JP2002064756A - デジタル放送受信装置、及び、テレビ受像機 - Google Patents

デジタル放送受信装置、及び、テレビ受像機

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JP2002064756A
JP2002064756A JP2000251762A JP2000251762A JP2002064756A JP 2002064756 A JP2002064756 A JP 2002064756A JP 2000251762 A JP2000251762 A JP 2000251762A JP 2000251762 A JP2000251762 A JP 2000251762A JP 2002064756 A JP2002064756 A JP 2002064756A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速かつ容易な番組選択が実現できるデジタ
ル放送受信装置およびテレビ受像機を提供する。 【解決手段】ユーザは番組の所定の属性をリモコン装置
4から指定する。CPU201は、リモコン装置4によ
り指定された属性の番組をメモリ202に記憶された番
組の中から抽出して受信する番組を特定する。但し、C
PU201は、メモリ202から複数の番組を抽出した
場合には、抽出した各番組の優先順位を予め定められた
基準に従って判定し、この優先順位中で最優先の番組を
受信すべき番組として特定する。また、CPU201
は、リモコン装置4によって同一の属性が再度指定され
た場合は次の優先順位の番組を受信する番組として特定
する。そして、CPU201は特定した番組の映像及び
音声をテレビ受像機3にただちに出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BS放送やCS放
送その他のデジタル放送を視聴するためのデジタル放送
受信装置、及びテレビ受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送においては、これまで
主として用いられてきた地上波のアナログ放送技術に代
えて、地上波のデジタル放送の他、通信衛星(CS;Co
mmunications Satellite)や放送衛星(BS;Broadcas
t Satellite)を介してデジタル信号を伝送するデジタ
ル放送技術が急速に普及しつつある。
【0003】デジタル放送では、画像データや音声デー
タ等を圧縮すると共に多重化して放送するので、チャン
ネル数が極めて多い。一方、デジタル放送では、各々の
チャンネルに対応する画像データや音声データ等と共
に、放送する番組のジャンルや放送時間などに関する電
子番組ガイド(EPG:Electrical Program Guide)や
文字放送等の情報も送信される。このEPG等を利用し
て、ユーザの選局操作を支援するものが提供されてい
る。
【0004】例えば、特開平9−37172号公報に
は、受信表示している画面の画像をできるだけ遮らない
ようにして、その画面上に電子番組ガイドを重畳表示す
る電子番組ガイド表示制御装置および方法が開示されて
いる。
【0005】また、特開平10−136276号公報に
開示されている選局装置によれば、日頃よく見るチャン
ネルを予めジャンル別に登録することができる。そし
て、ユーザが所望のジャンルを指定した場合、そのジャ
ンルに属する複数のチャンネルが、各チャンネルの縮小
映像の分割画面表示あるいは各チャンネルが一覧表示さ
れたメニュー等の形式で表示される。ユーザは、それら
分割画面やメニュー画面に基づいて番組を選択する。
【0006】ところが、デジタル放送では非常に多くの
チャンネルで放送されるため、画面上に表示される分割
画面やメニュー画面では、選局操作が煩雑になり、不便
であるという問題があった。この課題を解決するため、
従来、以下の様なものが提供されている。
【0007】例えば、特開平5−284476号公報に
は、文字放送によるテレビ番組情報に基づき、所望の番
組ジャンルを選択することで、対応するチャンネルを選
局するテレビ受信機が開示されている。
【0008】また、特開平7−58713号公報には、
番組を送信する放送局側とのジャンル信号の取り決めに
基づいて、新たに設けるジャンルキーを入力するだけで
希望の番組を逐次受信し表示する衛星放送受信機が開示
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−284476号公報及び特開平7−58713号公
報に開示された技術によっても、ジャンルの指定には複
数回の操作を要する。従って、より簡単な操作で所望の
番組を指定できる装置が望まれていた。
【0010】本発明は、このような観点からなされたも
ので、迅速かつ容易な番組選択が実現できるデジタル放
送受信装置およびテレビ受像機を提供することを課題と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する
図面参照符号等である。
【0012】請求項1記載の発明は、デジタル放送で放
送される番組を受信して該番組の映像及び音声をテレビ
受像機(3)により出力させるデジタル放送受信装置
(例えば、図1に示すチューナボックス2)において、
放送される番組の放送予定と各番組の属性とを対応づけ
て記憶する番組属性記憶手段(例えば、図3に示すメモ
リ202)と、所定の属性を指定する指定手段(例え
ば、図1に示すリモコン装置4)と、この指定手段によ
り指定された属性の番組を前記番組属性記憶手段に記憶
された番組の中から抽出して受信する番組を特定する制
御手段(例えば、図5のステップS1〜S6に示す処理
を行うCPU201)と、この制御手段により特定され
た番組の映像及び音声を前記テレビ受像機により出力さ
せる出力制御手段(例えば、図5のステップS7に示す
処理を行うCPU201)と、を備え、前記制御手段
は、前記番組属性記憶手段から複数の番組を抽出した場
合には、抽出した各番組の優先順位を予め定められた基
準に従って判定し、この優先順位中で最優先の番組を受
信すべき番組として特定し、さらに、前記指定手段によ
って同一の属性が再度指定された場合は次の優先順位の
