JP2000192751A - 浴室の排水構造 - Google Patents

浴室の排水構造

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JP2000192751A JP10370106A JP37010698A JP2000192751A JP 2000192751 A JP2000192751 A JP 2000192751A JP 10370106 A JP10370106 A JP 10370106A JP 37010698 A JP37010698 A JP 37010698A JP 2000192751 A JP2000192751 A JP 2000192751A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建具側からの多量の排水を、排水貯留槽から
時間をかけてゆっくり排水することができる浴室の排水
構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 浴室Aの出入口側に流れる浴室床5の排
水を、出入口を構成する建具1の近傍に配設した水抜き
孔6を介して下方に流下させ、排水管9に連なる排水貯
留槽8に導くようにした浴室Aの排水構造において、排
水貯留槽8と水抜き孔6との間に、水抜き孔6からの排
水を受けると共に受けた排水を排水孔10を介して排水
貯留槽8に流下させる副排水槽7を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバリアフリ
ーを考慮したユニット構造の浴室において、その出入口
を構成する建具廻りの排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユニットバス(浴室)の出入口におい
て、車椅子の身障者や高齢者がつまずくのを防止すべ
く、建具の下枠と浴室床とを面一にしてバリアフリーな
構造にすると、浴室床の排水が下枠を越えて脱衣室側に
漏水し易くなる不具合が生ずる。特に、浴槽から湯が溢
れると、多量の排水が走り水となって洗い場を建具側に
勢いよく流れ、閉塞状態の建具からしみ出すように脱衣
室側に漏水する。かかる不具合を解消すべく、下枠に隣
接して、浴室床にグレーチングで閉蓋した排水溝を設け
たものが知られている(例えば実開平1−118072
号公報)。この場合、グレーチングには、多数の水抜き
孔が形成されており、建具側に流れてくる排水は、この
水抜き孔から排水槽に流下し、この排水槽から排水管に
導かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の排水
系は浴室内(浴室のスラブ上)で処理されるため、排水
管の下流端は、洗い場排水の排水トラップに接続される
ことになる。このため、浴槽が湯が溢れると、排水トラ
ップに多量の排水が集中し、排水の逆流等のおそれが生
ずる。特に、建具のシール部材から漏れた排水を、建具
の下枠を介して排水槽に導くものにあっては、排水の逆
流により下枠を介して脱衣室に排水が漏水するおそれが
生ずる。
【0004】本発明は、建具側からの多量の排水を、排
水貯留槽から時間をかけてゆっくり排水することができ
る浴室の排水構造を提供することをその目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の浴室の排水構造
は、浴室の出入口側に流れる浴室床の排水を、出入口を
構成する建具の浴室側近傍に配設した水抜き孔を介して
下方に流下させ、排水管に連なる排水貯留槽に導くよう
にした浴室の排水構造において、排水貯留槽と水抜き孔
との間に、水抜き孔からの排水を受けると共に受けた排
水を排水孔を介して排水貯留槽に流下させる副排水槽を
設け、を特徴とする。
【0006】この場合、副排水槽の排水孔の開口面積を
水抜き孔の開口面積より小さく形成することが、好まし
い。
【0007】これらの構成によれば、水抜き孔を介して
排水貯留槽に流下する排水は、水抜き孔からいったん副
排水槽に受けられ、副排水槽から排水貯留槽に流下す
る。この場合、副排水槽の排水孔の開口面積が水抜き孔
の開口面積より小さく形成されているため、少量の排水
は、副排水槽に溜まることなくこれを通過して排水貯留
