JP2006345380A - ケーブルテレビ放送装置および受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケーブルテレビ事業者が自主放送を行う際に、自主放送の視聴のための操作が容易で、ケーブルテレビ事業者が視聴者に対して自主放送の視聴を効果的に促すケーブルテレビ放送装置、受信機、ケーブルテレビ放送システム、ケーブルテレビ放送方法、およびケーブルテレビ受信方法を提供する。
【解決手段】 ケーブルテレビ放送装置は、同時再送信する地上デジタル放送波からそれら地上デジタル放送のリモートコントロールキー識別番号をそれぞれ判別する。それらリモートコントロールキー識別番号に基づいて、自主放送のリモートコントロールキー識別番号を設定する。そして、自主放送のリモートコントロールキー識別番号が記述された番組配列情報を設定し、当該番組配列情報を自主放送用のコンテンツのデジタル放送信号に含ませて送出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ケーブルテレビ放送装置、受信機、ケーブルテレビ放送システム、ケーブルテレビ放送方法、およびケーブルテレビ受信方法に関し、より特定的には、ケーブルテレビ事業者が自ら制作した番組を自主放送として提供できるケーブルテレビ放送装置、受信機、ケーブルテレビ放送システム、ケーブルテレビ放送方法、およびケーブルテレビ受信方法に関する。
従来、ケーブルテレビ事業者は、自ら制作した番組を自主放送(コミュニティチャンネル)として放送している。ここで、ケーブルテレビにおける自主放送は、主にケーブルテレビ事業者の自主制作番組の放送であり、同時再送信する放送以外は全て自主放送に区分される。この自主放送は、地上アナログ放送と同じ方式で地上アナログ放送が受信できるテレビ等の受信機向けにサービスされている。今後、地上アナログ放送がデジタル放送に移行すれば、ケーブルテレビ事業者から視聴者までの送信もデジタル放送のみしか行われなくなると推測され、上記自主放送チャネルのデジタル化がケーブルテレビ事業者から強く要望されている。
ここで、アナログ放送では、1つの周波数(チャネル)に対して1つのテレビサービス(番組)を実施している。このため、アナログ用の受信機では、アナログ放送を放送局、チャネル、および提供されるテレビサービスをそれぞれ結び付けて認識していた。
一方、地上デジタル放送では、1つの周波数に対して複数のテレビサービスが実施可能である。また、地上デジタル放送では、従来のアナログ放送で視聴者が認識していたチャネル番号と同じ番号でデジタル放送を受信できるように設定されている。具体的には、地上デジタルの放送局は、それぞれ視聴者の受信機を操作するリモコンに装備されたワンタッチボタンへの割り当てを希望する番号を、放送波の中のPSI(Program Specific Information:番組配列情報)に含まれるNIT(Network Information Table)上のリモコンキーIDによって1〜12のワンタッチボタン番号を指定する。つまり、地上デジタル放送でも、従来のアナログ放送のチャネル番号での選局に準じた方法でデジタル放送の選局操作を行える仕組みが設けられている(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1ではTS(Transport Stream)情報記述子(図4参照)を定め、TS情報記述子をNITの2ndループに配置している。TS情報記述子中にはリモコンキーID(remote_control_key_id)が記述されており、視聴者の受信機ではこのリモコンキーIDに基づいてリモコンのワンタッチボタンへの登録を行っている。
また、地上デジタル放送における選局は、放送局に独自の番号であるサービスID(service_id)が利用される。例えば、サービスIDは、BSデジタル放送や東経110度CSデジタル放送等において3桁のチャネル番号と一致している。一方、地上デジタル放送では多くの放送局が存在し、受信地域によりサービスが異なる等の事情によって、サービスIDは地域識別、サービス種別、およびサービス番号等の識別番号等から構成されるため、視聴者に提示するには複雑な番号となっている。このため、地上デジタル放送では、上記リモコンキーIDに基づいてリモコン等での選局時に用いる3桁のチャネル番号を別途生成することにより、視聴者の利便性をはかっている。視聴者がこの3桁のチャンネル番号を入力すると、受信機はこの3桁のチャネル番号をサービスIDに変換し、選局を行っている。
しかしながら、リモコンキーIDは、同一県域内の放送局の間ではユニーク性が保たれているが、例えば県域外の放送も受信できる県境等に設置された受信機では、受信可能な放送局の間でリモコンキーIDが重複する場合がある。このような場合、同一の3桁のチャネル番号が存在することになり、視聴者が3桁のチャネル番号を指定してダイレクト選局を行うと、希望する放送局を受信できないことがある。そこで、3桁チャネル番号を用いて地上デジタル放送を選局するとき、同じ3桁のチャネル番号が存在する場合、それぞれに異なる枝番号(識別符号)を付加して登録し、これらの枝番号までを指定することで、3桁のチャネル番号選局に伴う弊害を回避できる地上デジタル放送の選局方法が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図16を用いて、特許文献1で開示された概略内容を説明する。なお、図16は、受信機における地上デジタル放送の選局のための3桁または3桁+枝番号の付与方法を示すフローチャートである。
図16において、特許文献1で開示された選局方法では、まず、受信機が設置されている地域(受信場所)を当該受信機に地域設定する(ステップS51)。そして、受信機は、地上デジタル放送を受信するために周波数スキャンを行って地上デジタル放送を受信する(ステップS52)。
次に、受信機は、受信した地上デジタル放送それぞれのNITを解析し、リモコンキーIDが重複している放送局の存在を確認し(ステップS53)、重複したリモコンキーIDを有する放送局が域外放送かどうかを判別する(ステップS54)。そして、受信機は、重複したリモコンキーIDを有する放送局の少なくとも1つが域内放送の場合、3桁のチャネル番号に対して域内放送局に枝番号「0」および域外放送局に順次枝番号「1」、「2」…をそれぞれ付加する(ステップS55)。また、受信機は、重複したリモコンキーIDを有する放送局が全て域外放送の場合、3桁のチャネル番号に対して域外放送局に順次枝番号「1」、「2」…をそれぞれ付加する(ステップS56)。さらに、受信機は、重複するリモコンキーIDを有する放送局がない場合、3桁のチャネル番号をそのまま出力する(ステップS57)。そして、受信機は、全てのチャネル番号を示すチャネルリストを作成し表示し(ステップS58)、当該フローチャートによる処理を終了する。
特許文献1で開示された選局方法では、受信している地上デジタル放送に対して、受信場所を基準とした域内と域外とに跨ってリモコンキーIDが同一である放送局が存在するか否かを確認する。また、上記選局方法は、同じリモコンキーIDが付された放送局が域外のみに存在するか否かを確認する。そして、リモコンキーIDが同じ放送局が存在するときには、それらの放送局に割当てられているチャネル番号に枝番号を付加して受信機内に保存する。視聴者は、チャネル番号を指定して選局を行うダイレクト選局においては、この枝番号を含めたチャネル番号を指定する。つまり、元々のチャネル番号は3桁であり枝番号が4桁目を構成するので、視聴者は、4桁の番号を指定してチャネルの選局を行うことになる。これによって、リモコンキーIDが同じ、すなわちチャネル番号が同じ放送局であっても、枝番号付きのチャネル番号を使用することで特定の放送局を選局することができる。例えば、域内と域外とに跨ってリモコンキーIDが同じ放送局が存在するときは、域内の枝番号を「0」とし、域外の放送局に対してはその放送局に割当てられている地域識別番号順に枝番号を例えば「1」から順に付す。また、域外のみにリモコンキーIDが同じ放送局が存在するときは、地域識別番号順に、「1」から順に枝番号を付す。このように、上記選局方法によれば、識別符号(枝番号)を利用してチャネル番号を再設定するようなチャネル設定方法を採用することで、重複するチャネル番号があったとしても、任意の放送局を選局できるようにしている。
