JP2000187171A - 光ビーム走査装置 - Google Patents

光ビーム走査装置

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JP2000187171A JP10365095A JP36509598A JP2000187171A JP 2000187171 A JP2000187171 A JP 2000187171A JP 10365095 A JP10365095 A JP 10365095A JP 36509598 A JP36509598 A JP 36509598A JP 2000187171 A JP2000187171 A JP 2000187171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つの偏向手段で2つの書き込み系を走査する
ことにより、走査線の繋ぎ合わせ部を精度良く繋ぎ合わ
せ、走査幅の広い、低コスト、コンパクトで高画質な光
ビーム走査装置を実現する。 【解決手段】本発明の光ビーム走査装置は、光源1-1
(1-2)と、導光手段2-1,3-1(2-2,3-2)と、偏
向手段4と、結像手段5-1,6-1(5-2,6-2)を有す
る書き込み系を2系統備え、偏向手段4は2系統の書き
込み系I,IIで共用される単一の偏向手段であり、2つ
の光源1-1,1-2から出射した光ビームを、それぞれ異
なる導光手段により複数の偏向面を有する単一の偏向手
段4の異なる偏向面に導光した後、それぞれ異なる方向
に偏向し、2つの異なる結像手段により、これら2系統
の光ビームを同一の被走査面10上に導き、被走査面上
の1つの走査領域を2分割して光走査するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置の光書き込
み装置に応用される光ビーム走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機のデジタル化が進む中で、A1、
A0等の広幅用紙に対応した複写機においてもデジタル
化が進む傾向にあり、さらなる高画質化が要求されてい
る。現在A1,A0等の広幅用紙対応のデジタル複写機
においては、光書き込み装置はLEDアレイを用いて書
き込む方式が主流であるが、これはレーザー光(光ビー
ム)をポリゴンミラー等で偏向走査して書き込む方式に
比較してコスト高であり、画質的にも劣ることは否めな
い。ただし、A0幅でのレーザー光走査による書き込み
を考えた場合、光路長の長さ、レンズの大型化、反射ミ
ラーの長尺化等からユニットの大型化、コスト高が課題
となる。そこでこの課題を解決する手段として、従来よ
り主走査方向(レーザー光の走査方向)に2つの書き込
み系を繋ぎあわせて広幅の走査幅を得る方法が種々提案
されている。
【0003】例えば、2つの光学系の走査線を主走査方
向に繋ぎ合わせて、広幅の走査幅(書き込み幅)の光書
き込み装置を得る方法に関しては、特開昭61−117
20号公報や、特開昭62−69575号公報、特開平
6−208066号公報などが提案されている。これら
の発明は、いずれも2つのポリゴンミラーと2つの結像
光学系を用いた構成となっており、光書き込み装置のユ
ニットのコンパクト化、低コスト化が図れる。しかしな
がら前者の2つの方式は、同じ方向に走査する2つの走
査線を繋げる方式を用いており、第1の走査線の終端を
第2の走査線の開始端とする必要が有るため、主走査方
向の位置を精度良く揃えるのが技術的に困難であった。
また、副走査方向(被走査面上で主走査方向に直交する
方向)の走査線位置を揃えるためにもポリゴンミラーの
回転の同期をとる必要があり、技術的に課題があった。
また、3番目の発明においては、2つのポリゴンミラー
を逆方向に回転させ、全走査幅のほぼ中央に配置した一
つの同期検知装置で書き出し位置のタイミングを測っ
て、中央から両端に向けて光ビームを走査する構成とし
ているため、主走査方向の走査線の位置合わせを容易に
行うことができる。ただしこの方式では、2つのポリゴ
ンミラーにより2つの走査線は別々に走査されるため、
やはり副走査方向の走査線の位置を揃えるためには、2
つのポリゴンミラーの回転の同期をとる必要があり、実
用化には問題があった。
【0004】さらに特開平8−72308号公報には、
2つのポリゴンミラーを一つの駆動源で回転させて、該
ポリゴンミラーの回転の同期を取る方法が提案されてい
るが、高速回転する2つのポリゴンミラーを一つの駆動
源で駆動伝達機構を介して同時に回転させることは、実
際には困難であった。また、この従来技術では1つのポ
リゴンミラーの異なる偏向面に2つのビームを入射さ
せ、共通の結像光学系で2つの走査ビームを主走査方向
