JP3241672B2 - 干渉波検出装置及び干渉波検出方法 - Google Patents

干渉波検出装置及び干渉波検出方法

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JP3241672B2 JP34913298A JP34913298A JP3241672B2 JP 3241672 B2 JP3241672 B2 JP 3241672B2 JP 34913298 A JP34913298 A JP 34913298A JP 34913298 A JP34913298 A JP 34913298A JP 3241672 B2 JP3241672 B2 JP 3241672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線信号の受信
を妨げる干渉波を検出する干渉波検出装置及び干渉波検
出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特開昭62−16662
7号公報に示された、基地局に設けられた従来の干渉波
検出装置を示す構成図であり、図において、1は送信局
部発振信号(送信ローカル)を出力する局部発振器、2
は基地局から送信すべき送信データを変調するととも
に、その変調信号に送信局部発振信号を混合して、その
変調信号を送信周波数の無線信号に周波数変換する送信
機、3は送信機2から出力された無線信号を送受信アン
テナ4に出力する一方、送受信アンテナ4から取り込ま
れた、移動局から送信された無線信号を受信機5に出力
する送受分波器である。受信機5は、送受分波器3から
出力された無線信号に第1受信局部発振信号(第1受信
ローカル)を混合して周波数変換するとともに、その無
線信号を基地局の受信データに復号する。また、検出器
6は受信機5における無線信号の受信レベルを検出す
る。
【0003】また、7は第2受信局部発振信号(第2受
信ローカル)を出力する局部発振器、8は受信機5によ
り受信された移動局からの無線信号と異なる周波数の無
線信号を取り込む受信アンテナ、9は受信アンテナ8に
より取り込まれた無線信号に第2受信局部発振信号を混
合して周波数変換するとともに、その無線信号を基地局
の受信データに復号する受信機、10は受信機9におけ
る無線信号の受信レベルを検出する検出器、11は受信
機5又は受信機9から出力された受信データを基地局の
受信データとして採用する切替合成器、12は切替合成
器11等を制御する制御器である。
【0004】次に動作について説明する。まず、基地局
の送信データを移動局に送信する場合、送信機2がその
送信データで搬送波を変調するとともに、その変調信号
に送信局部発振信号を混合して、その変調された送信デ
ータを送信周波数の無線信号に周波数変換し、その無線
信号を送受分波器3及び送受信アンテナ4を介して移動
局に伝送する。一方、移動局から送信される無線信号を
受信する場合、受信機5が送受信アンテナ4から取り込
まれた無線信号に第1受信局部発振信号を混合して、そ
の無線信号を周波数変換するとともに、その無線信号を
基地局の受信データに復号し、切替合成器11が当該受
信データを基地局の受信データとして採用する。ただ
し、受信機5における無線信号の受信レベルは、常に一
定ではなく、その受信した無線信号の周波数と同一周波
数の干渉波が存在すると回線品質が劣化するので、無線
信号の受信レベルが低下した場合には、無線信号の受信
周波数を変更する必要がある。
【0005】そこで、従来は、検出器6が受信機5にお
ける無線信号の受信レベルを検出することにより、制御
器12が無線信号の受信レベルを監視し、その受信レベ
ルが規定レベルを下回ると、後述するように受信周波数
を変更する処理を実施するが、干渉波のレベルができる
限り低い他の受信周波数に変更するため、予め、変更後
の受信周波数を有する干渉波のレベルを測定する。即
ち、上記のように受信機5が移動局から送信される無線
信号を受信している場合には、受信機9が移動局から送
信される無線信号と異なる周波数帯域の無線信号を周波
数変換し、検出器10が受信機9における無線信号の受
信レベルを検出する。そして、制御器12は、受信機9
における無線信号の受信レベルを干渉波の許容レベルと
比較し、受信機9における無線信号の受信レベルが許容
レベルより低い場合、この周波数を有する干渉波のレベ
ルが低いので、この周波数は変更可能な受信周波数であ
ると認識する。そして、制御器12は、受信機5におけ
る無線信号の受信レベルが規定レベルを下回ると、無線
信号の受信周波数を上記した変更可能な受信周波数に変
更し、以後、切替合成器11に対して、受信機9から出
力される受信データを基地局の受信データとして採用す
るように指示する。
【0006】一方、受信機9における無線信号の受信レ
ベルが許容レベルより高い場合、この周波数帯域は干渉
波のレベルが高いので、局部発振器7の第2受信局部発
振信号を変更して、受信機9の受信周波数を変更する。
そして、上記と同様の処理を繰り返して、干渉波のレベ
ルが許容レベルより低い受信周波数を検索する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の干渉波検出装置
は以上のように構成されているので、受信機5又は受信
機9の受信周波数を干渉波のレベルが低い周波数帯域に
変更することができるが、送信機2の送信周波数帯域に
存在する干渉波のレベルを検出する手段がないので、す
なわち、送信機2における無線信号の送信レベルを単に
監視しても、送信している無線信号の送信周波数と同一
の周波数の干渉波のレベルを単独で検出することはでき
ないから、上り回線(移動局から基地局に無線信号を送
信する回線)の回線品質を高めることができても、下り
回線(基地局から移動局に無線信号を送信する回線)の
回線品質を高めることができないなどの課題があった。
【0008】なお、送信機2から送信される無線信号を
受信する専用の受信機を別個に設置すれば、その無線信
号の受信レベルは監視することができるが、その無線信
号の送信周波数と同一の周波数の干渉波のレベルを単独
で検出することはできない。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、上り回線の回線品質だけではな
く、下り回線の回線品質を高めることができる干渉波検
出装置及び干渉波検出方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る干渉波検
出装置は、基地局の送信データを所定の送信周波数の無
線信号に変換して移動局に送信する送信手段と、移動局
から送信される、前記送信周波数とは異なる所定の受信
周波数を含む受信周波数帯域にある無線信号、及び、所
定の送信周波数を含む送信周波数帯域にある干渉波信号
を受信する受信手段と、干渉波信号を検出するために、
送信手段に無線信号の送信処理を停止させる一方、送信
手段が送信処理を停止している間受信手段に干渉波信
号を受信させる制御手段とを備えるものである。
【0011】この発明に係る干渉波検出装置は、制御手
段は受信手段が所定の送信周波数と同一の周波数の干渉
波信号を検出した場合には、所定の送信周波数の変更要
求を発行し、受信手段が送信周波数帯域であるが所定の
送信周波数とは異なる周波数の干渉波信号を検出した場
合には、その旨を示す通知信号を送出することを特徴と
するものである。
