JP2000191203A - フィルム剥離方法並びに剥離装置 - Google Patents

フィルム剥離方法並びに剥離装置

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JP2000191203A
JP2000191203A JP37109598A JP37109598A JP2000191203A JP 2000191203 A JP2000191203 A JP 2000191203A JP 37109598 A JP37109598 A JP 37109598A JP 37109598 A JP37109598 A JP 37109598A JP 2000191203 A JP2000191203 A JP 2000191203A
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peeling
film
layer
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dry resist
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Yoichi Nishi
陽一 西
Yasuo Minami
泰雄 南
Haruo Wada
晴夫 和田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライレジスト層にスジや伸びが発生するこ
と、並びに、ドライレジスト層がベースフィルムから剥
離されることを防止することができる剥離方法、並び
に、剥離装置を提供する。 【解決手段】 剥離装置は、ドライレジストフィルム2
4を基板30に貼着する上ラミネートローラ3および下
ラミネートローラ6、保護フィルム25を巻き取る巻取
ローラ4、剥離ガイド5、冷却管8等を備えている。剥
離ガイド5は、その先端部が保護フィルム25における
剥離界面近傍に当接することによって、保護フィルム2
5を剥離する剥離動作を補助する。冷却管8は、剥離ガ
イド5の先端部近傍に設けられており、間接的に剥離界
面近傍の積層体20を冷却する。これにより、ドライレ
ジスト層23の粘着性を低くすることができるため、ド
ライレジスト層23から保護フィルム25が剥離し易い
状態となり、該保護フィルム25の剥離を円滑に行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ベースフ
ィルムとドライレジストとで構成されるドライレジスト
フィルムから保護フィルムを剥離する等の、種々の剥離
動作を行う際に好適に供することができるフィルム剥離
方法、並びに、剥離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、ドライレジストフィル
ムを採用したカラーフィルター製造工程においては、ド
ライレジストフィルムから保護フィルムを剥離した後、
該ドライレジストフィルムを基板に貼着する転写装置が
使用されている。
【0003】例えば特開平8−122521号公報に開
示されている上記従来の転写装置は、図9に示すよう
に、基板60を搬送する搬送ローラ40…、基板60を
加熱する基板加熱装置41、ドライレジストフィルム5
2を加熱するフィルム加熱装置42、基板60にドライ
レジストフィルム52を貼着すると共に、貼着後の基板
60を加熱する加熱装置43、ベースフィルム54を剥
離するために該基板60を20℃〜25℃に冷却する冷
却装置44、ドライレジスト(図示せず)からベースフ
ィルム54を剥離するベースフィルム剥離部45、長尺
の積層体51を供給する供給ローラ46、ドライレジス
トフィルム52から保護フィルム53を剥離する剥離装
置47、ベースフィルム54を巻き取るベースフィルム
巻取ローラ48、および、保護フィルム53を巻き取る
保護フィルム巻取ローラ49等で構成されている。
【0004】該転写装置においては、ドライレジストフ
ィルム52および保護フィルム53からなる積層体51
を、供給ローラ46から剥離装置47に供給する。剥離
装置47は、ドライレジストフィルム52から保護フィ
ルム53を剥離する。ドライレジストフィルム52は、
ベースフィルム巻取ローラ48に巻き取られることによ
って、加熱装置43方向に搬送される。保護フィルム5
3は、保護フィルム巻取ローラ49に巻き取られる。
【0005】そして、該転写装置においては、基板加熱
装置41を用いて基板60を80℃〜150℃に加熱す
ると共に、フィルム加熱装置42を用いてドライレジス
トフィルム52を20℃〜80℃に加熱することによっ
て、該基板60とドライレジストフィルム52とのタッ
ク性を向上させ、気泡等の混入や皺の形成を回避するこ
とにより、基板60に対するドライレジストフィルム5
2の貼着性を改善している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の転写装置の構成では、基板加熱装置41を用いて基
板60を加熱すると共に、フィルム加熱装置42を用い
