーンからテキストを分ける場合、回転角度又は回転が行
われる軸に関わらず、テキスト中かハーフトーン中かの
いずれかにおいて所与のテンプレートがフィットするの
で、LUT中にテンプレートの全ての8つのシンメトリ
が発生する。従って、セグメンテーションに用いられる
テンプレートは、特定のシンメトリに依存する出力を得
るように処理される必要がない。同様に、バイナリ入力
から1ピクセル出力当り複数ビットへと画像が強調され
る場合には、このことがシンメトリに関わらず生じるの
が一般的である。よって、入力パターンの複数のシンメ
トリが、単一の出力信号と関連することができる。
【0020】本発明の上述した実施の形態に従ってテン
プレート回転を実行するように用いられ得る数学的オペ
レーションの一例を以下に示す。
【0021】ピクセルのロケーションを互いに変更する
ことなく、ウインドウの方向づけを変更する幾何学的オ
ペレーションを「シンメトリオペレーション」と呼ぶ。
なぜなら、それらは、イメージウインドウの形態は保持
するが、対称的にウインドウを変更するからである。一
般的なシンメトリオペレーションを以下に示す。
【0022】
【外1】
【0023】画像からのウインドウは、そのオリジナル
の幾何学的レイアウトで、又はベクトルとして、表現さ
れることができる。ベクトル表現は、幾何学的形状の走
査線の各々をつなげて、単一パックのデータ構造にする
ことにより、その元々の幾何学的フォームから導出され
ることができる。ウインドウが32以下のエレメントを
有する場合には、32ビット整数が、便宜的にデータ構
造として使用される。図9は、本発明による使用のため
に、3×3ウインドウをベクトル化する方法を示す。以
下の記述において、2つの計算方法が示される。非ベク
トル化方法は、幾何学的フォームに対して用いられる。
なお、これらは、バイナリ画像である。
【0024】ベクトル化されたウインドウにおけるシン
メトリオペレーションの実行単一の整数値であれば、シ
ンメトリオプションのいずれかのソフトウェア計算に対
する直観的方法は、各ビットをマスク又はシフトアウト
し、次いで、オペレーションの関数としてビットを順序
付けし直して、最終的に、ビットを再結合させて単一の
値にすることである。
【0025】幾分非演算集約的なオペレーションは、ル
ックアップテーブルを使用する。ルックアップテーブル
は、ベクトルにおける任意のシングルビットポジション
でのオペレーションの結果を計算し、そのビットポジシ
ョンに対応するインデックスにおいてテーブルに結果を
入力することにより、初期化される。次いで、1ピクセ
ルの値を有するベクトルにおける全てのロケーションに
よりインデックスされるテーブル値を合計することによ
り、任意の所与のベクトルにおいてシンメトリオペレー
ションが実行できる。ウインドウの形状が与えられる
と、テーブルサイズは公式T=WH(式中、Tはテー
ブルの長さ、Wはウインドウの幅、Hは高さである)に
より計算されることができる。換言すれば、ルックアッ
プテーブルは、ウインドウ中の各ピクセルに対して一つ
のエントリを含む。
【0026】テーブルの予備計算の一例を図10で示
す。ウインドウが3×3であれば、ルックアップテーブ
ルは9つのエントリを有することになる。インデックス
2は、水平方向フリップのオペレーションに対して計算
されたものである。ポジション2におけるビットのベク
トル値は、4である。水平方向フリップの後、新たなベ
クトル値は256である。値256は、ロケーション2
においてルックアップテーブルに入力される(これは最
小有効ビットは0であると仮定する)。ルックアップテ
ーブルは、前にリストしたシンメトリ演算子の各々に対
して異なる。
【0027】シンメトリオペレーションは、所与のベク
トルを分割して、個々のビットにすることにより、任意
の所与のベクトルにおいて実行されることができる。1
にセットされた各ビットポジションは、ルックアップテ
ーブルから1つの値をインデックスするように用いられ
る。ルックアップテーブルからの値が合計されて、新た
なベクトルとなる。このオペレーションの一例を図11
に示す。
【0028】このオペレーションのハードウェアによる
実行は、ベクトルの各ビットが別個のデータライン(バ
イナリ画像データ)に存在するという意味において、ソ
フトウェアによる実行より幾分単純である。よって、ベ
クトルを多重送信して、データビットを抜き出したり、
出力数がウインドウサイズに等しい1×nチップへの入
力として各データラインを使用することができたりす
る。出力は、ダウンロード可能なチップを用いてプログ
ラム化されることができる。また、任意の所与のオペレ
