JP2000188522A - 移動無線端末及び弾性表面波アンテナ共用器 - Google Patents

移動無線端末及び弾性表面波アンテナ共用器

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JP2000188522A JP10364074A JP36407498A JP2000188522A JP 2000188522 A JP2000188522 A JP 2000188522A JP 10364074 A JP10364074 A JP 10364074A JP 36407498 A JP36407498 A JP 36407498A JP 2000188522 A JP2000188522 A JP 2000188522A
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和之 崎山
Naoki Matsuura
尚樹 松浦
Nobuhiko Shibagaki
信彦 柴垣
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    • H03H9/72Networks using surface acoustic waves
    • H03H9/725Duplexers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ共用器を小型化することにより、小
型軽量なデュアルバンド/トリプルバンド移動無線端末
を実現する。 【解決手段】 オフセットPLL変調方式を適用し、ア
ンテナ共用器の送信系をスイッチにより実現する。更
に、SAWフィルタの実装において、多層基板を適用
し、整合回路等を集中定数回路素子で実現するととも
に、SAWフィルタを多層基板に設けた空間に内蔵す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデュアルバンド・ト
リプルバンド用移動無線端末、またはかかる移動無線端
末に好適な弾性表面波(以下SAWと称す:Surface A
coustic Wave)フィルタ、あるいはSAWフィルタと高
周波スイッチとにより構成されるアンテナ共用器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動無線端末では、1つの移動通信シス
テムに対応した送受信信号を送信および受信するために
アンテナ共用器により1つのアンテナを共用している。
従来のアンテナ共用器は、受信周波数帯域を通過周波数
帯域とする受信用誘電体共振器、送信周波数帯域を通過
周波数帯域とする送信用誘電体共振器を有し、かつ互い
の干渉を防止、低減するため整合回路、位相シフト回路
を組み合わせてなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、小型で軽量な移
動無線端末の開発が進められている。更に、複数のシス
テムに対応した移動無線端末(デュアルバンド、トリプ
ルバンド)が使用可能なサービスも計画されている。こ
の様な状況において、誘電体共振器を用いたアンテナ共
用器は、誘電体共振器の体積が大きく、重いことから、
回路配線が立体化し、アンテナ共用器及び移動無線端末
の小型化及び軽量化には限界があった。
【0004】移動無線端末の小型化、軽量化に対応する
ため、誘電体共振器に代えて、「アイ.イー.イー.イ
ー.プロシーディング オブ ウルトラソニックス シン
ポジウム、第19頁〜第24頁(1996年)(IEEE P
roceeding of Ultrasonics Symposium、 P.19-24(199
6))」に記載されている様に、SAWフィルタを用いて
アンテナ共用器の小型化を図ったSAWアンテナ共用器
が開発されている。図2にGSMシステム移動無線端末
用のアンテナ共用器の回路ブロック図を示す。
【0005】GSMシステムの周波数配置を図1(a)
に示す。受信周波数帯域がfR=935〜960MH
z、 送信周波数帯域がfT=890〜915MHzであ
る。アンテナ共用器1は受信系と送信系で共通のアンテ
ナ用端子3によりアンテナ2と接続される。アンテナ2
から入力された受信信号は、端子3、受信系と送信系と
の並列接続点4を経て受信系に入り、所望の受信周波数
特性を確保して、受信系端子9へ出力される。受信系
は、fRを通過帯域とするSAWフィルタ7と、SAW
フィルタ7のインピーダンス整合をとるための整合回路
6−1と、送信信号の受信系への漏れ込みを抑制するた
めの位相シフト回路5−1とを有する。一方、送信信号
は送信系端子10から送信系に入力され、所望の送信周
波数特性を確保して、並列接続点4及び端子3を経てア
ンテナ2へ出力される。送信系は、fTを通過帯域とす
るSAWフィルタ8と、SAWフィルタ8のインピーダ
ンス整合をとるための整合回路6−2と、受信信号の送
信系への漏れ込みを抑制するための位相シフト回路5−
2とを有する。
【0006】従来、このようなアンテナ共用器は上面に
信号用パターン、下面に接地用パターンを形成した誘電
体単層基板を用い、SAWフィルタや位相シフト回路、
整合回路を構成する素子を誘電体単層基板の上面に搭載
していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、オフセット
PLL変調方式のような低雑音の変調方式を適用し、ア
ンテナ共用器の送信系をスイッチにより実現することに
よりデュアルバンド・トリプルバンド用移動無線端末に
好適な、移動無線端末を実現する。特に、トリプルバン
ド移動無線端末においては、送信周波数帯域の近接する
2つの移動通信システムの送信系を共通化する。更に、
SAWフィルタの実装において、多層基板を適用し、整
合回路等を集中定数回路素子で実現するとともに、SA
Wフィルタを多層基板に設けた空間に内蔵する。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施例1)図2に示したような
SAWアンテナ共用器を小型・軽量化する実装を本発明
の第一の実施の形態として示す。図3(a)はアンテナ
共用器の断面図、(b)は上面図、(c)は下面図であ
る。本実施例は、第一の誘電体基板(上部誘電体基板)
11と第二の誘電体基板(下部誘電体基板)12を接着
剤15により貼り合わせた誘電体多層基板を用いる。上
部誘電体基板11の上面(誘電体多層基板の最上面)に
位相シフト回路、整合回路を構成する集中定数回路素子
13(チップ容量、チップインダクタ、ヘリカルコイル
等)を搭載し、下部誘電体基板12の一部に空間を設
け、SAWフィルタ16を内蔵する。上部誘電体基板1
1の上面には集中定数回路素子13を搭載する為のハン
ダ塗布部(ハンダ付ランド)55が設けてあり、下面に
はSAWフィルタ16を搭載する為のハンダ付ランド5
5が設けてある。また、下部誘電体基板12の下面(誘
電体多層基板の最下面)には信号用端子または接地用端
子パターン18が設けてあり、ボード(図示せず)上の
信号線、アースと接続される。上部誘電体基板11の上
面の回路パターンと、SAWフィルタ16または下部誘