【0012】この発明に係る干渉波検出装置は、制御手
段は送信手段が無線信号の空きスロットを送信中である
期間中に、送信手段に無線信号の送信処理を停止させる
ことを特徴とするものである。
【0013】この発明に係る干渉波検出装置は、制御手
段は受信手段が移動局から無線信号の空きスロットを受
信している期間中に、受信手段に干渉波信号を受信させ
ることを特徴とするものである。
【0014】この発明に係る干渉波検出装置は、制御手
段は送信周波数帯域であるが所定の送信周波数とは異な
る周波数の干渉波信号を検出する場合、受信手段に所定
の受信周波数を異なる周波数に変更させて干渉波信号を
受信させることを特徴とするものである。
【0015】この発明に係る干渉波検出装置は、複数の
シンセサイザをさらに備えており、制御手段は受信手段
に複数のシンセサイザを切り替えることにより所定の受
信周波数を変更させることを特徴とするものである。
【0016】この発明に係る干渉波検出装置は、制御手
段は所定の受信周波数と同一の周波数の干渉波信号を検
出する場合、受信手段により受信した無線信号の空きス
ロット期間中に受信される無線信号を干渉波信号として
認識することを特徴とするものである。
【0017】この発明に係る干渉波検出装置は、制御手
段は受信周波数帯域であるが、所定の受信周波数とは異
なる周波数の干渉波信号を検出する場合、送信手段から
送信される無線信号の空きスロット期間中に受信手段に
所定の受信周波数を異なる周波数に変更させる一方、受
信手段が所定の受信周波数を変更した後、受信手段によ
り受信した無線信号の空きスロット期間中に受信される
無線信号を干渉波信号として認識することを特徴とする
ものである。
【0018】この発明に係る干渉波検出装置は、制御手
段は送信手段から試験データを含む無線信号を送信させ
る一方、受信手段が試験データを含む無線信号を受信す
ると、送信手段から送信された試験データと受信手段に
より受信された試験データを比較することを特徴とする
ものである。
【0019】この発明に係る干渉波検出装置は、基地局
の送信データを所定の送信周波数の無線信号に変換して
移動局に送信する送信手段と、移動局から所定の受信周
波数を含む受信周波数帯域にある信号を受信する第1の
受信アンテナと、第1の受信アンテナから受信した信号
を増幅すると共に帯域制限する第1の高周波増幅器と、
所定の送信周波数を含む送信周波数帯域にある信号を受
信する第2の受信アンテナと、第2の受信アンテナから
受信した信号を増幅すると共に帯域制限する第2の高周
波増幅器と、第1の局部発振信号を生成する第1の局部
発振手段と、所定の送信周波数と所定の受信周波数の差
に相当する周波数の第2の局部発振信号を生成する第2
の局部発振手段と、第2の高周波増幅器の出力信号と第
2の局部発振信号とを混合して第2の高周波増幅器の出
力信号を所定の受信周波数の信号に周波数変換する混合
手段と、混合手段からの出力信号と第1の高周波増幅器
からの出力信号とのうちのいずれか一方を選択して出力
する選択手段と、選択手段からの出力信号を第1の局部
発振信号を用いて中間周波信号に変換すると共に受信信
号レベルを検出する受信レベル検出手段と、送信周波数
帯域の干渉波信号を検出するために、送信手段に無線信
号の送信処理を停止させる一方、選択手段に混合手段か
らの出力を選択させる制御手段とを備えるものである。
【0020】この発明に係る干渉波検出装置は、第1の
局部発振手段は異なる周波数の2つの局部発振信号を生
成する2つの局部発振器を有しており、所定の送信周波
数と同一の周波数の干渉波信号を検出するか否かに応じ
て、2つの局部発振信号のいずれかを第1の局部発振信
号として受信レベル検出手段に選択的に出力する第2の
選択手段をさらに備えるものである。
【0021】この発明に係る干渉波検出方法は、基地局
の送信データを所定の送信周波数の無線信号に変換して
移動局に送信し、移動局から前記送信周波数とは異なる
所定の受信周波数を含む受信周波数帯域にある無線信号
を受信し、所定の送信周波数を含む送信周波数帯域にあ
る干渉波信号を検出するために、移動局に対する無線信
号の送信処理を停止して、干渉波信号を受信するもので
ある。
【0022】この発明に係る干渉波検出方法は、所定の
送信周波数と同一の周波数の干渉波信号を検出した際に
は、所定の送信周波数の変更要求を発行し、送信周波数
帯域であるが所定の送信周波数とは異なる周波数の干渉
波信号を検出した際には、その旨を示す通知信号を出力
するものである。
【0023】この発明に係る干渉波検出方法は、移動局
に送信する無線信号の空きスロット期間中に、その無線
信号の送信処理を停止するものである。
【0024】この発明に係る干渉波検出方法は、移動局
から受信した無線信号の空きスロット期間中に、干渉波
信号を受信するものである。
【0025】この発明に係る干渉波検出方法は、送信周
波数帯域であるが所定の送信周波数とは異なる周波数の
干渉波を検出する場合、所定の受信周波数を異なる周波
数に変更して干渉波信号を検出するものである。
【0026】この発明に係る干渉波検出方法は、複数の
シンセサイザを設け、複数のシンセサイザを切り替える
ことにより所定の受信周波数を変更するものである。
【0027】この発明に係る干渉波検出方法は、所定の
受信周波数と同一の周波数の干渉波信号を検出する場
合、移動局から受信した無線信号の空きスロット期間中
に受信する無線信号を干渉波信号として認識するもので
ある。
【0028】この発明に係る干渉波検出方法は、受信周
波数帯域ではあるが、所定の受信周波数とは異なる周波
数の干渉波信号を検出する場合、移動局に送信する無線
信号の空きスロット期間中に所定の受信周波数を異なる
周波数に変更させる一方、所定の受信周波数を変更した
後、移動局から受信した無線信号の空きスロット期間中
に受信する無線信号を干渉波信号として認識するもので
ある。
【0029】この発明に係る干渉波検出方法は、試験デ
ータを含む無線信号を送信する一方、試験データを含む
無線信号を受信すると、その送信した試験データと受信
した試験データを比較するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるT
DMA方式を用いた無線基地局における干渉波検出装置
を示す構成図であり、図において、21は基地局のディ
ジタル・シグナル・プロセッサ(以下、DSPとい
う)、22はDSP21から出力されるディジタルの送
信データをアナログの送信データに変換する一方、受信
IF部43から出力されるアナログの受信データ及び受
信レベルをディジタルの受信データ及び受信レベルに変
換し、また、プリアンプ31やスイッチ42等を制御す
る制御装置(制御手段)であり、制御器22aと波形生
成器22bと変換器22c(A/D変換器及びD/A変
換器を含む)から構成されている。
【0031】23は送信局部発振信号及び受信局部発振
信号を生成する第1のシンセサイザ、24は分配器、2
5,26は送信局部発振信号を増幅するバッファアン
プ、27は受信局部発振信号を増幅するバッファアン
プ、28は送信される無線信号の所定の送信周波数と受
信される無線信号の所定の受信周波数の差に相当する周
波数の局部発振信号を生成する第2のシンセサイザ、2
9は第2のシンセサイザ28により生成された局部発振
信号を増幅するバッファアンプである。
【0032】30は制御装置22から出力されるアナロ
