JP2000186022A - ケラチン繊維の酸化染色用組成物及び該組成物を使用する染色方法 - Google Patents
ケラチン繊維の酸化染色用組成物及び該組成物を使用する染色方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケラチン繊維が受けるであろう種々の処理に
対して優れた耐性を有し、広範囲の色調において強い着
色に至らしめることができる染色用組成物を提供する。 【解決手段】 染色に適した媒体中に、酸化ベースとし
て少なくとも1種の置換されたパラ-アミノフェノー
ル、及び/又はカップラーとして1,3-ビス(β-ヒドロ
キシエチル)アミノ-2-メチルベンゼン及び/又はそれ
らの酸付加塩類の少なくとも1種を含有せしめる。
対して優れた耐性を有し、広範囲の色調において強い着
色に至らしめることができる染色用組成物を提供する。 【解決手段】 染色に適した媒体中に、酸化ベースとし
て少なくとも1種の置換されたパラ-アミノフェノー
ル、及び/又はカップラーとして1,3-ビス(β-ヒドロ
キシエチル)アミノ-2-メチルベンゼン及び/又はそれ
らの酸付加塩類の少なくとも1種を含有せしめる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染色に適した媒体
中に、酸化ベースとして少なくとも1種の置換されたパ
ラ-アミノフェノール、及び/又はカップラーとして、
1,3-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルベ
ンゼン及び/又はそれらの酸付加塩類の少なくとも1種
を含有せしめてなる、ケラチン繊維、特に毛髪等のヒト
のケラチン繊維を酸化染色するための組成物、並びにこ
の組成物を使用する染色方法に関する。
中に、酸化ベースとして少なくとも1種の置換されたパ
ラ-アミノフェノール、及び/又はカップラーとして、
1,3-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルベ
ンゼン及び/又はそれらの酸付加塩類の少なくとも1種
を含有せしめてなる、ケラチン繊維、特に毛髪等のヒト
のケラチン繊維を酸化染色するための組成物、並びにこ
の組成物を使用する染色方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ケラチ
ン繊維、特にヒトの毛髪を、酸化染料の先駆物質、特
に、一般的に酸化ベースと称されるオルト-又はパラ-フ
ェニレンジアミン類、オルト-又はパラ-アミノフェノー
ル類及び複素環ベース類を含有する染色用組成物で染色
することが従来から行われている。酸化染料の先駆物質
すなわち酸化ベースは、酸化物質と組み合わされて、酸
化縮合プロセスにより、着色した化合物及び染料を生じ
る無色かわずかに着色した化合物である。
ン繊維、特にヒトの毛髪を、酸化染料の先駆物質、特
に、一般的に酸化ベースと称されるオルト-又はパラ-フ
ェニレンジアミン類、オルト-又はパラ-アミノフェノー
ル類及び複素環ベース類を含有する染色用組成物で染色
することが従来から行われている。酸化染料の先駆物質
すなわち酸化ベースは、酸化物質と組み合わされて、酸
化縮合プロセスにより、着色した化合物及び染料を生じ
る無色かわずかに着色した化合物である。
【0003】また、特に、芳香族のメタ-ジアミン類、
メタ-アミノフェノール類、メタ-ジフェノール類及びあ
る種の複素環化合物から選択される、カップラー又は調
色剤と組み合わせることにより、これら酸化ベースによ
り得られる色調を変化させることができることも知られ
ている。酸化ベース及びカップラーとして使用される様
々な化合物により、幅広い色調を得ることができる。
メタ-アミノフェノール類、メタ-ジフェノール類及びあ
る種の複素環化合物から選択される、カップラー又は調
色剤と組み合わせることにより、これら酸化ベースによ
り得られる色調を変化させることができることも知られ
ている。酸化ベース及びカップラーとして使用される様
々な化合物により、幅広い色調を得ることができる。
【0004】これら酸化染料により得られる、いわゆる
「永久的」な着色は、いくつかの要求をさらに満足させ
るものでなくてはならない。例えば、所望の強度の色調
が得られ、外的要因(光、悪天候、洗浄、パーマネント
ウエーブ処理、発汗、摩擦)に対し、良好な堅牢度を示
すものでなくてはならない。また、染料は白髪をカバー
するものでなければならず、最後に、可能な限り非選択
的であること、すなわち、実際に髪の先端と末端の間で
敏感度(すなわち傷み具合)が異なりうる、同じケラチン
繊維の長さに沿って可能な限り色差が小さくなるように
しなければならない。
「永久的」な着色は、いくつかの要求をさらに満足させ
るものでなくてはならない。例えば、所望の強度の色調
が得られ、外的要因(光、悪天候、洗浄、パーマネント
ウエーブ処理、発汗、摩擦)に対し、良好な堅牢度を示
すものでなくてはならない。また、染料は白髪をカバー
するものでなければならず、最後に、可能な限り非選択
的であること、すなわち、実際に髪の先端と末端の間で
敏感度(すなわち傷み具合)が異なりうる、同じケラチン
繊維の長さに沿って可能な限り色差が小さくなるように
しなければならない。
【0005】酸化染色の分野で従来から使用されている
酸化ベースから選択される一又は複数の酸化ベース、例
えば未置換のパラ-アミノフェノール及びパラ-フェニレ
ンジアミンと組合せて、カップラーとして一又は複数の
2,6-ジアミノトルエン誘導体を含有するケラチン繊維
の酸化染色用組成物は、特に独国特許公開第41326
15号において既に提案されている。また、2-β-ヒド
ロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン及びピリミジン
酸化ベースから選択される一又は複数の酸化ベースと組
合せて、カップラーとして一又は複数の2,6-ジアミノ
トルエン誘導体を含有するケラチン繊維の酸化染色用組
成物は、付加的な酸化ベースとして、パラ-アミノフェ
ノール誘導体、例えば3-メチル-パラ-アミノフェノー
ル及び2-メチル-パラ-アミノフェノールを含有し得る
が、特に独国特許公開第19637371号において既
に提案されている。しかしながら、このような組成物を
使用して得られた着色は、たとえ高い着色性を有してい
