JP2016092702A - 放送信号多重化装置および放送信号多重化方法 - Google Patents

放送信号多重化装置および放送信号多重化方法 Download PDF

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由洋 下山
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Abstract

【課題】設置時および設置後の手続きを簡易に行うこと。
【解決手段】1または複数の周波数帯域に配された第1放送信号と、第1放送信号とは異なる第2放送信号とを多重化して出力する放送信号多重化装置において、第1放送信号が入力される入力手段(入力端子12)と、第2放送信号を変調する変調手段(OFDM変調部22)と、入力された第1放送信号と変調手段によって変調された第2放送信号とを混合する混合手段(混合部23)と、混合手段から出力される放送信号を復調する復調手段(OFDM復調部17)と、混合手段に対する第2放送信号の供給を一時的に停止して混合手段から第1放送信号のみが出力される状態とし、復調手段の出力を参照して第1放送信号の空いている周波数帯域を特定し、空いている周波数帯域に第2放送信号を設定するように変調手段を制御する制御手段(制御部19)とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送信号多重化装置および放送信号多重化方法に関するものである。
ホテルやショッピングセンター等の商業施設、または、病院、学校等の施設においては、例えば、地上デジタル放送信号に対して、自主的に作成した自主放送を多重化して、施設内に送出する放送信号多重化装置が使用されることがある(特許文献1参照)。
特開2008−34898号公報
ところで、従来の放送信号多重化装置を新たに設置する場合には、以下のような手続きによる設定を行う必要があることから非常に煩雑であり、また、特殊な測定装置が必要になることから、一般人には設定することが困難であるという問題点がある。
(1)自主放送を重畳可能な地上デジタル放送信号の空き周波数を、スペクトラムアナライザを用いて調査する。
(2)OFDM復調器やTSアナライザを用いて、CATV事業者が運用している自主放送を含めた各放送局のリモコンキーID、ネットワークIDを調査する。
(3)放送信号多重化装置に対し、(2)で調査したリモコンキーID、ネットワークID、さらに、ARIBを調査し、使用されているネットワークIDを避けてリモコンキーIDとネットワークIDを運用ガイドラインに基づいて設定する。また、テレビ受信機上で表示されるEPGの表示順やチャンネルUP/DOWNボタンでのチャンネル表示順を考慮しネットワークID、リモコンキーIDを設定する。
(4)放送信号多重化装置に対し(1)で調査した空き周波数帯域を自主放送の周波数帯域として設定する。
(5)放送信号多重化装置から出力する自主放送信号のRF信号レベルを調整する。
また、放送信号多重化装置を設置した後に、自主放送と同じ周波数またはネットワークID、リモコンIDが割り当てられた地上デジタル放送のチャンネルが追加された場合には、自主放送によって当該地上デジタル放送のチャンネルに障害が発生する場合があるという問題点もある。
さらに、放送信号多重化装置を設置後において、放送信号多重化装置が正常に動作しているか否かを監視するためには、監視専用の装置を新たに配置する必要があるという問題点もある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、設置時および設置後の手続きを簡易に行うことが可能な放送信号多重化装置および放送信号多重化方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、1または複数の周波数帯域に配された第1放送信号と、前記第1放送信号とは異なる第2放送信号とを多重化して出力する放送信号多重化装置において、前記第1放送信号が入力される入力手段と、前記第2放送信号を変調する変調手段と、入力された前記第1放送信号と前記変調手段によって変調された前記第2放送信号とを混合する混合手段と、前記混合手段から出力される放送信号を復調する復調手段と、前記混合手段に対する前記第2放送信号の供給を一時的に停止して前記混合手段から前記第1放送信号のみが出力される状態とし、前記復調手段の出力を参照して前記第1放送信号の空いている周波数帯域を特定し、前記空いている周波数帯域に前記第2放送信号を設定するように前記変調手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、設置時および設置後の手続きを簡易に行うことが可能となる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記第1放送信号の信号レベルが所定の閾値未満である周波数帯域を、前記空いている周波数帯域と判定することを特徴とする。
このような構成によれば、空いている周波数帯域を確実に検出することができる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記空いている周波数帯域が複数存在する場合には、該複数の空いている周波数帯域のうち、前記第1放送信号が配された周波数帯域により近い周波数帯域を選択して前記第2放送信号を設定するように前記変調手段を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、第1および第2放送信号の双方を含む放送信号の周波数帯域をより狭くすることができるので、伝送路に要求される伝送特性を緩和することができる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記変調手段から出力される前記第2放送信号の信号レベルを、前記第1放送信号の信号レベルと同等になるように設定することを特徴とする。
