JP2000184771A - ブラシレスモータ - Google Patents
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- JP2000184771A JP2000184771A JP10355109A JP35510998A JP2000184771A JP 2000184771 A JP2000184771 A JP 2000184771A JP 10355109 A JP10355109 A JP 10355109A JP 35510998 A JP35510998 A JP 35510998A JP 2000184771 A JP2000184771 A JP 2000184771A
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Abstract
が回転してもブラシレスモータの電気部品の破壊及びコ
ンプレッサの誤動作を防止できるブラシレスモータを得
る。 【解決手段】 モータ本体部1のロータを回転させるた
めの出力PWM信号を生成するマイコン4がセンサ信号
検出回路部3からのセンサ信号に基づく実回転数miが
指示回転数ki以下で所定回転以下を示しているとき、
モータ本体部1のロータがレアロック状態(回転が停止
していないで有る程度の回転数で回転している状態)と
判定して、直ちに出力PWM信号の出力を停止させてロ
ータの回転を停止させるレアロック保護を行う。
Description
に関し、特にブラシレスモータの回転が何らかの原因で
指示回転数より低回転で回転しているときに回転停止制
御するブラシレスモータに関する。
風機ファンのモータはブラシレスモータが用いられるよ
うになって来ている。
ロータ、シリンダ、ホール素子等からなるモータ本体部
と、電機子コイルに異なる位相の駆動信号を供給するド
ライバ回路と、ホール素子の検出信号と入力されるFA
N指示信号等からロータの回転数を制御モータするPW
M出力信号を送出する制御演算部(マイコン)等から構
成されている。
子等への大電流の流入を遮断してスイッチング素子等を
保護することでコンプレッサの故障を防止する保護ヒュ
ーズが設けられている。
N指示信号が入力している間は各ホール素子の検出信号
の周期に基づいてロータの回転数を求め、この回転数
と、空調制御アンプ(図示せず)からのFAN指示信号
が示す指示回転数(デューティ比)とから目標回転数に
するデュティ比を求める。そして、このデュティ比のP
WM信号を出力PWM信号とし、各相毎にタイミングを
ずらした複数の出力PWM信号として同時に送出する。
信号の周期が所定時間得られないときは、ロータがロッ
ク状態(完全に停止状態)として直ちに出力PWM信号
の出力を停止(以下ロック保護という)する。
制御部は、ホール素子からの検出信号の周期が一定時間
得られないとき、出力PWM信号の出力を停止するロッ
ク保護を行うようにしている。このため、ロック保護と
判定する間は、目標回転数の周期を得ようとしてデュテ
ィ比の大きな出力PWM信号を送出し続けるので、大電
流が各スイッチング素子に流れることになる。
素子とアースの間には、保護ヒューズが設けられている
ため、この保護ヒューズが大電流によって熱破壊し、各
スイッチング素子等を保護していた。
がモータ本体部、FANに混入したときはロータは完全
に停止しないで、目標回転数以下で回転している場合も
ある。
制御部は、ホール素子からの検出信号の周期が一定時間
得られないときに、出力PWM信号の出力を停止するロ
ック保護を行うようにしているので、目標回転数以下で
回転している場合は、この回転数に対応する周期が得ら
れることになるからロック保護の処理が行われないこと
になり、結果として誤動作の要因になるという課題があ
った。
タが回転していないときは、目標回転数の周期を得よう
としてデュティ比の大きな出力PWM信号をドライバ回
路に送出し続けるので、その間は保護ヒューズを介して
スイッチング素子に大電流が流れることになる。
護ヒューズが切断するが、切断までのわずかな時間内に
スイッチング素子に大電流が流れ、その結果スイッチン
グ素子、スイッチング素子までの基板パターン等が熱破
壊を起こす場合がある。
されたもので、目標回転数以下でブラシレスモータのロ
ータが回転してもブラシレスモータの電気部品の破壊及
びコンプレッサの誤動作を防止できるブラシレスモータ
を得ることを目的とする。
3)と一体となって回転するセンサマグネット(15)
の周囲に所定角度間隔で電機子コイル(11)を巻いた
複数の突極を形成したステータ(10)を回転不変な状