に繋ぎ合わせる構成の光書き込み系を提案している。し
かし、ポリゴンミラーが1つのため、2つの走査線の副
走査方向の位置合わせは容易に行えるが、2つの走査線
の走査方向が同じため、前述の従来技術と同様に主走査
方向の走査線の位置合わせに問題があり、さらに結像光
学系のレンズも大型化し実用的ではなかった。また、そ
の他にも、特開平9−5655号公報、特開平9−12
7440号公報等の発明が提案されているが、これらも
2つ以上のポリゴンミラーと結像光学系を用いた構成と
なっているため、上述の従来技術と同様の技術課題があ
る。従って、上述の技術課題を全て解決する従来技術は
提案されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、2つ
の光学系の走査線を主走査方向に繋ぎ合わせて、広幅の
走査幅の光書き込み装置を得る方法に関しては種々の提
案があり、これらの方法によれば、光書き込み装置のユ
ニットのコンパクト化、低コスト化が図れるが、2つの
走査線の繋ぎ合わせ部を精度良く揃えるための技術(2
つのポリゴンミラーの回転同期を取り、走査線のズレを
補正する技術)の難しさから実用化には至っていない。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、1つの偏向手段(ポリゴンミラー等の偏向器)で2
つの書き込み系を走査することにより、偏向手段の同期
を取る必要をなくし、これにより走査線の繋ぎ合わせ部
を精度良く繋ぎ合わせることができ、走査幅の広い、低
コスト、コンパクトで高画質な光ビーム走査装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る光ビーム走査装置は、光ビームを出
射する光源と、該光源からの光ビームを導光する導光手
段と、その導光された光ビームを偏向する複数の偏向面
を有する偏向手段と、偏向された光ビームを被走査面上
に結像する結像手段を有する書き込み系を2系統備え、
前記偏向手段は2系統の書き込み系で共用される単一の
偏向手段であり、2つの光源から出射した光ビームを、
それぞれ異なる導光手段により、複数の偏向面を有する
単一の偏向手段の異なる偏向面に導光した後、それぞれ
異なる方向に偏向し、2つの異なる結像手段により、こ
れら2系統の光ビームを同一の被走査面上に導き、該被
走査面上の1つの走査領域を、2分割して光走査するよ
うに各要素を構成したことを特徴するものである。すな
わち請求項1に係る光ビーム走査装置においては、同一
の走査面上で分割走査される2つの走査線が1つの偏向
手段により偏向走査されることにより、複数の偏向手段
を使用した場合に比較して、偏向手段自体の同期を取る
必要を無くすことができ、これにより、副走査方向で2
つの走査線の書き出しのタイミングを揃えることが容易
化し、副走査方向の走査線の位置ズレを防止することが
可能となる。
【0008】請求項2に係る光ビーム走査装置は、請求
項1に記載の光ビーム走査装置において、前記被走査面
上を走査する2つの走査ビームは、走査線の継ぎ目部よ
り、それぞれ逆方向で、両端部に向かって走査されるよ
うに構成したことを特徴とするものである。すなわち請
求項2に係る光ビーム走査装置においては、被走査面上
を走査する2つの走査ビームを、走査線の継ぎ目部より
それぞれ逆方向に両端部に向かって走査することによ
り、主走査方向の書き出しタイミングを揃えることを容
易とし、主走査方向の走査線の位置ズレを防止すること
が可能となる。
【0009】請求項3に係る光ビーム走査装置は、請求
項1または2に記載の光ビーム走査装置において、1つ
の偏向手段により偏向走査される2つの光ビームを同一
の被走査面に導く2つの結像手段の光軸は、被走査面軸
に対してそれぞれθ1,θ2傾けられて配置され、(ただ
し、0°<|θ1|<90°,0°<|θ2|<90°)
それぞれが走査光の光軸傾きを90°に変更するための
走査方向変更手段としてのミラーを有することを特徴と
するものである。すなわち請求項3に係る光ビーム走査
装置においては、2つの結像手段の配置、構成を上記の
ように定めたことにより、一つの偏向手段と、2つの結
像手段を用いて2つの走査線を主走査方向にずらした形
で繋ぎ合わせることができ、その走査幅を広くすること
が可能となる。
【0010】請求項4に係る光ビーム走査装置は、請求
項3に記載の光ビーム走査装置において、1つの結像光
学系中に配置する走査方向変更手段として2枚のミラー
を有し、偏向手段を含むビーム走査面に対するそれぞれ
の傾きをα,βとすると、 |α−β|=90° の関係を持たせると共に、前記2枚のミラーは副走査方
向に一定の間隔をおいて重ね合わせた構成とし、さらに
