JP2000187068A - レーダー信号処理装置およびレーダー信号処理装置の信号処理方法 - Google Patents

レーダー信号処理装置およびレーダー信号処理装置の信号処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抑圧すべき地表面エコーの位相は、変化して
わずかに1m/s前後の速度成分を持つこともあり、こ
うした信号が直流の疑似信号の後に入力されて、過渡応
答と同様の作用を起こし、フィルタの性能を劣化させる
などの課題があった。 【解決手段】 受信信号を入力として、その一部または
全てを繰り返した疑似信号を受信信号の前に付加して出
力し、疑似信号が付加された受信信号を入力し、速度0
付近のドップラー周波数成分を除去し出力し、この出力
を入力し、受信信号の同じ点数を入力から切り出して出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルタの過渡
応答を抑制してフィルタによる不要信号を除去する方法
を用い、性能の劣化を抑え、ターゲットの検出確率を向
上させることができるレーダー信号処理装置およびレー
ダー信号処理装置の信号処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーダー装置における信号処理装
置には、受信される様々な信号の中からフィルタを用い
て建造物や地表面など速度が0の固定物から反射するエ
コーを抑圧し、降雨、雲、航空機などの移動ターゲット
の受信信号を抽出する方式のものがある。上記のフィル
タとしては、速度のない不要信号を含んだ信号とドップ
ラー速度を有するターゲット信号とを分離するMTI
(Moving Target Indicator:
移動目標指示装置)フィルタがある。このMTIフィル
タは、デジタルフィルタで構成される高域通過型フィル
タである。
【0003】図4は従来のレーダー信号処理装置におけ
るデジタルフィルタ回路を示す回路図である。図におい
て、120は所定の時間だけ入力の値を遅延させて順に
出力する遅延回路、105,106,107,108は
それぞれa1,b1,c1,d1の増幅率を有する増幅
回路、109,110,111,112はそれぞれa
2,b2,c2,d2の増幅率を有する増幅回路、10
1,102,103,104は状態変数、114,11
5,117,118は変数である。なお、入力には実数
値と虚数値を含む複素数のサンプルが入力される。
【0004】次に動作について説明する。図5は従来の
レーダー信号処理装置におけるデジタルフィルタ回路の
動作を説明する説明図である。状態変数101には、変
数114の所定時間前の値が出力され、状態変数102
には状態変数101の所定時間前の値が出力される。よ
って、図5のように変数114および状態変数101,
102の数値は変化する。また、状態変数103には、
変数115の所定時間前の値が出力され、状態変数10
4には状態変数103の所定時間前の値が出力される。
また、変数114には、変数117と増幅回路105,
106の出力の差が出力され、変数115には、変数1
18と増幅回路109,110の出力の差が出力され
る。次に、変数118には、変数114、増幅回路10
7,108の出力の和が出力され、出力116には、変
数115、増幅回路111、および増幅回路112の和
が出力される。増幅回路105〜113の増幅率の設定
によって、デジタルフィルタの周波数特性を種々に設定
することができる。
【0005】図6は従来のレーダー信号処理装置におけ
るデジタルフィルタ回路の受信信号を継続して入力した
場合の入出力信号の振幅を示す説明図であり、固定ター
ゲットからのエコーを模式的に表現したものである。ド
ップラーレーダーでは、ドップラー速度を求めるために
複数のサンプルを用いる。このドップラー速度の算出の
ために受信信号からNサンプルがデジタルフィルタに入
力され、Nサンプルが出力される。固定ターゲットから
のエコーは速度0であるが、アンテナのビームパターン
の影響を受けるので、位相の変化がほとんどなく、振幅
が変化する強いエコーとして受信される。受信信号のフ
ィルタリングを開始する状態について、Nサンプルの受
信信号のフィルタリングを行う前から連続して受信信号
が入力されている場合と、入力するNサンプルの直前の
受信信号が不明な場合がある。