るが、特にケラチン繊維が被るであろう種々の処理及び
攻撃要因に対する堅牢度の点で完全には満足のいくもの
ではなかった。
酸化ベースから選択される一又は複数の酸化ベース、例
えば未置換のパラ-アミノフェノール及びパラ-フェニレ
ンジアミンと組合せて、カップラーとして一又は複数の
2,6-ジアミノトルエン誘導体を含有するケラチン繊維
の酸化染色用組成物は、特に独国特許公開第41326
15号において既に提案されている。また、2-β-ヒド
ロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン及びピリミジン
酸化ベースから選択される一又は複数の酸化ベースと組
合せて、カップラーとして一又は複数の2,6-ジアミノ
トルエン誘導体を含有するケラチン繊維の酸化染色用組
成物は、付加的な酸化ベースとして、パラ-アミノフェ
ノール誘導体、例えば3-メチル-パラ-アミノフェノー
ル及び2-メチル-パラ-アミノフェノールを含有し得る
が、特に独国特許公開第19637371号において既
に提案されている。しかしながら、このような組成物を
使用して得られた着色は、たとえ高い着色性を有してい
るが、特にケラチン繊維が被るであろう種々の処理及び
攻撃要因に対する堅牢度の点で完全には満足のいくもの
ではなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
出願人は、以下に定義する式(I)のパラ-アミノフェノ
ール誘導体から選択される少なくとも1種の酸化ベース
と、カップラーとして、1,3-ビス(β-ヒドロキシエチ
ル)アミノ-2-メチルベンゼン及び/又はそれらの酸付
加塩類の少なくとも1種を組合せて含有し、ピリミジン
及びその誘導体、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニ
レンジアミン及びその酸付加塩類から選択される酸化ベ
ースを何ら含有しない組成物により、繊維が被るであろ
う種々の攻撃要因に対し良好な堅牢度を示し、強く、か
つより色度の強い着色をもたらし得る新規の染料が得ら
れることを見出した。この発見が本発明の基礎を形成す
るものである。
出願人は、以下に定義する式(I)のパラ-アミノフェノ
ール誘導体から選択される少なくとも1種の酸化ベース
と、カップラーとして、1,3-ビス(β-ヒドロキシエチ
ル)アミノ-2-メチルベンゼン及び/又はそれらの酸付
加塩類の少なくとも1種を組合せて含有し、ピリミジン
及びその誘導体、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニ
レンジアミン及びその酸付加塩類から選択される酸化ベ
ースを何ら含有しない組成物により、繊維が被るであろ
う種々の攻撃要因に対し良好な堅牢度を示し、強く、か
つより色度の強い着色をもたらし得る新規の染料が得ら
れることを見出した。この発見が本発明の基礎を形成す
るものである。
【0007】よって、本発明の第1の主題は、染色に適
した媒体に: − 次の式(I):
した媒体に: − 次の式(I):
【化2】 [上式中、 − R1は、水素又はフッ素原子、C1-C4アルキル
基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C2-C4ポ
リヒドロキシアルキル基、C1-C4アルコキシアルキ
ル基、C1-C4アミノアルキル基又はモノヒドロキシ
(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基を表
し; − R2は、水素もしくはフッ素原子、C1-C4アル
キル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C2-C
4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4アミノアルキ
ル基、シアノ(C1-C4)アルキル基又はC1-C4アル
コキシアルキル基を表し、R1及びR2基の少なくとも
一方で、かつ一方のみが水素原子を表す]の置換された
パラ-アミノフェノール類及びそれらの酸付加塩類から
選択される少なくとも1種の酸化ベース; − カップラーとして、1,3-ビス(β-ヒドロキシエチ
ル)アミノ-2-メチルベンゼン及び/又はそれらの酸付
加塩類の少なくとも1種;を含有し、ピリミジン及びそ
の誘導体、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジ
アミン及びその酸付加塩類から選択される付加的な酸化
ベースを含有していないことを特徴とする、ケラチン繊
維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維の酸化染色用組成
物にある。
基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C2-C4ポ
リヒドロキシアルキル基、C1-C4アルコキシアルキ
ル基、C1-C4アミノアルキル基又はモノヒドロキシ
(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基を表
し; − R2は、水素もしくはフッ素原子、C1-C4アル
キル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C2-C
4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4アミノアルキ
ル基、シアノ(C1-C4)アルキル基又はC1-C4アル
コキシアルキル基を表し、R1及びR2基の少なくとも
一方で、かつ一方のみが水素原子を表す]の置換された
パラ-アミノフェノール類及びそれらの酸付加塩類から
選択される少なくとも1種の酸化ベース; − カップラーとして、1,3-ビス(β-ヒドロキシエチ
ル)アミノ-2-メチルベンゼン及び/又はそれらの酸付
加塩類の少なくとも1種;を含有し、ピリミジン及びそ
の誘導体、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジ
アミン及びその酸付加塩類から選択される付加的な酸化
ベースを含有していないことを特徴とする、ケラチン繊
維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維の酸化染色用組成
