JP2000196411A - 弾性表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法 - Google Patents
弾性表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法Info
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- JP2000196411A JP2000196411A JP10371073A JP37107398A JP2000196411A JP 2000196411 A JP2000196411 A JP 2000196411A JP 10371073 A JP10371073 A JP 10371073A JP 37107398 A JP37107398 A JP 37107398A JP 2000196411 A JP2000196411 A JP 2000196411A
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- acoustic wave
- surface acoustic
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- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/0023—Balance-unbalance or balance-balance networks
- H03H9/0028—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices
- H03H9/0085—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having four acoustic tracks
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 相対帯域外減衰量を増大化した弾性表面波デ
バイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法を得る。 【解決手段】 横モード結合型弾性表面波（ＳＡＷ）フ
ィルタの多段接続構成において、入力１０、入力１２は
平衡信号入力とし、１段目のフィルタと２段目のフィル
タを結ぶ段間は不平衡接続され、１段目の出力１１、１
３と２段目の入力２０、２２間がグランド電位へ落とさ
れる。そして２段目からの出力２１および出力２３は再
び平衡信号出力とされる。この構成により、デバイスの
入力１０、入力１２から出力２１、出力２３への電気的
な直達波の伝搬を防ぐことができる。この結果、フィル
タ特性において、フィルタの通過帯域以外、即ち阻止領
域における減衰量の改善が可能となる。
バイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法を得る。 【解決手段】 横モード結合型弾性表面波（ＳＡＷ）フ
ィルタの多段接続構成において、入力１０、入力１２は
平衡信号入力とし、１段目のフィルタと２段目のフィル
タを結ぶ段間は不平衡接続され、１段目の出力１１、１
３と２段目の入力２０、２２間がグランド電位へ落とさ
れる。そして２段目からの出力２１および出力２３は再
び平衡信号出力とされる。この構成により、デバイスの
入力１０、入力１２から出力２１、出力２３への電気的
な直達波の伝搬を防ぐことができる。この結果、フィル
タ特性において、フィルタの通過帯域以外、即ち阻止領
域における減衰量の改善が可能となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段接続型の弾性
表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法に関
する。
表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、弾性表面波デバイスおよび弾性表
面波フィルタ接続方法は一般に、弾性表面波（ＳＡＷ）
フィルタの複数個が平衡駆動型横モード結合形式で縦続
接続され、且つ各段間が平衡接続方法で構成される。
面波フィルタ接続方法は一般に、弾性表面波（ＳＡＷ）
フィルタの複数個が平衡駆動型横モード結合形式で縦続
接続され、且つ各段間が平衡接続方法で構成される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、入出力端子間に不要な電磁結合が発生し
