JP2001285229A - 送受信装置および方法 - Google Patents

送受信装置および方法

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JP2001285229A
JP2001285229A JP2000098497A JP2000098497A JP2001285229A JP 2001285229 A JP2001285229 A JP 2001285229A JP 2000098497 A JP2000098497 A JP 2000098497A JP 2000098497 A JP2000098497 A JP 2000098497A JP 2001285229 A JP2001285229 A JP 2001285229A
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frequency
band
transmission
signal
interference wave
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JP2000098497A
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English (en)
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Hideyuki Obara
英行 小原
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 干渉波の影響を受けることなく他の装置にデ
ータを送信する。 【解決手段】 制御回路34は、所定の周波数の受信信
号における受信レベルを、予め記録部に記録されている
閾値と比較し、受信レベルが閾値より大きい場合、その
周波数は干渉波であると判定し、対応する周波数をメモ
リに記憶する。制御回路34はまた、メモリに記憶され
ている周波数に基づいて、使用可能帯域を選択し、開始
周波数と終了周波数を設定する。制御回路34はさら
に、開始周波数と終了周波数から送信周波数を算出する
とともに、選択された使用可能帯域を越えないように、
最大の伝送速度を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信装置および
方法に関し、特に、干渉波の周波数帯域に基づいて、使
用可能な周波数帯域を検出し、検出された帯域幅を利用
して信号を送信または受信することにより、各装置間に
おいて、互いに干渉を与えることなく、周波数の有効利
用を図ることができるようにした送受信装置および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】周波数60GHz帯域の信号(ミリ波)を
利用した送受信装置においては、周波数の共用が前提と
なりつつあり、装置間の干渉が発生する恐れがある。例
えば、MCA(Multiple Carrier Access)システムの場
合、事前に、空チャンネルを検出し、検出された空チャ
ンネルに基づいて、送信周波数を決定することにより、
干渉が発生するのを防止している。
【0003】しかしながら、MCAシステムでは、予め、
使用する帯域チャンネルが決定されているため、他に、
複数の空チャンネルがあったとしても、予め決定されて
いる、1つの帯域チャンネルに限られてしまい、周波数
の十分な有効利用が図られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、伝送線路のノ
イズレベルを検出し、検出されたノイズレベルに応じて
送信信号の周波数帯域を制限したり、送信信号の振幅を
増大させたり、または、送信信号の伝送速度を低下させ
たりすることにより、伝送品質の低下を抑えるようにす
ることが、例えば、特開平5−48585号公報に開示
されている。
【0005】しかしながら、同公報の発明においては、
干渉波の周波数を的確に検出することができないため、
他の装置への干渉の影響を低減させることができない課
題があった。
【0006】また、干渉波が中心周波数の付近に存在す
る場合、その影響を回避することができない課題があっ
た。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、干渉波の周波数を的確に検出し、その検出
結果に基づいて、周波数を最大限に有効利用することが
できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の送受信装
置は、干渉波の周波数帯域を検出する干渉波帯域検出手
段と、干渉波帯域検出手段により検出された干渉波の周
波数帯域に基づいて、使用可能な周波数帯域を検出する
使用可能帯域検出手段と、使用可能帯域検出手段により
検出された使用可能な周波数帯域の中心周波数を算出す
る中心周波数算出手段と、中心周波数算出手段により算
出された中心周波数を中心とする、使用可能帯域検出手
段により検出された帯域幅が利用されるように、信号を
変調する変調手段と、変調手段により変調された信号を
無線で送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0009】前記干渉波帯域検出手段とは、例えば、図