てドライレジストフィルム52を加熱しているので、こ
れら加熱装置41・42に近接して設けられている剥離
装置47の作業温度が、室温よりも高めの温度(30℃
〜35℃)になってしまう。つまり、加熱装置41・4
2等からの放熱によって、保護フィルム53が剥離され
る際のドライレジストフィルム52の温度が30℃〜3
5℃となり、雰囲気温度と同じになってしまう。
【0007】一般に、ドライレジストと保護フィルムと
のタック性は、温度依存性が極めて高く、30℃以上の
温度において、急激に増大する。従って、例えば、剥離
動作を長時間停止した後、再開した場合や、基板の搬送
に対応して剥離動作の停止や開始が繰り返し行われる場
合等には、ベースフィルムとドライレジストとで構成さ
れるドライレジストフィルムから保護フィルムを剥離す
る際に、ドライレジストの粘着性が高くなっているた
め、保護フィルムの剥離を円滑に行うことができない。
それゆえ、保護フィルムをドライレジストから剥離する
際に形成される剥離界面に、即ち、ドライレジストに、
スジが発生し易い。
【0008】また、例えば、作業温度が比較的高い(作
業環境が高温である)場合には、ベースフィルムとドラ
イレジストとの接着力よりも、ドライレジストと保護フ
ィルムとの接着力の方が大きくなるので、保護フィルム
と共にドライレジストがベースフィルムから剥離する
(ドライレジストが保護フィルムに付着してベースフィ
ルムから剥離する)、いわゆるレジスト剥離が発生し易
くなる。その上、ドライレジストは、引張力に対する強
度に乏しいので、剥離時に保護フィルムと共に引っ張ら
れると、該引張力によって伸びてしまう。さらに、作業
温度が比較的高い場合には、つまり、作業温度が高温に
なればなる程、ドライレジストの劣化が促進されるの
で、上記不都合がより一層発生し易くなる。
【0009】従って、例えばドライレジストフィルム
が、カラーフィルター製造工程に供されるドライレジス
トフィルムである場合には、上記不都合が発生すると、
ドライレジストによって構成されるカラーフィルター層
に皺やスジが形成されて、目視で確認することができる
程度に表示上の線状ムラが発生し、良好なカラーフィル
ターを製造することができないという問題点を招来する
ことになる。
【0010】それゆえ、ベースフィルムとドライレジス
トとで構成されるドライレジストフィルムから保護フィ
ルムを剥離する際に、ドライレジストにスジや伸びが発
生すること、並びに、ドライレジストがベースフィルム
から剥離されることを防止することができる剥離方法、
並びに、剥離装置が嘱望されている。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、例えば、基材と被保護層と
フィルムとで少なくとも構成される積層体における該被
保護層から、フィルムを剥離する際に、被保護層にスジ
や伸びが発生すること、並びに、フィルムと共に被保護
層が基材から剥離されることを防止することができる剥
離方法、並びに、剥離装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ィルム剥離方法は、上記の課題を解決するために、基材
上に形成された粘着性を有する被保護層を保護するフィ
ルムを、該被保護層から剥離する剥離方法であって、フ
ィルムを被保護層から剥離する際に形成される剥離界面
を冷却することを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明のフィルム剥離方法
は、上記の課題を解決するために、基材上に形成された
粘着性を有する被保護層を保護するフィルムを、該被保
護層から剥離する剥離方法であって、被保護層を冷却し
た後、フィルムを該被保護層から剥離することを特徴と
している。
【0014】上記の方法によれば、剥離界面若しくは被
保護層を冷却することによって、被保護層の粘着性が低
下するので、被保護層からフィルムが剥離し易い状態と
なる。従って、被保護層からフィルムを剥離する際に、
剥離動作を安定に行うことができ、被保護層にスジや伸
びが発生すること、並びに、フィルムと共に被保護層が
基材から剥離されることを防止することができる。
【0015】請求項3記載の発明の剥離装置は、上記の
課題を解決するために、基材上に形成された粘着性を有
する被保護層を保護するフィルムを、該被保護層から剥
離する剥離手段と、フィルムを被保護層から剥離する際
に形成される剥離界面を冷却する界面冷却手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明の剥離装置は、上記の
課題を解決するために、請求項3記載の剥離装置におい
て、上記剥離手段が、基材とフィルムとを互いに異なる
方向に引っ張る引張部と、上記剥離界面近傍に当接する
ガイド部とを有し、かつ、該ガイド部に上記界面冷却手
段が備えられていることを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、例えばガイド部に備
えられた界面冷却手段が剥離界面を冷却することによっ
