JP2007274345A - 受信機 - Google Patents

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亨 山岸
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Abstract

【課題】従来の受信機では、サイマル放送を行っている地上波デジタル放送を選局するまで時間がかかってしまう。また、地上波アナログ放送が停波した後も、ユーザーは毎回同じ操作をして地上波デジタル放送を選局し直さなければならず、選局作業が煩わしい。
【解決手段】地上波アナログ放送の所望チャンネルを選局すると、同時に、選局した地上波アナログ放送局に該当する地上波デジタル放送局があるときには選局を行う(S11)。次に、選局したアナログ放送局の放送信号が無信号であると判定した場合は、選局された地上波アナログ放送局に該当する地上波デジタル放送局があるときは、S11で選局開始した該当する地上波デジタル放送局へ自動的に切り換える(S14)。これにより、地上波アナログ放送が停波された場合でも、ユーザーに地上波デジタル放送のみに変わったことを意識させることなく、従来と同じ感覚で地上波デジタル放送を視聴できる。
【選択図】図5

Description

本発明は受信機に係り、特にサイマル放送されている地上波アナログ放送と地上波デジタル放送両方が受信可能な受信機に関する。
地上波デジタル放送の普及に伴い、地上波アナログ放送と地上波デジタル放送両方を受信できる受信機が開発されている。その中で今後の地上波アナログ放送が終了して地上波デジタル放送に移行するということで、原則的に地上波アナログ放送と地上波デジタル放送はサイマル放送、つまり同一の番組が放送されている。
まず、最初に地上波デジタル放送を受信するための仕組みについて説明する。地上波デジタル放送においては、地域により放送局が異なり、その放送局毎に放送している周波数が異なる。地上波デジタル放送は通常UHF帯の13チャンネルから62チャンネルのいずれかのチャンネルによって行われる。
よって、テレビを購入したり、引っ越しをしたりした場合に、最初にどこの物理チャンネルでどういう放送を行っているかを調査するため、チャンネルスキャンを行う。実際のチャンネルスキャンを行う時には通常以下の手順を踏む。まず、上記のように各チャンネルに選局をする。そして、そこにデジタル放送が存在するかどうかを地上波デジタル放送で使われるOFDM信号(直交周波数分割多重信号)にロックがかかるか、OFDM信号の復調が可能であるか、更に復調して得られたMPEG(Moving Picture Experts Group)のTS(Transport Stream)の中から正しいPSI(Program Specific Information:プログラム仕様情報)、SI(Service Information:番組配列情報)が受信できるか、そこに正常な放送局の情報が書いてあるかを検出することにより判断する。デジタル放送が存在するとわかった時には受信機内部の不揮発のメモリにその情報を記憶しておく。現在、まだ地上波デジタル放送は一部地域でしか開始されていないことから、その地域の放送局が開局すると新たにチャンネルスキャンを行う必要があるケースもある。
一方、地上波デジタル受信機においては、ユーザーの居住地域(都道府県単位、あるいはもっと細かく)を設定する。これは設定された地域で放送している放送局を域内放送局としてリモートコントローラ(以下、リモコンと略す)の選局ボタンに優先的に割り付けるために行う。このために域内、域外の放送局を判別するために、各地域の放送局の一覧表を受信機として持っている。
地上波デジタル放送においては、放送に含まれるNIT(Network Information Table)のTS情報記述子に含まれるremote_control_key_idにより、リモコンのポジションキー1から12までのキーのどこにその放送局が割り付けられるかが指定される。図3に放送局とremote_control_key_idと物理チャンネルの一例を示す。それ以外の地域で放送する放送局は域外放送局として、もしリモコンキーの同一のキーに割り付けられた場合には枝番のついた番号として記憶される。以下この番号の付け方を説明する。
地上波デジタル放送でのチャンネル番号は3桁のチャンネル番号+1桁枝番という4桁の数字で表される。最初の3桁は以下のように決定される。
(1)サービス種別×200+remote_controlkey_id×10+(サービス番号+1)により示される。
(2)サービス種別はテレビ放送が”0”,データ1放送が”1”,データ2放送が”2”、部分受信が”3”である。
(3)サービス番号は”0”から”7”まで可能あり、1つの放送局から複数の放送(たとえばSDの放送を3ch同時に行うなど)を行う時に使用する。
この結果3桁番号は表1のようになる。