態で取付け、かつ一定角度間隔で前記ステータ(10)
の突極に磁気センサを取り付けたアウタロータ形のブラ
シレスのモータ本体部(1)と、モータ本体部(1)の
各電機子コイル(11)に対して、互いに位相が異なる
所定デューティ比の駆動信号を、生成された各相毎の制
御信号に基づいて送出する駆動回路部(2)とを備え、
演算制御部(4)が磁気センサからの検出信号に基づく
実際の回転数がロータ(13)を所望の回転速度で回転
させるための指示回転数以下で、かつロータの回転状態
が異常を示しているときは、ロータがレアロック状態と
して駆動回路部への各相毎の制御信号の送出を直ちに停
止させる。
の実際の回転数が予め定められている指示回転数に対し
て回転しなければならない最低回転数以下の所定の異常
回転数に到達したとき、ロータ(13)の回転がレアロ
ック状態による異常と判定して、前記制御信号の送出を
停止させる第1のレアロック保護処理を行う。
回の回転数とから回転数の変化率を求め、この変化率が
予め記憶されている指示回転数に対して許容できる回転
数の変化率を越えているときは、ロータ(13)の回転
がレアロック状態による異常と判定して制御信号の送出
を停止させる第2のレアロック保護処理を行う。
づく実際の回転数がロータ(13)を所望の回転速度で
回転させるための指示回転数以下の場合は、指示回転数
が低回転相当以上を示しているときに、第1のレアロッ
ク保護処理又は第2のレアロック保護処理を行わせる第
3のレアロック保護処理を行う。
体部に位相が異なる駆動信号を送出する駆動回路部に接
続された演算制御部が実際の回転数がロータを所望の回
転速度で回転させるための指示回転数以下で、かつロー
タの回転状態が異常を示しているときは、駆動回路部へ
の各相毎の制御信号の送出を直ちに停止させるようにし
たことにより、何らかの原因によって完全な回転停止で
はない所定回転数以上の回転であるときは、直ちに駆動
信号を停止するので、駆動回路部にスイッチング素子を
用いている場合は、スイッチング素子がオフ状態となる
からスイッチング素子、パターン等の熱破壊を防止でき
るという効果が得られている。
保護ヒューズを設けている場合は、何らかの原因によっ
て完全な回転停止ではない所定回転数以上の回転である
ときは、直ちに駆動信号を停止してスイッチング素子を
オフ状態とするので、保護ヒューズが動作する前にスイ
ッチング素子等を保護できるという効果が得られてい
る。つまり、保護ヒューズの熱破壊も保護できる。
数を用いてレアロック状態を判定しているので、処理が
容易である。
数の変化率からレアロック状態を判定することにより、
この変化率の傾向からいずれはレアロック状態となるか
が推測できる。
アロック保護処理又は第2のレアロック保護処理を行う
ことにより、低回転の不安定回転数ではレアロック判定
が行われないことになるので、レアロック判定の誤動作
を防止できる。
モータの概念を説明する概略構成図である。図1に示す
ブラシレスモータは、アウトロータ型のブラシレスのD
Cモータを用いたモータ本体部1と、後述するマイコン
からの出力PWM信号のデューティ比とPWM信号との
アンドをレベル変換した各相(U、V、W相)の駆動信
号をモータ本体部1に送出する駆動回路部2と、モータ
本体部1のセンサマグネットの回転速度に対応する複数
のセンサ検出信号を生成してマイコンに送出するセンサ
信号検出回路部3とを備えている。
サ信号に基づくモータ本体部1の実際の回転数(以下実
回転数miという)と後述する空調制御部(エアコンア
ンプ)からのFAN指示とから指示回転数kiと、セン
サ信号に基づくタイミングより、所定デュティ比の各相
の出力PWM信号を生成して駆動回路部2に送出すると
共に、実回転数miが指示回転数ki以下で所定回転以
下を示しているとき、モータ本体部1のロータがレアロ
ック状態(回転が停止していないで有る程度の回転数で
回転している状態)と判定して、直ちに出力PWM信号
の出力を停止させてロータの回転を停止させるレアロッ
ク保護を行う演算制御部4(マイコンともいう)とを備
えている。
オペレータの再起動指示によってレアロック保護を解除
させるリセット回路5と、レアロック保護が行われてい
る間は、空調制御部に異常信号を送出してコンプレッサ
の故障を防止させる警報回路6が接続されている。
図2(ブラシレスモータを下側から見た下面図である)
に示すように、車両用空調装置の送風機ファンの駆動に
用いられ、三相2極巻線のアウタロータ形のブラシレス
DCモータであり、内周側のステータに電機子コイル、
外側のロータに界磁用永久磁石を備えている。
fをコアとして、回転磁界を生成する電機子コイル11