グの送信データをIF帯の変調信号に変換するととも
に、その変調信号に送信局部発振信号を混合して、その
送信データを所定の送信周波数の無線信号に周波数変換
する送信機(送信手段)、31は送信機30からの無線
信号を増幅するプリアンプ(送信手段)、32はプリア
ンプ31により増幅された無線信号を減衰する減衰器
(送信手段)、33は減衰器32からの無線信号を増幅
するパワーアンプ(送信手段)、34はパワーアンプ3
3により増幅された無線信号を誘導送信アンテナ(送信
手段)35に誘導するカップラ(送信手段)、36はそ
の無線信号の送信レベルを検波する検波器(送信手段)
である。
【0033】37は所定の受信周波数を含む受信周波数
帯域にある無線信号を受信する受信アンテナ(受信手
段)、38は受信アンテナ37により受信された無線信
号を高周波増幅するとともに、帯域制限を実行する受信
RF部(受信手段)、39は下り回線(基地局から移動
局に無線信号を送信する回線)の、所定の送信周波数を
含む送信周波数帯域にある干渉波信号を受信する干渉波
受信アンテナ(受信手段)、40は干渉波受信アンテナ
39により受信された干渉波信号を高周波増幅するとと
もに、帯域制限を実行する干渉波受信RF部(受信手
段)、41は干渉波信号にバッファアンプ29により増
幅された第2のシンセサイザ28からの局部発振信号を
混合して、その干渉波信号の周波数を所定の送信周波数
から所定の受信周波数に変換するミキサ(受信手段)、
42は受信RF部38又はミキサ41の何れか一方を受
信IF部43に接続するスイッチ(受信手段)である。
受信IF部(受信手段)43はスイッチ42から出力さ
れた無線信号又は干渉波信号にバッファアンプ27によ
り増幅された第1のシンセサイザ23からの受信局部発
振信号を混合して、その無線信号又は干渉波信号の周波
数をIF帯に変換するとともに、その無線信号又は干渉
波信号の受信レベルを検出する。なお、この発明では、
所定の受信周波数、受信周波数帯域、所定の送信周波
数、送信周波数帯域は、基準局を基準として定められて
いるものである。図2は本発明の実施の形態1による移
動局に送信する無線信号に対する干渉波の検出方法を示
すフローチャートである。
【0034】次に動作について説明する。まず、基地局
の送信データを移動局に送信する場合、DSP21のシ
リアルポート(Serial Port1)からディジ
タルの送信データ(Digital TX DATA)
が出力されると、制御装置22の波形生成器22bが量
子化雑音を抑制するため、その送信データの波形を生成
し、制御装置22の変換器22cがデジタルの送信デー
タからアナログの送信データ(Analog TXDA
TA)に変換する。
【0035】そして、送信機30は、制御装置22から
アナログの送信データが出力されると、その送信データ
をIF帯の変調信号に変換するとともに、その変調信号
に第1のシンセサイザ23からの送信局部発振信号を混
合して、その変調信号を所定の送信周波数の無線信号に
変換する。例えば、変調信号の周波数が200MHz
で、送信局部発振信号の周波数が1.7GHzの場合、
送信機30から出力される無線信号は1.9GHzの周
波数に変換される。
【0036】そして、送信機30から無線信号が出力さ
れると、その無線信号はプリアンプ31,減衰器32及
びパワーアンプ33を通過して送信レベルが調整された
のち、誘導送信アンテナ35から移動局に送信される
が、制御装置22は、無線信号の送信レベルの安定化を
図るため、その無線信号の送信レベルを検波する検波器
36の検波結果に基づいて減衰器32の減衰量を調整す
る。
【0037】一方、移動局から送信される無線信号を受
信する場合、受信RF部38が、内蔵するローノイズア
ンプを用いて受信アンテナ37により受信された無線信
号を高周波増幅し、また、内蔵するバンドパスフィルタ
を用いて無線信号の帯域を制限する。そして、この場
合、制御装置22は、受信IF部43と受信RF部38
が接続されるようにスイッチ42を制御するので、受信
RF部38により帯域制限等された無線信号は受信IF
部43に出力される。これにより、受信IF部43は、
受信RF部38から無線信号を受けると、その無線信号
に受信局部発振信号を混合して、その無線信号の周波数
をIF帯に変換することにより、アナログの受信データ
(Analog RX DATA)を生成する。例え
ば、無線信号の周波数が1.8GHzで、受信局部発振
信号の周波数が1.7GHzの場合、IF帯の周波数は
100MHzになる。
【0038】また、受信IF部43は、アナログの受信
データを生成する際、その受信データの受信レベル(A
nalog RSSI)を検出する。そして、制御装置
22の変換器22cは、受信IF部43からアナログの
受信データと受信レベルを受けると、アナログの受信デ
ータをディジタルの受信データ(Digital RX
DATA)に変換するとともに、アナログの受信レベ
ルをディジタルの受信レベル(Digital RSS
I)に変換し、ディジタルの受信データと受信レベルを
DSP21のシリアルポート(Serial Port
2)に出力する。そして、DSP21は、制御装置22
からディジタルの受信データを受けると、その受信デー
タを基地局の受信データとして採用し、また、ディジタ
ルの受信レベルを受けると、その受信レベルに基づいて
上り回線(移動局から基地局に無線信号を送信する回
線)の品質を管理する。
【0039】基地局と移動局間のデータの送受信は以上
の通りであるが、所定の送信周波数又は所定の受信周波
数を有する無線信号と同一の周波数を有する干渉波信号
が存在すると、その無線信号は干渉波の影響を受けるの
で、移動局又は基地局における受信機の受信レベルが低
下し、回線品質が劣化する不具合が発生する。従って、
基地局と移動局間で送信される、所定の送信周波数又は
受信周波数の無線信号と同一の周波数を有する干渉波が
存在した場合には、必要に応じて所定の送信周波数又は
受信周波数を変更するので、以下、その所定の送信周波
数又は受信周波数と同一の周波数の干渉波の検出方法に
ついて説明する。
【0040】最初に、上り回線(移動局から基地局に無
線信号を送信する回線)の所定の受信周波数と同一周波
数(同一チャネル)の干渉波信号の検出について説明す
る。この場合、移動局から送信される無線信号のうち、
例えば、3スロット目が空きスロットの場合(図3を参
照)、その3スロット目が受信されている間に受信され
る無線信号を干渉波信号として検出する。
【0041】即ち、移動局から送信される無線信号の空
きスロット期間中は、その無線信号が送信されていない
ことと等価であるので、すなわち、空きスロット期間中
は、移動局からデータが送信されないので、その期間中
に受信される信号は干渉波信号に相当しており、空きス
ロットが送信される期間中に受信される無線信号を干渉
波信号として検出する。
【0042】具体的には、移動局から無線信号を受信す
る場合と同様に、制御装置22は、受信IF部43と受
信RF部38が接続されるようにスイッチ42を制御
し、受信RF部38により帯域制限等された無線信号を
干渉波信号として受信IF部43に出力させる。そし
て、受信IF部43は、受信RF部38から干渉波信号
を受けると、その干渉波信号に第1のシンセサイザ23
からの受信局部発振信号を混合して、その干渉波信号の
周波数をIF帯に変換することにより、干渉波信号の受
信レベルを検出する。
