JP2000196490A - 単方向無線通信のための送信機、受信機および送信方法 - Google Patents

単方向無線通信のための送信機、受信機および送信方法

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JP2000196490A
JP2000196490A JP10367045A JP36704598A JP2000196490A JP 2000196490 A JP2000196490 A JP 2000196490A JP 10367045 A JP10367045 A JP 10367045A JP 36704598 A JP36704598 A JP 36704598A JP 2000196490 A JP2000196490 A JP 2000196490A
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Seiichi Yamashita
誠一 山下
Toshihiro Yamaki
利宏 八巻
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安定した単方向無線通信を行う。 【解決手段】複数のチャネルを順次走査して空きチャネ
ルを識別する受信部と、前記識別された空きチャネルに
送信部のチャネルを設定するチャネル制御部と、前記設
定されたチャネルを使用してデータを送信する送信部と
を備え、データ送信中にデータ送信を一時中断して該デ
ータ送信に使用しているチャネルの空き状態を監視し、
該チャネルが空きでなければ、前記受信部の複数のチャ
ネルを順次走査して他の空きチャネルを識別し、該他の
空きチャネルに送信部のチャネルを設定し、該他の空き
チャネルを使用してデータを送信する自動的に空きチャ
ネルを識別してデータを送信する単方向無線通信のため
の送信機を構成し、通信中に混信等が発生したときにも
自動的に通信を継続することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のチャネルを
用いて安定した単方向無線通信を行うための送信機、受
信機および送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】単方向通信は、送信機から受信機に向け
て単方向に通信を行う形態であって、これは、送信機能
を搭載すると電力をより多く消費するために、例えば携
帯可能な受信機に受信機能のみを持たせるものである。
このような通信形態は、例えば自動車レーシングにおい
て、ピットのデータをフィールドの各地に散らばってい
る受信機に一方的に送るような場合に使用される。
【0003】このような単方向通信では、従来、予め定
められた周波数チャネルに送受信チャネルを固定して通
信を行っているため、混信等の理由によりこの固定され
たチャネルを使用した通信が不能となった場合、これを
自動的に回避して通信を継続させることができなかっ
た。
【0004】そこで、混信等によりある周波数チャネル
を使用することができなくなった場合に、他の周波数チ
ャネルを選択する方法が、特開平4−22292に開示
されている。これは、単方向通信において、伝達すべき
情報信号に受信側固有の識別情報を付加して送信を行
い、受信側では複数のチャネル周波数を順次切り換え、
受信側固有の識別信号が受信された場合にチャネルを固
定する方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平4−2
2292のような方式においても、通信中に混信等によ
る通信不能が発生した場合には、自動的にこれを回避し
て通信を継続することができない。さらに、情報信号に
余分な識別情報を付加するため、伝送効率の低下を招
く。
【0006】したがって、本発明は、通信中に混信等に
よる通信不能が発生した場合においても、通信が途絶え
ないようにし、安定した単方向通信を行うことを目的と
する。また本発明のもう1つの目的は、伝送効率の低下
を招くことなく、信頼性の高い単方向通信を行うことで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、自動的に空きチャネルを識別し
てデータを送信する単方向無線通信のための送信機であ
って、複数のチャネルを順次走査して空きチャネルを識
別する受信部と、前記識別された空きチャネルに送信部