走査光を被走査面に導くための第3のミラーを設けたこ
とを特徴とするものである。すなわち請求項4に係る光
ビーム走査装置においては、結像光学系中のミラーの配
置、角度等を上記のように定めたことにより、2つの結
像手段の結像位置を被走査面上の1走査線上に精度良く
重ね合わせることができ、ビーム径等が均一で高画質な
光ビーム走査装置の実現が可能となる。
【0011】請求項5に係る光ビーム走査装置は、請求
項3記載の光ビーム走査装置において、被走査面軸と2
つの結像手段の偏向手段を含むビーム走査面上での光軸
のなす角をそれぞれθ1,θ2、この2つの光軸を通る光
ビームが走査方向変更手段としてのミラーへ入射する角
度をそれぞれγ1,γ2とすると、 |θ1|+2×|γ1|=90° |θ2|+2×|γ2|=90° となるように構成したことを特徴とするものである。す
なわち請求項5に係る光ビーム走査装置においては、2
つの結像手段やミラーの配置、角度等を上記のように定
めたことにより、2つの結像手段の走査線を精度良く1
直線上に揃えることが可能となり、走査線の曲がりや傾
き等の発生しない高画質な光ビーム走査装置の実現が可
能となる。
【0012】請求項6に係る光ビーム走査装置は、請求
項1乃至5のいずれかに記載の光ビーム走査装置におい
て、2つの結像手段として共通な構成で、共通な結像性
能を持つ物を用いたことを特徴とするものである。すな
わち請求項6に係る光ビーム走査装置においては、2つ
の結像手段として共通な構成で、共通な結像性能を持つ
物を用いるので、2つの分割された走査線部分での性能
を同等とし、全走査幅に渡り均一で安定した高画質な光
ビーム走査装置を実現することが可能となる。また、2
つの結像光学系に共通な物を用いることにより、より低
コストな光ビーム走査装置を実現することが可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ビーム走査
装置の構成、動作を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明の一実施例を示す図であって、光ビーム走査
装置の概略構成を示す斜視図であり、デジタル複写機等
の画像形成装置の光書き込み装置に用いた例を示すもの
である。図1に示す光ビーム走査装置(光書き込み装
置)は、光ビームを出射する光源として半導体レーザー
(LD)光源1-1,1-2を2つ備え、各半導体レーザー
光源1-1,1-2の出射ビームに対してそれぞれコリメー
トレンズ2-1,2-2と、シリンドリカルレンズ3-1,3
-2が配設されている。そしてコリメートレンズ2-1,2
-2と、シリンドリカルレンズ3-1,3-2を介してそれぞ
れ導光された2つの光ビームを偏向する複数の偏向面を
有する偏向手段として単一のポリゴンミラー4が設けら
れている。このポリゴンミラー4で偏向された2つの光
ビームを被走査面である感光体ドラム10上にそれぞれ
結像する結像手段としては、第1のFθレンズ5-1,5
-2と第2のFθレンズ6-1,6-2がそれぞれ設けられて
おり、さらに走査方向変更手段として、2系統の光路の
それぞれに2枚のミラーすなわち第1のミラー7-1,7
-2と第2のミラー8-1,8-2が配設されている。さらに
また、結像光学系の光路上には、第1、第2のミラーに
より走査方向を変更された走査光を被走査面である感光
体ドラム10に導くための第3のミラー9-1,9-2が配
設されている。このように図1に示す光ビーム走査装置
(光書き込み装置)においては、2系統の光書き込み系
を備えており、ポリゴンミラー4は2系統の光書き込み
系で共用される構成である。尚、ここでは偏向手段4よ
り左側半分の光書き込み系を第1書き込み系I、右側半
分の光書き込み系を第2書き込み系IIと呼ぶものとす
る。
【0014】第1書き込み系Iにおいて、図示されない
駆動装置に制御されて半導体レーザー(LD)光源1-1
は画像信号に応じて変調されたレーザー光を発光し、こ
のレーザー光はコリメートレンズ2-1で平行光とされ、
コリメートレンズ2-1で平行光とされたレーザービーム
はシリンドリカルレンズ3-1を経てポリゴンミラー4に
入射する。ポリゴンミラー4は図示しないモータにより
回転されており、ポリゴンミラー4に入射したレーザー
ビームは偏向面で反射され偏向走査される。そしてポリ
ゴンミラー4で偏向走査された光ビームは第1、第2の
Fθレンズ5-1,6-1によってそれぞれ等角速度偏向か
ら等速偏向に変更され、第1、第2のミラー7-1,8-1
により走査方向を変更された後、第3のミラー9-1によ
って反射されて、被走査面である感光体ドラム10の方
向に導かれ、感光体ドラム10上の所定の走査位置の中
央から一方側の端部に向かって走査する。