番組を受信する番組として特定すること、を特徴とす
る。
【0013】請求項1記載の発明によれば、ユーザは番
組の所定の属性を指定手段から指定する。制御手段は、
指定手段により指定された属性の番組を番組属性記憶手
段に記憶された番組の中から抽出して受信する番組を特
定する。但し、制御手段は、番組属性記憶手段から複数
の番組を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位
を予め定められた基準に従って判定し、この優先順位中
で最優先の番組を受信すべき番組として特定する。ま
た、制御手段は、指定手段によって同一の属性が再度指
定された場合は次の優先順位の番組を受信する番組とし
て特定する。制御手段により特定された番組の映像及び
音声は、出力制御手段によってテレビ受像機に出力され
る。
【0014】従って、指定された属性の番組の映像及び
音声が素早く出力され、さらに、続けて同一の属性が指
定された場合は、予め判定された優先順位に基づいて、
同一の属性の番組が順次切り替えられて受信される。こ
のため、ユーザは、所望の属性の番組を次々と切り替え
て視聴することができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ジタル放送受信装置において、前記指定手段は、前記番
組の属性に対応づけられたキー(例えば、図2に示す数
字キー404〜413)を備え、このキーの操作時に該
キーに対応づけられた属性を指定することを特徴とす
る。
【0016】請求項2記載の発明によれば、前記指定手
段は、番組の所定の属性に対応づけられたキーを備え
る。ユーザはこのキーを操作して、該キーに対応づけら
れた属性を指定する。即ち、特定のキーに属性が対応づ
けられているので、属性を指定する操作が、より一層手
軽な操作で済む。特に、同一の属性を連続して指定する
場合には、操作が容易なため、より一層の利便性向上を
図れる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のデジタル放送受信装置において、前記出力制御手
段は、前記制御装置によって前記番組属性記憶手段から
抽出された各番組の一覧(例えば、図7に示すタイトル
一覧表6)を、現在出力中の映像に重ねて出力させるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明によれば、前記出力制
御手段は、前記制御装置によって番組属性記憶手段から
抽出された各番組の一覧を、現在出力中の映像に重ねて
出力させる。即ち、指定した属性の番組について映像及
び音声が出力された上、さらに、同一の属性の番組一覧
が重ねて表示される。これにより、所望の属性の番組が
速やかに表示された上で、他の番組を選ぶことができ、
利便性と興趣性の向上を図れる。
【0019】請求項4記載の発明は、デジタル放送で放
送される番組を受信して該番組の映像及び音声を出力す
るテレビ受像機(例えば、図8に示すチューナ内蔵テレ
ビ受像機7)において、放送される番組の放送予定と各
番組の属性とを対応づけて記憶する番組属性記憶手段
(例えば、図8に示すメモリ202)と、所定の属性を
指定する指定手段(例えば、図8に示すリモコン装置
4)と、この指定手段により指定された属性の番組を前
記番組属性記憶手段に記憶された番組の中から抽出して
受信する番組を特定する制御手段(例えば、図8に示す
CPU201)と、この制御手段により特定された番組
の映像及び音声を出力する出力手段(例えば、図8に示
すディスプレイ31及びスピーカー32)と、を備え、
前記制御手段は、前記番組属性記憶手段から複数の番組
を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位を予め
定められた基準に従って判定し、この優先順位中で最優
先の番組を受信すべき番組として特定し、さらに、前記
指定手段によって同一の属性が再度指定された場合は次
の優先順位の番組を受信する番組として特定すること、
を特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明によれば、ユーザは番
組の所定の属性を指定手段から指定する。制御手段は、
指定手段により指定された属性の番組を番組属性記憶手
段に記憶された番組の中から抽出して受信する番組を特
定する。但し、制御手段は、番組属性記憶手段から複数
の番組を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位
を予め定められた基準に従って判定し、この優先順位中
で最優先の番組を受信すべき番組として特定する。ま
た、制御手段は、指定手段によって同一の属性が再度指
定された場合は次の優先順位の番組を受信する番組とし
て特定する。制御手段により特定された番組の映像及び
音声は、出力手段によって出力される。
【0021】従って、指定された属性の番組の映像及び
音声が素早く出力され、さらに、続けて同一の属性が指
定された場合は、予め判定された優先順位に基づいて、
同一の属性の番組が順次切り替えられて受信される。こ
のため、ユーザは、所望の属性の番組を次々と切り替え
て視聴することができる。更に、このテレビ受像機は、
指定手段を除く各構成要素を内蔵し(但し、指定手段も
内蔵するようにしてもよい)、一体的に構成されるの
で、例えば、設置スペース等の面で便利である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して本発
明の実施の形態について説明する。
【0023】〔第1の実施の形態〕先ず、第1の実施の
形態について図1〜図5を参照して説明する。図1は、
本発明の第一の実施の形態におけるデジタル放送受信シ
ステムの概略構成を示す図である。この図1に示すよう
に、デジタル放送受信システム1は、チューナボックス
2、テレビ受像機3、及びリモコン装置4により構成さ
れる。
【0024】チューナーボックス2は、アンテナ(図示
略)とテレビ受像機3とに接続されている。このチュー
ナーボックス2はアンテナから入力される放送信号に基
づいて映像信号や音声信号などを生成して、テレビ受像
機3へ出力する。
【0025】ここでアンテナ(図示略)は、CSやBS
など所定の衛星に適合する角度で設置された衛星放送受