のチャネルを設定する制御部と、前記設定されたチャネ
ルを使用してデータを送信する送信部とを備える構成を
とり、データの送信中にデータ送信を一時中断して該デ
ータ送信に使用しているチャネルの空き状態を監視し、
該チャネルが空きでなければ、前記受信部の複数のチャ
ネルを順次走査して他の空きチャネルを識別し、該他の
空きチャネルに送信部のチャネルを設定し、該他の空き
チャネルを使用してデータを送信する。
【0008】このような構成をとることにより、通信中
においても常時使用チャネルの状態を監視することがで
きるため、混信等が発生した場合に、速やかに他の空き
チャネルを使用して通信を継続することができる。
【0009】請求項2の発明は、自動的にデータを受信
する単方向無線通信のための受信機であって、受信可能
な複数のチャネルを順次走査する手段と、受信中のチャ
ネルから同期クロックを検出し同期引き込みをするため
のデジタル位相ロックループと、前記デジタル位相ロッ
クループにより同期引き込みが確立されたチャネルに前
記受信機のチャネルを固定する手段とを備える構成をと
り、データの受信中に前記デジタル位相ロックループの
同期がはずれたとき、所定時間内に同期引き込みができ
なければ、前記複数のチャネルを順次走査し、前記デジ
タル位相ロックループにより同期引き込みが確立される
チャネルに前記受信機のチャネルを固定する。
【0010】このような構成をとることにより、データ
を受信する時に、予め決められた周波数成分を持つデー
タであるかどうかをデジタル位相ロックループの同期引
き込みにより確認することができ、余分な識別情報等を
付加することなく、よって伝送効率を低下させずに通信
を行うことができる。また、受信機においてデジタル位
相ロックループの同期がはずれたときは、他のチャネル
に受信チャネルを固定しなおすので、自動的にデータの
受信を継続することができる。
【0011】請求項3の発明は、単方向無線通信におい
て自動的に空きチャネルを識別してデータを送信する方
法であって、送信機の受信部の複数のチャネルを順次走
査して空きチャネルを識別するステップと、前記識別さ
れた空きチャネルに送信部のチャネルを設定するステッ
プと、前記設定されたチャネルを使用してデータを送信
するステップと、データの送信中にデータ送信を一時中
断して該データ送信に使用しているチャネルの空き状態
を監視するステップと、該チャネルが空きでなければ、
前記受信部の複数のチャネルを順次走査して他の空きチ
ャネルを識別するステップと、該他の空きチャネルに送
信部のチャネルを設定するステップと、前記他の空きチ
ャネルを使用してデータを送信するステップとを含む。
【0012】このような方法により、通信中において使
用チャネルが混信等により使用できなくなった場合にお
いても、自動的に空きチャネルを識別して送信部のチャ
ネルを固定しなおすので、自動的に通信の継続を図るこ
とができ、安定した単方向通信を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の好ましい実施形
態による送信機10のブロック図を示す。送信機10
は、送信部13、受信部11および制御部12を備え
る。送信部13は、受信機にデータを送信する部分であ
り、変調器26、周波数シンセサイザ27、周波数変換
器(送信ミキサ)28および電力増幅器29を備える。
【0014】受信部11は、受信可能な複数のチャネル
を持ち、信号を受信して空きチャネルを識別する部分で
あり、高周波(RF)増幅器15、周波数シンセサイザ
16、周波数変換器(受信ミキサ)17、IF増幅器1
8およびレベル検出器19を備え、スーパーへテロダイ
ン方式を用いている。制御部12は、送受信の切り換え
およびチャネル切り換え制御を行う部分であり、送受制
御器21、送受切換器22およびチャネル制御器23を
備える。
【0015】さらに、送信機10の外部にはデータ生成
器25があり、これは、送信機10が送信するためのデ
ジタルデータを生成する。データ生成器25は、例えば
パーソナル・コンピュータその他のコンピュータ・シス
テムであってよい。
【0016】最初に、送信部13の構成について説明す
る。変調器26は、データ生成器25から入力されたデ
ジタルデータを、振幅変調(ASK)、周波数変調(F
SK)および位相変調(PSK)などの任意のデジタル
データ変調方式を使用して変調する。変調された信号
は、周波数変換器(送信ミキサ)28に送られ、ここで