Figure 2007274345
例えば、ポジションキー「10」に対してSD放送のテレビ放送が3チャンネル分放送されている場合には、サービス種別=0(テレビ放送)、remote_control_key_id=ポジションキーの番号10、となるので、そのチャンネル番号は101、102、103となる。これらは放送中のその構成が変わることがあるので、ある時には101チャンネルしかないし、ある時には101、102チャンネルが存在し、ある時には101、102、103、104チャンネルが存在することもある。
一方、枝番は居住地域の放送局は枝番”0”(省略されることが多い)となり、居住地域以外の放送局は枝番”1”から番号が付与され、同じremote_control_key_idの放送局が複数あった場合には枝番”2”、”3”、”4”と順に付与される。同じremote_control_key_id域内放送局が無い場合にも、枝番は”1”から付与される。
ところで、現在、全世界的な流れで放送のデジタル化が進んでいる。このため、近い将来において地上波アナログ放送が停波し、地上波デジタル放送のみの放送になる時が予想される。我国では、現在、この地上波アナログ放送停波の日は2011年7月24日とされている。地上波アナログ放送停波があるとそれまで普通に見ていた放送が、ある日突然見ることができなくなる。地上波アナログ放送と地上波デジタル放送は同一内容の地上波デジタル放送は放送されているにもかかわらず、地上波アナログ放送の停波の事実を知らなかったり、地上波デジタル放送の選局の方法が分からなかったりすると、ユーザーが地上波デジタル放送に移行して見ることができないという状況にある。また、地上波アナログ放送が停波した時に、知らないユーザーはテレビが故障したと思ってしまう。
そこで、地上波アナログ放送が停波したときに、地上波デジタル放送に切り換えを促すような受信機が従来開示されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の受信機では、アナログ放送の停波後に、アナログ放送の放送チャンネルの選局を試みた場合、オンスクリーンディスプレイ(OSD)表示処理手段を制御して、表示画面上にアナログ放送の放送チャンネルと同一番組のサイマル放送を行っているデジタル放送側の放送チャンネルに移行するようにメッセージをOSD表示させる機能と、アナログ放送の放送チャンネルと同一番組のサイマル放送を行っていたデジタル放送側の放送チャンネルに自動的に移行する機能とを有する構成である。これにより、アナログ放送が停波した後も従来通りの番組がデジタル放送側で視聴することができる。
特開2004−320449号公報
しかしながら、上記の特許文献1には、地上波アナログ放送が停波したかどうかを判断するのに、どういう手段を使うかが明確に記載されていない。また、上記の特許文献1記載の従来の受信機では、地上波アナログ放送を選局した後で、はじめてユーザーに地上波デジタル放送にするかを聞いているので、サイマル放送を行っている地上波デジタル放送を選局するまで時間がかかってしまう。更に、上記の従来の受信機では、地上波アナログ放送が停波した後も、毎回毎回同じようにユーザーに地上波デジタル放送を視聴するか否か聞くので、ユーザーは毎回それに答えて地上波デジタル放送を選局し直さなければならず、選局作業が煩わしいという問題もある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、地上波アナログ放送が停波した後に、あたかも地上波アナログ放送を見るような簡単な選局操作で、地上波デジタル放送を迅速に視聴開始することを可能とした受信機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の受信機は、サイマル放送されている地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の両方を受信できる受信機において、選局可能な地上波アナログ放送の放送局と、放送局名が地上波アナログ放送の放送局名と同一か最も近い選局可能な地上波デジタル放送の放送局とを対応させた放送局対応情報を保持する保持手段と、地上波アナログ放送の所望の放送局を選局する第1の選局手段と、第1の選局手段により地上波アナログ放送の所望の第1の放送局を選局した時に、保持手段に保持されている放送局対応情報に基づいて、第1の放送局と放送局名が同一か最も近い選局可能な地上波デジタル放送の第2の放送局を同時に選局する第2の選局手段と、第1の放送局の放送信号が無信号であるかどうか検出する検出手段と、検出手段により無信号であることが検出されたときは、第2の選局手段で選局した第2の放送局の放送信号を復調するように切り換え、検出手段により無信号でないことが検出されたときは、第1の選局手段で選局した第1の放送局の放送信号を復調させる切換手段と、切換手段により第2の放送局の放送信号を復調するように切り換えた時は、第1の放送局が選局できないことを示す無効情報を設定する設定手段と、第1の選局手段により、無効情報が設定された第1の放送局を選局したときは、検出手段による検出動作を行うことなく、切換手段により第2の選局手段で選局される第2の放送局の放送信号を復調させる制御手段とを有することを特徴とする。