物にある。
【0008】本発明の染色用組成物により、大気中の要
因、例えば光及び悪天候、及び汗、及び毛髪が被るであ
ろう種々の処理に対し、優れた堅牢度を有し、強く、か
つより色度の強い着色が付与される。
因、例えば光及び悪天候、及び汗、及び毛髪が被るであ
ろう種々の処理に対し、優れた堅牢度を有し、強く、か
つより色度の強い着色が付与される。
【0009】また、本発明の主題は、この染色用組成物
を使用するケラチン繊維の酸化染色方法にある。
を使用するケラチン繊維の酸化染色方法にある。
【0010】上述した式(I)の置換されたパラ-アミノ
フェノール類としては、特に、4-アミノ-3-メチルフ
ェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール、4-アミ
ノ-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メ
チルフェノール、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェ
ノール、4-アミノ-2-メトキシメチルフェノール、4-
アミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β
-ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール及び4-ア
ミノ-2-フルオロフェノール、及びそれらの酸付加塩類
を挙げることができる。
フェノール類としては、特に、4-アミノ-3-メチルフ
ェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール、4-アミ
ノ-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メ
チルフェノール、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェ
ノール、4-アミノ-2-メトキシメチルフェノール、4-
アミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β
-ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール及び4-ア
ミノ-2-フルオロフェノール、及びそれらの酸付加塩類
を挙げることができる。
【0011】式(I)の置換されたパラ-アミノフェノー
ル類は、本発明の染色用組成物の全重量に対して好まし
くは約0.0005〜12重量%、より好ましくはこの
重量に対して約0.005〜6重量%である。
ル類は、本発明の染色用組成物の全重量に対して好まし
くは約0.0005〜12重量%、より好ましくはこの
重量に対して約0.005〜6重量%である。
【0012】本発明においてカップラーとして使用され
る1,3-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチル
ベンゼン及び/又はそれらの酸付加塩類は、染色用組成
物の全重量に対して、好ましくは約0.001〜10重
量%、さらに好ましくはこの重量に対して約0.01〜
5重量%である。
る1,3-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチル
ベンゼン及び/又はそれらの酸付加塩類は、染色用組成
物の全重量に対して、好ましくは約0.001〜10重
量%、さらに好ましくはこの重量に対して約0.01〜
5重量%である。
【0013】本発明の染色用組成物は、1,3-ビス(β-
ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルベンゼン及びそれ
らの酸付加塩類以外の一又は複数の付加的なカップラー
及び/又は一又は複数の直接染料、特に色調を変化さ
せ、又は色調を光沢に富ませるものをさらに含有しても
よい。
ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルベンゼン及びそれ
らの酸付加塩類以外の一又は複数の付加的なカップラー
及び/又は一又は複数の直接染料、特に色調を変化さ
せ、又は色調を光沢に富ませるものをさらに含有しても
よい。
【0014】本発明の染色用組成物に付加的に存在し得
るカップラーとして、特にメタ-アミノフェノール類、
メタ-フェニレンジアミン類、メタ-ジフェノール類及び
複素環カップラー類、及びそれらの酸付加塩類を挙げる
ことができる。これらの付加的なカップラーが存在する
場合、それらは、染色用組成物の全重量に対して、好ま
しくは約0.0001〜10重量%、さらに好ましくは
この重量に対して約0.005〜5重量%である。
るカップラーとして、特にメタ-アミノフェノール類、
メタ-フェニレンジアミン類、メタ-ジフェノール類及び
複素環カップラー類、及びそれらの酸付加塩類を挙げる
ことができる。これらの付加的なカップラーが存在する
場合、それらは、染色用組成物の全重量に対して、好ま
しくは約0.0001〜10重量%、さらに好ましくは
この重量に対して約0.005〜5重量%である。
【0015】式(I)の置換されたパラ-アミノフェノー
ル類に加えて、本発明の染色用組成物はケラチン繊維の
酸化染色に従来的に使用されている酸化ベース類から選
択される一又は複数の付加的な酸化ベースをさらに含有
することもでき、このようなものとしては2-β-ヒドロ
キシエチル-パラ-フェニレンジアミン及びその酸付加塩
類を除くパラ-フェニレンジアミン類、オルト-フェニレ
ンジアミン類、複ベース類及び非ピリミジン複素環ベー
ス類を挙げることができる。
ル類に加えて、本発明の染色用組成物はケラチン繊維の
酸化染色に従来的に使用されている酸化ベース類から選
択される一又は複数の付加的な酸化ベースをさらに含有
することもでき、このようなものとしては2-β-ヒドロ
キシエチル-パラ-フェニレンジアミン及びその酸付加塩
類を除くパラ-フェニレンジアミン類、オルト-フェニレ
ンジアミン類、複ベース類及び非ピリミジン複素環ベー
ス類を挙げることができる。
【0016】付加的な酸化ベースが存在する場合、それ
らは本発明の染色用組成物の全重量に対して、好ましく
は約0.0005〜12重量%、さらに好ましくはこの
重量に対して0.005〜6重量%である。
らは本発明の染色用組成物の全重量に対して、好ましく