特開2004−363819号公報 「第四編 地上デジタルテレビジョン放送PSI/SI運用規定 Dl2 NIT(Network Information Table)」、地上デジタルテレビジョン放送運用規定 技術資料 ARIB TR−B14 1.3版(第2分冊)、社団法人電波産業会、平成15年3月、p.4−231〜4−244
特許文献1で開示された選局方法では、リモコンキーIDが重複した場合に枝番号を付与することによって同一のリモコンキーIDを有する地上デジタル放送を任意に選局できるが、しかしながら、上記選局方法は、リモコンキーIDが重複する放送局が存在する場合に3桁番号選局と4桁番号選局とが混在する。したがって、放送局およびサービスの種類が多い地上デジタル放送においては、選局のための視聴者の操作が煩雑となってしまう。また、リモコンキーIDは、受信機のリモコンに装備された1〜12のワンタッチボタンにサービスを割当てる機能を有している。したがって、リモコンキーIDが重複した場合、重複した放送局のうち県域内の放送1つのみが指定のワンタッチボタンに割当てられ、県域外の放送が県域内の放送で指定されていない空いたワンタッチボタンに割り振られることになる。ここで、重複した場合のワンタッチボタンへの割り振りの方法についての規定はないため、受信機のメーカによってそれぞれ異なったワンタッチボタンに割り振られることがある。
このような地上デジタル放送に対して、ケーブルテレビ事業者が自主放送を運用する場合には、地上デジタル放送で用いられているリモコンキーIDと同一の値のリモコンキーIDを自主放送に用いると、自主放送を視聴するための操作が非常に煩雑になる。特に、ケーブルテレビ事業者が行う自主放送については、生活に密着した地域情報等の視聴者にとって非常に重要な情報も含まれており、自主放送の視聴方法が煩雑になれば視聴者の利便性を低下させてしまう。また、ケーブルテレビ事業者としても、自主放送が割当てられるリモコンのワンタッチボタンが受信機のメーカによって異なる可能性もあり、運用面や視聴者サポートの面で大きな問題となる。
それ故に、本発明は、ケーブルテレビ事業者が自主放送を行う際に、自主放送の視聴のための操作が容易で、ケーブルテレビ事業者が視聴者に対して自主放送の視聴を効果的に促すケーブルテレビ放送装置、受信機、ケーブルテレビ放送システム、ケーブルテレビ放送方法、およびケーブルテレビ受信方法を提供することである。
上記のような目的を達成するために、本発明は、以下に示すような特徴を有している。
第1の発明は、ケーブルテレビ網を介して、同時再送信する地上デジタル放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を特定の変調方式で伝送するケーブルテレビ放送装置である。ケーブルテレビ放送装置は、入力部、再送信情報取得部、リモコンキー番号判別部、リモコンキー番号設定部、番組配列情報設定部、多重部、および変調部を備える。入力部は、自主放送用のコンテンツを取得してデジタル放送信号を出力する。再送信情報取得部は、同時再送信する地上デジタル放送波からそれら地上デジタル放送のリモートコントロールキー識別番号が少なくとも記述された情報をそれぞれ取得する。リモコンキー番号判別部は、再送信情報取得部が取得した情報からそれぞれリモートコントロールキー識別番号を判別する。リモコンキー番号設定部は、リモコンキー番号判別部が判別したリモートコントロールキー識別番号に基づいて、自主放送のリモートコントロールキー識別番号を設定する。番組配列情報設定部は、リモコンキー番号設定部が設定した自主放送のリモートコントロールキー識別番号が記述された番組配列情報を設定する。多重部は、番組配列情報設定部が設定した番組配列情報を入力部から出力されるデジタル放送信号に含ませて多重する。変調部は、多重部が多重したデジタル放送信号を特定の変調方式で変調して送出する。
第2の発明は、上記第1の発明において、リモコンキー番号設定部は、リモコンキー番号判別部が判別した全てのリモートコントロールキー識別番号と重複しない番号を、自主放送のリモートコントロールキー識別番号に設定する。
第3の発明は、上記第1の発明において、再送信情報取得部が取得する情報は、地上デジタル放送波に含まれるNIT(Network Information Table)を含む情報である。リモートコントロールキー識別番号は、NITに記述されたリモートコントロールキーID(remote_control_key_id)で示される数値である。
第4の発明は、上記第1の発明において、番組配列情報設定部は、ネットワークID(network_id)、トランスポートストリームID(transport_stream_id)、およびオリジナルネットワークID(original_network_id)の少なくとも1つに自主放送を示す数値を記述したNITを番組配列情報に含ませて設定する。
第5の発明は、ケーブルテレビ網を介して、ケーブルテレビ放送装置から同時再送信された地上デジタル放送およびそれら同時再送信された放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を受信する受信機である。受信機は、受信部、情報取得部、判別部、および自主放送受信設定部を備える。受信部は、ケーブルテレビ網を介してデジタル放送信号を受信する。情報取得部は、受信部が受信したデジタル放送信号から番組配列情報を取得する。判別部は、情報取得部が取得した番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーID(remote_control_key_id)、ネットワークID(network_id)、トランスポートストリームID(transport_stream_id)、およびオリジナルネットワークID(original_network_id)の少なくとも1つを用いて、自主放送を判別する。自主放送受信設定部は、判別部が自主放送を判別したとき、その自主放送の受信に関する受信部の動作を設定する。
第6の発明は、上記第5の発明において、受信機は、数値選局部およびリモコンキーID格納部をさらに備える。数値選局部は、視聴者が複数の数値から1つの数値を選択することによって、受信部が受信するデジタル放送信号の選局を行う。リモコンキーID格納部は、自主放送用の数値をリモートコントロールキー識別番号として格納する。判別部は、番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーIDが示す数値とリモコンキーID格納部に格納されたリモートコントロールキー識別番号との一致によって、自主放送を判別する。
第7の発明は、上記第6の発明において、自主放送受信設定部は、判別部が番組配列情報に含まれるネットワークID、トランスポートストリームID、およびオリジナルネットワークIDの少なくとも1つを用いて自主放送を判別したとき、その番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーIDが示す数値をリモコンキーID格納部にリモートコントロールキー識別番号として格納する。
第8の発明は、上記第5の発明において、受信機は、自主放送選局部をさらに備える。自主放送選局部は、視聴者の操作に応じて自主放送のみを選局する。自主放送受信設定部は、判別部が自主放送を判別したとき、受信部がその自主放送を受信するための選局情報を設定する。受信部は、自主放送選局手段への操作に応じて、選局情報に基づいたデジタル放送信号を受信する。
第9の発明は、上記第5の発明において、自主放送受信設定部は、EPG並び順設定部を含む。EPG並び順設定部は、判別部が判別した自主放送を所定の並び位置に配置して、電子番組表における地上デジタル放送および自主放送の並び順を設定する。受信機は、EPG表示制御部をさらに備える。EPG表示制御部は、EPG並び順設定部が設定した並び順に基づいて、表示装置に表示する電子番組表の放送局表示順を制御する。
第10の発明は、上記第5の発明において、受信機は、選局情報格納部および選局制御部をさらに備える。選局情報格納部は、受信機が起動したときに最初に選局するデジタル放送信号を示す選局情報を格納する。選局制御部は、受信機が起動したとき、選局情報格納部に格納された選局情報に基づいて、受信部が受信するデジタル放送信号を選局する。自主放送受信設定部は、判別部が判別した自主放送に関する選局情報を選局情報格納部に格納する。
