JP2000180934A - カメラの表示装置 - Google Patents

カメラの表示装置

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JP2000180934A
JP2000180934A JP10357641A JP35764198A JP2000180934A JP 2000180934 A JP2000180934 A JP 2000180934A JP 10357641 A JP10357641 A JP 10357641A JP 35764198 A JP35764198 A JP 35764198A JP 2000180934 A JP2000180934 A JP 2000180934A
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JP
Japan
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mode
driving
camera
setting
switch
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Application number
JP10357641A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumuto Honda
澄人 本田
Takeshi Musashi
剛 八道
Yuji Imai
右二 今井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to CNB991267729A priority patent/CN1144092C/zh
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Priority to HK00106593A priority patent/HK1027634A1/xx
Priority to US11/242,501 priority patent/US20060087579A1/en
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/18Signals indicating condition of a camera member or suitability of light

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影者に違和感を与えることなく、明確で判り
易い表示を可能とするカメラの表示装置を提供すること
にある。 【解決手段】本発明のカメラの表示装置は、多色発光可
能なバックライト用の有機EL素子17と、上記バック
ライト用の有機EL素子17を駆動させるための駆動条
件の変更が可能な各種スイッチ5,6,7と、上記各種
スイッチ5,6,7で設定した駆動条件に基づいて、ド
ライバ回路15による上記有機EL素子の発光輝度及び
発光色の駆動を制御するCPU1とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色発光可能な有
機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子
と称する)を用いたカメラの表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】今日、カメラの高機能化、多機能化が進
むにつれて、当該カメラにおける情報表示部も多くの情
報を表示する必要性が生じてきている。これと同時に、
カメラの小型化も進められ、これにより表示部の大きさ
は限定され、ひいては個々の表示セグメントが小さくな
る傾向にある。かかる条件下で、カメラの撮影者にとっ
て判り易い表示を実現すべく、種々の技術開発がなされ
ている。
【0003】ここで、例えば、特開平8−82841号
公報では、表示部のバックライトや表示セグメントの色
を変えることで、表示を判り易いものとするカメラの表
示装置に関する技術が開示されている。即ち、同技術
は、制御回路が液晶表示パネルからなる表示器の表示内
容を制御すると共に、バックライトドライバの出力信号
によりそれぞれ赤青緑LEDのバックライト手段の発生
させる色を制御して上記表示器のバックライトの色を変
化させて表示することで、各種の表示を容易に区別でき
るようにした事を特徴とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、以下のような問題が生じていた。
【0005】即ち、表示部の色と同色の照明がなされて
いるような部屋で撮影を行う時には、撮影者にとって判
り難い表示になるといった問題が生じていた。更に、カ
メラの各動作モードに対応する表示に係る表示部の色が
予め決められているため、撮影者によっては、その動作
モードに対するイメージと表示部の色とが一致せずに違
和感を感じてしまうといった問題も生じていた。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、撮影者に違和感を与える
ことなく、明確で判り易い表示を可能とするカメラの表
示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、多色発光可能な有機エレ
クトロルミネッセンス素子と、上記有機エレクトロルミ
ネッセンス素子を駆動させるための駆動条件の変更が可
能な駆動条件設定手段と、上記駆動条件設定手段で設定
した駆動条件に基づいて、上記有機エレクトロルミネッ