この発明では、地上波アナログ放送の所望の第1の放送局を選局した時に、第1の放送局と放送局名が同一か最も近い選局可能な地上波デジタル放送の第2の放送局を同時に選局し、第1の放送局の放送信号が無信号であるときは、第2の放送局の放送信号を復調するように切り換えるようにしたため、地上波アナログ放送が停波により放送されていなくても、自動的に地上波アナログ放送の所望の第1の放送局と対応した地上波デジタル放送の第2の放送局に切り換えて選局できる。
また、地上波デジタル放送の第2の放送局に切り換えて選局したときは、その第2の放送局に対応した地上波アナログ放送の第1の放送局を無効に設定するようにしたため、その後第1の放送局を選局した場合は、検出手段による検出動作を行うことなく、第2の放送局の放送信号を直ちに復調させることができる。
本発明によれば、地上波アナログ放送が停波により放送されていなくても、自動的に地上波アナログ放送の所望の第1の放送局と対応した地上波デジタル放送の第2の放送局に切り換えて選局できるようにしたため、ユーザーに地上波アナログ放送から地上波デジタル放送に変わったことを意識させることなく、従来の地上波アナログ放送と同じ感覚で地上波デジタル放送を視聴させることができる。
また、本発明によれば、地上波アナログ放送信号の無信号状態を地上波アナログ放送が停波したかどうかを判断するのに使用しているので、地上波アナログ放送の停波の判定を正確に行うことができ、また、地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の選局を同時に開始するので、地上波アナログ放送が無信号であるときに、地上波デジタル放送へ迅速に切り換えることができる。
次に、本発明の一実施の形態について図面と共に説明する。図1は地上波アナログ放送と地上波デジタル放送両方を受信できる本発明になる受信機の一実施の形態のブロック図を示す。図1において、まず、地上波デジタル放送を受信する場合は、アンテナ100で受信した電波を、チューナ101において所望のチャンネルを選択する。地上波デジタル放送では地上波アナログ放送と異なリ、1つのチャンネルで複数の事業者が放送を行う。よって、このチューナ101では周波数での選択を行うと共に、更にその周波数の中から1つの事業者の選択を行う。このチューナ101は地上波デジタル放送の選局と地上波アナログ放送の選局と一度に両方ができるものである。それぞれの選局は独立に行い、独立に動作させることができる。
次に、チューナ101から出力される選局受信された地上波デジタル放送のベースバンド信号はデスクランブラ102に入力される。このデスクランブラ102は有料放送などで、課金をしたい場合に、そのままでは視聴できないように信号にスクランブルをかけておき、特定のカードなどが受信機に挿入されていた場合のみにスクランブルを解除して視聴できるようにするための回路である。その後、選局受信された信号はデマルチプレクサ103に供給され、ここで、ビデオのデータとオーディオのデータとに分けられ、一時的にデマルチプレクサ用ランダム・アクセス・メモリ(RAM)110に蓄えられ、その後デマルチプレクサ用RAM110からそれぞれビデオデコーダ104とオーディオデコーダ105に送られる。
ビデオデコーダ104では圧縮されたビデオデータをデコードし、デコードした映像信号に、図2のようなGUI(Graphical User Interface)のグラフィクス119のデータが重畳されて、映像出力としてモニタ(図示せず)に出力される。また、オーディオデコーダ105では圧縮されたオーディオデータをデコードし、デコードしたオーディオ信号をオーディオアンプ(図示せず)へ出力する。
以上のチューナ101からオーディオデコーダ105まではバス118によって、中央処理装置(CPU)113と接続され、その制御によって動作する。CPU113のバス118には、これ以外にCPU113のプログラムを格納するリード・オンリ・メモリ(ROM)114とCPU113の変数を格納するランダム・アクセス・メモリ(RAM)115と、フラッシュメモリ116と、ネットワークインタフェース(I/F)111と、RTC117と、リモコンI/F112が接続される。
更に、デマルチプレクサ103は上記のオーディオデータとビデオデータ以外のSI/PSI情報、データカルーセル情報を受信信号から抜き出して、デマルチプレクサ用RAM110に一時的に蓄え、CPU113がこれを取得して、例えばSI情報なら番組表向けの情報に整理し直したり、データカルーセルの情報の中からBML(Broadcast Markup Language)文書の情報を抽出して、RAM115に蓄える。