電体基板12の下面の端子パターンとは、スルーホール
14、キャスタレーション17の導体によって電気的接
続がとられている。多層基板には、加工自由度に富み、
安価なガラスエポキシ樹脂が適する。ガラスセラミック
等を用いても良い。
【0009】本実施の形態によれば、容積の大きいSA
Wフィルタを多層基板内部に内蔵し、整合回路、位相シ
フト回路等の集中定数回路素子を多層基板の上面に配置
することにより、従来の単層基板上に実装されたSAW
共用器よりもさらに小型化することが可能である。
【0010】なお、上部誘電体基板11の上面に搭載さ
れる集中定数回路素子は位相シフト回路、整合回路に限
られない。以下の実施の形態として、デュアルモード/
トリプルモード移動無線端末に好適なアンテナ共用器と
して、ピンダイオード、ガリウム砒素IC等のスイッチ
ング素子を用いる共用器を提案する。これらのスイッチ
ング素子及びスイッチング素子を起動するバイアス回路
についても集中定数回路素子で構成し、上部誘電体基板
11の上面に搭載することにより、回路規模の大きいデ
ュアルモード/トリプルモード移動無線端末用アンテナ
共用器においても、その体積の増大を抑制することが可
能になる。
【0011】以下、図6〜図14により第一の実施の形
態の変形例を示す。
【0012】図6は、集中定数回路素子、スイッチング
素子等が搭載された上部誘電体基板上面の上部を金属製
のキャップ43で覆う。金属製のキャップは、その一つ
以上の箇所と上部誘電体基板の上面に設けられた接地用
パターンとをハンダ等44により接続する。これによ
り、上部誘電体基板上面に搭載した素子及び回路パター
ン等を保護でき、またアンテナ共用器の接地能力を強化
するとともに周囲の電磁波の影響を遮断する。
【0013】図7は、素子等が搭載された上部誘電体基
板上面の上部をレジンなどの樹脂45で覆う。これによ
り、上部誘電体基板上面に搭載した素子及び回路パター
ンを安価に保護できる。
【0014】図8は、実装されるSAWフィルタを面実
装型パッケージに収納したSAWフィルタ46とするも
のである。面実装型パッケージされたSAWフィルタと
することにより、SAWフィルタの気密性を確保すると
ともにSAWフィルタの取り扱い作業が容易になる。
【0015】図9は、SAWフィルタを金、アルミニウ
ム等のバンプ48を用いてフリップチップボンデイング
法を用いてSAWフィルタチップ47を搭載した例であ
る。小面積化、薄型化、低価格化の点で有利である。
【0016】図10は、SAWフィルタチップ47を導
電性又は非導電性の接着材50にて基板面に固定すると
ともに、アルミニウム等の細線(ワイヤ)49によりS
AWフィルタチップ47上の信号用パターン、接地用パ
ターンと基板面に形成した信号用パターン、接地用パタ
ーンとを電気的に接続するものである。小面積化、薄型
化、低価格化の点で有利である。
【0017】図11は、面実装型SAWフィルタ、また
はフリップチップボンデイング法を用いて搭載したSA
Wフィルタチップの周囲にエポキシ系などの樹脂51を
注入したものである。これにより、SAWフィルタは完
全に固定され、また外部からの異物混入を防止できる。
【0018】図12は、多層基板に設けたSAWフィル
タを格納する空間を金属、樹脂又はセラミックの蓋体5
2で覆ったものである。SAWフィルタの保護を強化で
きる。
【0019】図13は、図3に示した例においては上部
誘電体基板の上面に実装されていた集中定数回路素子の
うちチップインダクタ、ヘリカルコイルの一部又は全て
に代えて、上部誘電体基板の下面または下部誘電体基板
の上面に形成されるスパイラル状のコイル53で実現し
たものである。図3に示した例と比べて、上部誘電体基
板11と下部誘電体基板12とを接着する接着材15の
厚みを有効に利用し、また上部誘電体基板の上面からヘ
リカルコイル等を不要にできることにより薄型化に効果
がある。また、上部誘電体基板の上面に搭載するコイル
数を減少させることにより、低価格化も図れる。
【0020】図14は、上部誘電体基板と下部誘電体基
板との間に中間誘電体基板54を設けたものである。す
なわち、本実施の形態における多層基板は2つの誘電体
基板の貼りあわせに限られない。この場合、さらに図1
3の例に示したスパイラル状のコイル53を中間誘電体
基板54上に設ける。この場合、スパイラル状のコイル
を多数形成することが可能となり、小型化により有利で
ある。
【0021】(実施例2)近年の移動通信の利用の拡大
により、一つの国や地域においても複数の移動通信方式
/システムが運用されるようになっている。例えば、欧
州ではFDMA(周波数分割多元接続)方式のETAC
S(Extended Total Access CommunicationSystem)と、
TDMA(時分割多元接続)方式のGSM(Global Syst
em for Mobile Communication)、EGSM(Extended Gl
obal System for Mobile Communication)やPCN(Pers
onal Communication Network)のサービスが行われてい
る。また、北米ではFDMA方式のEAMPS(Extende
d Advanced Mobile PhoneService)とTDMA方式の
PCS(Personal Communication System)のサービス
が、日本ではFDMA方式のNTACS(New Total Acc
ess Communication System)とTDMA方式のPDC(Pe
rsonal Digital Cellular)のサービスが行われている。
このような状況下では一つの移動無線端末で複数のシス
テムからのサービスが受けられることが望ましい。図1
にGSM、EGSM、PCN、PCSの送受信周波数帯
域の周波数配置を示している。例えば、欧州ではEGS
M(800MHz帯)とPCN(1.8GHz帯)の2
システムで使用可能なデュアルバンド移動無線端末のサ
ービスが計画されている。しかしながら、そのようなデ
ュアルバンド移動無線端末さらにトリプルバンド移動無
線端末においても小型・軽量化が望ましい。
【0022】図16にデュアルバンド移動無線端末の回
路ブロック図を示す。
【0023】まず、受信系について説明する。アンテナ
100で受信された受信信号はアンテナ共用器102に
て各々のシステムに対応した受信信号に分離及び整形さ
れ、第一の移動通信システムに対応する第一の搬送周波
数受信信号(RF受信信号)は第一の低雑音増幅器(L
NA)120−1へ、第二の移動通信システムに対応す
る第二のRF受信信号は第二の低雑音増幅器120−2
により増幅される。各増幅されたRF受信信号は高周波
フィルタ122により所望の受信周波数特性を確保さ
れ、ミキサ124にて局所発振器140の信号からの信
号と混合されることにより中間周波数受信信号(IF受
信信号)に変換される。IF受信信号はスイッチ126
を介して中間周波フィルタ128に入力され、所望の中
間周波数特性を確保する。なお、移動無線端末の制御部
(図示せず)は、第一の移動通信システムの基地局と通
信している場合には第一のRF系(120〜124−