信用のパラボラアンテナである。このアンテナは、各種
衛星を介して放送信号を受信すると共に、その受信した
放送信号をチューナーボックス2へ出力する。
【0026】なお、アンテナ(図示略)が受信する放送
信号には、番組の映像や音声のデータの他、現在の時刻
を示す時刻情報やEPG情報などが含まれる。EPG情
報は、現在放送している番組又はこれから放送される番
組についての、ジャンルを識別するためのジャンルコー
ド、タイトル等を示す文字情報、及び放送時間に関する
情報等を含む。
【0027】番組のジャンルとは、番組の内容に関する
属性であって、番組送信局との取り決めにより、予め第
一ジャンルと第二ジャンルとに分類されている。第一ジ
ャンルには、洋画、邦画、スポーツ1、スポーツ2、音
楽、ドラマ/演劇…等の項目がある。更に、それら各々
の第一ジャンルは第二ジャンルによって細分化されてい
る。例えば、第一ジャンルである洋画は更に、アクショ
ン、SFファンタジー、コメディー…等の項目に細分化
されている。
【0028】第一ジャンルの項目と第二ジャンルの項目
には、夫々ジャンルコードが対応付けられている。デジ
タル放送で番組が送信される際には、ジャンルコードも
送信されるので、当該デジタル放送受信システム1で
は、受信した番組のジャンルを識別できる。
【0029】テレビ受像機3は、ディスプレイ31、ス
ピーカー32及びIR(Infrared)受光部33を備え
る。ディスプレイ31は、チューナボックス3から入力
される映像信号に応じた画像を表示する。スピーカー3
2は、チューナボックス3から入力される音声信号に応
じた音声を出力する。IR受光部33は、リモコン装置
4から送信される赤外線を受光し、その赤外線の担う操
作信号をチューナボックス2に出力する。
【0030】リモコン装置4は、後述するようにIR発
光部41や各種キー等を備える。このリモコン装置4に
よれば、各種キー等の押下操作に対応する各種操作信号
をIR発光部41からIR受光部33へ赤外線にて送信
するので、テレビ受像機3及びチューナボックス2を遠
隔操作できる。
【0031】図2は、図1に示すリモコン装置4の外観
を示す図である。この図2に示す様に、リモコン装置4
は、IR発光部41、電源キー401、メニューキー4
02、ジャンルダイレクト選局スイッチ(以下、「ジャ
ンルD選局SW」と記す。)403、数字キー404,
405,406,407,408,409,410,4
11,412,413、シャープキー414、アスタリ
スクキー415、カーソルキー416,417,41
8,419、及び決定キー420を備える。
【0032】IR発光部41は、LED(Light Emitti
ng Diode)やエンコーダ等(図示略)を含み、上記各種
キーの押下操作又はスイッチの切替操作により生じる各
種操作信号をIR受光部33へ赤外線にて送信する。
【0033】電源キー401の押下操作により、テレビ
受像機3又はチューナボックス2の電源をON又はOF
Fにするための操作信号が発生する。メニューキー40
2の押下操作により、ディスプレイ31の画質や輝度な
どの設定や、数字キー404〜413に所定のジャンル
を対応付けるための登録等を受け付ける旨をディスプレ
イ31上に表示する為の操作信号が発生する。ジャンル
D選局SW403の切替操作により、OFFの場合は通
常の一般的な選局の状態に、ONの場合はジャンルから
番組を特定する状態に切替えるための操作信号が発生す
る。
【0034】詳細には、ジャンルD選局SW403がO
FFのとき、数字キー404〜413の一部を押下操作
すれば、視聴する番組をチャンネル番号から特定するた
めの操作信号が発生する。一方、ジャンルD選局SW4
03がONのとき、数字キー404〜413の何れか一
つを押下操作すれば、押下した数字キーに対応するジャ
ンルに属する番組を表示するための操作信号が発生す
る。
【0035】カーソルキー416〜419の押下操作に
より、後述のタイトル一覧表を選択するための操作信号
が発生する。決定キー420の押下操作により、タイト
ル一覧表から視聴する番組を決定するための操作信号が
発生する。
【0036】次に、図3を参照してデジタル放送受信シ
ステム1を構成する各部の内部回路構成について詳細に
説明する。図3は、デジタル放送受信システム1の内部
構成を示すブロック図である。この図3において、チュ
ーナボックス2、テレビ受像機3、ディスプレイ31、
スピーカ32、IR受光部33、リモコン装置4、及び
IR発光部41は夫々、図1に示す構成要素に対応する
ので同じ符号を付している。
【0037】図3に示す様に、チューナボックス2は、
選局制御装置21及びデジタルチューナ22から構成さ
れる。選局制御装置21は、CPU(Central Processi
ng Unit )201、メモリ202、I/O部203、入
力部204、及びモデム205により構成される。これ
ら各々の構成要素は、バス206で接続され、制御信号
やデータ等を互いに送受する。
【0038】CPU201は、メモリ202に格納され
た各種処理プログラムを読込む。そして、CPU201
はその読込んだ処理プログラムに対応する処理を実行す
る。このことにより、チューナボックス2としての機能
が実現される。このCPU201の処理内容の詳細につ
いては、他の構成要素の説明に際して適宜後述する。
【0039】メモリ202は、CPU201により実行
される各種プログラムや、これらのプログラムに係るデ
ータを記憶する。また、メモリ202は、アンテナ5で
受信するEPG情報に基づいて少なくとも、放送される
番組の放送予定と各々の番組のジャンルコードとを、対
応付けて記憶している。ここで、放送予定とは、現在放
送中またはこれから放送される番組のチャンネルの番号
である。また、ジャンルコードは、第一ジャンルのジャ
ンルコードと第二ジャンルのジャンルコードとを含む。
この放送予定と各々の番組のジャンルコードとの対応関
係は、EPG情報が送信される毎に適宜内容が更新され
る。
【0040】更に、本実施例において、メモリ202
は、ユーザが登録した所定のジャンルを各々の数字キー
404〜413と対応付けて記憶する。この対応付けに
ついては、図4を参照して後述する。
【0041】I/O(Input/Output)部203は、チュ