a〜11fが三相に配置され、その外側には、90度間
隔でメインマグネット(界磁用永久磁石)12を備えた
ロータ13が配置されている。
グネット15は、N極とS極とが2対、ロータ13の回
転中心に対し均等角度に配置され、ロータ13と一体に
回転するシャフト16に取り付けられている。このセン
サマグネット15による磁界の方向を検出するホールI
C1〜3(磁気センサ)が、ステータ10の内周に12
0度間隔で均等配置されている。
ット15は、本実施の形態では、メインマグネット12
に対し遅れ角42度でシャフト16に取り付けられてい
る。
イルに比べ2倍の電流が流れているコイルを示す。は
電機子コイル10c(10f)とメインマグネット12
との反発力による正回転トルク発生位置、は電機子コ
イル10a(10d)とメインマグネット12との反発
力による逆トルク発生位置を示す。
ベル変換回路21とからなる。ドライブ回路20は、複
数のスイッチング素子(Q1、Q2、Q3、Q4、Q
5、Q6)と複数の抵抗(R1、R2、R3、R4、R
5、R6)と保護ヒューズ23とからなり、スイッチン
グ素子Q1、Q4でU相の駆動電力を、スイッチング素
子Q2、Q5でV相の駆動電力を、スイッチング素子Q
3、Q6とでW相の駆動電力を生成している。また、保
護ヒューズ23は、スイッチング素子Q4、Q5、Q6
に一方を共通接続し、他方をアースに接続している。
ゲート、抵抗R2はスイッチング素子Q2のゲート、抵
抗R3はスイッチング素子Q3のゲート、抵抗R4はス
イッチング素子Q4のゲート、抵抗R5はスイッチング
素子Q5のゲート、抵抗R6はスイッチング素子Q6の
ゲートに、それぞれ接続されている。
の出力PWM信号のデュティ比と演算制御部4からのP
WM信号とのアンドをレベル変換した各相毎の制御信号
を、それぞれの抵抗(R1、R2、R3、R4、R5、
R6)に送出する。
(IC1、IC2、IC3)からのセンサマグネット1
5の磁界方向変化を示す検出信号を反転及び非反転した
6個の検出信号を生成してマイコンに送出する。
転数算出手段25と、目標回転数算出手段26と、出力
PWM信号生成手段27と、レアロック保護手段28と
を備えている。
回路部3からの検出信号の周期からロータ13の実際の
回転数を求める。
号(デュティ比)の指示回転数kiと実回転数miとに
基づいて目標回転数を算出する。
数算出手段26で求められた目標回転数のデュティ比を
求め、このデュティ比を用いて、センサ信号検出回路部
3の検出信号とから各相毎に、タイミングをずらした6
個の出力PWM信号を求めて駆動回路部2のレベル変換
回路21に送出する。
定周波数のPWM信号をレベル変換回路21に送出して
いる。
示信号の指示回転数kiと実回転数miとを比較し、実
回転数miが指示回転数ki以下のとき、以下の第1、
2又は第3のレアロック保護処理を行う。
ブル29に予め記憶されている指示回転数ki(k1、
k2、…)の最低許容回転数範囲hi(h1、h2、
…)以下で、かつ指示回転数kiに対応するエラー回転
数ft(f1、f2、…)となっているときにモータ本
体部2がレアロックと判定して、レアロック保護を行
う。
は、図3の(b)に示すように、指示回転数kiと、そ
の指示回転数kiに対して有る程度満足できる最低許容
周波数範囲hiと、エラー回転数fiとを対応させたレ
アロック判定テーブル29を備え、実回転数miがこの
レアロック判定テーブル29の最低許容周波数範囲hi
の間は、そのまま回転を維持させ、エラー回転数fiの
ときに出力PWM信号を直ちに停止させて回転停止させ
る第1のレアロック保護を行う行うことによって、保護
ヒューズが作動する前のスイッチング素子への大電流の
流入を防止させている。
ック判定テーブル29に予め記憶されている指示回転数
ki(k1、k2、…)の回転数許容変化率範囲Ri
(R1、R2、…)より大きく、かつ指示回転数kiに
対応するエラー回転数変化率Ft(F1、F2、…)以
上のときにモータ本体部2がレアロックと判定して、第
2のレアロック保護を行う。
は、図4の(b)に示すように、指示回転数kiと、そ
の指示回転数kiに対して有る程度満足できる回転数の
変化の割合である回転数許容変化率範囲Riと、回転の
変化率からエラー回転数とするべきエラー回転数変化率
Fiとを対応させたレアロック判定テーブル29を備
え、実回転数miの変化率piがこのレアロック判定テ
ーブル29の回転指示回転数kiに対応する回転数許容
変化率範囲Ri内のときは、そのまま回転を維持させ、
エラー回転数変化率Fiのときに出力PWM信号を直ち
に停止させて回転停止させる第2のレアロック保護を行