番組表情報はユーザーが視聴する、しないに関わらず、受信機の中でユーザーが視聴していない時間に番組表情報を取得すべき地域局に選局を行って、フラッシュメモリ116に蓄える。場合によりキャッシュとしてRAM115にも蓄えるケースがある。ユーザーから電子番組表(EPG)情報の表示の指示があった場合に、グラフィクス119を通じてユーザーに提示する。EPG情報は現在以降、数日間の情報を取得可能である。また、BML文書は自動的に実行あるいはユーザーの操作により実行され、例えばその中のグラフィクスユーザーインターフェース部分はグラフィクス119を使ってユーザーに画面を提示する。フラッシュメモリ116は不揮発のメモリであり、電源を切ってもその内容は保持される。
RTC(Real Time Clock)117は時計である。これは中に水晶発振器を持って自走で時刻を保持していてもよいし、放送からSI情報として受信された時刻データを基に時刻を保持していてもよい。後者の場合はSI情報の中の時刻情報TOTをデマルチプレクサ用RAM110からデマルチプレクサ103経由でCPU113が取得してRTC117に保持することになる。また、場合によっては時分秒といった通常の時刻でなく、電源がオンになってから水晶発振器が何クロック発振したかといった相対的な時間でもよい。いずれの場合でも、CPU113はその時刻データをRTC117から取得することが可能である。
リモコンI/F112は図1では図示を省略したリモコンから送信された赤外線でのコマンドを取得し、保持する。CPU113はこれを読みとってリモコンのボタンの何が押されたり、離されたりしたかを知る。上述したが番組に関する情報、例えば番組名や開始・終了日時・放送される放送局などの情報は放送電波に含まれているSI情報(更に詳細にはEIT(Event Information Table)等の記述子)から取得することができる。これらの情報はまた、インターネット上で同様の情報を取得できるようなサイトから情報をダウンロードすることによっても取得できる。取得された番組情報はフラッシュメモリ116あるいはRAM115に格納される。この時通常は放送局順や時間順にソートされて、後から検索し易いような順序で格納される。
一方、ネットワークI/F111はインターネット119と接続されている、イーサネット(登録商標)用のインターフェースである。このネットワークI/F111は、CPU113からの制御に基づき、インターネット119から様々なデータを取得する。
次に、地上波アナログ放送を受信する時の動作について説明する。アンテナ100から入った電波はチューナ101に入力され、所望の地上波アナログ放送局からの放送信号が選局受信される。上記したように、この動作は地上波デジタル放送の選局と独立に行うことができる。チューナ101で選局され、かつ、検波された放送信号はA/D変換器106でデジタル化され、Y/C分離回路107を通じて輝度信号成分(Y成分)と色差信号成分(C成分)に分解される。
Y/C分離回路107から出力されたY成分とC成分はNTSCデコーダ108に供給され、ここでNTSC方式に準拠した輝度信号Yと2種類の色差信号Cr及びCbとからなるコンポーネント信号に変換された後、キャプチャ109に一旦蓄えられる。キャプチャ109にはフレームメモリがあり、ここで最終の映像出力に合わせてスケーリングを行い、最終の映像出力の同期信号と放送信号の同期信号との位相のずれを吸収するフレームシンクロナイザの役割を担っている。
そして、キャプチャ109から出力されたNTSC方式の映像信号はグラフィクス119に入力され、ユーザーの操作用のグラフィクスを重畳して最終の映像出力としてモニタ(図示せず)へ出力される。なお、通常はキャプチャ109からの画像を表示している時には、ビデオデコーダ104からの画像は表示しない。
次に、現在の通常のテレビではユーザーの居住地域に応じて地上波アナログ放送の放送局が変わるので、居住地域を設定すると自動的に居住地域に応じた地上波アナログ放送局の設定を行うことが可能である。例えば、居住地域を東京23区に設定すると、地上波アナログ放送局の設定は図2のような設定になる。この場合電子番組表の表示を行ったりするために、受信機の内部に放送局名を保持する手段を持っている。
以上の地上波デジタル放送及び地上波アナログ放送の選局受信動作自体は公知であり、本実施の形態は、上記のようにサイマル放送されている地上波デジタル放送と地上波アナログ放送の両方を受信できる受信機において、地上波アナログ放送を選局したときに無信号状態であるかどうかを、Y/C分離回路107内に設けられている水平同期信号検出回路を利用して検出すると共に、CPU113の処理動作により、無信号状態検出時は予め決められた地上波デジタル放送の放送局を選局するようにチューナ101を制御する点に特徴がある。以下、この実施の形態の各実施例について説明する。