て、被保護層の粘着性が低下するので、被保護層からフ
ィルムを剥離し易い状態にすることができる。従って、
例えば引張部とガイド部とによって被保護層からフィル
ムを剥離する際に、剥離動作を安定に行うことができ
る。これにより、被保護層にスジや伸びが発生するこ
と、並びに、フィルムと共に被保護層が基材から剥離さ
れることを防止することができる剥離装置を提供するこ
とができる。
【0018】請求項5記載の発明の剥離装置は、上記の
課題を解決するために、基材と、該基材上に形成された
粘着性を有する被保護層と、該被保護層を保護するフィ
ルムとで少なくとも構成される積層体における該被保護
層から、フィルムを剥離する剥離手段と、該剥離手段に
供給される積層体を冷却する積層体冷却手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0019】上記の構成によれば、積層体冷却手段が積
層体を冷却することによって、被保護層の粘着性が低下
するので、被保護層からフィルムを剥離し易い状態にす
ることができる。従って、被保護層からフィルムを剥離
する際に、フィルムの剥離速度(または積層体の搬送速
度、タクト)等の剥離条件に関わらずに、剥離動作を安
定に行うことができる。また、上記の構成によれば、積
層体を冷却することによって、被保護層の劣化を抑制す
ることができる。これにより、被保護層にスジや伸びが
発生すること、並びに、フィルムと共に被保護層が基材
から剥離されることを防止することができる剥離装置を
提供することができる。
【0020】請求項6記載の発明の剥離装置は、上記の
課題を解決するために、請求項3、4または5記載の剥
離装置において、上記被保護層がカラーフィルター製造
用のドライレジスト層であることを特徴としている。
【0021】上記の構成によれば、ドライレジストフィ
ルムを採用したカラーフィルター製造工程に、好適に供
することができる剥離装置を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明にかかるフィルム剥離方法
並びに剥離装置は、例えば、ベースフィルムとドライレ
ジストとで構成されるドライレジストフィルムから保護
フィルムを剥離する等の、種々の剥離動作を行う際に好
適に供することができる。従って、本発明にかかるフィ
ルム剥離方法並びに剥離装置は、例えば、プリント基板
製造工程、ドライレジストフィルムを採用したカラーフ
ィルター製造工程、液晶やEL(electro luminescence)
等を用いたフラットディスプレイにおける電極パターン
形成工程等、基材から基板への被保護層の転写動作を含
む工程を有する、あらゆる技術分野に適用することがで
きる。尚、以下の説明においては、ベースフィルムとド
ライレジストとで構成されるドライレジストフィルムか
ら保護フィルムを剥離する場合を例に挙げることとす
る。
【0023】〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態に
ついて図1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通
りである。
【0024】図3に示すように、本実施の形態にかかる
剥離装置を備えた転写装置に供給される長尺の積層体2
0は、ベースフィルム(基材)21、該ベースフィルム
21上に形成された中間層22、および、該中間層22
を介してベースフィルム21上に形成されたドライレジ
スト層(被保護層)23からなるドライレジストフィル
ム24と、該ドライレジスト層23を保護する保護フィ
ルム(フィルム)25とで構成されている。中間層22
は、ガラス基板等の基板に対するドライレジストフィル
ム24の貼着追従性を向上させるために、必要に応じて
設けられる。該中間層22は、伸縮性に富む、いわゆる
透明クッション層であり、例えば15μm程度の厚さに
形成されている。ドライレジスト層23は、粘着性を有
しており、例えば2μm程度の厚さに形成されている。
そして、保護フィルム25をドライレジスト層23から
剥離する際に、剥離界面Aが形成される。尚、積層体2
0がカラーフィルター製造工程に供される積層体である
場合には、ドライレジスト層23は、RGB(red,gree
n,blue)のうちの何れか一色(単色)のカラーフィルタ
ーに感光剤(レジスト)を含有させて形成したフィルム
層、即ち、カラーフィルター製造用のドライレジスト層
である。
【0025】本実施の形態にかかる剥離装置は、図1に
示すように、供給ローラ1、ローラ2・2、上ラミネー
トローラ(引張部)3、巻取ローラ(引張部)4、剥離
ガイド(ガイド部)5、下ラミネートローラ6、およ
び、冷却管(界面冷却手段)8等を備えている。供給ロ
ーラ1は、ロール状に巻かれた積層体20を連続的に供
給する。上ラミネートローラ3は、下ラミネートローラ
6と一対になって、ドライレジストフィルム24および
基板30を挟持しながら回転することによって、ドライ
レジストフィルム24を所定の引張力で引っ張ると共
に、該ドライレジストフィルム24を基板30に貼着す
