JP3644535B2 - デジタル放送受信装置、及び、テレビ受像機 - Google Patents

デジタル放送受信装置、及び、テレビ受像機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、BS放送やCS放送その他のデジタル放送を視聴するためのデジタル放送受信装置、及びテレビ受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビ放送においては、これまで主として用いられてきた地上波のアナログ放送技術に代えて、地上波のデジタル放送の他、通信衛星(CS;Communications Satellite)や放送衛星(BS;Broadcast Satellite)を介してデジタル信号を伝送するデジタル放送技術が急速に普及しつつある。
【0003】
デジタル放送では、画像データや音声データ等を圧縮すると共に多重化して放送するので、チャンネル数が極めて多い。一方、デジタル放送では、各々のチャンネルに対応する画像データや音声データ等と共に、放送する番組のジャンルや放送時間などに関する電子番組ガイド(EPG:Electrical Program Guide)や文字放送等の情報も送信される。このEPG等を利用して、ユーザの選局操作を支援するものが提供されている。
【0004】
例えば、特開平9−37172号公報には、受信表示している画面の画像をできるだけ遮らないようにして、その画面上に電子番組ガイドを重畳表示する電子番組ガイド表示制御装置および方法が開示されている。
【0005】
また、特開平10−136276号公報に開示されている選局装置によれば、日頃よく見るチャンネルを予めジャンル別に登録することができる。そして、ユーザが所望のジャンルを指定した場合、そのジャンルに属する複数のチャンネルが、各チャンネルの縮小映像の分割画面表示あるいは各チャンネルが一覧表示されたメニュー等の形式で表示される。ユーザは、それら分割画面やメニュー画面に基づいて番組を選択する。
【0006】
ところが、デジタル放送では非常に多くのチャンネルで放送されるため、画面上に表示される分割画面やメニュー画面では、選局操作が煩雑になり、不便であるという問題があった。この課題を解決するため、従来、以下の様なものが提供されている。
【0007】
例えば、特開平5−284476号公報には、文字放送によるテレビ番組情報に基づき、所望の番組ジャンルを選択することで、対応するチャンネルを選局するテレビ受信機が開示されている。
【0008】
また、特開平7−58713号公報には、番組を送信する放送局側とのジャンル信号の取り決めに基づいて、新たに設けるジャンルキーを入力するだけで希望の番組を逐次受信し表示する衛星放送受信機が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平5−284476号公報及び特開平7−58713号公報に開示された技術によっても、ジャンルの指定には複数回の操作を要する。従って、より簡単な操作で所望の番組を指定できる装置が望まれていた。
【0010】
本発明は、このような観点からなされたもので、迅速かつ容易な番組選択が実現できるデジタル放送受信装置およびテレビ受像機を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために、次のような特徴を備えている。なお、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する図面参照符号等である。
【0012】
請求項1記載の発明は、デジタル放送で放送される番組を受信して該番組の映像及び音声をテレビ受像機(3)により出力させるデジタル放送受信装置(例えば、図1に示すチューナボックス2)において、放送される番組の放送予定と各番組の属性とを対応づけて記憶する番組属性記憶手段(例えば、図3に示すメモリ202)と、チャンネルの番号の指定又は所定の属性の指定の切替えに対応して前記チャンネルの番号又は前記所定の属性を指定する指定手段(例えば、図1に示すリモコン装置4)と、この指定手段により指定された属性の番組を前記番組属性記憶手段に記憶された番組の中から抽出して受信する番組を特定する制御手段(例えば、図5のステップS1〜S6に示す処理を行うCPU201)と、この制御手段により特定された番組の映像及び音声を前記テレビ受像機により出力させる出力制御手段(例えば、図5のステップS7に示す処理を行うCPU201)と、を備え、前記制御手段は、前記番組属性記憶手段から複数の番組を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位を予め定められた基準に従って判定し、この優先順位中で最優先の番組を受信すべき番組として特定し、さらに、前記指定手段によって同一の属性が再度指定された場合は次の優先順位の番組を受信する番組として特定前記制御装置によって前記番組属性記憶手段から抽出された各番組の一覧(例えば、図7に示すタイトル一覧表6)を、現在出力中の映像に重ねて出力させること、を特徴とする。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、ユーザは番組の所定の属性を指定手段から指定する。制御手段は、指定手段により指定された属性の番組を番組属性記憶手段に記憶された番組の中から抽出して受信する番組を特定する。但し、制御手段は、番組属性記憶手段から複数の番組を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位を予め定められた基準に従って判定し、この優先順位中で最優先の番組を受信すべき番組として特定する。また、制御手段は、指定手段によって同一の属性が再度指定された場合は次の優先順位の番組を受信する番組として特定し、前記制御装置によって前記番組属性記憶手段から抽出された各番組の一覧を、現在出力中の映像に重ねて出力させる。制御手段により特定された番組の映像、音声、及び各番組の一覧は、出力制御手段によってテレビ受像機に出力される。