1の干渉波検出部13であり、全周波数帯域の中から、
干渉波受信レベルが所定の閾値より大きい周波数を検出
する。
【0010】前記使用可能帯域検出手段とは、例えば、
図1の制御回路34であり、干渉波が検出されなかった
周波数帯域の中で、連続して使用可能な、最も広い帯域
を使用可能帯域として検出する。
【0011】前記中心周波数算出手段とは、例えば、図
1の制御回路34であり、使用可能帯域検出手段により
選択された使用可能帯域の開始周波数fMminと終了周波
数f Mmaxから、中心周波数fMCを算出する。
【0012】前記変調手段とは、例えば、図1の変調器
18であり、中心周波数算出手段により算出された中心
周波数fMCを中心とする、使用可能帯域検出手段により
検出された帯域幅を利用して、送信信号を変調する。
【0013】前記送信手段とは、例えば、図1の送信ア
ンテナ20であり、送信制御器19の制御により、変調
手段により変調された送信信号を他の装置に無線で送信
する。
【0014】本発明の第1の送受信装置においては、干
渉波の周波数帯域に基づいて、使用可能な周波数帯域が
検出され、使用可能な周波数帯域の中心周波数が算出さ
れ、算出された中心周波数を中心とする帯域幅で信号が
変調され、送信される。
【0015】本発明の第1の送受信装置によれば、干渉
波の周波数帯域に基づいて、使用可能な周波数帯域を検
出し、使用可能な周波数帯域の中心周波数を算出し、算
出された中心周波数を中心とする帯域幅で信号を変調
し、送信するようにしたので、干渉波の影響を受けるこ
となく、他の装置にデータを送信することができる。
【0016】本発明の第1の送受信装置には、中心周波
数算出手段により算出された中心周波数に基づいて、信
号の伝送速度を算出する伝送速度算出手段をさらに設け
るようにすることができ、送信手段は、伝送速度算出手
段により算出された伝送速度で、信号を送信するように
することができる。
【0017】前記伝送速度算出手段とは、例えば、図1
の制御回路34であり、予め複数設定されている伝送速
度のうちの、使用可能帯域検出手段により検出された使
用可能帯域を越えないように、最大伝送速度を算出す
る。
【0018】伝送速度算出手段を設けた場合、使用可能
帯域を越えないような最大伝送速度が算出される。これ
により、送信手段は、最大伝送速度で信号を送信するこ
とができる。
【0019】本発明の第1の送受信装置は、他の装置よ
り送信されてきた信号を受信する受信手段と、受信手段
により受信された信号の受信レベルから、最大の受信レ
ベルを検出し、検出された受信レベルに対応する周波数
を受信可能帯域に設定する受信可能帯域設定手段とをさ
らに設けるようにすることができる。
【0020】前記受信手段とは、例えば、図1の受信ア
ンテナ11であり、他の装置から所定の伝送速度で送信
されてくる信号を受信する。前記受信可能帯域設定手段
とは、例えば、図1の制御回路34であり、受信手段に
より受信された信号の受信レベルから、最大の受信レベ
ルを検出し、その最大受信レベルに対応する周波数を受
信可能帯域に設定する。
【0021】受信手段を設けた場合、他の装置から送信
されてくる信号を受信することができる。受信可能帯域
設定手段を設けた場合、他の装置から送信されてくる信
号の受信レベルから、最大の受信レベルが検出され、そ
の最大受信レベルに対応する周波数が受信可能帯域に設
定される。これにより、受信手段は、設定された受信可
能帯域で、他の装置から送信されてくる信号を受信する
ことができる。
【0022】本発明の第1の送受信方法は、干渉波の周
波数帯域を検出する干渉波帯域検出ステップと、干渉波
帯域検出ステップの処理により検出された干渉波の周波
数帯域に基づいて、使用可能な周波数帯域を検出する使
用可能帯域検出ステップと、使用可能帯域検出ステップ
の処理により検出された使用可能な周波数帯域の中心周
波数を算出する中心周波数算出ステップと、中心周波数
算出ステップにより算出された中心周波数を中心とす
る、使用可能帯域検出手段により検出された帯域幅が利
用されるように、信号を変調する変調ステップと、変調
ステップの処理により変調された信号を無線で送信する
送信ステップとを特徴とする。
【0023】干渉波帯域検出ステップとは、例えば、図
4のステップS14であり、使用可能帯域検出ステップ
とは、例えば、図6のステップS23であり、中心周波
数算出ステップとは、例えば、図6のステップS25で
あり、変調ステップとは、例えば、図3のステップS4
であり、送信ステップとは、例えば、図3のステップS
5である。
【0024】本発明の第1の送受信方法においては、干
渉波の周波数帯域に基づいて、使用可能な周波数帯域が
検出され、使用可能な周波数帯域の中心周波数が算出さ
れ、算出された中心周波数を中心とする帯域幅で信号が
変調され、送信される。
【0025】本発明の第1の送受信方法によれば、干渉
波の周波数帯域に基づいて、使用可能な周波数帯域を検
出し、使用可能な周波数帯域の中心周波数を算出し、算
出された中心周波数を中心とする帯域幅で信号を変調
し、送信するようにしたので、干渉波の影響を受けるこ
となく、他の装置にデータを送信することができる。
【0026】本発明の第2の送受信装置は、干渉波の周
波数帯域を検出する干渉波帯域検出手段と、干渉波帯域