は約0.0005〜12重量%、さらに好ましくはこの
重量に対して0.005〜6重量%である。
【0017】本発明の染色用組成物(酸化ベース及びカ
ップラー)に使用可能な酸付加塩類は、特に、塩酸塩
類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類
及び酢酸塩類から一般的に選択される。
ップラー)に使用可能な酸付加塩類は、特に、塩酸塩
類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類
及び酢酸塩類から一般的に選択される。
【0018】本発明の染色用組成物において、染色に適
した媒体(又は支持体)は、一般的に、水、又は水に十分
には溶解しない化合物を溶解させるための少なくとも1
種の有機溶媒と水との混合物からなる。有機溶媒として
は、例えば、C1-C4アルカノール類、例えばエタノ
ール及びイソプロパノールを挙げることができる。溶媒
類は、染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約1
〜40重量%、さらに好ましくは約5〜30重量%の割
合で存在し得る。
した媒体(又は支持体)は、一般的に、水、又は水に十分
には溶解しない化合物を溶解させるための少なくとも1
種の有機溶媒と水との混合物からなる。有機溶媒として
は、例えば、C1-C4アルカノール類、例えばエタノ
ール及びイソプロパノールを挙げることができる。溶媒
類は、染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約1
〜40重量%、さらに好ましくは約5〜30重量%の割
合で存在し得る。
【0019】本発明の染色用組成物のpHは、一般的に
は約3〜12、好ましくは約5〜12である。これは、
ケラチン繊維の染色において通常使用される酸性化剤又
は塩基性化剤により、所望の値に調節することができ
る。
は約3〜12、好ましくは約5〜12である。これは、
ケラチン繊維の染色において通常使用される酸性化剤又
は塩基性化剤により、所望の値に調節することができ
る。
【0020】酸性化剤としては、例えば、無機又は有機
酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸
類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸及び乳酸、及びスル
ホン酸類を挙げることができる。
酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸
類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸及び乳酸、及びスル
ホン酸類を挙げることができる。
【0021】塩基性化剤としては、例えば、アンモニア
水、アルカリ性炭酸塩類、アルカノールアミン類、例え
ばモノ-、ジ-及びトリエタノールアミン、2-メチル-2
-アミノプロパノールとその誘導体、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、及び次の式(II):
水、アルカリ性炭酸塩類、アルカノールアミン類、例え
ばモノ-、ジ-及びトリエタノールアミン、2-メチル-2
-アミノプロパノールとその誘導体、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、及び次の式(II):
【化3】 [ここで、Wは、C1-C4アルキル基又はヒドロキシル
基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;
R3、R4、R5及びR6は、同一でも異なっていても
よく、水素原子、C1-C4アルキル基又はC1-C4ヒ
ドロキシアルキル基を表す]の化合物を挙げることがで
きる。
基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;
R3、R4、R5及びR6は、同一でも異なっていても
よく、水素原子、C1-C4アルキル基又はC1-C4ヒ
ドロキシアルキル基を表す]の化合物を挙げることがで
きる。
【0022】また、本発明の染色用組成物は、従来より
毛髪の染色用組成物に使用されている種々のアジュバン
ト類をさらに含有してもよい。
毛髪の染色用組成物に使用されている種々のアジュバン
ト類をさらに含有してもよい。
【0023】言うまでもなく、当業者であれば、本発明
の染色用組成物に固有の有利な特性が、考えられる添加
により悪影響を全く受けないか、実質的には受けないよ
うに留意して、これらの任意の付加的な化合物を選択す
るであろう。
の染色用組成物に固有の有利な特性が、考えられる添加
により悪影響を全く受けないか、実質的には受けないよ
うに留意して、これらの任意の付加的な化合物を選択す
るであろう。
【0024】本発明の染色用組成物は、種々の形態、例
えば、加圧されていてもよい液体、クリーム又はゲルの
形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色するの
に適した任意の他の形態にすることができる。
えば、加圧されていてもよい液体、クリーム又はゲルの
形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色するの
に適した任意の他の形態にすることができる。
【0025】また本発明の主題は、上述した染色用組成
物を使用するケラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチ
ン繊維の染色方法にある。
物を使用するケラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチ
ン繊維の染色方法にある。
【0026】この方法に依れば、上述した染色用組成物
を繊維に適用し、染色用組成物に使用時にのみ添加され
る、又は、同時に又は続いて別個に適用される酸化組成
物中に存在する酸化剤により、酸性、中性又はアルカリ
性のpHで発色させる。本発明の染色方法の特に好まし
い実施態様においては、染色に適した媒体中に、発色さ
せるのに十分な量の少なくとも1種の酸化剤を含有して
なる酸化組成物と、上述した染色用組成物とを使用時に
混合する。ついで、得られた混合物をケラチン繊維に適