う行うことによって、保護ヒューズが作動する前のスイ
ッチング素子への大電流の流入を防止させている。
ブル29に予め記憶されているロー相当以上(Lo相当
以上)のときに、実回転数miの変化率piが図5の
(b)に示すレアロック判定テーブル29に予め記憶さ
れている指示回転数ki(k1、k2、…)の回転数許
容変化率範囲Ri(R1、R2、…)より大きく、かつ
指示回転数kiに対応するエラー回転数変化率Ft(F
1、F2、…)以上のときにモータ本体部2がレアロッ
クと判定して、第2のレアロック保護を行う。
は、図5の(a)に示すように、実回転数miがロー相
当以上の回転数のとき、指示回転数kiと、その指示回
転数kiに対して有る程度満足できる回転数の変化の割
合である回転数許容変化率範囲Riと、回転の変化率か
らエラー回転数とするべきエラー回転数変化率Fiとを
対応させたレアロック判定テーブル29を備え、実回転
数miの変化率piがこのレアロック判定テーブル29
の回転指示回転数kiに対応する回転数許容変化率範囲
Ri内のときは、そのまま回転を維持させ、エラー回転
数変化率Fiのときに出力PWM信号を直ちに停止させ
て回転停止させる第2のレアロック保護を行う行うこと
によって、保護ヒューズが作動する前のスイッチング素
子への大電流の流入を防止させている。
す自動車の空調装置に用いられ、図6に示すように、自
動車内の内気を取り入れるための内気導入用ダクト32
と外気を取り入れる外気用ダクト33との間に設けられ
たエアーインテークドア34の近傍に設けられたFAN
35付きのモータ本体部4と、このモータ本体部4に互
いに位相の異なる電力を供給する駆動回路部2と、マイ
コン4と7とから構成される。また、モータ本体部2の
近傍にはエバポレータEが設けられている。
Cアンプともいう)が接続され、この空調制御部48が
図示しない水温センサ、温度センサ、外気センサ等から
の検出信号と車両のインストルメントパネルに組み付け
られた操作盤49からの指示信号を入力し、この指示信
号と各種センサからの検出信号とから指示回転数を求
め、FAN指示信号としてマイコン4に送出する。
の動作を以下に説明する。本説明では、第1のレアロッ
ク保護処理を実施の形態1、第2のレアロック保護を実
施の形態2、第3のレアロック保護を実施の形態3とし
て説明する。
1のレアロック保護処理を説明するフローチャートであ
る。
入力ポート(図示せず)にホール素子からの検出信号が
書き込まれたかどうかを判定する(S701)。
き込まれたと判定したときは、前回の検出信号が記憶さ
れているかどうかを判定する(S702)。
き込まれていると判定したときは、今回の検出信号と前
回の検出信号の周期から実回転数miを求める(S70
3)。
号の指示回転数kiに一致しているかどうかを判定する
(S704)。
と指示回転数kiとが一致しているときは、終了かどう
かを判断し(S705)、終了でないときは、指示回転
数kiをクリアして処理をステップS701に戻す。
数miと指示回転数kiとが一致していないと判定した
ときは、演算制御部4のレアロック保護処理手段28が
レアロック状態と判定してレアロック判定テーブル29
から今回の指示回転数kiに対応する最低許容回転数範
囲hiとエラー回転数ftとを読み込む(S707)。
回転数ft以下かどうかを判定する(S708)。例え
ば、指示回転数kiが610回転を示すときは、レアロ
ック判定テーブル29の610回転の指示回転数k1に
対応する最低許容回転数範囲h1(600〜610回
転)を読み、この回転数範囲に実回転数miが入ってい
るかどうかを判定する。
数miが読み込んだエラー回転数ft以下と判定したと
きは、入力した指示回転数kiをクリアして(S70
9)、出力PWM信号生成手段27に出力PWM信号の
出力停止を行ってFAN35の回転を停止させ(S71
0)、処理をステップS705に戻す。
有る程度の実回転数となっているときは、そのまま回転
を継続させ、指示回転数から完全にエラー回転数となっ
たときに直ちに出力PWM信号の出力を停止すること
で、スイッチング素子への大電流の流入を防止してい
る。
数miが読み込んだエラー回転数ft以下ではないと判
定したときは、実回転数miは最低許容回転数範囲hi
以内かどうかを判定する(S711)。
き、実回転数miが615回転の場合は、最低許容回転
数範囲h1は、600〜620回転となっているので、
実回転数miは指示回転数kiの最低許容回転数範囲h
i以内と判定する。
は指示回転数kiの最低許容回転数範囲hi以内と判定
したときは、かどうかを判定する(S711)。