第11の発明は、ケーブルテレビ網を介して、同時再送信する地上デジタル放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を特定の変調方式で伝送するケーブルテレビ放送装置とそれらデジタル放送信号を受信する受信機とを含むケーブルテレビ放送システムである。ケーブルテレビ放送装置は、入力部、再送信情報取得部、リモコンキー番号判別部、リモコンキー番号設定部、番組配列情報設定部、多重部、および変調部を備える。入力部は、自主放送用のコンテンツを取得してデジタル放送信号を出力する。再送信情報取得部は、同時再送信する地上デジタル放送波からそれら地上デジタル放送のリモートコントロールキー識別番号が少なくとも記述された情報をそれぞれ取得する。リモコンキー番号判別部は、再送信情報取得部が取得した情報からそれぞれリモートコントロールキー識別番号を判別する。リモコンキー番号設定部は、リモコンキー番号判別部が判別したリモートコントロールキー識別番号に基づいて、自主放送のリモートコントロールキー識別番号を設定する。番組配列情報設定部は、リモコンキー番号設定部が設定した自主放送のリモートコントロールキー識別番号が記述された番組配列情報を設定する。多重部は、番組配列情報設定部が設定した番組配列情報を入力部から出力されるデジタル放送信号に含ませて多重する。変調部は、多重部が多重したデジタル放送信号を特定の変調方式で変調してケーブルテレビ網に送出する。受信機は、受信部、情報取得部、判別部、および自主放送受信設定部を備える。受信部は、ケーブルテレビ網を介してデジタル放送信号を受信する。情報取得部は、受信部が受信したデジタル放送信号から番組配列情報を取得する。判別部は、情報取得部が取得した番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーID(remote_control_key_id)、ネットワークID(network_id)、トランスポートストリームID(transport_stream_id)、およびオリジナルネットワークID(original_network_id)の少なくとも1つを用いて、自主放送を判別する。自主放送受信設定部は、判別部が自主放送を判別したとき、その自主放送の受信に関する受信部の動作を設定する。
第12の発明は、ケーブルテレビ網を介して、同時再送信する地上デジタル放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を特定の変調方式で伝送するケーブルテレビ放送方法である。ケーブルテレビ放送方法は、入力ステップ、再送信情報取得ステップ、リモコンキー番号判別ステップ、リモコンキー番号設定ステップ、番組配列情報設定ステップ、多重ステップ、および変調ステップを含む。入力ステップは、自主放送用のコンテンツを取得してデジタル放送信号を出力する。再送信情報取得ステップは、同時再送信する地上デジタル放送波からそれら地上デジタル放送のリモートコントロールキー識別番号が少なくとも記述された情報をそれぞれ取得する。リモコンキー番号判別ステップは、再送信情報取得ステップで取得した情報からそれぞれリモートコントロールキー識別番号を判別する。リモコンキー番号設定ステップは、リモコンキー番号判別ステップで判別したリモートコントロールキー識別番号に基づいて、自主放送のリモートコントロールキー識別番号を設定する。番組配列情報設定ステップは、リモコンキー番号設定ステップで設定した自主放送のリモートコントロールキー識別番号が記述された番組配列情報を設定する。多重ステップは、番組配列情報設定ステップで設定した番組配列情報を入力ステップで出力されるデジタル放送信号に含ませて多重する。変調ステップは、多重ステップで多重したデジタル放送信号を特定の変調方式で変調して送出する。
第13の発明は、ケーブルテレビ網を介して、同時再送信された地上デジタル放送およびそれら同時再送信された放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を受信するケーブルテレビ受信方法である。ケーブルテレビ受信方法は、受信ステップ、情報取得ステップ、判別ステップ、および自主放送受信設定ステップを含む。受信ステップは、ケーブルテレビ網を介してデジタル放送信号を受信する。情報取得ステップは、受信ステップで受信したデジタル放送信号から番組配列情報を取得する。判別ステップは、情報取得ステップで取得した番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーID(remote_control_key_id)、ネットワークID(network_id)、トランスポートストリームID(transport_stream_id)、およびオリジナルネットワークID(original_network_id)の少なくとも1つを用いて、自主放送を判別する。自主放送受信設定ステップは、判別ステップで自主放送を判別したとき、その自主放送の受信に関する受信ステップの動作を設定する。
上記第1の発明によれば、再送信する地上デジタル放送のリモートコントロールキー識別番号に基づいて、自主放送のリモートコントロールキー識別番号が設定されるため、ケーブルテレビ事業者が自主放送を行う場合に、自主放送を視聴する視聴者の操作の利便性を確保し、かつケーブルテレビ事業者の運用、サポート性に優れた自主放送を行うことができる。
上記第2の発明によれば、全ての放送のリモコンキーIDが重複せずにケーブルテレビ網に送出されるため、受信する視聴者のリモコン等に装備されたワンタッチボタンにそれぞれ割当てることができる。したがって、視聴者の煩雑な操作を必要とせず地上デジタル放送およびケーブルテレビ事業者の自主放送を受信することができる。
上記第3の発明によれば、地上デジタル放送で規定されたデータを用いて動作するため、ケーブルテレビ放送装置が確実に動作することができる。
上記第4の発明によれば、自主放送のリモートコントロールキーIDを変更しても、受信側でネットワークID、トランスポートストリームID、またはオリジナルネットワークIDによって自主放送を判別することができる。
上記第5の発明によれば、番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーID、ネットワークID、トランスポートストリームID、またはオリジナルネットワークIDを用いて送出された自主放送を判別し、自主放送の受信に関する動作が設定されるため、ケーブルテレビ事業者が自主放送を行う場合に、自主放送を視聴する視聴者の操作の利便性を確保し、かつケーブルテレビ事業者の運用、サポート性に優れた自主放送を行うことができる。
上記第6の発明によれば、ケーブルテレビ事業者において、自主放送を固定したリモコン番号等の数値を選択することによって視聴可能にすることができる。自主放送用のリモコンキーIDを固定値とすれば、自主放送の運用面や視聴者サポートの面で有利となる。
上記第7の発明によれば、ケーブルテレビ事業者等が自主放送と他の地上デジタル放送との重複を避けるために自主放送のリモコンキーIDを変更した場合、その変更に応じてリモコンキーID格納部に格納する識別番号を更新する。したがって、地上デジタル放送および自主放送のリモコンキーIDの重複を防止しながら、送信側のリモコンキーIDの変更を自動的に反映することができる。つまり、視聴者は、自主放送におけるリモコンキーIDの変更に関する設定のための操作が不要であり、自主放送が常にワンタッチボタンの何れか等に割当てられるため自主放送を視聴するための操作が容易となる。
上記第8の発明によれば、リモコンの自主放送選局ボタン等の自主放送選局部が装備されている場合、さらに自主放送をより容易に視聴することができる。
上記第9の発明によれば、自主放送が運用されている際、必ず自主放送用の番組が所定の並び位置(例えば、先頭列)にEPG表示される。したがって、視聴者が自主放送を視聴するための操作を容易にすることができるとともに、自主放送の視聴を促す効果も得られる。
上記第10の発明によれば、自主放送運用時には電源ON直後等の起動時の選局制御を行うことにより、起動時に常に自主放送を視聴者に視聴させることができ、自主放送の視聴を促す効果を向上することができる。
また、本発明の、ケーブルテレビ放送システム、ケーブルテレビ放送方法、およびケーブルテレビ受信方法によれば、上述したケーブルテレビ放送装置および受信機と同様の効果を得ることができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係るCATVでの自主放送の運用を示すケーブルテレビ放送システムについて説明する。なお、図1は、当該ケーブルテレビ放送システムの構成図である。