ーションは、ハードワイヤ化されることができる。
【0029】ピクセル変換の数学的説明 ウインドウ内の所与のビットに対する新たなロケーショ
ンの各々は、表1における式により特定できる。ビット
のオリジナルロケーションは、デカルト座標ペア(w,
h)により与えられ、オペレーション後のロケーション
は、(W,h’)により与えられる。式中の他の変数
は、ウインドウの高さであるHと、ウインドウの幅であ
るWである。w及びhは0からインデックスされ、W及
びHは最大値であるので、1を引くことが必要である。
【0030】なお、2つの対角方向演算子は、実際、他
の演算子の組合せである。右対角方向フリップは、回転
90と水平方向フリップの組合せである。左対角方向フ
リップは、ウインドウを四角形だと仮定して、回転90
と垂直方向フリップとの組合せである。
【0031】
【表1】
【0032】本発明のまた別の実施の形態では、シンメ
トリのうちの一つのみのシンメトリ(以後最小シンメト
リ(LCS)と呼ぶ)を用いる。これは、ずっと大きな
LUTフィルタと同じ高品質の性能を有する小さいLU
Tを達成するテンプレートシンメトリ減少スキーム及び
フィルタリング構成を含む。テンプレートは、「ベクト
ル化」される、一連のバイナリ変数(関連する10進数
のバイナリ数と考えることができる)に符号化され、関
連する10進値に従って基準化されることができる。多
くのテンプレートは8つの独自のシンメトリを保持しな
いが、所与のテンプレートの多様なシンメトリは、通常
異なる数値を保持する。
【0033】ここで述べる本発明の実施の形態では、L
CSのみが格納されて、LUT内のテンプレートのシン
メトリグループを表現する。単一の数を用いてテンプレ
ートのグループを表現することで、さらに有意な格納
(スペース)のセービングを行うことができる。本発明
のこの実施の形態に従うテンプレート回転の簡単な説明
をするために、ここで図7を参照すると、テンプレート
は入力画像から読み込まれ、その8つのシンメトリの各
々に回転される。このステップから得られた8つのバイ
ナリ値または10進値は比較され、最小値がLUTへの
インデックスとして使用される。このフィルタリングプ
ロセスの概略図を図8で示す。
【0034】示した本発明のLCSの実施の形態に従っ
てテンプレート回転を実行するために使用され得る数学
的オペレーションの例を以下に示す。
【0035】最小シンメトリの検出 最小シンメトリ(LCS)は、所与のベクトルがシンメ
トリ演算子のフルセットまたはサブセットにより演算さ
れる時に、最低の序数値を有するベクトルである。表2
は、ポジション2のセットのみを有する(即ち、ベクト
ル000000100=4)3×3ウインドウにおける
全体セットの演算子の結果をリストしている。なお、L
CSは1である。LCSは、所与のベクトルに対して全
ての可能な値を計算し、次いで最小値を選択することに
より、検出できる。これには、ビットの各々の抜出し
と、演算子ルックアップテーブルにおける多くのルック
アップ(T×演算子の数)と、各演算子の合計と、最小
値の選択が必要である。
【0036】
【表2】
【0037】この方法に対する或る可能な変形例として
は、全ての可能な入力ベクトルを予備計算して、ルック
アップテーブルを用いてLCSを見出すことがある。こ
の方法は、ルックアップテーブルのサイズが2n(n
は、ウインドウ中のピクセルの数である)であるので、
ウインドウ中のピクセル数が増えるにつれて、非実用的
になる。
【0038】なお、ここでは、最小シンメトリは、シン
メトリパターンのコレクションに対する1つの基準とし
て使用されている。これと同等の別法も存在し、本発明
の1つの態様である。このような同等の別法の一例は、
最大シンメトリ(GCS)である。最大シンメトリ(G
CS)は、所与のベクトルがシンメトリ演算子のフルセ
ット又はサブセットにより演算されている時に、最高の
序数値を有するベクトルである。
【0039】シンメトリオペレーションの非ベクトル化
計算 ベクトル化ウインドウの処理では、適切なテーブルの値
が合計されるように、各ピクセルがベクトルから抜出さ
れることが必要である。このステップを回避して、追加
のテーブルメモリを必要とする別の方法が考えられる。
オリジナルウインドウの各走査線が、ルックアップテー
ブルへのインデックスとして使用される場合、走査線全
体は、1ステップで変換できるので、ベクトルからシン
グルビットを抜出すことが回避される。必要とされるテ
ーブルサイズを計算する公式は、T=2W*H(式中、
Tはテーブル幅、Wはウインドウの幅、Hはその高さで
ある)である。
【0040】図12は、3×3ウインドウにおける水平
