JP2000183539A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法

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JP2000183539A
JP2000183539A JP36067798A JP36067798A JP2000183539A JP 2000183539 A JP2000183539 A JP 2000183539A JP 36067798 A JP36067798 A JP 36067798A JP 36067798 A JP36067798 A JP 36067798A JP 2000183539 A JP2000183539 A JP 2000183539A
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epoxy
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Hisayo Fukuzawa
寿代 福澤
Takeshi Madarame
健 斑目
Hiroshi Shimizu
浩 清水
Ayako Matsuo
亜矢子 松尾
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱性、銅箔引き剥がし強さ、剛性、耐電食
性、低熱膨張性等の特性に優れたエポキシ接着フィルム
を絶縁層として用いた多層プリント配線板の製造方法を
提供する。 【解決手段】 多層プリント配線板の製造方法におい
て、二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類を触媒の
存在下、溶媒中で加熱して重合させて得たゲル浸透クロ
マトグラフィー法によるスチレン換算重量平均分子量が
50,000以上の高分子量エポキシ重合体、多官能エ
ポキシ樹脂、硬化剤、架橋剤を主成分とするワニスに、
平均粒径が0.8〜5μmの範囲である非繊維状の無機
充填剤を配合し、支持体の片面または両面に塗布し、溶
媒を除去して得られたエポキシ接着フィルムを絶縁層と
して使用して多層プリント配線板を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に用いら
れる多層プリント配線板の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器に用いられる多層プリ
ント配線板の層間絶縁材料には、熱硬化性樹脂をガラス
布基材に含浸した熱硬化樹脂プリプレグが用いられてい
る。ところが、近年、多層プリント配線板の薄型化、高
密度化に伴い、層間を極めて薄くするため、ガラス布等
の基材を用いない層間絶縁材料が必要となっている。こ
のような基材を用いない層間絶縁材料として、熱硬化性
樹脂をゴムやアクリルで変性したり、熱可塑性樹脂を用
い、必要であれば無機充填材を配合してフィルム状にし
たものや、プリプレグ用樹脂に無機充填材を配合し、支
持体に塗布したもの、あるいは、高分子量エポキシ重合
体を用いたエポキシ接着フィルムが知られている。
【0003】この高分子量エポキシ重合体を用いてエポ
キシ接着フィルムを製造する方法については、特開昭5
1−87560号公報に開示されているように、直鎖状
高分子量エポキシ重合体と低分子量エポキシ重合体を加
熱溶融し、有機カルボン酸を混合して、厚さが、0.3
〜0.5mmのシートを製造する方法が知られており、
得られたエポキシ接着フィルムは、引張強さが約10M
Pa、伸びが350〜870%であり、直鎖状高分子量
エポキシ重合体の分子量は、30,000〜250,0
00とされている。
【0004】ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法
によるスチレン換算重量平均分子量が、50,000以
上の高分子量エポキシ重合体と、その製造方法は、特開
平4−120124号公報、特開平4−120125号
公報、特開平5−93041号公報並びに特開平5−9
3042号公報に開示されているように、二官能エポキ
シ樹脂と二官能フェノール樹脂を、エポキシ基/フェノ
ール水酸基=1/0.9〜1/1.1となるように配合
し、触媒の存在下に、溶液中で加熱して重合させるもの
である。
【0005】特公平1−19806号公報には、フェノ
キシ樹脂を不飽和イソシアネート類で変性することによ
りフィルム形成能をもたせ、硬化フィルムが得られるこ
とが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】熱硬化性樹脂をゴムや
アクリルで変性したり、熱可塑性樹脂を用いたものは、
耐熱性、耐薬品性、接着性が劣るため多層プリント配線
板に用いられる層間絶縁材料として不十分な特性であっ
た。また、プリプレグ用樹脂を支持体に塗布したもの
は、樹脂が低分子量であるため、脆く割れやすいため取
扱う際に割れが発生し、極めて取扱性に問題のあるもの
であった。
【0007】特公平1−19806号公報に開示されて
いる、フェノキシ樹脂を不飽和イソシアネート類で変性
してフィルム形成能を持たせ、硬化フィルムを得ている
が、実施例中で使用しているフェノキシ樹脂はメチルエ
チルケトンに溶解していることから、フェノキシ樹脂に
はフィルム形成能がなく、十分な強度のフィルムが得ら
れていない。また、樹脂自体でフィルム形成能を有する
までに直鎖状に高分子量化した高分子量エポキシ重合体
が得られないものである。
【0008】特開平4−120124号公報、特開平4
−120125号公報、特開平5−93041号公報並
びに特開平5−93042号公報により開示されてい
る、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法によるスチ
レン換算重量平均分子量が50,000以上の高分子量
エポキシ重合体は、熱可塑性であり、十分な強度は有す
るが、耐熱性、耐薬品性が低いという課題があった。
【0009】また、前記公報の方法で得られた高分子量
エポキシ重合体に、多官能エポキシ樹脂、エポキシ樹脂
用硬化剤、高分子量エポキシ重合体用架橋剤、無機充填
材を配合してエポキシ接着フィルムを製造すると、取扱
い性が低下するという課題があった。特に、無機充填材
に関しては、平均粒径が0.8μm未満または平均粒径
が5μmを超える非繊維状の無機充填材及び繊維状の無
機充填材を用いた接着フィルムは、銅箔引き剥がし強
さ、耐電食性、はんだ耐熱性等の特性に劣ることが分か
った。本発明は、多層プリント配線板に用いられる接着
フィルムであって、取扱い性、銅箔引き剥がし強さ、剛
性、耐電食性、低熱膨張性等の特性に優れたフィルム形
成能を有する層間絶縁材料であるエポキシ接着フィルム
を絶縁層として用いた多層プリント配線板の製造方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の多層プリント配
線板の製造方法は、二官能エポキシ樹脂と二官能フェノ
ール類を触媒の存在下、溶媒中で加熱して重合させて得
たゲル浸透クロマトグラフィー法によるスチレン換算重
量平均分子量が50,000以上の高分子量エポキシ重
合体、多官能エポキシ樹脂、硬化剤、架橋剤を主成分と
し、平均粒径が0.8〜5μmの範囲である非繊維状の
