JP2000184633A - 集中巻方式のブラシレスdcモータ - Google Patents

集中巻方式のブラシレスdcモータ

Info

Publication number
JP2000184633A
JP2000184633A JP10361422A JP36142298A JP2000184633A JP 2000184633 A JP2000184633 A JP 2000184633A JP 10361422 A JP10361422 A JP 10361422A JP 36142298 A JP36142298 A JP 36142298A JP 2000184633 A JP2000184633 A JP 2000184633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
tooth
rotor
cut
concentrated winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10361422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3301981B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Arai
和彦 新井
Eiichi Murata
栄一 村田
Masaaki Takezawa
正昭 竹澤
Toshito Yanashima
俊人 簗島
Keishiro Igarashi
恵司郎 五十嵐
Shigemi Koiso
繁美 小礒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18473513&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2000184633(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP36142298A priority Critical patent/JP3301981B2/ja
Publication of JP2000184633A publication Critical patent/JP2000184633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3301981B2 publication Critical patent/JP3301981B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Ceased legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 モータの変動トルクを低減する。提供する。 【解決手段】ステータコア11の歯部12は、所定の歯
幅を有し、歯部部分を除く開口部までの内径側歯部に歯
部先端部13が形成され、歯部12の両脇に延長して形
成される歯部先端部13の一部a、bをカットして除去
する。カット部分は、ロータ2の回転が向かう方向の歯
部先端部13のみ、例えばaの片側で十分であるが、モ
ータの組立時にステータ1のどちらの方向からもロータ
2を挿入できるように、歯部先端部13の他方bもカッ
トする。歯部先端部13の所では、ロータとの距離がカ
ットした分だけ大きくなることにより、カットした部分
での磁気抵抗が大きくなり、ロータ2の回転が向かう方
向の歯部先端部13に磁束の集中が生じることなく平均
化され、トルクの変動が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータのステータの
構造に特徴を有し、密閉型圧縮機の駆動用モータに用い
るに適した集中巻方式のブラシレスDCモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、エアコン等の空調機器の普及に伴
って、形状的には小型化が、省電力のためにはエネルギ
ー効率のアップが求められており、特に空調機器の密閉
型圧縮機に用いられる駆動用モータは小型化と高効率化
が望まれている。
【0003】従来、一般に密閉型圧縮機の駆動用モータ
には分布巻方式のブラシレスDCモータが用いられてい
るが、本出願人は製造工程の簡素化と小型化及び効率ア
ップのために集中巻方式のブラシレスDCモータを提案
した。
【0004】集中巻方式のブラシレスDCモータは図5
に示すようにステータ1とロータ2により構成されてい
て、ステータは図5(A)のような形状であり、ステー
タ板(珪素鋼板)を積層してステータコア11を形成し
ている。ステータコア11は歯部12が設けられ、歯部
12は所定の歯幅を有しその両脇にはロータの面に沿っ
て歯部先端部13が設けられている。この歯部12にス
ロット部の空間を利用して駆動コイル(図示せず)を直
接巻回し、所謂、集中直巻方式によってステータ1の磁
極を形成し、この例では4極6スロットのステータを示
している。
【0005】このことにより、分布巻方式のブラシレス
DCモータのステータに比して小型に形成することがで
きる。そしてステータコア1の形状は図6の平面図のよ
うになり、歯部12の両脇に歯部先端部13をロータの
面に沿ってロータとの距離が一様に等間隔になるように
形成される。
【0006】また、ロータ2は図5(B)のような形状
であり、珪素鋼板を積層してロータコア21を形成して
いる。ロータコア21には永久磁石22が埋め込まれて
いる。ロータ2の永久磁石22としては通常のフェライ
ト系の磁石でもよいが、モータの小型化のためにはBH
積の大きい磁石、即ち、ネオジューム、鉄、ボロンから
なるネオジ磁石、またサマリウムコバルト系磁石など
の、所謂、希土類磁石等を用いることができる。
【0007】このように形成されたステータ1の中心に
ロータ2を挿入して集中巻方式のブラシレスDCモータ
を構成する。かかるブラシレスDCモータの運転時のト
ルク特性は、図4のモータのロータ回転角とトルクの関
係における実線イに示すように、高調波成分を多く含ん
だ波形となり、トルクの変動が大きくなり、その結果、
モータ回転時の振動を引き起こす原因となっていた。
【0008】モータの変動トルクを低減するために、ロ
ータスキューおよびステータスキュー等を形成すること
も一方策ではあるが、磁石埋め込み方式のロータにおい
ては、スキューを施すことはコアの打ち抜きおよび磁石
製造面で困難であり、また、集中巻方式のブラシレスD
Cモータにおいて、ステータスキューを行うと高回転時
の特性低下を生じる場合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はモー
タの変動トルクを低減しモータの回転時の振動を防止し
た集中巻方式のブラシレスDCモータを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来技術の欠点である、