【0014】
従って、指定された属性の番組の映像及び音声が素早く出力され、さらに、続けて同一の属性が指定された場合は、予め判定された優先順位に基づいて、次の優先順位の番組を受信する番組として特定し、同一属性の番組一覧が重ねて表示される。これにより、所望の属性の番組が速やかに表示された上で、他の番組を選ぶことができ、利便性と興趣性の向上を図れる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のデジタル放送受信装置において、
前記指定手段は、前記番組の属性に対応づけられたキー(例えば、図2に示す数字キー404〜413)を備え、このキーの操作時に該キーに対応づけられた属性を指定することを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、前記指定手段は、番組の所定の属性に対応づけられたキーを備える。ユーザはこのキーを操作して、該キーに対応づけられた属性を指定する。即ち、特定のキーに属性が対応づけられているので、属性を指定する操作が、より一層手軽な操作で済む。特に、同一の属性を連続して指定する場合には、操作が容易なため、より一層の利便性向上を図れる。
【0019】
請求項3記載の発明は、デジタル放送で放送される番組を受信して該番組の映像及び音声を出力するテレビ受像機(例えば、図8に示すチューナ内蔵テレビ受像機7)において、放送される番組の放送予定と各番組の属性とを対応づけて記憶する番組属性記憶手段(例えば、図8に示すメモリ202)と、チャンネルの番号の指定又は所定の属性の指定の切替えに対応して前記チャンネルの番号又は前記所定の属性を指定する指定手段(例えば、図8に示すリモコン装置4)と、この指定手段により指定された属性の番組を前記番組属性記憶手段に記憶された番組の中から抽出して受信する番組を特定する制御手段(例えば、図8に示すCPU201)と、この制御手段により特定された番組の映像及び音声を出力する出力手段(例えば、図8に示すディスプレイ31及びスピーカー32)と、を備え、前記制御手段は、前記番組属性記憶手段から複数の番組を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位を予め定められた基準に従って判定し、この優先順位中で最優先の番組を受信すべき番組として特定し、さらに、前記指定手段によって同一の属性が再度指定された場合は次の優先順位の番組を受信する番組として特定し、前記制御装置によって前記番組属性記憶手段から抽出された各番組の一覧(例えば、図7に示すタイトル一覧表6)を、現在出力中の映像に重ねて出力させること、を特徴とする。
【0020】
請求項3記載の発明によれば、ユーザは番組の所定の属性を指定手段から指定する。制御手段は、指定手段により指定された属性の番組を番組属性記憶手段に記憶された番組の中から抽出して受信する番組を特定する。但し、制御手段は、番組属性記憶手段から複数の番組を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位を予め定められた基準に従って判定し、この優先順位中で最優先の番組を受信すべき番組として特定する。また、制御手段は、指定手段によって同一の属性が再度指定された場合は次の優先順位の番組を受信する番組として特定し、前記制御装置によって番組属性記憶手段から抽出された各番組の一覧を、現在出力中の映像に重ねて出力させる。制御手段により特定された番組の映像、音声、及び各番組の一覧は、出力手段によって出力される。
【0021】
従って、指定された属性の番組の映像及び音声が素早く出力され、さらに、続けて同一の属性が指定された場合は、予め判定された優先順位に基づいて、次の優先順位の番組を受信する番組として特定し、同一属性の番組一覧が重ねて表示される。このため、ユーザは、所望の属性の番組が速やかに表示された上で、他の番組を選ぶことができ、利便性と興趣性の向上を図れる。更に、このテレビ受像機は、指定手段を除く各構成要素を内蔵し(但し、指定手段も内蔵するようにしてもよい)、一体的に構成されるので、例えば、設置スペース等の面で便利である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図8を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0023】
〔第1の実施の形態〕
先ず、第1の実施の形態について図1〜図5を参照して説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態におけるデジタル放送受信システムの概略構成を示す図である。この図1に示すように、デジタル放送受信システム1は、チューナボックス2、テレビ受像機3、及びリモコン装置4により構成される。
【0024】
チューナーボックス2は、アンテナ(図示略)とテレビ受像機3とに接続されている。このチューナーボックス2はアンテナから入力される放送信号に基づいて映像信号や音声信号などを生成して、テレビ受像機3へ出力する。
【0025】
ここでアンテナ(図示略)は、CSやBSなど所定の衛星に適合する角度で設置された衛星放送受信用のパラボラアンテナである。このアンテナは、各種衛星を介して放送信号を受信すると共に、その受信した放送信号をチューナーボックス2へ出力する。
【0026】
なお、アンテナ(図示略)が受信する放送信号には、番組の映像や音声のデータの他、現在の時刻を示す時刻情報やEPG情報などが含まれる。EPG情報は、現在放送している番組又はこれから放送される番組についての、ジャンルを識別するためのジャンルコード、タイトル等を示す文字情報、及び放送時間に関する情報等を含む。
【0027】
番組のジャンルとは、番組の内容に関する属性であって、番組送信局との取り決めにより、予め第一ジャンルと第二ジャンルとに分類されている。第一ジャンルには、洋画、邦画、スポーツ1、スポーツ2、音楽、ドラマ/演劇…等の項目がある。更に、それら各々の第一ジャンルは第二ジャンルによって細分化されている。例えば、第一ジャンルである洋画は更に、アクション、SFファンタジー、コメディー…等の項目に細分化されている。