【0015】また、第2書き込み系IIは、第1書き込み
系Iと同様の構成であり、第1書き込み系をポリゴンミ
ラー4を中心に180°回転させた位置に配置されてい
る。そして、LD光源1-2から出射したレーザー光はコ
リメートレンズ2-2で平行光とされた後、シリンドリカ
ルレンズ3-2を経てポリゴンミラー4に入射し、ポリゴ
ンミラー4で偏向走査され、第1、第2のFθレンズ5
-2,6-2、第1、第2、第3のミラー7-2,8-2,9-2
を経て感光体10に至り、感光体ドラム10上の所定の
走査位置の中央から、第1書き込み系Iとは逆方向の端
部に向かって走査される。
【0016】尚、図1中の符号11-1,11-2はそれぞ
れ、第1、第2書き込み系I,IIの同期検知ユニット
で、各同期検知ユニット11-1,11-2はレーザービー
ムの走査領域外に設けられ、レーザービームの1走査毎
にレーザービームの走査タイミングを検知する。また、
図示しない書き込み制御回路は、同期検知ユニット11
-1,11-2で検知したタイミングに応じて第1、第2書
き込み系I,IIのレーザービームの走査タイミングと書
き込み開始位置との同期を取るように構成されている。
【0017】図2は図1に示す光ビーム走査装置を上方
から見た概略平面図であり、図中のMの2点鎖線は走査
光が第1、第2のミラー7-1,8-1(7-2,8-2)で反
射される位置(第1、第2のミラーの反射面)を、M’
の2点鎖線は走査光が第3のミラー9-1(9-2)で反射
される位置(第3のミラーの反射面)をそれぞれ示して
おり、Qの1点鎖線は感光体ドラム10の中心線を、R
の1点鎖線は走査面上での結像光学系の光軸(走査ビー
ムの光軸)をそれぞれ示している。また、図中の矢印1
3はポリゴンミラー4の回転方向を、矢印14は感光体
ドラム10上で走査線が走査される方向(ビーム走査方
向)を示している。また、図3、図4は図2の光ビーム
走査装置をA方向から見たときの光路の概略を示す図で
あり、図3は第1書き込み系Iだけの光路の概略を、図
4は第1書き込み系Iと第2書き込み系IIの両方の光路
の概略を示している。
【0018】尚、上記の構成の光ビーム走査装置は、通
常、埃等の付着を嫌うため、図示しない光学箱内部に密
閉され、精度良く固定、配置されている。ただしレーザ
ーの出射口は開放する必要があるため、光学箱にはレー
ザー出射口を設け、その出射口には図4に示すように防
塵ガラス12-1,12-2等を配置して、埃等の侵入を防
いでいる。
【0019】以上、本発明に係る光ビーム走査装置の一
構成例を示したが、本発明の光ビーム走査装置では、同
一の感光体ドラム(被走査面)10上で分割走査される
2つの走査線が1つのポリゴンミラー4により偏向走査
されているため、ポリゴンミラー等の偏向器を複数使用
した場合に比較して、偏向器自体の同期を取る必要がな
い。このため、副走査方向で二つの走査線の書き出しの
タイミングを容易に揃えることができ、副走査方向の走
査線の位置ズレを防止することができる。
【0020】次に図5に本発明に係る光ビーム走査装置
の別の構成例を示す。この光ビーム走査装置は隣接して
配置された第1書き込み系Iと第2書き込み系IIの2つ
の書き込み系を備え、2つのLD光源1-1,1-2から出
射された2つの光ビームをコリメートレンズ2-1,2-
2、シリンドリカルレンズ3-1,3-2を介して、1つの
偏向手段(ポリゴンミラー)4の異なる偏向面に入射し
て偏向し、それぞれ異なる結像光学系(Fθレンズ5-
1,6-1),(Fθレンズ5-2,6-2)と折り返しミラ
ー9’により被走査面(感光体ドラム10)上に導光し
て、被走査面上の一つの走査領域を2分割して同方向に
光走査する例を示している。
【0021】図5の構成例では1つの偏向手段4により
2つの走査線が同時に走査されるため、副走査方向の走
査線のずれは発生しにくい。ただし、主走査方向の走査
線の繋ぎ合わせ部を精度良く揃えるためには、第1書き
込み系Iの走査線の終端に合わせて第2書き込み系IIの
走査線を書き始める必要があり、技術的には難しい。ま
た図5に示した例では、各結像光学系の光軸は被走査面
軸(主走査方向と平行な感光体ドラム10の中心軸)に
対して傾いているが、2つの書き込み系で共用している
1つの折り返しミラー9は被走査面軸に平行に配設され
ているため、走査光の光軸は被走査面の軸に対して直角
より傾いたままとなり、各結像光学系の結像位置が被走
査面上に一致せず、深度方向に傾いた状態となり、結果
としてビーム径が像高により不揃いとなるため、良好な
画質を得ることができない。
【0022】次に図6に本発明に係る光ビーム走査装置
のさらに別の構成例を示す。この光ビーム走査装置は、