高調波成分を多く含んだ波形となり、トルクの変動が大
きくなってモータ回転の振動を引き起こす原因は、ステ
ータコア11の形状を図6の平面図のように、歯部12
の両脇に歯部先端部13をロータの面に沿ってロータと
の距離を一様に等間隔になるように形成することによ
り、ロータ2の回転が向かう方向の歯部先端部13に磁
束が集中することにあることが判明したので、かかる問
題を解決するための手段として、本発明は次の構成とす
る。
【0011】この発明の請求項1に係る集中巻方式のブ
ラシレスDCモータは、集中巻方式のモータのステータ
コアの歯部の先端形状において、歯部部分を除く開口部
までの内径側歯部にカット部を設けた構成とする。
【0012】この発明の請求項2に係る集中巻方式のブ
ラシレスDCモータは、集中巻方式のモータのステータ
コアの歯部の先端形状において、歯部部分を除く開口部
までの内径側歯部の片側にカット部を設けた構成とす
る。
【0013】この発明の請求項3に係る集中巻方式のブ
ラシレスDCモータは、集中巻方式のモータのステータ
コアの歯部の先端形状において、歯部部分を除く開口部
までの内径側歯部の両側にカット部を設けた構成とす
る。
【0014】これにより、ブラシレスDCモータのステ
ータを小型に形成することができる。また、高調波成分
を少なくして滑らかな波形となり、トルクの変動を低減
できて、モータの回転時の振動を低減できた。
【0015】
【発明の実施の形態】そこで、上記欠点を解決して変動
トルクを低減した本発明の集中巻方式のブラシレスDC
モータを、図1を参照して説明する。図1(A)はステ
ータコア11の一部を拡大し、1個の歯部12に注目し
たものであり、歯部12は所定の歯幅を有し、歯部部分
を除く開口部までの内径側歯部に歯部先端部13が形成
されている。
【0016】そして、歯部12の両脇に延長して形成さ
れる歯部先端部13を、図1(B)のように、その一部
a、bをカットして除去したものである。カット部分は
ロータ2の回転が向かう方向の歯部先端部13のみ、例
えばaの片側で十分であるが、モータの組立時にステー
タ1のどちらの方向からもロータ2を挿入できるよう
に、歯部先端部13の他方bもカットする。このよう
に、両側の歯部先端部13をカットしてもモータのトル
ク特性に与える影響は無視できる程度である。
【0017】こうして、形成されたステータコア11の
平面図は図2のようになる。そしてロータの面に沿って
ロータとの距離が一様に等間隔とはならないで、歯部先
端部13の所ではロータとの距離がカットした分だけ大
きくなることにより、カットした部分での磁気抵抗が大
きくなり、ロータ2の回転が向かう方向の歯部先端部1
3に磁束の集中が生じることなく平均化される。
【0018】従って、モータのロータの回転角度とコア
(の中心側)に働く力の関係は、図3に示すように、カ
ットがない場合は、実線のようにピーク値が大きくな
り、力の変化の幅も大きくなって時間的な変動率が増加
し、モータの振動の要因となる。これに対して、本発明
のようにカットがある場合は、ピーク値がそれほど大き
くならず比較的なだらかな曲線となるので、力の変化の
幅も小さくなり時間的な変動率も少なくなるために、モ
ータの振動を抑制できる。
【0019】その結果、モータのロータ回転角とトルク
の関係は、図4における実線ロに示すように、高調波成
分を少なくして滑らかな波形となり、トルクの変動を低
減できて、モータの回転時の振動を低減できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ブラシレスD
Cモータのステータを小型に形成することができ、集中
巻方式のモータのステータコアの歯部の先端形状におい
て、歯部部分を除く開口部までの内径側歯部にカット部
を設けた構成とすることにより、高調波成分を少なくし
て滑らかな波形となり、トルクの変動を低減できて、モ
ータの回転時の振動を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステータコアの一部拡大図。
【図2】本発明のステータコアの平面図。
【図3】ロータ回転角とコアに働く力の関係図。
【図4】ロータ回転角とトルクの関係図。
【図5】集中巻方式のブラシレスDCモータのステータ
とロータ。
【図6】従来のステータコアの平面図。
【符号の説明】
1 ステータ 11 ステータコア 12 歯部 13 歯部先端部 2 ロータ 21 ロータコア 22 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹澤 正昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 簗島 俊人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 五十嵐 恵司郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小礒 繁美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA05 AB01 AE07 5H019 AA02 CC03 DD01 EE14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集中巻方式のモータのステータコアの歯
    部の先端形状において、歯部部分を除く開口部までの内
    径側歯部にカット部を設けたことを特徴とする集中巻方
    式のブラシレスDCモータ。
  2. 【請求項2】 前記カット部は歯部部分を除く開口部ま
    での内径側歯部の片側に設けたことを特徴とする請求項
    1記載の集中巻方式のブラシレスDCモータ。
  3. 【請求項3】 前記カット部は歯部部分を除く開口部ま
    での内径側歯部の両側に設けたことを特徴とする請求項
    1記載の集中巻方式のブラシレスDCモータ。
JP36142298A 1998-12-18 1998-12-18 集中巻方式のブラシレスdcモータ Ceased JP3301981B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36142298A JP3301981B2 (ja) 1998-12-18 1998-12-18 集中巻方式のブラシレスdcモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36142298A JP3301981B2 (ja) 1998-12-18 1998-12-18 集中巻方式のブラシレスdcモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000184633A true JP2000184633A (ja) 2000-06-30
JP3301981B2 JP3301981B2 (ja) 2002-07-15

Family

ID=18473513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36142298A Ceased JP3301981B2 (ja) 1998-12-18 1998-12-18 集中巻方式のブラシレスdcモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3301981B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291179A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Matsushita Seiko Co Ltd ハーフピッチ型コンデンサ誘導電動機の固定子鉄芯
JP2003102138A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Nissan Motor Co Ltd 回転電機のステータ構造
KR100486589B1 (ko) * 2002-10-26 2005-05-03 엘지전자 주식회사 브러쉬리스 직류 모터의 회전자 구조
US7030540B2 (en) 2002-05-08 2006-04-18 Daikin Industries, Ltd. Electric motor and compressor
US8362671B2 (en) 2009-01-16 2013-01-29 Denso Corporation Motor apparatus with voltage step-up function
CN113544940A (zh) * 2019-03-06 2021-10-22 西门子股份公司 用于电机的叠片铁芯

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3797364B2 (ja) * 2004-02-26 2006-07-19 ダイキン工業株式会社 モータの設計方法
CN103560635A (zh) * 2013-11-18 2014-02-05 上海特波电机有限公司 电动汽车用低波动永磁同步电机

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0393437A (ja) * 1989-09-06 1991-04-18 Hitachi Ltd 電動機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0393437A (ja) * 1989-09-06 1991-04-18 Hitachi Ltd 電動機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291179A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Matsushita Seiko Co Ltd ハーフピッチ型コンデンサ誘導電動機の固定子鉄芯
JP2003102138A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Nissan Motor Co Ltd 回転電機のステータ構造
US7030540B2 (en) 2002-05-08 2006-04-18 Daikin Industries, Ltd. Electric motor and compressor
KR100486589B1 (ko) * 2002-10-26 2005-05-03 엘지전자 주식회사 브러쉬리스 직류 모터의 회전자 구조
US8362671B2 (en) 2009-01-16 2013-01-29 Denso Corporation Motor apparatus with voltage step-up function
CN113544940A (zh) * 2019-03-06 2021-10-22 西门子股份公司 用于电机的叠片铁芯
CN113544940B (zh) * 2019-03-06 2024-03-15 西门子股份公司 用于电机的叠片铁芯

Also Published As

Publication number Publication date
JP3301981B2 (ja) 2002-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6717315B1 (en) Permanent magnet type motor and method of producing permanent magnet type motor
JP3107177B2 (ja) 電動機のステータ
JP3059160B2 (ja) ブラシレス直流電動機
JP3602392B2 (ja) 永久磁石埋め込みモータ
JP2002084722A (ja) 永久磁石電動機
JP3301980B2 (ja) 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP2002354766A (ja) 永久磁石電動機
JP2001095182A (ja) 永久磁石電動機
JP3301981B2 (ja) 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP3747107B2 (ja) 電動機
JP3301979B2 (ja) 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP3877620B2 (ja) 集中巻式dcモータ及びそれを搭載したコンプレッサ
JP2000245087A (ja) 永久磁石電動機
JPH08205437A (ja) 同期電動機
JP2000175385A (ja) 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP2000069717A (ja) 電動機
JPH104643A (ja) 磁石回転子
JP2000209798A (ja) 永久磁石電動機
JP2000175394A (ja) 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP3338390B2 (ja) 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP3301978B2 (ja) 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP2005124335A (ja) スイッチドリラクタンスモータ及びその制御方法
JP2003274585A (ja) 集中巻式dcモータ
JP2000166158A (ja) 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP2000175381A (ja) 集中巻方式のブラシレスdcモータ

Legal Events

Date Code Title Description
RVOP Cancellation by post-grant opposition