このような構成によれば、第2放送信号と、これに隣接する第1放送信号との間の干渉を少なくすることができる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記混合手段に対する前記第2放送信号の供給を一時的に停止して前記混合手段から前記第1放送信号のみが出力される状態とし、前記復調手段の出力を参照して、前記第1放送信号の状態が変更されていないか判定することを特徴とする。
このような構成によれば、例えば、第1放送信号に新たなサービスが追加されたことを検出することができる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記復調手段によって前記第2放送信号の復調が可能か否かを判定し、復調できない場合には前記混合手段から前記第1放送信号のみが出力される状態として前記第2放送信号が配される周波数帯域の信号レベルが所定のレベル以上である場合には当該周波数帯域とは異なる周波数帯域を選択し、所定のレベル未満である場合には自装置の異常と判定することを特徴とする。
このような構成によれば、第2放送信号の周波数帯域に新たなサービスが追加されたり、自装置が異常になったりしたことを検出することができる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記第2放送信号の信号品質を検出し、前記信号品質の検出結果が正常でない場合には前記混合手段から前記第1放送信号のみが出力される状態として前記第2放送信号が配される周波数帯域の信号レベルが所定のレベル以上である場合には当該周波数帯域とは異なる周波数帯域を選択し、所定のレベル未満である場合には自装置の異常と判定することを特徴とする。
このような構成によれば、第2放送信号の周波数帯域に新たなサービスが追加されたり、自装置が異常になったりしたことを検出することができる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記第1放送信号に含まれるネットワークID、サービスID、および、リモコンキーIDを抽出し、これらとは重複しないネットワークID、サービスID、および、リモコンキーIDを前記第2放送信号に対して設定することを特徴とする。
このような構成によれば、ネットワークID、サービスID、および、リモコンキーIDを適切に設定することができる。
また、本発明は、1または複数の周波数帯域に配された第1放送信号と、前記第1放送信号とは異なる第2放送信号とを多重化して出力する放送信号多重化方法において、
前記第1放送信号を入力する入力ステップと、前記第2放送信号を変調する変調ステップと、前記入力ステップにおいて入力された前記第1放送信号と、前記変調ステップにおいて変調された前記第2放送信号とを混合する混合ステップと、前記混合ステップにおいて出力される放送信号を復調する復調ステップと、前記混合ステップに対する前記第2放送信号の供給を一時的に停止して前記混合ステップから前記第1放送信号のみが出力される状態とし、前記復調ステップの出力を参照して前記第1放送信号の空いている周波数帯域を特定し、前記空いている周波数帯域に前記第2放送信号を設定するように前記変調ステップを制御する制御ステップと、を有することを特徴とする。
このような方法によれば、設置時および設置後の手続きを簡易に行うことが可能となる。
本発明によれば、設置時および設置後の手続きを簡易に行うことが可能な放送信号多重化装置および放送信号多重化方法を提供することができる。
本発明の実施形態の構成例を示す図である。 図1に示す実施形態が受信する地上デジタル放送の信号の構成例を示す図である。 図1に示す実施形態において実行される設定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す実施形態において実行される変更の有無を検出する処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す実施形態において実行される自主放送が正常か否かを判定する処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す実施形態において実行される自主放送の信号レベルを調整する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
(A)本発明の実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態の構成例を示す図である。この図1に示すように、本発明の実施形態に係る放送信号多重化装置1は、入力端子10,12、入出力端子11、ビデオ・オーディオ処理部13、エンコード部14、受信監視制御部15、PSI(Program Specific Information)/SI(Service Information)生成部16、OFDM(Orthogonal Frequency Modulation)復調部17、時刻生成部18、制御部19、入出力部20、多重化部21、OFDM変調部22、混合部23、分配部24、および、出力端子25を有している。
入力端子10は、自主放送(請求項中の「第2放送信号」に対応)を作成するための信号、例えば、ビデオ信号、オーディオ信号、データ信号等が入力される端子である。入出力端子11は、例えば、イーサネット(登録商標)等のネットワークに接続され、ネットワークを介して、例えば、上位の装置との間で情報を授受する端子である。入力端子12は、例えば、地上デジタル放送(請求項中の「第1放送信号」に対応)が入力される端子である。
ビデオ・オーディオ処理部13は、ビデオ信号、オーディオ信号、データ信号等が入力されるインターフェースを有するとともに、入力された信号を選択してエンコード部14に供給する。
エンコード部14は、ビデオ・オーディオ処理部13から供給されるビデオ信号、オーディオ信号、データ信号等を地上デジタル放送で使用される形式に変換する処理を実行する。例えば、映像・音声・データに対して符号化処理および圧縮処理を施す。
受信監視制御部15は、OFDM復調部17を制御するとともに、受信状態を監視する。