図1において、ケーブルテレビ放送システムは、自主放送装置1、再送信装置2、混合部3、ケーブルテレビ(CATV)網4、および受信機5を含んでいる。自主放送装置1は、ケーブルテレビ事業者が自ら制作した番組を放送するため装置である。再送信装置2は、放送局から送信された地上デジタル放送を受信して変調変換し、CATV網4へ再送信する装置である。混合部3は、自主放送装置1および再送信装置2の出力信号(例えば、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)信号)を混合して、CATV網4へ出力する。CATV網4は、ケーブルテレビの放送網であり、受信機5は、当該CATV網4を介してデジタル放送を受信する視聴者が所有する装置である。
このようなケーブルテレビ放送システムを用いて、ケーブルテレビ事業者が自主放送を運用する場合には、地上デジタル放送を送信するCATV網4と同じネットワークに自主放送装置1を自主放送が送信される。そして、受信機5では、自主放送を地上デジタル放送の1番組として視聴を行うことができる。なお、ケーブルテレビにおける自主放送は、主にケーブルテレビ事業者の自主制作番組の放送であり、同時再送信する放送以外は全て自主放送に区分される。例えば、本発明における「自主放送」は、自主制作番組の他に、時間をずらした再送信や番組の一部に変更を加えた再送信等も含んでいる。
次に、図2を用いて、第1の実施形態に係る自主放送装置1の構成について説明する。なお、図2は、当該自主放送装置1の構成を示すブロック図である。
図2において、自主放送装置1は、トランスポートストリーム(TS)入力部11、TS多重部12、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調部13、通信部14、NIT(Network Information Table)取得部15、リモコンキーID判別部16、およびシステム制御部17を備えている。TS入力部11は、ケーブルテレビ事業者が制作した自主放送用コンテンツ(番組)をデジタル放送信号として自主放送装置1に入力する。TS多重部12は、TS入力部11に入力された番組のデジタル放送信号を多重する。64QAM変調部13は、TS多重部12が多重したデジタル放送信号を64QAM変調し、混合部3へ出力する。通信部14は、再送信装置2(図1参照)と通信を行う。NIT取得部15は、通信部14を介して再送信装置2からNITを取得する。リモコンキーID判別部16は、NIT取得部15が取得したNITからリモコンキーIDを抽出して判別する。システム制御部17は、TS多重部12がデジタル放送信号を多重する動作を制御しており、リモコンキーID設定部171を含んでいる。リモコンキーID設定部171は、自主放送のNITにリモコンキーIDを設定する。
次に、図3を参照して、デジタル放送信号のNITについて説明する。なお、図3は、NITのデータ構造の一例を示す図である。
図3において、デジタル放送のNITには、ネットワークID(network_id:図3におけるIDn)、トランスポートストリームID(transport_stream_id:IDts)、およびオリジナルネットワークID(original_network_id:IDon)が記述されている。また、NITは、各種記述子が記述された第2ループDl2を含んでいる。
次に、図4を参照して、TS(Transport Stream)情報記述子について説明する。なお、図4は、TS情報記述子のデータ構造の一例を示す図である。
図4において、TS情報記述子は、NITに記述された第2ループDl2に含まれている。TS情報記述子は、リモコンキーID(remote_control_key_id:IDrck)が記述されている。リモコンキーIDは、後述する受信機のリモコン50に装備された1〜12を示すワンタッチボタンに、それぞれ放送局を割当てるための番号を指定する。
次に、図2〜図5を参照して、自主放送装置1を用いてCATV網4を介して地上デジタル放送を行う際の処理の流れについて説明する。なお、図5は、自主放送装置1を用いて地上デジタル放送を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
図5において、まず自主放送装置1のNIT取得部15は、通信部14を介して、再送信装置2からNITを取得し、取得したNITをリモコンキーID判別部16に出力する(ステップS1)。次に、リモコンキーID判別部16は、NIT取得部15から出力されたNITを解析し、第2ループDl2を抽出する。さらに、リモコンキーID判別部16は、抽出した第2ループDl2に記述されたTS情報記述子を検索してリモコンキーID(IDrck)を抽出し、当該リモコンキーIDをリモコンキーID設定部171に出力する(ステップS2)。自主放送装置1は、これらステップS1およびS2の処理を再送信装置2の数(例えば、再送信する対象の地上デジタル放送局数)分繰り返す。
次に、リモコンキーID設定部171は、リモコンキーID判別部16から受け取った地上デジタル放送のリモコンキーIDと重複しないように自主放送用のNITに記載するリモコンキーIDを設定する(ステップS3)。そして、システム制御部17は、リモコンキーID設定部171で設定したリモコンキーIDを含むNIT生成して、TS多重部12に出力し(ステップS4)、当該フローチャートによる処理を終了する。これらの処理によって、自主放送用のNITには地上デジタル放送のリモコンキーIDと重複しないリモコンキーIDが記載され、当該NITを有する自主放送のデジタル放送信号が自主放送装置1から混合部3へ出力される。なお、上記ステップS4において、システム制御部17は、NITに記述するネットワークID(IDn)、トランスポートストリームID(IDts)、およびオリジナルネットワークID(IDon)の値を全て自主放送用の値に設定する。
図6は、図5に示したフローチャートによる処理によって、地上デジタル放送のリモコンキーIDと自主放送運用時のリモコンキーIDとを設定した一例を示す図である。なお、図6の左図は地上デジタル放送のリモコン割当て例を示し、右図は自主放送運用時にリモコンキーID設定部171がリモコン割当てを行った例を示している。
図6の左図に示すように、再送信装置2から取得したNITに応じて、地上デジタル放送局Aに対応してリモコンキーID「1」、地上デジタル放送局Bに対応してリモコンキーID「4」、地上デジタル放送局Cに対応してリモコンキーID「7」、地上デジタル放送局Dに対応してリモコンキーID「8」、地上デジタル放送局Eに対応してリモコンキーID「10」、および地上デジタル放送局Fに対応してリモコンキーID「11」がそれぞれ設定されている。そして、リモコンキーID「2」、「3」、「5」、「6」、「9」、および「12」が未使用となっている。このような場合、リモコンキーID設定部171は、未使用となっているリモコンキーIDから自主放送用のリモコンキーIDを設定する。例えば、図6の右図に示すように、リモコンキーID設定部171は、自主放送に対応してリモコンキーID「12」を設定している。このように、自主放送運用時には、地上デジタル放送で用いられているリモコンキーIDと重複しないように自主放送のリモコンキーIDが設定される。
次に、図7を参照して、第1の実施形態に係る受信機5の構成について説明する。なお、他の実施形態に係る受信機と区別するために、第1の実施形態に係る受信機に参照符号5aを付与する。また、図7は、当該受信機5aの構成を示すブロック図である。
図7において、受信機5aは、所定のバスで接続されたチューナ部51、復調部52、TS分離部53、デコーダ部54、出力部55、CPU56a、メモリ57a、およびリモコン受信部58を備えており、典型的には視聴者のリモコン50の操作に応じて動作する。チューナ部51は、CATV網4を介して伝送されるデジタル放送の周波数を選局する。復調部52は、チューナ部51が選局して出力したデジタル放送信号を復調する。TS分離部53は、復調部52で復調され複数のサービスが多重されたデジタル放送信号を分離処理する。デコーダ部54は、TS分離部53が分離処理したデジタル信号をデコードする。出力部55は、デコーダ部54がデコードした映像、音声、およびデータ信号を出力する。CPU56aは、受信機5aの動作を制御し、例えば所定の記録媒体(図示せず)に格納された本発明を実現するプログラムをロードすることによって各部の動作制御を行う。メモリ57aは、各種データを保存し、CPU56aの処理における記録領域としても用いられる。そして、リモコン受信部58は、リモコン50からの制御信号を受信する。リモコン50は、視聴者の操作に応じて、受信機5aを赤外線信号等により制御信号を出力し、当該受信機5aの遠隔から操作する。