1)に、第二の移動通信システムの基地局と通信してい
る場合には第二のRF系(120〜124−2)にスイ
ッチ126を切り換える。さらに、IF受信信号は中間
周波復調器130によりベースバンド受信信号に復調さ
れ、ベースバンド論理回路104に入力される。論理回
路104では誤り訂正等の処理がなされ、スピーカ10
6より音声として出力される。
【0024】なお、局所発振器140が複数のミキサ1
24に入力する信号の周波数は共通の発振周波数でな
く、それぞれのシステムに応じた発振周波数にしてもよ
い。この場合、任意のIFフィルタ128の特性に適合
したIF受信信号の周波数を設定できるという利点があ
る。また、受信信号は音声信号のみならず、データ信号
であってもよい。
【0025】次に送信系について説明する。マイク10
8より入力された音声は論理回路104でベースバンド
送信信号に変換される。ベースバンド送信信号は中間周
波変調器172により中間周波数送信信号(IF送信信
号)に変換され、オフセットシンセサイザ(Off-set Ph
ase Lock Loop)180に入力される。オフセットシン
セサイザは、従来のRF変調方式として一般的であった
直交変調方式に比較して、所望の送信周波数特性以外の
周波数帯の信号の出力が極めて小さい方式である。その
ため、直交変調方式の場合に必要であった、送信信号の
送信周波数帯への変調後に受信周波数帯域の雑音を低減
する為のフィルタが不要となっている。なお、オフセッ
トシンセサイザについては、例えば「アイ.エス.エ
ス.シー.シー.97 ダイジェスト オブ テクニカ
ル ペーパーズ 第302頁〜第303頁(1997)
(ISSCC 97 Digest of Technical Papers p.302-303(19
97))」に記載されている。
【0026】発振器162−1(2)の発振する信号の
周波数は、第一(第二)の移動通信システムの送信周波
数帯域の周波数である。発振器162の発振する信号は
局所発振器140からの信号とミキサ168により混合
される。なお、送信系の局所発振器は図面の簡略化のた
め受信系の局所発振器と共通化して示しているに過ぎな
い。ここで、局所発振器140の発振する信号の周波数
は(発振器162の発振周波数−IF送信信号の周波
数)である。ミキサ168の出力信号はさらに、ミキサ
170によりIF変調器172からのIF送信信号と混
合される。これにより、ミキサ170は直流信号を出力
し、この直流信号が発振器162を駆動することによ
り、IF送信信号は搬送波周波数送信信号(RF送信信
号)に変調される。なお、スイッチ164、166は、
受信系と同様に図示しない制御部により切り換えられ
る。第一の発振器162−1から出力される第一のRF
送信信号は第一の高出力増幅器(HPA)160−1に
より、第二の発振器162−2から出力される第二のR
F送信信号は第二の高出力増幅器160−2により増幅
され、アンテナ共用器102を介してアンテナ100よ
り出力される。なお、送信信号は音声信号のみならず、
データ信号であってもよい。
【0027】第一の移動通信システムとしてEGSM、
第二の移動通信システムとしてPCNを例にとって説明
する。 EGSMの送受信周波数帯域は、図1(a)に
示すように、fT(1)=880〜915MHz、f
R(1)=925〜960MHzであり、PCNの送受
信周波数帯域は、図1(b)に示すようにfT(2)=
1710〜1785MHz、fR(2)=1805〜1
880MHzである。このように、2つの周波数帯域が
大きく離れているためにデュアルバンド移動無線端末に
用いるアンテナ共用器としては、各々のシステムに対応
する図2に示すような送受信系回路をスイッチにより切
り換えるという方式が考えられる。しかし、このような
方式では従来の2倍の回路規模に加えて、送受信系回路
を切り換えるのにスイッチを用いる場合には、周波数が
互いにおよそ1GHz異なるため、効率が低く、スイッ
チを構成する回路によりさらに回路規模が増大する。そ
こで、本実施の形態においては、オフセットシンセサイ
ザに代表される低雑音のRF変調方式においては、高出
力増幅器により増幅されたRF送信信号においても受信
周波数帯域における雑音が低いレベルに保たれることに
着目する。増幅されたRF送信信号においても受信周波
数帯域の雑音が低いレベルに保たれるために、図2に示
すような従来のアンテナ共用器に使用されていた送信系
のSAWフィルタに代えて、スイッチング素子を用い
る。これにより、デュアルバンド・トリプルバンド移動
無線端末に好適な回路構成を簡素化したアンテナ共用器
が実現できる。
【0028】図4にデュアルバンドアンテナ共用器の回
路ブロック図を示す。図2に含まれるブロックと同じ符
号を付したものは、図2の対応するブロックと同様の機
能を有する。アンテナ共用器200は第一の移動通信シ
ステム(EGSM)の第一の送受信系回路と第二の移動
通信システム(PCN)の第二の送受信系回路とを有す
る。各送受信系回路はそれぞれフィルタ21、22を介
してアンテナ用端子3に並列接続されている。フィルタ
21、22はシステムの使用する周波数帯によって定め
られる。フィルタ21は、EGSMの使用する周波数帯
域すなわち960MHz以下の周波数帯の信号を通過さ
せる低域通過フィルタである。一方、フィルタ22は、
PCNの使用する周波数帯域すなわち1710MHz以
上の周波数帯の信号を通過させる高域通過フィルタであ
る。
【0029】第一の送受信系回路は、位相シフト回路5
−1、整合回路6−1、SAWフィルタ24を有する受
信系と、位相シフト回路5−2、整合回路6−2,3、
スイッチング回路26,27,29を有する送信系とを
含み、送信系と受信系とは並列接続点19において並列
接続されている。このように並列接続する場合には、受
信系に対しては送信周波数帯域で、送信系に対しては受
信周波数帯域で並列接続点からみた各々の系のインピー
ダンスを十分大きくすることにより、一方の系から他方
の系への信号の漏れ込みを抑制する必要がある。
【0030】EGSMの受信時では、アンテナ用端子3
から入力されるEGSM受信信号は、低域通過フィルタ
21、第一の並列接続点19を経て、受信系に出力され
る。ここでEGSM受信信号の送信系への漏れ込みを抑
制するため、オフ状態時のスイッチング回路26、2
7、29を含む送信系の第一の並列接続点19から見た
反射係数の絶対値がfR(1)で0.8以上であること
が望ましい。
【0031】EGSMの送信時では、EGSM送信系端
子32から入力されるEGSM送信信号は、バイアス用
端子30から供給される起動電流28によりオン状態の
スイッチング回路26,27,29、第一の並列接続点
19、低域通過フィルタ21を経て、アンテナ用端子3
に出力される。ここで、EGSM送信信号の受信系への
漏れ込みを抑制するため、SAWフィルタ24を含む受
信系の第一の並列接続点19から見た反射係数の絶対値
がfT(1)で0.8以上であることが望ましい。
【0032】なお、送信系の整合回路6−2,3はスイ
ッチング回路のインピーダンス整合を実現するととも
に、高出力増幅器で発生する2倍、3倍の高調波成分を