PSI/SI生成部16は、入出力部20を介して入力された情報に基づいて、ARIB(Association of Radio Industries and Business)で規定されているPSI/SI情報を生成して出力する。なお、PSIは、MPEG2 Systems(ISO/IEC13818-1, ITU-T H.222.0)で規格化されており、所要の番組を選択するために必要な情報でPAT(Program Association Table)、PMT(Program Map Table)、NIT(Network Information Table)、CAT(Conditional Access Table)の4つのテーブルから構成される。また、SIはARIB STD−B10で規定されており、番組選択の利便性のために規定された各種情報でSDT(Service Description Table)、EIT(Event Information Table)、BIT(Broadcast Information Table)、TOT(Time Offset Table)等のテーブルから構成される。
OFDM復調部17は、受信監視制御部15によって制御され、地上デジタル放送を復調し、TS(Transport Stream)信号を出力する。
時刻生成部18は、OFDM復調部17から出力されるTS信号に含まれるTOT(時刻情報)を取得し、OFDM変調部22における遅延時間に対応するオフセットを施して新たに得られた時刻情報を出力する。
制御部19は、ネットワークを介して上位の装置から供給された情報、入出力部20から入力された情報に基づいて、装置の各部を制御するとともに、制御の結果として得られた情報を入出力部に供給して表示させる。なお、図1では、説明を簡略化するために、制御部19と各部との接続線は明示していないが、制御部19と各部とは、制御線によって電気的に接続される。
入出力部20は、放送信号の受信状態や放送信号多重化装置1の各種設定等に関する情報を入力または出力するためのインターフェースであり、例えば、該情報を入力するための1または複数のボタンと、該情報を出力するための液晶表示パネル等によって構成される。もちろん、これら以外の組み合わせによる構成でもよい。
多重化部21は、エンコード部14から出力される自主放送信号、PSI/SI生成部16から出力される番組情報、および、時刻生成部18から出力される時刻情報を多重化してTS信号を生成し、OFDM変調部22に供給する。
OFDM変調部22は、多重化部21から供給されるTS信号を、地上デジタル放送で規定されるOFDM信号に変調する。なお、OFDM変調部22は、制御部19によって制御され、後段の機器に出力されるOFDM信号の周波数および信号レベル等を決定する。
混合部23は、OFDM変調部22から出力される自主放送信号と、入力端子12から入力される地上デジタル放送信号とを混合して出力する。
分配部24は、混合部23から出力される信号の一部を分配してOFDM復調部17に供給する。
(B)本発明の実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の実施形態の動作について説明する。以下では、本発明の実施形態の動作の概要について説明した後に、図3〜図6を参照して詳細な動作を説明する。
本実施形態に係る放送信号多重化装置1が、例えば、ホテルやショッピングセンター等の商業施設、または、病院、学校等の施設に新規に配置され、入力端子10には自主放送信号を生成するための映像信号等が入力され、入出力端子11にはネットワークを介して上位装置が接続される。なお、上位装置としては、例えば、放送信号多重化装置1の監視や制御を行う装置や時刻サーバー等が挙げられる。また、入力端子12には地上デジタル放送が入力される。このような状態において、設置者が入出力部20を操作し、設定処理を実行する指示を行った場合には、以下に説明する設定処理が実行される。
設定処理では、まず、制御部19によって、OFDM変調部22がオフの状態に設定される。この結果、自主放送信号が混合部23に供給されない状態となるので、混合部23からは地上デジタル放送信号のみを含む信号が出力され、分配部24は混合部23から出力される信号を分配して、OFDM復調部17に供給する。OFDM復調部17は、受信監視制御部15を介した制御部19の制御に応じて、地上デジタル放送信号に含まれている複数のチャンネルの信号を1つずつ選択して受信する。より詳細には、地上デジタル放送信号は、例えば、図2に示すように中心周波数f1〜fn(nは1以上の自然数)のnチャンネルの放送信号を有しており、各チャンネルの放送信号はそれぞれτの周波数帯域を有している。OFDM復調部17は、図2に示す中心周波数f1〜fnのnチャンネルの放送信号を、例えば、周波数の低い順に選択して受信する。
制御部19は、OFDM復調部17によって選択された放送信号のRF信号レベルを検出する。そして、RF信号レベルが所定の閾値以上である場合には、当該チャンネルの放送信号は正常であると判定する。そして、OFDM復調部17は、RF信号レベルが所定の閾値以上であるチャンネルについては、OFDM復調を施し、OFDM復調に成功した場合には、当該放送信号に含まれているNIT(Network Information Table)を取得する。なお、NITには、ネットワークID、TS−ID、リモコンキーID、放送サービスを識別するサービスID、ネットワークの名称、物理周波数等の情報が記載されている。制御部19は、取得したNITを解析し、ネットワークID、TS−ID、リモコンキーID、および、サービスID等を解析する処理を実行する。
一方、RF信号レベルが所定の閾値未満である場合には、当該チャンネルは空きチャンネルであると判定して記憶する。制御部19は、f1〜fnの全てのチャンネルに対して前述した処理を繰り返し実行する。この結果、図2に示すf1〜fnを中心周波数とするチャンネルに対する処理が終了する。
全てのチャンネルに対する検出処理が終了すると、制御部19は、放送信号多重化装置1が設置された地域を、NITに基づいて特定する。制御部19は、例えば、ネットワークIDに含まれている地域識別を抽出し、抽出した地域識別のうち最も多く含まれている地域識別に基づいて、装置が設置されている地域を特定する。
