JPH09294049A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents
弾性表面波フィルタInfo
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- JPH09294049A JPH09294049A JP10306596A JP10306596A JPH09294049A JP H09294049 A JPH09294049 A JP H09294049A JP 10306596 A JP10306596 A JP 10306596A JP 10306596 A JP10306596 A JP 10306596A JP H09294049 A JPH09294049 A JP H09294049A
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- surface acoustic
- acoustic wave
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 帯域外での減衰を高めるためフィルタ素子を
カスケード接続するも高次振動モードによるスプリアス
信号や弾性表面波以外の疑似弾性表面波やバルク波等の
影響により不要なスプリアス信号が生じる。 【解決手段】 ２段にカスケード接続されるフィルタ素
子１２と１３のパターン形状を互いに異なる構造にして
スプリアス信号の減衰を高めるため、フィルタ素子１２
のＩＤＴ電極対数とフィルタ素子１３の電極対数とを異
なるものとする。また、異なる電極対数によるフィルタ
素子間のインピーダンスの不整合による損失を少なくか
つ帯域内でのリップルを低減するため、フィルタ素子１
２と１３のそれぞれのＩＤＴ電極の交差幅を変えてイン
ピーダンスの整合を得る。パターン形状が互いに異なる
構造は、ＩＤＴ電極の交差幅や電極幅及びピッチを変え
ることも含む。
カスケード接続するも高次振動モードによるスプリアス
信号や弾性表面波以外の疑似弾性表面波やバルク波等の
影響により不要なスプリアス信号が生じる。 【解決手段】 ２段にカスケード接続されるフィルタ素
子１２と１３のパターン形状を互いに異なる構造にして
スプリアス信号の減衰を高めるため、フィルタ素子１２
のＩＤＴ電極対数とフィルタ素子１３の電極対数とを異
なるものとする。また、異なる電極対数によるフィルタ
素子間のインピーダンスの不整合による損失を少なくか
つ帯域内でのリップルを低減するため、フィルタ素子１
２と１３のそれぞれのＩＤＴ電極の交差幅を変えてイン
ピーダンスの整合を得る。パターン形状が互いに異なる
構造は、ＩＤＴ電極の交差幅や電極幅及びピッチを変え
ることも含む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性表面波フィル
タに係り、特にフィルタ素子を複数段にカスケード接続
したフィルタ構造に関する。
タに係り、特にフィルタ素子を複数段にカスケード接続
したフィルタ構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】弾性表面波素子は、圧電性基板上にＩＤ
Ｔ電極（Ｉｎｔｅｒ−Ｄｉｇｉｔａｌ−Ｔｒａｎｓｄｕ
ｃｅｒ：櫛歯状電極）を形成し弾性表面波を励振する。
弾性表面波フイルタでは、この励振された波を利用し
て、信号処理を行い所望のフィルタ帯域を得る。
Ｔ電極（Ｉｎｔｅｒ−Ｄｉｇｉｔａｌ−Ｔｒａｎｓｄｕ
ｃｅｒ：櫛歯状電極）を形成し弾性表面波を励振する。
弾性表面波フイルタでは、この励振された波を利用し
て、信号処理を行い所望のフィルタ帯域を得る。
【０００３】弾性表面波フィルタの内でもモード結合型
フィルタは、基板上に共振子を形成し、共振子間の音響
的な結合を利用することによりフィルタを構成する。具
体的な縦モード結合型フィルタの構成例とモード例を図
９の（ａ）に示す。この形式のフィルタは、圧電性基板
１の表面に一対のＩＤＴ電極２、３を形成し、これらＩ
ＤＴ電極２、３の間で伝搬する弾性表面波の伝搬方向で
両側に反射電極４、５を形成した構造となる。
フィルタは、基板上に共振子を形成し、共振子間の音響
的な結合を利用することによりフィルタを構成する。具