CPU56aは、NIT取得部561、リモコンキーID判別部562、およびリモコンキー動作対応部563を含んでいる。また、メモリ57aは、自主放送用リモコンキーID格納部571を含んでいる。NIT取得部561は、TS分離部53で分離したデータからNITを取得する。リモコンキーID判別部562は、NIT取得部561が取得したNITを解析し、リモコンキーIDを判別する。自主放送用リモコンキーID格納部571は、メモリ57a上に予め自主放送用のリモコンキーIDを示す値を格納する記憶領域である。そして、リモコンキー動作対応部563は、リモコンキー番号と放送局および自主放送との対応を関連付けて管理する。なお、予め自主放送用リモコンキーID格納部571に格納する自主放送用のリモコンキーIDを示す値は、受信機5aのソフトウェアに予め設定された固定値であってもいいし、外部からの書き換え装置等により書き換え可能な可変値であってもかまわない。
図8は、リモコン50の2つの例を示す外観図である。なお、図8(a)は自主放送選局ボタン502が装備されたリモコン50aの外観例であり、図8(b)は自主放送選局ボタン502が装備されていない従来型のリモコン50bの外観例である。
図8(a)において、リモコン50aは、ワンタッチボタン群501および自主放送選局ボタン502が装備されている。ワンタッチボタン群501は、1〜12の数値が12個のボタンにそれぞれ設定されており、視聴者が何れかのボタンを押下することによってその数値に応じたリモコン番号に割当てられた放送局を選局することができる。自主放送選局ボタン502は、視聴者が押下することによって、自主放送をワンタッチで選局することができる。なお、リモコン50aは、一般的に音量の増減等、他の動作を指示する操作部が装備されているが、本発明と関連しないため詳細な説明を省略する。
図8(b)において、リモコン50bは、リモコン50aと同様のワンタッチボタン群501が装備されている。つまり、視聴者は、リモコン50bのワンタッチボタン群501から何れかのボタンを押下することによって、その数値に応じたリモコン番号に割当てられた放送局を選局することができる。なお、リモコン50bにも、一般的に音量の増減等、他の動作を指示する操作部が装備されているが、本発明と関連しないため詳細な説明を省略する。
次に、図9を参照して、受信機5aがワンタッチボタンを設定する流れについて説明する。なお、図9は、受信機5aがワンタッチボタンを設定する動作を示すフローチャートである。
図9において、受信機5aにおいて、地上デジタル放送および自主放送を受信するためには、まず受信機5aが設置されている受信場所に基づいた地域設定を行う(ステップS11)。この地域設定は、受信可能な放送に関する番組表やデータ放送受信等の設定のために行われ、地上デジタル放送を受信できる受信機には標準的に装備されている機能である。
次に、受信機5aは、地域設定が完了すると受信可能な放送を判別するためにチューナ部51で周波数を下限周波数から上限周波数までスイープさせ(周波数スキャン)、復調部52およびTS分離部53でデジタル放送信号を抽出する(ステップS12)。そして、NIT取得部561は、受信可能な放送と判断すれば当該放送のNITを取得する。
次に、リモコンキーID判別部562は、取得した全放送のNITを対象として、それぞれ自主放送用リモコンキーID格納部571に格納された自主放送用のリモコンキーIDと比較し、取得したNIT中に自主放送用のリモコンキーIDが記述されているものがあるか否かを判断する(ステップS13)。そして、取得したNIT中に自主放送用のリモコンキーIDが記述されているものがある場合、リモコンキーID判別部562は、当該NITに記述されたネットワークID(IDn)、トランスポートストリームID(IDts)、またはオリジナルネットワークID(IDon)が自主放送用の値を示しているか否かを判断する(ステップS14)。上記自主放送用の値は、上記ステップS4で自主放送装置1がNITを生成する際に設定したケーブルテレビ事業者の自主放送のための固有値であり、一般的には、IDn、IDts、およびIDon全てに同じ値が付与されてNITに記述されている。したがって、上記ステップS14では、リモコンキーID判別部562は、IDn、IDts、およびIDonの何れか1つが自主放送用の値を示しているか否かを判断すればよい。そして、受信機5aは、IDn、IDts、またはIDonが自主放送用の値を示している場合、処理を次のステップS16に進める。一方、受信機5aは、取得したNIT中に自主放送用のリモコンキーIDが記述されているものがない場合(ステップS13でNo)、あるいはIDn、IDts、またはIDonが全て自主放送用の値を示していない場合(ステップS14でNo)、処理を次のステップS15に進める。
ステップS16において、リモコンキー動作対応部563は、当該放送局の選局情報をリモコンキーIDが示すワンタッチボタン群501の何れか1つのボタンおよび自主放送選局ボタン502に対応付けて紐付け設定する。そして、受信機5aは、処理を次のステップS19に進める。
ステップS15において、リモコンキーID判別部562は、取得した全放送のNITを対象として、当該NITに記述されたIDn、IDts、およびIDonの何れかが自主放送用の値を示しているか否かを判断する。そして、IDn、IDts、およびIDonの何れかが自主放送用の値を示している場合、リモコンキーID判別部562は、自主放送用リモコンキーID格納部571に格納された自主放送用のリモコンキーIDを変更して(ステップS17)、処理を上記ステップS16に進める。具体的には、ステップS17において、リモコンキーID判別部562は、自主放送用リモコンキーID格納部571に格納する自主放送用のリモコンキーIDを、自主放送用の値を示すIDn、IDts、およびIDonを含むNITに記述されたリモコンキーIDに更新する。一方、IDn、IDts、およびIDonの何れも自主放送用の値を示していない場合、リモコンキー動作対応部563は、各放送局の選局情報をそれぞれのリモコンキーIDに応じてワンタッチボタン群501のボタンに関連付ける設定を行い(ステップS18)、処理を上記ステップS19に進める。つまり、ステップS18においては、自主放送に関する設定が行われない。
ステップS19において、受信機5aは、上述した関連付け処理結果を含めて、地上デジタル放送および自主放送を選局するための選局情報の対応付けを記述した選局リストを生成してメモリ57aに格納する。そして、受信機5aは、当該フローチャートによる処理を終了する。
図10は、上述したフローチャートによる処理によって、リモコン50aまたは50bに装備された各操作ボタンに割当てられた放送局および自主放送の一例を示す図である。図6の右図に示すような関連付けでリモコンキーID設定部171が設定(つまり、自主放送に対応してリモコンキーID「12」を設定)して地上デジタル放送および自主放送がCATV網4に送信されている場合、受信機5aにおけるリモコン番号の割当てが図10のようになる。具体的には、リモコンキー動作対応部563は、地上デジタル放送局Aに対応してリモコン番号「1」、地上デジタル放送局Bに対応してリモコン番号「4」、地上デジタル放送局Cに対応してリモコン番号「7」、地上デジタル放送局Dに対応してリモコン番号「8」、地上デジタル放送局Eに対応してリモコン番号「10」、地上デジタル放送局Fに対応してリモコン番号「11」、および自主放送に対応してリモコン番号「12」がそれぞれ設定される。このように、地上デジタル放送である放送局A〜Fおよび自主放送がそれぞれ重複しないようにワンタッチボタン群501のボタンに割当てられている。なお、リモコン50aに装備された自主放送選局ボタン502は、自主放送を選局するための情報が割当てられる。
また、自主放送の送信側装置となる自主放送装置1が他の地上デジタル放送との重複を避けるために自主放送のリモコンキーIDを変更した場合、受信側装置となる受信機5aもその変更に応じて自主放送用リモコンキーID格納部571に格納する自主放送用のリモコンキーIDを更新する。したがって、地上デジタル放送および自主放送のリモコンキーIDの重複を防止しながら、送信側装置のリモコンキーIDの変更を受信側装置の設定に反映することができる。つまり、視聴者は、自主放送におけるリモコンキーIDの変更に関する設定のための操作が不要であり、自主放送が常にワンタッチボタンの何れかに割当てられるため自主放送を視聴するための操作が容易である。