用し、約3〜50分、好ましくは約5〜30分間放置し
た後、繊維をすすいで、シャンプーで洗髪し、再度すす
いで乾燥させる。
を繊維に適用し、染色用組成物に使用時にのみ添加され
る、又は、同時に又は続いて別個に適用される酸化組成
物中に存在する酸化剤により、酸性、中性又はアルカリ
性のpHで発色させる。本発明の染色方法の特に好まし
い実施態様においては、染色に適した媒体中に、発色さ
せるのに十分な量の少なくとも1種の酸化剤を含有して
なる酸化組成物と、上述した染色用組成物とを使用時に
混合する。ついで、得られた混合物をケラチン繊維に適
用し、約3〜50分、好ましくは約5〜30分間放置し
た後、繊維をすすいで、シャンプーで洗髪し、再度すす
いで乾燥させる。
【0027】上述した酸化組成物中に存在する酸化剤
は、ケラチン繊維の酸化染色に対して従来から使用され
ている酸化剤から選択することができ、このようなもの
としては、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属の臭
素塩類、過酸塩類、例えば過ホウ酸塩及び過硫酸塩、過
酸類、酵素、例えば2電子オキシドレダクターゼ、ペル
オキシダーゼ及びラクターゼが挙げられる。過酸化水素
が特に好ましい。
は、ケラチン繊維の酸化染色に対して従来から使用され
ている酸化剤から選択することができ、このようなもの
としては、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属の臭
素塩類、過酸塩類、例えば過ホウ酸塩及び過硫酸塩、過
酸類、酵素、例えば2電子オキシドレダクターゼ、ペル
オキシダーゼ及びラクターゼが挙げられる。過酸化水素
が特に好ましい。
【0028】上述した酸化剤を含有する酸化組成物のp
Hは、染色用組成物と混合した後に得られる、ケラチン
繊維に適用される組成物のpHが、好ましくは約3〜1
2、さらに好ましくは約5〜11になるような値であ
る。これは、ケラチン繊維の染色に通常使用される、上
述したような、酸性化剤又は塩基性化剤により、所望の
値に調節される。また、上述した酸化組成物は、毛髪の
染色用組成物に対して従来から使用されている、上述し
たような種々のアジュバントをさらに含有してもよい。
Hは、染色用組成物と混合した後に得られる、ケラチン
繊維に適用される組成物のpHが、好ましくは約3〜1
2、さらに好ましくは約5〜11になるような値であ
る。これは、ケラチン繊維の染色に通常使用される、上
述したような、酸性化剤又は塩基性化剤により、所望の
値に調節される。また、上述した酸化組成物は、毛髪の
染色用組成物に対して従来から使用されている、上述し
たような種々のアジュバントをさらに含有してもよい。
【0029】最終的にケラチン繊維に適用される組成物
は、種々の形態、例えば、液体、クリーム又はゲルの形
態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色するのに
適した任意の他の形態にすることができる。
は、種々の形態、例えば、液体、クリーム又はゲルの形
態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色するのに
適した任意の他の形態にすることができる。
【0030】本発明の他の主題は、多区画染色具又は
「キット」又は任意の他の多区画包装システムにあり、
その第1の区画部は上述した染色用組成物を含み、第2
の区画部は上述した酸化組成物を含む。これらの染色具
は、毛髪に所望の混合物を塗布する手段を具備せしめた
ものであってよく、このようなものとしては、例えば、
本出願人の仏国特許第2586913号に記載されてい
るものを挙げることができる。
「キット」又は任意の他の多区画包装システムにあり、
その第1の区画部は上述した染色用組成物を含み、第2
の区画部は上述した酸化組成物を含む。これらの染色具
は、毛髪に所望の混合物を塗布する手段を具備せしめた
ものであってよく、このようなものとしては、例えば、
本出願人の仏国特許第2586913号に記載されてい
るものを挙げることができる。
【0031】
【実施例】次に、本発明の実施例を例証するが、これら
は本発明の範囲を限定するものではない。 アルカリ性媒体での染色実施例1及び2 次の染色用組成物を調製した(含有量はグラム):
は本発明の範囲を限定するものではない。 アルカリ性媒体での染色実施例1及び2 次の染色用組成物を調製した(含有量はグラム):
【表1】 (*):共通の染色支持体: − 96゜エタノール 18g − メタ重亜硫酸ナトリウムの35%水溶液 0.68g − ジエチレントリアミン五酢酸の五ナトリウム塩 1.1g − 20%のNH3を含有するアンモニア水 10g
【0032】使用時に、上述した各々の染色用組成物
を、約pH3を有する同重量の20容量の過酸化水素
(6重量%)と混合した。得られた各々の混合物は約10
±0.2のpHを有し、白髪を90%含有するパーマネ
ントウエーブ処理が施されたグレイの髪の束に30分間
適用した。 ついで、毛髪を水ですすぎ、通常のシャン
プーを用いて洗髪を行い、再度すすいで乾燥した。
を、約pH3を有する同重量の20容量の過酸化水素
(6重量%)と混合した。得られた各々の混合物は約10
±0.2のpHを有し、白髪を90%含有するパーマネ
ントウエーブ処理が施されたグレイの髪の束に30分間
適用した。 ついで、毛髪を水ですすぎ、通常のシャン
プーを用いて洗髪を行い、再度すすいで乾燥した。
【0033】毛髪は次の表に示す色調に染色された:
【表2】
【0034】染色実施例3ないし5 次の染色用組成物を調製した(含有量はグラム):
【表3】 (***):第2の共通の染色支持体: − 2molのグリセロールでポリグリセロー ル化されたオレイルアルコール 4.0g − 78%の活性物質(A.M.)を含有する、 4molのグリセロールでポリグリセロー ル化されたオレイルアルコール 5.69g(活性物質) − オレイン酸 3.0g − Akzo社からエトミーン(Ethomeen)O12 (登録商標)の商品名で販売されている2 molのエチレンオキシドを含有するオレ イルアミン 7.0g − 55%の活性物質を含有する、ジエチルア ミノプロピルラウリルアミノスクシナマー ト、ナトリウム塩 3.0g(活性物質) − オレイルアルコール 5.0g − オレイン酸ジエタノールアミド 12.0g − プロピレングリコール 3.5g − エチルアルコール 7.0g − ジプロピレングリコール 0.5g − プロピレングリコールモノメチルエーテル 9.0g − 35%の活性物質を含有する、メタ重亜硫 酸ナトリウム水溶液 0.455g(活性物質) − 酢酸アンモニウム 0.8g − 酸化防止剤、金属イオン封鎖剤 適量 − 香料、防腐剤 適量 − 20%のNH3を含有するアンモニア水 10.0g