偏向手段4を挾んでほぼ対向して配置され、且つ結像光
学系の光軸が被走査面の軸にほぼ直角に配置された第1
書き込み系Iと第2書き込み系IIの2つの書き込み系を
備え、図示しない2つの光源から出射された2つの光ビ
ームを、図示しないコリメートレンズ、シリンドリカル
レンズを介して、1つの偏向手段(ポリゴンミラー)4
の異なる偏向面に入射して、それぞれほぼ対向する方向
に反射、走査し、それぞれ異なる結像光学系(Fθレン
ズ5-1,6-1),(Fθレンズ5-2,6-2)と異なる折
り返しミラー(7’-1,9’-1),(7’-2,9’-2)
により被走査面(感光体ドラム10)上に導光して、被
走査面上の一つの走査領域を2分割して互いに逆方向で
両端部に向かって光走査する例を示している。
【0023】図6の構成例においては、副走査方向の走
査線のずれは発生しにくく、さらにそれぞれの走査線が
走査領域の中央部から両端部に向かって走査されるた
め、中央部に同期検知手段を設けることにより、走査線
の主走査方向の繋ぎ合わせを精度良く行うことができ
る。ただし、この構成によると、結像光学系(Fθレン
ズ5-1,6-1),(Fθレンズ5-2,6-2)は偏向手段
4を挾んでほぼ対向して配置され、且つその結像光学系
の光軸は、被走査面の軸に対してほぼ直角に配置されて
いるため、2つの走査領域の重なり合う領域が広く、繋
ぎ合わせ後の走査領域の幅を広く取ることができない。
【0024】次に図7に本発明に係る光ビーム走査装置
のさらに別の構成例を示す。この光ビーム走査装置は、
偏向手段4を挾んでほぼ対向して配置され、且つ結像光
学系の光軸を被走査面の軸に対して直角より傾けて配置
された第1書き込み系Iと第2書き込み系IIの2つの書
き込み系を備え、図示しない2つの光源から出射された
2つの光ビームを、図示しないコリメートレンズ、シリ
ンドリカルレンズを介して、1つの偏向手段(ポリゴン
ミラー)4の異なる偏向面に入射して、それぞれほぼ対
向する方向に反射、走査し、それぞれ異なる結像光学系
(Fθレンズ5-1,6-1),(Fθレンズ5-2,6-2)
と異なる折り返しミラー(7-1,9-1),(7-2,9-
2)により被走査面(感光体ドラム10)上に導光し
て、被走査面上の一つの走査領域を2分割して互いに逆
方向で両端部に向かって光走査する例を示している。
【0025】先の図6の構成例では、結像光学系は、そ
の光軸を被走査面の軸に対して直角に配置したものであ
った。これに対して図7では、2つの結像光学系(Fθ
レンズ5-1,6-1),(Fθレンズ5-2,6-2)の光軸
を被走査面(感光体ドラム10)の軸に対して直角より
傾けて配置したものである。さらに各結像光学系は、最
終的な走査線の向きを被走査面の軸に平行な方向(主走
査方向)とするため、走査光の走査方向変更手段として
のミラー(7”-1,9”-1),(7”-2,9”-2)を有
しており、このミラーを、被走査面の軸(感光体ドラム
10の中心軸)に対して傾けて配置している。このた
め、図6の構成と比較して、走査領域幅を最大限に広く
することが可能となる。ただし、図7の構成例では、そ
れぞれの結像光学系において、2枚のミラー(7”-1,
9”-1),(7”-2,9”-2)が被走査面の軸に対して
傾けて配置されているため、図5の場合と同様に、各結
像光学系の結像位置が被走査面上に一致せず、深度方向
に傾いた状態となり、結果としてビーム径が像高により
不揃いとなり、ビーム径の不均一が生じるため、良好な
画質を得ることができない。
【0026】以上のように図5〜図7に示した構成例で
は、良好な画質が得られない、あるいは走査幅(書き込
み幅)を広く取ることができない等の問題が残る。これ
に対して、前述の図1〜4に示した構成の光ビーム走査
装置では、被走査面(感光体ドラム10)上を走査する
2つの走査ビームは、走査線の継ぎ目部より、それぞれ
逆方向で、両端部に向かって走査されるように構成して
いるので、主走査方向の書き出しタイミングを容易に揃
えることができ、主走査方向の走査線の位置ズレを防止
することができる。また、この光ビーム走査装置では、
図2に示すように1つの偏向手段(ポリゴンミラー4)
により偏向走査される2つのレーザービームを同一の感
光体ドラム10に導く2つの結像手段(Fθレンズ5-
1,6-1),(Fθレンズ5-2,6-2)の光軸Rは、感
光体ドラム10の中心軸(被走査面軸)Qに対してそれ
ぞれθ1,θ2傾けられて配置されているが、(ただし、
0°<|θ1|<90°,0°<|θ2|<90°)それ
ぞれの結像手段が走査光の光軸Rの傾きを90°に変更
するための走査方向変更手段としての2枚のミラー(7
-1,8-1),(7-2,8-2)を有している構成としたの
で、一つのポリゴンミラー4と、2つの結像光学系を用