る。巻取ローラ4は、回転することによって保護フィル
ム25を所定の引張力で引っ張ると共に、該保護フィル
ム25を巻き取る。そして、剥離装置は、巻取ローラ4
に常時印加される一定の回転力と、供給ローラ1に常時
印加される剥動力とによって、ローラ2・2を介して積
層体20に所定の張力を常時与える。これにより、剥離
装置は、弛みや伸びを防止し、積層体20を安定に搬送
する。下ラミネートローラ6は、上ラミネートローラ3
に対向して設けられ、上ラミネートローラ3と一対にな
って上記の動作を行うと共に、洗浄されたガラス基板等
の基板30を搬送する。
【0026】そして、上ラミネートローラ3がドライレ
ジストフィルム24を引っ張る方向と、巻取ローラ4が
保護フィルム25を引っ張る方向とは、互いに異なって
いる。従って、上ラミネートローラ3、巻取ローラ4、
剥離ガイド5、および、下ラミネートローラ6で以て、
剥離手段が構成されている。
【0027】剥離ガイド5は、その先端部が、保護フィ
ルム25における剥離界面A近傍に当接することによっ
て、ドライレジストフィルム24から保護フィルム25
を剥離する剥離動作を補助する。該先端部は、上ラミネ
ートローラ3表面に沿うことができるように、上ラミネ
ートローラ3側に向かって、該上ラミネートローラ3の
半径とほぼ等しい曲率(R)を有する三日月状に形成さ
れている。また、剥離ガイド5は、後段にて詳述するよ
うに、待機位置(図4)と、ドライレジストフィルム2
4を上ラミネートローラ3および基板30間に誘導する
位置である誘導位置(図5)と、保護フィルム25を剥
離する位置である剥離位置(図6)との間を、移動自在
に設けられている。該剥離ガイド5は、図示しない移動
装置により、剥離動作や貼着動作に応じて、上記待機位
置、誘導位置および剥離位置の間を移動する。
【0028】図2にも示すように、冷却管8は、上記剥
離ガイド5の先端部近傍、つまり、先端部における所定
位置に設けられている。冷却管8は、その内部に冷媒が
流通されるようになっている。冷却管8は、該剥離ガイ
ド5を冷却することによって間接的に、剥離界面A、つ
まり剥離界面A近傍の積層体20を冷却するようになっ
ている。上記の冷媒としては、例えば、冷却された水や
気体(例えば、空気や窒素ガス)等が挙げられる。冷媒
は、冷媒供給装置(図示せず)によってその温度が制御
され、冷却管8に連続的に供給される。冷媒の温度と、
作業温度(環境温度)との温度差は、剥離ガイド5等に
結露を生じない程度であればよく、特に限定されるもの
ではないが、冷媒の温度は、経済的な面から、10℃〜
25℃の範囲内であることがより好ましい。また、作業
温度は、室温(24℃程度)が望ましい。これにより、
剥離ガイド5を約20℃〜25℃に冷却することがで
き、積層体20を好ましくは同程度の温度に冷却するこ
とができる。
【0029】一般に、ドライレジスト層23と保護フィ
ルム25とのタック性は、温度依存性が極めて高く、3
0℃以上の温度において、急激に増大する。しかしなが
ら、剥離界面A近傍の積層体20を冷却することによ
り、上記タック性が増大することを抑制することができ
る。剥離界面A近傍の積層体20の温度は、保護フィル
ム25の剥離性のみを考慮すれば、より低い方が好まし
いが、基板30にドライレジストフィルム24を貼着す
る際に基板30を加熱するので、上記範囲内の温度であ
ることが最適である。尚、剥離界面A近傍の積層体20
の温度は、積層体20の搬送速度と、剥離ガイド5によ
る冷却速度との兼ね合いによって決定される。また、界
面冷却手段は、剥離ガイド5を冷却することができる構
成を備えていればよく、従って、上記冷却管8にのみ限
定されるものではない。
【0030】上記の剥離装置を備えた転写装置は、図1
に示すように、基板30を支持して搬送する搬送ローラ
7…、ドライレジストフィルム24を基板30の大きさ
に対応して切断する切断装置、ドライレジスト層23を
備えた中間層22からベースフィルム21を剥離するベ
ースフィルム剥離装置、基板30にドライレジストフィ
ルム24を貼着する際に基板30を加熱する加熱装置、
および、装置全体の動作を制御する制御装置(何れも図
示せず)等を備えている。上記の加熱装置は、基板30
を80℃〜150℃、より好ましくは80℃〜90℃に
加熱することによって、該基板30とドライレジスト層
23とのタック性を向上させ、気泡等の混入や皺の形成
を回避する。これにより、基板30に対するドライレジ
ストフィルム24の貼着性が改善される。上記のベース
フィルム剥離装置は、ドライレジストフィルム24が貼
着された後の基板30を20℃〜25℃に冷却した後、
ベースフィルム21を剥離する。これにより、ベースフ
ィルム21と共にドライレジスト層23が基板30から
剥離する(ドライレジスト層23がベースフィルム21
に付着して基板30から剥離する)、いわゆるレジスト
剥離の発生が回避される。
【0031】上記の構成において、剥離装置を備えた転
写装置が行う、ドライレジストフィルム24から保護フ
ィルム25を剥離する剥離動作、並びに、ドライレジス