槽に流下するが、多量の排水は、副排水槽に適宜溜まり
つつ、排水貯留槽に流下する。このため、多量の排水
は、副排水槽により時間をかけて排水貯留槽から排水管
に導かれる。
【0008】これらの場合、水抜き孔は、建具の近傍に
配設した床プレートに設けられ、副排水槽は、床プレー
トの下面に垂設され、床プレートおよび副排水槽は、浴
室床に対し取外し可能に構成されていることが、好まし
い。
【0009】この構成によれば、副排水槽は、水抜き孔
を設けた床プレートと共に浴室床から取外すことによ
り、清掃等のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0010】この場合、床プレートと副排水槽とが一体
に形成されていることが、好ましい。
【0011】この構成によれば、床プレートおよび副排
水槽を、工場などで簡単に作成することができると共
に、簡単且つ迅速に施工することができる。
【0012】これらの場合、水抜き孔は、床プレートに
着脱自在に装着された蓋状プレートに形成したものであ
り、蓋状プレートは、副排水槽の上蓋を兼ねていること
が、好ましい。
【0013】この構成によれば、副排水槽の上蓋として
の蓋状プレートを開蓋することで、副排水槽の内部を簡
単に清掃することができる。また、水抜き孔の形状や個
数の異なる複数種の蓋状プレートを用意してしておくこ
とで、浴室(浴槽)の大小や内装デザイン等に対応させ
ることができる。
【0014】同様に、排水孔は、副排水槽に形成した開
口に着脱自在に装着されたフィルタ体に形成したもので
あり、フィルタ体は、副排水槽の下蓋を兼ねていること
が、好ましい。
【0015】この構成によれば、副排水槽の下蓋として
のフィルタ体を開蓋することで、副排水槽の内部を簡単
に清掃することができる。また、排水孔の形状や個数の
異なる複数種のフィルタ体を用意してしておくことで、
副排水槽の排水貯留量を調整することができる。なお、
フィルタ体を、使い捨て形式のものとしてもよい。
【0016】同様に、副排水槽は、副排水槽本体と副排
水槽本体の内部を開放する開閉蓋とを有し、開閉蓋は、
副排水槽本体に対し着脱自在に装着されていることが、
好ましい。
【0017】この構成によれば、開閉蓋を外すことで、
副排水槽本体の内部を簡単に清掃することができる。な
お、この場合には、水抜き孔を床プレートに且つ排水孔
を副排水槽に、それぞれ一体に作り込むことが好まし
い。
【0018】これらの場合、水抜き孔は、排水に混入す
るゴミの通過を許容可能に構成され、排水孔は、排水に
混入するゴミの通過を阻止可能に構成されていること
が、好ましい。
【0019】この構成によれば、水抜き孔ではなく、副
排水槽の排水孔がフィルタとして機能することになるた
め、排水管へのゴミの流入を阻止しつつ、浴室内から見
える部分にゴミが溜まるのを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る浴室の排水構造について説明す
る。この浴室は、脱衣室との間に段差を無くしたバリア
フリー設計のユニットバスで構成されており、図1は浴
室(ユニットバス)の出入口廻りの縦断面図であり、図
2はその横断面図である。両図に示すように、浴室Aの
出入口には、引戸本体2とこれを開閉自在に支持する枠
体3とから成る片引戸1が設けられている。また、引戸
本体2の引込み壁部分には、枠付きの嵌殺しパネル4が
配設されている。この場合、浴室Aの防水パン(浴室
床)5と、後述する枠体3の下枠22と、脱衣室Bの床
とはほぼ面一に、すなわち段差が生じないように配設さ
れている。
【0021】本来、浴室Aの洗い場における排水は、防
水パン5の浴槽側に設けた図外の主排水トラップから排
水される。しかし、浴槽から湯(排水)が溢れる等の場
合には、この排水の一部が下枠22側に走り水となって
流れる。そこで、この段差の無い床構造に対応して、防
水パン5上を下枠22側に流れる排水を、片引戸1の浴
室A側近傍に設けた水抜き孔6から副排水槽7を介して
排水貯留槽8に流下させ、排水貯留槽8から排水管9に
導くようにしている。排水貯留槽8および副排水槽7は
下枠22に沿ってこれと平行に延在している。
【0022】枠体3は、上枠21、下枠22および両縦
枠23を枠組みして構成され、また引戸本体2は、下部
