JP2000187043A - 異種金属接合プロ―ブ、その製造方法及び異種金属接合プロ―ブを用いたプロ―ブカ―ド - Google Patents

異種金属接合プロ―ブ、その製造方法及び異種金属接合プロ―ブを用いたプロ―ブカ―ド

Info

Publication number
JP2000187043A
JP2000187043A JP11113080A JP11308099A JP2000187043A JP 2000187043 A JP2000187043 A JP 2000187043A JP 11113080 A JP11113080 A JP 11113080A JP 11308099 A JP11308099 A JP 11308099A JP 2000187043 A JP2000187043 A JP 2000187043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
dissimilar metal
copper wire
tungsten
bonded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11113080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3116306B2 (ja
Inventor
Masao Okubo
昌男 大久保
Kazumasa Okubo
和正 大久保
Tetsuji Ueno
哲司 上野
Teruaki Fujinaga
輝明 藤永
Junya Tanaka
順也 田中
Junichi Tabata
純一 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Electronic Materials Corp
Original Assignee
Japan Electronic Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Electronic Materials Corp filed Critical Japan Electronic Materials Corp
Priority to JP11113080A priority Critical patent/JP3116306B2/ja
Priority to KR1019990044284A priority patent/KR20000029040A/ko
Publication of JP2000187043A publication Critical patent/JP2000187043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3116306B2 publication Critical patent/JP3116306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06755Material aspects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06733Geometry aspects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント配線の配線パターンの狭小ピッチ化
に対応することができるようにする。 【構成】 タングステンからなるプローブ部110と、
このプローブ部110の後端に突き合わせ接合された銅
線120と、プローブ部110と銅線120との間に介
在された金属材料としてのプラチナPtとを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIチップ等の
半導体集積回路の電気的諸特性を測定する際に用いられ
るプローブ、特に異なる金属を接合してなる異種金属接
合プローブと、その製造方法と、さらにはこの異種金属
接合プローブを用いたプローブカードとに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプローブカードに用いられるプロ
ーブは、硬くて弾性の高い金属、例えばタングステンや
ベリリウム銅等が多く用いられる。特に、耐摩耗性に優
れており、直径が数十μmの線材も安価に入手可能なタ
ングステンが用いられることが多く、現在では90%以
上のプローブがタングステンから構成されている。
【0003】このプローブは、後端の接続部がプローブ
カードを構成するプリント基板に形成された配線パター
ンに接続される。この接続は、半田付けで行われるのが
一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロー
ブ900の後端の接続部を配線パターン910に接続す
る銅線920を半田付けで接続部に接続すると、図5に
示すように、半田930はプローブ900の径の1.8
倍程度の大きさになってしまう。このため、プリント基
板950に形成される配線パターン910は、プローブ
900が接続される部分における間隔をプローブ900
の径の2倍程度にしなければならなかった。
【0005】現代のLSIチップでは、プローブが接触
すべき電極パッドが狭小ピッチ化しているため、プロー
ブも狭小ピッチ化に対応する必要があるが、半田がプロ
ーブの径の1.8倍程度になるため、その狭小ピッチ化