トフィルム24を基板30に貼着する貼着動作、つま
り、ドライレジスト層23の転写動作の一例について、
図4〜図6を参照しながら、以下に説明する。
【0032】先ず、図4に示すように、待機状態におい
ては、剥離ガイド5は、上ラミネートローラ3上方の所
定位置である待機位置に位置している。また、積層体2
0は、供給ローラ1に装着されており、その先端部分が
ローラ2・2を経由して剥離ガイド5側に引き出されて
いる。そして、保護フィルム25は、剥離ガイド5の先
端部を経由して巻取ローラ4に巻き取られている。この
状態で、搬送ローラ7…によって基板30が搬送されて
くると、この搬送動作に連動して剥離ガイド5が下降
し、当接している部分の積層体20を押し下げながら該
積層体20を上ラミネートローラ3方向に搬送する。
【0033】このとき、該積層体20は、剥離ガイド5
の下降分だけ供給ローラ1から引き出される。また、保
護フィルム25は、巻取ローラ4に印加される巻取り回
転力よりも、剥離ガイド5の下降によって生じる引出力
の方が勝るため、同下降分だけ巻取ローラ4から引き出
される。
【0034】そして、図5に示すように、待機位置から
下降することにより、剥離ガイド5は、上ラミネートロ
ーラ3および基板30間における所定位置である誘導位
置に移動する。つまり、剥離ガイド5は、その先端部を
上ラミネートローラ3表面に沿わせることにより、該先
端部で以て、積層体20の先端部分であるドライレジス
トフィルム24を、上ラミネートローラ3および基板3
0間に誘導することができる位置である上ラミネートロ
ーラ3直下に移動させる。積層体20の先端部分は、ド
ライレジストフィルム24が上ラミネートローラ3およ
び基板30間に円滑に誘導されるように、所定の長さだ
け、保護フィルム25が剥離されている。つまり、ドラ
イレジストフィルム24は、剥離ガイド5の先端部から
所定の長さで、切断されている。また、上記剥離ガイド
5の移動は、基板30の搬送動作に連動して行われ、こ
れにより、上ラミネートローラ3直下で、基板30の搬
送方向先端部と、ドライレジストフィルム24の先端部
との位置合わせが行われるようになっている。尚、剥離
ガイド5が待機位置または誘導位置にあるときには、保
護フィルム25の剥離動作は行われていない。
【0035】次に、上ラミネートローラ3と下ラミネー
トローラ6とで、ドライレジストフィルム24および基
板30が挟持されると、図6に示すように、誘導位置か
ら上昇することにより、剥離ガイド5は、保護フィルム
25を剥離する位置である剥離位置に移動する。該剥離
位置は、上記の待機位置と同一の位置であってもよく、
異なる位置であってもよいが、作業性等の面から同一の
位置であることがより好ましい。
【0036】これにより、ドライレジストフィルム24
は、上ラミネートローラ3および下ラミネートローラ6
の回転によって所定の引張力で引っ張られ、基板30に
密着されることにより貼着され、該基板30と一体的に
搬送される。そして、これに伴い、供給ローラ1から積
層体20が供給される。保護フィルム25は、巻取ロー
ラ4の回転力で得られる所定の引張力が剥離ガイド5の
先端部で剥離方向のベクトルに変換された剥離力となる
ことにより、該剥離力によって積層体20から剥離さ
れ、巻取ローラ4に巻き取られる。つまり、剥離ガイド
5が誘導位置から剥離位置に移動するとき、並びに、剥
離ガイド5が剥離位置にあるときに、保護フィルム25
の剥離動作が行われる。
【0037】尚、剥離界面A近傍から上ラミネートロー
ラ3に至るまでの部分のドライレジストフィルム24の
温度は、作業環境や、貼着する際に基板30を加熱する
加熱装置等の影響を受けて、時間の経過と共に徐々に上
昇する。しかしながら、上記剥離動作並びに貼着動作
は、数秒間で終了するので、該部分のドライレジストフ
ィルム24の温度上昇は、無視することができる。
【0038】次いで、基板30の搬送方向後端部と、ド
ライレジストフィルム24の後端部とが一致するよう
に、該ドライレジストフィルム24を切断装置で切断す
る。ドライレジストフィルム24が切断されると、剥離
ガイド5は待機位置に移動する。その後、ベースフィル
ム剥離装置によって、基板30に貼着されたドライレジ
スト層23から、ベースフィルム21を剥離する後処理
を行う。これにより、転写装置によるドライレジスト層
23の転写動作が完了する。従って、基板30には、ド
ライレジスト層23および中間層22がこの順に積層さ
れている。
【0039】上記の転写動作は、基板30…を所定の間
隔を置いて連続的に搬送することによって、連続的に行
うことができる。つまり、転写装置は、ドライレジスト
フィルム24から保護フィルム25を剥離する剥離動
作、並びに、ドライレジストフィルム24を基板30に
貼着する貼着動作を、連続的に行うことができる。この
場合、保護フィルム25の剥離動作は、上記貼着動作が
行われているときには連続的に行われる一方、貼着動作
が行われていないときには行われないので、基板30の
搬送に対応して停止や開始が繰り返されることになる。