つぎに、制御部19は、自主放送に付与するネットワークIDとサービスIDを決定する。ここで、ネットワークIDとは、1つのサービスエリア内で同一内容の放送を送信する単位を送出マスターに対して付与されるIDである。また、サービスIDとは、各送出マスターが送出するサービスに対して付与されるIDである。デジタル放送では、一般に、ニュースやドラマ等のような開始時刻、終了時刻が定められた番組のことをイベントと呼び、このイベントが連続して編成されたプログラムのことをサービスと称する。各送出マスターは、サービス(プログラム)を1以上放送することが可能とされている。制御部19は、入力端子12から入力される地上デジタル放送に含まれるネットワークIDおよびサービスIDを参照し、これらと重複しないネットワークIDおよびサービスIDを決定する。
つぎに、制御部19は、自主放送に付与するリモコンキーIDを決定する。より詳細には、制御部19は、入力端子12から入力される地上デジタル放送に含まれるリモコンキーIDを参照し、これと重複しないリモコンキーIDを決定する。なお、全てのリモコンキーIDが使用されている場合には、例えば、地域識別によって特定される地域において自主放送に対して割り当てられているリモコンキーIDを用いることができる。あるいは、各リモコンキーIDに付与されている優先度を参照し、当該優先度が低いリモコンキーIDを使用するようにしてもよい。
つぎに、制御部19は、OFDM変調部22を制御し、自主放送の周波数を空きチャンネルに設定する。例えば、図2において、周波数f2が空きチャンネルになっている場合には、周波数f2を自主放送の周波数として設定する。
つぎに、制御部19は、地上デジタル放送のRF信号レベルの平均値を算出する。例えば、図2の場合では、RF信号レベルの平均値であるαが算出される。そして、制御部19は、OFDM変調部22を制御し、自主放送のRF信号レベルを平均値であるαに設定する。なお、平均値を算出する場合は、f1〜fn全てのチャンネルの平均値を算出してもよいし、空きチャンネルの周波数に近接または隣接するチャンネルについてのみ算出してもよい。
つぎに、制御部19は、自主放送用のPAT、PMT、NIT、CATの4つのテーブルからPSIを生成し、また、SDT、EIT、BIT、TOT等のテーブルからSIを生成し、PSI/SI生成部16に設定する。
以上の設定が完了すると、制御部19は、OFDM変調部22をオンの状態にする。これにより、エンコード部14から出力される自主放送の放送信号、PSI/SI生成部16によって生成されるPSI/SI、時刻生成部18によって生成される時刻情報が多重化され、OFDM変調部22によってOFDM変調されて出力される。混合部23は、OFDM変調部22から出力される自主放送信号と、入力端子12から入力される地上デジタル放送信号とを混合して出力端子25から出力する。出力端子25の後段には複数のテレビ受像機が接続されており、これらのテレビ受像機では、地上デジタル放送を視聴することができるとともに、自主放送を視聴することができる。また、自主放送には、ネットワークID、サービスID、および、リモコンキーIDが地上デジタル放送と重複しないように付与されるので、テレビ受像機では、地上デジタル放送および自主放送を問題なく視聴することができる。
以上のようにして設定処理が実行された後は、地上デジタル放送信号の状態が変化していないかを一定時間おき、例えば、1日おきに監視し、変化が生じている場合には、前述した設定処理を実行する。すなわち、地上デジタル放送信号の各チャンネルのRF信号レベルを検出し、また、OFDM復調ができるか否かを判定し、復調できる場合にはNITを解析する処理を実行する。そして、このような処理によって、前回結果から変化していた場合(例えば、新たな放送信号が増えたり、各種IDが変更されたりした場合)には、前述した設定処理を再度実行する。これにより、地上デジタル放送信号の状態が変更された場合には、該変更に対応して自主放送のチャンネルを設定することが可能となる。
また、本実施形態では、自主放送信号が正常であるか否かを判定することも可能である。すなわち、制御部19は、受信監視制御部15を介してOFDM復調部17に対して、自主放送の放送信号を受信して復調するように指示する。その結果、OFDM復調部17は、分配部24によって分配される信号から、自主放送の信号を受信し、OFDM復調を実行する。自主放送のOFDM復調に成功した場合には、自主放送信号は正常であると判定する。また、正常に復調できない場合には、制御部19は、OFDM変調部22をオフの状態にし、そのときの自主放送の周波数帯域のRF信号レベルを検出し、RF信号レベルが所定の閾値以上である場合には、何らかの異常、例えば、何らかの信号が上位の装置から出力されており、自主放送信号の周波数帯域と重なっていると判定し、自主放送の周波数を変更するために、前述した設定処理を実行する。また、RF信号レベルが所定の閾値未満である場合には自装置の異常であると判定し、例えば、入出力部20に対して、自装置に異常が生じていることを示す表示をおこなう。
また、本実施形態では、地上デジタル放送のRF信号レベルを監視し、信号レベルが変化した場合には、自主放送のRF信号レベルを調整する。すなわち、制御部19は、受信監視制御部15を介してOFDM復調部17に対して地上デジタル放送の全ての信号のRF信号レベルを検出させるとともに、自主放送のRF信号レベルと比較する。そして、これらが同等でない場合(例えば、所定の閾値以上(例えば、数dB以上)乖離している場合)には、制御部19は、OFDM変調部22を制御し、自主放送のRF信号レベルを調整して地上デジタル放送のRF信号レベルの平均値と同等になるように調整する。これにより、自主放送のRF信号レベルは、地上デジタル放送のRF信号レベルと同等になるように調整されるので、自主放送のRF信号が近接または隣接する地上デジタル放送のRF信号に影響を与えたり、近接または隣接する地上デジタル放送のRF信号が自主放送のRF信号に影響を与えたりすることを防止できる。