【0028】
第一ジャンルの項目と第二ジャンルの項目には、夫々ジャンルコードが対応付けられている。デジタル放送で番組が送信される際には、ジャンルコードも送信されるので、当該デジタル放送受信システム1では、受信した番組のジャンルを識別できる。
【0029】
テレビ受像機3は、ディスプレイ31、スピーカー32及びIR(Infrared)受光部33を備える。ディスプレイ31は、チューナボックス3から入力される映像信号に応じた画像を表示する。スピーカー32は、チューナボックス3から入力される音声信号に応じた音声を出力する。IR受光部33は、リモコン装置4から送信される赤外線を受光し、その赤外線の担う操作信号をチューナボックス2に出力する。
【0030】
リモコン装置4は、後述するようにIR発光部41や各種キー等を備える。このリモコン装置4によれば、各種キー等の押下操作に対応する各種操作信号をIR発光部41からIR受光部33へ赤外線にて送信するので、テレビ受像機3及びチューナボックス2を遠隔操作できる。
【0031】
図2は、図1に示すリモコン装置4の外観を示す図である。この図2に示す様に、リモコン装置4は、IR発光部41、電源キー401、メニューキー402、ジャンルダイレクト選局スイッチ(以下、「ジャンルD選局SW」と記す。)403、数字キー404,405,406,407,408,409,410,411,412,413、シャープキー414、アスタリスクキー415、カーソルキー416,417,418,419、及び決定キー420を備える。
【0032】
IR発光部41は、LED(Light Emitting Diode)やエンコーダ等(図示略)を含み、上記各種キーの押下操作又はスイッチの切替操作により生じる各種操作信号をIR受光部33へ赤外線にて送信する。
【0033】
電源キー401の押下操作により、テレビ受像機3又はチューナボックス2の電源をON又はOFFにするための操作信号が発生する。メニューキー402の押下操作により、ディスプレイ31の画質や輝度などの設定や、数字キー404〜413に所定のジャンルを対応付けるための登録等を受け付ける旨をディスプレイ31上に表示する為の操作信号が発生する。ジャンルD選局SW403の切替操作により、OFFの場合は通常の一般的な選局の状態に、ONの場合はジャンルから番組を特定する状態に切替えるための操作信号が発生する。
【0034】
詳細には、ジャンルD選局SW403がOFFのとき、数字キー404〜413の一部を押下操作すれば、視聴する番組をチャンネル番号から特定するための操作信号が発生する。一方、ジャンルD選局SW403がONのとき、数字キー404〜413の何れか一つを押下操作すれば、押下した数字キーに対応するジャンルに属する番組を表示するための操作信号が発生する。
【0035】
カーソルキー416〜419の押下操作により、後述のタイトル一覧表を選択するための操作信号が発生する。決定キー420の押下操作により、タイトル一覧表から視聴する番組を決定するための操作信号が発生する。
【0036】
次に、図3を参照してデジタル放送受信システム1を構成する各部の内部回路構成について詳細に説明する。図3は、デジタル放送受信システム1の内部構成を示すブロック図である。この図3において、チューナボックス2、テレビ受像機3、ディスプレイ31、スピーカ32、IR受光部33、リモコン装置4、及びIR発光部41は夫々、図1に示す構成要素に対応するので同じ符号を付している。
【0037】
図3に示す様に、チューナボックス2は、選局制御装置21及びデジタルチューナ22から構成される。選局制御装置21は、CPU(Central Processing Unit )201、メモリ202、I/O部203、入力部204、及びモデム205により構成される。これら各々の構成要素は、バス206で接続され、制御信号やデータ等を互いに送受する。
【0038】
CPU201は、メモリ202に格納された各種処理プログラムを読込む。そして、CPU201はその読込んだ処理プログラムに対応する処理を実行する。このことにより、チューナボックス2としての機能が実現される。このCPU201の処理内容の詳細については、他の構成要素の説明に際して適宜後述する。
【0039】
メモリ202は、CPU201により実行される各種プログラムや、これらのプログラムに係るデータを記憶する。また、メモリ202は、アンテナ5で受信するEPG情報に基づいて少なくとも、放送される番組の放送予定と各々の番組のジャンルコードとを、対応付けて記憶している。ここで、放送予定とは、現在放送中またはこれから放送される番組のチャンネルの番号である。また、ジャンルコードは、第一ジャンルのジャンルコードと第二ジャンルのジャンルコードとを含む。この放送予定と各々の番組のジャンルコードとの対応関係は、EPG情報が送信される毎に適宜内容が更新される。
【0040】
更に、本実施例において、メモリ202は、ユーザが登録した所定のジャンルを各々の数字キー404〜413と対応付けて記憶する。この対応付けについては、図4を参照して後述する。
【0041】
I/O(Input/Output)部203は、チューナボックス2に対して、映像機器等の各種外部の電子機器(図示略)を接続するためのコネクタ等を備えている。
【0042】
入力部204は、電源スイッチ等の各種スイッチ(図示略)を備えている。この入力部204は、ユーザによるスイッチ等の操作に応じた操作信号を生成し、CPU201へ出力する。尚、入力部204は、リモコン装置4との間で赤外線通信を行うためのIR受光部を備える構成としてもよい。
【0043】
モデム205は、公衆電話回線網を介してデータ通信を行うための装置であって、図3に示すように、通信回線に接続されている。このことにより、番組送信局と双方向にデータ通信が可能である。
【0044】