無機充填材を配合し、支持体の片面または両面に塗布
し、溶媒を除去して得られたエポキシ接着フィルムを絶
縁層として使用することを特徴とする。また、本発明の
絶縁層となるエポキシ接着フィルムは、二官能フェノー
ル類が、ハロゲン化された二官能フェノール類であると
好ましく、架橋剤として、2個以上のイソシアネート基
を有するイソシアネート類のイソシアネート基をマスク
(ブロック)したマスクイソシアネート類を含むと好ま
しい。そして、無機充填材を10〜60体積%配合する
と好ましく、非繊維状の無機充填材として、水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム、タルク、アルミナ、マ
グネシア、シリカ、二酸化チタン、クレイのうちいずれ
か1種以上、特に、焼成されたクレイであると好まし
い。支持体としては、銅箔の塗布面が銅箔の粗化面のみ
であると好ましい。さらに、絶縁層として使用するエポ
キシ接着フィルムが、マンドレル試験において、直径1
0mm以下の耐屈曲性を有していると好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で絶縁層として用いるエポ
キシ接着フィルムの一成分であるゲル浸透クロマトグラ
フィー法によるスチレン換算重量平均分子量が50,0
00以上の高分子量エポキシ重合体は、二官能エポキシ
樹脂と二官能フェノール類を触媒の存在下、溶媒中で加
熱して重合させて得る。ゲル浸透クロマトグラフィー法
によるスチレン換算重量平均分子量が50,000以上
の高分子量エポキシ重合体の原料となる二官能エポキシ
樹脂としては、分子内に2個のエポキシ基を有する化合
物であれば制限無く使用することができ、例えば、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂環式エ
ポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、二官能フェノー
ル類のジグリシジルエーテル化物、あるいは二官能アル
コール類のジグリシジルエーテル化物およびそれらのハ
ロゲン化物、水素添加物等が挙げられる。これらの化合
物は2種類以上を併用することができる。また、本発明
に用いる二官能フェノール類としては、分子内に2個の
フェノール性水酸基を有する化合物ならば制限無く使用
でき、さらに、ハロゲン化された二官能フェノール類で
あるとフィルムが難燃化でき好ましい。例えば、単環二
官能フェノールであるヒドロキノン、レゾルシノール、
カテコール、多環二官能フェノールであるビスフェノー
ルA、ビスフェノールF、ナフタレンジオール類、ビフ
ェノール類およびこれらのアルキル置換体等のハロゲン
化物、アルキル置換体などが挙げられる。これらの化合
物は2種類以上を併用することができる。
【0012】二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類
の当量比は、エポキシ基/フェノール性水酸基=1/
0.9〜1/1.1の範囲とすることが好ましい。フェ
ノール性水酸基が0.9未満の場合には、直鎖状に高分
子量化せず副反応が起きて架橋し溶媒に溶けなくなり、
1.1を超えると高分子量化が進まなくなる。高分子量
エポキシ重合体の合成に用いる触媒としては、アルカリ
金属化合物またはアルカリ金属元素非含有化合物を単独
で、あるいは併用して用いることができる。アルカリ金
属化合物の例としては、ナトリウム、リチウム、カリウ
ムの水酸化物、ハロゲン化物、有機酸塩、アルコラー
ト、フェノラート、水素化物、ホウ水素化物、アミド等
がある。これらの中で、アルカリ金属化合物触媒が、リ
チウム化合物触媒であると合成終了後の吸着剤による除
去が容易であるので好ましい。アルカリ金属元素非含有
化合物としては、アルカリ金属元素を含まず、エポキシ
基とフェノール性水酸基のエーテル化反応を促進させる
触媒能を持つ化合物であれば制限されず、例えばイミダ
ゾール類、アミン類、有機りん化合物などが挙げられ
る。イミダゾール類としては、イミダゾール、2−エチ
ルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル、2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾー
ル、2−ウンデシルイミダゾール、1−ベンジル−2−
メチルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、
4,5−ジフェニルイミダゾール、2−メチルイミダゾ
リン、2−フェニルイミダゾリン、2−ウンデシルイミ
ダゾリン、2−ヘプタデシルイミダゾリン、2−イソプ
ロピルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、
2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−エチルイ
ミダゾリン、2−フェニル−4−メチルイミダゾリン、
ベンズイミダゾール、1−シアノエチルイミダゾールな
どが挙げられる。アミン類としては、脂肪族あるいは芳
香族の第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン、第
四級アンモニウム塩及び脂肪族環状アミン類が例示さ
れ、これらの化合物として、N,N−ベンジルジメチル
アミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、テトラメチルグアニジン、トリエタノールアミン、
N,N’−ジメチルピペラジン、1,4−ジアザビシク
ロ[2,2,2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシ
クロ[4,4,0]−5−ノネン、ヘキサメチレンテト
ラミン、ピリジン、ピコリン、ピペリジン、ピロリジ
ン、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジメチルヘキシル
アミン、シクロヘキシルアミン、ジイソブチルアミン、
ジ−n−ブチルアミン、ジフェニルアミン、N−メチル
アニリン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−オク
チルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリフェニルア
ミン、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラメ
チルアンモニウムブロマイド、テトラメチルアンモニウ
ムアイオダイドなどが挙げられる。有機リン化合物とし
ては、有機基を有するリン化合物であれば制限されず、
一例として、ヘキサメチルリン酸トリアミド、リン酸ト
リ(ジクロロプロピル)、リン酸トリ(クロロプロピ
ル)、亜リン酸トリフェニル、リン酸トリメチル、フェ
ニルフォスフォン酸、トリフェニルフォスフィン、トリ
−n−ブチルフォスフィン、ジフェニルフォスフィンな
どが挙げられる。
【0013】これらの触媒の配合量は、併用する場合、
二官能エポキシ樹脂1モルに対し,アルカリ金属化合物
0.005〜0.20モル、アルカリ金属非含有化合物
0.005〜0.20モルの範囲で、かつ、二官能エポ
キシ樹脂1モルに対し、それらの合計が0.01〜0.