に換気口25を作り込んだ框体25にガラスなどのパネ
ル体26を組み込んで構成されている。引戸本体2に
は、浴室A側および脱衣室B側にそれぞれ大型のハンド
ル27が取り付けられており、バリアフリーを考慮した
設計となっている。
【0023】上枠21、下枠22および両縦枠23は、
いずれも浴室A側に大きく張り出しており、そのうち上
枠21は、引戸本体2を開閉自在に支持する上枠本体2
1aと、上枠本体21aに掛け止めされ上記の張出し部
分となる上枠アタッチメント21bとで構成されてい
る。同様に、下枠22は、引戸本体2を開閉自在に支持
する下枠本体22aと、下枠本体22aに掛け止めされ
上記の張出し部分となる下枠アタッチメント22bとで
構成されている。
【0024】図3に示すように、下枠本体22aは、引
戸本体2の戸車28を案内するレール部41と、レール
部41から斜め下方に延びる係止片部42と、レール部
41から段部43を経て脱衣室B側に延びる床押さえ部
44とで、一体に形成されている。下枠アタッチメント
22bは、上記の排水貯留槽8を構成するアタッチメン
ト本体51と、アタッチメント本体51を閉蓋するよう
にこれに着脱自在に取り付けた床プレート52と、床プ
レート52に一体に形成した副排水槽7とで、構成され
ている。アタッチメント本体51は、防水パン5の溝部
5aに上側から嵌合すると共に排水管9が接続された主
貯留部54と、主貯留部54に連なり浅く形成した副貯
留部55と、副貯留部55の側壁56上部に形成したシ
ール取付部57と、側壁56から脱衣室B側に略「T」
字状に延びる掛止め片部58とで、構成されている。
【0025】アタッチメント本体51と下枠本体22a
とは、下枠本体22aがアタッチメント本体51の掛止
め片部58に上側から嵌合するようにして、相互に掛け
止めされている。また、シール取付部57には、引戸本
体2の框体25の下辺に密接するシール部材59が取り
付けられている。この場合、シール部材59から下枠本
体22a側に漏れた排水は、副貯留部55の側壁56に
形成した小孔60から副貯留部55に導かれる。
【0026】平板状に形成された床プレート52と、断
面椀状に形成された副排水槽7とは、副排水槽7が床プ
レート52の下側に垂設されるようにして、一体に形成
されている。床プレート52の引戸本体2側の端部は、
シール取付部57から延びる載置片61に載置され、防
水パン5側の端部は、主貯留部54の側壁62上部に形
成した係止部63に、スナップイン形式で掛け止めされ
ている。すなわち、床プレート52と副排水槽7とは、
一体としてアタッチメント本体51に対し取外し可能に
構成され、これを取り外すことにより排水貯留槽8の清
掃を可能とすると共に、副排水槽7の清掃も可能として
いる。
【0027】床プレート52には、副排水槽7の直上部
に位置して見付け方向に長い開口65が形成されてお
り、この開口には複数の水抜き孔6を形成した蓋状プレ
ート66が着脱自在に装着されている。また、この水抜
き孔6に対応して、副排水槽7の底部には複数の排水孔
10が形成されている。この場合、水抜き孔6は、排水
に混入する毛髪などのゴミの通過を許容する大きさに形
成され、逆に排水孔10は、排水に混入するゴミの通過
を阻止する大きさに形成されている。すなわち、排水に
混入するゴミは、副排水槽7の排水孔10で濾過され、
副排水槽7の底部に残るようになっている。
【0028】また、複数の水抜き孔6の総開口面積に対
し、複数の排水孔10の総開口面積は小さく形成され、
多量の排水が水抜き孔6に流入した場合に、排水はいっ
たん副排水槽7に貯留されつつ排水孔10から排水貯留
槽8に流下するようになっている。なお、排水貯留槽8
の両小口端が水密に閉塞されていることは、いうまでも
ない。また、副排水槽7の両小口端も水密に閉塞されて
いることが好ましいが、閉塞することなく、排水貯留槽
8の両小口端に接触しているか近接していてもよい。さ
らに、水抜き孔6および排水孔10の形状(円形、長円
形、方形等)や数、また配置パターン(横並び、千鳥、
マトリクス等)は、実施形態に限定されるものではな
い。
【0029】このように、上記実施形態によれば、排水
が水抜き孔6から副排水槽7を介して排水貯留槽8に流
下するため、水抜き孔6から流入した多量の排水が、瞬