【0006】図7は従来のレーダー信号処理装置におけ
るデジタルフィルタ回路の受信信号Nサンプルを入力し
た場合の入出力信号の振幅を示す説明図、図8は従来の
レーダー信号処理装置において受信サンプルの前に0の
サンプルを外挿した場合におけるデジタルフィルタの入
出力信号の振幅を示す説明図である。従来のレーダーの
クラッタ抑圧装置では、フィルタの内部状態変数を0に
した後に、受信信号Nサンプルをフィルタに入力してい
る。内部状態変数が0の状態で受信信号を入力すること
と、図8のように、入力の値が0が続く定常状態におい
て、内部状態変数が全て0になった後に受信信号Nサン
プルを入力することは等価である。
【0007】そして、値0の入力が続き、定常状態にな
った後に、受信信号を入力すると、受信信号が入力され
た時刻T=0において、図8のように、値0から受信信
号が入力され始める時の大きな変化のために入力信号の
変化と同程度の幅で出力信号がうねる過渡応答が発生す
る。これは、図4に示されるIIR(Infinite Impulse
Response)フィルタの様な帰還回路をもつフィルタの
特性で、入力が瞬時に大きく変化した場合に見られる。
【0008】フィルタが過渡応答をすると、出力信号の
スペクトルに歪みが生じ、ターゲットの速度・速度幅
(=速度推定精度)を抽出する性能も劣化する。一方、
受信信号Nサンプルだけの処理ではなく、その前から連
続して得られる受信信号をフィルタに入力していれば、
過渡応答が発生しないので理想的である。しかし、レー
ダーの仕様・設計による条件から、受信信号Nサンプル
の前のサンプルが得られない場合がある。こうした条件
下でも、過渡応答を抑制するためは、Nサンプルの受信
信号の前に疑似信号を外挿するのが良い。これによっ
て、過渡応答によるスペクトルの歪みが低減できる。
【0009】従来、外装する信号としては、受信信号の
1サンプル目を繰り返す直流入力を入力して、フィルタ
内部の状態変数を設定する方法があった。この方法によ
って、受信信号のフィルタリング開始時において、入力
が大きく変化し得ないので、過渡応答が発生しない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーダー信号処
理装置およびレーダー信号処理装置の信号処理方法は以
上のように構成されているので、直流入力を疑似信号と
する方法は、受信信号の成分も疑似信号と同様に、直流
成分、すなわち、速度0で位相の変化が極めて少ない場
合において有効な手法である。しかし、抑圧すべき地表
面エコーの位相は、変化してわずかに1m/s前後の速
度成分を持つこともあり、こうした信号が直流の疑似信
号の後に入力されて、過渡応答と同様の作用を起こし、
フィルタの性能を劣化させるなどの課題があった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、レーダーの仕様・設計・動作の条
件によりNサンプルに限定された受信信号に対して、そ
の前に受信信号から生成した疑似信号を外挿する方法、
もしくは、この疑似信号設定の前に直流入力を仮定した
定常状態におけるデジタルフィルタの状態変数を設定す
ることを併用して、フィルタの過渡応答を抑制してフィ
ルタによる不要信号を除去する方法を用い、性能の劣化
を抑え、ターゲットの検出確率を向上させることができ
るレーダー信号処理装置およびレーダー信号処理装置の
信号処理方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーダー
信号処理装置は、受信信号を入力として、その一部また
は全てを繰り返した疑似信号を受信信号の前に付加して
疑似受信信号付加手段から出力し、疑似信号が付加され
た受信信号を入力として、速度0付近のドップラー周波
数成分を除去しデジタルフィルタから出力し、このデジ
タルフィルタの出力を入力として、受信信号の同じ点数
を入力から切り出して信号切出手段から出力するように
したものである。
【0013】この発明に係るレーダー信号処理装置は、
受信信号を入力として、その一部または全てを繰り返し
た疑似信号を受信信号の前に付加して疑似受信信号付加
手段から出力し、疑似信号を入力した状態と同じデジタ
ルフィルタ内部の状態変数をあらかじめ演算し状態変数
初期値演算器から出力し、求めた状態変数の初期値を設
定した後に疑似受信信号付加手段の出力を入力し、速度