ーナボックス2に対して、映像機器等の各種外部の電子
機器(図示略)を接続するためのコネクタ等を備えてい
る。
【0042】入力部204は、電源スイッチ等の各種ス
イッチ(図示略)を備えている。この入力部204は、
ユーザによるスイッチ等の操作に応じた操作信号を生成
し、CPU201へ出力する。尚、入力部204は、リ
モコン装置4との間で赤外線通信を行うためのIR受光
部を備える構成としてもよい。
【0043】モデム205は、公衆電話回線網を介して
データ通信を行うための装置であって、図3に示すよう
に、通信回線に接続されている。このことにより、番組
送信局と双方向にデータ通信が可能である。
【0044】ここで、CPU201が実行する処理のう
ちの一つについて説明する。CPU201は、I/O部
203に接続された外部の機器からの入力指示に基づい
て、所定の通信先へデータを送信する場合には、モデム
205を駆動制御し、そのデータを通信回線を介して所
定の通信先へ送信させる。
【0045】デジタルチューナ22は更に、アンテナ5
に接続されたフィルタ207、増幅回路208、混合回
路209、発振器210、PLL(Phase Locked Loop
)回路211、IQ復調回路212、A/D(Analog/
Digital)コンバータ213、nPSK復調回路21
4、TMCCデコーダ215、スクランブル解除部21
6、TSデータ分離部217、MPEG2ビデオデコー
ダ218、MPEG2オーディオデコーダ219、ビデ
オメモリ220、画面処理回路221、及びD/A(Di
gital/Analog)コンバータ222により構成される。
【0046】フィルタ207は、アンテナ5から入力さ
れる放送信号のうち、所定の周波数帯の信号のみを通過
させる。増幅回路208は、フィルタ207を通過した
放送信号を増幅する。但し、この増幅回路は特定の周波
数帯域の信号を特に増幅するものであってもよい。
【0047】発振器210は、PLL回路211から入
力される同期信号に基づいて、所定の周波数の発振信号
を生成し、混合回路209へ出力する。PLL回路21
1は、バス206を介してCPU201により指定され
たチャンネルの放送信号のみを抽出及び増幅すべく、C
PU201の制御に従って、発振器210により出力さ
れる発振信号の発振周波数を調整する。
【0048】ここで、CPU201が実行する処理のう
ちの一つについて説明する。CPU201は、入力部2
04又は後述のIR受光部33から入力される指示によ
ってデジタル放送の所定のチャンネルが指定された場合
には、PLL回路311へ制御信号を出力して、指定さ
れたチャンネルの放送電波に同調する周波数を設定させ
る。このことにより、フィルタ207〜D/Aコンバー
タ222の各部によって、指定されたチャンネルで放送
中の映像信号及び音声信号が得られる。
【0049】混合回路209は、発振器210から入力
される発振信号をもとに、増幅回路208から入力され
る信号の周波数を中間周波信号に変換して、後続のIQ
復調回路212へ出力する。
【0050】IQ復調回路212では、混合回路209
から入力された信号を復調し、I(In-phase)信号とQ
(Quadrature-phase)信号とを生成して、A/Dコンバ
ータ213へ出力する。
【0051】A/Dコンバータ213は、IQ復調回路
212から入力されたI信号及びQ信号をサンプリング
してデジタル信号に変換し、nPSK復調回路214へ
出力する。
【0052】nPSK復調回路214は、3種類の方式
による復調を選択的に行う。即ち、BSデジタル放送で
は天候等の条件に応じて、BPSK(Binary Phase Shi
ft Keying )、QPSK(Quadrature Phase Shift Key
ing )、TC8PSK(Trellis Coded 8 Phase Shift
Keying:トレリス符号化8PSK)の3種類の変調方式
が採用されるわけであるが、nPSK復調回路214
は、夫々の変調方式に対応した復調を選択的に行う。
【0053】具体的には、nPSK復調回路214で
は、A/Dコンバータ213から入力されるI信号及び
Q信号の中から、前記3種類の変調方式の種別を示す伝
送多重制御信号(TMCC;Transmission and Multipl
exing Configuration Control)を抽出して、そのTM
CC信号をTMCCデコーダ215へ出力する。更に、
nPSK復調回路214は、CPU201から入力され
る制御信号に従って、復調方式を適宜切り換えながら、
上記I信号及びQ信号を復調して、スクランブル解除部
216へ出力する。
【0054】ここで、CPU201が実行する処理のう
ちの一つについて説明する。CPU201は、TMCC
信号に基づいて、常に変調方式を認識している。変調方
式に変更があった場合には、CPU201は、バス20
6を介してnPSK復調回路214へ制御信号を出力
し、変更後の変調方式に対応する変調を実行させる。T
MCCデコーダ215は、nPSK復調回路214から
入力されるTMCCをデコードして、CPU201へ出
力する。
【0055】スクランブル解除部216では、nPSK
復調回路214により復調された信号にスクランブル処
理が施されている場合に、このスクランブル処理を解除
して、TSデータ分離部217へ出力する。
【0056】TSデータ分離部217は、スクランブル
解除部216によってスクランブルが解除された信号か
ら、映像に関する信号、音声に関する信号、その他EP
G情報に関する信号などを抽出する。そして、TSデー
タ分離部217は、映像に関する信号はMPEG2ビデ
オデコーダ218へ、音声に関する信号はMPEG2オ
ーディオデコーダ219へ、EPG情報に関する信号な
どはバス206を介してCPU201へ夫々出力する。
【0057】ここでCPU201が実行する処理の一つ
について説明する。CPU201は、TSデータ分離部
217からEPG情報が入力される毎に、そのEPG情
報を基に、現在放送中またはこれから放送される番組の
チャンネル番号と、各番組の第一ジャンル及び第二ジャ
ンルのジャンルコードとを対応付けてメモリ202に格
納する。
【0058】EPG情報は、定期的に放送信号と共に送