いて2つの走査線を主走査方向にずらした形で繋ぎ合わ
せて走査幅の広い光ビーム走査装置(光書き込み装置)
とすることができる。
【0027】さらに図1〜4に示した構成の光ビーム走
査装置では、それぞれの結像手段の走査方向偏向手段と
しての2枚のミラー(7-1,8-1),(7-2,8-2)を
上下方向に間隔を置いて重なる位置に配置し、さらに最
終的に走査光を被走査面に導くための第3のミラー9-
1,9-2を配置している。そして、図8に示すように、
走査方向偏向手段としての第1、第2のミラー7-1,8
-1(7-2,8-2)の偏向手段4を含むビーム走査面に対
する副走査方向の傾きを、それぞれα,βとした時に、 |α−β|=90° の関係に設定したため、第1のミラー7-1(7-2)に入
射する前のビーム走査面と第2のミラー8-1(8-2)出
射後のビーム走査面は平行になる。このため、走査方向
変更手段としての2枚のミラーの被走査面10の軸に対
する角度α,βを、このミラー出射後の走査ビームの光
軸が被走査面の軸に直角になるように配置すれば、それ
ぞれの結像光学系の結像点を被走査面上の走査線上に一
致させることができ、ビーム径が均一で、良好な画像を
得ることができる。従って、図1〜4及び図8の構成を
満たすことにより、走査幅(書き込み幅)が広く、高画
質な光書き込み装置を実現することができる。
【0028】次に図9、図10は図2と同様の光ビーム
走査装置の概略平面図であり、図1〜4、図8に示した
構成の光ビーム走査装置において、各結像光学系の光軸
Rと被走査面の軸Qとのなす角度と、走査方向変更手段
としてのミラーの反射面Mへ光ビームが入射する角度の
関係を示したものである。図9、図10に示すように、
図1〜4及び図8に示した構成の光ビーム走査装置にお
いては、被走査面の軸Qと2つの結像手段の偏向手段を
含むビーム走査面上での光軸Rのなす角をそれぞれ
θ1,θ2、この2つの光軸を通る光ビームが走査方向変
更手段としてのミラーの反射面Mへ入射する角度をそれ
ぞれγ1,γ2とすると、 |θ1|+2×|γ1|=90° |θ2|+2×|γ2|=90° の関係となるように各要素を配置しているが、このよう
な配置とすることにより、2つの結像光学系は被走査面
上の1つの走査線上に結像点を結ぶことが可能となり、
常に安定した高画質を得ることができる。
【0029】尚、図9はθ1とθ2がほぼ同じ角度の場合
であり、この場合は、2つの走査ビームの走査範囲(走
査幅)をほぼ等しくすることができる。また、図10は
θ1とθ2が異なる角度の場合(θ1<θ2)であり、この
場合は、2つの走査ビームの走査幅は異なるものとな
る。しかし、上記の関係を満たしているため、被走査面
上の1つの走査線上に2つの走査ビームの結像点を一致
させることができるので、問題は無い。
【0030】さらに図1〜4及び図8〜10の構成の光
ビーム走査装置においては、2つの結像光学系(Fθレ
ンズ等)に同じ結像性能を持つ共通な光学系を用いれ
ば、ビーム径、倍率誤差、シェーディング、走査線の曲
がり、その他の結像性能が、分割された2つの走査領域
において同等なものとなるため、性能的に均一で、温度
変動などに対しても安定した光ビーム走査装置(光書き
込み装置)を得ることができる。また、2つの結像光学
系に共通品を使用することは、部品の種類を減らし、製
造ロット数を増やして装置全体のコストを安くすること
ができる。
【0031】尚、以上の本発明の実施形態においては、
説明の簡略化のため2つの光源から発っせられた2つの
光ビーム(レーザー光)として説明を行ったが、各光源
をマルチビーム光源として、1度に複数の光ビームを走
査する構成の光ビーム走査装置に関しても、同様の構成
で実施することができ、同様な効果を得ることができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の光
ビーム走査装置においては、光ビームを出射する光源
と、該光源からの光ビームを導光する導光手段と、その
導光された光ビームを偏向する複数の偏向面を有する偏
向手段と、偏向された光ビームを被走査面上に結像する
結像手段を有する書き込み系を2系統備え、前記偏向手
段は2系統の書き込み系で共用される単一の偏向手段で
あり、2つの光源から出射した光ビームを、それぞれ異
なる導光手段により、複数の偏向面を有する単一の偏向
手段の異なる偏向面に導光した後、それぞれ異なる方向
に偏向し、2つの異なる結像手段により、これら2系統
の光ビームを同一の被走査面上に導き、該被走査面上の
1つの走査領域を、2分割して光走査するように各要素
を構成したことにより、同一の被走査面上で分割走査さ
れる2つの走査線が単一の偏向手段(1つの偏向器)に