除去する低域通過フィルタの機能をもたせることもでき
る。また、起動電流28はバイアス用端子30から入力
し、バイアス回路29、スイッチング素子26、帰還回
路27を経て、接地することで得られる。なお、このバ
イアス電流が送信系からアンテナ用端子3に漏れ込むの
を防止するために容量23を設ける。反射係数の絶対値
については後述する。
【0033】位相シフト回路5−1,2は、受信または
送信周波数帯域において送信系または受信系のインピー
ダンスが最大値となる最適条件に設定する機能を有す
る。この条件は、インピーダンスの実部を最大とする条
件であり、回路網理論でよく知られている様に、位相シ
フト回路により実現される。位相シフト回路は容量、イ
ンダクタなどにより構成される公知の回路により実現で
きる。
【0034】送信系または受信系のインピーダンスが最
適条件に設定された場合において、受信系(送信系)の
反射係数の絶対値(|Г|)と並列接続時の損失(IL
(dB))との関係を図15に示す。ここで、IL(d
B)=−20log10(2×(1+|Г|)/(|Г|
+3))で表される。並列接続時の損失を実用上問題の
ない0.5dB以下とするためには、反射係数の絶対値
はおよそ0.8以上必要となる。
【0035】なお、位相シフト回路5または整合回路6
は、SAWフィルタまたはスイッチング回路がそのいず
れかの機能を有する場合もあり、SAWフィルタまたは
スイッチング回路によりこれらの機能が実現されている
場合にはこれらの回路は不要である。また、SAWフィ
ルタまたはスイッチング回路と整合回路6とでインピー
ダンスの最適条件が実現されていれば、位相シフト回路
5は不要となる。
【0036】第二の送受信系回路は、位相シフト回路5
−1、整合回路6−1、SAWフィルタ25を有する受
信系と、位相シフト回路5−2、整合回路6−2,3、
スイッチング回路26,27,29を有する送信系とを
含み、送信系と受信系とは並列接続点20において並列
接続されている。第一の送受信系回路に含まれるブロッ
クと同じ符号を付したものは、第一の送受信系回路の対
応するブロックと同様の機能を有する。
【0037】PCNの受信時では、アンテナ用端子3か
ら入力されるPCN受信信号は、高域通過フィルタ2
2、第二の並列接続点20を経て、受信系に出力され
る。ここでも第一の送受信系回路と同様に、PCN受信
信号の送信系への漏れ込みを抑制するため、オフ状態時
のスイッチング回路26、27、29を含む送信系の第
二の並列接続点20から見た反射係数の絶対値がf
R(2)で0.8以上であることが望ましい。
【0038】PCNの送信時では、PCN送信系端子3
4から入力されるPCN送信信号は、バイアス用端子3
5から供給される起動電流28によりオン状態のスイッ
チング回路26,27,29、第二の並列接続点20、
高域通過フィルタ22を経て、アンテナ用端子3に出力
される。ここでも第一の送受信系回路と同様に、PCN
送信信号の受信系への漏れ込みを抑制するため、SAW
フィルタ25を含む受信系の第二の並列接続点20から
見た反射係数の絶対値がfT(2)で0.8以上である
ことが望ましい。
【0039】バイアス用端子30または35のいずれに
バイアス電流を供給するかは図示しない制御部により、
EGSMの送信か、PCNの送信かにより制御される。
【0040】なお、本実施の形態に示したアンテナ共用
器は第一の実施の形態に示した多層基板を利用した実装
を適用することにより、実装面からも小型化を図ること
ができる。この場合、整合回路、位相シフト回路、スイ
ッチング回路、バイアス回路等については集中定数回路
素子で構成し、上部誘電体基板の上面に、またEGSM
用及びPCN用SAWフィルタは下部誘電体基板の空間
に実装する。また、サービスを提供する移動通信システ
ムとしては、EGSMとPCNだけには限られず、2G
Hz帯のW−CDMA方式などの他の移動通信システム
の組み合わせであってもそれに対応したアンテナ共用器
も実現可能である。
【0041】(実施例3)各国、各地域の携帯電話サー
ビスは当初800MHz帯近傍に送受信周波数帯域を有
するシステムによって始まり、利用者の急増に伴い、
1.5〜2.0GHz帯に送受信周波数帯域を有するシ
ステムによるサービスが開始されている。このような利
用周波数拡大の経緯を反映し、各移動通信システムが利
用する周波数帯域は大きくは800MHz帯近傍のもの
と1.5〜2.0GHz帯のものとに分かれる。代表的
な移動通信システムのうち、800MHz帯近傍を利用
するシステムとしては、NTACS(fR=843〜8
70MHz、fT=898〜925MHz)、NTT
(fR=870〜885MHz、fT=925〜940M
Hz)、EAMPS(fR=869〜894MHz、fT
=824〜849MHz)、ETACS(fR=917
〜950MHz、fT=872〜905MHz)、PD
C800(fR=810〜826MHz、fT=940〜
956MHz)、GSM、J−CDMA(fR=832
〜870MHz、fT=887〜925MHz)等があ
り、1.5〜2.0GHz帯を利用するシステムとして
は、PDC1.5(fR=1477〜1501MHz、
T=1429〜1453MHz)、PCN、PCS、
W−CDMA(fR=2110〜2170MHz、fT
1920〜1980MHz)等が挙げられる。
【0042】現在、2つの地域で使用可能な3つのシス
テムに対応した移動無線端末のサービスが計画されてい
る。例えば、欧州のEGSMとPCNに加えて、米国の
PCSを加えたトリプルバンド移動無線端末のサービス
である。この場合、EGSMの送受信周波数帯域は、図
1(a)に示すように、fT(1)=880〜915M
Hz、fR(1)=925〜960MHzであり、PC
Nの送受信周波数帯域は、図1(b)に示すようにfT
(2)=1710〜1785MHz、fR(2)=18
05〜1880MHzであり、PCSの送受信周波数帯
域は、図1(c)に示すようにfT(3)=1850〜
1910MHz、fR(3)=1930〜1990MH
zである。このような3つの移動通信システムではさら
にアンテナ共用器を小さくすることは困難である。本実
施の形態は、上述のような移動通信システムの経緯か
ら、トリプルバンド移動無線端末の対応する移動通信シ
ステムの組み合せとしては、1つの800MHz帯シス
テムと2つの1.5〜2.0GHz帯システムあるいは
2つの800MHz帯システムと1つの1.5〜2.0
GHz帯システムとなる可能性が高い。そのため、使用
周波数帯域の近接する2つのシステムについては回路の
一部を共有することにより、回路規模の低減を図るもの
である。
【0043】第一の移動通信システムとしてEGSM、
第二の移動通信システムとしてPCN、第三の移動通信
システムとしてPCSを例にとって説明する。トリプル
バンド移動無線端末の回路構成も図16に準ずる。ただ
し、3つのシステムに対応するため、受信系においては
RF系が3系統必要となり、また送信系においては3つ
の送信周波数帯に応じて、オフセットシンセサイザの発
振器及び高出力増幅器が必要となる。
【0044】アンテナ共用器の基本構成は、800MH