信されるわけであるが、CPU201はTSデータ分離
部217からEPG情報が入力される毎に、メモリ20
2の内容を更新する。このようにしてメモリ202内の
EPG情報は常に自動的に更新されるので、CPU20
1は、現在放送中の番組又はこれから放送される番組の
各々についてチャンネルとジャンルコードとについて適
宜識別することができる。
【0059】MPEG2ビデオデコーダ218は、ビデ
オメモリ220に設けられたワークエリアを利用して、
TSデータ分離部217から入力される信号をMPEG
2方式に従ってデコードすることによって映像データを
生成し、テレビ受像機4に適合する映像信号に変換し
て、画面処理回路221へ出力する。画面処理回路22
1では、MPEG2ビデオデコーダ218から入力され
た映像信号と、CPU201から入力される表示情報と
を合成して、テレビ受像機3へ出力する。
【0060】また、MPEG2オーディオデコーダ21
9は、TSデータ分離部217から入力される信号をM
PEG2方式に従ってデコードすることによって音声デ
ータを生成し、D/Aコンバータ222へ出力する。D
/Aコンバータ222では、MPEG2オーディオデコ
ーダ219から入力された音声データをアナログ信号に
変換することにより音声信号を生成し、テレビ受像機3
へ出力する。
【0061】次に、テレビ受像機3の構成について説明
する。テレビ受像機3は、制御装置301、表示制御部
302、音声制御部303、ディスプレイ31、スピー
カー32、及びIR受光部33により構成される。
【0062】制御装置301は、チューナボックス2の
画面処理回路221から入力される映像信号を表示制御
部302へ出力すると共に、D/Aコンバータ222か
ら入力される音声信号を音声制御部303へ出力する。
【0063】表示制御部302は、制御装置301から
入力される映像信号をもとにディスプレイ31を駆動制
御する。このことにより、ディスプレイ31は放送され
た映像を出力する。また、音声制御部303は、制御装
置301から入力される音声信号をもとにスピーカー3
2を駆動制御する。このことにより、スピーカー32
は、放送された音声を出力する。
【0064】IR受光部33は、リモコン装置4のIR
発光部41から発光される赤外線を受光する。そして、
IR受光部33は受信した赤外線に基づいて、各種操作
信号を選局制御装置21のCPU301に出力する。
【0065】次に、図4を参照してメモリ202の記憶
内容について説明する。図4は、メモリ202に記憶さ
れた設定内容の構成を模式的に示す図である。この図4
に示すように、メモリ202は、キーの項目202aと
ジャンルの項目202bとを対応付けて記憶している。
キー202aの項目には1,2,3,4…なる数字が格
納されている。これらの数字はリモコン装置4の数字キ
ー404〜413に付された数字と対応している。
【0066】一方、ジャンルの項目202bには、野
球,スポーツ2,お天気,バラエティー…の様に、番組
の所定のジャンルが格納されている。ここで登録するジ
ャンルは、第一ジャンルでも第二ジャンルでもよい。
【0067】この図4に示す記憶内容は、リモコン装置
4のジャンルD選局SW403がONの状態で数字キー
が押下されたとき、CPU201によって参照されるも
のである。このとき、例えば数字キー404を押下すれ
ば、現在放送中の番組のうち、野球のジャンルに属する
番組がディスプレイ31上にただちに放映される。
【0068】尚、それぞれの項目202a及び202b
に格納する情報は、図4に示すものに拘泥する必要はな
い。各々の数字キー404〜413から所定のジャンル
が特定できる内容であれば足りる。従って、例えば、ジ
ャンル202bの項目には、説明の都合上、文字データ
を格納しているが、この項目には各々のジャンルに対応
するジャンルコードを数値データ等として格納するのが
好ましい。
【0069】次に、デジタル放送受信システム1におけ
る選局処理について、図5を参照して説明する。図5
は、選局処理の手順を示すフローチャートである。前提
として、メモリ202は、予めユーザの登録に基づい
て、図4に示すような数字キーとジャンルとの対応関係
を記憶しているものとする。また、電源キー401の押
下操作により、チューナボックス2及びテレビ受像機3
の電源はONになっている。
【0070】先ず、リモコン装置4の各種キーの押下に
より、各種操作信号が発生する。IR受光部33は操作
信号を赤外線にて受信すると(ステップS1)、その操
作信号をバス206を介してCPU201に出力する。
CPU201は該操作信号がジャンル別選局を指示する
ものか否か、即ち、操作信号の発生に際してジャンルD
選局SWがONであったかOFFであったかを判定する
(ステップS2)。
【0071】操作信号がジャンル別選局を指示するもの
でないならば(ステップS2;NO)、一般的なデジタ
ル放送受信システムとしての機能を果たす。例えば、C
PU201は、操作信号に対応する番号のチャンネルを
選局する等の処理(以下、「一般処理」と記す。)を実
行する(ステップS4)。
【0072】一方、操作信号がジャンル別選局を指示す
るものであれば(ステップS2;YES)、CPU20
1は、先ずメモリ202を参照する。メモリ202は、
図4を参照して説明した様に、数字キー404〜413
と所定のジャンルとを対応付けて記憶している。従っ
て、CPU201は、操作信号から押下された数字キー
を特定し、その特定した数字キーに予め対応付けられた
ジャンルを特定できる。
【0073】次に、CPU201は、メモリ202にア
クセスし、前記特定したジャンルのジャンルコードに基
づいて、既存のチャンネル番号とジャンルコードとの対
応関係から、前記特定したジャンルに該当する番組のチ
ャンネルを特定する。該当するチャンネルが複数存在す
る場合は、デフォルト設定にて指定されたチャンネルで
放送されている番組をディスプレイ31上に表示する
(ステップS3)。デフォルト設定によれば、該当する
複数の番組を放送中のチャンネルのうち、最も番号の若
いチャンネルにて放送している番組がディスプレイ31
に表示される。
【0074】現段階では、特定したジャンルに属する番
組をデフォルト表示しているわけであるが、ここで、前
記操作信号から特定した数字キーと同じ数字キーが再度