時に排水貯留槽8および排水管9に流入することがな
く、排水の逆流、特に小孔60から下枠本体22aに逆
流するのを防止することができる。
【0030】次に、図4を参照して、本発明の第2実施
形態について説明する。この実施形態では、建具が、2
枚の折戸本体2aと枠体3aとから成る中折戸1aで構
成されている。各折戸本体2aは、それぞれ下部に換気
口24を作り込んだ框体25にガラスなどのパネル体2
6を組み込んで構成され、また開放側の折戸本体2aに
は、その浴室A側にタオル掛けを兼ねる取っ手29が、
脱衣室B側には手繰り部30がそれぞれ設けられてい
る。一方、下枠22は、下枠本体22aとアタッチメン
ト本体22bとが一体に形成され、これに上記実施形態
と同様に、一体に形成された床プレート52と副排水槽
7とが、取外し可能に掛け止めされている。
【0031】この場合、床プレート52の折戸本体2a
側の端部は、レール部41から延びる載置片61に載置
され、防水パン5側の端部は、主貯留部54の側壁62
上部に形成した係止部63に、スナップイン形式で掛け
止めされている。また、上記実施形態と同様に、床プレ
ート52には水抜き孔6を形成した蓋状プレート66が
着脱自在に装着され、且つこの水抜き孔6に対応して、
副排水槽7の底部には複数の排水孔10が形成されてい
る。さらに、折戸本体2aの下端部内側には、レール部
41に浴室A側から密接する浴室側シール部材68が、
且つ下枠本体22aの段部43には、折戸本体2aの下
端部外面に脱衣室B側から密接する脱衣室側シール部材
69が取り付けられている。もちろん、浴室側シール部
材68から下枠本体22aに漏れた排水は、副貯留部5
5の側壁56に形成した小孔60から副貯留部55に導
かれる。
【0032】このように第2実施形態においても、水抜
き孔6から流入した多量の排水が、瞬時に排水貯留槽8
および排水管9に流入することがなく、排水の逆流、特
に小孔60から下枠本体22aに逆流するのを防止する
ことができる。
【0033】次に、図5を参照して、本発明の第3実施
形態について説明する。この実施形態では、建具が、ド
ア本体2bと枠体3bとから成る浴室ドア1bで構成さ
れている。ドア本体2bは、下部に換気口24を作り込
んだ框体25にガラスなどのパネル体26を組み込んで
構成され、また図示しないがハンドル形式のドアノブが
内外にそれぞれ設けられている。一方、下枠22は、第
2実施形態と同様に、下枠本体22aとアタッチメント
本体22bとが一体に形成され、これに一体に形成され
た床プレート52と副排水槽7とが、取外し可能に掛け
止めされている。
【0034】この場合、床プレート52のドア本体2b
側の端部は、下向きに湾曲して下枠本体22aに上側か
ら当接し、防水パン5側の端部は、主貯留部54の側壁
62上部に形成した係止部63に、スナップイン形式で
掛け止めされている。また、床プレート52には水抜き
孔6を形成した蓋状プレート66が着脱自在に装着さ
れ、且つこの水抜き孔6に対応して、副排水槽7の底部
には複数の排水孔10が形成されている。さらに、ドア
本体2bの下端には下向きのシール片71が突設され、
このシール片71は、床プレート52のドア本体2b側
の端部に上側から密接している。この場合も、シール片
71から下枠本体22aに漏れた排水は、床プレート5
2のドア本体2b側の端部に形成した小孔72から副貯
留部55に導かれる。
【0035】このように第3実施形態においても、水抜
き孔6から流入した多量の排水が、瞬時に排水貯留槽8
および排水管9に流入することがなく、排水の逆流、特
に小孔72から下枠本体22aに逆流するのを防止する
ことができる。
【0036】次に、図6、図7および図8を参照して、
副排水槽7廻りの他の実施形態について、建具を中折戸
1aとした場合を例に説明する。これらの実施形態で
は、排水貯留槽8が、中間の主貯留部81を挟んでその
両側に段部82,82を有する樹脂で構成されている。
排水貯留槽8の脱衣室B側の端部は、脱衣室側立上げ片
83が脱衣室Bの床板Baの位置まで立ち上がってお
り、また浴室A側の端部は、2枚の浴室側立上げ片8
4,84が防水パン5のリブ5bを挟持するように立ち
上がっている。そして、脱衣室B側の段部82には、下