ここで、CPU201が実行する処理のうちの一つについて説明する。CPU201は、I/O部203に接続された外部の機器からの入力指示に基づいて、所定の通信先へデータを送信する場合には、モデム205を駆動制御し、そのデータを通信回線を介して所定の通信先へ送信させる。
【0045】
デジタルチューナ22は更に、アンテナ5に接続されたフィルタ207、増幅回路208、混合回路209、発振器210、PLL(Phase Locked Loop )回路211、IQ復調回路212、A/D(Analog/Digital)コンバータ213、nPSK復調回路214、TMCCデコーダ215、スクランブル解除部216、TSデータ分離部217、MPEG2ビデオデコーダ218、MPEG2オーディオデコーダ219、ビデオメモリ220、画面処理回路221、及びD/A(Digital/Analog)コンバータ222により構成される。
【0046】
フィルタ207は、アンテナ5から入力される放送信号のうち、所定の周波数帯の信号のみを通過させる。増幅回路208は、フィルタ207を通過した放送信号を増幅する。但し、この増幅回路は特定の周波数帯域の信号を特に増幅するものであってもよい。
【0047】
発振器210は、PLL回路211から入力される同期信号に基づいて、所定の周波数の発振信号を生成し、混合回路209へ出力する。PLL回路211は、バス206を介してCPU201により指定されたチャンネルの放送信号のみを抽出及び増幅すべく、CPU201の制御に従って、発振器210により出力される発振信号の発振周波数を調整する。
【0048】
ここで、CPU201が実行する処理のうちの一つについて説明する。CPU201は、入力部204又は後述のIR受光部33から入力される指示によってデジタル放送の所定のチャンネルが指定された場合には、PLL回路311へ制御信号を出力して、指定されたチャンネルの放送電波に同調する周波数を設定させる。このことにより、フィルタ207〜D/Aコンバータ222の各部によって、指定されたチャンネルで放送中の映像信号及び音声信号が得られる。
【0049】
混合回路209は、発振器210から入力される発振信号をもとに、増幅回路208から入力される信号の周波数を中間周波信号に変換して、後続のIQ復調回路212へ出力する。
【0050】
IQ復調回路212では、混合回路209から入力された信号を復調し、I(In-phase)信号とQ(Quadrature-phase)信号とを生成して、A/Dコンバータ213へ出力する。
【0051】
A/Dコンバータ213は、IQ復調回路212から入力されたI信号及びQ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換し、nPSK復調回路214へ出力する。
【0052】
nPSK復調回路214は、3種類の方式による復調を選択的に行う。即ち、BSデジタル放送では天候等の条件に応じて、BPSK(Binary Phase Shift Keying )、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying )、TC8PSK(Trellis Coded 8 Phase Shift Keying:トレリス符号化8PSK)の3種類の変調方式が採用されるわけであるが、nPSK復調回路214は、夫々の変調方式に対応した復調を選択的に行う。
【0053】
具体的には、nPSK復調回路214では、A/Dコンバータ213から入力されるI信号及びQ信号の中から、前記3種類の変調方式の種別を示す伝送多重制御信号(TMCC;Transmission and Multiplexing Configuration Control)を抽出して、そのTMCC信号をTMCCデコーダ215へ出力する。更に、nPSK復調回路214は、CPU201から入力される制御信号に従って、復調方式を適宜切り換えながら、上記I信号及びQ信号を復調して、スクランブル解除部216へ出力する。
【0054】
ここで、CPU201が実行する処理のうちの一つについて説明する。CPU201は、TMCC信号に基づいて、常に変調方式を認識している。変調方式に変更があった場合には、CPU201は、バス206を介してnPSK復調回路214へ制御信号を出力し、変更後の変調方式に対応する変調を実行させる。TMCCデコーダ215は、nPSK復調回路214から入力されるTMCCをデコードして、CPU201へ出力する。
【0055】
スクランブル解除部216では、nPSK復調回路214により復調された信号にスクランブル処理が施されている場合に、このスクランブル処理を解除して、TSデータ分離部217へ出力する。
【0056】
TSデータ分離部217は、スクランブル解除部216によってスクランブルが解除された信号から、映像に関する信号、音声に関する信号、その他EPG情報に関する信号などを抽出する。そして、TSデータ分離部217は、映像に関する信号はMPEG2ビデオデコーダ218へ、音声に関する信号はMPEG2オーディオデコーダ219へ、EPG情報に関する信号などはバス206を介してCPU201へ夫々出力する。
【0057】
ここでCPU201が実行する処理の一つについて説明する。CPU201は、TSデータ分離部217からEPG情報が入力される毎に、そのEPG情報を基に、現在放送中またはこれから放送される番組のチャンネル番号と、各番組の第一ジャンル及び第二ジャンルのジャンルコードとを対応付けてメモリ202に格納する。
【0058】
EPG情報は、定期的に放送信号と共に送信されるわけであるが、CPU201はTSデータ分離部217からEPG情報が入力される毎に、メモリ202の内容を更新する。このようにしてメモリ202内のEPG情報は常に自動的に更新されるので、CPU201は、現在放送中の番組又はこれから放送される番組の各々についてチャンネルとジャンルコードとについて適宜識別することができる。
【0059】
