JP2000191262A - 乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベア

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JP2000191262A
JP2000191262A JP10367815A JP36781598A JP2000191262A JP 2000191262 A JP2000191262 A JP 2000191262A JP 10367815 A JP10367815 A JP 10367815A JP 36781598 A JP36781598 A JP 36781598A JP 2000191262 A JP2000191262 A JP 2000191262A
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JP
Japan
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speed
passenger conveyor
setting circuit
power converter
operating
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Pending
Application number
JP10367815A
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English (en)
Inventor
Makoto Kuroki
誠 黒木
Yoshio Matsuzaki
義夫 松崎
Toshio Meguro
都志雄 目黒
Koji Yamamoto
功治 山本
Koji Yamashita
浩二 山下
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
Tadaaki Chiba
忠昭 千葉
Daisuke Minegishi
大輔 嶺岸
Takashi Hayashi
孝志 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネの効果もあり、子供や高齢者、さらに
体に障害を持っている方々が安心して乗り降りできる安
全で安価な乗客コンベアの提供。 【解決手段】 可変する速度を少なくと3段階有し、第
1の速度S1を標準とし、第2の速度S2は前記第1の
速度S1より低速とし、さらに第3の速度S3は前記第
2の速度S2より低速とするとともに、それらの速度可
変手段を電力変換機2を設けて行うように構成し、その
速度可変の切り替えは、タイマー10を用いてあらかじ
め設定された所定時間帯のみ第2の速度S2で運転し、
さらに前記第1、または第2の運転速度S1、S2で運
転中に、乗客コンベアの乗降口に設けた速度切り替え用
操作盤11の操作スイッチを操作することによって第3
の速度S3で運転するように、電力変換機2の制御部の
速度指令を司る速度設定回路9を設けて行うように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータや動
く歩道などの乗客コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】エスカレータ等の乗客コンベアの運転速
度は、効率的な輸送力を確保するために高速運転されて
おり、通常毎分30メートルの速度で運行している。
【0003】この毎分30メートルの運転速度は、一般
の健常者には、乗客コンベアの乗り降りに支障なく効率
的であるが、子供や高齢者、さらに体に障害を持ってい
る方々には乗りにくく、かなり乗り降りに注意を配る必
要があった。
【0004】近年、バリアフリー指向から「人にやさし
い機器」が望まれている中、乗客コンベアの運転速度を
低くする方法が各種提案されている。
【0005】このような乗客コンベアの運転速度を低く
する従来技術の一例としては、特開平1−122892
号公報に示されるものがある。この従来技術は、電圧周
波数変換器によりモータの回転数を可変させるととも
に、エスカレータの乗降口に操作盤を設置し、エスカレ
ータを利用する乗客が、この操作盤を操作することによ
って低速としタイマにより一定時間で高速に運転速度を
切り替える構成としているため、乗るときには低速で乗
客コンベアの中間に移動した時点では高速になり輸送効
率やサービス性も向上させている。
【0006】したがって、利用者が希望すれば昇降する
時のみエスカレータの運転速度を低速に切り替え、乗る
ことに対して安全性を高める効果がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の従来
技術はエスカレータの乗降口に設置した操作盤を操作す
ることで、低速にする構成としているため、通常は基本
的に30m/minで運転していることから、省エネ効
果は少ない。また、最近の地球環境保護の高まりから、
人が利用していないエスカレータは省エネのために休止
したりする要望が高まっている。一般にエスカレータに
おいて省エネを図るための方法としては、自動運転シス