つぎに、図3〜図6に示すフローチャートを参照して、図1に示す実施形態において実行される処理の詳細について説明する。まず、図3は、設定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。この処理は、放送信号多重化装置1が施設に設置され、入出力部20の設定処理の実行を指示するボタンが操作された場合に開始される。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、制御部19は、OFDM変調部22をオフの状態に設定する。この結果、OFDM変調部22からは自主放送が出力されない状態となるので、混合部23からは地上デジタル放送のみが出力される状態となる。
ステップS11では、制御部19は、OFDM復調部17を制御して、所定のチャンネルを受信させる。例えば、地上デジタル放送信号が図2に示すような構成である場合には、周波数f1,f2,f3,・・・,fnの順番にチャンネルを選択して受信する。
ステップS12では、制御部19は、OFDM復調部17によって、ステップS11で受信したチャンネルのRF信号レベルを検出させる。例えば、初回の処理では、図2に示すf1の周波数のチャンネルの放送信号のRF信号レベルが検出される。
ステップS13では、制御部19は、ステップS12で検出したRF信号レベルが所定の閾値Th1未満であるか否かを判定し、Th1未満であると判定した場合(ステップS13:Yes)には14に進み、それ以外の場合(ステップS13:No)にはステップS15に進む。例えば、ステップS12で検出したRF信号レベルが、OFDM信号を受信可能な信号レベルを下回る場合にはステップS14に進む。
ステップS14では、制御部19は、当該チャンネルを空きチャンネルとして記憶する。例えば、図2に示す周波数f1のチャンネルのRF信号レベルが閾値Th1未満である場合には、当該チャンネルは空きチャンネルとして記憶される。
ステップS15では、制御部19は、OFDM復調部17を制御して、OFDM復調を実行させる。例えば、図2に示す周波数f1のチャンネルが対象である場合には、当該チャンネルの信号に対してOFDM変調が実行される。
ステップS16では、制御部19は、ステップS15におけるOFDM復調に成功したか否かを判定し、成功した場合(ステップS16:Yes)にはステップS17に進み、それ以外の場合(ステップS16:No)にはステップS18に進む。例えば、図2に示す周波数f1のチャンネルの放送信号のOFDM復調に成功した場合には地上デジタル放送を構成する信号であると判定してステップS17に進み、それ以外の場合には地上デジタル放送を構成する信号ではなく、他の信号であると判定してステップS18に進む。
ステップS17では、制御部19は、NITの解析処理を実行する。より詳細には、制御部19は、NITに含まれている、ネットワークID、TS−ID、リモコンキーID、サービスID、ネットワークID、物理周波数等の情報を取得し、記憶する。
ステップS18では、制御部19は、地上デジタル放送の全てのチャンネルの放送に対する処理を実行したか否かを判定し、処理を実行したと判定した場合(ステップS18:Yes)にはステップS19に進み、それ以外の場合(ステップS18:No)にはステップS11に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。
ステップS19では、制御部19は、ステップS17の処理において取得されたネットワークIDに含まれている地域識別を抽出し、抽出した地域識別のうち最も多く含まれている地域識別に基づいて、装置が設置されている地域を特定する。
ステップS20では、制御部19は、自主放送のネットワークIDを決定する。より詳細には、制御部19は、ステップS17の処理において取得された地上デジタル放送のネットワークIDを参照し、これらと重複しないネットワークIDを決定する。
ステップS21では、制御部19は、自主放送のサービスIDを決定する。より詳細には、制御部19は、ステップS17の処理において取得された地上デジタル放送のサービスIDを参照し、これらと重複しないサービスIDを決定する。
ステップS22では、制御部19は、自主放送のリモコンキーIDを決定する。より詳細には、制御部19は、ステップS17の処理において取得された地上デジタル放送のリモコンキーIDを参照し、これらと重複しないリモコンキーIDを決定する。また、重複しないリモコンキーIDが存在しない場合には、地域識別を参照し、当該地域において自主放送に割り当てられているデフォルトのリモコンキーIDを割り当てる。あるいは、各リモコンキーIDに付与されている優先度を参照し、該優先度が低いリモコンキーIDを使用するようにしてもよい。
ステップS23では、制御部19は、自主放送の周波数を空きチャンネルに設定する。より詳細には、制御部19は、ステップS14において空きチャンネルとして記憶されているチャンネルが存在する場合には、自主放送を当該チャンネルに割り当てる。なお、空きチャンネルが複数存在する場合には、例えば、地上デジタル放送を構成する他のチャンネル群に近い周波数を優先的に割り当てる。このように、地上デジタル放送に近い周波数を割り当てることで、放送信号のトータルの周波数帯域を狭く設定することができるので、伝送路に要求される周波数特性を低くすることができる。
ステップS24では、制御部19は、ステップS12で検出された地上デジタル放送信号のRF信号レベルの平均値を算出する。例えば、図2の例では、周波数f1〜fnのRF信号レベルの平均値であるαが算出される。
ステップS25では、制御部19は、OFDM変調部22から出力されるRF信号レベルを、ステップS24で算出した地上デジタル放送信号のRF信号レベルの平均値に設定する。例えば、図2の例では、周波数f1〜fnのRF信号レベルの平均値であるαに、自主放送のRF信号レベルが設定される。
ステップS26では、制御部19は、自主放送用のPAT、PMT、NIT、CATの4つのテーブルからPSIを生成し、また、SDT、EIT、BIT、TOT等のテーブルからSIを生成し、PSI/SI生成部16に設定する。