30モルの範囲である。単独で用いる場合も0.01〜
0.30モルの範囲であると好ましい。0.01モル未
満では、高分子量化反応が著しく遅く、0.30モルを
超えると、直鎖状に高分子量化しないおそれがある。
【0014】二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類
を重合させる溶媒として、アミド系溶媒が好ましく、二
官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類を溶解すること
ができる、例えば、ホルムアミド、N−メチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド、
N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N,N,N′,N′−テトラメチル尿素、2−ピロ
リドン、N−メチルピロリドン、カルバミド酸エステル
などが使用できる。これらの溶媒は、併用することもで
き、さらに他のケトン系溶媒、あるいはエーテル系溶媒
等と併用することができる。
【0015】溶媒を用いた重合反応の際の固形分濃度
は、10〜50重量%の範囲であることが好ましく、1
0重量%未満であると塗布する際の溶液粘度が著しく低
くなり、厚み精度を悪化させたりはじきなどを生じてし
まい塗工性を悪化させてしまう。50重量%を超えると
副反応が多くなり直鎖状に高分子量化しにくくなる。こ
の副反応が多くなる傾向は、固形分濃度が大きい程起こ
り易いため40重量%以下が好ましく、さらに、30重
量%以下であることが好ましい。
【0016】重合反応温度は、60〜150℃であるこ
とが好ましく、60℃未満では高分子量化反応が著しく
遅く、150℃を超えると副反応が多くなり直鎖状に高
分子量化し難くなる。得られた高分子量エポキシ重合体
のスチレン換算重量平均分子量は、50,000以上と
され、また、高分子量エポキシ重合体の希薄溶液の還元
粘度は,0.60dl/g以上(N,N−ジメチルアセ
トアミド、25℃)であればさらに好ましい。0.60
dl/g未満であると、フィルム形成能が低下する。
【0017】本発明で用いる多官能エポキシ樹脂は、分
子内に2個以上のエポキシ基を有する化合物であり、例
えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラッ
ク型エポキシ樹脂、ビスフェノールFノボラック型エポ
キシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹
脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルア
ミン型エポキシ樹脂、ヒダントイン型エポキシ樹脂、イ
ソシアヌレート型エポキシ樹脂、多官能フェノール類の
ジグリシジルエーテル化物、多官能アルコール類のジグ
リシジルエーテル化物、およびそれらのハロゲン化物、
水素添加物等が使用できる。これらの化合物は、複数種
類を併用することができる。この多官能エポキシ樹脂の
高分子量エポキシ重合体に対する配合量は、高分子量エ
ポキシ重合体100重量部に対して、1〜200重量部
の範囲が好ましい。
【0018】本発明に用いる硬化剤として、多官能フェ
ノール、アミン類、イミダゾール化合物、酸無水物等が
例示され、それらを使用できる。多官能フェノールは、
単環二官能フェノールであるヒドロキノン、レゾルシノ
ール、カテコール、多環二官能フェノールであるビスフ
ェノールA、ビスフェノールF、ナフタレンジオール
類、ビスフェノール類およびこれらのハロゲン化物、ア
ルキル置換体、さらに、これらのフェノール類とアルデ
ヒド類との重縮合物であるノボラック樹脂、レゾール樹
脂等が使用でき、アミン類は、脂肪族の1級アミン、2
級アミン、3級アミン、芳香族の1級アミン、2級アミ
ン、3級アミン、グアニジン類、尿素誘導体等、具体的
には、トリエチレンテトラミン、ジアミノジフェニルメ
タン、ジアミノジフェニルエーテル、ジシアンジアミ
ド、トリルビグアニド、グアニル尿素、ジメチル尿素等
が挙げられ、イミダゾール化合物は、アルキル置換イミ
ダゾール、ベンズイミダゾール等が使用でき、酸無水物
は、無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ピロメ
リット酸二無水物、ベイゾフェノンテトラカルボン酸二
無水物等が使用できる。硬化剤の配合量は、多官能エポ
キシ樹脂100重量部に対して、1〜70重量部使用す
ることが好ましい。
【0019】本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物に
は、必要に応じて硬化促進剤を用いることができ、例え
ば,三級アミン、イミダゾール、四級アンモニウム塩等
を使用することができる。本発明では、架橋剤として、
特に、マスクイソシアネート類を用いると好ましい。こ
れは、イソシアネート基を有するイソシアネート類を架
橋剤としてそのまま使用すると、アルコール性水酸基と
の反応性が非常に高いので室温で架橋反応が進行し、エ
ポキシ樹脂溶液のゲル化が起る場合があるので、このイ
ソシアネート基をマスク(ブロック)して用いる。本発
明で好ましく用いるイソシアネート類は、分子内に2個
以上のイソシアネート基を有するもので、例えばジイソ
シアネート類として、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、フェニ
レンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ナフタレン
ジイソシアネート、ジフェニルエーテルジイソシアネー
ト、ジフェニルプロパンジイソシアネート、ビフェニル
ジイソシアネート及びこれらの異性体、アルキル置換
体、ハロゲン化物、ベンゼン環への水素添加物等が挙げ
られる。さらに、3個のイソシアネート基を有するトリ
イソシアネート類、4個のイソシアネート基を有するテ
トライソシアネート類等を使用することもでき、これら
を併用することもできる。イソシアネート基のブロック
(マスク)剤としては、イソシアネート基と反応する活
性水素をもつ化合物であれば制限されず、ケトンオキシ
ム類、アルコール類、フェノール類、アミン類などが挙
げられる。ケトンオキシム類としては、アセトンオキシ
ム、メチルエチルケトンオキシム、メチルイソブチルケ
トンオキシム、シクロヘキサノンオキシムなどがある。