0付近のドップラー周波数成分を除去しデジタルフィル
タから出力し、この出力を入力として、受信信号の同じ
点数を入力から切り出して信号切出手段から出力するよ
うにしたものである。
【0014】この発明に係るレーダー信号処理装置の信
号処理方法は、受信信号を入力として、その一部または
全てを繰り返した疑似信号を受信信号の前に付加して出
力し、疑似信号が付加された受信信号を入力し、速度0
付近のドップラー周波数成分を除去し出力し、この出力
を入力し、受信信号の同じ点数を入力から切り出して出
力するようにしたものである。
【0015】この発明に係るレーダー信号処理装置の信
号処理方法は、受信信号を入力として、その一部または
全てを繰り返した疑似信号を受信信号の前に付加して出
力し、疑似信号を入力した状態と同じデジタルフィルタ
内部の状態変数をあらかじめ演算し出力し、求めた状態
変数の初期値を設定した後に疑似受信信号を入力し、速
度0付近のドップラー周波数成分を除去し出力し、この
出力を入力として、受信信号の同じ点数を入力から切り
出して出力するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるレ
ーダー信号処理装置において疑似受信信号を利用したク
ラッタ抑圧装置を示す構成図である。図1のクラッタ抑
圧装置では、疑似受信信号付加手段である疑似受信信号
付加装置160によって受信信号の前に疑似信号を付加
して、デジタルフィルタ161に入力する。疑似信号の
与え方としては、疑似信号と受信信号S(n)との連続
する点で信号の位相変化を連続にさせるために、疑似信
号をA(N)expj(−φ(N)+φ(1))〜A
(2)expj(−φ(2)+φ(1))とし、受信信
号をA(1)expj(0)、A(2)expj(φ
(2)−φ(1))〜A(N)expj(φ(N)−φ
(1))とする方法が考えられる。ここで、A(n)と
φ(n)は、それぞれS(n)の振幅と位相成分であ
り、jは虚数(j=−1)を意味する。
【0017】この方法によって、入力開始時(T=0)
の受信信号S(0)=A(0)exp(0)を中心に受
信信号は、振幅と位相は対称になる。すなわち、受信信
号の入力開始時において、位相の変化が急変することは
なく、位相変化による過渡応答は抑圧できる。さらに、
この方法を改良した疑似信号の与え方として、入力信号
の順番と位相を逆転させた疑似信号のさらに前に、A
(N)expj(−φ(N)+φ(1))が連続する直
流信号を付加する方法もある。これにより、疑似信号の
入力を開始する際に生じる過渡応答の影響も抑制するこ
とができる。
【0018】次に動作について説明する。図2はこの発
明の実施の形態1によるレーダー信号処理装置において
疑似受信信号を仮装して、状態変数の初期値を設定する
クラッタ抑圧装置を示す構成図である。この疑似信号の
与え方は、図2において、まず受信信号受信後に、状態
変数初期値演算器170で直流疑似信号を入力した定常
状態における状態変数の初期値を求め、デジタルフィル
タの状態変数を設定する。この定常状態での、状態変数
の設定方法は後述する。
【0019】次に、疑似信号付加装置がA(N)exp
j(−φ(N)+φ(1))〜A(2)expj(−φ
(2)+φ(1))の疑似信号を出力し、この疑似信号
および受信信号を順にデジタルフィルタ161に入力す
る。直流を入力した定常状態でのデジタルフィルタの状
態変数は次のように求める。図4の回路でデジタルフィ
ルタが構成される場合で、フィルタ内部の状態変数10
1〜104の初期値の設定方法を説明する。過渡応答を
抑制する方法として、受信信号Nサンプルの最初の1サ
ンプル目と同じ値の直流が入力された定常状態をつく
り、状態変数101〜104の初期値を設定する。定常
状態では、フィルタの出力は直流の一定値をとり、出力
もフィルタ内部の変数も一定値をとる。これらの変数は
フィルタの設置値と入力の値から一意に決まる。
【0020】図3はこの発明の実施の形態1によるレー
ダー信号処理装置においてディジタルフィルタ回路の一
部を示す回路図である。デジタルフィルタ内部の変数1
30(In ),131(xn ),132(yn ),13
7(wn ),138(On )および増幅器133
(an ),134(bn ),135(cn ),136
(dn)から式(1)の関係が成り立つ。