にも一定の限度があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、プリント基板の配線パターンの狭小ピッチ化に対応
することができる異種金属接合プローブ、その製造方法
及び前記異種金属接合プローブを用いたプローブカード
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る異種金属接
合プローブは、タングステンからなるプローブ部と、こ
のプローブ部の後端に突き合わせ接合された銅線とを有
している。
【0008】また、本発明に係る異種金属接合プローブ
は、タングステンからなるプローブ部と、このプローブ
部の後端に突き合わせ接合される銅線と、前記プローブ
部と銅線との間に挟み込まれて、両者を接合する金属材
料とを有している。
【0009】特に、前記金属材料は、融点がタングステ
ンより低く、かつ銅より高いものがよい。
【0010】また、本発明に係る異種金属接合プローブ
の製造方法は、タングステンからなるプローブ部と、こ
のプローブ部の後端に突き合わせ接合される銅線との間
に金属材料を挟み込み、レーザ溶接又は電気抵抗溶接で
両者を接合するようにしている。
【0011】さらに、本発明に係る異種金属接合プロー
ブを用いたプローブカードは、前記異種金属接合プロー
ブと、この異種金属接合プローブが固定されるプローブ
固定基板と、このプローブ固定基板が取り付けられるプ
リント基板とを備えており、前記異種金属接合プローブ
の銅線をプリント基板の配線パターンに接続している。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
異種金属接合プローブの概略的正面図、図2は本発明の
実施の形態に係る異種金属接合プローブを用いたプロー
ブカードの概略的断面図、図3は本発明の実施の形態に
係る異種金属接合プローブを用いたプローブカードの要
部の概略的斜視図、図4は本発明の他の実施の形態に係
る異種金属接合プローブの概略的正面図である。
【0013】本発明の第1の実施の形態に係る異種金属
接合プローブ100は、タングステンからなる略L字形
状のプローブ部110と、このプローブ部110の後端
に突き合わせ接合された銅線120とを有している。
【0014】このプローブ部110は、図1に示すよう
に、その一端は先端部の接触部111として研磨されて
先鋭化されている。この接触部111は、図示しないL
SIチップの電極パッドに接触する部分である。なお、
このプローブ部110は、直径が0.08mmのタング
ステン或いは3%程度のレニウムを含むタングステン合
金の線材(以下、タングステンの線材Wと称する)から
構成される。
【0015】また、このプローブ部110の後端部に
は、銅線120となる銅の線材Cuが突き合わせ接合さ
れている。この銅の線材Cuの突き合わせ接合は、例え
ば一般にスーパーウェルダーといわれる低電圧、高電流
の電気抵抗溶接機を用いて行われる。
【0016】タングステンの線材Wと銅の線材Cuとの
間に、両者を接合させる金属材料としての例えばプラチ
ナPtを介在させる。この場合、プラチナPtは、コス
ト的な面も考慮して5mm程度の長さにしておく。な
お、前記銅の線材Cu及びプラチナPtは、タングステ
ンの線材Wと同等の直径を有するものを使用することが
望ましい。
【0017】この状態において、タングステンの線材W
と銅の線材Cuとに電気抵抗溶接機の電極をそれぞれ接
触させ、5V−1500Aという低電圧、大電流を印加
する。すると、タングステンの線材Wと銅の線材Cuと
は、一瞬にして溶着してプラチナPtを介在させた状態
で接合される。
【0018】タングステンの線材Wと銅の線材Cuとが
接合したならば、銅線120を適当な位置で切断する。
さらに、タングステンの線材Wの先端を研磨して先鋭化
し、異種金属接合プローブ100の接触部120とす
る。また、タングステンの線材Wも異種金属接合プロー
ブ100のプローブ部110として必要な加工(この場
合は略90°の屈曲)を行なう。これで、異種金属接合
プローブ100が完成する。
【0019】このように、タングステンの線材Wと銅の
線材Cuとの間にプラチナPtを介在させて突き合わせ
接合して得られた異種金属接合プローブ100は、タン
グステンの線材Wからなるプローブ部110と銅の線材
Cuからなる銅線120とのつなぎめの径の増大は約1
0%となる。すなわち、タングステンの線材Wと銅の線
材Cuとの径が0.08mmであれば、つなぎめの径は
0.0808mmとなる。従って、つなぎめの径に約8
0%の増大、すなわち0.144mmになった従来の半
田付けに比較すると、より高密度に異種金属接合プロー
ブ100を配置することが可能となる。
【0020】また、タングステンの線材Wと銅の線材C
uとの間にプラチナPtを介在させて突き合わせ接合し
て得られたプローブ部110の接合強度は、実験の結
果、20kg/mm2 であることが確認されたので、通
常のプローブとして用いるにはまったく支障がないこと
が判明している。
【0021】なお、上述した実施の形態では、プローブ
部110を構成するタングステンの線材Wと銅の線材C
uとの間に、融点がタングステンより低く、かつ銅より
高い金属材料として、プラチナPtを介在させたが、ニ
ッケルであってもよい。上述の実施の形態と同一の条件
下でニッケルを用いてタングステンの線材Wと銅の線材
Cuとを接合した場合、つなぎめの径の増大は約5%と
なり、より高密度に配置することができる。しかも、接