がエラー回転数ft以下のときは、出力PWM信号生成
手段27に出力PWM信号の出力停止指示を行わない
で、現在のデュティ比の回転数の出力PWM信号を駆動
回路部2に送出させて(S712)、処理をステップS
701に戻す。
が図3の(a)に示すレアロック判定テーブル29に予
め記憶されている指示回転数ki(k1、k2、…)の
最低許容回転数範囲hi(h1、h2、…)以下で、か
つ指示回転数kiに対応するエラー回転数ft(f1、
f2、…)となっているときにモータ本体部2がレアロ
ックと判定して、回転を停止させる第1のレアロック保
護を行う。
2のレアロック保護処理を説明するフローチャートであ
る。
入力ポート(図示せず)にホール素子からの検出信号が
書き込まれたかどうかを判定する(S801)。
き込まれたと判定したときは、前回の検出信号が記憶さ
れているかどうかを判定する(S802)。
き込まれていると判定したときは、今回の検出信号と前
回の検出信号の周期から実回転数miを求める(S80
3)。
号の指示回転数kiに一致しているかどうかを判定する
(S804)。
と指示回転数kiとが一致しているときは、終了かどう
かを判断し(S805)、終了でないときは、指示回転
数kiをクリアして処理をステップS801に戻す。
数miと指示回転数kiとが一致していないと判定した
ときは、演算制御部4のレアロック保護処理手段28が
レアロック状態としてレアロック判定テーブル29から
今回の指示回転数kiに対応する回転数許容変化率範囲
Riとエラー回転数変化率Fiとを読み込む(S80
7)。
今回の実回転数miと前回の実回転数miとから実回転
数の変化率piを求める(S808)。
んだエラー回転数変化率Fi以下かどうかを判定する
(S809)。例えば、指示回転数kiが700回転を
示すときは、レアロック判定テーブル29の700回転
の指示回転数k1に対応するエラー回転数変化率F1
(1.5)を読み、今回の回転変化率piがこのエラー
回転数変化率Fi以上かどうかを判定する。
数miの変化率piが読み込んだエラー回転数変化率F
iより大きいと判定したときは、入力した指示回転数k
iをクリアして(S810)、出力PWM信号生成手段
27に出力PWM信号の出力停止を行ってFAN35の
回転を停止させ(S811)、処理をステップS805
に戻す。
数miの変化率piが読み込んだエラー回転数変化率F
iより小さいと判定したときは、実回転数miの変化率
piは回転数許容変化率範囲Ri以内かどうかを判定す
る(S812)。
き、実回転数miの変化率が1.1の場合は、回転数許
容変化率範囲R1は、1.1となっているので、実回転
数miの変化率piは指示回転数kiの回転数許容変化
率範囲Ri以内と判定する。
の変化率piは指示回転数kiの回転数許容変化率範囲
Ri以内と判定したときは、出力PWM信号生成手段2
7に出力PWM信号の出力停止指示を行わないで、現在
のデュティ比の回転数の出力PWM信号を駆動回路部2
に送出させて(S813)、処理をステップS801に
戻す。
護処理手段28が図4の(b)に示すように、指示回転
数kiと、その指示回転数kiに対して有る程度満足で
きる回転数の変化の割合である回転数許容変化率範囲R
iと、回転の変化率からエラー回転数とするべきエラー
回転数変化率Fiとを対応させたレアロック判定テーブ
ル29を備え、実回転数miがこのレアロック判定テー
ブル29のどれかを判定し、エラー回転数変化率Fiの
ときに第2のレアロック保護を行う。
3のレアロック保護処理を説明するフローチャートであ
る。
入力ポート(図示せず)にホール素子からの検出信号が
書き込まれたかどうかを判定する(S901)。
き込まれたと判定したときは、前回の検出信号が記憶さ
れているかどうかを判定する(S902)。
き込まれていると判定したときは、今回の検出信号と前
回の検出信号の周期から実回転数miを求める(S90
3)。
号の指示回転数kiに一致しているかどうかを判定する
(S904)。
と指示回転数kiとが一致しているときは、終了かどう
かを判断し(S905)、終了でないときは、指示回転
数kiをクリアして(S906)、処理をステップS8
01に戻す。
数miと指示回転数kiとが一致していないと判定した
ときは、演算制御部4のレアロック保護処理手段28が
求めた実回転数miがLo相当以上かどうかを判定する
(S907)。
したときは、レアロック判定テーブル29から今回の指
示回転数kiに対応する回転数許容変化率範囲Riとエ
ラー回転数変化率Fiとを読み込む(S908)。
今回の実回転数miと前回の実回転数miとから実回転