なお、上述した自主放送のリモコンキーIDの変更に関する効果を期待しない場合、受信機5aの自主放送用リモコンキーID格納部571に格納する自主放送用のリモコンキーIDは、固定値としてもかまわない。この場合、図9に示したステップS14、S15、およびS17の処理が不要となり、ステップS13で「Yes」の場合にステップS16に処理を進め、ステップS13で「No」の場合にステップS18に処理を進めることによって、他は同様の処理で実現することができる。これは、ケーブルテレビ事業者において、自主放送を固定したリモコン番号の押下によって視聴可能としたいときに適用可能な方式であり、地上デジタル放送を受信する地域において空きが保証されたリモコン番号があれば、そのリモコン番号を自主放送用のリモコンキーIDに固定する。このように自主放送用のリモコンキーIDを固定値とすれば、自主放送の運用面や視聴者サポートの面で有利となる。つまり、ケーブルテレビ事業者の自主放送運用態様に応じて、リモコンキーID、ネットワークID、トランスポートストリームID、およびオリジナルネットワークIDの少なくとも1つを用いて、リモコンキーID判別部562がCATV網4に放送されている自主放送の有無を判別すればよい。
このように、自主放送装置1および受信機5aの動作によって、全ての放送のリモコンキーIDが重複せずに送信され、視聴者のリモコンに装備されたワンタッチボタンにそれぞれ割当てられるため、煩雑な操作を必要とせず地上デジタル放送およびケーブルテレビ事業者の自主放送を受信することができる。さらに、自主放送選局ボタン502が装備されたリモコン50aにおいては、さらに自主放送をより容易に視聴することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態に係るCATVでの自主放送の運用を示すケーブルテレビ放送システムについて説明する。なお、当該ケーブルテレビ放送システムでは、受信側装置で行う上述した自主放送用のリモコンキーIDの判別を用いて、EPG(Electric Program Guide:電子番組表)の表示順序を制御する態様である。なお、第2の実施形態に係るケーブルテレビ放送システムの構成および自主放送装置1の内部構成や自主放送装置1の動作は、第1の実施形態と同様であり(図1〜図6参照)、受信機5の内部構成のみが異なる。したがって、第2の実施形態では、受信機5以外の構成要素については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。また、受信機5以外の構成要素の動作についての詳細な説明も省略する。なお、他の実施形態に係る受信機と区別するために、第2の実施形態に係る受信機に参照符号5bを付与する。また、図11は、当該受信機5bの構成を示すブロック図である。
図11において、受信機5bの大略的な構成については第1の実施形態で説明した受信機5aと同一であり、CPUおよびメモリの内部に構成される機能ブロックが異なる。したがって、第2の実施形態に係るCPUおよびメモリにそれぞれ参照符号56bおよび57bを付して他の実施形態と区別し、受信機5aと同一の構成要素については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。また、受信機5aと同一の構成要素における動作は、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
CPU56bは、NIT取得部561、リモコンキーID判別部562、EPG並び順設定部564、およびEPG表示制御部565を含んでいる。NIT取得部561およびリモコンキーID判別部562は、第1の実施形態と同様である。EPG並び順設定部564は、EPGにおける放送局の表示並び順を設定する。EPG表示制御部565は、EPG並び順設定部564が設定した表示並び順に基づいて、EPGの表示制御を行う。
NIT取得部561およびリモコンキーID判別部562は、第1の実施形態と同様にNITを取得し、自主放送用のリモコンキーIDを判別する。そして、リモコンキーID判別部562は、自主放送用のリモコンキーIDを判別するとEPG並び順設定部564に自主放送用のリモコンキーIDを通知する。EPG並び順設定部564は、NIT取得部561が取得したNITを用いて地上デジタル放送のEPG並び順を設定する。ここで、EPG並び順設定部564は、EPGの並び順を例えば各放送の地域識別番号から設定する。上記通知を受けたEPG並び順設定部564は、EPGの並び順を決定する際に、必ずEPGで表示される先頭に自主放送用のチャネルが表示されるようにEPG並び順を設定する。EPG表示制御部565は、EPG並び順設定部564によって設定されたEPG並び順となるようにEPGを表示制御し、EPGを所定の表示画面(図示せず)に表示させる。
図12は、EPG並び順設定部564がEPG並び順を設定した場合のEPGの表示例である。なお、上図は地上デジタル放送のみを表示する場合のEPG表示例、下図は地上デジタル放送および自主放送を表示する場合のEPG表示例である。
図12の上図において、地上デジタル放送のみEPG表示する例では、放送局A〜Eに対して時間9:00〜13:00の時間帯で放送される番組がそれぞれ表示されている。これに対して、図12の下図において、地上デジタル放送および自主放送を表示する例では、EPGで示される先頭列に自主放送が表示され、自主放送および放送局A〜Eに対して時間9:00〜13:00の時間帯で放送される番組がそれぞれ表示されている。
このように、自主放送が運用されている際、自主放送用のリモコンキーIDを判別結果に基づいて、受信機5bでは必ず自主放送用の番組が先頭にEPG表示される。したがって、視聴者が自主放送を視聴するための操作を容易にすることができるとともに、自主放送の視聴を促す効果も得られる。
なお、第2の実施形態の説明では、自主放送を先頭列にしてEPG並び順を設定する例を示したが、EPG並び順設定部564およびEPG表示制御部565は、任意の順序でEPGの表示制御を行うことができることは言うまでもない。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態に係るCATVでの自主放送の運用を示すケーブルテレビ放送システムについて説明する。なお、当該ケーブルテレビ放送システムでは、受信側装置で行う上述した自主放送用のリモコンキーIDの判別を用いて、受信機5の電源ONに応じて最初に選局するチャネルを制御する態様である。なお、第3の実施形態に係るケーブルテレビ放送システムの構成および自主放送装置1の内部構成や自主放送装置1の動作は、第1の実施形態と同様であり(図1〜図6参照)、受信機5の内部構成のみが異なる。したがって、第3の実施形態では、受信機5以外の構成要素については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。また、受信機5以外の構成要素の動作についての詳細な説明も省略する。なお、他の実施形態に係る受信機と区別するために、第3の実施形態に係る受信機に参照符号5cを付与する。また、図13は、当該受信機5cの構成を示すブロック図である。
図13において、受信機5cの大略的な構成については第1の実施形態で説明した受信機5aと同一であり、CPUおよびメモリの内部に構成される機能ブロックが異なる。したがって、第3の実施形態に係るCPUおよびメモリにそれぞれ参照符号56cおよび57cを付して他の実施形態と区別し、受信機5aと同一の構成要素については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。また、受信機5aと同一の構成要素における動作は、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
CPU56cは、NIT取得部561、リモコンキーID判別部562、および選局制御部566を含んでいる。また、メモリ57cは、選局情報格納部572を含んでいる。選局制御部566は、自主放送用のリモコンキーIDの判別結果に基づいて、チューナ部51の選局制御を行う。選局情報格納部572は、受信機5cの電源がOFFされた際に最後の選局情報を格納する記憶領域である。
次に、図14を参照して、受信機5cが選局するチャネルを制御するために選局情報格納部572に選局情報を格納する動作について説明する。なお、図14は、受信機5cが選局情報格納部572に選局情報を格納する動作を示すフローチャートである。