【0040】そして、本実施の形態にかかる剥離装置に
おいては、上記剥離動作において、剥離ガイド5を冷却
管8で冷却することによって間接的に、剥離界面A近傍
の積層体20を冷却している。これにより、例えば、剥
離動作を長時間停止した後、再開した場合や、基板30
の搬送に対応して保護フィルム25の剥離動作の停止や
開始が繰り返し行われる場合、或いは、作業温度が比較
的高い(作業環境が高温である)場合等において、ドラ
イレジスト層23の粘着性を低くすることができるた
め、ドライレジスト層23から保護フィルム25が剥離
し易い状態となっており、該保護フィルム25の剥離を
円滑に行うことができる。従って、ドライレジスト層2
3から保護フィルム25を剥離する際に、剥離動作を安
定に行うことができ、ドライレジスト層23にスジや伸
びが発生すること、並びに、保護フィルム25と共にド
ライレジスト層23がベースフィルム21から剥離され
ることを防止することができる。即ち、上記種々の効果
を奏することができる剥離方法、並びに、剥離装置を提
供することができる。
【0041】尚、本実施の形態にかかる剥離装置におい
ては、剥離ガイド5における所定位置に冷却管8を設け
る代わりに、図7に示すように、剥離ガイド5に近接し
た所定位置に、剥離界面A近傍の積層体20を直接的に
冷却する冷却管(界面冷却手段)9を設けてもよい。該
冷却管9は、冷却管8と同一の構成とすればよい。この
場合においても、上記種々の効果を奏することができる
剥離方法、並びに、剥離装置を提供することができる。
【0042】次に、積層体20がカラーフィルター製造
工程に供される積層体である場合における、上記の転写
動作が完了した後の基板30を用いた、カラーフィルタ
ー製造動作の一例について、以下に説明する。
【0043】先ず、転写動作が完了した後の基板30に
対して、所定パターンを有する露光マスクを用いた露光
(感光)、および、アルカリ系薬液を用いた現像(被感
光箇所を残してカラーフィルターを溶解する)からなる
パターンニングを行い、基板30上にパターンを形成す
る。その後、該基板30を200℃前後で焼成すること
によって、基板30とパターンとの密着力を高めて定着
を行う。これら単位操作からなるフォトリソプロセスを
行うことにより、基板30上に、RGBのうちの何れか
一色(単色)のカラーパターンの形成を完了する。
【0044】次に、上記のフォトリソプロセスを、RG
Bのうちの残りの二色、並びに、BM(black matrix)に
ついて行い、これらカラーパターンの形成を完了する。
つまり、カラーパターンの形成を計4回繰り返す。RG
Bのカラーパターンの形成順序は、特に限定されるもの
ではないが、BMのカラーパターンの形成は、4回目
(RGBのカラーパターンの形成後)に行う。BMのカ
ラーパターンの形成時においては、基板30の裏面側か
ら紫外線を照射することによって、既に形成されている
RGBのカラーパターンを代替露光マスクとして用いる
ことができる。従って、BMのカラーパターンの形成時
においては、BM用の露光マスクは不要である。本発明
にかかる剥離方法並びに剥離装置を採用して得た、転写
動作が完了した後の基板30に対して、上記動作を実施
することにより、良好なカラーフィルターを製造するこ
とができる。
【0045】〔実施の形態2〕本発明の実施の他の形態
について図8に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記実施の形態1の図面に示し
た部材(構成)と同一の機能を有する部材(構成)に
は、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0046】本実施の形態にかかる剥離装置を備えた転
写装置は、冷却管8に代えて、図8に示すように、冷却
装置(積層体冷却手段)12を備えている。また、転写
装置は、供給ローラ1、ローラ2・2、巻取ローラ4、
および、待機位置にある剥離ガイド5を覆うカバー11
をさらに備えている。カバー11は、剥離ガイド5の移
動に支障が無いように、下方に開口部を有している。
【0047】冷却装置12は、上記カバー11の上部に
取り付けられている。冷却装置12は、冷却コイル13
と、ファンユニット14とで構成されている。冷却コイ
ル13は、その内部に前記の冷媒が流通されるようにな
っている。ファンユニット14は、ファン(図示せず)
を有している。ファンは、冷却コイル13に向かって送
風することによって冷風15を生成すると共に、該冷風
15をカバー11内部に連続的に供給する。また、ファ
ンユニット14は、冷風15の吹き出し口に、図示しな
いHEPAフィルタ(high efficiency particulate air
filter)を有している。従って、冷却装置12は、清浄
な冷風15を介して、間接的に積層体20を冷却するよ
うになっている。
【0048】冷媒は、冷媒供給装置(図示せず)によっ
てその温度が制御され、冷却装置12に連続的に供給さ
れる。該冷媒としては、利便性等の面から、いわゆる工
場冷水が好適である。冷媒の温度と、作業温度(環境温