合強度は30kg/mm2 とより強力になっている。
【0022】また、タングステンの線材Wと銅の線材C
uとの接合は、電気抵抗溶接以外にレーザ溶接で行うこ
とが可能である。レーザ溶接でタングステンの線材Wと
銅の線材Cuとを接合した場合には、電気抵抗溶接より
加熱熱量の制御の点で優れている。
【0023】さらに、上記実施の形態では、プローブ部
110と銅線120との間に挟み込まれて、両者を接合
する金属材料としてプラチナPtとニッケルとを挙げた
が、前記金属材料としては、コバルト、パラジウム、ク
ロム又はこれらの合金であってもよい。要するに、金属
材料としては、融点がタングステンより低く、かつ銅よ
り高いものであることが重要である。
【0024】すなわち、タングステンの融点が3382
℃、銅の融点が1083℃であり、コバルトの融点が1
493℃、ニッケルの融点が1452℃、クロムの融点
が1875℃、パラジウムの融点が1552℃、プラチ
ナの融点が1852℃であるので、プラチナ、ニッケル
の他にコバルト、パラジウム、クロム又はこれらの合金
であっもよいのである。
【0025】このように構成された異種金属接合プロー
ブ100を用いたプローブカード1000は、図2に示
すように、異種金属接合プローブ100が固定されるプ
ローブ固定基板200と、このプローブ固定基板200
が取り付けられるプリント基板300とを備えており、
前記異種金属接合プローブ100の銅線120をプリン
ト基板300の配線パターン330に接続している。
【0026】このプローブカード1000では、異種金
属接合プローブ100は、従来のように半田ではなく、
絶縁性を有する樹脂140でプローブ固定基板200に
固定される。このプローブ固定基板200には、測定対
象物としてのLSIチップのサイズ、形状等に対応した
開口210が開設されており、この開口210の周囲に
異種金属接合プローブ100が、接触部111を開口2
10から突出させるようにして固定される。
【0027】このプローブ固定基板200の下面側に
は、下スペーサ400を介してガイド板500が取り付
けられている。このガイド板500は、LSIチップの
電極パッドの配置パターンに応じた複数個の貫通孔51
0が開設されており、異種金属接合プローブ100の接
触部111が貫通するようになっている。
【0028】一方、プローブ固定基板200が取り付け
られるプリント基板300は、取り付けられたプローブ
固定基板200の異種金属接合プローブ100を固定す
る部分が覗けるような開口部310が形成されている。
さらに、このプリント基板300の裏面側は、前記プロ
ーブ固定基板200が上スペーサ600を介して取り付
けられるための凹部320が形成されている。なお、こ
の凹部320は、前記開口部310より大きく設定され
ている。
【0029】なお、前記上スペーサ600は必須のもの
ではなく、プローブ固定基板200をプリント基板30
0に直接取り付けるようにしてもよい。
【0030】かかるプリント基板300は、いわゆる積
層プリント基板が用いられる。このプリント基板300
の配線パターン330は、前記銅線120が接続される
部分(図3参照)と、図示しないプローバーに接続され
る部分とで表面側に露出している。従って、配線パター
ン330の大部分は表面に露出していないことになる。
【0031】プローブ固定基板200は、上スペーサ6
00を介してプリント基板300に取り付けられる。前
記プローブ固定基板200に取り付けられた異種金属接
合プローブ100の銅線120は、前記プリント基板3
00の開口部310を通過されてプリント基板300の
表面側に導かれる。そして、所定の配線パターン330
の接続部分に半田150で接続される(図2参照)。な
お、図3では図示の都合上、半田150は示していない
が、実際には銅線120は半田150で配線パターン3
30に接続されている。
【0032】ここで、前記銅線120には、絶縁チュー
ブ130が被せられている。従って、隣接する銅線12
0同士の短絡は生じない。しかも、数多くの銅線120
を交差させて配置することが可能になるので、プリント
基板300には、このプローブカードに専用のものでは
なく汎用のものを用いることが可能となる。すなわち、
銅線120に絶縁チューブ130が被せられていない
と、短絡を防止するために銅線120を交差させること
ができないため、プリント基板300は配線パターン3
30が異種金属接合プローブ100の配置に準じた専用
のものとしなければならない。しかし、絶縁チューブ1
30があれば、短絡をおそれることなく銅線120を交
差させる等の自由な取り回しが可能となるので、プリン
ト基板300は配線パターン330が異種金属接合プロ
ーブ100の配置に準じたものでなくともよい。従っ
て、このプリント基板300場合には、汎用のものを使
用することができるのである。
【0033】また、プリント基板300の表面には、プ
リント基板300の強度向上及び放熱性の向上のため、
ステンレスからなる補強部材700が取り付けれらる。
この補強部材700は、プリント基板300の開口部3
10、銅線120、銅線120が接続される部分等を覆
うようなサイズに設定されている。ただし、この補強部
材700は、配線パターン330が図示しないプローバ
ーに接続される部分までは覆わないようになっている。
【0034】なお、このように構成されたプローブカー
ド1000において異種金属接合プローブ100を交換