体的な縦モード結合型フィルタの構成例とモード例を図
９の（ａ）に示す。この形式のフィルタは、圧電性基板
１の表面に一対のＩＤＴ電極２、３を形成し、これらＩ
ＤＴ電極２、３の間で伝搬する弾性表面波の伝搬方向で
両側に反射電極４、５を形成した構造となる。
【０００４】この形式のフィルタでは、同図の（ｂ）及
び（ｃ）に示すように、２つの変位分布モード（対称モ
ード、斜対称モード）の周波数差を利用することにより
高周波帯において、狭帯域／抵損失のフィルタを形成す
る。
び（ｃ）に示すように、２つの変位分布モード（対称モ
ード、斜対称モード）の周波数差を利用することにより
高周波帯において、狭帯域／抵損失のフィルタを形成す
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】弾性表面波フィルタ
は、圧電性基板上に形成される電極パターン形状により
フィルタ特性が決定される。理想的なバンドバスフィル
タの周波数特性は、所望の周波数帯のみを通過し他の周
波数帯においては信号を十分に遮断することが求められ
る。
は、圧電性基板上に形成される電極パターン形状により
フィルタ特性が決定される。理想的なバンドバスフィル
タの周波数特性は、所望の周波数帯のみを通過し他の周
波数帯においては信号を十分に遮断することが求められ
る。
【０００６】しかし、実際の素子では、高次振動モード
によるスプリアス信号や弾性表面波以外の疑似弾性表面
波やバルク波等の影響により通過帯域外の遮断帯域にお
いてもスプリアス信号が生じる。
によるスプリアス信号や弾性表面波以外の疑似弾性表面
波やバルク波等の影響により通過帯域外の遮断帯域にお
いてもスプリアス信号が生じる。
【０００７】これらのスプリアス信号は電極パターン形
状に依存する。これらの対策としては、振動モードの解
析を行いスプリアス信号の少ない電極パターン形状を得
ることが求められるが、厳密な解を得ることは困難であ
る。
状に依存する。これらの対策としては、振動モードの解
析を行いスプリアス信号の少ない電極パターン形状を得
ることが求められるが、厳密な解を得ることは困難であ
る。
【０００８】−般に、遮断帯域での減衰を得る手法とし
ては、フィルタ素子を２段または数段のカスケード接続
とする方法が適用されている。共振子形式の縦モード結
合型フィルタでの適用例を図１０に示す。このフィルタ
構成は、圧電性基板上に、図９と同じ構成の２つの弾性
表面波フィルタ素子６、７を形成し、フィルタ素子６の
出力をフィルタ素子７の入力としている。
ては、フィルタ素子を２段または数段のカスケード接続
とする方法が適用されている。共振子形式の縦モード結
合型フィルタでの適用例を図１０に示す。このフィルタ
構成は、圧電性基板上に、図９と同じ構成の２つの弾性
表面波フィルタ素子６、７を形成し、フィルタ素子６の
出力をフィルタ素子７の入力としている。
【０００９】このカスケード接続したフィルタは、その
周波数特性例を図１１に示すように、カスケード接続す
るフィルタとして、２つのフィルタの周波数特性が同一
である場合は、遮断帯域になるスプリアス信号の周波数
帯も同一であるため、その減衰が適切になされない。
周波数特性例を図１１に示すように、カスケード接続す
るフィルタとして、２つのフィルタの周波数特性が同一
である場合は、遮断帯域になるスプリアス信号の周波数
帯も同一であるため、その減衰が適切になされない。
【００１０】本発明の目的は、フィルタのカスケード接
続構成における帯域外の減衰量を高めた弾性表面波フィ
ルタを提供することにある。
続構成における帯域外の減衰量を高めた弾性表面波フィ
ルタを提供することにある。
【００１１】本発明の他の目的は、挿入損失が少なく、
しかも帯域内のリップルを低減した弾性表面波フィルタ
を提供することにある。
しかも帯域内のリップルを低減した弾性表面波フィルタ
を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】縦モード結合型フィルタ
のスプリアス信号は、導波路幅方向の高次モードによる
成分と伝搬路長さ方向に起因するモード成分により表さ
れる。また、これらのモードの複合としてスプリアス信
号が現れる。よって、スプリアス信号の周波数を変化さ
せるためには、カスケード接続されるフィルタ素子のパ