検出手段により検出された干渉波の周波数帯域に基づい
て、受信周波数帯域を決定する受信帯域決定手段と、受
信帯域決定手段により決定された帯域幅で送信されてく
る信号を受信する受信手段とを備えることを特徴とす
る。
【0027】前記干渉波帯域検出手段とは、例えば、図
1の干渉波検出部13であり、全周波数帯域において、
それぞれ干渉波受信レベルを検出する。
【0028】前記受信帯域決定手段とは、例えば、図1
の制御回路34であり、検出された干渉波受信レベルの
中で、最も大きい干渉波受信レベルの周波数帯域を受信
帯域として決定する。
【0029】前記受信手段とは、例えば、図1の受信ア
ンテナ11であり、他の装置より無線で送信されてきた
信号を受信する。
【0030】本発明の第2の送受信装置においては、干
渉波の周波数帯域に基づいて、受信周波数帯域が決定さ
れ、決定された帯域幅で送信されてくる信号が受信され
る。
【0031】本発明の第2の送受信装置によれば、干渉
波の周波数帯域に基づいて、受信周波数帯域を決定し、
決定された帯域幅で送信されてくる信号を受信するよう
にしたので、干渉波の影響を受けることなく、他の装置
より送信されてくるデータを受信することができる。
【0032】本発明の第2の送受信装置には、受信帯域
決定手段により決定された帯域幅で送信されてくる信号
の伝送速度を設定する設定手段をさらに設けるようにす
ることができる。
【0033】伝送速度設定手段とは、例えば、図1のイ
ンタフェース回路15であり、送信されてきた伝送クロ
ック信号の周期から、送信データの伝送速度を算出、設
定する。
【0034】伝送速度設定手段を設けた場合、送信デー
タの伝送速度が設定される。これにより、他の装置か
ら、所定の伝送速度で送信されてくるデータを確実に受
信することができる。
【0035】本発明の第2の送受信方法は、干渉波の周
波数帯域を検出する干渉波帯域検出ステップと、干渉波
帯域検出ステップの処理により検出された干渉波の周波
数帯域に基づいて、受信周波数帯域を決定する受信帯域
決定ステップと、受信帯域決定ステップの処理により決
定された帯域幅で送信されてくる信号を受信する受信ス
テップととを特徴とする。
【0036】干渉波帯域検出ステップとは、例えば、図
9のステップS52であり、受信帯域決定ステップと
は、例えば、図9のステップS55であり、受信ステッ
プとは、例えば、図8のステップS43である。
【0037】本発明の第2の送受信方法においては、干
渉波の周波数帯域に基づいて、受信周波数帯域が決定さ
れ、決定された帯域幅で送信されてくる信号が受信され
る。
【0038】本発明の第2の送受信方法によれば、干渉
波の周波数帯域に基づいて、受信周波数帯域を決定し、
決定された帯域幅で送信されてくる信号を受信するよう
にしたので、干渉波の影響を受けることなく、他の装置
より送信されてくるデータを受信することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した送受信
装置1の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
ミリ波帯に対応する受信アンテナ11は、他の装置より
送信されてくる電波を受信し、それを電気信号に変換
し、低雑音増幅器12に入力する。低雑音増幅器12
は、受信アンテナ11より入力された受信信号を、周波
数変換器31が動作可能なレベルまで増幅し、出力す
る。
【0040】干渉波検出部13の周波数変換器31は、
低雑音増幅器12より入力される受信信号の周波数を、
後述する局部発振器36より入力される信号を乗算する
ことで中間周波数fIFに変換し、低雑音増幅器32に出
力する。低雑音増幅器32は、周波数変換器31より入
力された中間周波数fIFの受信信号を増幅し、バンドパ
ススフィルタ(BPF:Bandpass Filter)33に出力す
る。バンドパスフィルタ33は、低雑音増幅器32より
入力される中間周波数fIFの受信信号だけを抽出し、制
御回路34に供給する。
【0041】制御回路34は、バンドパスフィルタ33
より供給された中間周波数fIFの周波数の受信信号をA/
D(Analog to Digital)変換し、A/D変換後の受信レベ
ルを、内蔵する記録部に記録するとともに、記録された
受信レベルと予め記録部に記録されている閾値とを比較
し、受信レベルが閾値より大きい場合、その周波数は干
渉波であると判定し、対応する周波数をメモリに記憶す
る。なお、閾値は、送受信装置1の送信出力、アンテナ
利得、または、設置環境に応じて予め設定されるが、一
般に、送信出力やアンテナ利得が大きい場合、閾値が低
く設定される。
【0042】送受信装置1が送受信に使用を希望する電
波の帯域が図2に示される帯域であるとすると、その帯
域の、最低の周波数fminから最高の周波数fmaxまでの
信号をスキャンして受信するために、制御回路34は、
局部発振器36が出力する信号の周波数がΔfずつ変化
するように、発振周波数設定回路35の可変分周器41
に局部発振器周波数設定信号を出力する。制御回路34
はまた、送信アンテナ20を介して電波を放射する伝送
速度を制御するように、インタフェース回路15に速度
設定信号を出力する。
【0043】発振周波数設定回路35は、可変分周器4