方向フリップの演算に対する3本の走査線(走査線3)
の1つに対するルックアップテーブルの計算を示す。な
お、各走査線に対する2W*hのエントリがある。水平
方向フリップの演算は、同じ配列でビットを保持するの
で、走査線の値により特定される入力ビットパターンを
ベクトル内に見ることができるが、それは新たなロケー
ションに移されたものである。演算の全てがビットの配
列を保持するわけではない。例えば、垂直方向フリップ
では、ビットが新たなベクトルの中に集めらることにな
る。
【0041】非ベクトル方法を用いて図11の例を図1
3で繰り返す。ウインドウ内の各走査線は、テーブルか
ら1つの値をインデックスする。3つの値が合計され、
新たなベクトルとなる。
【0042】LUTの特定のロケーションがアクセスさ
れると、LUT中に格納されたデータ値がデータバス上
に配置されて、ステップ40で表わされるように、マー
キングエンジンに出力される。ターゲットピクセルに対
する強調された出力の生成が完了すると、ステップ42
で決定されるように、入力画像中にさらなるピクセルが
残っていれば、プロセスが反復される。入力画像中の全
てのピクセルが解像度を強調されると、プロセスはステ
ップ44で完了する。
【0043】図14及び図15を参照して、強調フィル
タの前述の演算を実行できる構成を述べることにする。
各ピクセルは、一連のデータワードとして、ピクセル状
態レジスタ101からパルスモジュレータ中に入力さ
れ、この中の値は、ターゲットピクセルと関連づけられ
たオブザベーションウインドウ中のピクセル状態の関数
である(図2のステップ36)。ビデオ情報の同様の処理
が異なるカラーに対して実行されるカラー印刷等の場合
には、一連のデータワードは、パラレル処理のためにビ
デオ拡張ポート103を通して他のパルスモジュレータ
(図示せず)へと送られ得る。
【0044】本発明はさらに、変換手段、分割手段、パ
ルス形成手段、及び生成手段を含む。図14及び図15
のパルスモジュレータでは、一連のデータワードの中の
データワードは、RAMアドレスマルチプレクサ105
を通して変換手段へと送られる。ここに示すように、変
換手段は、4つのランダムアクセスメモリ(RAM)ル
ックアップテーブル107、109、111、113を
含む。各データワードは、4つのRAMルックアップテ
ーブル107、109、111、113内のアドレスを
表わす。好適な実施の形態では、一対の256×4のE
CL RAMルックアップテーブルが用いられて、制御
されるように要求される各パルス属性に対するパルス属
性ワードが生成される。パルス生成の特定の形態を用い
て本発明を説明するが、この説明は、或る実行を示す目
的で示される好適な実施の形態にすぎない。当業者は、
例えばPWPM、高空間解像度、異なる量子化(バイナ
リからグレーへの変換)、バイナリ画像に対するスイッ
チ状態化等、多様な形態を用いて、画像が処理され得る
とともに、強調された信号が生成され得ることと、本発
明がこの実施の形態に限定されないことを、理解するで
あろう。
【0045】パルス属性は、先端遅延、後端遅延、形成
されるべきパルスの振幅、そして1ピクセル選択当り複
数のパルス又は反転パルスのような他の特別な特徴を含
む。あるいは、単一の256×8ECL RAMルック
アップテーブルを用いて、各パルス属性ワードが生成さ
れ得る。図14の実施の形態は、先端遅延と後端遅延に
対応する2つのペアの256×4RAMルックアップテ
ーブル107及び109と111及び113を示してい
る。パルスモジュレータは、所望のパルス属性の存在す
る数と同じ数のペアの256RAMルックアップテーブ
ルを備えるであろう。例えば、3ペアの256×4RA
Mルックアップテーブルを用いて、形成されるべきパル
スの振幅を制御することができる。あるいは、ルックア
ップテーブル中の一連のRAMアドレスは、反転パルス
を生成するように指定され得る。例えば、それらのテー
ブルロケーションからのデータ出力に応答して生成され
たパルスが反転されるように、アドレス64〜127が
解読されるであろう。さらに、反転パルスの生成に対し
て、より多くの又はより少ないアドレスを使用したり、
割り当てたりすることもできる。
【0046】各RAMルックアップテーブル中のアドレ
スが、ピクセル状態レジスタからのデータワードにより
アクセスされると、各RAMルックアップテーブルは、
1ニブル(4ビット)の情報を生成する。よって、RA
Mルックアップテーブルの各ペアは、制御される用に要
求されるパルス属性に対応するパルス属性ワード(8ビ
ット)を生成する。8ビットの実行が好ましいが、それ