周波数シンセサイザ27から供給される信号と混合(ミ
キシング)されて、送信周波数の信号に変換される。送
信周波数は、たとえば400MHz近辺のUHF帯であ
るが、これに限られるものではない。
【0017】図1では、周波数変換器28と周波数シン
セサイザ27を別の構成要素として示したが、送信機に
専用の無線周波数の周波数シンセサイザを配置して、直
接周波数シンセサイザの発振を変調することにより、周
波数変換器28を省略することもできる。電力増幅器2
9は、周波数変換器28から受け取った高周波信号の電
力増幅を行う。増幅された信号は、送受切換器22を介
してアンテナに送られる。伝送レートは、例えば32K
ビット/秒で送ることができる。
【0018】次に、受信部11の構成について説明す
る。高周波増幅器15は、アンテナから受信された高周
波信号を増幅する。一般に高周波増幅器15は、雑音指
数が低く、相互変調による混信を減少させるためひずみ
特性が良好であることが必要である。高周波増幅器15
で増幅された信号は、周波数変換器(受信ミキサ)17
に送られ、ここで、周波数シンセサイザ16から供給さ
れる局部発信信号と混合され、中間周波数(IF)の信
号に変換される。
【0019】IF増幅器18はフィルタを備え、中間周
波数に変換された信号からすべての干渉を除去し、信号
を増幅する。レベル検出器19は、IF増幅器18から
信号を受け取り、この信号が、所定レベル以上である
か、または所定レベルに達しないかを示す信号を、チャ
ネル制御器23に送る。
【0020】次に、制御部12の構成について説明す
る。送受制御器21は、送信機10を送信モードと受信
モードとの間で切り換える。送信すべきとき、送受制御
器21は、データ生成器25、電力増幅器29および送
受切換器22に制御信号を送って、送信機10を送信モ
ードに設定する。すなわち、データ生成器25は、送受
制御器21からの制御信号に応答して、送信すべきデー
タを変調器26に供給し始める。また、電力増幅器29
は、送受制御器21からの制御信号に応答して搬送波の
増幅を開始する。さらに、送受切換器22は、送受制御
器21からの制御信号に応答してアンテナに搬送波を供
給するようアンテナの接続を切り換える。
【0021】受信すべきときは、送受制御器21は、デ
ータ生成器25、電力増幅器29および送受切換器22
に制御信号を送って送信機10を受信モードに設定す
る。送受切換器21からの制御信号に応答して、データ
生成器25は、変調器26へのデータの供給を停止し、
電力増幅器29は、搬送波の増幅作用を停止する。さら
に、送受切換器22は、アンテナから信号を受信するよ
うアンテナの接続を切り換える。
【0022】チャネル制御器23は、レベル検出器19
の検出結果に基づいて、チャネルが空きであるかどうか
判断する。レベル検出器19から受け取った検出結果
が、所定レベルに達する信号が存在しないことを示すと
き、チャネル制御器23は、そのチャネルを「空き」と
判断し、受信部11のチャネルをその空きチャネルに固
定し、送信部13のチャネルをその空きチャネルに設定
する。
【0023】レベル検出器19から受け取った検出結果
が、所定レベル以上の信号が存在することを示すとき、
チャネル制御器23は、そのチャネルは他者によって使
用されていると判断し、周波数シンセサイザ16に制御
信号を送って次のチャネルを受信するための周波数を生
成させる。こうして、受信部11は、次のチャネルにつ
いて上述したと同じ操作を行う。この操作は、レベル検
出器19で空きチャネルが見つけられるまで繰り返され
る。
【0024】送信機10は、例えば16個または24個
など複数のチャネルを備えることができ、チャネル制御
器23は、これらの複数のチャネルを順次切り換えるこ
とができる。このチャネルの切換は、チャネル制御器2
3が、周波数シンセサイザ16および27に制御信号を
送り、それらの発振周波数を固定することにより行われ
る。
【0025】図2は、本発明の好ましい実施形態による
受信機40のブロック図である。受信機40は、受信機
能のみを持ち、送信機能を持たない。受信機40は、送
信機と同様に複数のチャネルを持ち、高周波増幅器4
1、周波数シンセサイザ42、周波数変換器43、IF
増幅器44、検波器45、デジタル位相ロックループ4
6および受信チャネル制御器47を備え、スーパーへテ
ロダイン方式を用いている。
【0026】高周波(RF)増幅器41、周波数シンセ