【0043】そして、制御装置22の変換器22cは、
受信IF部43から干渉波信号の受信レベルを受ける
と、干渉波信号の受信レベルをアナログ・ディジタル変
換し、干渉波信号の受信レベルをDSP21のシリアル
ポート(Serial Port2)に出力する。そし
て、DSP21は、制御装置22から干渉波信号の受信
レベルを受けると、その受信レベルに基づいて上り回線
の品質を管理する。例えば、干渉波信号の受信レベルが
許容レベルを越える場合には、上り回線の品質が劣化し
ているので、第1のシンセサイザ23の受信局部発振信
号を変更する等の制御を実行する。
【0044】なお、上り回線の所定の受信周波数と同一
の周波数を有する干渉波を検出する場合の各構成要素の
動作状態は下記の通りである。 (1)プリアンプ31 :ON (2)減衰器32 :運用に適する任意の減衰量 (3)パワーアンプ33 :ON (4)バッファアンプ29 :OFF (5)バッファアンプ26 :ON (6)スイッチ42 :受信IF部43と受信RF部38を接続 (7)第1のシンセサイザ23:運用に適する任意のチャネル (8)第2のシンセサイザ28:ロック状態 次に、上り回線の所定の受信周波数と異なる周波数(他
チャネル)を有するが、受信周波数帯域にある干渉波の
検出について説明する。この場合、上り回線の受信周波
数と同一の周波数の干渉波を検出する場合と異なり、第
1のシンセサイザ23の受信局部発振信号の周波数を変
更する必要があり、また、受信局部発振信号の周波数を
変更すると、それに伴って送信局部発振信号の周波数も
変更されるので、移動局に送信する無線信号の空きスロ
ット期間中に、受信局部発振信号の周波数を変更させる
必要がある(空きスロット期間でない時に受信局部発振
信号及び送信局部発振信号の周波数を変更すると、変更
期間中、基地局の送信データを移動局に送信できなくな
る不具合が発生する)。
【0045】そこで、この場合、基地局から送信される
無線信号のうち、例えば、2スロット目と3スロット目
が空きスロットの場合(図4を参照)、2スロット目が
送信される期間中に第1のシンセサイザ23の受信局部
発振信号の周波数を変更する。この場合、運用中のチャ
ネルの周波数をf1とし、干渉波レベルの検出を行うチ
ャネルの周波数をf2とする。
【0046】第1のシンセサイザ23のチャネルを切り
替えると、第1のシンセサイザ23の出力が落ち着くま
で、ある程度の期間を要するので、図4の例では、チャ
ネル切替後、時間Aが経過したのち、測定時間T2の間
で、干渉波信号の受信レベルを検出するようにしてい
る。これ以外の、干渉波信号の受信レベルの検出手順
は、上り回線と同一周波数の干渉波を検出する場合と同
様であるため説明を省略する。なお、上り回線の所定の
受信周波数と異なる周波数を有するが、受信周波数帯に
ある干渉波を検出する場合の各構成要素の動作状態は下
記の通りである。 (1)プリアンプ31 :ON (2)減衰器32 :運用に適する任意の減衰量 (3)パワーアンプ33 :ON (4)バッファアンプ29 :OFF (5)バッファアンプ26 :ON (6)スイッチ42 :受信IF部43と受信RF部38を接続 (7)第1のシンセサイザ23:チャネルf1からチャネルf2に切替 (8)第2のシンセサイザ28:ロック状態 ただし、図4に示す例では、基地局から送信される無線
信号の4スロット目のデータ送信に影響が及ばないよう
にするため、4スロット目の先頭が送信されるまでに、
第1のシンセサイザ23の出力が落ち着くように、第1
のシンセサイザ23の受信局部発振信号の周波数を元に
戻す必要がある。
【0047】次に、下り回線(基地局から移動局に無線
信号を送信する回線)の所定の送信周波数と同一の周波
数(同一チャネル)を有する干渉波の検出について説明
する。この場合、上り回線の受信周波数と同一の周波数
の干渉波を検出する場合と異なり、誘導送信アンテナ3
5から送信される無線信号を一時的に止める必要があ
る。なぜならば、無線信号の送信中は、干渉波受信アン
テナ39が、干渉波信号以外に誘導送信アンテナ35か
ら送信される無線信号を受信してしまうので、干渉波の
受信レベルを独立して検出することができないからであ
る。
【0048】そこで、この場合、移動局に送信する無線
信号と、移動局から送信される無線信号の双方が空きス
ロット期間になると(図5の例では、下りの2スロット
目と上りの3スロット目)、制御装置22の制御器22
aが、プリアンプ31,減衰器32,パワーアンプ33
及びバッファアンプ26を制御することにより(制御内
容は後述する)、誘導送信アンテナ35から送信される
無線信号を一時的に停止させる(ステップST1,ST
2)。送信出力をONからOFFに切り替えた時のアナ
ログ回路の応答時間Aを考慮し、時間Aが経過したの
ち、測定時間T3の間で、干渉波信号の受信レベルを検
出するようにしている。
【0049】そして、制御装置22の制御器22aは、
プリアンプ31等を制御して、誘導送信アンテナ35か
ら送信される無線信号を一時的に停止させると、受信I
F部43とミキサ41が接続されるようにスイッチ42
を制御する(ステップST3)。 これにより、干渉波
受信RF部40により帯域制限等された干渉波信号がミ
キサ41を通過して受信IF部43に出力されることに
なる。なお、ミキサ41は、干渉波受信RF部40から
出力された干渉波信号に第2のシンセサイザ28からの
所定の送信周波数と所定の受信周波数の差に相当する周
波数の局部発振信号を混合して、干渉波信号の周波数を
所定の送信周波数から所定の受信周波数に変換する。例
えば、干渉波受信信号の周波数が1.9GHzで、第2
のシンセサイザ28からの所定の送信周波数と所定の受
信周波数の差に相当する周波数の局部発振信号の周波数
が10MHzの場合、ミキサ41からの出力周波数は上
り回線と同じ周波数の1.8GHzに変換される。
【0050】そして、受信IF部43は、ミキサ41か
ら干渉波信号を受けると、その干渉波信号に第1のシン
セサイザ23からの受信局部発振信号を混合して、その
干渉波信号の周波数をIF帯に変換することにより、干
渉波信号の受信レベルを検出する(ステップST4)。
【0051】そして、制御装置22の変換器22cは、
受信IF部43から干渉波信号の受信レベルを受ける
と、干渉波信号の受信レベルをアナログ・ディジタル変
換し、干渉波信号の受信レベルをDSP21のシリアル
ポート(Serial Port2)に出力する。
【0052】そして、DSP21は、制御装置22から
干渉波信号の受信レベルを受けると、その受信レベルに
基づいて下り回線の品質を管理する。例えば、干渉波信
号の受信レベルが許容レベルを越える場合には、下り回
線の品質が劣化しているので、第1のシンセサイザ23
の送信局部発振信号の周波数を変更する等の制御を実行
する。
【0053】なお、下り回線の所定の送信周波数と同一
の周波数の干渉波を検出する場合の各構成要素の動作状
態は下記の通りである。 (1)プリアンプ31 :OFF (2)減衰器32 :最大減衰量 (3)パワーアンプ33 :OFF (4)バッファアンプ29 :ON (5)バッファアンプ26 :OFF (6)スイッチ42 :受信IF部43とミキサ41を接続 (7)第1のシンセサイザ23:運用に適する任意のチャネル (8)第2のシンセサイザ28:ロック状態 ただし、基地局から送信される無線信号の3スロット目
のデータ送信に影響が及ばないようにするため、3スロ