ターン形状を互いに異ならしめることで対応が可能とな
る。
のスプリアス信号は、導波路幅方向の高次モードによる
成分と伝搬路長さ方向に起因するモード成分により表さ
れる。また、これらのモードの複合としてスプリアス信
号が現れる。よって、スプリアス信号の周波数を変化さ
せるためには、カスケード接続されるフィルタ素子のパ
ターン形状を互いに異ならしめることで対応が可能とな
る。
【００１３】そこで、本発明は、縦モード結合型フィル
タにおいて、２段以上にカスケード接続するフィルタ素
子のうち、少なくとも１段のフィルタ素子のＩＤＴ電極
対数を他のフィルタ素子のＩＤＴ電極対数と異なる構造
にしたことを特徴とする。
タにおいて、２段以上にカスケード接続するフィルタ素
子のうち、少なくとも１段のフィルタ素子のＩＤＴ電極
対数を他のフィルタ素子のＩＤＴ電極対数と異なる構造
にしたことを特徴とする。
【００１４】前記フィルタ素子は、フィルタ素子間の入
出力インピーダンスを合わせるために、ＩＤＴ電極対数
の変化によるインピーダンス変動分を、ＩＤＴ電極の交
差幅を変えることにより補正する構造にしたことを特徴
とする。
出力インピーダンスを合わせるために、ＩＤＴ電極対数
の変化によるインピーダンス変動分を、ＩＤＴ電極の交
差幅を変えることにより補正する構造にしたことを特徴
とする。
【００１５】また、本発明は、縦モード結合型フィルタ
において、２段以上にカスケード接続するフィルタ素子
のうち、少なくとも１段のフイルタ素子のＩＤＴ電極の
交差幅を他段のフイルタ素子のＩＤＴ電極の交差幅と異
なる構造にしたことを特徴とする。
において、２段以上にカスケード接続するフィルタ素子
のうち、少なくとも１段のフイルタ素子のＩＤＴ電極の
交差幅を他段のフイルタ素子のＩＤＴ電極の交差幅と異
なる構造にしたことを特徴とする。
【００１６】前記フィルタ素子は、フィルタ素子間の入
出力インピーダンスを合わせるために、ＩＤＴ電極の交
差幅の変化によるインピーダンス変動分を、ＩＤＴ電極
対数を変えることにより補正する構造にしたことを特徴
とする。
出力インピーダンスを合わせるために、ＩＤＴ電極の交
差幅の変化によるインピーダンス変動分を、ＩＤＴ電極
対数を変えることにより補正する構造にしたことを特徴
とする。
【００１７】また、本発明は、縦モード結合型フィルタ
において、２段以上にカスケード接続するフィルタ素子
のうち、少なくとも１段のフィルタ素子のＩＤＴ電極幅
を他段のフィルタ素子のＩＤＴ電極幅と異なる構造にし
たことを特徴とする。
において、２段以上にカスケード接続するフィルタ素子
のうち、少なくとも１段のフィルタ素子のＩＤＴ電極幅
を他段のフィルタ素子のＩＤＴ電極幅と異なる構造にし
たことを特徴とする。
【００１８】また、本発明は、縦モード結合型フィルタ
において、２段以上にカスケード接続するフィルタ素子
のうち、少なくとも１段のフィルタ素子のＩＤＴ電極ピ
ツチを他段のフィルタ素子のＩＤＴ電極ピッチと異なる
構造にしたことを特徴とする。
において、２段以上にカスケード接続するフィルタ素子
のうち、少なくとも１段のフィルタ素子のＩＤＴ電極ピ
ツチを他段のフィルタ素子のＩＤＴ電極ピッチと異なる
構造にしたことを特徴とする。
【００１９】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施形態を示す
フィルタ構成例である。同図が図１０と異なる部分は、
カスケード接続する２つのフィルタ素子８、９を互いに
異なるＩＤＴ電極対数とした点にある。
フィルタ構成例である。同図が図１０と異なる部分は、
カスケード接続する２つのフィルタ素子８、９を互いに
異なるＩＤＴ電極対数とした点にある。
【００２０】すなわち、フィルタ素子８と９は、ＩＤＴ
電極対数を異なるものとする電極構造により、伝搬路長
さ方向に起因する高次モード成分のスプリアス信号位置
を１段目フィルタ素子８と２段目フイルタ素子９の間で
ずらし、それぞれの通過帯域外での周波数特性を変え、
通過帯域特性に影響を与えることなく遮断帯域において
スプリアス信号を減衰させる。
電極対数を異なるものとする電極構造により、伝搬路長
さ方向に起因する高次モード成分のスプリアス信号位置
を１段目フィルタ素子８と２段目フイルタ素子９の間で
ずらし、それぞれの通過帯域外での周波数特性を変え、