ステップS27では、制御部19は、OFDM変調部22をオンの状態にする。この結果、エンコード部14から出力される自主放送の放送信号と、PSI/SI生成部16によって生成されるPSI/SIと、時刻生成部18によって生成される時刻情報とが多重化部21によって多重化され、OFDM変調部22に供給される。OFDM変調部22は、多重化部21から供給される信号をOFDM変調して混合部23に出力する。混合部23は、OFDM変調部22から出力される自主放送信号と、入力端子12から入力される地上デジタル放送信号とを混合して出力端子25から出力する。
以上の処理によれば、放送信号多重化装置1が施設内に設置され、設定処理を実行する指示がなされた場合には、地上デジタル放送の空きチャンネルを探索するようにしたので、空きチャンネルを確実に検出することができる。また、空きチャンネルを探索するとともに、NIT解析を実行するようにしたので、地上デジタル放送に含まれているIDに関する情報を取得することができる。また、このようにして解析したNITに基づいて、自主放送の設置地域、ネットワークID、サービスID、および、リモコンキーIDを自動的に割り当てるようにしたので、地上デジタル放送と重複することなく、これらのIDを適切に設定することができる。また、自主放送のRF信号レベルを、地上デジタル放送のRF信号レベルの平均値と同等になるように設定したので、自主放送に近接または隣接するチャンネルの地上デジタル放送に影響を与えたり、近接または隣接する地上デジタル放送が自主放送に影響を与えたりすることを低減することができる。
つぎに、図4を参照して、放送信号多重化装置1が施設内に設置された後に定期的に実行される処理について説明する。なお、図4において、図3と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図4では、図3に比較すると、ステップS10およびステップS27が削除されるとともに、ステップS50〜S52の処理が追加されているので、ステップS50〜S52の処理に主眼をおいて説明する。図4に示す処理は、一定時間おき、例えば、設置後に1日おきに実行される処理である。このフローチャートの処理が開始されると、前述のステップS11〜S18に続いて、以下のステップが実行される。
ステップS50では、制御部19は、既存の情報と新たに取得した情報を比較する。より詳細には、制御部19は、設定処理後の1回目の処理である場合には、設定処理時に図3のステップS14において記憶されている空きチャンネル、および、ステップS17の処理によって解析されたNITを参照し、今回の処理によって記憶された空きチャンネルおよびNITと比較する。また、設定処理後の2回目以降の処理である場合には、図4に示す処理によって前回取得された空きチャンネルおよびNITと比較する。
ステップS51では、制御部19は、ステップS50における比較により、前回から変化が生じている場合(ステップS51:Yes)にはステップS52に進み、それ以外の場合(ステップS51:No)には処理を終了する。例えば、前回の処理に比較して、空きチャンネルまたはNITが変更された場合にはステップS52に進む。
ステップS52では、制御部19は、再設定処理を実行して処理を終了する。なお、この再設定処理としては、図3に示すステップS19〜ステップS26の処理を実行することができる。
以上の処理によれば、図3に示す設定処理が実行された後に、例えば、地上デジタル放送の放送が変更されたり、ID等が変更されたりした場合でも、このような変更に対応した設定を新たに実行することができる。
つぎに、図5を参照して、放送信号多重化装置1が設置された後に、自主放送信号が正常であるか否かを判定するために実行される処理について説明する。図5に示す処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS70では、制御部19は、OFDM復調部17を制御して、放送信号多重化装置1が送信中の自主放送信号を受信させる。
ステップS71では、制御部19は、OFDM復調部17を制御して、ステップS70で受信した自主放送信号をOFDM復調させる。
ステップS72では、制御部19は、OFDM復調に成功したか否かを判定し、成功したと判定した場合(ステップS72:Yes)にはステップS73に進み、それ以外の場合(ステップS72:No)にはステップS74に進む。
ステップS73では、制御部19は、自主放送をOFDM復調できたことから、自主放送は正常と判定して処理を終了する。
ステップS74では、制御部19は、OFDM変調部22をオフの状態に設定する。これにより、自主放送信号が混合部23に対して出力されない状態となる。
ステップS75では、制御部19は、OFDM復調部17を制御し、自主放送と同じ周波数帯域のRF信号レベルを検出する。例えば、図2に示す周波数f2が自主放送の周波数である場合には、周波数f2のRF信号レベルを検出する。
ステップS76では、制御部19は、ステップS75で検出したRF信号レベルと閾値Th2を比較し、RF信号レベル>Th2である場合(ステップS76:Yes)にはステップS78に進み、それ以外の場合(ステップS76:No)にはステップS77に進む。なお、閾値Th2としては、図3のステップS13に示す閾値Th1と異なる値を用いることができる。閾値Th1,Th2はそれぞれ空きチャンネルか否か、つまり、信号が存在しないか否かを判定するための閾値であり、Th2≠Th1と設定することができる。もちろん、Th2=Th1と設定してもよい。
ステップS77では、制御部19は、自装置の異常であると判定する。すなわち、自装置から出力される放送信号を復調することができないとともに、上位装置から当該周波数帯域に何らかの信号も出力されていないことから、制御部19は、自装置が異常であると判定し、例えば、入出力部20に対して自装置の異常を示す情報を表示して処理を終了する。