アルコール類としては、メチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、
ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノールなど
の単官能アルコール類、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコールなどの二官能アルコ
ール類などがある。フェノール類としては、フェノー
ル、クレゾール、キシレノール、トリメチルフェノー
ル、ブチルフェノール、フェニルフェノール、ナフトー
ル等の単官能フェノール類、ヒドロキノン、レゾルシノ
ール、カテコール、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ビフェノール、ナフタレンジオール、ジヒドロキシ
ジフェニルエーテル、ジヒドロキシジフェニルスルホン
等の二官能フェノール類とその異性体及びハロゲン化
物、ピロガロール、ヒドロキシヒドロキノン、フロログ
ルシン、フェノールノボラック、クレゾールノボラッ
ク、ビスフェノールAノボラック、ナフトールノボラッ
ク、レゾール等の多官能フェノール類等がある。アミン
類としては、n−プロピルアミン、イソプロピルアミ
ン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、ベンジルア
ミン、トリエチレンジアミンなどがある。これらのブロ
ック(マスク)剤は、1種類または2種類以上を併用し
てもかまわない。このマスク(ブロック)剤は、イソシア
ネート類のイソシアネート基1.0当量に対し、マスク
(ブロック)剤の活性水素が0.5〜3.0当量となるよ
うに用いることが好ましい。0.5当量未満であると、
マスク(ブロック)が不完全となり、高分子量エポキシ重
合体がゲル化する可能性が高くなり、3.0当量を超え
ると、マスク(ブロック)剤が過剰となり、形成したフィ
ルムにマスク(ブロック)剤が残り耐熱性や耐薬品性を低
下させるおそれがある。高分子量エポキシ重合体に対す
るイソシアネート類の配合量は、高分子量エポキシ重合
体のアルコール性水酸基当量1に対し、イソシアネート
基当量0.1〜2の範囲であることが好ましい。0.1
未満であると、架橋し難く、2を超えるとフィルム中に
イソシアネート類が残り、耐熱性、耐薬品性を低下させ
るおそれがある。
【0020】本発明において用いる平均粒径が0.8〜
5μmの範囲である非繊維状の無機充填材には、通常の
樹脂に用いられ、なお且つ樹脂よりも弾性率が高く、電
気絶縁性であり、非繊維状のものであれば使用すること
ができ、例えば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、タルク、アルミナ、マグネシア、シリカ、二酸化
チタン、クレイ等が使用でき、これらは好ましいもので
ある。また、無機充填材が、焼成されたクレイであると
特に好ましい。平均粒径が0.8μm未満または平均粒
径が5μmを超える非繊維状の無機充填材及び繊維状の
無機充填材を用いた接着フィルムは、銅箔引き剥がし強
さ、耐電食性、はんだ耐熱性等の特性に劣る。
【0021】無機充填材の配合量は、樹脂に対して5〜
90体積%使用することが好ましい。無機充填材の配合
量が5体積%以下では、フィルムを剛性にし取扱性を向
上させる効果に乏しく、また、低熱膨張の効果が小さ
い。90体積%を超えると、剛性が高くフィルムの取扱
性が低下したり、接着力を低下させてしまう。好ましく
は10〜60体積%、さらに好ましくは25〜45体積
%で使用する。
【0022】本発明で使用する熱硬化性エポキシ樹脂組
成物には、必要に応じて、難燃剤を配合することもで
き、難燃剤には、テトラブロモビスフェノールA、デカ
ブロモジフェニルエーテル、臭素化エポキシ樹脂、臭素
化フェノール樹脂等の臭素化合物を使用することができ
る。また、リン酸エステル等のリン含有化合物、メラミ
ン類などの窒素含有化合物も使用することができる。
【0023】これらの高分子量エポキシ重合体、多官能
エポキシ樹脂、硬化剤、架橋剤を主成分とする熱硬化性
エポキシ樹脂組成物、無機充填材及び必要に応じ配合剤
を、溶媒に溶解ないし分解させてワニスとする。混合方
法は、ワニスが均一に混合分散されればよく,特に限定
されるものではない。例えば、らいかい機、ビーズミ
ル、パールミル、ボールミル、ホモミキサー、メカニカ
ルスターラー等の機器を用いることができる。混合分散
温度は、用いた溶媒の凝固点以上で、且つ沸点以下の温
度範囲であればよい。混合分散する材料の投入順序はい
ずれの順でもよい。また、無機充填材は、いずれかの材
料に予め混合分散させておいてもよい。
【0024】前記のワニスを塗布する支持体として、ワ
ニスに用いる溶媒に溶解しないものが好ましく、例え
ば、ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、ポリ
エチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のプラス
チックフィルムが使用でき、さらに、この支持体として
金属箔を用い、塗布する面を粗化面とすることもでき
る。このワニスを塗布した後に行う溶媒の除去は、溶媒
抽出、真空乾燥、加熱乾燥等種々の方法を用いることが
できるが、加熱による乾燥が好ましい。その温度は、使
用するワニスの組成あるいは支持体の分解温度よりも低
い温度で行う。そして、支持体上に形成されたエポキシ
接着フィルムは、Bステージ状態に形成し、その厚みは
一般的には200μm以下とするのが好ましい。以下実
施例により本発明を具体的に説明する。
【0025】
【実施例】(実施例1)二官能エポキシ樹脂として、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量:172)
を用い、二官能フェノール類として、テトラブロモビス
フェノールA(水酸基当量:272)を用い、エポキシ基
/フェノール性水酸基=1.00/1.00となるよう
に配合し、触媒としてエポキシ樹脂1モルに対し、水酸
化ナトリウムを0.05モル、2−エチル−4−メチル
イミダゾールを0.05モルの存在下に、溶媒として
N,N−ジメチルアセトアミドを用い、溶液の固形分濃
度が20重量%となるように配合を調整し、120℃で
10時間,その溶媒中で加熱して重合させてフィルム形
成能を有する高分子量エポキシ重合体を得た。その粘度