通過帯域特性に影響を与えることなく遮断帯域において
スプリアス信号を減衰させる。
【００２１】図２には、本実施形態におけるフィルタの
周波数特性を示し、従来のフィルタの周波数特性が破線
で示す部分にスプリアス信号が残るのに対して、この部
分が本実施形態では実線で示すように減衰させることが
できる。
周波数特性を示し、従来のフィルタの周波数特性が破線
で示す部分にスプリアス信号が残るのに対して、この部
分が本実施形態では実線で示すように減衰させることが
できる。
【００２２】図３は、本発明の他の実施形態を示す。本
実施形態では、カスケード接続を行う１段目のフィルタ
素子１０のＩＤＴ電極の交差幅Ｗ1と２段目フィルタ素
子１１のＩＤＴ電極の交差幅Ｗ2を異ならしめ、導波路
幅方向の高次モードによる成分のスプリアス信号位置を
ずらして通過帯域外の減衰を得る。
実施形態では、カスケード接続を行う１段目のフィルタ
素子１０のＩＤＴ電極の交差幅Ｗ1と２段目フィルタ素
子１１のＩＤＴ電極の交差幅Ｗ2を異ならしめ、導波路
幅方向の高次モードによる成分のスプリアス信号位置を
ずらして通過帯域外の減衰を得る。
【００２３】図４は、本発明の他の実施形態を示す。本
実施形態では、図１に示す実施形態と同様に、カスケー
ド接続を行う１段目のフィルタ素子１２のＩＤＴ電極対
数と２段目のフィルタ素子１３のＩＤＴ電極対数を異な
らしめる方式であるが、さらに１段目のフィルタ素子１
２の入力インピーダンスと２段目のフィルタ素子の入力
インピーダンスが等しくなるようＩＤＴ電極の交差幅を
変えた構成とする。
実施形態では、図１に示す実施形態と同様に、カスケー
ド接続を行う１段目のフィルタ素子１２のＩＤＴ電極対
数と２段目のフィルタ素子１３のＩＤＴ電極対数を異な
らしめる方式であるが、さらに１段目のフィルタ素子１
２の入力インピーダンスと２段目のフィルタ素子の入力
インピーダンスが等しくなるようＩＤＴ電極の交差幅を
変えた構成とする。
【００２４】このように、１段目のフィルタ素子１２と
２段目のフィルタ素子１３との間で入力インピーダンス
を等しくすることにより、通過帯域内の損失が低下しか
つ通過帯域内でのリップルが減少する。また、導波路幅
方向の高次モードによる成分と伝搬路長さ方向に起因す
るモード成分のスプリアス信号の周波数が異なるため帯
域外の減衰量を高めるのに好都合となる。
２段目のフィルタ素子１３との間で入力インピーダンス
を等しくすることにより、通過帯域内の損失が低下しか
つ通過帯域内でのリップルが減少する。また、導波路幅
方向の高次モードによる成分と伝搬路長さ方向に起因す
るモード成分のスプリアス信号の周波数が異なるため帯
域外の減衰量を高めるのに好都合となる。
【００２５】図５は、本発明の他の実施形態を示す。本
実施形態では、図３に示す実施形態と同様に、カスケー
ド接続を行う１段目のフィルタ素子１４のＩＤＴ電極の
交差幅と２段目フィルタ素子１５のＩＤＴ電極の交差幅
を異ならしめる方式であるが、さらに１段目のフィルタ
素子１４の入力インピーダンスと２段目のフィルタ素子
１５の入力インピーダンスが等しくなるようＩＤＴ電極
対数を変えた構成とすることにより、通過帯域内の損失
を低下させかつ通過帯域内でのリップルを減少させる。
実施形態では、図３に示す実施形態と同様に、カスケー
ド接続を行う１段目のフィルタ素子１４のＩＤＴ電極の
交差幅と２段目フィルタ素子１５のＩＤＴ電極の交差幅
を異ならしめる方式であるが、さらに１段目のフィルタ
素子１４の入力インピーダンスと２段目のフィルタ素子
１５の入力インピーダンスが等しくなるようＩＤＴ電極
対数を変えた構成とすることにより、通過帯域内の損失
を低下させかつ通過帯域内でのリップルを減少させる。
【００２６】図６は、本発明の他の実施形態を示す。本
実施形態では、カスケード接続を行う１段目のフィルタ
素子１６のＩＤＴ電極幅と２段目フィルタ素子１７のＩ
ＤＴ電極幅を異ならしめ、２つのフィルタ素子１６、１
７の周波数特性を微妙に変え、通過帯域外のスプリアス
信号位置を互いにずらし、カスケード接続時において通
過帯域外のスプリアス信号レベルを低下させる。
実施形態では、カスケード接続を行う１段目のフィルタ
素子１６のＩＤＴ電極幅と２段目フィルタ素子１７のＩ
ＤＴ電極幅を異ならしめ、２つのフィルタ素子１６、１