1、局部発振器42、位相比較器43、およびローパス
フィルタ44からなり、いわゆるPLL(Phase Locked Lo
op)制御回路を構成している。
【0044】可変分周器41は、制御回路34より供給
された局部発振器周波数設定信号に基づいて、局部発振
器36が出力する信号の周波数を分周して、位相比較器
43に供給する。位相比較器43は、局部発振器42よ
り供給される信号と、可変分周器41より供給される信
号の位相を比較し、両者の差分信号をローパスフィルタ
(LPF:Lowpass Filter)44に出力する。ローパスフ
ィルタ44は、位相比較器44より入力された差分信号
に基づいて、PLL制御信号を生成し、局部発振器36に
供給する。局部発振器36は、ローパスフィルタ44よ
り供給されたPLL制御信号に対応する周波数の信号を出
力する。
【0045】制御回路34はさらに、送信用の電波の周
波数を決定する送信発振器17が所定の発振周波数fMC
で発振するように、発振周波数設定回路16の可変分周
器52に周波数設定信号を出力する。発振周波数設定回
路16は、可変分周器51、局部発振器52、位相比較
器53、およびローパスフィルタ54からなり、発振周
波数設定回路35と同様に、PLL制御回路を構成してい
る。
【0046】可変分周器51は、制御回路34より供給
された周波数設定信号に基づいて、送信発振器17から
出力される信号の周波数を分周し、位相比較器53に供
給する。位相比較器53は、局部発振器52より供給さ
れる信号と、可変分周器51より供給される信号の位相
を比較し、両者の差分信号をローパスフィルタ54に出
力する。ローパスフィルタ54は、位相比較器53より
入力された差分信号に基づいて、PLL制御信号を生成
し、送信発振器17に供給する。送信発振器17は、ロ
ーパスフィルタ54より供給されたPLL制御信号に対応
して、発振周波数fMCの信号を生成し、変調器18に供
給する。
【0047】検波回路14は、低雑音増幅器32より出
力された中間周波数fIFの受信信号を検波し、抽出した
受信データをインタフェース回路15に供給する。イン
タフェース回路15は、検波回路14より供給された受
信データ(送信元の装置ID(Identifier)を含む)をデ
ータ処理回路2に出力したり、または、データ処理回路
2より供給される送信データを、自分自身のIDとともに
変調器18に出力したりする。インタフェース回路15
はまた、制御回路34より入力された速度設定信号に基
づいて、最大伝送速度で、送信アンテナ20を介して電
波を放射できるように、伝送速度クロック信号を設定
し、そのクロックに基づいて、送信データを変調器18
に供給する。
【0048】変調器18は、送信発振器17より供給さ
れた周波数fMCのキャリアを、所定の帯域幅が利用され
るように、データ処理回路2からインタフェース回路1
5を介して供給される送信データで変調し、送信制御器
19に供給する。送信制御器19は、制御部34からの
送信制御信号に基づいて、変調器18より供給された変
調後のキャリアをオン・オフ制御かつ増幅し、送信アン
テナ20から出力する。
【0049】このような送受信装置1が通信相手側にも
設けられており、両者の間で通信が行われる。
【0050】次に、図3のフローチャートを参照して、
送受信装置1が実行する、送信処理について説明する。
【0051】ステップS1において、送受信装置1の制
御装置34は、使用する予定の全周波数帯域(図2)に
おいて、他の装置が、その全周波数帯域のうちのいずれ
かの周波数を使用しているのか否かの調査、すなわち、
干渉波検出処理を行う。
【0052】ここで、図4のフローチャートを参照し
て、干渉波検出処理について説明する。
【0053】ステップS11において、制御回路34
は、送受信を開始する前に、送信制御器19に送信オフ
制御信号を出力し、送信発振器17から出力されたミリ
波帯の電波が、送信アンテナ20を介して外部に放射さ
れないように、制御する(送信状態をオフにする)。
【0054】ステップS12において、制御回路34
は、使用する予定の最低周波数fminから最高周波数f
maxまでの全周波数帯域(図2)における信号を順次ス
キャンして受信するべく、最初に最低周波数fminの受
信を発振周波数設定回路35に指令する。すなわち、制
御回路34は、発振周波数設定回路35の可変分周器4
1に所定の値の局部発振器周波数設定信号を供給する。
発振周波数設定回路35は、制御回路34からの局部発
振器周波数設定信号に基づいて、局部発振器36をPLL
制御する。これにより、局部発振器36の発振周波数が
min−fIFに設定される。
【0055】ステップS13において、周波数変換器3
1は、受信アンテナ11により受信され、低雑音増幅器
12より入力された信号に、局部発振器36より入力さ
れた周波数fmin−fIFの信号を乗算する。これによ
り、低雑音増幅器12より入力された信号のうち、周波
数fminの信号が中間周波数fIF(数100MHz乃至数GH
z)の信号に変換される。この信号は、低雑音増幅器3
2に入力され、増幅される。増幅された中間周波数fIF
の信号は、バンドパスフィルタ33で不要な周波数帯域
が除去された後、制御回路34に供給される。そして、
制御回路34は、中間周波数fIFの信号をA/D変換し、