に限定せず、パルス属性ワードは任意のビット数(即
ち、4、6、8、10、12等)であり得る。
【0047】パルスモジュレータにおいて制御される用
に要求されるパルス属性を示す特徴データは、ルックア
ップテーブルダウンロードインタフェース115から、
RAMルックアップテテーブル107、109、111
及び113へとダウンロードされ得る。ルックアップテ
ーブルダウンロードインタフェース115がRAMルッ
クアップテーブルのアドレスをアクセスすると、パルス
属性データニブルは、ルックアップテーブルダウンロー
ドインタフェース115からルックアップテーブルデー
タバス117を通してRAMルックアップテーブルへと
ロードされ得る。これにより、異なる印刷特性(即ち、
フォントスムージング、グラフィクス等)に対して同じ
パルスモジュレータにおいて異なるマッピングファンク
ションが行われることができ、さらに、システムエージ
のコンポーネントとして印刷品質のメンテナンスが簡便
化される。RAMルックアップテーブル107、10
9、111、113がロードされた後、ルックアップテ
ーブルダウンロードインタフェース115は、ビデオデ
ータバス119からデータを受け取るように、RAMア
ドレスマルチプレクサ105に命令する。
【0048】図14の実施の形態では、4つのRAMル
ックアップテーブル107、109、111及び113
が、図2のステップ38、40で示されるマッピングフ
ァンクションを実行し、入力されるデータワードを2つ
のパルス属性ワードに変換してパルスの形成を制御す
る。図14では、上2つのRAMルックアップテーブル
107及び109が、形成されるべきパルスの先端遅延
に対してパルス属性ワードを形成するように組み合わさ
れる、別々のニブルのパルス属性情報を生成する。下2
つのRAMルックアップテーブル111及び113は、
形成されるべきパルスの後端遅延に対してパルス属性を
形成するように組み合わされる、別々のニブルのパルス
属性情報を生成する。
【0049】図15に示すように、各パルス属性ワード
は、マルチプレクサ及びラッチブロック121及び12
3を含む、それぞれの分割手段に送られる。好適な実施
の形態では、それぞれの各マルチプレクサ及びラッチブ
ロックは、フェーズ1のバスとフェーズ2のバスの各々
に対して1つずつ、2つのラッチを含む。RAMルック
アップテーブル107、109、111、及び113に
おいて生成された2つのパルス属性ワードは、フェーズ
1ビデオクロック135から、パルスの先端におけるそ
れらのそれぞれのマルチプレクサ121及び123によ
りフェーズ1バスへとラッチされるデータワードを形成
する。
【0050】それぞれのフェーズ1バス125及び12
7においてラッチされた2つのデータワードは、各チャ
ネルに対応するパルス形成手段において別個のチャネル
上でさらに処理される。示されるように、パルス形成手
段は、別々の先端遅延パルス及び後端遅延パルスを形成
するための遅延論理ブロック129と、ビデオパルス形
成論理ブロック131とを含む。生成手段を含むビデオ
パルス形成論理ブロック131は、先端遅延パルス及び
後端遅延パルスからシングルパルスを形成する。ビデオ
パルス形成論理ブロック131における第1又はノーマ
ルパルスの生成の後に、パルスは、コンビネーション論
理ブロック149の制御の下で反転される。
【0051】図15で示す好適な実施の形態により示さ
れるように、ビデオコンビネーション論理ブロック14
9は、ビデオパルス形成論理ブロック131からのビデ
オ信号を、反転制御ラインに論理ゼロが存在する場合に
は変更なしで通過させる。一方、ビデオパルス反転論理
ブロック145が、反転制御ラインにおいて論理1を生
成すべき時にはいつも、ブロック131から出力される
ビデオパルス信号は反転されて、一対のビデオパルスを
形成する。
【0052】なお、シングルフェーズのビデオクロック
及び対応するフェーズセットのバスのみを備える典型的
な走査システムの速度は、その遅延論理129及びパル
ス形成論理131がパルス属性において動作して、リセ
ットされて新たなパルス属性ワードを受け取ることので
きる速度により、制限される。図15で示す実施の形態
では、フェーズ1ビデオクロックロック135とフェー
ズ1バス125及び127のみであるため、遅延論理ブ
ロック129とパルス形成論理ブロック131は、パル
スモジュレータの処理速度を制限する可能性がある。詳
細には、第1データワードに対応する2つのパルス属性
ワードが、遅延論理ブロック129とパルス形成論理ブ
ロック131により処理されている間、第2データワー
ドに対応する第2のペアのパルス属性がすでに形成さ