は2,800mPa・sであり、ゲル浸透クロマトグラ
フィー(GPC)法によるスチレン換算重量平均分子量
が133,000であり、この還元粘度は、N,N―ジ
メチルアセトアミド中25℃で1.20dl/gであっ
た。
【0026】この高分子量エポキシ重合体に、架橋剤と
して2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネー
ト類として、フェノールでマスクしたトリレンジイソシ
アネートを用い、高分子量エポキシ重合体のアルコール
性水酸基1当量に対し、イソシアネート基0.5当量と
なるように配合した。さらに、高分子量エポキシ重合体
100重量部に対し、多官能エポキシ樹脂として、クレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量:19
5)を30重量部、硬化剤としてフェノールノボラック
樹脂(水酸基当量:106)を20重量部配合した。そし
て、平均粒径が0.8〜5μmの範囲である非繊維状の
無機充填材として、平均粒径1.0μmのアルミナを3
0体積%になるように配合し、室温で機械的に90分攪
拌し、ワニスを得た。このワニスを厚さ50μmのポリ
プロピレンフィルムの片面に塗布し、乾燥器中で、10
0℃、0.5時間の条件で乾燥し、厚さ52μmの半硬
化状のエポキシ接着フィルムを得た。このエポキシ接着
フィルムを厚み0.8mmのガラス布基材エポキシ樹脂
銅張積層板(銅箔厚み18μm、MCL E−679:
日立化成工業株式会社製商品名)を用いて回路加工した
内層回路に重ね、その上に厚さ18μmの銅箔(TSA
−18:古河サーキットフォイル株式会社製商品名)の
粗化面が接着フィルム側になるように重ね、真空プレス
により170℃、2.5MPa、60分間の条件で成形
を行い、試験用の4層の多層プリント配線板を作製し
た。
【0027】(実施例2)二官能エポキシ樹脂として、
臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当
量:400)を用い、二官能フェノール類として、テト
ラブロモビスフェノールA(水酸基当量:272)を用
い、エポキシ基/フェノール性水酸基=1.00/0.
98となるように配合し、触媒としてエポキシ樹脂1モ
ルに対し、リチウムメトキシドを0.1モル、溶媒とし
てN,N−ジメチルアセトアミドを用い、溶液の固形分
濃度が30重量%となるように配合を調整し、120℃
で10時間、その溶媒中で加熱して重合させてフィルム
形成能を有する高分子量エポキシ重合体を得た。その粘
度は3,500mPa・sであり、ゲル浸透クロマトグ
ラフィー(GPC)法によるスチレン換算重量平均分子
量が198,000であり、この還元粘度は、N,N―
ジメチルアセトアミド中25℃で1.25dl/gであ
った。この高分子量エポキシ重合体に、2個以上のイソ
シアネート基を有するイソシアネート類として、クレゾ
ールでマスクしたヘキサメチレンジイソシアネートを用
い、高分子量エポキシ重合体のアルコール性水酸基1当
量に対しイソシアネート基0.5当量となるように配合
した。高分子量エポキシ重合体100重量部に対し、多
官能エポキシ樹脂として、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂(エポキシ当量:195)を30重量部、硬化剤
としてフェノールノボラック樹脂(水酸基当量:106)
を20重量部配合した。さらに、無機充填材として平均
粒径0.8μmのタルクを40体積%になるように配合
し、室温で機械的に90分攪拌しワニスを得た。このワ
ニスを、厚さ50μmのポリプロピレンフィルムの片面
に塗布し、乾燥器中で、100℃、0.5時間の条件で
乾燥し、厚さ50μmの半硬化状のエポキシ接着フィル
ムを得た。このエポキシ接着フィルムを用い実施例1と
同様にして、試験用の4層の多層プリント配線板を作製
した。
【0028】(実施例3)二官能エポキシ樹脂として臭
素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量:
400)を用い、二官能フェノール類としてテトラブロ
モビスフェノールA(水酸基当量:272)を用い、エポ
キシ基/フェノール性水酸基=1.00/1.00とな
るように配合し、触媒としてエポキシ樹脂1モルに対
し、水酸化カリウムを0.04モル、2−メチルイミダ
ゾールを0.06モル、溶媒としてN,N−ジメチルア
セトアミドを用い、溶液の固形分濃度が30重量%とな
るように配合を調整し、120℃で10時間、その溶媒
中で加熱して重合させてフィルム形成能を有する高分子
量エポキシ重合体を得た。その粘度は2,500mPa
・sであり、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法
によるスチレン換算重量平均分子量が190,000で
あり、この還元粘度は、N,N―ジメチルアセトアミド
中25℃で1.23dl/gであった。この高分子量エ
ポキシ重合体に、2個以上のイソシアネート基を有する
イソシアネート類として、フェノールでマスクしたトリ
レンジイソシアネートを用い、高分子量エポキシ重合体
のアルコール性水酸基1当量に対し、イソシアネート基
0.5当量となるように配合した。そして、高分子量エ
ポキシ重合体100重量部に対し、多官能エポキシ樹脂
として、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキ
シ当量:195)を30重量部、硬化剤としてフェノー
ルノボラック樹脂(水酸基当量:106)を20重量部配
合した。さらに、無機充填材として、平均粒径5.0μ
mの二酸化チタンを25体積%になるように配合し、室
温で機械的に90分攪拌しワニスを得た。このワニスを
厚さ50μmのポリプロピレンフィルムの片面に塗布
し、乾燥器中で、100℃、0.5時間の条件で乾燥
し、厚さ58μmの半硬化状のエポキシ接着フィルムを
得た。このエポキシ接着フィルムを用い実施例1と同様
にして、試験用の4層の多層プリント配線板を作製し
た。
【0029】(実施例4)二官能エポキシ樹脂として、
臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当
量:400)を用い、二官能フェノール類として、テト
ラブロモビスフェノールA(水酸基当量:272)を用
い、エポキシ基/フェノール性水酸基=1.00/1.