サイザ42、周波数変換器43およびIF増幅器44お
よびについては、図1の受信部11におけるものと同様
である。高周波増幅器41は、受信機40のアンテナで
受信されたデータすなわち無線周波数信号を増幅する。
増幅された信号は周波数変換器43に送られ、ここで、
周波数シンセサイザ42から供給される局部発振信号と
混合され、中間周波数(IF)に変換される。IF増幅
器44は、この中間周波数の信号から、フィルタを使用
して不要な周波数を除去し、信号を増幅する。検波器4
5は、IF増幅器44で増幅された信号を検波し、デジ
タル信号波形を抽出する。
【0027】デジタル位相ロックループ(DPLL)4
6は、検波器45から得られるデジタル信号波形から抽
出される同期クロックに関し、受信機40を同期引き込
みする(ロックする)位相ロックループであり、位相比
較器、低域フィルタおよび電圧制御発振器(VCO)を
備える。
【0028】デジタル位相ロックループ46は、検波さ
れた信号からデータの変化点を抽出し、変化点とVCO
の発振周波数との間の位相比較誤差を検出し、位相比較
誤差に応じた電圧をVCOに印加して、位相比較誤差が
なくなるようVCOの発振周波数を制御する。VCOの
発振周波数が、同期クロックに引き込まれて安定した状
態を、同期引き込みに成功した状態(ロックした状態)
という。デジタル位相ロックループを使用することで、
同期クロックおよびデジタルデータを、簡単にかつ正確
に抽出することができる。
【0029】デジタル位相ロックループ46が同期引き
込みに成功すれば、データの受信が確立されたというこ
となので、受信チャネル制御器47は、デジタル位相ロ
ックループ46のロック信号に基づいて、同期引き込み
が確立されたチャネルを受信機40のチャネルとして固
定する。
【0030】同期引き込みができなければ、このシステ
ムで使用する同期クロックのデータがきていないという
ことなので、受信チャネル制御器47は、周波数シンセ
サイザ42に信号を送り、受信周波数チャネルを次のチ
ャネルに切り換える。
【0031】図3は、この発明の一実施例の処理の流れ
を示す流れ図で、図3の左側は、図1における送信機1
0のレベル検出器19およびチャネル制御器23により
実現され、自動的に空きチャネルを識別してデータを送
信する動作を示し、図3の右側は、図2における受信機
40のデジタル位相ロックループ46および受信チャネ
ル制御器47により実現され、データを受信する動作を
示す。また図4は、送信機10による送受のタイミング
を示す図である。
【0032】最初に、送信機10の電源を入れる(ステ
ップ61)。電源が入ると、送信機10は、データの長
さや重要度および使用環境の電波状態を考慮して、チャ
ネルの空き確認時間を初期化する(ステップ62)。す
なわち、通信前に空きチャネルを見つけるための各チャ
ネルでの空き確認時間n秒、および通信中に空きチャネ
ルを見つけるための各チャネルでの空き確認時間m秒を
設定する。たとえばnを60秒、mを10秒程度に設定
するというように、通信する前は慎重に空きチャネルを
識別するため長めに確認時間を設定し、通信中はより早
く空きチャネルを見つける必要があるので、短めに設定
するのが好ましい。
【0033】次に、受信部11のチャネルを走査し、チ
ャネルが空きかどうか判断する(ステップ63および6
4)。これは、レベル検出部19の検出結果に基づい
て、チャネル制御器23により実行される。走査するチ
ャネルの順番は任意である。そのチャネルが使用されて
いると判断すると、処理はステップ63に戻り、他の空
きチャネルが見つかるまで、チャネルを順次走査する。
チャネルが空きと判断すると、n秒間待機し(ステップ
65)、n秒の間になんらかの信号が検出されるかどう
か監視する(ステップ66)。
【0034】n秒の間に1つでも信号が検出されると、
チャネルが使用されていると判断し、ステップ63に戻
り、空きチャネル見つけるため、チャネルを順次走査す
る。n秒の間に1つも信号が検出されなければ、空きが
確認されたことになり、次のステップ67に進む。ステ
ップ67では、そのまま受信チャネルをこの空きチャネ
ルに固定するとともに(ステップ67)、送信チャネル
をこの空きチャネルに設定する(ステップ68)。
【0035】その後、このチャネルを使用してデータの
送信を開始する(ステップ69)。このように、送信機
の空きチャネルを自動的に選択して通信を開始すること
ができる。送信されたデータは、受信機へと送られる