中間周波数fIFの信号の受信レベルを内蔵する記録部に
記録する。
【0056】ステップS14において、制御回路34
は、ステップS13の処理で記録された受信レベルが、
所定の閾値より大きいのか否かを判定し、受信レベルが
所定の閾値より大きいと判定した場合、すなわち、干渉
波を検出した場合(使用しようとする帯域に、第3者の
電波が既に存在する場合)、ステップS15に進み、対
応する周波数を内蔵するメモリに記憶させる。
【0057】ステップS15の処理の後、または、ステ
ップS14の処理で、受信レベルが閾値より小さいと判
定された場合(干渉波が存在しない場合)、ステップS
16に進み、制御回路34は、局部発振器36が周波数
min−fIF+Δfを発振するように、発振器周波数設
定回路35の可変分周器41に局部発振器周波数設定信
号を供給する。発振器周波数設定回路35は、制御回路
34からの局部発振器周波数設定信号に基づいて、局部
発振器36を周波数fmin−fIF+Δfで発振させるよ
うに、PLL制御する。これにより、図2に示すように、
局部発振器36の発振周波数がΔf分だけ周波数偏移値
される。
【0058】ステップS17において、制御回路34
は、局部発振器36が周波数fmax−fIF+Δfに達し
たのか否か、すなわち、使用しようとする全周波数帯域
の干渉波検出処理が終了したのか否かを判定し、未だ、
周波数fmax−fIF+Δfに達していないと判定した場
合、ステップS13に戻り、それ以降の処理を繰り返
す。そして、ステップS17において、局部発振器36
が周波数fmax−fIF+Δfに達したと判定された場
合、すなわち、使用する全周波数帯域の干渉波検出処理
が終了したと判定された場合、図3のステップS2にリ
ターンする。
【0059】ここで、受信レベルと閾値の関係から使用
可能な周波数帯域を決定する原理について、図5を参照
して説明する。同図において、縦軸は干渉波の受信レベ
ルを表わし、横軸は周波数f(Hz)を表わしている。図
5の例においては、周波数f min乃至fMmin1、および、
周波数fMmax1乃至fMmin2において、干渉波の受信レベ
ルが閾値より大きくなっている(すなわち、干渉波が検
出されている)。従って、これらの周波数帯域は、既
に、他の装置で使用されている周波数帯域であると判定
され、その周波数帯域を除いた帯域が使用可能帯域と決
定される。すなわち、周波数fMmin1乃至fMmax1または
周波数fMmin2乃至fmaxが使用可能帯域1または使用可
能帯域2と決定される。
【0060】図3のステップS2において、制御回路3
4は、ステップS2の処理で検出された干渉波の周波数
に基づいて、送信周波数帯域の変更処理を行う。
【0061】ここで、図6のフローチャートを参照し
て、送信周波数帯域の変更処理について説明する。
【0062】ステップS21において、制御回路34
は、内蔵するメモリに記憶された周波数を読み出す(図
5の例の場合、周波数fmin乃至fMmin1と周波数f
Mmax1乃至fMmin2が読み出されている)。ステップS2
2において、制御回路34は、ステップS21の処理で
読み出された周波数が存在するのか否か、すなわち、干
渉波が検知された周波数がメモリに記憶されているのか
否かを判定し、周波数が存在すると判定した場合、ステ
ップS23に進む。
【0063】ステップS23において、制御回路34
は、ステップS21の処理で読み出された周波数(いま
の場合、周波数fmin乃至fMmin1と周波数fMmax1乃至
Mmin2)に基づいて、連続して使用可能な、最も広い
帯域を最大周波数帯域として選択する。これにより、図
5の例では、周波数fMmin1乃至fMmax1の使用可能帯域
1が選択される。
【0064】ステップS24において、制御回路34
は、ステップS23の処理で選択された、連続して使用
可能な最大周波数帯域(いまの場合、使用可能帯域1)
から、開始周波数fMminおよび終了周波数fMmaxを設定
する。図5の例では、周波数f Mmin1が開始周波数f
Mminに設定され、周波数fMmax1が終了周波数fMmax
設定される。
【0065】ステップS25において、制御回路34
は、ステップS24の処理で設定された開始周波数f
Mminおよび終了周波数fMmaxより、次式(1)に従っ
て、送信周波数fMCを算出する。 送信周波数fMC=(fMmin+fMmax)/2 ・・・(1)
【0066】図7は、送信周波数fMCを決定する原理を
説明する図である。同図において、縦軸は振幅を表わ
し、横軸は周波数f(Hz)を表わしている。図7の例に
おいては、使用可能領域1の開始周波数がfMminに設定
され、終了周波数がfMmaxに設定されている。上記式
(1)より、開始周波数fMminと終了周波数fMmaxの略
中心の周波数が送信周波数fMCに決定される。
【0067】図6に戻って、ステップS26において、
制御回路34は、予め複数設定されている伝送速度のう
ち、ステップS23の処理で選択された使用可能な最大
周波数帯域(いまの場合、使用可能帯域1)を越えない
ように、最大の伝送速度RMm ax(bps:1秒当たりの通
信ビット数)を設定する。
【0068】例えば、制御回路34に予め設定されてい
る伝送速度R1,R2・・・Rmax(Rmaxは全周波数帯域