00となるように配合し、触媒としてエポキシ樹脂1モ
ルに対し、リチウムメトキシドを0.05モル、ジイソ
ブチルアミンを0.05モル、溶媒としてN,N−ジメ
チルアセトアミドを用い、溶液の固形分濃度が20重量
%となるように配合を調整し、120℃で10時間、そ
の溶媒中で加熱して重合させてフィルム形成能を有する
高分子量エポキシ重合体を得た。その粘度は4,200
mPa・sであり、ゲル浸透クロマトグラフィー(GP
C)法によるスチレン換算重量平均分子量が301,0
00であり、この還元粘度は、N,N―ジメチルアセト
アミド中25℃で1.26dl/gであった。この高分
子量エポキシ重合体に、2個以上のイソシアネート基を
有するイソシアネート類として、フェノールでマスクし
たトリレンジイソシアネートを用い、高分子量エポキシ
重合体のアルコール性水酸基1当量に対し、イソシアネ
ート基0.5当量となるように配合した。そして、高分
子量エポキシ重合体100重量部に対し、多官能エポキ
シ樹脂として、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(エポキシ当量:195)を30重量部、硬化剤としてフ
ェノールノボラック樹脂(水酸基当量:106)を20重
量部配合した。さらに、無機充填材として、平均粒径
3.0μmのシリカを30体積%になるように配合し、
室温で機械的に90分攪拌しワニスを得た。このワニス
を厚さ50μmのポリプロピレンフィルムの片面に塗布
し、乾燥器中で、100℃、0.5時間の条件で乾燥
し、厚さ53μmの半硬化状のエポキシ接着フィルムを
得た。このエポキシ接着フィルムを用い実施例1と同様
にして、試験用の4層の多層プリント配線板を作製し
た。
【0030】(実施例5)二官能エポキシ樹脂として臭
素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量:
400)を用い、二官能フェノール類としてテトラブロ
モビスフェノールA(水酸基当量:272)を用い、エポ
キシ基/フェノール性水酸基=1.00/1.02とな
るように配合し、触媒としてエポキシ樹脂1モルに対し
水素化リチウムを0.040モル、イミダゾールを0.
035モル、溶媒としてN,N−ジメチルアセトアミド
を用い、溶液の固形分濃度が20重量%となるように配
合を調整し、120℃で10時間、その溶媒中で加熱し
て重合させてフィルム形成能を有する高分子量エポキシ
重合体を得た。その粘度は3,900mPa・sであ
り、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法によるス
チレン換算重量平均分子量が155,000であり、こ
の還元粘度は、N,N―ジメチルアセトアミド中25℃
で1.14dl/gであった。この高分子量エポキシ重
合体に、2個以上のイソシアネート基を有するイソシア
ネート類として、フェノールでマスクしたトリレンジイ
ソシアネートを用い、高分子量エポキシ重合体のアルコ
ール性水酸基1当量に対し、イソシアネート基0.5当
量となるように配合した。そして、高分子量エポキシ重
合体100重量部に対し、多官能エポキシ樹脂として、
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量:
195)を30重量部、硬化剤としてフェノールノボラ
ック樹脂(水酸基当量:106)を20重量部配合した。
さらに、無機充填材として平均粒径2.0μmの焼成ク
レイを40体積%になるように配合し、室温で機械的に
90分攪拌しワニスを得た。このワニスを厚さ50μm
のポリプロピレンフィルムの片面に塗布し、乾燥器中
で、100℃、0.5時間の条件で乾燥し、厚さ55μ
mの半硬化状のエポキシ接着フィルムを得た。このエポ
キシ接着フィルムを用い実施例1と同様にして、試験用
の4層の多層プリント配線板を作製した。
【0031】(比較例1)実施例1における無機充填材
であるアルミナを配合せずに用いた以外は実施例1と同
様にしてワニスを作製し、厚さ50μmの半硬化状のエ
ポキシ接着フィルムを得た。このエポキシ接着フィルム
を用い実施例1と同様にして、試験用の4層の多層プリ
ント配線板を作製した。
【0032】(比較例2)実施例2における無機充填材
であるタルクの粒径を0.3μmとした以外は実施例2
と同様にしてワニスを作製し、厚さ51μmの半硬化状
のエポキシ接着フィルムを得た。このエポキシ接着フィ
ルムを用い実施例1と同様にして、試験用の4層の多層
プリント配線板を作製した。
【0033】(比較例3)実施例3における無機充填材
を平均粒径10.0μmのアルミナとした以外は、実施
例3と同様にしてワニスを作製し、厚さ53μmの半硬
化状のエポキシ接着フィルムを得た。このエポキシ接着
フィルムを用い実施例1と同様にして、試験用の4層の
多層プリント配線板を作製した。
【0034】(比較例4)実施例4における無機充填材
を長さ40μmのEガラス(直径10μm)粉とした以
外は、実施例4と同様にしてワニスを作製し、厚さ55
μmの半硬化状のエポキシ接着フィルムを得た。このエ
ポキシ接着フィルムを用い実施例1と同様にして、試験
用の4層の多層プリント配線板を作製した。
【0035】(比較例5)プリプレグ用のエポキシ樹脂
である臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキ
シ当量:470)100重量部と、硬化剤であるジシア
ンジアミド5重量部と、硬化促進剤であるベンジルジメ
チルアミンを0.2重量部とを、メチルエチルケトンと
エチレングリコールモノメチルエーテル(9/1重量
比)に溶解したエポキシ樹脂ワニスに、無機充填材とし
て、平均粒径2.0μmのクレイを40体積%になるよ
うに配合し、室温で機械的に90分攪拌し、ワニスを得
た。このワニスを、厚さ50μmのポリプロピレンフィ
ルムの片面に塗布し、乾燥器中で、100℃、0.5時
間の条件で乾燥し、厚さ41μmの半硬化状のエポキシ
樹脂を得た。しかし、この接着フィルムは脆く、取扱い
が困難で、評価を行なうことができなかった。
【0036】実施例、比較例で得られたエポキシ接着フ