は次のようにして行う。まず、補強部材700をプリン
ト基板300から取り外して、プローブ固定基板200
に異種金属接合プローブ100を固定している樹脂14
0を開口部310を介して露出させる。次に、交換すべ
き異種金属接合プローブ100を固定している樹脂14
0と、交換すべき異種金属接合プローブ100の銅線1
20を配線パターン330に接続している半田150と
を除去する。そして、プローブ固定基板200から自由
になった異種金属接合プローブ100を取り外し、新た
な異種金属接合プローブ100を同じ位置にセットし、
樹脂140及び半田150でそれぞれ固定、接続する。
【0035】上述した実施の形態では、異種金属接合プ
ローブ100のプローブ部110は略L字形状であると
したが、図4に示すように、横向き略U字形状の座屈部
112をプローブ部110に設けてもよい。この座屈部
112は、接触部111がLSIチップの電極パッドに
接触した場合に、接触部111と電極パッドとの間で適
切な接触圧を確保するために弾性変形する部分であり、
より適切な接触圧を確保することができる。
【0036】また、上述した実施の形態では、異種金属
接合プローブ100は、タングステンの線材Wと銅の線
材Cuとの間にプラチナPtを介在させて突き合わせ接
合して得ていたが、本発明がこれに限定されるわけでは
ない。例えば、プラチナPtを用いることなく、銅の線
材Cuではなく、リン青銅又はベリリウム銅の線材をタ
ングステンの線材Wに直接突き合わせ接合することに構
成してもよい。リン青銅又はベリリウム銅の線材を用い
ると、リン青銅又はベリリウム銅は、より低抵抗である
ので、測定の安定化に寄与するという利点がある。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る異種金属接合プローブは、
タングステンからなるプローブ部と、このプローブ部の
後端に突き合わせ接合された銅線とを有している。
【0038】従って、プローブ部と銅線とを突き合わせ
接合することで、接合部分の径が増大することを防止し
ている。これにより、従来のプローブより高密度に異種
金属接合プローブを配置することが可能となり、微細化
の進行した現代のLSIチップの電気的諸特性の測定に
適している。
【0039】また、本発明に係る異種金属接合プローブ
は、タングステンからなるプローブ部と、このプローブ
部の後端に突き合わせ接合される銅線と、前記プローブ
部と銅線との間に挟み込まれて、両者を接合する金属材
料とを備えている。
【0040】このようにプローブ部と銅線とを接続する
金属材料を有していると、より確実に両者の接合を行う
ことができる。
【0041】また、前記金属材料は、融点がタングステ
ンより低く、かつ銅より高いものであると、融点差の大
きいタングステンと銅との差を解消することになり、よ
り強い接合強度を得ることができる。
【0042】特に、金属材料としては、コバルト、パラ
ジウム、プラチナ、ニッケル、クロム又はこれらの合金
がよい。
【0043】また、タングステンからなるプローブ部
と、このプローブ部の後端に突き合わせ接合されたリン
青銅又はベリリウム銅からなる線材とから構成される異
種金属接合プローブであると、リン青銅又はベリリウム
銅は、より低抵抗であるので、測定の安定化に寄与する
利点という利点がある。
【0044】一方、本発明に係る異種金属接合プローブ
の製造方法は、タングステンからなるプローブ部と、こ
のプローブ部の後端に突き合わせ接合される銅線との間
に金属材料を挟み込み、レーザ溶接又は電気抵抗溶接で
両者を接合するようになっている。
【0045】従って、この方法によると、接合部の径の
増大を抑えつつ、しかも高い接合強度を有する異種金属
接合プローブとすることができる。
【0046】本考案に係る異種金属接合プローブを用い
たプローブカードは、前記異種金属接合プローブと、こ
の異種金属接合プローブが固定されるプローブ固定基板
と、このプローブ固定基板が取り付けられるプリント基
板とを備えており、前記異種金属接合プローブの銅線を
プリント基板の配線パターンに接続している。
【0047】このため、このプローブカードは、従来よ
り狭小ピッチで異種金属接合プローブを配置することが
可能となり、高密度化、微細化の進行した現代のLSI
チップの電気的諸特性の測定に適している。
【0048】また、前記プローブ固定基板には、異種金
属接合プローブが接触部を突出させるように周囲に固定
される開口が開設されている。
【0049】このようにすると、プローブ固定基板に異
種金属接合プローブの本数に応じた貫通孔を開設する必
要がなくなり、加工費も低減させることができるととも
に、開口している部分が大きくなるので修理や異種金属
接合プローブの交換が容易になるという効果がある。
【0050】また、前記異種金属接合プローブのプロー
ブ固定基板への固定は、絶縁性を有する樹脂で行うとす
ると、従来のように半田付けで行っていた場合より、簡
単に異種金属接合プローブを交換することができる。す
なわち、従来の半田付けは、プローブの機械的固定と、
電気的接続とを同時に行っていたが、プローブ部に接合
される銅線によって電気的接続は既に行われているた
め、簡単な樹脂による固定で機械的固定を行うことがで
きるためである。
【0051】さらに、前記異種金属接続プローブの銅線
に絶縁チューブを被せると、他の銅線同士の短絡がない
ため、専用のプリント基板ではなく、汎用のプリント基
板を用いることができ、コスト的にも納期的にも有利で