７の周波数特性を微妙に変え、通過帯域外のスプリアス
信号位置を互いにずらし、カスケード接続時において通
過帯域外のスプリアス信号レベルを低下させる。
【００２７】この構造の周波数特性は、図７に示し、破
線で示す特性が従来の構造になるもので、実線で示す特
性が本実施形態によるものであり、通過帯域外の両側で
スプリアス信号レベルを低下させることができる。
線で示す特性が従来の構造になるもので、実線で示す特
性が本実施形態によるものであり、通過帯域外の両側で
スプリアス信号レベルを低下させることができる。
【００２８】図８は、本発明の他の実施形態を示す。本
実施形態では、カスケード接続を行う１段目のフィルタ
素子１８のＩＤＴ電極ピッチと２段目フィルタ素子１９
のＩＤＴ電極ピッチを異ならしめ、２つのフィルタ素子
１８、１９の周波数特性を微妙に変え、通過帯域外のス
プリアス信号位置を互いにずらし、カスケード接続時に
おいて通過帯域外のスプリアス信号レベルを低下させ
る。
実施形態では、カスケード接続を行う１段目のフィルタ
素子１８のＩＤＴ電極ピッチと２段目フィルタ素子１９
のＩＤＴ電極ピッチを異ならしめ、２つのフィルタ素子
１８、１９の周波数特性を微妙に変え、通過帯域外のス
プリアス信号位置を互いにずらし、カスケード接続時に
おいて通過帯域外のスプリアス信号レベルを低下させ
る。
【００２９】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、２段以
上にカスケード接続されるフィルタ素子のパターン形状
を互いに異なる構造とするため、帯域外のスプリアス信
号の減衰を高めることができ、フィルタの周波数特性を
改善できる効果がある。
上にカスケード接続されるフィルタ素子のパターン形状
を互いに異なる構造とするため、帯域外のスプリアス信
号の減衰を高めることができ、フィルタの周波数特性を
改善できる効果がある。
【００３０】また、パターン形状を互いに異なる構造と
するのに、フィルタ素子間のインピーダンスの整合を得
る構造とするため、インピーダンスの不整合による損失
を無くすことができ、フィルタの挿入損失が少なくかつ
帯域内でのリップルを低減できる効果がある。
するのに、フィルタ素子間のインピーダンスの整合を得
る構造とするため、インピーダンスの不整合による損失
を無くすことができ、フィルタの挿入損失が少なくかつ
帯域内でのリップルを低減できる効果がある。
【図１】本発明の実施形態１を示すフィルタ構成例。
【図２】実施形態１におけるフィルタ周波数特性例。
【図３】本発明の実施形態２を示すフィルタ構成例。
【図４】本発明の実施形態３を示すフィルタ構成例。
【図５】本発明の実施形態４を示すフィルタ構成例。
【図６】本発明の実施形態５を示すフィルタ構成例。
【図７】実施形態５におけるフィルタ周波数特性例。
【図８】本発明の実施形態６を示すフィルタ構成例。
【図９】縦モード結合型フィルタ構成例とモード例。
【図１０】従来方式によるカスケード接続の縦モード結
合型フィルタ構成例。
合型フィルタ構成例。
【図１１】従来方式によりカスケード接続した場合の周
波数特性例。
波数特性例。
１…圧電性基板 ２、３…ＩＤＴ電極 ４、５…反射電極 ６〜１９…フィルタ素子
Claims (6)
- 【請求項１】 縦モード結合型フィルタにおいて、２段
以上にカスケード接続するフィルタ素子のうち、少なく
とも１段のフィルタ素子のＩＤＴ電極対数を他のフィル
タ素子のＩＤＴ電極対数と異なる構造にしたことを特徴
とする弾性表面波フィルタ。 - 【請求項２】 前記フィルタ素子は、フィルタ素子間の
入出力インピーダンスを合わせるために、ＩＤＴ電極対
数の変化によるインピーダンス変動分を、ＩＤＴ電極の
交差幅を変えることにより補正する構造にしたことを特
徴とする請求項１に記載の弾性表面波フィルタ。 - 【請求項３】 縦モード結合型フィルタにおいて、２段
以上にカスケード接続するフィルタ素子のうち、少なく
とも１段のフイルタ素子のＩＤＴ電極の交差幅を他段の
フイルタ素子のＩＤＴ電極の交差幅と異なる構造にした
ことを特徴とする弾性表面波フィルタ。 - 【請求項４】 前記フィルタ素子は、フィルタ素子間の
入出力インピーダンスを合わせるために、ＩＤＴ電極の
交差幅の変化によるインピーダンス変動分を、ＩＤＴ電