本実施例においては、地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の両方を受信できる受信機において、地上波アナログ放送の放送局名を受信機内部で保持する手段を有し、地上波アナログ放送を選局した時に無信号状態の場合には、予め決められた地上波デジタル放送の放送局として、保持している地上波アナログ放送の放送局名と最も近い地上波デジタル放送の放送局を選局する。
まず、前準備として地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の対応の表を作る。この表を作るタイミングは地上波デジタル放送のチャンネルスキャンを行った時でよい。この表の例を図4に示す。同図において、表は左の欄から順に地域、地上波アナログ放送の放送局名、地上波アナログ放送のチャンネル、地上波デジタル放送の放送局名、地上波デジタル放送のremote_control_key_id、地上波デジタル放送の物理チャンネルとが対応付けられている。
ここでは、たまたま地上波アナログ放送の放送局名と地上波デジタル放送の放送局名は一致しているが、異なる場合もある。この表は、選局可能な地上波アナログ放送の放送局名と、放送局名が地上波アナログ放送の放送局名と同一か最も近い、選局可能な地上波デジタル放送の放送局とを対応付けた表である。場合によっては、地上波アナログ放送に対応する地上波デジタル放送が無いケースもあり得る。この表は例えば図1のRAM115に記憶される。
この前準備の後、実際に地上波アナログ放送をユーザーがリモコン等で選局した時の動作について図5のフローチャートと共に説明する。これは図1のCPU113のプログラムとして実行される。まず、ユーザーが地上波アナログ放送をリモコン等で選局すると、CPU113はチューナ101を制御して該当する地上波アナログ放送で当該チャンネルを選局すると同時に、図4の表を参照して、選局した地上波アナログ放送局に該当する地上波デジタル放送局があるときには選局を行う(ステップS11)。つまり、地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の対応する放送局の両方を並行して選局する。
続いて、CPU113は、図1のY/C分離回路107内にある水平同期信号検出回路により検出される、選局したアナログ放送局の放送信号中の水平同期信号検出信号を入力として受け、その検出信号が、例えば数個連続して検出されなかったときは、無信号として判定する(ステップS12)。水平同期信号が正常に1水平走査期間周期で入力されるときは、正常に地上波アナログ放送を選局できていることを意味するので、CPU113は無信号ではないと判定してこの処理を終了する(ステップS15)。
一方、ステップS12で無信号であると判定した場合は、選局された地上波アナログ放送局に該当する地上波デジタル放送局があるかどうかを判定する(ステップS13)。判定は図4の表を参照して行われる。ここで、もし該当する地上波デジタル放送局がなければ、CPU113は動作を終了する(ステップS15)が、ステップS13で該当する地上波デジタル放送局があると判定した場合は、ステップS11で開始した該当する地上波デジタル放送局に対する選局動作が終了するのを待って、その地上波デジタル放送局へ切り換えた後(ステップS14)、処理を終了する(ステップS15)。
なお、上記の地上波アナログ放送局から地上波デジタル放送局への切換は、CPU113の制御の下にグラフィクス119内のスイッチにより、キャプチャ109から出力される地上波アナログ放送局の復調映像信号からビデオデコーダ104から出力される地上波デジタル放送局の復調映像信号へと切り換えられることで行われる。
これにより、本実施例によれば、地上波アナログ放送が放送されなくなった場合でも、ユーザーに地上波アナログ放送が停波して地上波デジタル放送のみに変わったことを意識させることなく、従来の地上波アナログ放送と同じ感覚で地上波デジタル放送を視聴することができる。
また、無信号状態を地上波アナログ放送が停波したかどうかを判断するのに使うようにしているため、明確に停波の判定を行うことができる。更に、本実施例によれば、地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の選局を同時に開始するので、地上波アナログ放送で無信号検出を行った後に、地上波デジタル放送に切り替わる時間が速くできる。
次に、実施例2について図6のフローチャートを用いて説明する。本実施例の動作を最初にかいつまんで説明すると、過去に地上波アナログ放送局が無信号のために地上波デジタル放送を選局したことがあり、かつ、地上波デジタル放送に選局が成功したことがあるときの該当する地上波アナログ放送局は「無効」という形で受信機内に登録され、その場合は直ちに地上波デジタル放送に選局に行くようにしたものである。