度)との温度差は、特に限定されるものではないが、冷
媒の温度は、10℃〜25℃の範囲内であることがより
好ましく、17℃程度であることがさらに好ましい。こ
れにより、冷風15の温度(即ち、カバー11内部の雰
囲気温度)を20℃〜25℃の範囲内に設定することが
でき、積層体20を同程度の温度に冷却することができ
る。尚、積層体冷却手段は、積層体20を冷却すること
ができる構成を備えていればよく、従って、上記冷却装
置12にのみ限定されるものではない。
【0049】本実施の形態にかかる転写装置のその他の
構成部材(構成)は、前記実施の形態1にて説明した転
写装置と同一である。また、上記の構成において、本実
施の形態にかかる転写装置が行う転写動作は、前記実施
の形態1にて説明した転写装置が行う転写動作と同一で
ある。
【0050】尚、カバー11から搬出された後のドライ
レジストフィルム24の温度は、作業環境や、貼着する
際に基板30を加熱する加熱装置等の影響を受けて、時
間の経過と共に徐々に上昇する。しかしながら、上記剥
離動作並びに貼着動作は、数秒間で終了するので、該部
分のドライレジストフィルム24の温度上昇は、無視す
ることができる。
【0051】本実施の形態にかかる剥離装置において
は、上記剥離動作において、冷却装置12が冷風15を
介して間接的に、積層体20を冷却している。これによ
り、例えば、剥離動作を長時間停止した後、再開した場
合や、基板30の搬送に対応して保護フィルム25の剥
離動作の停止や開始が繰り返し行われる場合、或いは、
作業温度が比較的高い(作業環境が高温である)場合等
において、ドライレジスト層23の粘着性を低くするこ
とができるため、ドライレジスト層23から保護フィル
ム25が剥離し易い状態となっており、該保護フィルム
25の剥離を円滑に行うことができる。従って、ドライ
レジスト層23から保護フィルム25を剥離する際に、
保護フィルム25の剥離速度(または積層体20の搬送
速度、タクト)等の剥離条件に関わらずに、剥離動作を
安定に行うことができる。また、冷却装置12が積層体
20を冷却することによって、ドライレジスト層23の
劣化を抑制することができるので、転写動作を停止して
いる場合においても、転写装置に装着した積層体20
を、良好な状態で保存することができる。これにより、
ドライレジスト層23にスジや伸びが発生すること、並
びに、保護フィルム25と共にドライレジスト層23が
ベースフィルム21から剥離されることを防止すること
ができる。即ち、上記種々の効果を奏することができる
剥離方法、並びに、剥離装置を提供することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のフィルム剥離方
法は、以上のように、基材上に形成された粘着性を有す
る被保護層を保護するフィルムを、該被保護層から剥離
する剥離方法であって、フィルムを被保護層から剥離す
る際に形成される剥離界面を冷却する方法である。
【0053】本発明の請求項2記載のフィルム剥離方法
は、以上のように、基材上に形成された粘着性を有する
被保護層を保護するフィルムを、該被保護層から剥離す
る剥離方法であって、被保護層を冷却した後、フィルム
を該被保護層から剥離する方法である。
【0054】それゆえ、被保護層の粘着性が低下するの
で、被保護層からフィルムが剥離し易い状態となる。従
って、被保護層からフィルムを剥離する際に、剥離動作
を安定に行うことができ、被保護層にスジや伸びが発生
すること、並びに、フィルムと共に被保護層が基材から
剥離されることを防止することができるという効果を奏
する。
【0055】本発明の請求項3記載の剥離装置は、以上
のように、基材上に形成された粘着性を有する被保護層
を保護するフィルムを、該被保護層から剥離する剥離手
段と、フィルムを被保護層から剥離する際に形成される
剥離界面を冷却する界面冷却手段とを備えている構成で
ある。
【0056】本発明の請求項4記載の剥離装置は、以上
のように、上記剥離手段が、基材とフィルムとを互いに
異なる方向に引っ張る引張部と、上記剥離界面近傍に当
接するガイド部とを有し、かつ、該ガイド部に上記界面
冷却手段が備えられている構成である。
【0057】それゆえ、被保護層の粘着性が低下するの
で、被保護層からフィルムを剥離し易い状態にすること
ができる。従って、被保護層からフィルムを剥離する際
に、剥離動作を安定に行うことができる。これにより、
被保護層にスジや伸びが発生すること、並びに、フィル
ムと共に被保護層が基材から剥離されることを防止する
ことができる剥離装置を提供することができるという効
果を奏する。
【0058】本発明の請求項5記載の剥離装置は、以上
のように、基材と、該基材上に形成された粘着性を有す
る被保護層と、該被保護層を保護するフィルムとで少な
くとも構成される積層体における該被保護層から、フィ
ルムを剥離する剥離手段と、該剥離手段に供給される積
層体を冷却する積層体冷却手段とを備えている構成であ
る。
【0059】それゆえ、被保護層の粘着性が低下するの