MPEG2ビデオデコーダ218は、ビデオメモリ220に設けられたワークエリアを利用して、TSデータ分離部217から入力される信号をMPEG2方式に従ってデコードすることによって映像データを生成し、テレビ受像機4に適合する映像信号に変換して、画面処理回路221へ出力する。画面処理回路221では、MPEG2ビデオデコーダ218から入力された映像信号と、CPU201から入力される表示情報とを合成して、テレビ受像機3へ出力する。
【0060】
また、MPEG2オーディオデコーダ219は、TSデータ分離部217から入力される信号をMPEG2方式に従ってデコードすることによって音声データを生成し、D/Aコンバータ222へ出力する。D/Aコンバータ222では、MPEG2オーディオデコーダ219から入力された音声データをアナログ信号に変換することにより音声信号を生成し、テレビ受像機3へ出力する。
【0061】
次に、テレビ受像機3の構成について説明する。テレビ受像機3は、制御装置301、表示制御部302、音声制御部303、ディスプレイ31、スピーカー32、及びIR受光部33により構成される。
【0062】
制御装置301は、チューナボックス2の画面処理回路221から入力される映像信号を表示制御部302へ出力すると共に、D/Aコンバータ222から入力される音声信号を音声制御部303へ出力する。
【0063】
表示制御部302は、制御装置301から入力される映像信号をもとにディスプレイ31を駆動制御する。このことにより、ディスプレイ31は放送された映像を出力する。また、音声制御部303は、制御装置301から入力される音声信号をもとにスピーカー32を駆動制御する。このことにより、スピーカー32は、放送された音声を出力する。
【0064】
IR受光部33は、リモコン装置4のIR発光部41から発光される赤外線を受光する。そして、IR受光部33は受信した赤外線に基づいて、各種操作信号を選局制御装置21のCPU301に出力する。
【0065】
次に、図4を参照してメモリ202の記憶内容について説明する。図4は、メモリ202に記憶された設定内容の構成を模式的に示す図である。この図4に示すように、メモリ202は、キーの項目202aとジャンルの項目202bとを対応付けて記憶している。キー202aの項目には1,2,3,4…なる数字が格納されている。これらの数字はリモコン装置4の数字キー404〜413に付された数字と対応している。
【0066】
一方、ジャンルの項目202bには、野球,スポーツ2,お天気,バラエティー…の様に、番組の所定のジャンルが格納されている。ここで登録するジャンルは、第一ジャンルでも第二ジャンルでもよい。
【0067】
この図4に示す記憶内容は、リモコン装置4のジャンルD選局SW403がONの状態で数字キーが押下されたとき、CPU201によって参照されるものである。このとき、例えば数字キー404を押下すれば、現在放送中の番組のうち、野球のジャンルに属する番組がディスプレイ31上にただちに放映される。
【0068】
尚、それぞれの項目202a及び202bに格納する情報は、図4に示すものに拘泥する必要はない。各々の数字キー404〜413から所定のジャンルが特定できる内容であれば足りる。従って、例えば、ジャンル202bの項目には、説明の都合上、文字データを格納しているが、この項目には各々のジャンルに対応するジャンルコードを数値データ等として格納するのが好ましい。
【0069】
次に、デジタル放送受信システム1における選局処理について、図5を参照して説明する。図5は、選局処理の手順を示すフローチャートである。前提として、メモリ202は、予めユーザの登録に基づいて、図4に示すような数字キーとジャンルとの対応関係を記憶しているものとする。また、電源キー401の押下操作により、チューナボックス2及びテレビ受像機3の電源はONになっている。
【0070】
先ず、リモコン装置4の各種キーの押下により、各種操作信号が発生する。IR受光部33は操作信号を赤外線にて受信すると(ステップS1)、その操作信号をバス206を介してCPU201に出力する。CPU201は該操作信号がジャンル別選局を指示するものか否か、即ち、操作信号の発生に際してジャンルD選局SWがONであったかOFFであったかを判定する(ステップS2)。
【0071】
操作信号がジャンル別選局を指示するものでないならば(ステップS2;NO)、一般的なデジタル放送受信システムとしての機能を果たす。例えば、CPU201は、操作信号に対応する番号のチャンネルを選局する等の処理(以下、「一般処理」と記す。)を実行する(ステップS4)。
【0072】
一方、操作信号がジャンル別選局を指示するものであれば(ステップS2;YES)、CPU201は、先ずメモリ202を参照する。メモリ202は、図4を参照して説明した様に、数字キー404〜413と所定のジャンルとを対応付けて記憶している。従って、CPU201は、操作信号から押下された数字キーを特定し、その特定した数字キーに予め対応付けられたジャンルを特定できる。
【0073】
次に、CPU201は、メモリ202にアクセスし、前記特定したジャンルのジャンルコードに基づいて、既存のチャンネル番号とジャンルコードとの対応関係から、前記特定したジャンルに該当する番組のチャンネルを特定する。該当するチャンネルが複数存在する場合は、デフォルト設定にて指定されたチャンネルで放送されている番組をディスプレイ31上に表示する(ステップS3)。デフォルト設定によれば、該当する複数の番組を放送中のチャンネルのうち、最も番号の若いチャンネルにて放送している番組がディスプレイ31に表示される。
【0074】
現段階では、特定したジャンルに属する番組をデフォルト表示しているわけであるが、ここで、前記操作信号から特定した数字キーと同じ数字キーが再度押下されると(ステップS5;YES)、CPU201はメモリ202を参照し、前記ジャンルに該当する番組が他にもあるか判定する(ステップS6)。
【0075】
他にも該当する番組がある場合は(ステップS6;YES)、それらの番組のうち最も若い番号のチャンネルで放送中の番組に切替える。そして、再びステップS5にもどる。この様にして、同じ数字キーが押下される毎に、昇順で順次チャンネルが切り替わる。