【0035】使用時に、上述した各々の染色用組成物
を、約pH3を有する同重量の20容量の過酸化水素
(6重量%)と混合した。得られた各々の混合物は約10
±0.2のpHを有し、脱色された栗色の髪の束に30
分間適用した。ついで、毛髪を水ですすぎ、通常のシャ
ンプーを用いて洗髪を行い、再度すすいで乾燥した。
を、約pH3を有する同重量の20容量の過酸化水素
(6重量%)と混合した。得られた各々の混合物は約10
±0.2のpHを有し、脱色された栗色の髪の束に30
分間適用した。ついで、毛髪を水ですすぎ、通常のシャ
ンプーを用いて洗髪を行い、再度すすいで乾燥した。
【0036】6回の連続したシャンプー洗浄に対する耐
性テストを、上述した実施例3ないし5の組成物により
染色された髪の束に対して実施した。シャンプーに対す
る耐性テスト前の染色された髪の束の色を、ミノルタC
M2002比色計を使用して、マンセル系にて評価し
た。マンセル表記法に依れば、色はHV/Cで定義さ
れ、ここで3つのパラメータは、それぞれ色調又は色相
(H)、強度又は明度(V)、及び純度又は色度(C)を示
し、この表現における斜線は、単に協約上のものであっ
て、割合を示すものではない。
性テストを、上述した実施例3ないし5の組成物により
染色された髪の束に対して実施した。シャンプーに対す
る耐性テスト前の染色された髪の束の色を、ミノルタC
M2002比色計を使用して、マンセル系にて評価し
た。マンセル表記法に依れば、色はHV/Cで定義さ
れ、ここで3つのパラメータは、それぞれ色調又は色相
(H)、強度又は明度(V)、及び純度又は色度(C)を示
し、この表現における斜線は、単に協約上のものであっ
て、割合を示すものではない。
【0037】染色された髪の束を、シャンプー耐性テス
トにかけた。シャンプー洗浄は、例えば仏国特許公開第
2751720号及び仏国特許公開第2752460号
に記載されている、一連の洗浄、すすぎ及び乾燥工程を
自動的に関連させているSTAR機[自動ロボット処理
システム(Systeme de Traitement Automatise et Robot
ique)]で行った。このために、各々の髪の束を、基部
にムース状のバッファーが供給されているゴブレットに
巻き上げた。各々の髪の束を以下のサイクルに6回かけ
た: − 1分間水で湿らし; − 30秒乾燥させ; − 2分30秒シャンプーし[2%に希釈されたカミツ
レの入ったDOP(登録商標)シャンプーを使用]; − 33℃の水で2分間すすぎ; − 25分間乾燥させる。 このようにして染色された髪の束を6回連続してシャン
プーテストした。
トにかけた。シャンプー洗浄は、例えば仏国特許公開第
2751720号及び仏国特許公開第2752460号
に記載されている、一連の洗浄、すすぎ及び乾燥工程を
自動的に関連させているSTAR機[自動ロボット処理
システム(Systeme de Traitement Automatise et Robot
ique)]で行った。このために、各々の髪の束を、基部
にムース状のバッファーが供給されているゴブレットに
巻き上げた。各々の髪の束を以下のサイクルに6回かけ
た: − 1分間水で湿らし; − 30秒乾燥させ; − 2分30秒シャンプーし[2%に希釈されたカミツ
レの入ったDOP(登録商標)シャンプーを使用]; − 33℃の水で2分間すすぎ; − 25分間乾燥させる。 このようにして染色された髪の束を6回連続してシャン
プーテストした。
【0038】ついで、髪の束の色を、ミノルタCM20
02比色計を使用して、マンセル系にて再度評価した。
シャンプー洗浄前の髪の束の色とシャンプー洗浄後の髪
の束の色の違いは、例えば「色彩、工業と技術(Couleu
r, Industrie et Technique)」(第5版、14-17頁、197
8年)に記載されているニッカーソン(Nickerson)の式: ΔE=0.4Co△H+6△V+3△C を適用して算出した。この式において、ΔEは2つの髪
の束の色差を表し、△H、△V及び△Cは、H、V及び
Cのパラメータの絶対値の変動を表し、Coは、色差の
算出を所望している髪の束、すなわちシャンプー耐性テ
スト前の髪の束の純度を表す。色の退色度合い(△E)
は、値が高くなればなる程、比例して大きくなる。
02比色計を使用して、マンセル系にて再度評価した。
シャンプー洗浄前の髪の束の色とシャンプー洗浄後の髪
の束の色の違いは、例えば「色彩、工業と技術(Couleu
r, Industrie et Technique)」(第5版、14-17頁、197
8年)に記載されているニッカーソン(Nickerson)の式: ΔE=0.4Co△H+6△V+3△C を適用して算出した。この式において、ΔEは2つの髪
の束の色差を表し、△H、△V及び△Cは、H、V及び
Cのパラメータの絶対値の変動を表し、Coは、色差の
算出を所望している髪の束、すなわちシャンプー耐性テ
スト前の髪の束の純度を表す。色の退色度合い(△E)
は、値が高くなればなる程、比例して大きくなる。
【0039】得られた結果を次の表に示す:
【表4】
【0040】これらの結果には、カップラーとして1,
3-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルベンゼ
ン及び酸化ベースとしてパラ-アミノフェノールを組合
せて含有する、例えば独国特許出願第4132615号
に記載されているような、本発明の一部を形成しない実
施例3の組成物では、本発明の実施例4又は5の組成
物、すなわちカップラーは同じであるが置換されたパラ
-アミノフェノールを含有する組成物を使用して得られ
た着色よりも、シャンプーの作用に対する堅牢度が低い
ことが示されている。
3-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルベンゼ
ン及び酸化ベースとしてパラ-アミノフェノールを組合
せて含有する、例えば独国特許出願第4132615号