で使用することができる標準伝送速度)より、次式
(2)に従って、伝送速度RMmaxが算出される。 伝送速度RMmax=(fMmax−fMmin)/2 ・・・(2)
【0069】上記式(2)の演算の結果、R1<RMmax
<R2<R3<R4・・・<Rmaxとなる場合、最大伝送速
度RMmax=R1と決定される。また、R1<R2<RMmax
<R3・・・<Rmaxとなる場合、最大伝送速度RMmax
2と決定される。同様に、R n(n=1,2,3・・
・)<RMmaxとなる場合、最大伝送速度RMmax=Rn
決定される。ただし、伝送速度RMmaxが伝送速度R1
り小さい場合、干渉波を検出しようとしている場所また
は他の装置への放射方向には、干渉波が非常に多く、送
受信装置1の設置場所が不適切であると判断されるた
め、設置場所を変更させ、上述した処理が最初からやり
直される。
【0070】ステップS27において、制御回路34
は、ステップS25の処理で決定された送信周波数fMC
の信号を、送信発振器17が発振するように、発振周波
数設定回路16の可変分周器51に周波数設定信号を供
給する。発振器周波数設定回路16は、制御回路34か
らの周波数設定信号に基づいて、送信発振器17を送信
周波数fMCで発振させるように、PLL制御する。これに
より、送信発振器17の発振周波数がfMCに設定され
る。
【0071】ステップS28において、制御回路34
は、ステップS26の処理で設定された最大の伝送速度
Mmaxで、送信アンテナ20を介して電波が放射される
ように、速度設定信号をインタフェース回路15に供給
する。インタフェース回路15は、制御回路34からの
速度設定信号に基づいて、伝送クロック信号を生成、設
定する。
【0072】また、ステップS22において、ステップ
S21の処理で読み出された周波数が存在しないと判定
された場合、すなわち、干渉波が検知されなかったと判
定された場合、ステップS29に進み、制御回路34
は、予め、複数設定されている伝送速度のうちの、標準
伝送速度Rmaxに基づいて、送信発振器17の発振周波
数がfCENTER(図2)となるように、発振周波数設定回
路16の可変分周器51に標準周波数設定信号を供給す
る。発振器周波数設定回路16は、標準周波数設定信号
に基づいて、送信発振器17をPLL制御する。これによ
り、送信発振器17の発振周波数がfCENTERに設定され
る。
【0073】ステップS30において、制御回路34
は、予め、複数設定されている伝送速度のうちの標準伝
送速度Rmaxで、送信アンテナ20を介して電波が放射
されるように(図2のfminからfmaxまでの帯域が使用
されるように)、標準速度設定信号をインタフェース回
路15に供給する。インタフェース回路15は、制御回
路34からの標準速度設定信号に基づいて、伝送クロッ
ク信号を生成、設定する。
【0074】以上のステップS28またはステップS3
0の処理が終了すると、図3のステップS3にリターン
する。
【0075】図3のステップS3において、制御回路3
4は、送信制御器19に送信オン制御信号を出力し、送
信発振器17から出力されたミリ波帯の電波が、送信ア
ンテナ20を介して外部に放射されるように制御する
(送信状態をオンにする)。ステップS4において、イ
ンタフェース回路15は、図6のステップS28または
ステップS30の処理で設定された伝送クロック信号に
基づく送信データを変調器18に出力する。変調器18
は、送信発振器17で発振された送信周波数fMC(また
は周波数fCENTER)を中心とする所定の帯域幅が利用さ
れるように、送信データを変調し、送信制御器19に供
給する。
【0076】ステップS5において、制御回路34は、
送信制御器19に送信制御信号を出力し、変調器18で
変調された送信データを送信アンテナ20から出力させ
る。
【0077】以上のように、干渉波が検知されなかった
周波数帯域の中で、最も広い帯域を選択し、その周波数
帯域に基づいて、送信周波数や伝送速度を算出するよう
にしたので、干渉波の影響を受けることなく、他の装置
にデータを送信することができる。
【0078】次に、図8のフローチャートを参照して、
送受信装置1が実行する、受信処理について説明する。
【0079】ステップS41において、送受信装置1の
ミリ波帯に対応する受信アンテナ11は、他の装置より
送信されてくる、伝送クロック信号を受信する。ステッ
プS42において、送受信装置1の制御回路34は、ス
テップS41の処理で伝送クロック信号が受信されたと
き、受信周波数帯域の変更処理を行う。
【0080】ここで、図9のフローチャートを参照し
て、受信周波数帯域の変更処理について説明する。
【0081】ステップS51において、送受信装置1の
制御回路34は、局部発振器36より出力される周波数
が中間周波数fIFに設定されるように、発振周波数設定
回路35の可変分周器41に所定の値の局部発振周波数
設定信号を供給する。発振周波数設定回路35は、制御
回路34からの局部発振器周波数設定信号に基づいて、
局部発振器36をPLL制御する。これにより、局部発振
器36が、発振周波数fmin−fIFに設定される。
【0082】ステップS52において、周波数変換器3
1は、低雑音増幅器12より入力された周波数fmin
受信信号に対応する信号に、局部発振器36より入力さ