z帯システム(EGSM)に対応する第一の送受信系回
路と1.5〜2.0GHz帯システム(PCN,PC
S)に対応する第二の送受信系回路とを設ける。第一の
送受信系回路においては、第二の実施形態と同様に、第
一の送信系と第一の受信系とを並列接続する。これに対
して、第二の送受信系回路においては、 図1(b)、
(c)に示される様に、PCNとPCSの送信周波数帯
域は互いに接近しているため、PCNの送信系とPCS
の送信系とを共通化する。また、PCNとPCSの受信
周波数帯域は互いに近接しており、かつ互いに重複して
いないことから、PCNに対応する第二の受信系とPC
Sに対応する第三の受信系とを並列接続する。さらに並
列接続された受信系と共通化された送信系(第二の送信
系)とを並列接続する。
【0045】そのため、第二の実施形態と同様に、送信
信号の受信系への漏れ込み及び受信信号の送信系への漏
れ込みを抑制するために、受信系と送信系との並列接続
点から見た送信系(受信系)の受信(送信)周波数帯域
でのインピーダンスは十分大きいことが必要である。さ
らに、PCNの受信信号の第三の受信系への漏れ込み及
びPCSの受信信号の第二の受信系への漏れ込みを抑制
するために、第二の受信系と第三の受信系との並列接続
点から見た第二(第三)の受信系のPCS(PCN)の
受信周波数帯域でのインピーダンスは十分大きいことが
必要である。
【0046】図5にトリプルバンドアンテナ共用器の回
路ブロック図を示す。図2または図4に含まれるブロッ
クと同じ符号を付したものは、図2または図4の対応す
るブロックと同様の機能を有する。アンテナ共用器30
0は第一の移動通信システム(EGSM)の第一の送受
信系回路と第二及び第三の移動通信システム(PCN,
PCS)の第二の送受信系回路とを有する。各送受信系
回路はそれぞれフィルタ21、22を介してアンテナ用
端子3に並列接続されている。フィルタ21は、EGS
Mの使用する周波数帯域すなわち960MHz以下の周
波数帯の信号を通過させる低域通過フィルタである。一
方、フィルタ22は、PCN及びPCSの使用する周波
数帯域すなわち1710MHz以上の周波数帯の信号を
通過させる高域通過フィルタである。第一の送受信系回
路の回路構成、動作については第二の実施形態として説
明したところと同様のため、説明を省略する。
【0047】第二の送受信系回路について説明する。位
相シフト回路5−1、整合回路6−1、SAWフィルタ
25,39を有する受信系と、位相シフト回路5−2、
整合回路6−2,3、スイッチング回路26,27,2
9を有する第二の送信系とを含み、第二の送信系と受信
系とは並列接続点(第三の並列接続点と称する)36に
おいて並列接続されている。かつ受信系において、PC
NとPCSに対応して各々位相シフト回路、整合回路、
SAWフィルタを有する第二の受信系と第三の受信系と
を含み、第二の受信系と第三の受信系とは並列接続点
(第四の接続点と称する)38において並列接続されて
いる。
【0048】PCNの受信時では、アンテナ用端子3か
ら入力されるPCN受信信号は、高域通過フィルタ2
2、第三の並列接続点36を経て、受信系に出力され
る。さらに第四の並列接続点38を経て、PCNに対応
する第二の受信系に出力される。ここでPCN受信信号
のPCSに対応する第三の受信系への漏れ込みを抑制す
るため、SAWフィルタ39を含む第三の受信系の第四
の並列接続点38から見た反射係数の絶対値がf
R(2)で0.8以上であることが望ましい。
【0049】PCSの受信時では、PCS受信信号もP
CN信号と同様に受信系に出力され、第四の並列接続点
38を経て、PCSに対応する第三の受信系に出力され
る。ここでPCS受信信号のPCNに対応する第二の受
信系への漏れ込みを抑制するため、SAWフィルタ25
を含む第二の受信系の第四の並列接続点38から見た反
射係数の絶対値がfR(3)で0.8以上であることが
望ましい。
【0050】さらにPCNまたはPCS受信信号の第二
の送信系への漏れ込みを抑制するため、オフ状態時のス
イッチング回路26、29を含む第二の送信系の第三の
並列接続点36から見た反射係数の絶対値がfR(2)
及びfR(3)で0.8以上であることが望ましい。
【0051】PCNまたはPCSの送信時では、送信系
端子41から入力されるPCN送信信号またはPCS送
信信号は、バイアス用端子42から供給される起動電流
28によりオン状態のスイッチング回路26,29、第
三の並列接続点36、高域通過フィルタ22を経て、ア
ンテナ用端子3に出力される。ここで、PCN送信信号
またはPCS送信信号の受信系への漏れ込みを抑制する
ため、SAWフィルタ25、39を含む受信系の第三の
並列接続点36から見た反射係数の絶対値がfT(2)
及びfT(3)で0.8以上であることが望ましい。
【0052】また、起動電流28はバイアス用端子42
から入力し、バイアス回路29、スイッチング素子2
6、位相シフト回路37、スイッチング素子26を経
て、接地することで得られる。この位相シフト回路37
は四分の一波長線路と同一機能を有し、PCN送信信号
またはPCS送信信号の受信系への漏れ込みを抑制す
る。位相シフト回路37について、スイッチング素子2
6、26がオン状態となり起動電流28が流れている状
態が受信系のオフ状態、スイッチング素子26、26が
オフ状態となり起動電流28が流れていない状態が受信
系のオン状態に対応している。そこで、位相シフト回路
37は、起動電流28が流れている状態においては第三
の並列接続点36から見た受信系のインピーダンスを最
大とし、逆に起動電流28が流れていない状態において
は第三の並列接続点36から見た受信系のインピーダン
スを最小とするように構成される。位相シフト回路37
は、容量、インダクタ等を使用して公知の回路構成によ
り構成できる。
【0053】なお、第二の送信系と受信系及び第二の受
信系と第三の受信系を並列接続に代えて、スイッチング
素子により切り換えてもよい。
【0054】送信系を共通化する2つの移動通信システ
ムの周波数配置について、簡単に説明する。この場合、
2つのシステムの受信信号の共通の送信系への漏れ込
み、及び2つのシステムの送信信号の受信系への漏れ込
みを抑制するため、第三の並列接続点36から見た反射
係数の絶対値を0.8以上確保することが望ましい。一
般に、周波数帯域が狭い程、反射係数の絶対値を大きく
保つことが容易である。従って、min(fT(2)の
最低周波数,fT(3)の最低周波数)とmax(f
T(2)の最高周波数,fT(3)の最高周波数)の周波
数間隔、及びmin(fR(2)の最低周波数,f
R(3)の最低周波数)とmax(fR(2)の最高周波
数,fR(3)の最高周波数)の周波数間隔が極力狭い
ことが望ましい。また、2つのシステムの受信信号を分
離するためには、2つのシステムの受信周波数帯域が重
ならないことが必要である。
【0055】以上、800MHz帯近傍の周波数帯域を
使用する1つのシステムと1.5〜2.0GHz帯の周
波数帯域を使用する2つのシステムに対応したトリプル
バンド移動無線端末の例について説明したが、800M
Hz近傍の周波数帯域を使用する2つのシステムと1.