【0076】
一方、ステップS6で前記ジャンルに該当する番組が他にない場合は、再びステップS1に戻る。尚、このとき、他に該当する番組がない旨をディスプレイに表示するようにしてもよい。また、ステップS3においては、ユーザが指定するジャンルに該当する番組が少なくとも一つは存在することを前提としたが、該当する番組がない場合は該当する番組がない旨をディスプレイに表示するようにしてもよい。
【0077】
以上説明した様に、第一の実施の形態におけるデジタル放送受信システム1によれば、予めユーザの登録により、各々の数字キー404〜413と所定のジャンルとが対応付けられる。CPU201は、押下された数字キーに対応するジャンルコードと、メモリ202に既存のEPG情報に含まれるジャンルコードとを照合し、ユーザが指定するジャンルに該当する番組を放送するチャンネルを特定する。
【0078】
CPU201は、特定したチャンネルが複数存在する場合は先ず、最も番号の若いチャンネルを選択し、その選択したチャンネルの番組をディスプレイに表示させる。そして、再び同じ数字キーが押下される毎に、画面上に表示している番組を同じジャンルに属する他の番組に逐次切り替える。
【0079】
このことにより、ユーザは、リモコン装置にてジャンルD選局SWをONにし、所定の数字キーを押下するだけで、所望の番組をただちに視聴できる。即ち、ユーザは煩雑な選局操作を要することがなく、迅速かつ容易に所望の番組を視聴できる。
【0080】
更に、当該デジタル放送受信システム1において、テレビ受像機3は、周知の一般的なテレビジョンやモニタなどでもよい。従って、テレビジョン等をチューナボックス2と連動させれば当該デジタル放送受信システム1を構成できるので、そのコストを安価にできる。
【0081】
〔第2の実施の形態〕
次に第2の実施の形態につき、図6及び図7を参照して説明する。なお、この第2の実施の形態においても、デジタル放送受信システムの構成自体は同じであるので、各構成要素についての図示及び説明は省略する。以下、説明で使用する符号は図1〜図4に対応する。
【0082】
特にCPU201は、TSデータ分離部217からEPG情報が入力される毎に、そのEPG情報を基に、現在放送中またはこれから放送される番組のチャンネル番号と、その番組のタイトルと、各番組の第一ジャンル及び第二ジャンルのジャンルコードと、を対応付けてメモリ202に格納する。
【0083】
さて、図6は、第2の実施の形態によるデジタル放送受信システムにおける選局処理の手順を示すフローチャートである。前提として、メモリ202には、図2に示す設定内容が記憶されている。即ち、予めユーザの登録に基づいて、数字キー404〜413と所定のジャンルとが対応付けられている。また、電源キー401の押下操作により、チューナボックス2及びテレビ受像機3の電源はONになっている。
【0084】
先ず、IR受光部33は、数字キー404〜413の押下による操作信号を赤外線にて受信すると(ステップS8)、その操作信号をバス206を介してCPU201に出力する。CPU201は該操作信号がジャンル別選局を指示するものか否か、即ち、操作信号の発生に際してジャンルD選局SWがONであったかOFFであったかを判定する(ステップS9)。
【0085】
操作信号がジャンル別選局を指示するものでないならば(ステップS9;NO)、CPU201は一般処理を実行し、数字キーによって指定される番号のチャンネルを選局し、そのチャンネルで放送されている番組をディスプレイ31に表示させる。
【0086】
一方、操作信号がジャンル別選局を指示するものであれば(ステップS9;YES)、CPU201は、先ずメモリ202を参照する。メモリ202は、図4を参照して説明した様に、数字キー404〜413と所定のジャンルとを対応付けて記憶している。従って、CPU201は、操作信号から押下された数字キーを特定し、その特定した数字キーに予め対応付けられたジャンルを特定できる。
【0087】
次に、CPU201は、前記特定したジャンルのジャンルコードと、メモリ202に記憶しているEPG情報に含まれるジャンルコードとを照合し、前記特定したジャンルに該当する番組を特定する。該当する番組が複数存在する場合は、デフォルト設定にて指定された番組をディスプレイ31上に表示する(ステップS11)。デフォルト設定によれば、該当する番組を放送中の複数のチャンネルのうち、最も番号の若いチャンネルにて放送している番組がディスプレイ31に表示される。
【0088】
現段階では、特定したジャンルに属する番組をデフォルト表示しているわけであるが、ここで、前記操作信号から特定した数字キーと同じ数字キーが再度押下されると(ステップS12;YES)、CPU201はEPG情報を参照し、前記ジャンルに該当する番組が他にもあるか判定する(ステップS13)。
【0089】
他にも該当する番組がある場合は(ステップS13;YES)、CPU201は、その該当する全ての番組のタイトルを後述の様に一覧表(以下、「タイトル一覧表」と記す。)でディスプレイ31に重畳表示させる(ステップS14)。
【0090】
ここで、図7を参照してタイトル一覧表につき説明する。図7は、タイトル一覧表をディスプレイ31に重畳表示した状態を模式的に示す図である。ディスプレイ31には、ユーザがリモコン装置4にて、ジャンルD選局SW403をONにして野球のジャンルに対応する数字キーを押下したことに起因して、デフォルト設定で選局された野球番組が表示されている。
【0091】
更に、ディスプレイ31には、表示中の野球番組と共にタイトル一覧表6が重畳表示されている。タイトル一覧表6には、現在放送中の番組のうち、ディスプレイ31に表示中の番組以外の番組であって、ユーザが指定したジャンルに該当する全ての番組のタイトルが表示される。
【0092】
図7において、タイトル一覧表6には、3種類の野球番組のタイトルが表示されている。ユーザは、ディスプレイ31に表示中の野球番組の他、3種類の野球番組を選択して視聴できる。また、タイトル一覧表6の上部の枠6aには、ユーザが数字キーにて指定したジャンル(野球)と、現在視聴可能な番組の数(3種類)が表示される。