図14において、NIT取得部561およびリモコンキーID判別部562は、第1の実施形態と同様にNITを取得し、自主放送用のリモコンキーIDを判別している。このような状態で受信機5cが番組を選局した際(ステップS31)、選局制御部566は、リモコンキーID判別部562が自主放送のリモコンキーIDを判別できているか否かを判断する(ステップS32)。自主放送のリモコンキーIDを判別できている場合(すなわち、図9のステップS16の処理が行われているとき)、選局制御部566は、現在視聴中の番組(チャネル)の変わりに、自主放送の選局情報を選局情報格納部572に格納して(ステップS33)、当該フローチャートによる処理を終了する。一方、自主放送のリモコンキーIDを判別できていない場合(すなわち、図9のステップS18の処理が行われているとき)、選局制御部566は、現在選局中の番組の選局情報を選局情報格納部572に格納し(ステップS34)、当該フローチャートによる処理を終了する。
上述したフローチャートによる動作に基づいて、選局情報格納部572に選局情報が格納された後、受信機5cの電源OFFされ、再度受信機5cの電源がONされる。受信機5cの電源がONになると、選局制御部566は、選局情報格納部572に格納された選局情報に基づいてチャネルが選局されるようにチューナ部51を制御する。
図15は、受信機5cの電源OFFおよびONによって表示装置6に表示される映像の一例である。図15において、受信機5cは、視聴者からの選局操作等に基づいて番組を選局しており(ステップS31)、表示装置6には放送局Aの「プロ野球」の映像Dp1が表示されている。その後、受信機5cの電源がOFFされた後、再度受信機5cの電源がONされる。そのとき、自主放送の設定がないと表示装置6には電源OFF直前に選局していた放送局Aの映像Dp2が再び表示されるが、自主放送の設定があると表示装置6には自主放送の「お知らせ」の映像Dp3が表示される。つまり、自主放送の運用有無によって、受信機5cのラストチャネルの制御が可能となる。
このように、第3の実施形態では、自主放送用のリモコンキーIDを判別結果に基づいて、自主放送運用時には受信機5cにおいて電源ON直後の選局制御を行うことにより、電源ON時に常に自主放送を視聴者に視聴させることができ、自主放送の視聴を促す効果を向上することができる。
なお、上述したケーブルテレビ放送システムでは、CATV網4へ送出するデジタル放送信号の変調方式として64QAMを用いているが、他の方式でもかまわない。例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重変調方式)を用いてデジタル放送信号をCATV網4へ送出してもかまわない。
本発明に係るケーブルテレビ放送装置、受信機、ケーブルテレビ放送システム、ケーブルテレビ放送方法、およびケーブルテレビ受信方法は、自主放送を視聴する視聴者の利便性を向上させることができ、ケーブルテレビ網等を介して放送または受信する装置や方法として有用である。
本発明の第1〜第3の実施形態に係るケーブルテレビ放送システムの構成図 図1の自主放送装置1の構成を示すブロック図 デジタル放送信号に含まれるNITのデータ構造の一例を示す図 TS情報記述子のデータ構造の一例を示す図 図2の自主放送装置1を用いて地上デジタル放送を行う際の処理の流れを示すフローチャート 図5のフローチャートによる処理によって、地上デジタル放送のリモコンキーIDと自主放送運用時のリモコンキーIDとを設定した一例を示す図 本発明の第1の実施形態に係る受信機5aの構成を示すブロック図 リモコン50の2つの例を示す外観図 図7の受信機5aがワンタッチボタンを設定する動作を示すフローチャート 図9のフローチャートによる処理によって、リモコン50aまたは50bに装備された各操作ボタンに割当てられた放送局および自主放送の一例を示す図 本発明の第2の実施形態に係る受信機5bの構成を示すブロック図 図11のEPG並び順設定部564がEPG並び順を設定した場合のEPGの表示例 本発明の第3の実施形態に係る受信機5cの構成を示すブロック図 図13の受信機5cが選局情報格納部572に選局情報を格納する動作を示すフローチャート 図13の受信機5cの電源OFFおよびONによって表示装置6に表示される映像の一例 従来の受信機における地上デジタル放送の選局のための3桁または3桁+枝番号の付与方法を示すフローチャート
符号の説明
1…自主放送装置
11…TS入力部
12…TS多重部
13…64QAM変調部
14…通信部
15…NIT取得部
16…リモコンキーID判別部
17…システム制御部
171…リモコンキーID設定部
2…再送信装置
3…混合部
4…CATV網
5…受信機
6…表示装置
50…リモコン
501…ワンタッチボタン群
502…自主放送選局ボタン
51…チューナ部
52…復調部
53…TS分離部
54…デコーダ部
55…出力部
56…CPU
561…NIT取得部
562…リモコンキーID判別部
563…リモコンキー動作対応部
564…EPG並び順設定部
565…EPG表示制御部
566…選局制御部
57…メモリ
571…自主放送用リモコンキーID格納部
572…選局情報格納部
58…リモコン受信部

Claims (13)

  1. ケーブルテレビ網を介して、同時再送信する地上デジタル放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を特定の変調方式で伝送するケーブルテレビ放送装置であって、
    前記自主放送用のコンテンツを取得してデジタル放送信号を出力する入力部と、
    前記同時再送信する地上デジタル放送波から当該地上デジタル放送のリモートコントロールキー識別番号が少なくとも記述された情報をそれぞれ取得する再送信情報取得部と、
    前記再送信情報取得部が取得した情報からそれぞれリモートコントロールキー識別番号を判別するリモコンキー番号判別部と、
    前記リモコンキー番号判別部が判別したリモートコントロールキー識別番号に基づいて、前記自主放送のリモートコントロールキー識別番号を設定するリモコンキー番号設定部と、
    前記リモコンキー番号設定部が設定した自主放送のリモートコントロールキー識別番号が記述された番組配列情報を設定する番組配列情報設定部と、
    前記番組配列情報設定部が設定した番組配列情報を前記入力部から出力されるデジタル放送信号に含ませて多重する多重部と、
    前記多重部が多重したデジタル放送信号を前記特定の変調方式で変調して送出する変調部とを備える、ケーブルテレビ放送装置。
  2. 前記リモコンキー番号設定部は、前記リモコンキー番号判別部が判別した全てのリモートコントロールキー識別番号と重複しない番号を、前記自主放送のリモートコントロールキー識別番号に設定することを特徴とする、請求項1に記載のケーブルテレビ放送装置。
  3. 前記再送信情報取得部が取得する情報は、地上デジタル放送波に含まれるNIT(Network Information Table)を含む情報であり、
    前記リモートコントロールキー識別番号は、前記NITに記述されたリモートコントロールキーID(remote_control_key_id)で示される数値であることを特徴とする、請求項1に記載のケーブルテレビ放送装置。
  4. 前記番組配列情報設定部は、ネットワークID(network_id)、トランスポートストリームID(transport_stream_id)、およびオリジナルネットワークID(original_network_id)の少なくとも1つに前記自主放送を示す数値を記述したNITを前記番組配列情報に含ませて設定することを特徴とする、請求項1に記載のケーブルテレビ放送装置。
  5. ケーブルテレビ網を介して、ケーブルテレビ放送装置から同時再送信された地上デジタル放送および当該同時再送信された放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を受信する受信機であって、
    前記ケーブルテレビ網を介してデジタル放送信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信したデジタル放送信号から番組配列情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーID(remote_control_key_id)、ネットワークID(network_id)、トランスポートストリームID(transport_stream_id)、およびオリジナルネットワークID(original_network_id)の少なくとも1つを用いて、前記自主放送を判別する判別部と、