帯域外減衰量が劣化する要因となっている問題を伴う。
このため、従来、改善が望まれている。
従来技術では、入出力端子間に不要な電磁結合が発生し
帯域外減衰量が劣化する要因となっている問題を伴う。
このため、従来、改善が望まれている。
【０００４】従来構造のＳＡＷフィルタの構成例を図６
および図７に示す。これらでは１段目の出力３１および
２段目の入力４０間、並びに、１段目の出力３３および
２段目の入力４２間が、平衡に接続されている（グラン
ドに落ちていない）。このため、十分な帯域外減衰量が
得られない。その内容を以下に詳述する。
および図７に示す。これらでは１段目の出力３１および
２段目の入力４０間、並びに、１段目の出力３３および
２段目の入力４２間が、平衡に接続されている（グラン
ドに落ちていない）。このため、十分な帯域外減衰量が
得られない。その内容を以下に詳述する。
【０００５】図８は、従来の平衡接続方式による、横モ
ード結合型縦続接続ＳＡＷフィルタの構造を説明するた
めの図である。また、図９は、図８に示した横モード結
合型縦続接続ＳＡＷフィルタの特性を説明するための模
式図である。
ード結合型縦続接続ＳＡＷフィルタの構造を説明するた
めの図である。また、図９は、図８に示した横モード結
合型縦続接続ＳＡＷフィルタの特性を説明するための模
式図である。
【０００６】図８および図９において、従来構造を有す
る平衡入出力電極構造横モード結合型縦続接続ＳＡＷフ
ィルタでは、領域Ｂと領域Ｃとは信号線で周囲を囲まれ
ているものの、その電位はグランド電位とはなっていな
い。その結果、１段目の領域Ａから放射される不要電磁
放射が領域Ｂの信号線の電位を不安定にする。このた
め、領域Ａから領域Ｂへの不要な電磁結合が発生し易
い。
る平衡入出力電極構造横モード結合型縦続接続ＳＡＷフ
ィルタでは、領域Ｂと領域Ｃとは信号線で周囲を囲まれ
ているものの、その電位はグランド電位とはなっていな
い。その結果、１段目の領域Ａから放射される不要電磁
放射が領域Ｂの信号線の電位を不安定にする。このた
め、領域Ａから領域Ｂへの不要な電磁結合が発生し易
い。
【０００７】この不要電磁結合による信号は領域Ｂ→領
域Ｃと伝わり、そして領域Ｃ→領域Ｄ間でも上述のよう
な不要電磁放射の授受が行われる。このため、結果とし
て、入力から出力へ直接通じる不要電気的結合のルート
が発生する。この不要電磁結合による信号は、ＳＡＷデ
バイスのＩＤＴ構造を決定するパラメータには一般に依
存しない。よって、入出力端子間の直達波となりフィル
タの帯域外減衰量を劣化させたり、帯域内リップルを発
生させる原因となる。
域Ｃと伝わり、そして領域Ｃ→領域Ｄ間でも上述のよう
な不要電磁放射の授受が行われる。このため、結果とし
て、入力から出力へ直接通じる不要電気的結合のルート
が発生する。この不要電磁結合による信号は、ＳＡＷデ
バイスのＩＤＴ構造を決定するパラメータには一般に依
存しない。よって、入出力端子間の直達波となりフィル
タの帯域外減衰量を劣化させたり、帯域内リップルを発
生させる原因となる。
【０００８】図１０は、従来手法の場合の特性例であ
る。本図１０において、３７７．２５ＭＨｚ付近の共振
ピークを基準とした相対帯域外減衰量が、約４５ｄＢ程
度しか得られていない。
る。本図１０において、３７７．２５ＭＨｚ付近の共振
ピークを基準とした相対帯域外減衰量が、約４５ｄＢ程
度しか得られていない。
【０００９】本発明は、相対帯域外減衰量を増大化した
弾性表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法
を提供することを目的とする。
弾性表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法
を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明の弾性表面波デバイスは、弾
性表面波フィルタを２段以上縦続に接続した弾性表面波
デバイスであり、弾性表面波フィルタの各段間を結ぶ入
出力信号の接続線の少なくとも一つがグランド電位へ接
続され、不平衡接続とされたことを特徴としている。
め、請求項１に記載の発明の弾性表面波デバイスは、弾
性表面波フィルタを２段以上縦続に接続した弾性表面波
デバイスであり、弾性表面波フィルタの各段間を結ぶ入
出力信号の接続線の少なくとも一つがグランド電位へ接
続され、不平衡接続とされたことを特徴としている。
【００１１】また、上記の弾性表面波フィルタは、圧電
基板上に形成され、くし形交叉指状電極を有するフィル
タとするとよい。
基板上に形成され、くし形交叉指状電極を有するフィル
タとするとよい。
