JP2000198654A - 乗客コンベアの制御装置 - Google Patents

乗客コンベアの制御装置

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JP2000198654A
JP2000198654A JP11003359A JP335999A JP2000198654A JP 2000198654 A JP2000198654 A JP 2000198654A JP 11003359 A JP11003359 A JP 11003359A JP 335999 A JP335999 A JP 335999A JP 2000198654 A JP2000198654 A JP 2000198654A
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power supply
phase
power converter
power
passenger conveyor
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JP11003359A
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English (en)
Inventor
Takashi Hayashi
孝志 林
Yoshio Matsuzaki
義夫 松崎
Toshio Meguro
都志雄 目黒
Makoto Kuroki
誠 黒木
Koji Yamamoto
功治 山本
Koji Yamashita
浩二 山下
Tadaaki Chiba
忠昭 千葉
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
Daisuke Minegishi
大輔 嶺岸
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機を交換したり巻線を巻き替えたりする
ことなく既設電動機を流用して容易に可変速度運転ので
きる乗客コンベアの制御装置を提供する。 【解決手段】 三相交流電源1と電力変換器8との間の
電力供給系統10に昇圧トランスなどの昇圧手段9を設
け、三相交流電源1からの受電電圧を一次側で事前に出
力増幅し、電力変換器8からの出力電圧が三相交流電源
1からの受電電圧と同一値となるよう出力側の電圧を補
償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータやマ
ンコンベアなどの乗客コンベアの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗客コンベアとして知られるエ
スカレータでは、輸送効率を高めるために通常毎分30
メートルの定格速度で高速運転している。この毎分30
メートルの運転速度は、一般の健常者には乗客コンベア
の乗り降りに支障なく効率的なものであるが、子供、高
齢者および身体に障害を持っている方には乗り降りしず
らいものであり、実際の乗り降りにかなりの注意を配る
必要があった。
【0003】近年、バリアフリー志向から「人に優しい
機器」が望まれている中で、乗客コンベアの運転速度を
可変にする方法が各種提案されている。例えば、従来の
乗客コンベアとして特開平1−122892号公報に記
載のものでは、電力変換器により電動機の回転数を調整
可能に構成し、乗客コンベアを利用する乗客が乗客コン
ベアの昇降口に配置した操作盤を操作することによって
電力変換器による電動機の回転数を低速とし、タイマー
によりその一定時間後に高速運転に復帰するようにして
いる。この構成によって高齢者等は操作盤を操作して低
速運転とした状態で乗客コンベアに安全に乗り込むこと
ができるようになり、その後は高速運転にして輸送効率
やサービス性の向上をはかっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、商用電源に
接続されて駆動される一般的な既設電動機は、商用電源
電圧に対応した定格電圧となっており、電動機が100
%負荷で回転するために必要な電流は、既設電動機の持
つ定格電流値以下として定められている。しかしなが
ら、既設電動機を電力変換器によって駆動しようとした
場合、電力変換器は一般的にコンバータ部で一旦交流を
直流に変換し、平滑回路によりこの直流を平滑した後、
インバータ部で直流を可変周波数の交流に逆変換してお
り、このコンバータ部での直流電圧分の電圧低下によ
り、電力変換器の出力電圧は受電電圧に対して10%程
度の電圧低下が生じてしまう。従って、既設電動機を流
用して電力変換器にて駆動しようとする場合、例えば1
00%負荷では出力電圧が低下した分だけ電流値を上げ
ることにより所定のトルクを満足させるように電力変換
器が作動することになり、既設電動機には定格電流値を
超過した電流が流れてしまうことになる。これを防止す
るには、既設電動機を予め電力変換器の出力電圧に応じ
たものに交換したり、既設電動機の巻線を巻き替えたり
することが考えられるが、いずれも費用や工期が増加し