ット目の先頭が送信されるまでに、移動局に送信する無
線信号の送信処理を再開させる必要がある(ステップS
T5)。次に、送信周波数帯域であるが下り回線の所定
の送信周波数と異なる周波数(他チャネル)の干渉波の
検出について説明する。
【0054】この場合、下り回線の所定の送信周波数と
同一の周波数の干渉波を検出する場合と異なり、第1の
シンセサイザ23の受信局部発振信号を変更する必要が
あり、また、受信局部発振信号を変更すると、それに伴
って送信局部発振信号も変更されるので、移動局に送信
する無線信号の空きスロット期間中に、受信局部発振信
号を変更させる必要がある(空きスロット期間でない時
に受信局部発振信号及び送信局部発振信号を変更する
と、変更期間中、基地局の送信データを移動局に送信で
きなくなる不具合が発生する)。
【0055】そこで、この場合、基地局から送信される
無線信号のうち、例えば、2スロット目と3スロット目
が空きスロットの場合(図6を参照)、2スロット目が
送信される期間中に第1のシンセサイザ23の受信局部
発振信号の周波数を変更する。この場合、送信出力をO
NからOFFに切り替えた時の応答時間Bが経過したの
ち、更に、第1のシンセサイザ23のチャネルを切り替
えると、第1のシンセサイザ23の出力が落ち着くま
で、ある程度の期間を要するので、図6の例では、チャ
ネル切替後、時間Cが経過したのち、測定時間T4の間
で、干渉波信号の受信レベルを検出するようにしてい
る。それ以外の干渉波信号の受信レベルの検出手順は、
下り回線と同一周波数の干渉波の場合と同様であるため
説明を省略する。
【0056】なお、送信周波数帯域であるが下り回線の
所定の送信周波数と異なる周波数の干渉波を検出する場
合の各構成要素の動作状態は下記の通りである。 (1)プリアンプ31 :OFF (2)減衰器32 :最大減衰量 (3)パワーアンプ33 :OFF (4)バッファアンプ29 :ON (5)バッファアンプ26 :OFF (7)スイッチ42 :受信IF部43とミキサ41を接続 (8)第1のシンセサイザ23:チャネルf1からチャネルf2に切替 (9)第2のシンセサイザ28:ロック状態 ただし、基地局から送信される無線信号の4スロット目
のデータ送信に影響が及ばないようにするため、4スロ
ット目の先頭が送信されるまでに、第1のシンセサイザ
23の出力が落ち着くように、第1のシンセサイザ23
の受信局部発振信号を元に戻す必要がある。
【0057】制御装置22が受信IF部43から所定の
送信周波数または所定の受信周波数と同一の周波数の干
渉波信号のゼロではない受信レベルを受信すると、制御
装置22は所定の送信周波数または所定の受信周波数の
変更要求をDSP21に発行する。これに対して、制御
装置22が受信IF部43から送信周波数帯域であるが
所定の送信周波数とは異なる干渉波信号若しくは受信周
波数帯域であるが所定の受信周波数とは異なる周波数の
干渉波信号のゼロではない受信レベルを受信すると、制
御装置22はそのような干渉波を検出したことを示す通
知信号をDSP21に発行して、検出した干渉波と同一
の周波数の使用の禁止を要求する。
【0058】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、移動局に送信する無線信号の受信を妨げる、
送信周波数帯域にある干渉波を検出するべく、移動局に
送信する無線信号の送信処理を停止するように構成した
ので、回路規模の増大を招くことなく、移動局に送信す
る無線信号の受信を妨げる干渉波を検出することができ
るようになり、その結果、上り回線の回線品質だけでは
なく、下り回線の回線品質を高めることができる効果を
奏する。
【0059】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2による干渉波検出装置を示す構成図であり、図にお
いて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。44は第1のシンセサイザ(シンセサ
イザ)23が生成する受信局部発振信号(周波数f1)
と異なる周波数f2の受信局部発振信号を生成する第3
のシンセサイザ(シンセサイザ)、45は受信局部発振
信号を増幅するバッファアンプ、46はバッファアンプ
27又はバッファアンプ45の何れか一方を受信IF部
43に接続するスイッチである。
【0060】上記実施の形態1では、上り回線の所定の
受信周波数と異なる周波数(他チャネル)の干渉波、ま
たは、下り回線の所定の送信周波数と異なる周波数(他
チャネル)の干渉波を検出する場合、第1のシンセサイ
ザ23のチャネルを切り替えるものについて示したが、
この場合、上述したように、第1のシンセサイザ23の
出力が落ち着くまでの間、干渉波信号の検出を待機する
必要がある。
【0061】これに対して、この実施の形態2による干
渉波検出装置は、制御装置22の制御器22aによりス
イッチ46を制御して、受信IF部43の接続先をバッ
ファアンプ27からバッファアンプ45に切り替えるこ
とにより、第1のシンセサイザ23と別個に設けられた
第3のシンセサイザ44を用いて干渉波信号のレベルを
検出することができる。これにより、第1のシンセサイ
ザ23のチャネルの切替を不要にして、干渉波の検出時
間を短縮することができる。なお、干渉波の検出後は、
バッファアンプ45からバッファアンプ27に切り替え
る。
【0062】なお、上り回線の所定の受信周波数と異な
る周波数(他チャネル)の干渉波を検出する場合、図8
に示すように、下りスロットの2スロット目及び上りス
ロットの3スロット目において、測定時間T5の期間中
に、干渉波信号の受信レベルを検出する。
【0063】また、下り回線の所定の送信周波数と異な
る周波数(他チャネル)の干渉波を検出する場合、図9
に示すように、下りスロットの2スロット目及び上りス
ロットの3スロット目において、測定時間T6の期間中
に、干渉波信号の受信レベルを検出する。
【0064】実施の形態3.上記実施の形態1,2で
は、干渉波信号の受信レベルを検出するものについて示
したが、誘導送信アンテナ35から試験データを含む無
線信号を送信させる一方、干渉波受信アンテナ39が試
験データを含む無線信号を受信すると、DSP21によ
り、送信された試験データと受信された無線信号から抽
出された試験データとを比較するようにしてもよい。即
ち、任意の試験データを含む無線信号を送信して、その
試験データを含む無線信号を受信し、双方の試験データ
の一致が確認できれば、基地局の送受信機能が正常に動
作していることを確認することができる。
【0065】そこで、この実施の形態3では、図10に
示すように、下りスロット5,6において、まず、DS
P21は、送信する無線信号と受信する無線信号の同期
を図るため、例えば、オールゼロ等の任意のデータAを
出力後、当該システムで定められた正規のデータフォー
マットに一致する任意の試験データBを出力する(デー
タの出力手順は上記実施の形態1を参照)。また、試験
データBの出力後、送信する無線信号と受信する無線信
号の同期を図るため、例えば、オールゼロ等の任意のデ
ータCを出力する。
【0066】そして、送信機30で試験データBに送信
処理を施した後、高周波変調信号として試験データBを
誘導送信アンテナ35から送信する。そして、干渉波検
出装置は、干渉波受信アンテナ39等を介してその高周
波変調波信号を受信すると、実施の形態1で述べた下り