より偏向走査されているため、偏向器を複数使用した場
合と比較して、偏向器自体の同期を取る必要が無い。こ
のため、副走査方向の2つの走査線の書き出しのタイミ
ングを容易に揃えることができ、副走査方向の走査線の
位置ズレを防止することができる。
【0033】請求項2記載の光ビーム走査装置において
は、請求項1の構成に加えて、被走査面上を走査する2
つの走査ビームを、走査線の継ぎ目部よりそれぞれ逆方
向に両端部に向かって走査することにより、主走査方向
の書き出しタイミングを容易に揃えることができ、主走
査方向の走査線の位置ズレを防止することができる。
【0034】請求項3記載の光ビーム走査装置において
は、請求項1または2の構成に加えて、1つの偏向手段
により偏向走査される2つの光ビームを同一の被走査面
に導く2つの結像手段の光軸は、被走査面軸に対してそ
れぞれθ1,θ2傾けられて配置され、(ただし、0°<
|θ1|<90°,0°<|θ2|<90°)それぞれが
走査光の光軸傾きを90°に変更するための走査方向変
更手段としてのミラーを有することにより、1つの偏向
手段と、2つの結像手段を用いて2つの走査線を主走査
方向にずらした形で繋ぎ合わせることができ、その走査
幅を広くすることができ、走査幅の広い光ビーム走査装
置を実現できる。従って、本発明を画像形成装置に適用
すれば、書き込み幅の広い光書き込み装置を実現するこ
とができる。
【0035】請求項4記載の光ビーム走査装置において
は、請求項3の構成に加えて、1つの結像光学系中に配
置する走査方向変更手段として2枚のミラーを有し、偏
向手段を含むビーム走査面に対するそれぞれの傾きを
α,βとすると、 |α−β|=90° の関係を持たせると共に、前記2枚のミラーは副走査方
向に一定の間隔をおいて重ね合わせた構成とし、さらに
走査光を被走査面に導くための第3のミラーを設けたこ
とにより、2つの結像光学系の結像位置を被走査面上の
1走査線上に精度良く重ね合わせることができ、ビーム
径等が均一で高画質な光ビーム走査装置を実現すること
ができる。従って、本発明を画像形成装置に適用すれ
ば、書き込み幅の広い高画質な光書き込み装置を実現す
ることができる。また、ミラー3枚の配置方法の構成
上、温度変動による影響の少ない高画質な光書き込み装
置を提供することができる。
【0036】請求項5記載の光ビーム走査装置において
は、請求項3の構成に加えて、被走査面軸と2つの結像
手段の偏向手段を含むビーム走査面上での光軸のなす角
をそれぞれθ1,θ2、この2つの光軸を通る光ビームが
走査方向変更手段としてのミラーへ入射する角度をそれ
ぞれγ1,γ2とすると、 |θ1|+2×|γ1|=90° |θ2|+2×|γ2|=90° となるように構成したことにより、2つの結像手段の走
査線を精度良く1直線上に揃えることができ、走査線の
曲がりや傾き等の発生しない高画質な光ビーム走査装置
を実現することができる。従って、本発明を画像形成装
置に適用すれば、書き込み幅の広い高画質な光書き込み
装置を実現することができる。
【0037】請求項6記載の光ビーム走査装置において
は、請求項1乃至5のいずれかの構成に加えて、2つの
結像手段として共通な構成で、共通な結像性能を持つ物
を用いたことにより、2つの分割された走査線部分での
性能が同等となり、全走査幅に渡り均一で安定した高画
質な光ビーム走査装置を実現することができる。従っ
て、本発明を画像形成装置に適用すれば、書き込み幅の
広い高画質な光書き込み装置を実現することができる。
また、2つの結像光学系に共通な物を用いることによ
り、より低コストな光書き込み装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図であって、光ビーム
走査装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す光ビーム走査装置を上方から見たと
きの概略平面図である。
【図3】図2の光ビーム走査装置をA方向から見たとき
の図であり、第1書き込み系だけの光路の概略を示す図
である。
【図4】図2の光ビーム走査装置をA方向から見たとき
の図であり、第1書き込み系と第2書き込み系の両方の
光路の概略を示す図である。
【図5】本発明に係る光ビーム走査装置の別の構成例を
示す斜視図である。
【図6】本発明に係る光ビーム走査装置のさらに別の構
成例を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る光ビーム走査装置のさらに別の構
成例を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る光ビーム走査装置の結像光学系に
配設される走査方向偏向手段としての2枚のミラーの配