ある。絶縁チューブの代わりに絶縁コーティングを施し
てもよい。この場合には,絶縁チューブを被せるより作
業が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る異種金属接合プロー
ブの概略的正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る異種金属接合プロー
ブを用いたプローブカードの概略的断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る異種金属接合プロー
ブを用いたプローブカードの要部の概略的斜視図であ
る。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る異種金属接合プ
ローブの概略的正面図である。
【図5】従来のプローブを用いたプローブカードの問題
点を示す要部の概略的斜視図である。
【符号の説明】
100 異種金属接合プローブ 110 プローブ部 120 銅線
フロントページの続き (72)発明者 上野 哲司 兵庫県尼崎市西長洲町2丁目5番13号 日 本電子材料株式会社内 (72)発明者 藤永 輝明 兵庫県尼崎市西長洲町2丁目5番13号 日 本電子材料株式会社内 (72)発明者 田中 順也 兵庫県尼崎市西長洲町2丁目5番13号 日 本電子材料株式会社内 (72)発明者 田畑 純一 兵庫県尼崎市西長洲町2丁目5番13号 日 本電子材料株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タングステンからなるプローブ部と、こ
    のプローブ部の後端に突き合わせ接合された銅線とを具
    備したことを特徴とする異種金属接合プローブ。
  2. 【請求項2】 タングステンからなるプローブ部と、こ
    のプローブ部の後端に突き合わせ接合される銅線と、前
    記プローブ部と銅線との間に挟み込まれて、両者を接合
    する金属材料とを具備したことを特徴とする異種金属接
    合プローブ。
  3. 【請求項3】 前記金属材料は、融点がタングステンよ
    り低く、かつ銅より高いものであることを特徴とする請
    求項2記載の異種金属接合プローブ。
  4. 【請求項4】 前記金属材料は、コバルト、パラジウ
    ム、プラチナ、ニッケル、クロム又はこれらの合金であ
    ることを特徴とする請求項2記載の異種金属接合プロー
    ブ。
  5. 【請求項5】 タングステンからなるプローブ部と、こ
    のプローブ部の後端に突き合わせ接合されたリン青銅又
    はベリリウム銅からなる線材とを具備したことを特徴と
    する異種金属接合プローブ。
  6. 【請求項6】 タングステンからなるプローブ部と、こ
    のプローブ部の後端に突き合わせ接合される銅線との間
    に金属材料を挟み込み、レーザ溶接又は電気抵抗溶接で
    両者を接合することを特徴とする異種金属接合プローブ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 タングステンからなるプローブ部と、こ
    のプローブ部の後端にリン青銅又はベリリウム銅からな
    る線材とを突き合わせ、レーザ溶接又は電気抵抗溶接で
    両者を接合することを特徴とする異種金属接合プローブ
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4又は5記載の異種
    金属接合プローブと、この異種金属接合プローブが固定
    されるプローブ固定基板と、このプローブ固定基板が取
    り付けられるプリント基板とを具備しており、前記異種
    金属接合プローブの銅線をプリント基板の配線パターン
    に接続したことを特徴とする異種金属接合プローブを用
    いたプローブカード。
  9. 【請求項9】 前記プローブ固定基板には、異種金属接
    合プローブが接触部を突出させるように周囲に固定され
    る開口が開設されていることを特徴とする請求項8記載
    の異種金属接合プローブを用いたプローブカード。
  10. 【請求項10】 前記異種金属接合プローブのプローブ
    固定基板への固定は、絶縁性を有する樹脂で行うことを
    特徴とする請求項9記載の異種金属接合プローブを用い
    たプローブカード。
  11. 【請求項11】 前記異種金属接続プローブの銅線に絶
    縁チューブを被せるか絶縁コーティングを施したことを
    特徴とする請求項9又は10記載の異種金属接合プロー
    ブを用いたプローブカード。
JP11113080A 1998-10-14 1999-04-21 異種金属接合プローブ、その製造方法及び異種金属接合プローブを用いたプローブカード Expired - Fee Related JP3116306B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11113080A JP3116306B2 (ja) 1998-10-14 1999-04-21 異種金属接合プローブ、その製造方法及び異種金属接合プローブを用いたプローブカード
KR1019990044284A KR20000029040A (ko) 1998-10-14 1999-10-13 이종금속접합 프로브, 그 제조방법 및 이종금속접합프로브를 이용한 프로브카드