枠本体22aが着座し、浴室A側の段部82には、下枠
本体22aと別体に形成されたアタッチメント本体51
が着座している。
【0037】一方、床プレート51は、折戸本体2a側
およびアタッチメント本体51側にそれぞれ脚片部8
6,86を有し、折戸本体2a側の脚片部86はレール
部41に形成した載置片61に載置され、アタッチメン
ト本体51側の脚片部86はアタッチメント本体51に
形成した載置段部87に載置されている。また、床プレ
ート51の折戸本体2a側半部には、複数の水抜き孔6
が形成され、且つこの部分はアタッチメント本体51側
半部より幾分低く形成されている。これにより、水抜き
孔6の部分に排水が集水され易い構造とし、排水が水抜
き孔6に円滑に流れ込むようにしている。また、副排水
槽7は断面略方形に形成され、床プレート51と一体に
形成されている。
【0038】図6の第4実施形態に係る副排水槽7は、
底部に見付け方向に延びる開口91が形成され、この開
口91に排水孔10を形成したフィルタ体12が着脱自
在に装着されている。フィルタ体12は、フィルタの機
能を奏するようにスリット状の複数の排水孔10を形成
したアルミプレート(形材)、ステンレスプレート、樹
脂プレート等で構成され、或いは樹脂枠等に、塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ナイロン等のメッシュ(ネット)
を張設したもので構成されている。フィルタ体12と開
口91とは、ほぼ同じ長さを有しており、フィルタ体1
2は、やり返しにより開口91から副排水槽7内に挿入
されるようにしてこれに装着される。
【0039】このような構成では、フィルタ体12を副
排水槽7から取り外すことにより、フィルタ体12自体
の清掃が可能になると共に、開口91を介して副排水槽
7の内部も清掃が可能になる。もちろん、フィルタ体1
2は使い捨て形式であってもよい。なお、この場合も、
複数の水抜き孔6の総開口面積に対し、複数の排水孔1
0の総開口面積は小さく形成され、多量の排水が水抜き
孔6に流入した場合に、排水はいったん副排水槽7に貯
留されつつ排水孔10から排水貯留槽8に流下する。
【0040】図7の第5実施形態に係る副排水槽7は、
副排水槽本体7aと、副排水槽本体7aの側壁に押縁形
式で着脱自在に装着された開閉蓋7bとで構成されてい
る。また、複数の排水孔10は、副排水槽本体7aの底
部に直接形成されている。同様に、図8の第6実施形態
に係る副排水槽7は、副排水槽本体7aと、副排水槽本
体7aの側壁に回動自在に垂設した開閉蓋7bとで構成
されている。また、排水孔10は、副排水槽本体7aの
側壁下部に直接形成されている。
【0041】このれらの構成では、開閉蓋7bを取り外
し或いは開放することで、排水孔10を含む副排水槽7
の内部の清掃が可能になる。
【0042】なお、以上の実施形態では、排水貯留槽内
に臨むように副排水槽を配設しているが、排水貯留槽と
副排水槽の排水孔とを、排水流路等で接続する構成であ
ってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の浴室の排水構造に
よれば、水抜き孔を介して排水貯留槽に流下する多量の
排水は、水抜き孔からいったん副排水槽に受けられ、副
排水槽に適宜溜まりつつ、排水貯留槽に流下する。この
ため、多量の排水は、副排水槽により時間をかけて排水
貯留槽から排水管に導かれることになる。したがって、
排水トラップ側での瞬間最大排水量を少なく押さえるこ
とができ、排水の逆流を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
浴室出入口廻りの縦断面図である。
【図2】第1実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
浴室出入口廻りの横断面図である。
【図3】第1実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
副排水槽廻りの拡大縦断面図である。
【図4】第2実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
浴室出入口廻りの縦断面図である。