れた周波数fmin−fIFを乗算し、受信信号を、中間周
波数fIFに変換する。この信号は、低雑音増幅器32に
入力され、増幅される。増幅された中間周波数fIFの信
号は、バンドパスフィルタ33で不要な周波数帯域が除
去された後、制御回路34に供給される。そして、制御
回路34は、中間周波数fIFの信号をA/D変換し、その
受信レベルを内蔵する記録部に記録する。
【0083】ステップS53において、制御回路34
は、局部発振器36が出力する周波数がfmin−fIF
Δfとなるように、発振器周波数設定回路35の可変分
周器41に局部発振器周波数設定信号を供給する。発振
器周波数設定回路35は、制御回路34からの局部発振
器周波数設定信号に基づいて、局部発振器36をPLL制
御する。これにより、図10に示すように、局部発振器
36の発振周波数が最初の値fmin−fIFからΔf分だ
け変化される。
【0084】ステップS54において、制御回路34
は、局部発振器36の出力周波数が、fmax−fIF+Δ
fに達したのか否か、すなわち、全周波数帯域の受信レ
ベル検出処理が終了したのか否かを判定し、未だ、周波
数fmax−fIF+Δfに達していないと判定した場合、
ステップS52に戻り、それ以降の処理を繰り返す。そ
して、ステップS54において、局部発振器36の出力
周波数が、fmax−fIF+Δfに達したと判定された場
合、すなわち、全周波数帯域の受信レベル検出処理が終
了したと判定された場合、ステップS55に進む。
【0085】ステップS55において、制御回路34
は、ステップS52の処理で記録された受信レベルのう
ち、最大受信レベルとなった周波数を検出し、それを受
信周波数fMCと設定し(図10)、局部発振器36が周
波数fMCの信号を出力するように、発振周波数設定回路
35の可変分周器41に周波数設定信号を供給する。発
振器周波数設定回路35は、制御回路34からの周波数
設定信号に基づいて、局部発振器36の発振周波数がf
MCとなるように、PLL制御する。これにより、局部発振
器36の出力信号の送信周波数がfMCに設定される。
【0086】なお、最大受信レベルを検出する場合、受
信データに含まれる送信元の装置IDを参照し、所望の送
信元から送信されてくる信号の中から、最大の受信レベ
ルに対応する周波数が選択される。
【0087】ステップS56において、検波回路14
は、受信アンテナ11、低雑音増幅器12、周波数変換
器31、および低雑音増幅器32を介して出力される伝
送クロック信号の周期を検出し、インタフェース回路1
5に供給する。インタフェース回路15は、検波回路1
4で検出された伝送クロック信号の周期から、送信され
てきたデータの伝送速度RMmaxを算出、設定する。その
後、図8のステップS43にリターンする。
【0088】図8のステップS43において、受信アン
テナ11は、図9のステップS55の処理で設定された
受信周波数、および、図9のステップS56の処理で設
定された伝送速度に対応する、他の装置から送信されて
きた本来のデータを受信する。
【0089】以上のように、受信レベルの最も大きい周
波数帯域を受信周波数に設定し、伝送クロック信号の周
期から伝送速度を設定するようにしたので、干渉波の影
響を受けることなく、他の装置から、所定の伝送速度で
送信されてくるデータを確実に、かつ、効率良く受信す
ることができる。
【0090】図11は、干渉波検出部13の発振周波数
設定回路35および局部発振器36の機能を、発振周波
数設定回路16および送信発振器17と兼用するように
した構成例を示すブロック図である。なお、図11にお
いて、図1における場合と対応する部分には同一の符号
を付してあり、その説明は適宜省略する。この例におい
ては、干渉波検出部13の発振周波数設定回路35と局
部発振器36が不要となり、その他の構成は、図1に示
した例と同様である。
【0091】図11に示されるように、干渉波検出回路
13の発振周波数設定回路35と局部発振機36の機能
を、発振周波数設定回路16と送信発振器17と兼用す
ることにより、構成を簡略化し、装置を小型化すること
ができる。
【0092】なお、図11の例では、可変分周器51に
おいて、ミリ波帯の電波を位相比較可能な周波数まで変
換することが困難であるため、図12に示すように、可
変分周器51の代わりに周波数変換器71を設けるよう
にしてもよい。
【0093】図12のその他の構成は、図11に示した
例と同様である。これにより、装置をさらに小型化する
ことができる。
【0094】
【発明の効果】本発明の送受信装置および方法によれ
ば、干渉波の周波数帯域に基づいて、使用可能な周波数
帯域を設定し、設定された周波数帯域を用いて信号を送
信したり、また、干渉波の周波数帯域に基づいて、受信
可能な周波数帯域を決定し、決定された周波数帯域で送
信されてくる信号を受信するようにしたので、干渉波の
影響を受けることなく、効率的に、他の装置にデータを
送信または受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した送受信装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】周波数帯域を説明する図である。
【図3】送信処理を説明するフローチャートである。