に記載されているような、本発明の一部を形成しない実
施例3の組成物では、本発明の実施例4又は5の組成
物、すなわちカップラーは同じであるが置換されたパラ
-アミノフェノールを含有する組成物を使用して得られ
た着色よりも、シャンプーの作用に対する堅牢度が低い
ことが示されている。
Claims (11)
- 【請求項1】 染色に適した媒体中に: − 次の式(I): 【化1】 [上式中、 − R1は、水素又はフッ素原子、C1-C4アルキル
基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C2-C4ポ
リヒドロキシアルキル基、C1-C4アルコキシアルキ
ル基、C1-C4アミノアルキル基又はモノヒドロキシ
(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基を表
し; − R2は、水素もしくはフッ素原子、C1-C4アル
キル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C2-C
4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4アミノアルキ
ル基、シアノ(C1-C4)アルキル基又はC1-C4アル
コキシアルキル基を表し、 R1及びR2基の少なくとも一方でかつ一つのみが水素
原子を表す]の置換されたパラ-アミノフェノール類及
びそれらの酸付加塩類から選択される少なくとも1種の
酸化ベース; − カップラーとして、1,3-ビス(β-ヒドロキシエチ
ル)アミノ-2-メチルベンゼン及び/又はそれらの酸付
加塩類の少なくとも1種;を含有し、ピリミジン及びそ
の誘導体、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジ
アミン及びその酸付加塩類から選択される付加的な酸化
ベースを含有していないことを特徴とするヒトの毛髪等
のケラチン繊維の酸化染色用組成物。 - 【請求項2】 式(I)の置換されたパラ-アミノフェノ
ール類が、4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ
-3-フルオロフェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメ
チルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-
アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2
-メトキシメチルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチ
ルフェノール、4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルア
ミノメチル)フェノール及び4-アミノ-2-フルオロフェ
ノール、及びそれらの酸付加塩類から選択されることを
特徴とする請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 式(I)の置換されたパラ-アミノフェノ
ール類が、染色用組成物の全重量に対して0.0005
〜12重量%であることを特徴とする請求項1又は2に
記載の組成物。 - 【請求項4】 式(I)の置換されたパラ-アミノフェノ
ール類が、染色用組成物の全重量に対して0.005〜
6重量%であることを特徴とする請求項3に記載の組成
物。 - 【請求項5】 1,3-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミ
ノ-2-メチルベンゼン及び/又はそれらの酸付加塩類
が、染色用組成物の全重量に対して0.001〜10重
量%であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
か1項に記載の組成物。 - 【請求項6】 1,3-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミ
ノ-2-メチルベンゼン及び/又はそれらの酸付加塩類
が、染色用組成物の全重量に対して0.01〜5重量%
であることを特徴とする請求項5に記載の組成物。 - 【請求項7】 1,3-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミ
ノ-2-メチルベンゼン及びそれらの酸付加塩類以外の一
又は複数の付加的なカップラー及び/又は一又は複数の
直接染料をさらに含有していることを特徴とする請求項
1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項8】 酸付加塩類が、塩酸塩類、臭化水素酸塩
類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類及び酢酸塩類から
選択されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
か1項に記載の組成物。 - 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
の少なくとも1つの染色用組成物をケラチン繊維に適用
し、染色用組成物に使用時にのみ添加される、又は、同
時に又は続いて適用される酸化組成物中に存在する酸化
剤により、酸性、中性もしくはアルカリ性のpHで発色
させることを特徴とするヒトの毛髪等のケラチン繊維の
染色方法。 - 【請求項10】 酸化組成物中に存在している酸化剤
が、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属の臭素塩、
過ホウ酸塩、過炭酸塩及び過硫酸塩等の過酸塩類、過酸
類及び酵素から選択されることを特徴とする請求項9に
記載の方法。 - 【請求項11】 請求項1ないし8のいずれか1項に記
載の染色用組成物を収容する第1の区画部と、酸化組成
物を収容する第2の区画部を有することを特徴とする多
区画染色具又は多区画染色キット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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FR9814654 | 1998-11-20 | ||