【0021】 xn =wn-1 n =xn-1 n =In −Axn −Byn n =wn +Cxn +Dyn (式1)
【0022】そして、定常状態では、式(2)と式
(3)の関係が成り立つ。
【0023】 In =In-1 (式2) xn =xn-1 =yn =yn-1 =wn =wn-1 (式3)
【0024】そして、式(1)〜式(3)より式(4)
と式(5)が得られる。
【0025】 xn =yn =wn =In /(1+an +bn) (式4) On =(1+cn +dn )In /(1+an +bn ) (式5)
【0026】式(4)より、定常状態の図3の状態変数
131,132はフィルタの増幅器133〜136の増
幅率と直流入力信号から求まる。式(4)と式(5)を
図4の回路に適用する。
【0027】まず、信号は増幅回路113に入力され、
式(6)によって変数117が求まる。 I1 =h(0)Ix (式6)
【0028】変数117からの信号は1段目のデジタル
フィルタに伝達され、1段目の状態変数101,102
と変数118は、式(7)と式(8)より求まり、同様
に、1段目の状態変数103,104と出力116は、
式(9)より求まる。
【0029】 x1 =y1 =h(0)Ix /(1+a1 +b1 ) (式7) O1 =(1+c1 +d1 )h(0)Ix /(1+a1 +b1 ) (式8) x2 =y2 =I2 /(1+a2 +b2 )=O1 /(1+a2 +b2 ) =(1+c1 +d1 )h(0)Ix /{(1+c1 +d1 )(1+a2 +b2 )} (式9)
【0030】こうして求まった直流入力の定常状態の状
態変数の初期値を101〜104に設定し、受信信号N
サンプルを入力し116より出力を得る。信号切出装置
162のデジタルフィルタの出力は161の信号切出装
置で最後のNサンプルを切り出して、クラッタ抑圧装置
の出力とする。
【0031】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、MTIフィルタに関して、受信信号Nサンプルを入
力する前に、信号を外挿することによって、MTIフィ
ルタ内部の状態変数の初期値を設定するようにしたの
で、状態変数を0にするときに発生する過渡応答が抑制
できるため、出力信号のスペクトルに歪みが生じなくな
り、ターゲットの検出確率を向上させることができるな
どの効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、受信
信号を入力として、その一部または全てを繰り返した疑
似信号を受信信号の前に付加して疑似受信信号付加手段
から出力し、疑似信号が付加された受信信号を入力とし
て、速度0付近のドップラー周波数成分を除去しデジタ
ルフィルタから出力し、このデジタルフィルタの出力を
入力として、受信信号の同じ点数を入力から切り出して
信号切出手段から出力するように構成したので、性能の
劣化を抑え、ターゲットの検出確率を向上させることが
できるなどの効果がある。
【0033】この発明によれば、受信信号を入力とし
て、その一部または全てを繰り返した疑似信号を受信信
号の前に付加して疑似受信信号付加手段から出力し、疑
似信号を入力した状態と同じデジタルフィルタ内部の状
態変数をあらかじめ演算し状態変数初期値演算器から出
力し、求めた状態変数の初期値を設定した後に疑似受信
信号付加手段の出力を入力し、速度0付近のドップラー
周波数成分を除去しデジタルフィルタから出力し、この
出力を入力として、受信信号の同じ点数を入力から切り
出して信号切出手段から出力するように構成したので、
性能の劣化を抑え、ターゲットの検出確率を向上させる
ことができるなどの効果がある。
【0034】この発明によれば、受信信号を入力とし
て、その一部または全てを繰り返した疑似信号を受信信
号の前に付加して出力し、疑似信号が付加された受信信
号を入力し、速度0付近のドップラー周波数成分を除去
し出力し、この出力を入力し、受信信号の同じ点数を入
力から切り出して出力するように構成したので、性能の
劣化を抑え、ターゲットの検出確率を向上させることが
できるなどの効果がある。
【0035】この発明によれば、受信信号を入力とし
て、その一部または全てを繰り返した疑似信号を受信信
号の前に付加して出力し、疑似信号を入力した状態と同
じデジタルフィルタ内部の状態変数をあらかじめ演算し
出力し、求めた状態変数の初期値を設定した後に疑似受