5〜2.0GHz帯の周波数帯域を使用する1つのシス
テムに対応したトリプルバンド移動無線端末についても
同様に構成することができる。この場合、アンテナ用端
子3に接続される低域通過フィルタに上述した第二の送
受信系回路に相当する送受信系回路を接続し、アンテナ
用端子3に接続される高域通過フィルタに上述した第一
の送受信系回路に相当する送受信系回路が接続されるこ
とになる。
【0056】なお、本実施の形態に示したアンテナ共用
器は第一の実施の形態に示した多層基板を利用した実装
を適用することにより、実装面からも小型化を図ること
ができる。この場合、整合回路、位相シフト回路、スイ
ッチング回路、バイアス回路等については集中定数回路
素子で構成し、上部誘電体基板の上面に、またEGSM
用、PCN用、PCS用SAWフィルタは下部誘電体基
板の空間に実装する。また、サービスを提供する移動通
信システムとしては、EGSM、PCN、PCSだけに
は限られず、他の移動通信システムの所定の組み合わせ
であってもそれに対応したアンテナ共用器も実現可能で
ある。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、アンテナ共用器を小型
化することにより、小型・軽量のデュアルバンド、トリ
プルバンド移動無線端末を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信システムの送受信周波数配置を示す図
である。
【図2】SAWアンテナ共用器の回路ブロック図であ
る。
【図3】(a)はアンテナ共用器の断面図、(b)アン
テナ共用器の上面図、(c)はアンテナ共用器の下面図
である。
【図4】デュアルバンド移動無線端末用SAWアンテナ
共用器の回路ブロック図である。
【図5】トリプルバンド移動無線端末用SAWアンテナ
共用器の回路ブロック図である。
【図6】アンテナ共用器の断面図である。
【図7】アンテナ共用器の断面図である。
【図8】アンテナ共用器の断面図である。
【図9】アンテナ共用器の断面図である。
【図10】アンテナ共用器の断面図である。
【図11】アンテナ共用器の断面図である。
【図12】アンテナ共用器の断面図である。
【図13】アンテナ共用器の断面図である。
【図14】アンテナ共用器の断面図である。
【図15】並列接続時における反射係数の絶対値と損失
との相関図である。
【図16】デュアルバンド移動無線端末の回路ブロック
図である。
【符号の説明】 1,200,300…アンテナ共用器、2…アンテナ、
3…アンテナ用端子、5…位相シフト回路、6…整合回
路、7…受信用フィルタ、8…送信用フィルタ、9…受
信系端子、10…送信系端子、11…上部誘電体基板、
12…下部誘電体基板、13…集中定数回路素子、スイ
ッチング素子、14…スルーホール(電気的導体)、1
5…接着材、16…SAWフィルタ、17…キャスタレ
ーション(電気的導体)、18…端子パターン(信号
用、接地用、バイアス用)、21…低域通過フィルタ、
22…高域通過フィルタ、26…スイッチング素子、2
7…帰還回路、28…スイッチング素子起動電流、29
…バイアス回路、30,35…バイアス用端子、37…
位相シフト回路、43…金属製キャップ、45…樹脂、
46…面実装パッケージ型SAWフィルタ、47…SA
Wフィルタチップ、48…バンプ、49…ワイヤ、50
…接着剤、51…樹脂、52…蓋体、53…スパイラル
コイル、54…中間誘電体基板、55…ハンダ付ラン
ド、100…アンテナ、102…アンテナ共用器、10
4…ベースバンド論理回路、106…スピーカ、108
…マイク、120…低雑音増幅器、122…高周波フィ
ルタ、124,168,170…ミキサ、126,16
4,166…スイッチ、128…中間周波フィルタ、1
30…IF復調器、140…局所発振器、142…中間
周波数発振器、160…高出力増幅器、162…発振
器、172…IF変調器、180…オフセットシンセサ
イザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 崎山 和之 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 松浦 尚樹 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 柴垣 信彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5J097 AA29 BB15 JJ09 KK10 LL03 LL07 LL08

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一アンテナを送信高周波信号及び受信高
    周波信号など2つ以上の異なる周波数で共用するアンテ
    ナ共用器において、信号用パターン及び接地用パターン
    を形成した少なくとも2層以上の誘電体よりなる多層基
    板を有し、該多層基板の下から少なくとも1層以上の基
    板の一部が取り除かれ、基板の一部が取り除かれること
    により露出した他の基板面に形成されている信号用パタ
    ーン及び接地用パターン上で、かつ基板の一部が取り除
    かれることにより形成された空間内に、1つ以上のSA
    Wフィルタを搭載し、かつ最上層基板上面に少なくとも
    1つ以上の集中定数回路素子を搭載し、最下層基板下面
    に外部との接続の為の信号用端子パターン及び接地用端
    子パターンが形成され、該接続端子が各層の信号用パタ
    ーン及び接地用パターンと接続されていることを特徴と
    する送受信用SAWアンテナ共用器。
  2. 【請求項2】単一アンテナを送信系及び受信系などの2
    つ以上の異なる周波数あるいは異なる2つ以上のシステ
    ムに対応した2つ以上の送信系の高周波信号及び2つ以
    上の受信系の高周波信号で共用するアンテナ共用器にお
    いて、信号用パターン、接地用パターン及びバイアス用
    パターンを形成した少なくとも2層以上の誘電体よりな
    る多層基板を有し、該多層基板の下から少なくとも1層
    以上の基板の一部が取り除かれ、基板の一部が取り除か
    れることにより露出した他の基板面に形成されている信
    号用パターン及び接地用パターン上で、かつ基板の一部
    が取り除かれることにより形成された空間内に、1つ以
    上のSAWフィルタを搭載し、かつ最上層基板上面に少
    なくとも1つ以上の集中定数回路素子及び1つ以上のス
    イッチング素子を搭載し、最下層基板下面に外部との接
    続の為の信号用端子パターン、接地用端子パターン及び
    バイアス用端子パターンが形成され、該接続端子が各層
    の信号用パターン、接地用パターン及びバイアス用パタ
    ーンと接続されていることを特徴とするスイッチ型SA
    Wアンテナ共用器。
  3. 【請求項3】単一アンテナを各々異なる送受信周波数で
    構成される2つのシステムで共用するアンテナ共用器に
    おいて、第1のシステムの送信周波数帯域をf
    T(1)、受信周波数帯域をfR(1)、第2のシステム
    の送信周波数帯域をfT(2)、受信周波数帯域をf
    R(2)とし、上記周波数間に、 fT(1)< f
    T(2)及び fR(1)< fR(2)の関係があり、第
    1のシステムに対応する信号及び第2のシステムに対応
    する信号は各々低域通過フィルタ及び高域通過フィルタ
    を介してアンテナ用端子を共用し、アンテナから入力し
    たfR(1)の受信信号がアンテナ用端子より入り、上
    記低域通過フィルタ、第1のシステムに対応した受信系
    と送信系との第1の並列接続点を経て、fR(1)を通