FR9814654A FR2786095B1 (fr) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11331850A Withdrawn JP2000186022A (ja) | 1998-11-20 | 1999-11-22 | ケラチン繊維の酸化染色用組成物及び該組成物を使用する染色方法 |
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1002517B1 (ja) |
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KR (1) | KR20000035506A (ja) |
CN (1) | CN1254554A (ja) |
AT (1) | ATE292952T1 (ja) |
AU (1) | AU730581B2 (ja) |
BR (1) | BR9907319A (ja) |
CA (1) | CA2289815A1 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6172693B1 (ja) * | 2016-09-06 | 2017-08-02 | 小西化学工業株式会社 | アゾ化合物の製造方法 |
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---|---|---|---|---|
DE102013225193A1 (de) | 2013-12-06 | 2015-06-11 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Mittel zum oxidativen Färben von Haaren enthaltend spezielle Kombinationen von Entwicklern und Kupplern |
DE102013225185A1 (de) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Mittel zum oxidationen Färben von Haaren enthaltend spezielle Kombinationen von Entwicklern und Kupplern |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3914253A1 (de) * | 1989-04-29 | 1990-10-31 | Wella Ag | Oxidationshaarfaerbemittel auf der basis von 4-aminophenol-derivaten sowie neue 4-aminophenol-derivate |
DE4132615C2 (de) * | 1991-10-01 | 1994-08-18 | Schwarzkopf Gmbh Hans | Substituierte 2,6-Diaminotoluole, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie Färbemittel für keratinische Fasern, die diese enthalten |
DE19534214C1 (de) * | 1995-09-15 | 1996-10-17 | Schwarzkopf Gmbh Hans | Substituierte und unsubstituierte 4-(2,5-Diaminophenoxymethyl)-1,3-dioxolane, Verfahren zu ihrer Herstellung und Haarfärbemittel |
DE19637371A1 (de) * | 1996-09-13 | 1998-03-19 | Henkel Kgaa | Oxidationsfärbemittel |
US6074438A (en) * | 1998-03-03 | 2000-06-13 | Bristol-Myers Squibb Co. | Hair dyeing compositions containing 2-chloro- and 2,6-dichloro-4-aminophenol and phenylpyrazolones |
-
1998
- 1998-11-20 FR FR9814654A patent/FR2786095B1/fr not_active Expired - Fee Related
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1999
- 1999-10-25 ES ES99402645T patent/ES2242362T3/es not_active Expired - Lifetime
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- 1999-10-25 DE DE69924691T patent/DE69924691T2/de not_active Expired - Lifetime
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- 1999-11-11 BR BR9907319-6A patent/BR9907319A/pt not_active Application Discontinuation
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- 1999-11-19 PL PL99336654A patent/PL336654A1/xx unknown
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-
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- 2005-08-22 US US11/207,875 patent/US20060059633A1/en not_active Abandoned
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