干渉波受信処理を行いDSP21に取り込む。DSP2
1では上りスロット1のデータに対して復号処理し、送
信した試験データBと受信したそのデータとを比較し、
一致すれば、基地局の送受信機能が正常に動作している
と認識し、その旨を示す情報を提示する。一方、一致し
ない場合には、基地局の送受信機能が正常に動作してい
ないと認識し、その旨を示す情報を提示する。
【0067】この発明の精神及び範囲から逸脱すること
なく本発明の広範囲の異なる実施態様が構成され得る。
本発明は、添付クレームにおいて規定されたもの以外
は、その特定の実施態様に制約されるものではない。
【0068】
【発明の効果】以上のように、この発明の干渉波検出装
置によれば、基地局の送信データを所定の送信周波数の
無線信号に変換して移動局に送信する送信手段と、移動
局から送信される、前記送信周波数とは異なる所定の受
信周波数を含む受信周波数帯域にある無線信号、及び
所定の送信周波数を含む送信周波数帯域にある干渉波信
号を受信する受信手段と、干渉波信号を検出するため
に、送信手段に無線信号の送信処理を停止させる一方、
送信手段が送信処理を停止している間受信手段に干渉
波信号を受信させる制御手段とを備えたので、回路規模
の増大を招くことなく、移動局に送信する無線信号に対
する干渉波を検出することができるようになり、その結
果、上り回線の回線品質だけでなく、下り回線の回線品
質を高めることができる効果がある。
【0069】この発明の干渉波検出装置によれば、制御
手段は受信手段が所定の送信周波数と同一の周波数の干
渉波信号を検出した場合には、所定の送信周波数の変更
要求を発行し、受信手段が送信周波数帯域であるが所定
の送信周波数とは異なる周波数の干渉波信号を検出した
場合には、その旨を示す通知信号を送出するので、移動
局に送信する無線信号に対する干渉波が存在する場合に
は、その無線信号の送信周波数帯域を干渉波が存在しな
い周波数帯域に変更することができる効果がある。
【0070】この発明の干渉波検出装置によれば、制御
手段は送信手段が無線信号の空きスロットを送信中であ
る期間中に、送信手段に無線信号の送信処理を停止させ
るので、回路規模の増大を招くことなく、移動局に送信
する無線信号に対する干渉波を検出することができるよ
うになり、その結果、上り回線の回線品質だけでなく、
下り回線の回線品質を高めることができる効果がある。
【0071】この発明の干渉波検出装置によれば、制御
手段は受信手段が移動局から無線信号の空きスロットを
受信している期間中に、受信手段に干渉波信号を受信さ
せるので、移動局に送信する無線信号の瞬断を回避でき
る効果がある。
【0072】この発明の干渉波検出装置によれば、制御
手段は送信周波数帯域であるが所定の送信周波数とは異
なる周波数の干渉波信号を検出する場合、受信手段に所
定の受信周波数を異なる周波数に変更させて干渉波信号
を受信させるので、回路規模の増大を招くことなく、送
信手段から送信される無線信号と異なる周波数帯域の干
渉波を検出できる効果がある。
【0073】この発明の干渉波検出装置によれば、複数
のシンセサイザをさらに備えており、制御手段は受信手
段に複数のシンセサイザを切り替えることにより所定の
受信周波数を変更させるので、干渉波の検出時間を短縮
できる効果がある。
【0074】この発明の干渉波検出装置によれば、制御
手段は所定の受信周波数と同一の周波数の干渉波信号を
検出する場合、受信手段により受信した無線信号の空き
スロット期間中に受信される無線信号を干渉波信号とし
て認識するので、回路規模の増大を招くことなく、移動
局から送信される無線信号に対する干渉波を検出するこ
とができるようになり、その結果、上り回線の回線品質
を高めることができる効果がある。
【0075】この発明の干渉波検出装置によれば、制御
手段は、受信周波数帯域であるが、所定の受信周波数と
は異なる周波数の干渉波信号を検出する場合、送信手段
から送信される無線信号の空きスロット期間中に受信手
段に所定の受信周波数を異なる周波数に変更させる一
方、受信手段が所定の受信周波数を変更した後、受信手
段により受信した無線信号の空きスロット期間中に受信
される無線信号を干渉波信号として認識するので、回路
規模の増大を招くことなく、移動局から送信される無線
信号と異なる周波数帯域の干渉波を検出することができ
る効果がある。
【0076】この発明の干渉波検出装置によれば、制御
手段は、送信手段から試験データを含む無線信号を送信
させる一方、受信手段が試験データを含む無線信号を受
信すると、送信手段から送信された試験データと受信手
段により受信された試験データを比較するので、基地局
の送受信機能の動作確認を簡単に実行することができる
効果がある。
【0077】この発明の干渉波検出装置によれば、基地
局の送信データを所定の送信周波数の無線信号に変換し
て移動局に送信する送信手段と、移動局から所定の受信
周波数を含む受信周波数帯域にある信号を受信する第1
の受信アンテナと、第1の受信アンテナから受信した信
号を増幅すると共に帯域制限する第1の高周波増幅器
と、所定の送信周波数を含む送信周波数帯域にある信号
を受信する第2の受信アンテナと、第2の受信アンテナ
から受信した信号を増幅すると共に帯域制限する第2の
高周波増幅器と、第1の局部発振信号を生成する第1の
局部発振手段と、所定の送信周波数と所定の受信周波数
の差に相当する周波数の第2の局部発振信号を生成する
第2の局部発振手段と、上記第2の高周波増幅器の出力
信号と上記第2の局部発振信号とを混合して第2の高周
波増幅器の出力信号を所定の受信周波数の信号に周波数
変換する混合手段と、混合手段からの出力信号と上記第
1の高周波増幅器からの出力信号とのうちのいずれか一
方を選択して出力する選択手段と、選択手段からの出力
信号を第1の局部発振信号を用いて中間周波信号に変換
すると共に受信信号レベルを検出する受信レベル検出手
段と、送信周波数帯域の干渉波信号を検出するために、
送信手段に無線信号の送信処理を停止させる一方、選択
手段に混合手段からの出力を選択させる制御手段とを備
えたので、回路規模の増大を招くことなく、移動局に送
信する無線信号に対する干渉波を検出することができる
ようになり、その結果、上り回線の回線品質だけでな
く、下り回線の回線品質を高めることができる効果があ
る。
【0078】この発明の干渉波検出装置によれば、第1
の局部発振手段は異なる周波数の2つの局部発振信号を
生成する2つの局部発振器を有しており、所定の送信周
波数と同一の周波数の干渉波信号を検出するか否かに応
じて、2つの局部発振信号のいずれかを第1の局部発振
信号として受信レベル検出手段に選択的に出力する第2
の選択手段をさらに備えたので、回路規模の増大を招く
ことなく、移動局に送信する無線信号に対する干渉波を
検出することができるようになり、その結果、上り回線
の回線品質だけでなく、下り回線の回線品質を高めるこ
とができる効果がある。
【0079】この発明の干渉波検出方法によれば、基地
局の送信データを所定の送信周波数の無線信号に変換し
て移動局に送信し、移動局から前記送信周波数とは異な
所定の受信周波数を含む受信周波数帯域にある無線信
号を受信し、所定の送信周波数を含む送信周波数帯域に
ある干渉波信号を検出するために、移動局に対する無線
信号の送信処理を停止して、干渉波信号を受信するの
で、回路規模の増大を招くことなく、移動局に送信する
無線信号に対する干渉波を検出することができるように