ィルムとそれを絶縁層として用いた試験用の4層のプリ
ント配線板を用いて、銅箔引き剥がし強さ、マンドレル
試験(耐屈曲性)による取扱性、引張り弾性率、熱膨張
係数、耐電食性を測定し測定結果を表1に示した。
【0037】(試験方法)実施例、比較例の中での測定方
法およびエポキシ接着フィルムや試験用の4層の多層プ
リント配線板の特性を以下の方法で測定した。 ・粘度 EMD型粘度計(株式会社東京計器社製)を用い25℃で
測定した。 ・ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法によるスチレ
ン換算重量平均分子量ゲル浸透クロマトグラフィー(G
PC)に使用したカラムは、TSKgelG6000+
G5000+G4000+G3000+G2000であ
り、溶離液には、N,N−ジメチルアセトアミドを使用
し、試料濃度を2重量%とした。分子量の異なるスチレ
ンを用いて分子量と溶出時間の関係を求めた後、試料の
溶出時間を測定し、スチレン換算重量平均分子量とし
た。 ・還元粘度 高分子量エポキシ重合体をウベローデ粘度計を用いて測
定した。 ・銅箔引き剥がし強さ 試験用の4層の多層プリント配線板を用いて、銅箔を1
0mm幅で90°方向に引っ張り、銅箔引き剥がし強さ
を測定した。 ・耐電食性 18μmの銅箔であるTSA−18(古河サーキットフ
ォイル株式会社製商品名)の粗化面に各実施例、比較例
のそれぞれのワニスを塗布し、乾燥機中で100℃、
0.5時間の条件で乾燥し、接着剤の厚みが50μmの
銅箔付き接着フィルムを得た。この銅箔付き接着フィル
ム2枚の接着フィルム面同士を重ね170℃、4MP
a、45分の条件で加圧加熱して積層一体化した。この
両面銅箔張積層板の片面をライン/スペース=100/
100μmとなるくし型配線を成形した。さらにその上
に前記と同様の銅箔付き接着フィルムの接着フィルム面
をくし型配線に重ね170℃、4MPa、45分の条件
で加圧加熱して積層一体化し、後で積層した銅箔を全て
エッチングで除去した。なお、電極リード取出し部分に
は、離型紙を挟み接着しないようにした。この試料を湿
度85%、温度85℃の条件下で、配線間に100Vの
電圧を印加し、絶縁不良が生じるまでの時間を測定し
た。 ・マンドレル試験 半硬化状のエポキシ接着フィルムを、100mm×20
mmに切断し、マンドレル試験機(東洋精機株式会社
製)を用いて測定した。接着フィルムを芯棒外側になる
ように配置し、芯棒を中心に屈曲させたときのクラック
の有無を測定した。芯棒の直径は、1mm〜10mm。 ・引張り弾性率 硬化した試料フィルム(170℃で45分処理)のガラ
ス状領域(E1)、ゴム状領域(E2)の引張り弾性率は、
DVE−4型レオスペクトラー(レオロジー社製商品名)
を用いた。試料の幅は、5mmとしスパン20mm、引
張りモード、5Hz、昇温速度5℃/分で40〜250
℃まで測定した。 ・熱膨張係数 硬化した試料フィルムのガラス状領域(α1)、ゴム状領
域(α2)の熱膨張係数は、熱機械分析装置TMA400
0(マックサイエンス社製商品名)を用いて測定した。試
料の幅は、5mmとしスパン15mm、荷重5g、昇温
速度5℃/分で40〜200℃まで測定した。 ・ワイヤボンディング性 作製した試験用の4層の多層プリント配線板に、ダイボ
ンド材によってICチップを固定し、このICチップと
作製した多層プリント配線板を接続するために、直径2
8μmの金線を用い、ワイヤボンダであるHW22U−
H(九州松下電器株式会社製商品名)を用い、加熱温度1
50℃と200℃の条件でワイヤボンディングした。ワ
イヤボンディングした金線の引張り強度を、プルテスタ
ーPTR−01(株式会社レスカ製商品名)を用いて測定
し、4gf以上あるか無いかを判定し、4gf以上のも
のを○印で、4gf未満のものを×印で示した。
【0038】
【表1】 項目 銅箔引き 取扱性 引張り弾性率 熱膨張係数 耐電食性 ワイヤホ゛ンテ゛ィンク゛性 剥がし強 (MPa) (ppm/℃) (h) さ(kN/m) E1 E2 α1 α2 150℃ 170℃ 実施例1 1.6 φ5mm 5300 287 35 170 1000以上 〇 〇 実施例2 1.5 φ5mm 5580 295 38 178 1000以上 〇 〇 実施例3 1.4 φ6mm 5790 312 40 181 1000以上 〇 〇 実施例4 1.4 φ5mm 6130 350 42 183 1000以上 〇 〇 実施例5 1.5 φ6mm 6340 386 43 184 1000以上 〇 〇 比較例1 1.7 φ3mm 2200 7 66 358 1000以上 × × 比較例2 0.16 φ6mm 4800 180 30 165 1000以上 × × 比較例3 1.1 φ8mm 6700 425 48 190 73 × × 比較例4 1.6 φ8mm 7000 486 50 182 15 × × 比較例5 - - - - - - - - -
【0039】実施例1において、平均粒径1.0μmの
アルミナを配合したフィルムは、比較例1において充填
材を配合しなかったフィルムに比べ、引張弾性率が2倍
以上となり、熱膨張率が約1/2となった。また、実施
例1で得られた4層の多層プリント積層板は比較例1で
得られたものと比較してワイヤボンディング性が良好で
あった。実施例2において、平均粒径0.8μmのタル
クを配合したフィルムは、比較例2において平均粒径
0.3μmのタルクを配合したフィルムに比べ、銅箔引
き剥がし強さが約10倍となった。また、実施例2で得
られた4層の多層プリント配線板は比較例2で得られた
ものと比較してワイヤボンディング性が良好であった。
実施例3において、平均粒径5.0μmの二酸化チタン
を配合したフィルムは、比較例3において平均粒径1
0.0μmのアルミナを配合したフィルムに比べ、耐電
食性が13倍以上となった。また、実施例3で得られた
4層の多層プリント配線板は比較例3で得られたものと
比較してワイヤボンディング性が良好であった。実施例
4において、平均粒径3.0μmのシリカを配合したフ
ィルムは、比較例4において長さ40μmのEガラス粉