これを以下詳しく説明する。まず、図示しないが、初期状態では全ての地上波アナログ放送局は「有効」状態になっている。状態は「有効」と「無効」の2つである。受信機には各地上波アナログ放送局が「有効」か「無効」かの状態を保持している、有効無効テーブルを持っている。これは図1のフラッシュメモリ116に記憶され、受信機の電源がオフになっても内容が保持される。
CPU113は、まず選局しようとしている地上波アナログ放送局が「有効」か「無効」かを、上記の有効無効テーブルを見て判断する(ステップS21)。最初の一回目は初期状態が上記のように「有効」となっているので、ステップS21ではNoでステップS22へ移行する。その後は図5と同様に、該当する地上波アナログ放送で当該チャンネルを選局すると同時に、図4の表を参照して、選局した地上波アナログ放送局に該当する地上波デジタル放送局があるときには選局を行い(ステップS22)、選局した地上波アナログ放送局の放送信号が無信号であるかどうか判定し(ステップS23)、無信号である場合は該当する地上波デジタル放送局があるかどうか判定し(ステップS24)、ある場合には該当する地上波デジタル放送局を選局するように切り換える(ステップS25)。
続いて、CPU113は、該当する地上波デジタル放送局の選局に成功したかどうか判定する(ステップS26)。ここで、選局が成功した場合は、最初に選局した地上波アナログ放送局が無信号で、該当する地上波デジタル放送局が受信可能ということで、最初に選局した地上波アナログ放送が停波したと判断し、その地上波アナログ放送局の有効無効テーブルを「無効」とする(ステップS26)。その後、終了する。
一旦、このように地上波アナログ放送局が停波したと判断した場合は、次回にユーザーがその地上波アナログ放送局を選局しようとした場合、ステップS21でその地上波アナログ放送局の有効無効テーブルは「無効」であるからYesでステップS25に移行し、地上波アナログ放送局の無信号を確認することなく、直ちに該当する地上波デジタル放送を選局する。
このように、本実施例によれば、最初に選局した地上波アナログ放送局が無信号で、かつ、該当する地上波デジタル放送に選局して成功した場合のみ、最初に選局した地上波アナログ放送局を「無効」にすることにより、例えば、深夜など地上波アナログ放送局がたまたま放送を休止している時間帯にその地上波アナログ放送局を選局したとしても、同じ時間に地上波デジタル放送も休止しているので、選局に失敗し、誤って「無効」にすることがなくなる。
また、本実施例によれば、一旦、地上波アナログ放送局が停波したと判断した場合は、次回にユーザーがその地上波アナログ放送局を選局しようとした場合、その地上波アナログ放送局の有効無効テーブルは「無効」であるから、地上波アナログ放送局の無信号を確認することなく、直ちに該当する地上波デジタル放送を選局するようにしたため、迅速に所望の番組内容の地上波デジタル放送局を選局できる。更に、本実施例によれば、一度地上波アナログ放送が停波したと判断した放送局は、その後は自動的に該当の地上波デジタル放送局を選局に行くので、ユーザーは毎回操作したり、判断したりする作業から解放される。
次に、実施例3について図7のフローチャートを用いて説明する。図7中、図5と同一処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。なお、ここでは簡単のため図7は図5をベースにして書いているが、図6の実施例2をベースにして書いてもよい。本実施例は、実施例1と比較すると、ステップS11で地上波アナログ放送局の選局及び該当する地上波デジタル放送局の選局を行った後、ステップS31にて特定の日付の確認を行う点が異なる。
例えば、特定の日付として、地上波アナログ放送停波の日である2011年7月24日に設定した場合は、2011年7月24日以前であったら、以後の無信号の判定等のステップS12〜S14の処理は行わず、直ちにステップS15に移行して処理を終了する。従って、2011年7月24日以前のときには、最初に選局操作した地上波アナログ放送局が選局される。
一方、2011年7月24日以後であったら、ステップS12〜S14の図5の実施例1と同様の処理が行われ、無信号か否か判定し、無信号であると判定した場合は、選局された地上波アナログ放送局に該当する地上波デジタル放送局があるかどうかを判定し、もし該当する地上波デジタル放送局があれば、該当する地上波デジタル放送局に対する選局動作が終了するのを待って、その地上波デジタル放送局へ切り換える。
従って、本実施例によれば、特定の日付を経過している場合に限り、実施例1と同様の動作が行われ、特定の日付を経過していなければ、従来と同様の動作により最初に選局された地上波アナログ放送局が選局される。なお、特定の日付を経過した場合に限り、実施例2と同様の動作を行うようにすることもできる。