ステップS78では、制御部19は、上位装置から新たな放送信号が出力されていると判定し、ステップS79に進む。すなわち、OFDM変調部22をオフの状態にしたにも拘わらず、RF信号レベルがTh2以上の信号が出力されていることから、制御部19は、新たな放送信号が当該周波数帯域に出力されていると判定する。
ステップS79では、制御部19は、再設定処理を実行する。より詳細には、例えば、制御部10は、図3に示す処理を実行する。
以上の処理により、自主放送信号が正常であるか否かを判定することができる。また、自主放送信号と同じ周波数帯域に、新たに放送信号が追加された場合には、これを検出して、再設定処理を実行することができる。
なお、上記のステップにおいて、自主放送信号のMER(Modulation Error Ratio),BER(Bit Error Rate)等の信号品質を検出する様にしてもよい。より具体的には、例えば、ステップS71の前段において自主放送信号の信号品質を検出し、該信号品質が正常である場合にはステップS71に進み、そうでない場合にはステップS74に進むようにしてもよい。更には、ステップS71,S72を行う替わりに自主放送信号の信号品質を測定し、該信号品質が正常である場合にはステップS73に進み、そうでない場合にはステップS74に進むようにしてもよい。この他、OFDM復調と並列して、または前後にて信号品質を検出し、該信号品質が正常であるか否かに基づいて、S74以降の各ステップを行うかを判断する様にしてもよい。
つぎに、図6を参照して、放送信号多重化装置1が設置された後に、RF信号レベルを調整する処理について説明する。図6に示す処理は、定期的(例えば、1日おき)に実行される。図6の処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS90では、制御部19は、OFDM復調部17を制御して、地上デジタル放送信号のRF信号レベルの平均値を検出する。より詳細には、制御部19はOFDM復調部17を制御して、地上デジタル放送信号の一部または全部のチャンネルのRF信号レベルを検出し、検出したこれらのチャンネルのRF信号レベルの平均値を求める。
ステップS91では、制御部19は、OFDM復調部17を制御して、自装置が送信中の自主放送の放送信号を選択させる。
ステップS92では、制御部19は、OFDM復調部17を制御して、自装置が送信中の自主放送のRF信号レベルを検出させる。
ステップS93では、制御部19は、ステップS90で検出した地上デジタル放送のRF信号レベルの平均値と、ステップS92で検出した自主放送のRF信号レベルを比較し、これらが同等か否かを判定し、同等と判定した場合(ステップS93:Yes)にはステップS94に進み、それ以外の場合(ステップS93:No)にはステップS95に進む。なお、地上デジタル放送のRF信号レベルの平均値と、自主放送のRF信号レベルの差が所定の閾値未満である場合にはYesと判定してステップS94に進むようにしてもよい。
ステップS94では、制御部19は、自主放送のRF信号レベルは正常であると判定して処理を終了する。
ステップS95では、制御部19は、自主放送のRF信号レベルは正常でないと判定し、OFDM変調部22を制御して、自主放送のRF信号レベルが地上デジタル放送のRF信号レベルの平均値と同等になるように調整し、処理を終了する。
以上の処理によれば、例えば、受信状況等が変化して、地上デジタル放送のRF信号レベルが変化した場合には、自主放送のRF信号レベルを地上デジタル放送のRF信号レベルの平均値と同等になるように調整することができる。これにより、自主放送のRF信号と近接または隣接する地上デジタル放送のRF信号の間で干渉が生じることを防止できる。
(C)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものではない。例えば、図1に示す例では、自主放送は1種類だけとしたが、複数の自主放送を多重化するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、自主放送と地上デジタル放送を多重化するようにしたが、地上デジタル放送以外の放送信号(例えば、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送信号等)と多重化するようにしたり、地上デジタル放送に加えてそれ以外の放送信号を多重化したりするようにしてもよい。
また、放送信号多重化装置1が定期的にSDTT(Software Download Trigger Table)を送信するようにし、SDTTを受信したテレビ受像機がチャンネルスキャン処理を実行するようにしてもよい。このような処理によれば、例えば、自主放送または地上デジタル放送のチャンネルが変更になったり、各種のIDが変更になったりした場合であっても、テレビ受像機がSDTTをトリガとして、チャンネルスキャンを実行することで、このような変更にテレビ受像機が対応することができる。
また、以上の実施形態では、RF信号レベルを参照して、空きチャンネルか否かを判定するようにしたが、例えば、C/N比(Carrier to Noise Ratio)やBER、MER等を参照するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、自主放送信号を多重化するようにしたが、例えば、監視カメラによって撮影された映像を多重化したり、あるいは、音声信号を多重化したりしてもよい。もちろん、データ信号を多重化するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、OFDM変調部22をオフの状態にすることで、自主放送信号が混合部に出力されないようにしたが、例えば、OFDM変調部22と混合部23の間にスイッチを設け、このスイッチをオフの状態にすることで、自主放送信号が混合部に出力されないようにしてもよい。もちろん、これ以外の方法によって、自主放送信号の出力を停止するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、放送信号多重化装置を1つ用いる例を示したが、複数の自主放送を多重化する場合には、複数台の放送信号多重化装置を用いるようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、地上デジタル放送に対して自主放送信号を設定する例を示したが、地上デジタル放送以外の放送信号、例えば、マルチメディア放送などのデジタル放送信号に対して自主放送信号を設定するようにしてもよい。このような場合、例えば、当該放送信号を入力端子12から放送信号多重化装置1に入力し、当該放送信号における全てのチャンネルから空きチャンネルを特定することができる。尚、この様な場合には、図3〜図5に記載の各ステップを必要に応じて省略してもよい。