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-309476 1998-10-14
JP30947698 1998-10-14
JP11113080A JP3116306B2 (ja) 1998-10-14 1999-04-21 異種金属接合プローブ、その製造方法及び異種金属接合プローブを用いたプローブカード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000187043A true JP2000187043A (ja) 2000-07-04
JP3116306B2 JP3116306B2 (ja) 2000-12-11

Family

ID=26452100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11113080A Expired - Fee Related JP3116306B2 (ja) 1998-10-14 1999-04-21 異種金属接合プローブ、その製造方法及び異種金属接合プローブを用いたプローブカード

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3116306B2 (ja)
KR (1) KR20000029040A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037401A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Sankei Engineering:Kk 検査用プローブの製造方法
WO2012096333A1 (ja) 2011-01-13 2012-07-19 株式会社サンケイエンジニアリング 検査用プローブの製造方法
JP2012230129A (ja) * 2012-08-14 2012-11-22 Sankei Engineering:Kk 検査用プローブの製造方法
JP5308573B2 (ja) * 2010-03-12 2013-10-09 シャープ株式会社 フォトマスク、露光装置及び液晶表示パネルの製造方法
JP2014044099A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Micronics Japan Co Ltd 電気的接続装置
US20170122980A1 (en) * 2014-07-14 2017-05-04 Technoprobe S.P.A. Contact probe for a testing head and corresponding manufacturing method
JP7477418B2 (ja) 2020-09-30 2024-05-01 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 金属積層体およびその利用