テムが提案されているが、利用者を光電装置等で検出
し、停止したエスカレータを起動させているため、光電
装置等の追加が必要となり高価になるという問題点があ
った。
【0008】本発明は、上記のような問題点を鑑みてな
されたもので、本発明の目的は省エネの効果もあり、子
供や高齢者、さらに体に障害を持っている方々が安心し
て乗り降りできる安全な乗客コンベアを安価に提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、速度可変できるようにした乗客コンベア
において、可変する速度を少なくとも3段階有し、第1
の速度を標準とし、第2の速度は前記第1の速度より低
速とし、さらに第3の速度は前記第2の速度より低速と
するとともに、それらの速度可変手段を電力変換機を設
けて行うように構成し、その速度可変の切り替えは、タ
イマーを用いてあらかじめ設定された所定時間帯のみ第
2の速度で運転し、さらに前記第1、または第2の運転
速度で運転中に、乗客コンベアの乗降口に設けた速度切
り替え用操作スイッチを操作することによって第3の速
度で運転するように、電力変換機の制御部の速度指令を
司る速度設定回路を設けて行うように構成したものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態を示す乗客コ
ンベアの構成図であり、図2は、本発明の一実施形態を
示す乗客コンベアの速度指令図である。
【0012】図1において、1は三相交流電源、2は電
力変換機で本実施形態では、前記三相交流電源を電力変
換するインバータ電源回路2aおよびインバータ電源回
路2aを制御するインバータ制御回路2bによって構成
される。3は電力変換機2から供給された電力により駆
動する電動機、4は電動機3に連結され電動機3の回転
を必要な速度に減速して駆動スプロケットを回転する減
速機、5は駆動チェーン、6は駆動チェーン5によって
減速機4の駆動スプロケットに従動して回転するスプロ
ケット、7は踏段チェーン、8は踏段チェーン7により
無端状に連結された踏段である。
【0013】また、9は電力変換機2のインバータ制御
回路2bに、可変の速度指令を出力するための速度設定
回路であり、本回路は標準速度とする第1の速度設定回
路9a、前記第1の速度設定回路9aより低速に設定さ
れる第2の速度設定回路9b、前記第2の速度設定回路
9bよりさらに低速に設定される第3の速度設定回路9
cで構成される。10は任意に時間帯を設定できるタイ
マーであり、このタイマー10の指令により速度設定回
路9から第2の速度指令が発生する。11は操作スイッ
チを有する操作盤であり、この操作盤の操作スイッチを
押すことにより速度設定回路9から第3の速度指令が発
生する。
【0014】次に、本実施形態における乗客コンベアの
運転動作について図2を用いて説明する。
【0015】なお、ここでは説明の便宜上乗客コンベア
の運転方向を上昇運転として説明する。
【0016】通常の状態は、速度設定回路9の第1の速
度設定回路9aが発する運転速度指令S1にて、毎分3
0メートルで運転している。ここで、操作盤11の速度
スイッチを押すことにより速度設定回路9から第3の速
度指令が発生し、インバータ制御回路2bに第3の運転
速度指令S3が指示され、運転速度で毎分15メートル
に切り替わる。なお、第3の運転速度指令S3は、操作
盤11の操作スイッチが押されてから乗客が乗り込み完
了するまでの所定時間経過後自動的に解除されると同時
に、第1の運転速度指令S1が指示され、第1の運転速
度である毎分30メートルに戻る。次に、タイマー10
の指令により速度設定回路9から第2の速度指令が発生
し、インバータ制御回路2bに第2の運転速度指令S2
が指示され、任意の時間帯が第2の運転速度である毎分
20メートルに切り替わる。ここで、操作盤11の操作
スイッチを押すことにより速度設定回路9から第3の速
度指令が発生し、インバータ制御回路2bに第3の運転
速度指令S3が指示され、運転速度が毎分15メートル
に切り替わる。なお、第3の運転速度指令S3は、操作
盤11の操作スイッチが押されてから乗客が乗り込み完
了するまでの所定時間経過後自動的に解除されると同時
に、第2の運転速度指令S2が指示され、第2の運転速
度である毎分20メートルに戻る。次に、タイマー10
に設定された任意の時間帯の終了時刻の信号により、速
度設定回路9の第1の速度設定回路9aが発生し運転速
度指令S1にて、毎分30メートルで運転に戻る。
【0017】ここで、任意の設定時間帯とは、一般的に
スーパーや百貨店等での、高齢者や身障者の利用が昼間
の閑散時間帯に集中することから、本実施形態での目安
は図2に示すように10時から17時になるまでの時間
帯とした。この間、高齢者や身障者が乗客コンベアに安
心して乗り降りできる毎分20メートルにするものであ
る。一方、夕方や混雑が予想される時間帯は乗客コンベ
アの輸送効率を重視して標準の30メートルにする。さ
らに、前記第1および第2の運転速度で運転中に、乗り
込み口に設けた操作盤11の操作スイッチを、乗客の都
合によって押すことによって毎分15メートルにする。