を配合したフィルムに比べ、耐電食性が66倍以上とな
った。また、実施例4で得られた4層の多層プリント配
線板は比較例4で得られたものと比較してワイヤボンデ
ィング性が良好であった。実施例5において、平均粒径
2.0μmの焼成クレイを配合したフィルムは、比較例
5においてプリプレグ用のエポキシ樹脂を用いたフィル
ムに比べ、接着フルム特性が著しく向上した。また、実
施例5で得られた4層の多層プリント配線板は、ワイヤ
ボンディング性が良好であった。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によって
銅箔引き剥がし強さ、耐熱性、取扱性、耐電食性に優
れ、かつ、剛性、低熱膨張性に優れたエポキシ接着フィ
ルムを絶縁層に用いた多層プリント配線板の製造方法を
提供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 清水 浩 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 松尾 亜矢子 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 Fターム(参考) 4J004 AA13 AA14 AA17 AA18 AB05 CA04 CA06 CA08 CC02 EA05 GA01 4J038 DB021 DB051 DB061 DB261 DG262 DG302 HA186 HA216 HA446 HA526 HA536 JA64 KA03 KA04 KA06 KA08 KA20 MA14 NA21 PB09 PC02 PC08 4J040 EC061 EC062 EC071 EC091 EC092 EC121 EC122 EC151 EC152 EF151 EF152 EF331 EF332 HA136 HA156 HA306 HA356 HC16 JA02 JA09 KA03 KA16 KA42 LA01 LA06 LA07 LA08 NA20 QA01 5E346 CC09 CC13 CC32 CC41 EE09 EE13 HH31

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層プリント配線板の製造方法におい
    て、二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類を触媒の
    存在下、溶媒中で加熱して重合させて得たゲル浸透クロ
    マトグラフィー法によるスチレン換算重量平均分子量が
    50,000以上の高分子量エポキシ重合体、多官能エ
    ポキシ樹脂、硬化剤、架橋剤を主成分とするワニスに、
    平均粒径が0.8〜5μmの範囲である非繊維状の無機
    充填材を配合し、支持体の片面または両面に塗布し、溶
    媒を除去して得られたエポキシ接着フィルムを絶縁層と
    して使用することを特徴とする多層プリント配線板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 高分子エポキシ重合体の原料となる二官
    能フェノール類が、ハロゲン化された二官能フェノール
    類であるエポキシ接着フィルムを使用することを特徴と
    する請求項1に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 架橋剤として、2個以上のイソシアネー
    ト基を有するイソシアネート類のイソシアネート基をマ
    スク(ブロック)したマスクイソシアネート類を含むエ
    ポキシ接着フィルムを絶縁層として使用することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の多層プリント配
    線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 無機充填材を10〜60体積%配合した
    エポキシ接着フィルムを絶縁層として使用することを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多
    層プリント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 エポキシ接着フィルムに配合する非繊維
    状の無機充填材が、水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
    シウム、タルク、アルミナ、マグネシア、シリカ、二酸
    化チタン、クレイのうちいずれか1種以上であるエポキ
    シ接着フィルムを絶縁層として使用することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の多層プリ
    ント配線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 エポキシ接着フィルムに配合する非繊維
    状の無機充填材が、焼成されたクレイであるエポキシ接
    着フィルムを絶縁層として使用することを特徴とする請
    求項1ないし請求項5のいずれかに記載の多層プリント
    配線板の製造方法。
  7. 【請求項7】 エポキシ接着フィルムが、マンドレル試
    験において、直径10mm以下の耐屈曲性を有するエポ
    キシ接着フィルムを絶縁層として使用することを特徴と
    する請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の多層プ
    リント配線板の製造方法。
  8. 【請求項8】 銅箔の粗化面に塗布し溶媒を除去した銅
    箔付きエポキシ接着フィルムのエポキシ接着フィルムを
    絶縁層として使用することを特徴とする請求項1ないし
    請求項7のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造
    方法。
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