で、被保護層からフィルムを剥離し易い状態にすること
ができる。従って、被保護層からフィルムを剥離する際
に、フィルムの剥離速度(または積層体の搬送速度、タ
クト)等の剥離条件に関わらずに、剥離動作を安定に行
うことができる。また、被保護層の劣化を抑制すること
ができる。これにより、被保護層にスジや伸びが発生す
ること、並びに、フィルムと共に被保護層が基材から剥
離されることを防止することができる剥離装置を提供す
ることができるという効果を奏する。
【0060】本発明の請求項6記載の剥離装置は、以上
のように、上記被保護層がカラーフィルター製造用のド
ライレジスト層である構成である。
【0061】これにより、ドライレジストフィルムを採
用したカラーフィルター製造工程に、好適に供すること
ができる剥離装置を提供することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる剥離装置を備え
た転写装置の構成を示す概略の正面図である。
【図2】上記剥離装置の要部を示す正面図である。
【図3】上記剥離装置が備える剥離ガイドによって保護
フィルムの剥離が行われる様子を示す概略の正面図であ
る。
【図4】上記剥離装置を備えた転写装置が行う転写動作
を説明するものであって、剥離ガイドが待機位置に位置
している状態を示す概略の正面図である。
【図5】上記剥離装置を備えた転写装置が行う転写動作
を説明するものであって、剥離ガイドが誘導位置に位置
している状態を示す概略の正面図である。
【図6】上記剥離装置を備えた転写装置が行う転写動作
を説明するものであって、剥離ガイドが剥離位置に位置
している状態を示す概略の正面図である。
【図7】本発明の実施の一形態にかかる剥離装置を備え
た転写装置の他の構成を示す概略の正面図である。
【図8】本発明の実施の他の形態にかかる剥離装置を備
えた転写装置の構成を示す概略の正面図である。
【図9】従来の剥離装置を備えた転写装置の構成を示す
概略の正面図である。
【符号の説明】
1 供給ローラ 3 上ラミネートローラ(引張部、剥離手段) 4 巻取ローラ(引張部、剥離手段) 5 剥離ガイド(ガイド部、剥離手段) 6 下ラミネートローラ(剥離手段) 8 冷却管(界面冷却手段) 9 冷却管(界面冷却手段) 11 カバー 12 冷却装置(積層体冷却手段) 13 冷却コイル 14 ファンユニット 20 積層体 21 ベースフィルム(基材) 23 ドライレジスト層(被保護層) 24 ドライレジストフィルム 25 保護フィルム(フィルム) A 剥離界面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01L 21/68 H01L 21/68 N 5F031 (72)発明者 和田 晴夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA00 AB11 AB13 DA01 FA50 2H048 AA09 BA45 BA48 2H091 FA02Y FC01 FC25 GA16 GA17 LA02 LA12 3F053 AA19 AA28 3F108 JA04 5F031 MA38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に形成された粘着性を有する被保護
    層を保護するフィルムを、該被保護層から剥離する剥離
    方法であって、 フィルムを被保護層から剥離する際に形成される剥離界
    面を冷却することを特徴とするフィルム剥離方法。
  2. 【請求項2】基材上に形成された粘着性を有する被保護
    層を保護するフィルムを、該被保護層から剥離する剥離
    方法であって、 被保護層を冷却した後、フィルムを該被保護層から剥離
    することを特徴とするフィルム剥離方法。
  3. 【請求項3】基材上に形成された粘着性を有する被保護
    層を保護するフィルムを、該被保護層から剥離する剥離
    手段と、 フィルムを被保護層から剥離する際に形成される剥離界
    面を冷却する界面冷却手段とを備えていることを特徴と
    する剥離装置。
  4. 【請求項4】上記剥離手段が、基材とフィルムとを互い
    に異なる方向に引っ張る引張部と、上記剥離界面近傍に
    当接するガイド部とを有し、かつ、該ガイド部に上記界
    面冷却手段が備えられていることを特徴とする請求項3
    記載の剥離装置。
  5. 【請求項5】基材と、該基材上に形成された粘着性を有
    する被保護層と、該被保護層を保護するフィルムとで少
    なくとも構成される積層体における該被保護層から、フ
    ィルムを剥離する剥離手段と、 該剥離手段に供給される積層体を冷却する積層体冷却手
    段とを備えていることを特徴とする剥離装置。
  6. 【請求項6】上記被保護層がカラーフィルター製造用の
    ドライレジスト層であることを特徴とする請求項3、4
    または5記載のフィルム剥離装置。
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