【００１２】さらに、弾性表面波フィルタは、表面波が
伝搬する方向に対して垂直方向に分布するモードを介し
てエネルギー授受を行う横モード結合型フィルタとする
とよい。
伝搬する方向に対して垂直方向に分布するモードを介し
てエネルギー授受を行う横モード結合型フィルタとする
とよい。
【００１３】請求項５に記載の発明の弾性表面波フィル
タ接続方法は、弾性表面波フィルタを２段以上縦続に接
続する場合の弾性表面波フィルタ接続方法であり、弾性
表面波フィルタの各段間を結ぶ入出力信号の接続線の少
なくとも一つをグランド電位へ接続し、不平衡接続とさ
れたことを特徴としている。
タ接続方法は、弾性表面波フィルタを２段以上縦続に接
続する場合の弾性表面波フィルタ接続方法であり、弾性
表面波フィルタの各段間を結ぶ入出力信号の接続線の少
なくとも一つをグランド電位へ接続し、不平衡接続とさ
れたことを特徴としている。
【００１４】また、上記の弾性表面波フィルタは、くし
形交叉指状電極を有するフィルタであり、圧電基板上に
おいて接続するとよい。
形交叉指状電極を有するフィルタであり、圧電基板上に
おいて接続するとよい。
【００１５】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による弾性表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接
続方法の実施の形態を詳細に説明する。図１〜図５を参
照すると、本発明の弾性表面波デバイスおよび弾性表面
波フィルタ接続方法の一実施形態の構成を説明するため
の図が示されている。
による弾性表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接
続方法の実施の形態を詳細に説明する。図１〜図５を参
照すると、本発明の弾性表面波デバイスおよび弾性表面
波フィルタ接続方法の一実施形態の構成を説明するため
の図が示されている。
【００１６】図１は、本発明を施した横モード結合型弾
性表面波（ＳＡＷ）フィルタの構成例である。上述の通
り、入力１０、入力１２は平衡信号入力であり、１段目
のフィルタと２段目のフィルタを結ぶ段間は不平衡接続
され、１段目の出力１１および２段目の入力２０間と、
１段目の出力１３および２段目の入力２２間がグランド
電位へ落ちている。そして２段目からの出力２１並びに
出力２３は、再び平衡信号出力となっている。
性表面波（ＳＡＷ）フィルタの構成例である。上述の通
り、入力１０、入力１２は平衡信号入力であり、１段目
のフィルタと２段目のフィルタを結ぶ段間は不平衡接続
され、１段目の出力１１および２段目の入力２０間と、
１段目の出力１３および２段目の入力２２間がグランド
電位へ落ちている。そして２段目からの出力２１並びに
出力２３は、再び平衡信号出力となっている。
【００１７】（動作の説明）次に、本実施形態の動作例
について図１〜図５を用いて詳細に説明する。図１は、
本発明を施した平衡入出力電極を有する、横モード結合
型ＳＡＷフィルタである。また、図２は、図１の動作原
理の説明を目的とした簡略図であり、図１からグレーテ
ィング反射器を省略したものである。本図２では、くし
形交叉指状電極の形成領域として、上から領域Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄの４つの領域に分割でき、入力端子から入ったエ
ネルギーは領域Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄの順番で伝達される。こ
の４つの領域はその電極の接続方法によってエネルギー
の授受形態が異なり、理想的には、領域Ａ→領域Ｂのエ
ネルギ授受は音響的結合、領域Ｂ→領域Ｃは電気結合、
領域Ｃ→領域Ｄは音響結合となるのが望ましい。このエ
ネルギー授受の様子をさらに模式的に示したものが図３
である。
について図１〜図５を用いて詳細に説明する。図１は、
本発明を施した平衡入出力電極を有する、横モード結合
型ＳＡＷフィルタである。また、図２は、図１の動作原
理の説明を目的とした簡略図であり、図１からグレーテ
ィング反射器を省略したものである。本図２では、くし
形交叉指状電極の形成領域として、上から領域Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄの４つの領域に分割でき、入力端子から入ったエ
ネルギーは領域Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄの順番で伝達される。こ
の４つの領域はその電極の接続方法によってエネルギー
の授受形態が異なり、理想的には、領域Ａ→領域Ｂのエ