(ステップ69と70の間から出ている点線)。
【0036】送信機10による送受信は、図4に示すよ
うに、所定の間隔で行われる。すなわち、ある所定時間
(ここではt時間)送信を行った後、他の所定時間(こ
こではr時間)送信を一時中断して受信部11を動作さ
せるというように、インターバル送受信を行う(ステッ
プ70)。これは、r時間の間に、送信に使用している
チャネルの空きを確認するためである。この送信モード
と受信モードの切換は、送受制御器21により行われ
る。
【0037】r時間の間にわたって、使用チャネルが空
きと判断されれば、そのままのチャネルを使用してイン
ターバル送受信を継続する(ステップ72)。r時間の
間に何らかの信号が検出され、使用チャネルが他者によ
って使用されていると判断されると、nにmを設定し
(ステップ73)、受信部11で固定されていたチャネ
ルを解除してステップ63に戻り、空きチャネルを探す
ために他のチャネルを走査する。nにmを設定するの
は、通信がすでに開始されているので、n秒(たとえば
60秒)もの長い時間待機すると、通信に遅延を来すか
らである。
【0038】このように、データの送信中においても使
用チャネルの空きの状態を随時監視することにより、た
とえデータ送信中に混信状態が発生してチャネルを使用
できなくなったとしても、自動的に他の空きチャネルを
識別してデータの送信を継続することができるので、信
頼性の高い安定した通信を行うことができる。
【0039】次に、受信機40における受信について説
明する。送信機10に電源を入れると同時に、受信機4
0に電源を入れることができる。受信機40に電源を入
れると(ステップ80)、受信機40のチャネルが順次
走査される(ステップ81)。各チャネルにつきp秒間
待機し(ステップ82)、デジタル位相ロックループ
(DPLL)46は同期引き込みを行おうとする(ステ
ップ83)。pは、デジタル位相ロックループ46が同
期引き込み(すなわちロック状態になる)までに要する
時間であり(例えば、2ミリ秒程度)、デジタル位相ロ
ックループのループフィルタの設定により変化する値で
ある。
【0040】デジタル位相ロックループ46が同期引き
込みに成功すると、このシステムで使用する同期クロッ
クのデータが送られてきたということなので、受信機4
0のチャネルを、同期引き込みが確立されたチャネルに
固定し、そのチャネルを使用してデータを受信する(ス
テップ84)。同期引き込みができなければ、このシス
テムで使用する同期クロックのデータが送られてきてい
ないということなので、処理はステップ81に戻り、次
のチャネルを走査する。デジタル位相ロックループの同
期引き込みを利用することにより、受信すべきデータを
確実に取り込むことができる。また、いかなる付加情報
も用いずに、データを受信することができるので、伝送
効率が良い。
【0041】データの受信中に、デジタル位相ロックル
ープ46の同期はずれが発生したときには、(r+p)
秒以内(rは、前述したように、一時送信を中断する時
間)に同期引き込みがされれば(ステップ85および8
6)、そのままのチャネルでデータを受信しつづける
(ステップ84)。(r+p)秒以内に同期引き込みが
されなければ、送信側でチャネルが変わったと判断し
て、他のチャネルの走査を行うためステップ81に戻る
(ステップ86)。
【0042】(r+p)秒を同期はずれの判断時間とし
たのは、r時間は送信データが送られない時間帯である
ので、この時間帯に同期はずれが発生するのは当然だか
らである。したがって、r時間に同期引き込みのp秒を
加えた時間だけ待って、なおも同期はずれである場合
に、チャネルの切換を行う。このように、同期はずれが
発生したときでも、他のチャネルを走査して受信機のチ
ャネルを固定しなおすことにより、データの受信を自動
的に継続することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によると、通信中におい
ても常時使用チャネルの状態を監視することができるた
め、混信等が発生した場合に、速やかに他の空きチャネ
ルを使用して自動的に通信を継続することができる。
【0044】請求項2の発明によると、データを受信す
る時に、予め決められた周波数成分を持つデータである
かどうかをデジタル位相ロックループの同期引き込みに
より確認することができ、余分な識別情報等を付加して
伝送効率を低下させずに通信を行うことができる。さら