てしまう。
【0005】本発明の目的は、既設電動機を交換したり
巻線を巻き替えたりすることなく、既設電動機を流用し
て電力変換器により容易に可変速度運転ができるように
した乗客コンベアの制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、電力変換器を介して三相交流電源に電動機
を接続した電力供給系統を形成し、上記電動機を含む駆
動装置により無端状に連結した複数の踏段を駆動する乗
客コンベアの制御装置において、上記電力変換器と上記
三相交流電源間に、上記三相交流電源からの受電電圧を
昇圧する昇圧手段を設けたことを特徴とする。
【0007】本発明の乗客コンベアの制御装置は、上述
したように電力変換器を介して三相交流電源から電動機
へ電力を供給する電力供給系統に、電力変換器が受電す
る三相交流電源からの受電電圧を昇圧する昇圧手段を設
けたため、電力変換器を用いて可変速運転を可能にする
とき、既設電動機を交換したり巻線を巻き替えたりする
ことなく、既設電動機を流用して容易に実現することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
よる乗客コンベアの制御装置を示す概略構成図である。
三相交流電源1からの電力を既設電動機2へ伝達する制
御装置3は、図示しない運転操作スイッチや安全装置な
どからの入力に基づいて各指令を与える制御回路4と、
この制御回路4により駆動されて三相交流電源1からの
電力の供給停止や運転方向に従った電源相順の変更を行
なう制御接触子5と、制御回路4により連動されて二つ
の電力系統10,11を切り替える切り替え手段6,7
と、制御回路4からの運転指令および速度指令に従って
可変電圧可変周波数の交流電力を既設電動機2に供給し
て乗客コンベアを駆動するインバータ回路などの電力変
換器8と、三相交流電源1からの受電電圧を昇圧する昇
圧手段9を有して構成している。この電力変換器8は、
三相交流電源1からの電力を一旦直流電力に変換するコ
ンバータ部12と、これを平滑する平滑回路部13と、
可変電圧可変周波数の交流電力に再変換するインバータ
部14と、これらを制御する制御回路部15とを備えて
いる。昇圧手段9は、ここでは昇圧トランスである。こ
のようにして制御装置3は、切り替え手段6,7をA側
に切り替えたとき電力変換器8および昇圧手段9を介し
て三相交流電源1と既設電動機2間を接続する電力供給
系統10と、切り替え手段6,7をB側に切り替えたと
き三相交流電源1と既設電動機2間を直接接続する電力
供給系統11とを形成している。乗客コンベアは周知の
構成であり、無端状に連結された複数の踏段を有して構
成され、既設電動機2により減速機などを含む駆動装置
により駆動される構成となっている。
【0009】次に、上述した乗客コンベアの制御装置の
動作を説明する。先ず、既設電動機2以降の乗客コンベ
アは既設のものを流用しながら乗客コンベアの運転速度
を調整可能にするために、制御装置3を図示のように三
相交流電源1と既設電動機2間に接続しする。通常、切
り替え手段6,7はA側に切り替えられており、三相交
流電源1と既設電動機2間は電力変換器8および昇圧手
段9を介して接続可能な状態となっている。乗客コンべ
アの運転を行なう場合、図示しない運転操作スイッチを
操作し、制御回路4を介して制御接触子5を閉路する
と、切り替え手段6,7は通常A側に切り替えられてい
るため、三相交流電源1からの電力が電力供給系統10
により昇圧トランス9、電力変換器8を経由して既設電
動機2に供給されて、乗客コンベアの運転が行われる。
【0010】ここで、電力変換器8を介して三相交流電
源1と既設電動機2間を接続する電力供給系統10に昇
圧手段9を設けているため、三相交流電源1からの受電
電圧をその一次側で事前に出力増幅し、電力変換器8か
らの出力電圧が三相交流電源1からの受電電圧と同一値
となるよう出力側の電圧を補償することができる。従っ
て、既設電動機2に供給される電圧は三相交流電源1か
らの受電電圧と変わらないため、既設電動機2を流用し
ても電圧低下によって既設電動機に定格電流値を超過し
た電流が流れることを防止できる。
【0011】電力変換器8は、制御回路4からの運転指
令および速度指令に従って可変電圧可変周波数の交流電
力を既設電動機2に供給して乗客コンベアを駆動してい
るため、制御回路4から電力変換器8に与えている速度
指令を変更するなら、電力変換器8の出力周波数を変化
させて乗客コンベアの速度を変更することができる。従
って、エスカレータを利用する乗客が高齢者等の場合、
電力変換器8に与えている速度指令を変更して運転速度
を低速とし、その後、状況に応じて高速運転に戻すよう
にするなら、乗客コンベアに乗るときには安全に乗りや
すくし、その後は高速運転にして輸送効率を向上するこ
とができる。しかも、高速運転に戻すのは高齢者等が乗
り込んで次の乗降口に達する以前ではなく、次の乗降口
に達した後となるように高速運転への復帰時間を設定す
るなら、乗り込んだ高齢者等は低速運転中に降りること
になり、安全性を一層向上することができる。