1 放送信号多重化装置
10 入力端子
11 入出力端子
12 入力端子(入力手段)
13 ビデオ・オーディオ処理部
14 エンコード部
15 受信監視制御部
16 PSI/SI生成部
17 OFDM復調部(復調手段)
18 時刻生成部
19 制御部(制御手段)
20 入出力部
21 多重化部
22 OFDM変調部(変調手段)
23 混合部(混合手段)
24 分配部
25 出力端子

Claims (9)

  1. 1または複数の周波数帯域に配された第1放送信号と、前記第1放送信号とは異なる第2放送信号とを多重化して出力する放送信号多重化装置において、
    前記第1放送信号が入力される入力手段と、
    前記第2放送信号を変調する変調手段と、
    入力された前記第1放送信号と前記変調手段によって変調された前記第2放送信号とを混合する混合手段と、
    前記混合手段から出力される放送信号を復調する復調手段と、
    前記混合手段に対する前記第2放送信号の供給を一時的に停止して前記混合手段から前記第1放送信号のみが出力される状態とし、前記復調手段の出力を参照して前記第1放送信号の空いている周波数帯域を特定し、前記空いている周波数帯域に前記第2放送信号を設定するように前記変調手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする放送信号多重化装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1放送信号の信号レベルが所定の閾値未満である周波数帯域を、前記空いている周波数帯域と判定することを特徴とする請求項1に記載の放送信号多重化装置。
  3. 前記制御手段は、前記空いている周波数帯域が複数存在する場合には、該複数の空いている周波数帯域のうち、前記第1放送信号が配された周波数帯域により近い周波数帯域を選択して前記第2放送信号を設定するように前記変調手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の放送信号多重化装置。
  4. 前記制御手段は、前記変調手段から出力される前記第2放送信号の信号レベルを、前記第1放送信号の信号レベルと同等になるように設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放送信号多重化装置。
  5. 前記制御手段は、前記混合手段に対する前記第2放送信号の供給を一時的に停止して前記混合手段から前記第1放送信号のみが出力される状態とし、前記復調手段の出力を参照して、前記第1放送信号の状態が変更されていないか判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放送信号多重化装置。
  6. 前記制御手段は、前記復調手段によって前記第2放送信号の復調が可能か否かを判定し、復調できない場合には前記混合手段から前記第1放送信号のみが出力される状態として前記第2放送信号が配される周波数帯域の信号レベルが所定のレベル以上である場合には当該周波数帯域とは異なる周波数帯域を選択し、所定のレベル未満である場合には自装置の異常と判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放送信号多重化装置。
  7. 前記制御手段は、前記第2放送信号の信号品質を検出し、前記信号品質の検出結果が正常でない場合には前記混合手段から前記第1放送信号のみが出力される状態として前記第2放送信号が配される周波数帯域の信号レベルが所定のレベル以上である場合には当該周波数帯域とは異なる周波数帯域を選択し、所定のレベル未満である場合には自装置の異常と判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の放送信号多重化装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1放送信号に含まれるネットワークID、サービスID、および、リモコンキーIDを抽出し、これらとは重複しないネットワークID、サービスID、および、リモコンキーIDを前記第2放送信号に対して設定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の放送信号多重化装置。
  9. 1または複数の周波数帯域に配された第1放送信号と、前記第1放送信号とは異なる第2放送信号とを多重化して出力する放送信号多重化方法において、
    前記第1放送信号を入力する入力ステップと、
    前記第2放送信号を変調する変調ステップと、
    前記入力ステップにおいて入力された前記第1放送信号と、前記変調ステップにおいて変調された前記第2放送信号とを混合する混合ステップと、
    前記混合ステップにおいて出力される放送信号を復調する復調ステップと、
    前記混合ステップに対する前記第2放送信号の供給を一時的に停止して前記混合ステップから前記第1放送信号のみが出力される状態とし、前記復調ステップの出力を参照して前記第1放送信号の空いている周波数帯域を特定し、前記空いている周波数帯域に前記第2放送信号を設定するように前記変調ステップを制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする放送信号多重化方法。
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