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI523357B (zh) * 2013-03-19 2016-02-21 Sumitomo Heavy Industries Laser processing device and laser processing method

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5308573B2 (ja) * 2010-03-12 2013-10-09 シャープ株式会社 フォトマスク、露光装置及び液晶表示パネルの製造方法
JP2012037401A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Sankei Engineering:Kk 検査用プローブの製造方法
EP2664928A4 (en) * 2011-01-13 2018-06-20 Sankei Engineering Co., Ltd. Method for manufacturing inspection probe
WO2012096333A1 (ja) 2011-01-13 2012-07-19 株式会社サンケイエンジニアリング 検査用プローブの製造方法
JP2012145490A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Sankei Engineering:Kk 検査用プローブの製造方法
US20130313234A1 (en) * 2011-01-13 2013-11-28 Tadashi Rokkaku Method for manufacturing inspection probe
CN103534599A (zh) * 2011-01-13 2014-01-22 株式会社山景工程 检查用探头的制造方法
JP2012230129A (ja) * 2012-08-14 2012-11-22 Sankei Engineering:Kk 検査用プローブの製造方法
JP2014044099A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Micronics Japan Co Ltd 電気的接続装置
US20170122980A1 (en) * 2014-07-14 2017-05-04 Technoprobe S.P.A. Contact probe for a testing head and corresponding manufacturing method
CN106662602A (zh) * 2014-07-14 2017-05-10 泰克诺探头公司 用于测试头的接触探针和相应的制造方法
JP2017521668A (ja) * 2014-07-14 2017-08-03 テクノプローベ エス.ピー.エー. 試験ヘッドのための接触プローブ、及び対応する製造方法
JP7477418B2 (ja) 2020-09-30 2024-05-01 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 金属積層体およびその利用

Also Published As

Publication number Publication date
JP3116306B2 (ja) 2000-12-11
KR20000029040A (ko) 2000-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014025737A (ja) 検査用治具及び接触子
JP6103821B2 (ja) 通電試験用プローブ
US20010054906A1 (en) Probe card and a method of manufacturing the same
TWI313355B (en) Socket for inspection apparatus
JP5861423B2 (ja) コンタクトプローブ及びそれを備えた半導体素子用ソケット
PH12015500198B1 (en) Alloy material, contact probe, and connection terminal
JP3116306B2 (ja) 異種金属接合プローブ、その製造方法及び異種金属接合プローブを用いたプローブカード
KR20070057077A (ko) 접속핀의 형성 방법, 프로브, 접속핀, 프로브 카드 및프로브의 제조 방법
JPWO2008041484A1 (ja) 弾性接触子を用いた金属端子間の接合方法
JP4916719B2 (ja) コンタクトプローブおよびコンタクトプローブの実装構造
JP2012145490A (ja) 検査用プローブの製造方法
TW201346288A (zh) 半導體裝置之製造方法
JP2001337110A (ja) プローブピンおよびプローブカード
JP2002158264A (ja) プローブカード及びその製造方法
JP3454055B2 (ja) 絶縁電線の接続構造及び接続方法
JP7292921B2 (ja) 多ピン構造プローブ体及びプローブカード
JP3196176B2 (ja) 異種金属接合プローブの製造方法
JP2009302117A (ja) タブパターンとリードの接合方法
JP2708888B2 (ja) 薄板ばね材料
JP3466554B2 (ja) 超小型電子システムの構成要素の機械的及び/又は電気的相互接続方法
JP4266331B2 (ja) プローブユニットの製造方法
JP3641609B2 (ja) プローブカード用鉛筆型プローブの製造方法
JP4571007B2 (ja) 通電試験用プローブ
JP2002283049A (ja) コンタクトピンのはんだ付け方法およびコンタクトピン
JP3099951B2 (ja) 分割型プローブカード

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081006

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees