JP2000184724A - 電力供給装置、その制御方法、携帯型電子機器および電子時計 - Google Patents

電力供給装置、その制御方法、携帯型電子機器および電子時計

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JP2000184724A
JP2000184724A JP10355250A JP35525098A JP2000184724A JP 2000184724 A JP2000184724 A JP 2000184724A JP 10355250 A JP10355250 A JP 10355250A JP 35525098 A JP35525098 A JP 35525098A JP 2000184724 A JP2000184724 A JP 2000184724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電された交流起電力を効率良く整流すると
ともに、リーク電流を極めて低く抑える。 【解決手段】 交流電圧が給電される一方の端子AG1
と高位側電圧Vddとに接続されたダイオードD1と、
交流電圧が給電される他方の端子AG2と高位側電圧V
ddとに接続されたダイオードD2と、端子AG1と低
位側電圧Vss’との間に接続されたトランジスタ12
1と、端子AG2と低位側電圧Vssとの間に接続され
たトランジスタ122と、レベルシフタ123、124
を備え、レベルシフタ123、124は電圧Vssを電
圧Vss’に変換する。したがって、|Vss’|>|
Vss|となっても確実にトランジスタ121、122
をオフすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電された交流電
力を効率良く整流して電力として供給するとともに、無
発電状態等でのリーク電流を極めて低く抑えた電力供給
装置、その制御方法、携帯型電子機器および電子時計に
関する。
【0002】
【従来の技術】腕時計装置のような小型携帯型の電子機
器にあっては、発電機を内蔵すれば、いつでも動作させ
ることができ、また、煩わしい電池の交換作業を不要と
することができる。ここで、発電機によって発電される
電力が交流であれば、一般に、整流回路としてダイオー
ドブリッジ回路が用いることが考えられる。しかし、ダ
イオードブリッジ回路では、ダイオード2個分の電圧降
下による損失が発生するので、小型携帯型の電子機器に
用いられる発電機、すなわち、小振幅の交流電圧を発電
する発電機の整流には適さない。
【0003】そこで、4個のダイオードのうち、2個の
ダイオードをトランジスタに置換した整流回路が提案さ
れている。図11は、そのような整流回路を用いた電源
供給装置の構成を示す回路図である。なお、この装置で
は、高位側電圧Vddを基準電位GNDとしている。こ
の図に示されるように、発電機100の一方の端子AG
1はダイオードD1を介して、また、他方の端子AG2
はダイオードD2を介して、それぞれ電源の高位側電圧
Vddに接続されている。さらに、端子AG1は、Nチ
ャネル電界効果型のトランジスタ121を介して、ま
た、端子AG2は、同型のトランジスタ122を介し
て、それぞれ電源の低位側電圧Vssに接続されてい
る。そして、トランジスタ121のゲートはコンパレー
タ202の出力端子に、トランジスタ122のゲートは
コンパレータ201の出力端子に、端子AG1に、それ
ぞれ接続されている。コンパレータ201は高位側電圧
Vddと端子AG1の電圧を比較し、コンパレータ20
2は高位側電圧Vddと端子AG2の電圧を比較する。
【0004】大容量コンデンサ140は整流された電流
を充電するものである。小型の携帯機器にあっては、発
電機100も小型のものとなるのでその起電圧は小さ
い。このため、大容量コンデンサ140に充電された電
圧では、電子回路やモータといった負荷を正常に動作さ
せたり駆動できない場合がある。昇圧回路300は、こ
のために設けられたものであり、大容量コンデンサ14
0の充電電圧を昇圧して、昇圧された電圧を補助コンデ
ンサ160に充電している。詳細には、昇圧回路300
は、低位側電圧Vssと基準電位たる高位側電圧Vdd
との線間電圧(絶対値)で示される電源電圧が回路各部
の動作可能な電圧下限値(もしくはその近傍値)に低下
すると、昇圧倍数を1段階上げる一方、電圧上限値(も
しくはその近傍値)に上昇すると昇圧倍数を1段階下げ
る。また、処理部600は補助コンデンサ160から給
電を受けて動作するものであり、例えば、モータや計時
回路が該当する。
【0005】このような構成において、端子AG1の電
圧レベルが、発電によって高位側電圧Vddを上回る
と、コンパレータ201の出力電圧がハイレベル(Vd
d)となるから、トランジスタ122がオンする。これ
により、電流は、端子AG1→ダイオードD1→コンデ
ンサ140→トランジスタ122→端子AG2という閉
ルートで流れる。この結果、コンデンサ140が充電さ
れる。一方、端子AG2の電圧レベルが、高位側電圧V
ddを上回ると、コンパレータ202の出力電圧がハイ
レベル(Vdd)となるから、トランジスタ121がオ
ンする。これにより、電流は、端子AG2→ダイオード
D2→コンデンサ140→トランジスタ121→端子A
G1という閉ルートで流れる。この結果、コンデンサ1
40が充電される。
【0006】ここで、コンパレータ201および202
は、トランジスタ121および122のオン・オフを制
御するための制御手段として機能するが、それらの正電
源入力端子は高位側電圧Vddに接続され、一方、それ
らの負電源入力端子は低位側電圧Vssに接続されてい
る。負電源を昇圧前の低位側電圧Vss’ではなく、昇
圧後の低位側電圧Vssから給電するようにしたのは、
大容量コンデンサ140の充電が不十分な場合であって
も、低位側電圧Vssは動作可能電圧の範囲内に維持さ
れるので、コンパレータ201、202によるトランジ
スタ121、122の制御が可能となって、小振幅の交
流電圧を整流することが可能となるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昇圧回路3
00は、低位側電圧Vssの電圧レベルに基づいて昇圧
の段階を切り換えるので、補助コンデンサ160の電圧
と大容量コンデンサ140の電圧との関係によっては、
昇圧倍率が1倍の場合がある。このような状態におい
て、処理部600で大きな電力が消費されると、低位側
電圧Vssが上昇する。例えば、モータによって電子時
計の時計針を駆動する場合である。すると、昇圧回路3
00は、大容量コンデンサ140から補助コンデンサ1
60に向けて電流を流し、低位側電圧Vss’と低位側
電圧Vssとを一致させるように動作する。しかし、現
実には、昇圧回路300、大容量コンデンサ140およ
び補助コンデンサ160には内部抵抗が存在するので、
低位側電圧Vss’と低位側電圧Vssとが一致するま
でには遅延時間がある。例えば、時刻t1から時刻t2
の間に、処理部600のモータを駆動したとすると、低
位側電圧Vss’と低位側電圧Vssとは図11に示す
ように変化する。すなわち、時刻t1から時刻t3まで
の期間は、|Vss’|>|Vss|となる。
【0008】|Vss’|>|Vss|となる期間にお
いて、発電機100が無発電状態の場合や、その起電圧
が小振幅である場合には、トランジスタ121、122
の各ゲートには、電圧Vssが供給される。しかしなが
ら、トランジスタ121、122のソース電圧はVs
s’であるから、トランジスタ121、122のゲート
・ソース間には電圧|Vss’|−|Vss|が印加さ
れることになる。したがって、トランジスタ121、1
22は完全にオフにはならず、若干オン気味となる。一
方、ダイオードD1、D2のオフ抵抗値は、トランジス
タ121、122のオフ抵抗値と比較して小さい。した
がって、ダイオードD1、D2には、実際にはリーク電
流、すなわち、逆方向に微小電流が流れ、リーク電流が
トランジスタ121、122を流れることになる。この
ため、せっかく大容量コンデンサ140に充電した電力
が放電されてしまい、無駄に電力が消費されるという事
態を招くことになった。特に、小型携帯型の電子機器に
あっては、その消費電流が数百nA程度という極めて低
い値が要求されるものもあるため、数十nA程度といわ
れるダイオードリーク電流の影響は無視することができ
ない。
【0009】本発明は、上述した問題に鑑みてなされも
のであり、その目的とするところは、発電された交流起
電力を効率良く整流して電力として供給するとともに、
無発電状態の場合や起電圧が小振幅である場合でのリー
ク電流を極めて低く抑えた電力供給装置、電力供給方
法、および、この装置を用いた携帯型電子機器、ならび
に、電子時計を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる電力供給装置にあっては、第1電圧を
有する第1電源ラインに接続される一方の端子と、他方
の端子との間に給電される交流電圧を整流して電力を供
給するものにおいて、前記他方の端子と第2電圧を有す
る第2電源ラインとの間に接続されるトランジスタと、
前記第1の電圧と第3電源ラインの第3電圧で振れ、前
記トランジスタを制御するための制御信号を、前記第1
電圧と前記第2電圧とで振れる信号に変換して前記トラ
ンジスタの制御入力端子に供給する変換手段とを備える
ことを特徴とする。この発明によれば、制御信号のレベ
ルを変換してトランジスタに供給することができる。こ
こで、トランジスタがオフするためには、制御入力端子
の電圧と第2電源ラインの電圧が一致する必要がある
が、変換後の制御信号の電圧は、第1電圧と第2電圧と
なるので、第3電圧が第2電圧と異なるものであっても
トランジスタを確実にオフすることができる。これによ
り、リーク電流による無駄な電力の消費が抑えられる結
果、より低消費電力化を図ることが可能となる。
【0011】また、本発明にかかる電力供給装置は、交
流電圧が給電される一方の端子と第1電圧を有する第1
電源ラインとの間に接続された第1の整流手段と、前記
交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ライン
との間に接続された第2の整流手段と、前記一方の端子
と第2電圧を有する第2電源ラインとの間に接続された
第1のトランジスタと、前記他方の端子と前記第2電源
ラインとの間に接続された第2のトランジスタと、前記
第1電圧と第3電源ラインの第3電圧で振れ、前記第1
および第2のトランジスタを各々制御するための第1お
よび第2の制御信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で
振れる各信号に変換して、前記第1および第2のトラン
ジスタの各制御入力端子に各々供給する変換手段とを備
えることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、第1および第2の制御
信号のレベルを変換して第1および第2のトランジスタ
に供給することができる。ここで、第1および第2のト
ランジスタがオフするためには、制御入力端子の電圧と
第1電源ラインの電圧が一致する必要があるが、変換後
の制御信号の電圧は、第1電圧と第2電圧となるので、
第3電圧が第2電圧と異なるものであっても第1および
第2のトランジスタを確実にオフすることができる。こ
れにより、リーク電流による無駄な電力の消費が抑えら
れる結果、より低消費電力化を図ることが可能となる。
なお、このような構成は、第1電源ラインが第2電源ラ
インよりも高位となる場合にも、第1電源ラインが第2
電源ラインよりも低位となる場合にも、それぞれ対応可
能であるため、基準電位は、第1電源ラインとなる場合
もあるし、第2電源ラインとなる場合もあるし、第1お
よび第2の電源ラインのいずれでもない場合もある。
【0013】ここで、変換手段は、前記第1の制御信号
を前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して
前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1
の変換手段と、前記第2の制御信号を前記第1電圧と前
記第2電圧で振れる信号に変換して前記第1のトランジ
スタの制御入力端子に供給する第2の変換手段とを備え
るものであってもよい。この場合には、各トランジスタ
毎に変換手段が設けられることになる。
【0014】また、この発明の電力供給装置は、前記第
1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受ける
とともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧とに基づ
いて、前記第1の制御信号を生成する第1の制御手段
と、前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとか
ら給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第
1電圧とに基づいて、前記第2の制御信号を生成する第
2の制御手段とを備えることが望ましい。より具体的に
は、前記第1の制御手段は、前記第1電源ラインと前記
第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方
の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と
前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第1のトラン
ジスタをオンするように制御し、前記他方の端子電圧と
前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧
との電位差を下回ると、前記第1のトランジスタをオフ
するように制御する前記第1の制御信号を生成し、前記
第2の制御手段は、前記第1の電源ラインと前記第3の
電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端
子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記
第2電圧との電位差を上回ると、前記第2のトランジス
タをオンするように制御し、前記一方の端子電圧と前記
第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との
電位差を下回ると、前記第2のトランジスタをオフする
ように制御する前記第2の制御信号を生成すればよい。
第1の整流手段に順方向電流が流れる場合には、一方の
端子→第1の整流手段→第1電源ライン→(負荷)→第
2電源ライン→第2のトランジスタ→他方の端子という
閉ルートで流れる一方、第2の整流手段に順方向電流が
流れる場合には、他方の端子→第2の整流手段→第1電
源ライン→(負荷)→第2電源ライン→第1のトランジ
スタ→一方の端子という閉ルートで流れるので、全波整
流が行われることとなる。
【0015】また、この発明の電力供給装置は、前記第
1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受ける
とともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧とに基づ
いて、前記第1の制御信号を生成する第1の制御手段
と、前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとか
ら給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第
1電圧とに基づいて、前記第2の制御信号を生成する第
2の制御手段とを備えるものであってもよい。より具体
的には、前記第1の制御手段は、前記第1電源ラインと
前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記
一方の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電
圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第1のト
ランジスタをオンするように制御し、前記一方の端子電
圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2
電圧との電位差を下回ると、前記第1のトランジスタを
オフするように制御する前記第1の制御信号を生成し、
前記第2の制御手段は、前記第1の電源ラインと前記第
3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方
の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と
前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第2のトラン
ジスタをオンするように制御し、前記他方の端子電圧と
前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧
との電位差を下回ると、前記第2のトランジスタをオフ
するように制御する前記第2の制御信号を生成すればよ
い。
【0016】また、この発明の電力供給装置は、前記第
1電源ラインと前記第2電源ラインとの間に接続される
第1の蓄電器と、前記第1の電源ラインと前記第3の電
源ラインとの間に接続される第2の蓄電器と、前記第1
の蓄電器の端子間電圧を昇圧して、前記第2の蓄電器に
昇圧した電圧を給電する昇圧手段とを備えるものであっ
てもよい。この場合には、第1の蓄電器に充電された電
圧を昇圧することができるので、第1の蓄電器の電圧が
低い場合であっても、高い電圧を第2の蓄電器に蓄電す
ることが可能である。また、前記第1および第2の整流
手段は、それぞれダイオードであることが好ましく、前
記第1および第2のトランジスタは、それぞれ電界効果
型トランジスタであることが好ましい。電界効果型トラ
ンジスタはオフ抵抗値が非常に大きいので、リーク電流
が殆ど発生しないという利点がある。
【0017】また、この発明の電力供給装置は、前記第
1のトランジスタとしての電界効果型トランジスタの寄
生ダイオードと、前記第2のトランジスタとしての電界
効果型トランジスタの寄生ダイオードと、前記第1の整
流手段と、前記第2の整流手段とによってブリッジ回路
が構成されるものであってもよい。この場合には、第1
電源ラインと第2電源ラインとの電位差がほとんどな
く、第1および第2のトランジスタが動作不能の場合で
あっても、ブリッジ回路によって充電を行うことができ
る。
【0018】また、この発明の電力供給装置は、交流電
力を発電して起電圧を前記一方の端子および前記他方の
端子にそれぞれ給電する交流発電手段を備えるものであ
ってもよい。
【0019】また、この発明にかかる電力供給装置の制
御方法にあっては、交流電圧が給電される一方の端子と
第1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第
1の整流手段と、前記交流電圧が給電される他方の端子
と前記第1電源ラインとの間に接続された第2の整流手
段と、前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ライ
ンとの間に接続された第1のトランジスタと、前記他方
の端子と前記第2電源ラインとの間に接続された第2の
トランジスタとを備える電力供給装置を制御する方法で
あって、前記第1電圧と第3電源ラインの第3電圧で振
れ、前記第1および第2のトランジスタを各々制御する
ための第1および第2の制御信号を、前記第1電圧と前
記第2電圧で振れる各信号に変換し、変換した各信号を
前記第1および第2のトランジスタの各制御入力端子に
各々供給することを特徴とする。
【0020】また、この発明にかかる携帯型電子機器に
あっては、前記電力供給装置を備え、前記第1の電源ラ
インと前記第3の電源ラインとから給電を受けて、所定
の処理を実行する処理手段を具備することを特徴とす
る。携帯型電子機器としては、例えば、液晶テレビ、ビ
デオテープレコーダ、ノート型パーソナルコンピュー
タ、携帯電話、PDA、電卓などが該当する。また、こ
の発明にかかる電子時計にあっては、前記電力供給装置
を備え、前記第1の電源ラインと前記第3の電源ライン
とから給電を受けて、時刻を計時する計時手段を備する
ことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 [1.第1実施形態] [1−1:第1実施形態の全体構成]図1は、本発明の第
1実施形態にかかる電力供給装置の構成を示す回路図で
ある。この図に示されるように、本実施形態にかかる電
力供給装置は、発電機100によって交流電圧が給電さ
れる一方の端子AG1および他方の端子AG2が、それ
ぞれダイオードD1、D2を介して電源の高位側電圧V
ddに接続される点において、図11に示された従来例
と同様である。しかし、本実施形態にかかる電力供給装
置は、レベルシフタ123および124を備える点、制
御回路200を備える点において、従来例と相違してい
る。
【0022】まず、制御回路200は、端子AG1の電
圧および端子AG2の電圧を、高位側電圧Vddまたは
低位側電圧Vssと比較し、その比較結果に基づいて、
トランジスタ121、122を制御する第1の制御信号
CTL1および第2の制御信号CTL2を生成する回路である。
また、制御回路200は低位側電圧Vssと高位側電圧
Vddとによって給電をうけているので、第1および第
2の制御信号CTL1,CTL2はローレベルで電圧Vssとな
り、ハイレベルで電圧Vddとなる。なお、制御回路2
00には各種の態様があるが、この点については後述す
る。
【0023】次に、レベルシフタ123(124)は、
例えば、図2に示すように2個のインバータを直列接続
して構成される。初段のインバータ123aは、高位側
電圧Vddと低位側電圧Vssとの間にトランジスタP
1とトランジスタN1を直列に接続したものである。し
たがって、インバータ123aの出力電圧はハイレベル
がVddでローレベルがVssとなる。
【0024】次に、次段のインバータ123bは、高位
側電圧Vddと低位側電圧Vss’との間にトランジス
タP2とトランジスタN2を直列に接続したものであ
る。インバータ123bの出力電圧はハイレベルがVd
dでローレベルがVss’となる。このため、レベルシ
フタ123(124)によって、第1および第2の制御
信号CTL1,CTL2のローレベルは電圧Vssから電圧Vs
s’へ変換されることになる。
【0025】したがって、トランジスタ121および1
22のゲートには、ハイレベルで電圧Vddが、ローレ
ベルで電圧Vss’が給電される。すなわち、トランジ
スタ121および122をオフする場合にはゲートに電
圧Vss’が印加されるから、ゲート・ソース間電圧V
GSを0Vにすることができ、完全にトランジスタ121
および122をオフさせることができる。この結果、処
理部600において大電力が消費され、|Vss’|>
|Vss|となったとしても、ダイオードD1、D2を
介してリーク電流が流れることがないので、電力供給装
置の効率を向上させることができる。
【0026】なお、図示の例では、レベルシフタ12
3、124は、それぞれ制御回路200に対して外部回
路となっているが、制御回路200に内蔵する構成、さ
らに、トランジスタ121、122とともに集積化する
構成としても良い。このように集積化すれば、小型化に
大いに寄与することが可能となる。
【0027】また、トランジスタ121、122の寄生
ダイオードD3、D4は、図1において波線で示される
方向で発生する。このため、第1回目の起動時など、大
容量コンデンサ140および補助コンデンサ160の蓄
電が不十分である等の理由によって制御回路200が動
作しない場合であっても、電流を流すことは可能とな
る。したがって、発電機100の発電された電圧が小振
幅であっても、その寄生ダイオードD3、D4、ダイオ
ードD1、D2からなるダイオードブリッジの整流によ
って、コンデンサ140を充電することが可能となる。
【0028】なお、寄生ダイオードD3、D4に充電電
流が流れると、寄生トランジスタが導通してラッチアッ
プを引き起こすおそれがある。ラッチアップは、CMO
SLSIに特有の現象であるが、ガードバンドや、トレ
ンチ分離などの集積回路技術によって防止することは十
分可能である。
【0029】さて、一般に、金属/半導体の接合を用い
たショットキーダイオードは、PN接合を用いたダイオ
ードよりも、順方向から逆方向に切り換わる時間の遅れ
が少なく、かつ、その順方向電圧も小さいので、その整
流効率が大きいとされるが、反面、そのリーク電流が大
きいので、小型携帯電子機器における電力供給装置の整
流回路に適用するのは不向きであった。これに対し、本
実施形態にかかる電力供給装置にあっては、ダイオード
D1、D2に順方向電流が流れない場合には、トランジ
スタ122、121が完全にオフされて、コンデンサ1
40を含む閉ルートが遮断されるので、ダイオードD
1、D2に、リーク電流が大きいショットキーダイオー
ドを適用するのも十分に可能となる。そして、ショット
キーダイオードを適用すれば、整流効率を高めることも
可能となる。
【0030】[1−2:制御回路の態様]次に、制御回路
200の態様について説明する。まず、第1の態様は、
端子AG1、AG2の電圧と高位側電圧Vddとを比較
して制御信号を生成するものである。図3は、第1の態
様にかかる制御回路を適用した電力供給装置の回路図で
ある。
【0031】この図において、上述した制御回路200
は、コンパレータ201、202に相当する。コンパレ
ータ201の負入力端子は高電位側電圧Vddに接続さ
れており、その正入力端子は端子AG1に接続されてお
り、コンパレータ201の出力信号が第1の制御信号CT
L1となる。一方、コンパレータ202の負入力端子は高
位側電圧Vddに接続されており、その正入力端子は端
子AG2に接続されており、コンパレータ202の出力
信号が第2の制御信号CTL2となる。この場合、端子AG
2の電圧が高位側電圧Vddを上回ると第1の制御信号
CTL1がハイレベルとなり、一方、端子AG1の電圧が高
位側電圧Vddを上回ると第2の制御信号CTL2がハイレ
ベルとなる。
【0032】換言すれば、コンパレータ202は、他方
の端子AG2の電圧と低位側電圧Vss’との電位差
が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差
を上回ると、トランジスタ121をオンするように第1
の制御信号CTL1を生成し、他方の端子AG2の電圧と低
位側電圧Vss’との電位差が、高位側電圧Vddと低
位側電圧Vss’との電位差を下回ると、トランジスタ
121をオフするように第1の制御信号CTL1を生成す
る。また、コンパレータ201は、一方の端子AG1の
電圧と低位側電圧Vss’との電位差が、高位側電圧V
ddと低位側電圧Vss’との電位差を上回ると、トラ
ンジスタ122をオンするように第2の制御信号CTL2を
生成し、一方の端子AG2の電圧と低位側電圧Vss’
との電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’
との電位差を下回ると、トランジスタ122をオフする
ように第2の制御信号CTL2を生成する。
【0033】ここで、第1および第2の制御信号CTL1,C
TL2は、レベルシフタ123、124を介してトランジ
スタ121、122に供給されるので、第1および第2
の制御信号CTL1,CTL2のローレベルは電圧Vssから電
圧Vss’へ変換されることになる。したがって、トラ
ンジスタ121および122を確実にオフさせることが
できる。この結果、処理部600において大電力が消費
され、|Vss’|>|Vss|となったとしても、ダ
イオードD1、D2を介してリーク電流が流れることが
ないので、電力供給装置の効率を向上させることができ
る。
【0034】次に、制御回路200の第2の態様につい
て説明する。第2の態様は、端子AG1、AG2の電圧
と低位側電圧Vddとを比較して制御信号を生成するも
のである。図4は、第2の態様にかかる制御回路を適用
した電力供給装置の回路図である。
【0035】この図において、上述した制御回路200
は、コンパレータ203、204に相当する。コンパレ
ータ203の正入力端子は低位側電圧Vss’に接続さ
れており、その負入力端子は端子AG1に接続されてお
り、コンパレータ203の出力信号が第1の制御信号CT
L1となる。一方、コンパレータ204の正入力端子は低
位側電圧Vss’に接続されており、その負入力端子は
端子AG2に接続されており、コンパレータ204の出
力信号が第2の制御信号CTL2となる。この場合、端子A
G1の電圧が低位側電圧Vss’を下回ると第1の制御
信号CTL1がハイレベルとなり、一方、端子AG2の電圧
が低位側電圧Vss’を下回ると第2の制御信号CTL2が
ハイレベルとなる。
【0036】コンパレータ203は、一方の端子AG1
の電圧と高位側電圧Vddとの電位差が、高位側電圧V
ddと低位側電圧Vss’との電位差を上回ると、トラ
ンジスタ121をオンするように第1の制御信号CTL1を
生成し、一方の端子AG1の電圧と高位側電圧Vddと
の電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’と
の電位差を下回ると、トランジスタ121をオフするよ
うに第1の制御信号CTL1を生成する。また、コンパレー
タ204は、他方の端子AG2の電圧と高位側電圧Vd
dとの電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vs
s’との電位差を上回ると、トランジスタ122をオン
するように第2の制御信号CTL2を生成し、他方の端子A
G2の電圧と低位側電圧Vss’との電位差が、高位側
電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差を下回る
と、トランジスタ122をオフするように第2の制御信
号CTL2を生成する。
【0037】ここで、第1および第2の制御信号CTL1,C
TL2は、レベルシフタ123、124を介してトランジ
スタ121、122に供給されるので、第1の態様と同
様に第1および第2の制御信号CTL1,CTL2のローレベル
は電圧Vssから電圧Vss’へ変換され、これによ
り、トランジスタ121および122を確実にオフさせ
ることができる。この結果、処理部600において大電
力が消費され、|Vss’|>|Vss|となったとし
ても、ダイオードD1、D2を介してリーク電流が流れ
ることがないので、電力供給装置の効率を向上させるこ
とができる。
【0038】[1−3:第1実施形態の動作]次に、本
実施形態にかかる電力供給装置の動作について、図5を
参照して説明する。なお、この例では、上述した第1の
態様にかかる制御回路を使用するものとし(図3参
照)、昇圧回路300は、昇圧倍率が1倍で動作してい
るものとする。また、時刻t1以前において発電機10
0は発電状態にあり、時刻t1において発電状態から非
発電状態に移行するものとする。また、時刻t2から時
刻t3において、処理部600によって、大電力が消費
されるものとする。
【0039】この図に示されるように、端子AG1の電
圧が、高位側電圧Vddを上回ると、コンパレータ20
1の出力信号がハイレベルとなる。この出力信号はレベ
ルシフタ124を介してトランジスタ122のゲートに
供給される。これにより、トランジスタ122がオンす
る。この後、端子AG1の電圧がさらに上昇して、高位
側電圧VddよりダイオードD1の降下電圧Vfだけ高
位側の電圧Vdd+Vfに達すると、ダイオードD1が
オンする。この場合、電流は、端子AG1→ダイオード
D1→大容量コンデンサ140→トランジスタ122→
端子AG2という第1の閉ルートで流れて、大容量コン
デンサ140が充電されることとなる。
【0040】逆に、端子AG2の電圧が、高位側電圧V
ddを上回ると、コンパレータ202の出力信号がハイ
レベルとなる。この出力信号はレベルシフタ123を介
してトランジスタ121のゲートに供給される。これに
より、トランジスタ121がオンする。この後、端子A
G2の電圧がさらに上昇して、高位側電圧Vddよりダ
イオードD2の降下電圧Vfだけ高位側の電圧Vdd+
Vfに達すると、ダイオードD2がオンする。この場
合、電流は、端子AG2→ダイオードD2→大容量コン
デンサ140→トランジスタ121→端子AG1という
第2の閉ルートで流れて、大容量コンデンサ140が充
電されることとなる。なお、第1または第2の閉ルート
によって大容量コンデンサ140が充電されるので、各
閉ルートが形成される期間において、低位側電圧Vs
s’は下降することになる。このため、当該期間におい
て、トランジスタ121および122のゲート・ソース
間電圧VGSは、上昇する。
【0041】次に、時刻t2以降の動作について説明す
る。時刻t2から時刻t3までの期間において、処理部
600が補助コンデンサ160からの給電を受けて大電
力を消費すると、補助コンデンサ160から電流が流れ
出るので、その端子間電圧が小さくなり、低位側電圧V
ssが上昇する。昇圧回路300は、低位側電圧Vss
と低位側電圧Vss’とを一致させるように動作するか
ら、大容量コンデンサ140から補助コンデンサ160
に向けて電流が流れ込むことになる。しかし、現実に
は、昇圧回路300、大容量コンデンサ140および補
助コンデンサ160には内部抵抗が存在するので、低位
側電圧Vss’と低位側電圧Vssとが一致するまでに
は遅延時間がある。
【0042】このため、時刻t2から時刻t4までの期
間にあっては、|Vss’|>|Vss|となる。従来
の電力供給装置においては、当該期間においてトランジ
スタ121、122のゲート・ソース間に電圧|Vs
s’|−|Vss|が印加されるため、トランジスタ1
21、122が若干オン気味となり、リーク電流が流れ
た。しかしながら、この例にあっては、レベルシフタ1
23および124によって、ローレベルの電圧をVss
からVss’に変換しているから、当該期間において、
トランジスタ121、122のゲート・ソース間電圧V
GSは0Vとなる。このため、トランジスタ121、12
2を完全にオフさせることができ、リーク電流によっ
て、大容量コンデンサ140にせっかく充電された電力
を無駄にすることがない。
【0043】[2.第2実施形態]次に、本発明の第2実
施形態にかかる電力供給装置の構成について図6を参照
して説明する。上述した第1実施形態にあっては、ダイ
オードD1、D2およびコンパレータ201、202を
高位側電圧Vddに、トランジスタ121、122およ
びレベルシフタ123、124を低位側電圧Vss’
に、それぞれ接続する構成としたが、第2実施形態にか
かる電力供給装置は、第1実施形態とは逆に、ダイオー
ドD1、D2を低位側電圧Vssに、トランジスタを高
位側電圧Vdd’に、それぞれ接続する構成としたたも
のである。
【0044】ただし、本実施形態にあっては、ダイオー
ドD1に順方向電流が流れない場合に端子AG2と高位
側電圧Vdd’とを遮断するトランジスタ126はPチ
ャネル型となり、同様に、ダイオードD2に順方向電流
が流れない場合に端子AG1と高位側電圧Vdd’とを
遮断するトランジスタ125もPチャネル型となる。ま
た、基準電位GNDは低位側電圧Vssに取られてお
り、昇圧回路300は高位側電圧Vdd’と低位側電圧
Vssとの間の電圧を必要に応じて昇圧し、低位側電圧
Vssを基準電位として昇圧された高位側電圧Vddを
発生するようになっている。
【0045】この例のレベルシフタ127(128)
は、例えば、図7に示すように2個のインバータを直列
接続して構成される。初段のインバータ127aは、高
位側電圧Vddと低位側電圧Vssとの間にトランジス
タP1とトランジスタN1を直列に接続したものであ
る。したがって、インバータ127aの出力電圧はハイ
レベルがVddでローレベルがVssとなる。次に、次
段のインバータ127bは、高位側電圧Vdd’と低位
側電圧Vssとの間にトランジスタP2とトランジスタ
N2を直列に接続したものである。したがって、インバ
ータ127bの出力電圧はハイレベルがVdd’でロー
レベルがVssとなる。このため、レベルシフタ127
(128)によって、コンパレータ204(203)の
出力電圧がVddからVdd’変換されることになる。
【0046】したがって、トランジスタ125および1
26のゲートには、ハイレベルで電圧Vdd’が、ロー
レベルで電圧Vssが給電される。すなわち、トランジ
スタ125および126をオフする場合にはゲートに電
圧Vdd’が印加されるから、ゲート・ソース間電圧を
0Vにすることができ、完全にトランジスタ125およ
び126をオフさせることができる。この結果、処理部
600において大電力が消費され、|Vdd’|>|V
dd|となったとしても、ダイオードD1、D2を介し
てリーク電流が流れることがないので、電力供給装置の
効率を向上させることができる。
【0047】なお、この例では、コンパレータ203
(204)をトランジスタ126(125)が接続され
る高位側電圧Vdd’とは逆の低位側電圧Vssと接続
したが、図8に示すように高位側電圧Vdd’に接続さ
れるコンパレータ201(202)を用いて構成しても
よいことは勿論である。
【0048】[3.第3実施形態]上述した第1および第
2実施形態にかかる電力供給装置は、いずれも発電機1
00の起電圧を全波整流し、整流された電流によって大
容量コンデンサ140を充電するものであった。これに
対して、第3実施形態は、半波整流に第1および第2実
施形態で説明したレベルシフトを適用したものである。
【0049】図9は、第3実施形態にかかる電力供給装
置の回路図である。この図に示すように、コンパレータ
205の正入力端子には低位側電圧Vss’が供給さ
れ、その負入力端子には端子AG2の電圧が供給される
ようになっている。したがって、コンパレータ205の
出力信号は、端子AG2の電圧が低位側電圧Vss’を
下回るとハイレベルとなり、端子AG2の電圧が低位側
電圧Vss’を上回るとローレベルとなり、制御信号CT
Lとして出力される。コンパレータ205は高位側電圧
Vddと低位側電圧Vssによって給電をうけているか
ら、制御信号CTLはハイレベルで高位側電圧Vddとな
り、ローレベルで低位側電圧Vss’となる。
【0050】次に、レベルシフタ132は、上述したレ
ベルシフタ123および124と同様に構成されている
(図2参照)。これにより、制御信号CTLのローレベル
は、電圧Vssから電圧Vss’に変換される。また、
トランジスタ131はNチャンネルの電界効果型で構成
されており、そのゲート・ソース間電圧VGSがハイレベ
ルになるとオンとなり、一方、電圧VGSがローレベルに
なるとオフとなる。
【0051】以上の構成において、端子AG2の電圧が
低位側電圧Vss’を下回ると、トランジスタ131が
オンとなり、電流が、端子AG1→大容量コンデンサ1
40→トランジスタ131→端子AG2の閉ルートを流
れ、これにより、大容量コンデンサ140が充電され
る。一方、端子AG2の電圧が低位側電圧Vss’を上
回ると、制御信号CTLのレベルは低位側電圧Vssとな
るが、レベルシフタ132によって電圧変換が行われる
ため、トランジスタ131のゲートには電圧Vssが供
給される。したがって、処理部600において大電力が
消費され、|Vss’|>|Vss|となったとして
も、トランジスタ131のVGSを0Vにすることができ
るので、トランジスタ131を完全にオフすることがで
きる。この結果、トランジスタ131のリーク電流を無
くすことができ、電力供給装置の効率を向上させること
ができる。
【0052】[4.第4実施形態]次に、本発明の電力供
給装置を適用した電子機器の一例たる電子時計(腕時
計)について説明する。図10は、この電子時計の概略
構成を示す図である。充電回路400は、第1〜第3実
施形態で説明した電力供給装置において、補助コンデン
サ160と処理部600を除いて構成されている。この
図に示されるように、腕時計に好適な発電機100は、
コイル110が巻回されたステータ112と、2極磁化
されたディスク状のロータ114とを備えており、腕時
計を装着したユーザが手を振ると、回転錘116が旋回
運動し、当該運動が輪列機構118によってロータ11
4を回転させる構成となっている。したがって、このよ
うな発電機100によれば、回転錘116の旋回によっ
てコイル110の両端に位置する端子AG1、AG2の
間には交流電力が発生することとなる。そして、発電機
100によって発電された交流電力は、充電回路400
によって全波整流されるとともに昇圧されて、補助コン
デンサ160に充電される。処理部600は、補助コン
デンサ160に充電された電力、または、電力供給回路
500によって全波整流された電力によって時計装置1
51を駆動するものである。時計装置151は、水晶発
振器や、カウンタ回路、ステッピングモータなどから構
成されており、水晶発振器によって生成されるクロック
信号をカウンタ回路で分周し、この分周結果に基づいて
時刻を計時するとともに、ステッピングモータを駆動し
て、時刻等を表示するようになっている。この例によれ
ば、ステッピングモータの駆動時などにおいて、|Vs
s’|>|Vss|、あるいは|Vdd’|>|Vdd
|となったとしても、リーク電流が流れることがないの
で、電子時計の継続使用時間を大幅に長時間化すること
が可能である。
【0053】[5.変形例]本発明は上述した実施形態に
限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の
変形が可能である。 (1)第1〜第4実施形態にあっては、トランジスタ1
21、122、125、126、131をNチャネルあ
るいはPチャネル電界効果型としたが、NPN型あるい
はPNP型のバイポーラトランジスタを用いても良い。
ただし、バイポーラトランジスタにあっては、エミッタ
/コレクタ間の飽和電圧が通常0.3V程度であるので、
発電機100の起電圧が小さい場合には、上述のように
電界効果型とするのが望ましい。
【0054】(2)第1〜第4実施形態にあっては、電
力を充電する主体を大容量コンデンサ140および補助
コンデンサ160としたが、電力を蓄電することが可能
であれば十分であり、例えば、二次電池であっても良
い。また、発電機100としては、図10に示されるも
ののほか、例えば、ゼンマイなどの復元力により回転運
動を発生させて、この回転運動によって起電力を発生さ
せるタイプや、圧電体に対して外部あるいは自励による
振動や変位を加えて、その圧電効果によって電力を発生
させるタイプなどであっても良い。要は、交流電力を発
電するものであれば、その形式は問われない。
【0055】(3)さらに、上記実施形態にかかる電力
供給装置が適用される電子機器としては、上記電子時計
のほか、液晶テレビや、ビデオテープレコーダ、ノート
型パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Person
al Digital Assistant:個人情報端末)、電卓などが例
として挙げられ、要は、電力を消費する電子機器であれ
ば、いかなるものに対しても適用可能である。そして、
このような電子機器においては、コンデンサや二次電池
などの蓄電素子がなくても、電子回路系や機構系を稼働
させることができるので、いつでもどこでも使用するこ
とができるとともに、煩わしい電池の交換を不要にで
き、さらに、電池の廃棄に伴う問題も生じることもな
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1および第2の制御信号のレベルを変換して第1および
第2のトランジスタに供給するから、変換後の制御信号
を、第1電圧と第2電圧で振れるものとすることがで
き、第3電圧が第2電圧と異なるものであっても第1お
よび第2のトランジスタを確実にオフすることができ
る。これにより、リーク電流による無駄な電力の消費が
抑えられる結果、より低消費電力化を図ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる電力供給装置
の構成を示す回路図である。
【図2】 同実施形態におけるレベルシフタの一例を示
す回路図である。
【図3】 同実施形態において第1の態様にかかる制御
回路を適用した電力供給装置の構成を示す回路図であ
る。
【図4】 同実施形態において第2の態様にかかる制御
回路を適用した電力供給装置の構成を示す回路図であ
る。
【図5】 同実施形態にかかる電力供給装置の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図6】 本発明の第2実施形態にかかる電力供給装置
の構成を示す回路図である。
【図7】 同実施形態におけるレベルシフタの一例を示
す回路図である。
【図8】 同実施形態の変形例にかかる電力供給装置の
構成を示す回路図である。
【図9】 本発明の第3実施形態にかかる電力供給装置
の構成を示す回路図である。
【図10】 本発明の第4実施形態にかかる電子時計の
構成を示すブロック図である。
【図11】 従来の電力供給装置の構成を示す回路図で
ある。
【図12】 従来の電力供給装置の問題点を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
D1,D2……ダイオード(第1、第2の整流手段)、 121,122……トランジスタ(第1、第2のトラン
ジスタ)、 123、124……レベルシフタ(変換手段、第1、第
2の変換手段) 201,202……コンパレータ(第1、第2の制御手
段)、 140……大容量コンデンサ(第1の蓄電器)、 151……時計回路(計時手段)、 160……補助コンデンサ(第2の蓄電器) 300……昇圧回路(昇圧手段)、 600……処理部(処理手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 303 H02J 7/00 303Z H02M 7/12 H02M 7/12 A 601 601B

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電圧を有する第1電源ラインに接続
    される一方の端子と、他方の端子との間に給電される交
    流電圧を整流して電力を供給する電力供給装置におい
    て、 前記他方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの
    間に接続されるトランジスタと、 前記第1の電圧と第3電源ラインの第3電圧で振れ、前
    記トランジスタを制御するための制御信号を、前記第1
    電圧と前記第2電圧とで振れる信号に変換して前記トラ
    ンジスタの制御入力端子に供給する変換手段とを備える
    ことを特徴とする電力供給装置。
  2. 【請求項2】 交流電圧が給電される一方の端子と第1
    電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1の
    整流手段と、 前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラ
    インとの間に接続された第2の整流手段と、 前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの
    間に接続された第1のトランジスタと、 前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続され
    た第2のトランジスタと、 前記第1電圧と第3電源ラインの第3電圧で振れ、前記
    第1および第2のトランジスタを各々制御するための第
    1および第2の制御信号を、前記第1電圧と前記第2電
    圧で振れる各信号に変換して、前記第1および第2のト
    ランジスタの各制御入力端子に各々供給する変換手段と
    を備えることを特徴とする電力供給装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、前記第1の制御信号を
    前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して前
    記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1の
    変換手段と、前記第2の制御信号を前記第1電圧と前記
    第2電圧で振れる信号に変換して前記第2のトランジス
    タの制御入力端子に供給する第2の変換手段とを備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力供給装置。
  4. 【請求項4】 前記第1電源ラインと前記第3電源ライ
    ンとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と
    前記第1電圧とに基づいて、前記第1の制御信号を生成
    する第1の制御手段と、 前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとから給
    電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電
    圧とに基づいて、前記第2の制御信号を生成する第2の
    制御手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の
    電力供給装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御手段は、前記第1電源ラ
    インと前記第3電源ラインとから給電を受けるととも
    に、前記他方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前
    記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記
    第1のトランジスタをオンするように制御し、前記他方
    の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と
    前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第1のトラン
    ジスタをオフするように制御する前記第1の制御信号を
    生成し、 前記第2の制御手段は、前記第1の電源ラインと前記第
    3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方
    の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と
    前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第2のトラン
    ジスタをオンするように制御し、前記一方の端子電圧と
    前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧
    との電位差を下回ると、前記第2のトランジスタをオフ
    するように制御する前記第2の制御信号を生成すること
    を特徴とする請求項4に記載の電力供給装置。
  6. 【請求項6】 前記第1電源ラインと前記第3電源ライ
    ンとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と
    前記第1電圧とに基づいて、前記第1の制御信号を生成
    する第1の制御手段と、 前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとから給
    電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電
    圧とに基づいて、前記第2の制御信号を生成する第2の
    制御手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の
    電力供給装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の制御手段は、前記第1電源ラ
    インと前記第3電源ラインとから給電を受けるととも
    に、前記一方の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前
    記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記
    第1のトランジスタをオンするように制御し、前記一方
    の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と
    前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第1のトラン
    ジスタをオフするように制御する前記第1の制御信号を
    生成し、 前記第2の制御手段は、前記第1の電源ラインと前記第
    3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方
    の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と
    前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第2のトラン
    ジスタをオンするように制御し、前記他方の端子電圧と
    前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧
    との電位差を下回ると、前記第2のトランジスタをオフ
    するように制御する前記第2の制御信号を生成すること
    を特徴とする請求項6に記載の電力供給装置。
  8. 【請求項8】 前記第1電源ラインと前記第2電源ライ
    ンとの間に接続される第1の蓄電器と、 前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとの間に
    接続される第2の蓄電器と、 前記第1の蓄電器の端子間電圧を昇圧して、前記第2の
    蓄電器に昇圧した電圧を給電する昇圧手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の整流手段は、それ
    ぞれダイオードであることを特徴とする請求項2に記載
    の電力供給装置。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2のトランジスタ
    は、それぞれ電界効果型トランジスタであることを特徴
    とする請求項2に記載の電力供給装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のトランジスタとしての電界
    効果型トランジスタの寄生ダイオードと、前記第2のト
    ランジスタとしての電界効果型トランジスタの寄生ダイ
    オードと、前記第1の整流手段と、前記第2の整流手段
    とによってブリッジ回路が構成されることを特徴とする
    請求項10に記載の電力供給装置。
  12. 【請求項12】 交流電力を発電して起電圧を前記一方
    の端子および前記他方の端子にそれぞれ給電する交流発
    電手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記
    載の電力供給装置。
  13. 【請求項13】 交流電圧が給電される一方の端子と第
    1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1
    の整流手段と、 前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラ
    インとの間に接続された第2の整流手段と、 前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの
    間に接続された第1のトランジスタと、 前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続され
    た第2のトランジスタとを備える電力供給装置の制御方
    法であって、 前記第1電圧と第3電源ラインの第3電圧で振れ、前記
    第1および第2のトランジスタを各々制御するための第
    1および第2の制御信号を、前記第1電圧と前記第2電
    圧で振れる各信号に変換し、 変換した各信号を前記第1および第2のトランジスタの
    各制御入力端子に各々供給することを特徴とする電力供
    給装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項8に記載の電力供給装置を備
    え、 前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとから給
    電を受けて、所定の処理を実行する処理手段を具備する
    ことを特徴とする携帯型電子機器。
  15. 【請求項15】 請求項8に記載の電力供給装置を備
    え、 前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとから給
    電を受けて、時刻を計時する計時手段を備することを特
    徴とする電子時計。
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