数の変化率piを求める(S909)。
んだエラー回転数変化率Fi以下かどうかを判定する
(S910)。例えば、指示回転数kiが700回転を
示すときは、レアロック判定テーブル29の700回転
の指示回転数k1に対応するエラー回転数変化率F1
(1.5)を読み、今回の回転変化率piがこのエラー
回転数変化率Fi以上かどうかを判定する。
数miの変化率piが読み込んだエラー回転数変化率F
iより大きいと判定したときは、入力した指示回転数k
iをクリアして(S911)、出力PWM信号生成手段
27に出力PWM信号の出力停止を行ってFAN35の
回転を停止させ(S912)、処理をステップS905
に戻す。
数miの変化率piが読み込んだエラー回転数変化率F
iより小さいと判定したときは、実回転数miの変化率
piは回転数許容変化率範囲Ri以内かどうかを判定す
る(S913)。
き、実回転数miの変化率が1.1の場合は、回転数許
容変化率範囲R1は、1.1となっているので、実回転
数miの変化率piは指示回転数kiの回転数許容変化
率範囲Ri以内と判定する。
数miがLo相当以上ではないと判定したとき、或いは
ステップS913において、実回転数miの変化率pi
は指示回転数kiの回転数許容変化率範囲Ri以内と判
定したときは、出力PWM信号生成手段27に出力PW
M信号の出力停止指示を行わないで、現在のデュティ比
の回転数の出力PWM信号を駆動回路部2に送出させて
(S914)、処理をステップS905に戻す。
護処理手段28が図4の(a)、(b)に示すように、
実回転数がレアロック判定テーブル29に予め記憶され
ているLo相当以上のときに、第2のレアロック保護処
理を行う。
数kiに対して有る程度満足できる回転数の変化の割合
である回転数許容変化率範囲Riと、エラー回転数変化
率Fiとを対応させたレアロック判定テーブル29を備
え、実回転数miがこのレアロック判定テーブル29の
どれかを判定し、エラー回転数変化率Fiのときに第3
のレアロック保護を行う。
の送風機ファンの駆動用ブラシレスモータとして説明し
たが、例えば、車両用エンジンのラジエータ冷却ファン
にも同様に適用でき、さらに室内用空調装置の送風機フ
ァンなどにも用いることができる。
概略構成図である。
る。
アロック保護のレアロック判定テーブルの構成を説明す
る説明図である。
アロック保護のレアロック判定テーブルの構成を説明す
る説明図である。
アロック保護のレアロック判定テーブルの構成を説明す
る説明図である。
装置の概略構成図である。
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 ロータ(13)と一体となって回転する
センサマグネット(15)の周囲に所定角度間隔で電機
子コイル(11)を巻いた複数の突極を形成したステー
タ(10)を回転不変な状態で取付け、かつ一定角度間
隔で前記ステータ(10)の突極に磁気センサ(IC
1、IC2、IC3)を取り付けたアウタロータ形のブ
ラシレスのモータ本体部(1)と、 前記モータ本体部(19の各電機子コイル(11)に対
して、互いに位相が異なる所定デューティ比の駆動信号
を、生成された各相毎の制御信号に基づいて送出する駆
動回路部(2)と、 前記磁気センサからの検出信号に基づく実際の回転数が
前記ロータ(13)を所望の回転速度で回転させるため
の指示回転数以下で、かつ前記ロータ(13)の回転状
態が異常を示しているときは前記ロータの回転がレアロ
ック状態として、前記駆動回路部(2)への前記各相毎
の制御信号の送出を直ちに停止させる演算制御部(4)
とを有することを特徴とするブラシレスモータ。 - 【請求項2】 前記駆動回路部(4)は、 複数のスイッチング素子及びこれらのスイッチング素子
に接続された保護ヒューズ(23)を備えて、前記各相
毎の制御信号に従って前記各スイッチング素子をオンオ
フ動作させることを特徴とする請求項1記載のブラシレ
スモータ。 - 【請求項3】 前記演算制御部(4)は、 前記ロータ(13)の実際の回転数が予め定められてい
る前記指示回転数に対して回転しなければならない最低
回転数以下の所定の異常回転数に到達したとき、前記ロ
ータ(13)の回転がレアロック状態による異常と判定
して前記制御信号の送出を停止させる第1のレアロック
保護処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の
ブラシレスモータ。 - 【請求項4】 前記演算制御部(4)は、 前記ロータ(13)の実際の回転数と前回の回転数とか
ら回転数の変化率を求め、この変化率が予め記憶されて