【図5】第3実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
浴室出入口廻りの縦断面図である。
【図6】第4実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
副排水槽廻りの拡大縦断面図である。
【図7】第5実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
副排水槽廻りの拡大縦断面図である。
【図8】第6実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
副排水槽廻りの拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 片引戸、2 引戸本体、3 枠体、4 防水パン、
6 水抜き孔、7 副排水槽、7a 排水槽本体、7b
開閉蓋、8 排水貯留槽、9 排水管、10排水孔、
12 フィルタ体、22 下枠、22a 下枠本体、2
2b 下枠アタッチメント、52 床プレート、65
開口、66 蓋状プレート、91 開口、A 浴室、B
脱衣室
フロントページの続き Fターム(参考) 2E025 BA01 BA06 BB08 BC02 BC05 2E036 RA08 RC00 RC02 TA01 TA03 TA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の出入口側に流れる浴室床の排水
    を、当該出入口を構成する建具の浴室側近傍に配設した
    水抜き孔を介して下方に流下させ、排水管に連なる排水
    貯留槽に導くようにした浴室の排水構造において、 前記排水貯留槽と前記水抜き孔との間に、当該水抜き孔
    からの排水を受けると共に受けた排水を排水孔を介して
    当該排水貯留槽に流下させる副排水槽を設けたことを特
    徴とする浴室の排水構造。
  2. 【請求項2】 前記副排水槽の排水孔の開口面積を前記
    水抜き孔の開口面積より小さく形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の浴室の排水構造。
  3. 【請求項3】 前記水抜き孔は、前記建具の近傍に配設
    した床プレートに設けられ、 前記副排水槽は、前記床プレートの下面に垂設され、 前記床プレートおよび前記副排水槽は、前記浴室床に対
    し取外し可能に構成されていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の浴室の排水構造。
  4. 【請求項4】 前記床プレートと前記副排水槽とが一体
    に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の浴
    室の排水構造。
  5. 【請求項5】 前記水抜き孔は、前記床プレートに着脱
    自在に装着された蓋状プレートに形成したものであり、 前記蓋状プレートは、前記副排水槽の上蓋を兼ねている
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の浴室の排水
    構造。
  6. 【請求項6】 前記排水孔は、前記副排水槽に形成した
    開口に着脱自在に装着されたフィルタ体に形成したもの
    であり、 前記フィルタ体は、前記副排水槽の下蓋を兼ねているこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載の浴室の排水構
    造。
  7. 【請求項7】 前記副排水槽は、副排水槽本体と当該副
    排水槽本体の内部を開放する開閉蓋とを有し、 前記開閉蓋は、前記副排水槽本体に対し着脱自在に装着
    されていることを特徴とする請求項3または4に記載の
    浴室の排水構造。
  8. 【請求項8】 前記水抜き孔は、排水に混入するゴミの
    通過を許容可能に構成され、 前記排水孔は、排水に混入するゴミの通過を阻止可能に
    構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のい
    ずれかに記載の浴室の排水構造。
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