    過帯域とする上記第1の並列接続点より見た反射係数の
    絶対値がfT(1)で0.8以上であるSAWフィルタを通
    過し、第1のシステムに対応した受信系端子に出力さ
    れ、 fT(1)の送信信号が第1のシステムに対応した
    送信系端子に入力し、上記第1の並列接続点より見たス
    イッチング回路オフ時の反射係数の絶対値がfR(1)
    で0.8以上であるスイッチング回路を経て、上記第1の
    並列接続点を経て、上記低域通過フィルタを介してアン
    テナ用端子へ送られ、アンテナから入力したfR(2)
    の受信信号がアンテナ用端子より入り、上記高域通過フ
    ィルタ、第2のシステムに対応した受信系と送信系との
    第2の並列接続点を経て、fR(2)を通過帯域とする
    上記第2の並列接続点から見た反射係数の絶対値がfT
    (2)で0.8以上であるSAWフィルタを通過し、第2
    のシステムに対応した受信系端子に出力され、 f
    T(2)の送信信号が第2のシステムに対応した送信系
    端子に入力し、上記第2の並列接続点から見たスイッチ
    ング回路オフ時の反射係数の絶対値がfR(2)で0.8以
    上であるスイッチング回路を経て、上記第2の並列接続
    点を経て、上記高域通過フィルタを介してアンテナ用端
    子へ送られることを特徴とするデユアルバンド用スイッ
    チ型SAWアンテナ共用器。
  4. 【請求項4】請求項第3項に記載したスイッチ型SAW
    アンテナ共用器は、信号用パターン、接地用パターン及
    びバイアス用パターンを形成した少なくとも2層以上の
    誘電体よりなる多層基板を有し、該多層基板の下から少
    なくとも1層以上の基板の一部が取り除かれ、基板の一
    部が取り除かれることにより露出した他の基板面に形成
    されている信号用パターン及び接地用パターン上で、か
    つ基板の一部が取り除かれることにより形成された空間
    内に、2つ以上のSAWフィルタを搭載し、かつ最上層
    基板上面に少なくとも1つ以上の集中定数回路素子及び
    1つ以上のスイッチング素子を搭載し、かつ上記集中定
    数回路素子で形成した低域通過フィルタ及び高域通過フ
    ィルタを用いてアンテナへ接続される信号用端子パター
    ンに接続され、最下層基板下面に外部との接続の為の信
    号用端子パターン、接地用端子パターン及びバイアス用
    端子パターンが形成され、該接続端子が各層の信号用パ
    ターン、接地用パターン及びバイアス用パターンと接続
    されていることを特徴とするデユアルバンド用スイッチ
    型SAWアンテナ共用器。
  5. 【請求項5】単一アンテナを各々異なる送受信周波数で
    構成される3つのシステムで共用するアンテナ共用器に
    おいて、第1のシステムの送信周波数帯域をf
    T(1)、受信周波数帯域をfR(1)、 第2のシステ
    ムの送信周波数帯域をfT(2)、受信周波数帯域をfR
    (2)、第3のシステムの送信周波数帯域をf
    T(3)、受信周波数帯域をfR(3)とし、第1のシス
    テムに対応する信号及び、第2のシステムと第3のシス
    テムに対応する信号は各々低域通過フィルタ及び高域通
    過フィルタを介してアンテナ用端子を共用し、アンテナ
    から入力したfR(1)の受信信号がアンテナ用端子よ
    り入り、上記低域通過フィルタ、第1のシステムに対応
    した受信系と送信系との第1の並列接続点を経て、 fR
    (1)を通過帯域とする上記第1の並列接続点より見た
    反射係数の絶対値がfT(1)で0.8以上であるSAWフ
    ィルタを通過し、第1のシステムに対応した受信系端子
    に出力され、fT(1)の送信信号が第1のシステムに
    対応した送信系端子に入力し、上記第1の並列接続点よ
    り見たスイッチング回路オフ時の反射係数の絶対値がf
    R(1)で0.8以上であるスイッチング回路、上記第1の
    並列接続点を経て、上記低域通過フィルタを介してアン
    テナ用端子へ送られ、アンテナから入力したfR(2)
    の受信信号及びfR(3)の受信信号がアンテナ用端子
    より入り、上記高域通過フィルタ、第2のシステム及び
    第3のシステムに対応した受信系と送信系との第3の並
    列接続点を経て、上記第2の並列接続点より見たスイッ
    チング回路オフ時の反射係数の絶対値がfT(2)及び
    T(3)で0.8以上であるスイッチング回路を経て、上
    記第2のシステムの受信系と第3のシステムの受信系と
    の第4の並列接続点を経て、各々 fR(2)を通過帯域
    とする上記第4の並列接続点より見た反射係数の絶対値
    がfR(3)で0.8以上であるSAWフィルタ及びf
    R(3)を通過帯域とする上記第4の並列接続点より見
    た反射係数の絶対値がfR(2)で0.8以上であるSAW
    フィルタを通過し、各々第2のシステムに対応した受信
    系端子及び第3のシステムに対応した受信系端子へ出力
    され、第2のシステムと第3のシステムに対応したfT
    (2)とfT(3)の送信信号が送信系端子に入力し、
    上記第3の並列接続点より見たスイッチング回路オフ時
    の反射係数の絶対値がfR(2)及びfR(3)で0.8以
    上であるスイッチング回路、上記第3の並列接続点を経
    て、上記高域通過フィルタを介してアンテナ用端子へ送
    られることを特徴とするトリプルバンド用スイッチ型S
    AWアンテナ共用器。
  6. 【請求項6】請求項第5項において、単一アンテナを各
    々異なる送受信周波数で構成される3つのシステムで共
    用するアンテナ共用器において、送信周波数帯域をfT
    (1)、 fT(2)、 fT(3)、 受信周波数帯域を
    R(1)、 fR(2)、 fR(3)とし、各々低域通
    過フィルタと高域通過フィルタ、 fT(1)に対応した
    送信系とfT(3)に対応した送信系、 fR(1)に対
    応した受信系とfR(3)に対応した受信系とを入れ替
    えることにより、受信周波数帯域fR(1)、 f
    R(2)及び送信周波数帯域fT(1)、 fT(2)に対
    応した送受信系を低域通過フィルタを介してアンテナ用
    端子に接続し、受信周波数帯域fR(3)及び送信周波
    数帯域fT(3)に対応した送受信系を高域通過フィル
    タを介してアンテナ用端子に接続することを特徴とする
    トリプルバンド用スイッチ型SAWアンテナ共用器。
  7. 【請求項7】請求項第5項乃至第6項に記載したアンテ
    ナ共用器は、信号用パターン、接地用パターン及びバイ
    アス用パターンを形成した少なくとも2層以上の誘電体
    よりなる多層基板を有し、該多層基板の下から少なくと
    も1層以上の基板の一部が取り除かれ、基板の一部が取
    り除かれることにより露出した他の基板面に形成されて
    いる信号用パターン及び接地用パターン上で、かつ基板
    の一部が取り除かれることにより形成された空間内に、
    3つ以上のSAWフィルタを搭載し、かつ最上層基板上
    面に少なくとも1つ以上の集中定数回路素子及び1つ以
    上のスイッチング素子を搭載し、かつ上記集中定数回路
    素子で形成した低域通過フィルタ及び高域通過フィルタ
    を用いてアンテナへ接続される信号用パターン端子に接
    続され、該低域通過フィルタ又は高域通過フィルタの直
    下にて送信系周波数と受信系周波数とを分離する為の1
    つ以上の集中定数回路素子又は分布定数回路素子とスイ