極対数を変えることにより補正する構造にしたことを特
徴とする請求項３に記載の弾性表面波フィルタ。 - 【請求項５】 縦モード結合型フィルタにおいて、２段
以上にカスケード接続するフィルタ素子のうち、少なく
とも１段のフィルタ素子のＩＤＴ電極幅を他段のフィル
タ素子のＩＤＴ電極幅と異なる構造にしたことを特徴と
する弾性表面波フィルタ。 - 【請求項６】 縦モード結合型フィルタにおいて、２段
以上にカスケード接続するフィルタ素子のうち、少なく
とも１段のフィルタ素子のＩＤＴ電極ピツチを他段のフ
ィルタ素子のＩＤＴ電極ピッチと異なる構造にしたこと
を特徴とする弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10306596A JPH09294049A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 弾性表面波フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10306596A JPH09294049A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 弾性表面波フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09294049A true JPH09294049A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14344276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10306596A Pending JPH09294049A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 弾性表面波フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09294049A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6310524B1 (en) | 1999-02-16 | 2001-10-30 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Edge reflection type longitudinally coupled saw resonator filter |
| JP2002232261A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-16 | Kinseki Ltd | 弾性表面波装置 |
| JP2006203680A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Seiko Epson Corp | 弾性表面波フィルタ |
| JP4569713B2 (ja) * | 2007-11-06 | 2010-10-27 | パナソニック株式会社 | 弾性波共振器、弾性波フィルタおよびこれを用いたアンテナ共用器 |
| US8476991B2 (en) | 2007-11-06 | 2013-07-02 | Panasonic Corporation | Elastic wave resonator, elastic wave filter, and antenna sharing device using the same |
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| JP2020123854A (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-13 | 太陽誘電株式会社 | フィルタおよびマルチプレクサ |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP10306596A patent/JPH09294049A/ja active Pending
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