なり、その結果、上り回線の回線品質だけでなく、下り
回線の回線品質を高めることができる効果がある。
【0080】この発明の干渉波検出方法によれば、所定
の送信周波数と同一の周波数の干渉波信号を検出した際
には、所定の送信周波数の変更要求を発行し、送信周波
数帯域であるが所定の送信周波数とは異なる周波数の干
渉波信号を検出した際には、その旨を示す通知信号を出
力するので、移動局に送信する無線信号に対する干渉波
が存在する場合には、その無線信号の送信周波数帯域を
干渉波が存在しない周波数帯域に変更することができる
効果がある。
【0081】この発明の干渉波検出方法によれば、移動
局に送信する無線信号の空きスロット期間中に、その無
線信号の送信処理を停止するので、移動局に送信する無
線信号の瞬断を回避できる効果がある。
【0082】この発明の干渉波検出方法によれば、移動
局から受信した無線信号の空きスロット期間中に、干渉
波信号を受信するので、移動局に送信する無線信号の瞬
断を回避できる効果がある。
【0083】この発明の干渉波検出方法によれば、送信
周波数帯域であるが所定の送信周波数とは異なる周波数
の干渉波を検出する場合、所定の受信周波数を異なる周
波数に変更して干渉波信号を検出するので、回路規模の
増大を招くことなく、送信手段から送信される無線信号
と異なる周波数帯域の干渉波を検出することができる効
果がある。
【0084】この発明の干渉波検出方法によれば、複数
のシンセサイザを設け、複数のシンセサイザを切り替え
ることにより所定の受信周波数を変更するので、干渉波
の検出時間を短縮することができる効果がある。
【0085】この発明の干渉波検出方法によれば、所定
の受信周波数と同一の周波数の干渉波信号を検出する場
合、移動局から受信した無線信号の空きスロット期間中
に受信する無線信号を干渉波信号として認識するので、
回路規模の増大を招くことなく、移動局から送信される
無線信号に対する干渉波を検出するできるようになり、
その結果、上り回線の回線品質を高めることができる効
果がある。
【0086】この発明の干渉波検出方法によれば、受信
周波数帯域ではあるが、所定の受信周波数とは異なる周
波数の干渉波信号を検出する場合、移動局に送信する無
線信号の空きスロット期間中に所定の受信周波数を異な
る周波数に変更させる一方、所定の受信周波数を変更し
た後移動局から受信した無線信号の空きスロット期間中
に受信する無線信号を干渉波信号として認識するので、
回路規模の増大を招くことなく、移動局から送信される
無線信号と異なる周波数帯域の干渉波を検出することが
できる効果がある。
【0087】この発明の干渉波検出方法によれば、試験
データを含む無線信号を送信する一方、試験データを含
む無線信号を受信すると、その送信した試験データと受
信した試験データを比較するので、基地局の送受信機能
の動作確認を簡単に実行できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による干渉波検出装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による移動局に送信
する無線信号に対する干渉波の検出方法を示すフローチ
ャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1による干渉波検出装
置の上り回線の受信周波数と同一の周波数の干渉波の検
出動作を説明するタイミングチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1による干渉波検出装
置の上り回線の受信周波数と異なる周波数の干渉波の検
出動作を説明するタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1による干渉波検出装
置の下り回線の送信周波数と同一の周波数の干渉波の検
出動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1による干渉波検出装
置の下り回線の送信周波数と異なる周波数の干渉波の検
出動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2による干渉波検出装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による干渉波検出装
置の上り回線の受信周波数と異なる周波数の干渉波の検
出動作を説明するタイミングチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2による干渉波検出装
置の下り回線の送信周波数と異なる周波数の干渉波の検
出動作を説明するタイミングチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態3による干渉波検出
装置の送受信機能の動作確認を説明するタイミングチャ
ートである。
【図11】 従来の干渉波検出装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
22 制御装置(制御手段)、23 第1のシンセサイ
ザ(シンセサイザ)、30 送信機(送信手段)、31
プリアンプ(送信手段)、32 減衰器(送信手
段)、33 パワーアンプ(送信手段)、34 カップ
ラ(送信手段)、35 誘導送信アンテナ(送信手
段)、36 検波器(送信手段)、37 受信アンテナ
(受信手段)、38 受信RF部(受信手段)、39
干渉波受信アンテナ(受信手段)、40 干渉波受信R
F部(受信手段)、41 ミキサ(受信手段)、42
スイッチ(受信手段)、43 受信IF部(受信手
段)、44 第3のシンセサイザ(シンセサイザ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/10 H04Q 7/36 H04Q 7/38 H04B 7/26 H04B 17/00

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局の送信データを所定の送信周波数
    の無線信号に変換して移動局に送信する送信手段と、 移動局から送信される、前記送信周波数とは異なる所定
    の受信周波数を含む受信周波数帯域にある無線信号、
    、前記所定の送信周波数を含む送信周波数帯域にある
    干渉波信号を受信する受信手段と、 前記干渉波信号を検出するために、前記送信手段に無線
    信号の送信処理を停止させる一方、前記送信手段が送信
    処理を停止している間前記受信手段に前記干渉波信号
    を受信させる制御手段とを備えた干渉波検出装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、受信手段が所定の送信周波
    数と同一の周波数の干渉波信号を検出した場合には、前
    記所定の送信周波数の変更要求を発行し、前記受信手段
    が前記送信周波数帯域であるが前記所定の送信周波数と
    は異なる周波数の干渉波信号を検出した場合には、その
    旨を示す通知信号を送出することを特徴とする請求項1
    記載の干渉波検出装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、送信手段が無線信号の空き
    スロットを送信中である期間中に、前記送信手段に前記
    無線信号の送信処理を停止させることを特徴とする請求