信信号を入力し、速度0付近のドップラー周波数成分を
除去し出力し、この出力を入力として、受信信号の同じ
点数を入力から切り出して出力するように構成したの
で、性能の劣化を抑え、ターゲットの検出確率を向上さ
せることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるレーダー信号
処理装置において疑似受信信号を利用したクラッタ抑圧
装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるレーダー信号
処理装置において疑似受信信号を仮装して、状態変数の
初期値を設定するクラッタ抑圧装置を示す構成図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1によるレーダー信号
処理装置においてデジタルフィルタ回路の一部を示す回
路図である。
【図4】 従来のレーダー信号処理装置におけるデジタ
ルフィルタ回路を示す回路図である。
【図5】 従来のレーダー信号処理装置におけるデジタ
ルフィルタ回路の動作を説明する説明図である。
【図6】 従来のレーダー信号処理装置におけるデジタ
ルフィルタ回路の受信信号を継続して入力した場合の入
出力信号の振幅を示す説明図である 。
【図7】 従来のレーダー信号処理装置におけるデジタ
ルフィルタ回路の受信信号Nサンプルを入力した場合の
入出力信号の振幅を示す説明図である。
【図8】 従来のレーダー信号処理装置において受信サ
ンプルの前に0のサンプルを外挿した場合におけるデジ
タルフィルタの入出力信号の振幅を示す説明図である。
【符号の説明】
101〜104 状態変数、105〜113 増幅回
路、114,115,117,118 変数、120
遅延回路、131 状態変数、132 状態変数、13
3〜136 増幅回路、137 変数、160 疑似受
信信号付加装置(疑似受信信号付加手段)、161 デ
ジタルフィルタ、162 信号切出装置(信号切出手
段)、170 状態変数初期値演算器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を入力として、その一部または
    全てを繰り返した疑似信号を受信信号の前に付加して出
    力する疑似受信信号付加手段と、 上記疑似信号が付加された受信信号を入力として、速度
    0付近のドップラー周波数成分を除去し出力するデジタ
    ルフィルタと、 このデジタルフィルタの出力を入力として、受信信号の
    同じ点数を入力から切り出して出力とする信号切出手段
    とを備えたレーダー信号処理装置。
  2. 【請求項2】 受信信号を入力として、その一部または
    全てを繰り返した疑似信号を受信信号の前に付加して出
    力する疑似受信信号付加手段と、 上記疑似信号を入力した状態と同じデジタルフィルタ内
    部の状態変数をあらかじめ演算し出力する状態変数初期
    値演算器と、 求めた状態変数の初期値を設定した後に上記疑似受信信
    号付加手段の出力を入力し、速度0付近のドップラー周
    波数成分を除去し出力するデジタルフィルタと、 フィルタの出力を入力として、受信信号の同じ点数を入
    力から切り出して出力とする信号切出手段とを備えたレ
    ーダー信号処理装置。
  3. 【請求項3】 受信信号を入力として、その一部または
    全てを繰り返した疑似信号を受信信号の前に付加して出
    力し、 上記疑似信号が付加された受信信号を入力し、速度0付
    近のドップラー周波数成分を除去し出力し、 この出力を入力し、受信信号の同じ点数を入力から切り
    出して出力するレーダー信号処理装置の信号処理方法。
  4. 【請求項4】 受信信号を入力として、その一部または
    全てを繰り返した疑似信号を受信信号の前に付加して出
    力し、 上記疑似信号を入力した状態と同じデジタルフィルタ内
    部の状態変数をあらかじめ演算し出力し、 求めた状態変数の初期値を設定した後に上記疑似受信信
    号を入力し、速度0付近のドップラー周波数成分を除去
    し出力し、 この出力を入力として、受信信号の同じ点数を入力から
    切り出して出力するレーダー信号処理装置の信号処理方
    法。
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