押下されると(ステップS5;YES)、CPU201
はメモリ202を参照し、前記ジャンルに該当する番組
が他にもあるか判定する(ステップS6)。
【0075】他にも該当する番組がある場合は(ステッ
プS6;YES)、それらの番組のうち最も若い番号の
チャンネルで放送中の番組に切替える。そして、再びス
テップS5にもどる。この様にして、同じ数字キーが押
下される毎に、昇順で順次チャンネルが切り替わる。
【0076】一方、ステップS6で前記ジャンルに該当
する番組が他にない場合は、再びステップS1に戻る。
尚、このとき、他に該当する番組がない旨をディスプレ
イに表示するようにしてもよい。また、ステップS3に
おいては、ユーザが指定するジャンルに該当する番組が
少なくとも一つは存在することを前提としたが、該当す
る番組がない場合は該当する番組がない旨をディスプレ
イに表示するようにしてもよい。
【0077】以上説明した様に、第一の実施の形態にお
けるデジタル放送受信システム1によれば、予めユーザ
の登録により、各々の数字キー404〜413と所定の
ジャンルとが対応付けられる。CPU201は、押下さ
れた数字キーに対応するジャンルコードと、メモリ20
2に既存のEPG情報に含まれるジャンルコードとを照
合し、ユーザが指定するジャンルに該当する番組を放送
するチャンネルを特定する。
【0078】CPU201は、特定したチャンネルが複
数存在する場合は先ず、最も番号の若いチャンネルを選
択し、その選択したチャンネルの番組をディスプレイに
表示させる。そして、再び同じ数字キーが押下される毎
に、画面上に表示している番組を同じジャンルに属する
他の番組に逐次切り替える。
【0079】このことにより、ユーザは、リモコン装置
にてジャンルD選局SWをONにし、所定の数字キーを
押下するだけで、所望の番組をただちに視聴できる。即
ち、ユーザは煩雑な選局操作を要することがなく、迅速
かつ容易に所望の番組を視聴できる。
【0080】更に、当該デジタル放送受信システム1に
おいて、テレビ受像機3は、周知の一般的なテレビジョ
ンやモニタなどでもよい。従って、テレビジョン等をチ
ューナボックス2と連動させれば当該デジタル放送受信
システム1を構成できるので、そのコストを安価にでき
る。
【0081】〔第2の実施の形態〕次に第2の実施の形
態につき、図6及び図7を参照して説明する。なお、こ
の第2の実施の形態においても、デジタル放送受信シス
テムの構成自体は同じであるので、各構成要素について
の図示及び説明は省略する。以下、説明で使用する符号
は図1〜図4に対応する。
【0082】特にCPU201は、TSデータ分離部2
17からEPG情報が入力される毎に、そのEPG情報
を基に、現在放送中またはこれから放送される番組のチ
ャンネル番号と、その番組のタイトルと、各番組の第一
ジャンル及び第二ジャンルのジャンルコードと、を対応
付けてメモリ202に格納する。
【0083】さて、図6は、第2の実施の形態によるデ
ジタル放送受信システムにおける選局処理の手順を示す
フローチャートである。前提として、メモリ202に
は、図2に示す設定内容が記憶されている。即ち、予め
ユーザの登録に基づいて、数字キー404〜413と所
定のジャンルとが対応付けられている。また、電源キー
401の押下操作により、チューナボックス2及びテレ
ビ受像機3の電源はONになっている。
【0084】先ず、IR受光部33は、数字キー404
〜413の押下による操作信号を赤外線にて受信すると
(ステップS8)、その操作信号をバス206を介して
CPU201に出力する。CPU201は該操作信号が
ジャンル別選局を指示するものか否か、即ち、操作信号
の発生に際してジャンルD選局SWがONであったかO
FFであったかを判定する(ステップS9)。
【0085】操作信号がジャンル別選局を指示するもの
でないならば(ステップS9;NO)、CPU201は
一般処理を実行し、数字キーによって指定される番号の
チャンネルを選局し、そのチャンネルで放送されている
番組をディスプレイ31に表示させる。
【0086】一方、操作信号がジャンル別選局を指示す
るものであれば(ステップS9;YES)、CPU20
1は、先ずメモリ202を参照する。メモリ202は、
図4を参照して説明した様に、数字キー404〜413
と所定のジャンルとを対応付けて記憶している。従っ
て、CPU201は、操作信号から押下された数字キー
を特定し、その特定した数字キーに予め対応付けられた
ジャンルを特定できる。
【0087】次に、CPU201は、前記特定したジャ
ンルのジャンルコードと、メモリ202に記憶している
EPG情報に含まれるジャンルコードとを照合し、前記
特定したジャンルに該当する番組を特定する。該当する
番組が複数存在する場合は、デフォルト設定にて指定さ
れた番組をディスプレイ31上に表示する(ステップS
11)。デフォルト設定によれば、該当する番組を放送
中の複数のチャンネルのうち、最も番号の若いチャンネ
ルにて放送している番組がディスプレイ31に表示され
る。
【0088】現段階では、特定したジャンルに属する番
組をデフォルト表示しているわけであるが、ここで、前
記操作信号から特定した数字キーと同じ数字キーが再度
押下されると(ステップS12;YES)、CPU20
1はEPG情報を参照し、前記ジャンルに該当する番組
が他にもあるか判定する(ステップS13)。
【0089】他にも該当する番組がある場合は(ステッ
プS13;YES)、CPU201は、その該当する全
ての番組のタイトルを後述の様に一覧表(以下、「タイ
トル一覧表」と記す。)でディスプレイ31に重畳表示
させる(ステップS14)。
【0090】ここで、図7を参照してタイトル一覧表に
つき説明する。図7は、タイトル一覧表をディスプレイ
31に重畳表示した状態を模式的に示す図である。ディ
スプレイ31には、ユーザがリモコン装置4にて、ジャ
ンルD選局SW403をONにして野球のジャンルに対
応する数字キーを押下したことに起因して、デフォルト
設定で選局された野球番組が表示されている。
【0091】更に、ディスプレイ31には、表示中の野
球番組と共にタイトル一覧表6が重畳表示されている。
タイトル一覧表6には、現在放送中の番組のうち、ディ