    ッチング素子からなる回路を設け、最下層基板下面に外
    部との接続の為の信号用端子パターン、接地用端子パタ
    ーン及びバイアス用端子パターンが形成され、該接続端
    子が各層の信号用パターン、接地用パターン及びバイア
    ス用パターンと接続されていることを特徴とするトリプ
    ルバンド用スイッチ型SAWアンテナ共用器。
  8. 【請求項8】請求項第1項乃至第7項記載のアンテナ共
    用器において、集中定数回路素子として、チップ容量、
    チップインダクタ及びヘリカルコイルの少なくとも1つ
    以上用いることを特徴とする送受信用SAWアンテナ共
    用器、又は、スイッチ型SAWアンテナ共用器。
  9. 【請求項9】請求項第1項乃至第8項記載のアンテナ共
    用器において、チップ容量、チップインダクタ及びヘリ
    カルコイルの少なくとも1つ以上の集中定数回路素子が
    SAWフィルタの整合回路を形成していることを特徴と
    する送受信用SAWアンテナ共用器、又は、スイッチ型
    SAWアンテナ共用器。
  10. 【請求項10】請求項第1項乃至第9項記載のアンテナ
    共用器において、チップ容量、チップインダクタ及びヘ
    リカルコイルの少なくとも1つ以上の集中定数回路素子
    が位相シフト回路を形成していることを特徴とする送受
    信用SAWアンテナ共用器、又は、スイッチ型SAWア
    ンテナ共用器。
  11. 【請求項11】請求項第2項乃至第10項記載のアンテ
    ナ共用器において、スイッチング素子のバイアス回路を
    チップ容量、チップインダクタ及びヘリカルコイルの少
    なくとも1つ以上の集中定数回路素子で形成したことを
    特徴とするスイッチ型SAWアンテナ共用器。
  12. 【請求項12】請求項第1項乃至第11項記載のアンテ
    ナ共用器において、最下層基板下面に設けた信号用パタ
    ーン端子、接地用パターン端子及びバイアス用パターン
    端子の少なくとも1つ以上と各層に設けた信号用パター
    ン、接地用パターン及びバイアス用パターンの少なくと
    も1つ以上を多層基板の側壁に設けたパターン所謂キャ
    スタレーションで接続することを特徴とする送受信用S
    AWアンテナ共用器、又は、スイッチ型SAWアンテナ
    共用器。
  13. 【請求項13】請求項第1項乃至第12項記載のアンテ
    ナ共用器において、誘電体よりなる多層基板としてガラ
    スエポキシなどの有機性物質を含む材料を用いることを
    特徴とする送受信用SAWアンテナ共用器、又は、スイ
    ッチ型SAWアンテナ共用器。
  14. 【請求項14】請求項第1項乃至第13項記載のアンテ
    ナ共用器において、それぞれ中心周波数帯域の異なる少
    なくとも2つ以上の受信フィルタあるいは2つ以上の送
    信フィルタを搭載することを特徴とする送受信用SAW
    アンテナ共用器、又は、スイッチ型SAWアンテナ共用
    器。
  15. 【請求項15】請求項第1項乃至第14項記載のアンテ
    ナ共用器において、最上層基板上面を金属性のキャップ
    で覆い、該金属性のキャップと少なくとも1つ以上の接
    地用パターンとを半田などの導体で固定したことを特徴
    とする送受信用SAWアンテナ共用器、又は、スイッチ
    型SAWアンテナ共用器。
  16. 【請求項16】請求項第1項乃至第14項記載のアンテ
    ナ共用器において、最上層基板上面をレジン等の樹脂で
    覆うことを特徴とする送受信用SAWアンテナ共用器、
    又は、スイッチ型SAWアンテナ共用器。
  17. 【請求項17】請求項第1項乃至第16項記載のアンテ
    ナ共用器において、面実装パッケージ型SAWフィルタ
    を搭載したことを特徴とする送受信用SAWアンテナ共
    用器、又は、スイッチ型SAWアンテナ共用器。
  18. 【請求項18】請求項第1項乃至第16項記載のアンテ
    ナ共用器において、SAWフィルタチップをフリップチ
    ップボンディングを用いて搭載したことを特徴とする送
    受信用SAWアンテナ共用器、又は、スイッチ型SAW
    アンテナ共用器。
  19. 【請求項19】請求項第1項乃至第16項記載のアンテ
    ナ共用器において、SAWフィルタチップを導電性又は
    非導電性接着材にて多層基板の一部が取り除かれること
    により露出した基板面に固定し、アルミニュウムなどの
    細線所謂ワイヤにてSAWフィルタチップと基板面に形
    成した信号用パターン、または接地用パターンとを電気
    的に接続したことを特徴とする送受信用SAWアンテナ
    共用器、又は、スイッチ型SAWアンテナ共用器。
  20. 【請求項20】請求項第1項乃至第18項記載のアンテ
    ナ共用器において、 レジン等の樹脂モールドによりS
    AWフィルタを多層基板に固定することを特徴とする送
    受信用SAWアンテナ共用器、又は、スイッチ型SAW
    アンテナ共用器。
  21. 【請求項21】請求項第1項乃至第20項記載のアンテ
    ナ共用器において、最下層基板の基板が取り除かれた部
    分に蓋体を取り付けることを特徴とする送受信用SAW
    アンテナ共用器、又は、スイッチ型SAWアンテナ共用
    器。
  22. 【請求項22】請求項第1項乃至第21項記載のアンテ
    ナ共用器において、SAWフィルタを搭載する基板面と
    同一面に、集中定数回路素子あるいは分布定数回路素子
    の一部をパターンで形成した事を特徴とする送受信用S
    AWアンテナ共用器、又は、スイッチ型SAWアンテナ
    共用器。
  23. 【請求項23】請求項第1項乃至第21項記載のアンテ
    ナ共用器において、最上層基板上面あるいは最下層基板
    下面とSAWフィルタを搭載する基板面との間に、少な
    くとも1層以上の導体よりなる中間層を設け、その中間
    層に集中定数回路素子あるいは分布定数回路素子の一部
    をパターンで形成することを特徴とする送受信用SAW
    アンテナ共用器、又は、スイッチ型SAWアンテナ共用
    器。
  24. 【請求項24】請求項第1項乃至第2項、第8項乃至第
    23項記載の送受信用SAWアンテナ共用器、又は、ス
    イッチ型SAWアンテナ共用器を搭載し、小型化を図っ
    たことを特徴とする移動無線端末。
  25. 【請求項25】請求項第3項乃至第4項、第8項乃至第
    23項記載のデユアルバンド用スイッチ型SAWアンテ
    ナ共用器を搭載し、小型化を図ったことを特徴とするデ
    ユアルバンド用移動無線端末。
  26. 【請求項26】請求項第5項乃至第23項記載のトリプ
    ルバンド用スイッチ型SAWアンテナ共用器を搭載し、
    小型化を図ったことを特徴とするトリプルバンド用移動
    無線端末。
  27. 【請求項27】送信周波数帯の送信信号と受信周波数帯
    の受信信号とを分離するアンテナ共用器と、上記アンテ
    ナ共用器から出力される上記受信信号の復調処理を行う
    復調回路と、ベースバンドの送信信号をオフセットシン
    セサイザにより上記送信周波数帯の送信信号に変調処理
    を行う変調回路とを有し、上記アンテナ共用器はSAW
    フィルタにより受信周波数帯の受信信号をアンテナから
    上記復調回路へ出力させる受信系とスイッチング素子に
    より送信周波数帯の送信信号を上記変調回路からアンテ
    ナへ出力させることを特徴とする移動無線端末。
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