    前記判別部が自主放送を判別したとき、当該自主放送の受信に関する前記受信部の動作を設定する自主放送受信設定部とを備える、受信機。
  6. 前記受信機は、
    視聴者が複数の数値から1つの数値を選択することによって、前記受信部が受信するデジタル放送信号の選局を行う数値選局部と、
    自主放送用の前記数値をリモートコントロールキー識別番号として格納するリモコンキーID格納部を、さらに備え、
    前記判別部は、前記番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーIDが示す数値と前記リモコンキーID格納部に格納されたリモートコントロールキー識別番号との一致によって、前記自主放送を判別することを特徴とする、請求項5に記載の受信機。
  7. 前記自主放送受信設定部は、前記判別部が前記番組配列情報に含まれるネットワークID、トランスポートストリームID、およびオリジナルネットワークIDの少なくとも1つを用いて前記自主放送を判別したとき、当該番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーIDが示す数値を前記リモコンキーID格納部にリモートコントロールキー識別番号として格納することを特徴とする、請求項6に記載の受信機。
  8. 前記受信機は、視聴者の操作に応じて前記自主放送のみを選局する自主放送選局部を、さらに備え、
    前記自主放送受信設定部は、前記判別部が自主放送を判別したとき、前記受信部が当該自主放送を受信するための選局情報を設定し、
    前記受信部は、前記自主放送選局部への操作に応じて、前記選局情報に基づいたデジタル放送信号を受信することを特徴とする、請求項5に記載の受信機。
  9. 前記自主放送受信設定部は、前記判別部が判別した自主放送を所定の並び位置に配置して、電子番組表における地上デジタル放送および自主放送の並び順を設定するEPG並び順設定部を含み、
    前記受信機は、前記EPG並び順設定部が設定した並び順に基づいて、表示装置に表示する電子番組表の放送局表示順を制御するEPG表示制御部を、さらに備える、請求項5に記載の受信機。
  10. 前記受信機は、
    前記受信機が起動したときに最初に選局するデジタル放送信号を示す選局情報を格納する選局情報格納部と、
    前記受信機が起動したとき、前記選局情報格納部に格納された選局情報に基づいて、前記受信部が受信するデジタル放送信号を選局する選局制御部とを、さらに備え、
    前記自主放送受信設定部は、前記判別部が判別した自主放送に関する選局情報を前記選局情報格納部に格納することを特徴とする、請求項5に記載の受信機。
  11. ケーブルテレビ網を介して、同時再送信する地上デジタル放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を特定の変調方式で伝送するケーブルテレビ放送装置と当該デジタル放送信号を受信する受信機とを含むケーブルテレビ放送システムであって、
    前記ケーブルテレビ放送装置は、
    前記自主放送用のコンテンツを取得してデジタル放送信号を出力する入力部と、
    前記同時再送信する地上デジタル放送波から当該地上デジタル放送のリモートコントロールキー識別番号が少なくとも記述された情報をそれぞれ取得する再送信情報取得部と、
    前記再送信情報取得部が取得した情報からそれぞれリモートコントロールキー識別番号を判別するリモコンキー番号判別部と、
    前記リモコンキー番号判別部が判別したリモートコントロールキー識別番号に基づいて、前記自主放送のリモートコントロールキー識別番号を設定するリモコンキー番号設定部と、
    前記リモコンキー番号設定部が設定した自主放送のリモートコントロールキー識別番号が記述された番組配列情報を設定する番組配列情報設定部と、
    前記番組配列情報設定部が設定した番組配列情報を前記入力部から出力されるデジタル放送信号に含ませて多重する多重部と、
    前記多重部が多重したデジタル放送信号を前記特定の変調方式で変調して前記ケーブルテレビ網に送出する変調部とを備え、
    前記受信機は、
    前記ケーブルテレビ網を介してデジタル放送信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信したデジタル放送信号から番組配列情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーID(remote_control_key_id)、ネットワークID(network_id)、トランスポートストリームID(transport_stream_id)、およびオリジナルネットワークID(original_network_id)の少なくとも1つを用いて、前記自主放送を判別する判別部と、
    前記判別部が自主放送を判別したとき、当該自主放送の受信に関する前記受信部の動作を設定する自主放送受信設定部とを備える、ケーブルテレビ放送システム。
  12. ケーブルテレビ網を介して、同時再送信する地上デジタル放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を特定の変調方式で伝送するケーブルテレビ放送方法であって、
    前記自主放送用のコンテンツを取得してデジタル放送信号を出力する入力ステップと、
    前記同時再送信する地上デジタル放送波から当該地上デジタル放送のリモートコントロールキー識別番号が少なくとも記述された情報をそれぞれ取得する再送信情報取得ステップと、
    前記再送信情報取得ステップで取得した情報からそれぞれリモートコントロールキー識別番号を判別するリモコンキー番号判別ステップと、
    前記リモコンキー番号判別ステップで判別したリモートコントロールキー識別番号に基づいて、前記自主放送のリモートコントロールキー識別番号を設定するリモコンキー番号設定ステップと、
    前記リモコンキー番号設定ステップで設定した自主放送のリモートコントロールキー識別番号が記述された番組配列情報を設定する番組配列情報設定ステップと、
    前記番組配列情報設定ステップで設定した番組配列情報を前記入力ステップで出力されるデジタル放送信号に含ませて多重する多重ステップと、
    前記多重ステップで多重したデジタル放送信号を前記特定の変調方式で変調して送出する変調ステップとを含む、ケーブルテレビ放送方法。
  13. ケーブルテレビ網を介して、同時再送信された地上デジタル放送および当該同時再送信された放送とは異なった自主放送のデジタル放送信号を受信するケーブルテレビ受信方法であって、
    前記ケーブルテレビ網を介してデジタル放送信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信したデジタル放送信号から番組配列情報を取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップで取得した番組配列情報に含まれるリモートコントロールキーID(remote_control_key_id)、ネットワークID(network_id)、トランスポートストリームID(transport_stream_id)、およびオリジナルネットワークID(original_network_id)の少なくとも1つを用いて、前記自主放送を判別する判別ステップと、
    前記判別ステップで自主放送を判別したとき、当該自主放送の受信に関する前記受信ステップの動作を設定する自主放送受信設定ステップとを含む、ケーブルテレビ受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010177843A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Funai Electric Co Ltd 放送受信装置
JP2015195525A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 マスプロ電工株式会社 多重化装置及びデジタル変調器
JP2016092702A (ja) * 2014-11-08 2016-05-23 ミハル通信株式会社 放送信号多重化装置および放送信号多重化方法

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