スプレイ31に表示中の番組以外の番組であって、ユー
ザが指定したジャンルに該当する全ての番組のタイトル
が表示される。
【0092】図7において、タイトル一覧表6には、3
種類の野球番組のタイトルが表示されている。ユーザ
は、ディスプレイ31に表示中の野球番組の他、3種類
の野球番組を選択して視聴できる。また、タイトル一覧
表6の上部の枠6aには、ユーザが数字キーにて指定し
たジャンル(野球)と、現在視聴可能な番組の数(3種
類)が表示される。
【0093】また、タイトル一覧表6において、上部の
枠6aを除く3つの枠6b〜6dの何れかは太枠6cで
表示される。この太枠6cは、リモコン装置4のカーソ
ルキー416又は419の押下操作にて枠6b〜6dの
上を移動する。
【0094】即ちステップS14において、ユーザはリ
モコン装置4のカーソルキー416又は419の押下操
作にて所望の番組のタイトルを選択できる。ここで、リ
モコン装置4の決定キー420を押下すると(ステップ
S15;YES)、CPU201は、太枠6c内に表示
されたタイトルの番組を選択し、その番組をディスプレ
イ31上にただちに表示させる(ステップS16)。続
いて、CPU201はタイトル一覧表6を画面上から除
去させる(ステップS17)。
【0095】一方、CPU201は、タイトル一覧表6
を画面上に重畳表示している状態において、リモコン装
置4又は入力部204から操作信号が一定時間内に入力
されない場合は(ステップS15)、タイトル一覧表6
を画面上から除去する。
【0096】以上説明した様に、第二の実施の形態にお
けるデジタル信号受信システムによれば、予めユーザの
登録により、各々の数字キーと所望のジャンルとが対応
付けられる。CPU201は、メモリ202を参照し、
押下された数字キーに対応するジャンルに適合する番組
を放送しているチャンネルを特定する。そしてCPU
は、特定したチャンネルが複数存在する場合は先ず、最
も番号の若いチャンネルを選択し、その選択したチャン
ネルの番組をディスプレイにただちに表示させる。
【0097】このことにより、ユーザは、リモコン装置
4にてジャンルD選局SW203をONにし、所定の数
字キーを押下するだけで、所望の番組を視聴できる。即
ち、ユーザは煩雑な選局操作を要することがなく、迅速
かつ容易に所望の番組を視聴できる。
【0098】また、CPU201は再び同じ数字キーが
押下された場合は、タイトル一覧表6をディスプレイ3
1上に重畳表示させる。タイトル一覧表6の上の枠6a
には、番組数が表示されるので、ユーザは現在視聴可能
な番組の数を把握できる。また、ユーザは、タイトル一
覧表6にてタイトルから番組を選択できるので、所望の
番組に早くアクセスできる。
【0099】〔第3の実施の形態〕次に第3の実施の形
態につき、図8を参照して説明する。図8は、第3の実
施の形態によるチューナ内蔵テレビ受像機7のブロック
図である。このチューナ内蔵テレビ受像機7は、図2に
示すテレビ受像機3にチューナボックス2を内蔵したも
のである。従って、上記第1及び第2の実施の形態と同
じ構成要素については同符号を付してこれらの詳細な説
明は省略する。
【0100】図8において、表示制御部302は、画像
処理回路221から入力される映像信号をもとにディス
プレイ31を駆動制御して、ディスプレイ31の画面上
にデジタル放送の映像を表示させる。
【0101】音声制御部303は、D/Aコンバータ2
22から入力される音声信号をもとにスピーカ32を駆
動制御してスピーカ32からデジタル放送の音声を出力
させる。
【0102】入力部204には、IR受光部33を備え
ている。IR受光部33は、リモコン装置4から発光さ
れる赤外線を受光する。そして、受光した赤外線の担う
操作信号をバス206を介してCPU201に出力す
る。
【0103】CPU201が実行する各種処理は、第1
又は第2の実施の形態において、CPU201が実行す
る各種処理と同様である。
【0104】以上説明した様に、第3の実施の形態にお
けるチューナ内蔵テレビ受像機7は、ディスプレイ31
を備えた本体内に、選局制御装置をはじめとする各部を
収納して一体的に構成されるので、前記第1の実施の形
態及び第2の実施の形態による効果に加えて、設置に要
するスペースが小さくて済むという効果を奏する。
【0105】尚、上記実施の形態における記述内容は、
本発明の好適な例であり、これらに限定されるものでは
ない。第2の実施の形態において、ディスプレイ31に
表示するタイトル一覧表6の大きさは任意である。更
に、タイトル一覧表6の表示位置についても、図7に示
す様に画面中央に表示する必要はない。例えば、ディス
プレイ31に表示中の番組をできるだけ遮らないように
するべく、タイトル一覧表6の大きさを小さくし、ディ
スプレイ31の隅に表示する様にしてもよい。
【0106】また、アンテナ(図示略)は、衛星放送受
信用のパラボラアンテナであるが、集合住宅等において
大型のアンテナから分岐したケーブルによって放送信号
がチューナーボックス2へ入力される構成としてもよい
し、CATV(ケーブルテレビ)等のケーブルを介し
て、チューナーボックス2へ放送信号が入力されるよう
にしても良い。
【0107】更に、デジタル放送受信システム1又はチ
ューナ内蔵テレビ受像機7は、BSやCSなどの衛星を
介するデジタル放送に限らず、地上波によるデジタル放
送を受信する構成としても良い。
【0108】その他、チューナボックス2、テレビ受像
機3、チューナ内蔵テレビ受像機600の細部構成、リ
モコン装置の各種キーの配置、及びCPU201の詳細
動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で適宜変更できることは勿論である。
【0109】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、指定され
た属性の番組の映像及び音声が素早く出力され、さら
に、続けて同一の属性が指定された場合は、予め判定さ
れた優先順位に基づいて、同一の属性の番組が順次切り
替えられて受信される。このため、ユーザは、所望の属
性の番組を次々と切り替えて視聴することができる。
【0110】請求項2記載の発明によれば、特定のキー
に属性が対応づけられているので、属性を指定する操作