    項1記載の干渉波検出装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、受信手段が移動局から無線
    信号の空きスロットを受信している期間中に、前記受信
    手段に干渉波信号を受信させることを特徴とする請求項
    3記載の干渉波検出装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、送信周波数帯域であるが所
    定の送信周波数とは異なる周波数の干渉波信号を検出す
    る場合、前記受信手段に前記所定の受信周波数を異なる
    周波数に変更させて干渉波信号を受信させることを特徴
    とする請求項3記載の干渉波検出装置。
  6. 【請求項6】 複数のシンセサイザをさらに備えてお
    り、制御手段は、受信手段に前記複数のシンセサイザを
    切り替えることにより所定の受信周波数を変更させるこ
    とを特徴とする請求項5記載の干渉波検出装置。
  7. 【請求項7】 制御手段は、所定の受信周波数と同一の
    周波数の干渉波信号を検出する場合、受信手段により受
    信した無線信号の空きスロット期間中に受信される無線
    信号を干渉波信号として認識することを特徴とする請求
    項1記載の干渉波検出装置。
  8. 【請求項8】 制御手段は、受信周波数帯域であるが、
    所定の受信周波数とは異なる周波数の干渉波信号を検出
    する場合、送信手段から送信される無線信号の空きスロ
    ット期間中に受信手段に前記所定の受信周波数を異なる
    周波数に変更させる一方、前記受信手段が前記所定の受
    信周波数を変更した後、前記受信手段により受信した無
    線信号の空きスロット期間中に受信される無線信号を干
    渉波信号として認識することを特徴とする請求項1記載
    の干渉波検出装置。
  9. 【請求項9】 制御手段は、送信手段から試験データを
    含む無線信号を送信させる一方、受信手段が試験データ
    を含む無線信号を受信すると、前記送信手段から送信さ
    れた試験データと前記受信手段により受信された試験デ
    ータを比較することを特徴とする請求項1記載の干渉波
    検出装置。
  10. 【請求項10】 基地局の送信データを所定の送信周波
    数の無線信号に変換して移動局に送信する送信手段と、 移動局から所定の受信周波数を含む受信周波数帯域にあ
    る信号を受信する第1の受信アンテナと、 前記第1の受信アンテナから受信した信号を増幅すると
    共に帯域制限する第1の高周波増幅器と、 前記所定の送信周波数を含む送信周波数帯域にある信号
    を受信する第2の受信アンテナと、 前記第2の受信アンテナから受信した信号を増幅すると
    共に帯域制限する第2の高周波増幅器と、 第1の局部発振信号を生成する第1の局部発振手段と、 前記所定の送信周波数と前記所定の受信周波数の差に相
    当する周波数の第2の局部発振信号を生成する第2の局
    部発振手段と、 上記第2の高周波増幅器の出力信号と上記第2の局部発
    振信号とを混合して前記第2の高周波増幅器の出力信号
    を前記所定の受信周波数の信号に周波数変換する混合手
    段と、 前記混合手段からの出力信号と上記第1の高周波増幅器
    からの出力信号とのうちのいずれか一方を選択して出力
    する選択手段と、 前記選択手段からの出力信号を前記第1の局部発振信号
    を用いて中間周波信号に変換すると共に受信信号レベル
    を検出する受信レベル検出手段と、 前記送信周波数帯域の干渉波信号を検出するために、前
    記送信手段に無線信号の送信処理を停止させる一方、前
    記選択手段に前記混合手段からの出力を選択させる制御
    手段と、 を備えた干渉波検出装置。
  11. 【請求項11】 第1の局部発振手段は、異なる周波数
    の2つの局部発振信号を生成する2つの局部発振器を有
    しており、所定の送信周波数と同一の周波数の干渉波信
    号を検出するか否かに応じて、前記2つの局部発振信号
    のいずれかを第1の局部発振信号として受信レベル検出
    手段に選択的に出力する第2の選択手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項10記載の干渉波検出装置。
  12. 【請求項12】 基地局の送信データを所定の送信周波
    数の無線信号に変換して移動局に送信し、 移動局から前記送信周波数とは異なる所定の受信周波数
    を含む受信周波数帯域にある無線信号を受信し、 前記所定の送信周波数を含む送信周波数帯域にある干渉
    波信号を検出するために、前記移動局に対する無線信号
    の送信処理を停止して、前記干渉波信号を受信する干渉
    波検出方法。
  13. 【請求項13】 所定の送信周波数と同一の周波数の干
    渉波信号を検出した際には、前記所定の送信周波数の変
    更要求を発行し、前記送信周波数帯域であるが前記所定
    の送信周波数とは異なる周波数の干渉波信号を検出した
    際には、その旨を示す通知信号を出力することを特徴と
    する請求項12記載の干渉波検出方法。
  14. 【請求項14】 移動局に送信する無線信号の空きスロ
    ット期間中に、その無線信号の送信処理を停止すること
    を特徴とする請求項12記載の干渉波検出方法。
  15. 【請求項15】 移動局から受信した無線信号の空きス
    ロット期間中に、干渉波信号を受信することを特徴とす
    る請求項14記載の干渉波検出方法。
  16. 【請求項16】 送信周波数帯域であるが所定の送信周
    波数とは異なる周波数の干渉波を検出する場合、前記所
    定の受信周波数を異なる周波数に変更して干渉波信号を
    検出することを特徴とする請求項14記載の干渉波検出
    方法。
  17. 【請求項17】 複数のシンセサイザを設け、前記複数
    のシンセサイザを切り替えることにより所定の受信周波
    数を変更することを特徴とする請求項16記載の干渉波
    検出方法。
  18. 【請求項18】 所定の受信周波数と同一の周波数の干
    渉波信号を検出する場合、移動局から受信した無線信号
    の空きスロット期間中に受信する無線信号を干渉波信号
    として認識することを特徴とする請求項12記載の干渉
    波検出方法。
  19. 【請求項19】 受信周波数帯域ではあるが、所定の受
    信周波数とは異なる周波数の干渉波信号を検出する場
    合、移動局に送信する無線信号の空きスロット期間中に
    前記所定の受信周波数を異なる周波数に変更させる一
    方、前記所定の受信周波数を変更した後前記移動局から
    受信した無線信号の空きスロット期間中に受信する無線
    信号を干渉波信号として認識することを特徴とする請求
    項12記載の干渉波検出方法。
  20. 【請求項20】 試験データを含む無線信号を送信する
    一方、試験データを含む無線信号を受信すると、その送
    信した試験データと受信した試験データを比較すること
    を特徴とする請求項12記載の干渉波検出方法。
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