いる前記指示回転数に対して許容できる回転数の変化率
を越えているときは、前記ロータの回転がレアロック状
態による異常と判定して前記制御信号の送出を停止させ
る第2のレアロック保護処理を行うことを特徴とする請
求項1記載のブラシレスモータ。 - 【請求項5】 前記演算制御部(4)は、 前記磁気センサからの検出信号に基づく実際の回転数が
前記ロータを所望の回転速度で回転させるための指示回
転数以下の場合は、前記指示回転数が低回転相当以上を
示しているときに、前記第1のレアロック保護処理又は
第2のレアロック保護処理を行わせる第3のレアロック
保護処理を備えることを特徴とする請求項1記載のブラ
シレスモータ。 - 【請求項6】 前記演算制御部(4)は、 前記磁気センサからの検出信号の周期に基づいて前記ロ
ータの実際の回転数を求める実回転数算出手段(25)
と、 前記指示回転数と前記実際の回転数とから今回の目標回
転数を求める目標回転数算出手段(26)と、 停止指示が入力するまでは、前記目標回転数に基づくデ
ュティ比のそれぞれ位相が異なる前記各相毎の前記制御
信号を生成して前記駆動回路部(2)に送出する出力信
号生成手段(27)と、 前記指示回転数毎に、該指示回転数に対して回転しなけ
ればならない所定の最低回転数範囲又は許容できる回転
数の最低変化率と、前記指示回転数に対して、回転が回
転停止していない回転数とされるレアロック状態の回転
数又は前記レアロック状態とされる回転数の変化率とが
対応させられて記憶されたレアロック判定テーブル(2
9)と、 前記実際の回転数が前記指示回転数以下で、かつ前記ロ
ータの回転状態が異常を示しているときは、前記駆動回
路部(2)への前記各相毎の制御信号の送出を直ちに停
止させる指示を前記出力信号生成手段(27)に送出す
るレアロック保護処理手段(28)とを有することを特
徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のブラシレス
モータ。
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---|---|---|---|
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JP4015311B2 JP4015311B2 (ja) | 2007-11-28 |
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ID=18441997
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---|---|
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005304145A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Nidec Shibaura Corp | モータの駆動装置 |
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JP2007143213A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Shimadzu Corp | Dcブラシレスモータ装置および回転真空ポンプ |
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-
1998
- 1998-12-14 JP JP35510998A patent/JP4015311B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4561493B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2010-10-13 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
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JP4492715B2 (ja) * | 2008-02-29 | 2010-06-30 | ブラザー工業株式会社 | ファン制御装置及び画像形成装置 |
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---|---|
JP4015311B2 (ja) | 2007-11-28 |
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