れ、フェーズ1バス125及び127にラッチされ、遅
延論理ブロック129及びパルス形成論理ブロック13
1により処理されるのを、それぞれのマルチプレクサ及
びラッチブロック121及び123で待機することにな
る。
【0053】ここで図16を参照すると、図15のコン
ビネーション論理ブロック149からのビデオ出力を受
け取ると、ラスタ出力スキャナ(ROS)218の形態
のマーキングエンジンが用いられて、強調されたビット
マップのビデオ信号が印刷されることができる。2つの
一般的なタイプのROS218があり、それはフライン
グスポットとパルスイメージングである。両者におい
て、レーザ222から発射されるラスタビーム220
は、モジュレータ225を含み得るコンディショニング
光学系224内に入る。ROS218に供給されるビデ
オ信号に応答して決定される正確な時間の間、モジュレ
ータ225はレーザビームをブロック又は偏向するか、
あるいは、回転ポリゴン228のファセット226を照
射するためにビームをコンディショニング光学系を通過
させるか、のどちらかを行う。レーザ222は、ヘリウ
ム−ネオンレーザ又はレーザダイオードであり得る。後
者の場合、モジュレータ225ではなく、ビデオデータ
が直接レーザを変調する。さらに、シングルレーザソー
ス222又はビーム220以外のものを用いて、本発明
を実行してもよい。
【0054】ファセット226を反射した後、レーザビ
ーム220は、コンディショニング光学系230を通っ
て、感光性画像形成面232上にスポット221を形成
する。回転ファセットにより、レーザスポット221
は、ライン234において画像形成面を横切るように走
査する。ライン234は、一般に高速走査方向と呼ばれ
る、矢印236で表わされる方向にある。さらに、ファ
セット226が回転すると、画像形成面232は、高速
走査方向に略直交する、矢印238で示される低速方向
に移動する。連続する走査線234に対するポリゴンの
連続する回転ファセットが低速走査方向において互いに
オフセットされるように画像形成面は低速走査方向に移
動する。露光後、感光性画像形成面232上に残ってい
る静電潜像が、一般に知られている任意の帯電現像技術
を用いて現像され、出力媒体に転写可能な現像画像が生
成される。
【0055】各走査線234は、一列のピクセル240
を含み、ピクセルは、レーザスポット221が画像形成
面で走査されるにつれ、レーザビームの変調により生成
される。ビーム220が走査線を横切って走査する時、
レーザスポット221は、ROSに提供されたビデオ信
号に従って、個々のピクセルを照射するか、照射しない
かのどちらかを行う。一般に、ビデオ信号は、一連のパ
ルスストリームと特徴づけることができ、論理1又はパ
ルス(あり)は、ビームが画像形成面を照射することを
特定し、一方、論理ゼロ又はパルスなしは、照射しない
ことを特定する。
【0056】両タイプのROSに対して、ピクセル24
0の幅は、ROS218に供給されるビデオ信号中の対
応する論理1パルスの長さ又は持続時間に依存する。走
査スポットROSでは、パルスの先端において、モジュ
レータ225が画像形成面上にレーザビーム220を通
過させる。パルスの持続中、走査線234内で少なくと
も1つのアドレスされたピクセル240を照射しなが
ら、オーバル型のレーザスポット221が画像形成面2
32を横切って走査される。従って、高速走査方向にお
ける照射領域の幅は、ビデオパルスの持続時間だけでな
く、レーザスポット221の幅及び走査速度にも依存す
る。典型的に、レーザスポットの寸法は、低速走査方向
における幅は、高速走査方向における幅の2〜3倍であ
る。例えば、600スポット/インチ、135ページ/
分のデュアルビームプリンタでは、最大輝度の半分での
レーザスポットは、低速走査方向では幅約43μm、高
速走査方向では幅20μmであり、シングルピクセル2
40の幅を横切ってスポットが走査されるのに必要な時
間は、約15ナノ秒である。
【0057】典型的に、ROSを駆動するために使用さ
れるビデオデータは、以後ピクセルクロック時間と呼ば
れる、各ピクセルが露光される時間が同一であるよう
に、クロックされる。さらに、モジュレータを駆動する
ビデオ信号パルスを生成するために使用されるビデオデ
ータも、低速操作方向において画像形成面232の動き
及びROS218と同期化されることにより、特定ビッ
トのビデオデータが、画像形成面232の適切な部分を
アドレスすることができる。ビデオデータ、それから生
成されるビデオ信号パルス、ROS、及び画像形成面の
同期化は、ピクセルが画像形成面上で露光されなければ