置角度と、ビーム走査面の関係を示す図である。
【図9】図2と同様の構成の光ビーム走査装置の概略平
面図であり、各結像光学系の光軸と被走査面の軸とのな
す角度と、走査方向偏向手段としてのミラーの反射面へ
光ビームが入射する角度の関係を示す図である。
【図10】図2と同様の構成の光ビーム走査装置の概略
平面図であり、各結像光学系の光軸と被走査面の軸との
なす角度と、走査方向偏向手段としてのミラーの反射面
へ光ビームが入射する角度の関係を示す図である。
【符号の説明】
1-1,1-2:半導体レーザー(LD)光源 2-1,2-2:コリメートレンズ 3-1,3-2:シリンドリカルレンズ 4:ポリゴンミラー(偏向手段) 5-1,5-2:第1のFθレンズ(結像手段) 6-1,6-2:第2のFθレンズ(結像手段) 7-1,7-2:第1のミラー(走査方向偏向手段) 8-1,8-2:第2のミラー(走査方向偏向手段) 9-1,9-2:第3のミラー 10:感光体ドラム(被走査面) 11-1,11-2:同期検知ユニット I:第1書き込み系 II:第2書き込み系 M:第1、第2のミラーの反射面 M’:第3のミラーの反射面 Q:感光体ドラムの中心軸(被走査面の軸) R:結像手段の光軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを出射する光源と、該光源からの
    光ビームを導光する導光手段と、その導光された光ビー
    ムを偏向する複数の偏向面を有する偏向手段と、偏向さ
    れた光ビームを被走査面上に結像する結像手段を有する
    書き込み系を2系統備え、前記偏向手段は2系統の書き
    込み系で共用される単一の偏向手段であり、2つの光源
    から出射した光ビームを、それぞれ異なる導光手段によ
    り、複数の偏向面を有する単一の偏向手段の異なる偏向
    面に導光した後、それぞれ異なる方向に偏向し、2つの
    異なる結像手段により、これら2系統の光ビームを同一
    の被走査面上に導き、該被走査面上の1つの走査領域
    を、2分割して光走査するように各要素を構成したこと
    を特徴とする光ビーム走査装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ビーム走査装置におい
    て、前記被走査面上を走査する2つの走査ビームは、走
    査線の継ぎ目部より、それぞれ逆方向で、両端部に向か
    って走査されるように構成したことを特徴とする光ビー
    ム走査装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の光ビーム走査装置
    において、1つの偏向手段により偏向走査される2つの
    光ビームを同一の被走査面に導く2つの結像手段の光軸
    は、被走査面軸に対してそれぞれθ1,θ2傾けられて配
    置され、(ただし、0°<|θ1|<90°,0°<|
    θ2|<90°)それぞれが走査光の光軸傾きを90°
    に変更するための走査方向変更手段としてのミラーを有
    することを特徴とする光ビーム走査装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光ビーム走査装置におい
    て、1つの結像光学系中に配置する走査方向変更手段と
    して2枚のミラーを有し、偏向手段を含むビーム走査面
    に対するそれぞれの傾きをα,βとすると、 |α−β|=90° の関係を持たせると共に、前記2枚のミラーは副走査方
    向に一定の間隔をおいて重ね合わせた構成とし、さらに
    走査光を被走査面に導くための第3のミラーを設けたこ
    とを特徴とする光ビーム走査装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の光ビーム走査装置におい
    て、被走査面軸と2つの結像手段の偏向手段を含むビー
    ム走査面上での光軸のなす角をそれぞれθ1,θ2、この
    2つの光軸を通る光ビームが走査方向変更手段としての
    ミラーへ入射する角度をそれぞれγ1,γ2とすると、 |θ1|+2×|γ1|=90° |θ2|+2×|γ2|=90° となるように構成したことを特徴とする光ビーム走査装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の光ビー
    ム走査装置において、2つの結像手段として共通な構成
    で、共通な結像性能を持つ物を用いたことを特徴とする
    光ビーム走査装置。
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