ネルギ授受は音響的結合、領域Ｂ→領域Ｃは電気結合、
領域Ｃ→領域Ｄは音響結合となるのが望ましい。このエ
ネルギー授受の様子をさらに模式的に示したものが図３
である。
【００１８】図２、図３から判るように、本発明では領
域Ｂと領域Ｃを接続している平衡信号線の一方をグラン
ド電位へ落としており、領域Ｃと領域Ｂがそのグランド
電位に落とされた信号線で周囲を囲まれるようになって
いる。この結果、領域Ｂと領域Ｃの２領域は、周囲を囲
むグランド電位信号線によって外部の不要電磁放射から
電気的にシールドされる。つまりこの構造では、領域Ａ
→領域Ｂ（若しくは、領域Ｃ→領域Ｄ）間のエネルギー
授受は音響的にのみ行われ、不要な電磁結合は発生しな
い。
域Ｂと領域Ｃを接続している平衡信号線の一方をグラン
ド電位へ落としており、領域Ｃと領域Ｂがそのグランド
電位に落とされた信号線で周囲を囲まれるようになって
いる。この結果、領域Ｂと領域Ｃの２領域は、周囲を囲
むグランド電位信号線によって外部の不要電磁放射から
電気的にシールドされる。つまりこの構造では、領域Ａ
→領域Ｂ（若しくは、領域Ｃ→領域Ｄ）間のエネルギー
授受は音響的にのみ行われ、不要な電磁結合は発生しな
い。
【００１９】図４は本発明を施したＳＡＷフィルタの特
性例である。従来手法の場合の特性例である図１０で
は、３７７．２５ＭＨｚ付近の共振ピークを基準とした
相対帯域外減衰量が、約４５ｄＢ程度しか得られていな
い。これに対し、本発明を施した図４の場合には、約６
０ｄＢと、従来手法に比較して約１５ｄＢ帯域外減衰量
が改善しているのが判る。
性例である。従来手法の場合の特性例である図１０で
は、３７７．２５ＭＨｚ付近の共振ピークを基準とした
相対帯域外減衰量が、約４５ｄＢ程度しか得られていな
い。これに対し、本発明を施した図４の場合には、約６
０ｄＢと、従来手法に比較して約１５ｄＢ帯域外減衰量
が改善しているのが判る。
【００２０】（他の実施例）図５は本発明の他の実施例
である。これは、平衡駆動型横モード結合型ＳＡＷフィ
ルタを３段縦続接続した場合の例である。このように複
数個縦続接続した場合においても、同様の効果を得るこ
とができる。
である。これは、平衡駆動型横モード結合型ＳＡＷフィ
ルタを３段縦続接続した場合の例である。このように複
数個縦続接続した場合においても、同様の効果を得るこ
とができる。
【００２１】本実施形態では、圧電基板上に構成された
くし形交叉指状電極を有する弾性表面波（ＳＡＷ）デバ
イスの中でも、ＳＡＷが伝搬する方向に対して垂直方向
に分布するモード（以下横モード）を介してエネルギー
授受を行う横モード結合型フィルタを示している。本構
成の入出力電気端子が平衡型のものを複数個縦続接続し
た多段型フィルタにおいて、その帯域外減衰量を改善す
るためのデバイス構成を得ている。
くし形交叉指状電極を有する弾性表面波（ＳＡＷ）デバ
イスの中でも、ＳＡＷが伝搬する方向に対して垂直方向
に分布するモード（以下横モード）を介してエネルギー
授受を行う横モード結合型フィルタを示している。本構
成の入出力電気端子が平衡型のものを複数個縦続接続し
た多段型フィルタにおいて、その帯域外減衰量を改善す
るためのデバイス構成を得ている。
【００２２】図１は、上記フィルタの構成例を示してい
る。入力１０と入力１２に平衡交ばん電圧を印加する
と、１段目上側の交叉指状電極（ＩＤＴ）からＳＡＷが
励振される。
る。入力１０と入力１２に平衡交ばん電圧を印加する
と、１段目上側の交叉指状電極（ＩＤＴ）からＳＡＷが
励振される。
【００２３】励振されたＳＡＷは図中左右方向に伝搬し
てゆくが、その際、ＳＡＷの伝搬方向に対して垂直方向
に広がりを持つ音響的な横モードポテンシャル分布がで
きる。この結果、その横モードポテンシャルとしての信
号が１段目下側のＩＤＴにて受信され再度電気信号に変
換され、出力端子２１、２３に出力される。この電気信
号→音響信号→電気信号のエネルギー変換が効率良く行
われる周波数域は、ＩＤＴのピッチ、上側ＩＤＴと下側
ＩＤＴの間隔、ＩＤＴの開口長、ＩＤＴを形成する電極
膜厚に依存することから、これらの設計パラメータを適
当に設定することにより、所望のフィルタ特性を実現す
ることができる。
てゆくが、その際、ＳＡＷの伝搬方向に対して垂直方向
に広がりを持つ音響的な横モードポテンシャル分布がで
きる。この結果、その横モードポテンシャルとしての信
号が１段目下側のＩＤＴにて受信され再度電気信号に変
換され、出力端子２１、２３に出力される。この電気信
号→音響信号→電気信号のエネルギー変換が効率良く行
われる周波数域は、ＩＤＴのピッチ、上側ＩＤＴと下側