【0093】
また、タイトル一覧表6において、上部の枠6aを除く3つの枠6b〜6dの何れかは太枠6cで表示される。この太枠6cは、リモコン装置4のカーソルキー416又は419の押下操作にて枠6b〜6dの上を移動する。
【0094】
即ちステップS14において、ユーザはリモコン装置4のカーソルキー416又は419の押下操作にて所望の番組のタイトルを選択できる。ここで、リモコン装置4の決定キー420を押下すると(ステップS15;YES)、CPU201は、太枠6c内に表示されたタイトルの番組を選択し、その番組をディスプレイ31上にただちに表示させる(ステップS16)。続いて、CPU201はタイトル一覧表6を画面上から除去させる(ステップS17)。
【0095】
一方、CPU201は、タイトル一覧表6を画面上に重畳表示している状態において、リモコン装置4又は入力部204から操作信号が一定時間内に入力されない場合は(ステップS15)、タイトル一覧表6を画面上から除去する。
【0096】
以上説明した様に、第二の実施の形態におけるデジタル信号受信システムによれば、予めユーザの登録により、各々の数字キーと所望のジャンルとが対応付けられる。CPU201は、メモリ202を参照し、押下された数字キーに対応するジャンルに適合する番組を放送しているチャンネルを特定する。そしてCPUは、特定したチャンネルが複数存在する場合は先ず、最も番号の若いチャンネルを選択し、その選択したチャンネルの番組をディスプレイにただちに表示させる。
【0097】
このことにより、ユーザは、リモコン装置4にてジャンルD選局SW203をONにし、所定の数字キーを押下するだけで、所望の番組を視聴できる。即ち、ユーザは煩雑な選局操作を要することがなく、迅速かつ容易に所望の番組を視聴できる。
【0098】
また、CPU201は再び同じ数字キーが押下された場合は、タイトル一覧表6をディスプレイ31上に重畳表示させる。タイトル一覧表6の上の枠6aには、番組数が表示されるので、ユーザは現在視聴可能な番組の数を把握できる。また、ユーザは、タイトル一覧表6にてタイトルから番組を選択できるので、所望の番組に早くアクセスできる。
【0099】
〔第3の実施の形態〕
次に第3の実施の形態につき、図8を参照して説明する。図8は、第3の実施の形態によるチューナ内蔵テレビ受像機7のブロック図である。このチューナ内蔵テレビ受像機7は、図2に示すテレビ受像機3にチューナボックス2を内蔵したものである。従って、上記第1及び第2の実施の形態と同じ構成要素については同符号を付してこれらの詳細な説明は省略する。
【0100】
図8において、表示制御部302は、画像処理回路221から入力される映像信号をもとにディスプレイ31を駆動制御して、ディスプレイ31の画面上にデジタル放送の映像を表示させる。
【0101】
音声制御部303は、D/Aコンバータ222から入力される音声信号をもとにスピーカ32を駆動制御してスピーカ32からデジタル放送の音声を出力させる。
【0102】
入力部204には、IR受光部33を備えている。IR受光部33は、リモコン装置4から発光される赤外線を受光する。そして、受光した赤外線の担う操作信号をバス206を介してCPU201に出力する。
【0103】
CPU201が実行する各種処理は、第1又は第2の実施の形態において、CPU201が実行する各種処理と同様である。
【0104】
以上説明した様に、第3の実施の形態におけるチューナ内蔵テレビ受像機7は、ディスプレイ31を備えた本体内に、選局制御装置をはじめとする各部を収納して一体的に構成されるので、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態による効果に加えて、設置に要するスペースが小さくて済むという効果を奏する。
【0105】
尚、上記実施の形態における記述内容は、本発明の好適な例であり、これらに限定されるものではない。第2の実施の形態において、ディスプレイ31に表示するタイトル一覧表6の大きさは任意である。更に、タイトル一覧表6の表示位置についても、図7に示す様に画面中央に表示する必要はない。例えば、ディスプレイ31に表示中の番組をできるだけ遮らないようにするべく、タイトル一覧表6の大きさを小さくし、ディスプレイ31の隅に表示する様にしてもよい。
【0106】
また、アンテナ(図示略)は、衛星放送受信用のパラボラアンテナであるが、集合住宅等において大型のアンテナから分岐したケーブルによって放送信号がチューナーボックス2へ入力される構成としてもよいし、CATV(ケーブルテレビ)等のケーブルを介して、チューナーボックス2へ放送信号が入力されるようにしても良い。
【0107】
更に、デジタル放送受信システム1又はチューナ内蔵テレビ受像機7は、BSやCSなどの衛星を介するデジタル放送に限らず、地上波によるデジタル放送を受信する構成としても良い。
【0108】
その他、チューナボックス2、テレビ受像機3、チューナ内蔵テレビ受像機600の細部構成、リモコン装置の各種キーの配置、及びCPU201の詳細動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更できることは勿論である。
【0109】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、指定された属性の番組の映像及び音声が素早く出力され、さらに、続けて同一の属性が指定された場合は、予め判定された優先順位に基づいて、同一の属性の番組一覧が重ねて表示される。このため、ユーザは、所望の属性の番組が速やかに表示された上で、他の番組を選ぶことができ、利便性と興趣性の向上を図ることが出来る。
【0110】
請求項2記載の発明によれば、特定のキーに属性が対応づけられているので、属性を指定する操作が、より一層手軽な操作で済む。特に、同一の属性を連続して指定する場合には、操作が容易なため、より一層の利便性向上を図れる。