ならない速度に相当するシステムクロックの使用を通し
て、達成される。より速いクロックは、ビデオパルスス
トリーム内でより大きい解像度を許容し得るが、周波数
が高くなるので、ビデオ処理経路内のハードウェアがよ
り高速となり、コストが増大することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用するデジタルプリンタの実施の形
態のブロック図である。
【図2】本発明に従って画像解像度強調を達成するのに
必要なプロセスステップを示すフローチャートである。
【図3】従来技術の方法に従って、3×3ピクセルウイ
ンドウを300spiから600spiへと変換する方法を示
す図である。
【図4】本発明で示されるテンプレート回転を用いて、
3×3ピクセルウインドウを300spiから600spiへ
と変換する方法を示す図である。
【図5】本発明を含むテンプレートマッチングフィルタ
のオペレーションを示す詳細図である。
【図6】図5のフィルタが適用される入力画像と、その
結果得られる出力画像とを示す図である。
【図7】本発明の1つの実施の形態に従ってテンプレー
トを回転させるのに必要なステップを概説するフローチ
ャートである。
【図8】フィルタリングプロセスの概略図である。
【図9】本発明による使用のために、3×3ウインドウ
をベクトル化する方法を示す図である。
【図10】テーブルの予備計算の一例を示す図である。
【図11】シンメトリオペレーションの一例を示す図で
ある。
【図12】3×3ウインドウにおける水平方向フリップ
の演算に対する3本の走査線(走査線3)の1つに対す
るルックアップテーブルの計算を示す図である。
【図13】シンメトリオペレーションの非ベクトル化計
算を示す図である。
【図14】強調フィルタのオペレーションを実行できる
構成を示す図である。
【図15】強調フィルタのオペレーションを実行できる
構成を示す図である。
【図16】ラスタ出力スキャナ(ROS)の形態のマー
キングエンジンを用いた、強調されたビットマップのビ
デオ信号の印刷を示す図である。
【符号の説明】
10 入力される低解像度ビットマップ 12 デジタルプリンタ 14 強調フィルタ 16 強調されたビットマップ 18 マーキングエンジン 20 強調されたプリント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー ディー.キングズリー アメリカ合衆国 14589 ニューヨーク州 ウィリアムソン ベア スワンプ ロー ド 7470

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像データを処理して強調され
    た出力画像を生成する方法であって、 a) ビットマップ画像においてターゲットピクセルロ
    ケーションを選択するステップと、 b) 前記ターゲットピクセルロケーションに対する、
    ビットマップ画像上に重ねられたピクセルオブザベーシ
    ョンウインドウ内で、ピクセルセットを観察するステッ
    プと、 c) マルチ次元空間において前記ピクセルセットを回
    転させることにより、前記ピクセルセットの関数として
    インデックスポインタを生成するステップと、 d) 前記インデックスポインタを用いて、ターゲット
    ピクセルを出力するために使用される信号の特徴を規定
    するコードをルックアップするステップと、 e) マルチ次元空間において前記ピクセルセットの廻
    りに前記信号を回転させ、回転された信号を出力するス
    テップと、を含むデジタル画像データを処理して強調さ
    れた出力画像を生成する方法。
  2. 【請求項2】 ルックアップテーブルに格納された多数
    のエントリを減少する方法であって、ルックアップテー
    ブルのエントリが、複数の出力信号と関連づけられ、前
    記方法が、 前記ルックアップテーブルのエントリ及び前記出力信号
    を調査するステップと、 前記ルックアップテーブルのエントリと前記出力信号と
    の間の類似性に基づいて生成される多数の出力信号を減
    少するステップと、を含む、ルックアップテーブルに格
    納された多数のエントリを減少する方法。
JP11364410A 1998-12-23 1999-12-22 デジタル画像デ―タを処理して強調された出力画像を生成する方法及びルックアップテ―ブルに格納された多数のエントリを減少する方法 Withdrawn JP2000196865A (ja)

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