が、より一層手軽な操作で済む。特に、同一の属性を連
続して指定する場合には、操作が容易なため、より一層
の利便性向上を図れる。
【0111】請求項3記載の発明によれば、指定した属
性の番組について映像及び音声が出力された上、さら
に、同一の属性の番組一覧が重ねて表示される。これに
より、所望の属性の番組が速やかに表示された上で、他
の番組を選ぶことができ、利便性と興趣性の向上を図れ
る。
【0112】請求項4記載の発明によれば、指定された
属性の番組の映像及び音声が素早く出力され、さらに、
続けて同一の属性が指定された場合は、予め判定された
優先順位に基づいて、同一の属性の番組が順次切り替え
られて受信される。このため、ユーザは、所望の属性の
番組を次々と切り替えて視聴することができる。更に、
このテレビ受像機は指定手段を除く各構成要素を内蔵し
(但し、指定手段も内蔵するようにしてもよい)、一体
的に構成されるので、例えば、設置スペース等の面で便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるデジタル放
送受信システム1の構成を示す図である。
【図2】図1に示すリモコン装置4の外観図である。
【図3】図1のデジタル放送受信システム1の内部構成
を示すブロック図である。
【図4】メモリ202に記憶された設定内容の構成を模
式的に示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における選局処理の
手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態における選局処理の
手順を示すフローチャートである。
【図7】図6における選局処理で表示されるタイトル一
覧表を模式的に示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるチューナー
内蔵テレビ受像機7の内部構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 デジタル放送放送受信システム 2 チューナボックス 21 選局制御装置 22 デジタルチューナ 201 CPU 202 メモリ 203 I/O部 204 入力部 205 モデム 206 バス 207 フィルタ 208 増幅器 209 混合回路 210 発振器 211 PLL回路 212 IQ復調回路 213 A/Dコンバータ 214 nPSK復調回路 215 TMCCデコーダ 216 スクランブル解除部 217 TSデータ分離部 218 MPEG2ビデオデコーダ 219 MPEG2オーディオデコーダ 220 ビデオメモリ 221 画面処理回路 222 D/Aコンバータ 3 テレビ受像機 31 ディスプレイ 32 スピーカー 33 IR受光部 301 制御装置 302 表示制御装置 303 音声制御装置 4 リモコン装置 41 IR発光部 401 電源キー 402 メニューキー 403 ジャンルダイレクト選局スイッチ 404,405,406,407,408,409,410,
411,412,413数字キー 414 シャープキー 415 アスタリスクキー 416,417,418,419 カーソルキー 420 決定キー 7 チューナー内蔵テレビ受像機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル放送で放送される番組を受信して
    該番組の映像及び音声をテレビ受像機により出力させる
    デジタル放送受信装置において、 放送される番組の放送予定と各番組の属性とを対応づけ
    て記憶する番組属性記憶手段と、 所定の属性を指定する指定手段と、 この指定手段により指定された属性の番組を前記番組属
    性記憶手段に記憶された番組の中から抽出して受信する
    番組を特定する制御手段と、 この制御手段により特定された番組の映像及び音声を前
    記テレビ受像機により出力させる出力制御手段と、を備
    え、 前記制御手段は、前記番組属性記憶手段から複数の番組
    を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位を予め
    定められた基準に従って判定し、この優先順位中で最優
    先の番組を受信すべき番組として特定し、さらに、前記
    指定手段によって同一の属性が再度指定された場合は次
    の優先順位の番組を受信する番組として特定すること、 を特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】前記指定手段は、前記番組の属性に対応づ
    けられたキーを備え、このキーの操作時に該キーに対応
    づけられた属性を指定することを特徴とする請求項1記
    載のデジタル放送受信装置。
  3. 【請求項3】前記出力制御手段は、前記制御装置によっ
    て前記番組属性記憶手段から抽出された各番組の一覧
    を、現在出力中の映像に重ねて出力させることを特徴と
    する請求項1または2記載のデジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】デジタル放送で放送される番組を受信して
    該番組の映像及び音声を出力するテレビ受像機におい
    て、 放送される番組の放送予定と各番組の属性とを対応づけ
    て記憶する番組属性記憶手段と、 所定の属性を指定する指定手段と、 この指定手段により指定された属性の番組を前記番組属
    性記憶手段に記憶された番組の中から抽出して受信する
    番組を特定する制御手段と、 この制御手段により特定された番組の映像及び音声を出
    力する出力手段と、を備え、 前記制御手段は、前記番組属性記憶手段から複数の番組
    を抽出した場合には、抽出した各番組の優先順位を予め
    定められた基準に従って判定し、この優先順位中で最優
    先の番組を受信すべき番組として特定し、さらに、前記
    指定手段によって同一の属性が再度指定された場合は次
    の優先順位の番組を受信する番組として特定すること、
    を特徴とするテレビ受像機。
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