【0112】
請求項3記載の発明によれば、指定された属性の番組の映像及び音声が素早く出力され、さらに、続けて同一の属性が指定された場合は、予め判定された優先順位に基づいて、同一の属性の番組一覧が重ねて表示される。このため、ユーザは、所望の属性の番組が速やかに表示された上で、他の番組を選ぶことができ、利便性と興趣性の向上を図ることが出来る。更に、このテレビ受像機は指定手段を除く各構成要素を内蔵し(但し、指定手段も内蔵するようにしてもよい)、一体的に構成されるので、例えば、設置スペース等の面で便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるデジタル放送受信システム1の構成を示す図である。
【図2】図1に示すリモコン装置4の外観図である。
【図3】図1のデジタル放送受信システム1の内部構成を示すブロック図である。
【図4】メモリ202に記憶された設定内容の構成を模式的に示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における選局処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態における選局処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】図6における選局処理で表示されるタイトル一覧表を模式的に示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるチューナー内蔵テレビ受像機7の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 デジタル放送放送受信システム
2 チューナボックス
21 選局制御装置
22 デジタルチューナ
201 CPU
202 メモリ
203 I/O部
204 入力部
205 モデム
206 バス
207 フィルタ
208 増幅器
209 混合回路
210 発振器
211 PLL回路
212 IQ復調回路
213 A/Dコンバータ
214 nPSK復調回路
215 TMCCデコーダ
216 スクランブル解除部
217 TSデータ分離部
218 MPEG2ビデオデコーダ
219 MPEG2オーディオデコーダ
220 ビデオメモリ
221 画面処理回路
222 D/Aコンバータ
3 テレビ受像機
31 ディスプレイ
32 スピーカー
33 IR受光部
301 制御装置
302 表示制御装置
303 音声制御装置
4 リモコン装置
41 IR発光部
401 電源キー
402 メニューキー
403 ジャンルダイレクト選局スイッチ
404,405,406,407,408,409,410,411,412,413数字キー
414 シャープキー
415 アスタリスクキー
416,417,418,419 カーソルキー
420 決定キー
7 チューナー内蔵テレビ受像機

Claims (3)

  1. デジタル放送で放送される番組を受信して該番組の映像及び音声をテレビ受像機により出力させるデジタル放送受信装置において、
    放送される番組の放送予定と各番組の属性とを対応づけて記憶する番組属性記憶手段と、チャンネルの番号の指定又は所定の属性の指定の切替えに対応して前記チャンネルの番号又は前記所定の属性を指定する指定手段と、
    この指定手段により指定された属性の番組を前記番組属性記憶手段に記憶された番組の中から抽出して受信する番組を特定する制御手段と、
    この制御手段により特定された番組の映像及び音声を前記テレビ受像機により出力させる出力制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記番組属性記憶手段から複数の番組を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位を予め定められた基準に従って判定し、この優先順位中で最優先の番組を受信すべき番組として特定し、さらに、前記指定手段によって同一の属性が再度指定された場合は次の優先順位の番組を受信する番組として特定し、前記制御装置によって前記番組属性記憶手段から抽出された各番組の一覧を、現在出力中の映像に重ねて出力させること、を特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記指定手段は、前記番組の属性に対応づけられたキーを備え、このキーの操作時に該キーに対応づけられた属性を指定することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  3. デジタル放送で放送される番組を受信して該番組の映像及び音声を出力するテレビ受像機において、
    放送される番組の放送予定と各番組の属性とを対応づけて記憶する番組属性記憶手段と、チャンネルの番号の指定又は所定の属性の指定の切替えに対応して前記チャンネルの番号又は前記所定の属性を指定する指定手段と、
    この指定手段により指定された属性の番組を前記番組属性記憶手段に記憶された番組の中から抽出して受信する番組を特定する制御手段と、
    この制御手段により特定された番組の映像及び音声を出力する出力手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記番組属性記憶手段から複数の番組を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位を予め定められた基準に従って判定し、この優先順位中で最優先の番組を受信すべき番組として特定し、さらに、前記指定手段によって同一の属性が再度指定された場合は次の優先順位の番組を受信する番組として特定し、前記制御装置によって前記番組属性記憶手段から抽出された各番組の一覧を、現在出力中の映像に重ねて出力させること、を特徴とするテレビ受像機。
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