に、受信機においてデジタル位相ロックループの同期が
はずれたときには、他のチャネルに受信チャネルを固定
しなおすので、自動的にデータの受信を継続することが
できる。
【0045】請求項3の発明によると、通信中において
使用チャネルを混信等により使用できなくなった場合に
おいても、自動的に空きチャネルを識別してチャネルを
固定しなおすので、自動的に通信の継続を図ることがで
き、安定した単方向通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による送信機のブロック図。
【図2】本発明の実施形態による受信機のブロック図。
【図3】本発明の実施形態による自動的に空きチャネル
を識別してデータを送信する送信機の動作を示す流れ図
およびデータを受信する受信機の動作を示す流れ図。
【図4】本発明の実施形態による送信機の送受のタイミ
ングを示す図。
【符号の説明】
10 送信機 11 受信部 12 制御部 13 送信部 19 レベル検出器 23 チャネル制御器 40 受信機 46 デジタル位相ロックループ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動的に空きチャネルを識別してデータを
    送信する単方向無線通信のための送信機であって、 複数のチャネルを順次走査して空きチャネルを識別する
    受信部と、 前記識別された空きチャネルに送信部のチャネルを設定
    する制御部と、 前記設定されたチャネルを使用してデータを送信する送
    信部とを備え、 データの送信中にデータ送信を一時中断して該データ送
    信に使用しているチャネルの空き状態を監視し、該チャ
    ネルが空きでなければ、前記受信部の複数のチャネルを
    順次走査して他の空きチャネルを識別し、該他の空きチ
    ャネルに送信部のチャネルを設定し、該他の空きチャネ
    ルを使用してデータを送信するようにした単方向無線通
    信のための送信機。
  2. 【請求項2】自動的にデータを受信する単方向無線通信
    のための受信機であって、 受信可能な複数のチャネルを順次走査する手段と、 受信中のチャネルから同期クロックを検出し同期引き込
    みをするためのデジタル位相ロックループと、 前記デジタル位相ロックループにより同期引き込みが確
    立されたチャネルに前記受信機のチャネルを固定する手
    段とを備え、 データの受信中に前記デジタル位相ロックループの同期
    がはずれたとき、所定時間内に同期引き込みができなけ
    れば、前記複数のチャネルを順次走査し、前記デジタル
    位相ロックループにより同期引き込みが確立されるチャ
    ネルに前記受信機のチャネルを固定するようにした単方
    向無線通信のための受信機。
  3. 【請求項3】送信機の受信部の複数のチャネルを順次走
    査して空きチャネルを識別するステップと、 前記識別された空きチャネルに送信部のチャネルを設定
    するステップと、 前記設定されたチャネルを使用してデータを送信するス
    テップと、 データの送信中にデータ送信を一時中断して該データ送
    信に使用しているチャネルの空き状態を監視するステッ
    プと、 該チャネルが空きでなければ、前記受信部の複数のチャ
    ネルを順次走査して他の空きチャネルを識別するステッ
    プと、 該他の空きチャネルに送信部のチャネルを設定するステ
    ップと、 前記他の空きチャネルを使用してデータを送信するステ
    ップとを含む単方向無線通信において自動的に空きチャ
    ネルを識別してデータを送信する方法。
JP10367045A 1998-12-24 1998-12-24 単方向無線通信のための送信機、受信機および送信方法 Pending JP2000196490A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296641A (ja) * 2003-07-16 2009-12-17 Sony Internatl Europ Gmbh 通信方法、及び電力線通信システム
JP2016092702A (ja) * 2014-11-08 2016-05-23 ミハル通信株式会社 放送信号多重化装置および放送信号多重化方法

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