ＩＤＴの間隔、ＩＤＴの開口長、ＩＤＴを形成する電極
膜厚に依存することから、これらの設計パラメータを適
当に設定することにより、所望のフィルタ特性を実現す
ることができる。
【００２４】本実施形態の特徴は、上記平衡駆動型横モ
ード結合型フィルタを２段以上縦続接続した場合におい
て、各段間の接続方法を平衡ではなく、出力１１、１３
と入力２０、２２を結ぶ電気信号線をグランド電位へ落
とし不平衡接続としている点にある。この接続構成とす
ることにより、入力１０および１２から出力２１および
出力２３への電気的な直達波の伝搬を防ぐことができ、
その結果フィルタ特性において、帯域外減衰量を改善す
ることができる。
ード結合型フィルタを２段以上縦続接続した場合におい
て、各段間の接続方法を平衡ではなく、出力１１、１３
と入力２０、２２を結ぶ電気信号線をグランド電位へ落
とし不平衡接続としている点にある。この接続構成とす
ることにより、入力１０および１２から出力２１および
出力２３への電気的な直達波の伝搬を防ぐことができ、
その結果フィルタ特性において、帯域外減衰量を改善す
ることができる。
【００２５】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
【００２６】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
１に記載の発明の弾性表面波デバイスは、弾性表面波フ
ィルタの各段間を結ぶ入出力信号の接続線の少なくとも
一つがグランド電位へ接続されている。この構成によ
り、デバイスの入力から出力への電気的な直達波の伝搬
を防ぐことができる。この結果、フィルタ特性におい
て、フィルタの通過帯域以外、即ち阻止領域における減
衰量の改善が可能となる。
１に記載の発明の弾性表面波デバイスは、弾性表面波フ
ィルタの各段間を結ぶ入出力信号の接続線の少なくとも
一つがグランド電位へ接続されている。この構成によ
り、デバイスの入力から出力への電気的な直達波の伝搬
を防ぐことができる。この結果、フィルタ特性におい
て、フィルタの通過帯域以外、即ち阻止領域における減
衰量の改善が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の弾性表面波デバイスの実施形態を示す
ＳＡＷデバイスの構成である。
ＳＡＷデバイスの構成である。
【図２】図１の動作原理の説明を目的とした簡略図であ
る。
る。
【図３】図２の模式図である。
【図４】本発明を適用したＳＡＷフィルタの通過特性例
図である。
図である。
【図５】本発明の他の実施形態を示すＳＡＷデバイスの
構成図である。
構成図である。
【図６】従来の構造を有するＳＡＷデバイスの構成例１
を示す図である。
を示す図である。
【図７】従来の構造を有するＳＡＷデバイスの構成例２
を示す図である。
を示す図である。
【図８】従来品の動作を説明するための簡略図である。
【図９】図８の模式図である。
【図１０】従来技術を適用したＳＡＷフィルタの通過特
性例図である。
性例図である。
１０、１２ （１段目の）入力 １１、１３ （１段目の）出力 ２０、２２ （２段目の）入力 ２１、２３ （２段目の）出力
Claims (6)
- 【請求項１】 弾性表面波フィルタを２段以上縦続に接
続した弾性表面波デバイスであり、前記弾性表面波フィ
ルタの各段間を結ぶ入出力信号の接続線の少なくとも一
つがグランド電位へ接続され、 不平衡接続とされたことを特徴とする弾性表面波デバイ
ス。 - 【請求項２】 前記弾性表面波フィルタは、圧電基板上
に形成されたことを特徴とする請求項１に記載の弾性表
面波デバイス。 - 【請求項３】 前記弾性表面波フィルタは、くし形交叉
指状電極を有するフィルタであることを特徴とする請求
項１または２に記載の弾性表面波デバイス。 - 【請求項４】 前記弾性表面波フィルタは、表面波が伝
搬する方向に対して垂直方向に分布するモードを介して
エネルギー授受を行う横モード結合型フィルタであるこ
とを特徴とする請求項１から３の何れかに記載の弾性表
面波デバイス。 - 【請求項５】 弾性表面波フィルタを２段以上縦続に接
続する場合の弾性表面波フィルタ接続方法であり、 前記弾性表面波フィルタの各段間を結ぶ入出力信号の接
続線の少なくとも一つをグランド電位へ接続し、 不平衡接続とされたことを特徴とする弾性表面波フィル
タ接続方法。 - 【請求項６】 前記弾性表面波フィルタは、くし形交叉
指状電極を有するフィルタであり、圧電基板上において
接続されることを特徴とする請求項５に記載の弾性表面