【図4】図3のステップS1の干渉波検出処理の詳細を
説明するフローチャートである。
【図5】干渉波を検出する原理を説明する図である。
【図6】図3のステップS2の送信周波数帯域変更処理
の詳細を説明するフローチャートである。
【図7】使用可能帯域を説明する図である。
【図8】受信処理を説明するフローチャートである。
【図9】図8のステップS42の受信周波数帯域変更処
理の詳細を説明するフローチャートである。
【図10】受信周波数を設定する原理を説明する図であ
る。
【図11】本発明を適用した他の例の送受信装置の構成
を示すブロック図である。
【図12】本発明を適用したさらに他の例の送受信装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 受信アンテナ 13 干渉波検出部 14 検波回路 15 インタフェース回路 16 発振周波数設定回路 17 局部発振器 18 変調器 19 送信制御器 20 送信アンテナ 31 周波数変換器 34 制御回路 35 発振周波数設定回路 36 局部発振器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を送信または受信する送受信装置に
    おいて、 干渉波の周波数帯域を検出する干渉波帯域検出手段と、 前記干渉波帯域検出手段により検出された前記干渉波の
    周波数帯域に基づいて、使用可能な周波数帯域を検出す
    る使用可能帯域検出手段と、 前記使用可能帯域検出手段により検出された使用可能な
    前記周波数帯域の中心周波数を算出する中心周波数算出
    手段と、 前記中心周波数算出手段により算出された前記中心周波
    数を中心とする、前記使用可能帯域検出手段により検出
    された帯域幅が利用されるように、前記信号を変調する
    変調手段と、 前記変調手段により変調された前記信号を無線で送信す
    る送信手段とを備えることを特徴とする送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記中心周波数算出手段により算出され
    た前記中心周波数に基づいて、前記信号の伝送速度を算
    出する伝送速度算出手段をさらに備え、 前記送信手段は、前記伝送速度算出手段により算出され
    た前記伝送速度で、前記信号を送信することを特徴とす
    る請求項1に記載の送受信装置。
  3. 【請求項3】 他の装置より送信されてきた前記信号を
    受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記信号の受信レベルか
    ら、最大の前記受信レベルを検出し、検出された受信レ
    ベルに対応する周波数を受信可能帯域に設定する受信可
    能帯域設定手段とをさらに備えることを特徴とする請求
    項1に記載の送受信装置。
  4. 【請求項4】 信号を送信または受信する送受信装置の
    送受信方法において、 干渉波の周波数帯域を検出する干渉波帯域検出ステップ
    と、 前記干渉波帯域検出ステップの処理により検出された前
    記干渉波の周波数帯域に基づいて、使用可能な周波数帯
    域を検出する使用可能帯域検出ステップと、 前記使用可能帯域検出ステップの処理により検出された
    使用可能な前記周波数帯域の中心周波数を算出する中心
    周波数算出ステップと、 前記中心周波数算出ステップにより算出された前記中心
    周波数を中心とする、前記使用可能帯域検出手段により
    検出された帯域幅が利用されるように、前記信号を変調
    する変調ステップと、 前記変調ステップの処理により変調された前記信号を無
    線で送信する送信ステップとを含むことを特徴とする送
    受信方法。
  5. 【請求項5】 信号を送信または受信する送受信装置に
    おいて、 干渉波の周波数帯域を検出する干渉波帯域検出手段と、 前記干渉波帯域検出手段により検出された前記干渉波の
    周波数帯域に基づいて、受信周波数帯域を決定する受信
    帯域決定手段と、 前記受信帯域決定手段により決定された帯域幅で送信さ
    れてくる前記信号を受信する受信手段とを備えることを
    特徴とする送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記受信帯域決定手段により決定された
    帯域幅で送信されてくる前記信号の伝送速度を設定する
    設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記
    載の送受信装置。
  7. 【請求項7】 信号を送信または受信する送受信装置の
    送受信方法において、 干渉波の周波数帯域を検出する干渉波帯域検出ステップ
    と、 前記干渉波帯域検出ステップの処理により検出された前
    記干渉波の周波数帯域に基づいて、受信周波数帯域を決
    定する受信帯域決定ステップと、 前記受信帯域決定ステップの処理により決定された帯域
    幅で送信されてくる前記信号を受信する受信ステップと
    を含むことを特徴とする送受信方法。
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