【0012】また、上述した効果は電力供給系統10の
みを形成して三相交流電源1と既設電動機2間を接続し
ても得られるが、ここでは電力供給系統10と並列に電
力変換器8を迂回する電力供給系統11をも形成してい
る。従って、可変速度制御のために追加した電力供給系
統10が故障したとしても、次のようにして対処するこ
とができる。つまり、電力変換器8が破損して乗客コン
ベアの運転が出来なくなった場合、図示しない切り替え
操作スイッチを操作すると制御回路4から切り替え手段
6,7に切り替え指令が与えられる。切り替え手段6,
7はそれぞれA側からB側に切り替えられ、三相交流電
源1からの電力は、電力供給系統10の電力変換器8を
迂回して電力供給系統11により直接に既設電動機2に
供給されるようになる。
【0013】このように電力供給系統10の電力変換器
8が故障した場合でも、電力供給系統10から電力供給
系統11に切り替えて既設電動機2に電力を供給するこ
とができるので、直ちに乗客コンベアの運転を再開する
ことができる。従って、従来のように電力変換器8の修
復まで乗客コンべアを停止しておく必要がなく、直ちに
乗客コンベアの運転を再開して電力変換器8の修復作業
を行なうことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
力変換器を介して三相交流電源から電動機へ電力を供給
する電力供給系統に、電力変換器が受電する三相交流電
源からの受電電圧を昇圧する昇圧手段を設けたため、電
力変換器を用いて可変速運転を可能にするとき、既設電
動機を交換したり巻線を巻き替えたりすることなく、既
設電動機を流用して容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による乗客コンベアの制
御装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 三相交流電源 2 既設電動機 3 制御装置 4 制御回路 5 制御接触子 6,7 切り替え手段 8 電力変換器 9 昇圧手段 10,11 電力供給系統
フロントページの続き (72)発明者 目黒 都志雄 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 黒木 誠 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 山本 功治 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 山下 浩二 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 千葉 忠昭 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 安藤 武喜 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 嶺岸 大輔 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 3F321 AA09 DA05 DA07 DC01 DD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力変換器を介して三相交流電源に電動
    機を接続した電力供給系統を形成し、上記電動機を含む
    駆動装置により無端状に連結した複数の踏段を駆動する
    乗客コンベアの制御装置において、上記電力変換器と上
    記三相交流電源間に、上記三相交流電源からの受電電圧
    を昇圧する昇圧手段を設けたことを特徴とする乗客コン
    ベアの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記電力
    変換器を迂回して上記三相交流電源と上記電動機間を接
    続する他の電力供給系統を形成したことを特徴とする乗
    客コンベアの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記電力
    変換器を有する上記電力供給系統に配置した上記昇圧手
    段は、上記三相交流電源からの受電電圧と上記電力変換
    器からの出力電圧がほぼ同一電圧となるようにしたこと
    を特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、上記昇圧
    手段として、昇圧トランスを用いたことを特徴とする乗
    客コンベアの制御装置。
JP11003359A 1999-01-08 1999-01-08 乗客コンベアの制御装置 Pending JP2000198654A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020245A (ja) * 2014-07-11 2016-02-04 フジテック株式会社 乗客コンベアの改造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330