波フィルタ接続方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10371073A JP2000196411A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 弾性表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法 |
| EP99125628A EP1014572A3 (en) | 1998-12-25 | 1999-12-22 | Surface acoustic wave device and method of connecting surface acoustic wave filters |
| US09/471,933 US6177752B1 (en) | 1998-12-25 | 1999-12-23 | Surface acoustic wave device and method of connecting surface acoustic wave filters |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10371073A JP2000196411A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 弾性表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000196411A true JP2000196411A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18498098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10371073A Pending JP2000196411A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 弾性表面波デバイスおよび弾性表面波フィルタ接続方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6177752B1 (ja) |
| EP (1) | EP1014572A3 (ja) |
| JP (1) | JP2000196411A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6801100B2 (en) * | 1996-05-23 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Inter-digital transducer, surface acoustic wave filter and communication apparatus using the same |
| US6348845B2 (en) * | 1996-05-23 | 2002-02-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Surface acoustic wave filter and multistage surface acoustic wave filter |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0648233A (ja) | 1992-07-24 | 1994-02-22 | Ikeda Bussan Co Ltd | シート装置 |
| JP3203796B2 (ja) | 1992-09-07 | 2001-08-27 | 株式会社大真空 | 多重モード弾性表面波フィルタ |
| DE69323163T2 (de) * | 1992-12-01 | 1999-06-02 | Japan Radio Co Ltd | Akustischer Oberflächenwellenfilter und mobiles Kommunikationssystem mit solchem Filter |
| EP0648015B1 (en) * | 1993-10-08 | 2000-05-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Surface acoustic wave filter |
| JPH08237064A (ja) | 1995-02-28 | 1996-09-13 | Kinseki Ltd | 横結合二重モード弾性表面波フイルタ |
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