次に、実施例4について説明する。地上波アナログ放送の停波をする時期は、地方や放送局により異なるケースがある。そこで、本実施例は、図7に示したステップS31の特定の日付を地方や放送局によって変える点に特徴がある。
従って、本実施例のフローチャートは実施例3と同じく図7であり、異なるのはステップS31の特定の日付が実施例3では常に2011年7月24日のように一定であるのに対し、実施例4の場合、A県は2011年7月1日、B県は2011年7月24日などというように、地域によって変えたり、A県の地上波アナログ放送局Xは2011年6月1日、地上波アナログ放送局Yは2011年7月1日というように放送局によって変更する。なお、このような地域や放送局の停波の時期のデータは放送より取得してもよいし、図1のインターネット119より取得してもよい。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図5〜図7に示した各実施例の動作をコンピュータ(CPU113)により実現させるコンピュータプログラムも包含するものである。この場合、コンピュータプログラムは記録媒体からコンピュータに取り込まれてもよいし、ネットワークを介して配信されてコンピュータにダウンロードされるようにしてもよい。
本発明の受信機の一実施の形態のブロック図である。 東京23区での地上波アナログ放送のチャンネル設定である。 東京23区の地上波デジタル放送のチャンネル設定である。 東京23区の地上波デジタル放送と地上波アナログ放送のチャンネル設定である。 実施例1の地上波アナログ放送選局時のフローチャートである。 実施例2の地上波アナログ放送選局時のフローチャートである。 実施例3の地上波アナログ放送選局時のフローチャートである。
符号の説明
100 アンテナ
101 チューナ
102 デスクランブラ
103 デマルチプレクサ
104 ビデオデコーダ
105 オーディオデコーダ
106 A/D変換器
107 水平同期信号検出回路を含むY/C分離回路
108 NTSCデコーダ
109 キャプチャ
110 デマルチプレクサ用RAM
111 ネットワークI/F
112 リモコンI/F
113 中央処理装置(CPU)
114 リード・オンリ・メモリ(ROM)
115 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
116 フラッシュメモリ
117 RTC
118 バス
119 グラフィクス

Claims (1)

  1. サイマル放送されている地上波アナログ放送と地上波デジタル放送の両方を受信できる受信機において、
    選局可能な地上波アナログ放送の放送局と、放送局名が該地上波アナログ放送の放送局名と同一か最も近い選局可能な地上波デジタル放送の放送局とを対応させた放送局対応情報を保持する保持手段と、
    前記地上波アナログ放送の所望の放送局を選局する第1の選局手段と、
    前記第1の選局手段により前記地上波アナログ放送の所望の第1の放送局を選局した時に、前記保持手段に保持されている前記放送局対応情報に基づいて、前記第1の放送局と放送局名が同一か最も近い選局可能な前記地上波デジタル放送の第2の放送局を同時に選局する第2の選局手段と、
    前記第1の放送局の放送信号が無信号であるかどうか検出する検出手段と、
    前記検出手段により無信号であることが検出されたときは、前記第2の選局手段で選局した前記第2の放送局の放送信号を復調するように切り換え、前記検出手段により無信号でないことが検出されたときは、前記第1の選局手段で選局した前記第1の放送局の放送信号を復調させる切換手段と、
    前記切換手段により前記第2の放送局の放送信号を復調するように切り換えた時は、前記第1の放送局が選局できないことを示す無効情報を設定する設定手段と、
    前記第1の選局手段により、前記無効情報が設定された前記第1の放送局を選局したときは、前記検出手段による検出動作を行うことなく、前記切換手段により前記第2の選局手段で選局される前記第2の放送局の放送信号を復調させる制御手段と
    を有することを特徴とする受信機。
JP2006097439A 2006-03-31 2006-03-31 受信機 Pending JP2007274345A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010258751A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Kyocera Corp 放送受信装置
JP2016163273A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 日本放送協会 多重装置、送信装置、受信装置、放送システム及びチップ

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