これにより、さらに安心して乗客コンベアへの乗り込み
ができるようになる。
【0018】以上のように、本実施形態によれば乗客コ
ンベアの利用実態にあわせて乗客コンベアの運転速度を
切り替えることができるので、高齢者や身障者が安心し
て乗り降りできる安全な乗客コンベアを提供することが
できる。
【0019】また、所定時間帯においては乗客コンベア
を低速で運転することによって、電力消費が低減される
効果もあり、省エネに有効である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、省エネにも有効である
とともに、子供や高齢者、さらに体に障害を持っている
方々が安心して乗り降りできる安全な乗客コンベアを安
価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す乗客コンベアの構成
図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す乗客コンベアの速度
指令図である。
【符号の説明】
1 三相交流電源 2 電力変換機 2a インバータ電源回路 2b インバータ制御回路 3 電動機 4 減速機 5 駆動チェーン 6 スプロケット 7 踏段チェーン 8 踏段 9 速度設定回路 9a 第1の速度設定回路 9b 第2の速度設定回路 9c 第3の速度設定回路 10 タイマー 11 操作盤 S1 第1の運転速度指令 S2 第2の運転速度指令 S3 第3の運転速度指令
フロントページの続き (72)発明者 目黒 都志雄 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 山本 功治 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 山下 浩二 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 安藤 武喜 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 千葉 忠昭 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 嶺岸 大輔 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 林 孝志 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 3F321 DA03 DB03 DC01 DD02 EA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度可変できるようにした乗客コンベア
    において、可変する速度を少なくとも3段階有し、第1
    の速度を標準とし、第2の速度は前記第1の速度より低
    速とし、さらに第3の速度は前記第2の速度より低速と
    するとともに、それらの速度可変手段を電力変換機を設
    けて行うように構成したことを特徴とする乗客コンベ
    ア。
  2. 【請求項2】 第2の速度は、タイマーを用いてあらか
    じめ設定された所定時間帯のみ有効となるように構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 【請求項3】 第3の速度は、乗客コンベアの乗降口に
    設けた速度切り替え用操作スイッチの操作によって運転
    制御することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベ
    ア。
  4. 【請求項4】 第1の運転速度および第2の運転速度の
    どちらの場合でも、速度スイッチの操作によって第3の
    運転速度に切り替わることを特徴とする請求項1に記載
    の乗客コンベア。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100425518C (zh) * 2003-01-24 2008-10-15 东芝电梯股份有限公司 多级速度对应乘客输送机的运行操作方法
CN104555688A (zh) * 2013-10-25 2015-04-29 上海三菱电梯有限公司 乘客输送设备的控制装置及其实现方法
CN108147266A (zh) * 2017-08-14 2018-06-12 上海三菱电梯有限公司 乘客输送系统待机模式控制装置

Cited By (5)

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CN104555688B (zh) * 2013-10-25 2017-01-11 上海三菱电梯有限公司 乘客输送设备的控制装置及其实现方法
CN108147266A (zh) * 2017-08-14 2018-06-12 上海三菱电梯有限公司 乘客输送系统待机模式控制装置
CN108147266B (zh) * 2017-08-14 2020-09-22 上海三菱电梯有限公司 乘客输送系统待机模式控制装置

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