センス素子を駆動する駆動制御手段と、を具備すること
を特徴とするカメラの表示装置が提供される。
【0008】第2の態様では、多色発光可能な有機エレ
クトロルミネッセンス素子と、上記有機エレクトロルミ
ネッセンス素子を駆動させるための駆動条件の変更が可
能な駆動条件設定手段と、上記駆動条件設定手段で設定
した駆動条件を記憶する駆動条件記憶手段と、上記駆動
条件設定手段で設定した駆動条件に基づいて、上記エレ
クトロルミネッセンス素子を駆動する駆動制御手段と、
を具備することを特徴とするカメラの表示装置が提供さ
れる。
【0009】第3の態様では、上記第2の態様におい
て、上記駆動条件記憶手段は、電気的に書き換え可能な
不揮発性メモリであることを特徴とするカメラの表示装
置が提供される。
【0010】上記第1乃至第3の態様によれば以下の作
用が奏される。
【0011】即ち、本発明の第1の態様では、駆動条件
設定手段により、多色発光可能な有機エレクトロルミネ
ッセンス素子を駆動させるための駆動条件が設定変更さ
れ、駆動制御手段により、上記駆動条件設定手段で設定
した駆動条件に基づいて、上記有機エレクトロルミネッ
センス素子が駆動される。
【0012】第2の態様では、駆動条件設定手段によ
り、多色発光可能な有機エレクトロルミネッセンス素子
を駆動させるための駆動条件が設定変更され、駆動条件
記憶手段にこの駆動条件が記憶され、駆動制御手段によ
り、上記駆動条件設定手段で設定した駆動条件に基づい
て上記エレクトロルミネッセンス素子が駆動される。
【0013】第3の態様では、上記第2の態様におい
て、上記駆動条件記憶手段が、電気的に書き換え可能な
不揮発性メモリで構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施の形態に係るカ
メラの表示装置を採用したカメラの構成を示すブロック
図である。
【0016】同図において、中央演算処理装置(CPU ;
Central Processing Unit)1は、カメラの各種の動
作を制御するものであり、その内部には所定のタイマを
カウントするためのタイマ部2が設けられている。
【0017】このCPU1には、パワースイッチ3、レ
リーズスイッチ4、撮影モードとEL設定モードを切り
換えるモード切り換えスイッチ5、撮影モード時は撮影
モードを切り換えるストロボスイッチ6(EL設定モー
ド時は有機EL素子の明るさを調整するEL輝度調整ス
イッチとなる)、撮影モード時はセルフモードを切り換
えるセルフモードスイッチ7(EL設定モード時は有機
EL素子の発光色を変更するEL発光色変更スイッチと
なる)が接続されている。
【0018】上記レリーズスイッチ3は、レリーズ釦の
半押しで1stレリーズ(1R)スイッチがオンされ、
レリーズ釦全押しで2ndレリーズ(2R)スイッチが
オンされるような構成となっている。また、上記画面サ
イズ切り換えスイッチ5により、「通常画面サイズ」→
「パノラマサイズ」→「ハイビジョンサイズ」というよ
うに、撮影画面サイズの設定変更が可能となっている。
【0019】上記CPU1には、更に、上記AE部8に
よる測定結果に基づいて当該CPU1より必要に応じて
充電及び発光制御されるストロボ部11と、上記AF部
9による測定結果に基づいて当該CPU1によりフォー
カス制御されるレンズ合焦部10が接続されている。更
に、上記CPU1には、ドライバ回路部15を介してバ
ックライト用有機EL素子17が、液晶制御部13を介
して外部表示用LCD14がそれぞれ接続されている。
【0020】次に図2は本発明の第1 の実施の形態に係
るカメラの外観斜視図である。
【0021】同図に示されるように、カメラ本体18の
背面にはファインダ19が設けられており、カメラ本体
18の上面の中央には外部表示用LCD部14が配置さ
れている。また、カメラ本体18の上面の両端には、レ
リーズスイッチ4とパワースイッチ3が配置されてい
る。さらに、外部表示用LCD部14の両側には、モー
ド切り換えスイッチ5と、ストロボスイッチ(EL輝度
調整スイッチ)6、セルフモードスイッチ(EL発光色
変更スイッチ)7が配置されている。
【0022】次に図3は上記外部表示用LCD部14に
表示されるセグメントの全てを示し説明する。この外部
表示用LCD部14によって、バッテリチェックマーク
30、撮影日時31、ストロボ発光(発光禁止)モード
マーク32、フルオートモードマーク33、スローモー
ドマーク34、フィルム装填並びにフィルム巻き上げ、
巻き戻しマーク35、赤目軽減モードマーク36、風景
モードマーク37、セルフタイマモードマーク38、及
びフィルム駒数39が表示される。これらの表示セグメ
ントの下部には、バックライト用有機EL素子17(図
3中、破線で示す領域に相当する)が配置されている。
【0023】以下、図4のフローチャートを参照して、
第1の実施の形態に係るカメラによる動作シーケンスを
説明する。
【0024】パワースイッチ3のオンによりカメラが起
動されると、先ずCPU1は、各部のイニシャライズを
行う(ステップS1)。次いで、EEPROM16から
駒数や撮影モード等のカメラの情報を読み込み(ステッ
プS2)、この読み出した情報を基にして外部表示用L
CD部14に表示する(ステップS3)。さらに、上記
ステップS2で読み出した情報を基にしてバックライト
用有機EL素子17を発光させる(ステップS4)。
【0025】次いで、上記パワースイッチ3の状態を確
認し(ステップS5)、当該パワースイッチ3がオフの
場合は処理を終了し、カメラの動作を停止させる。これ
に対して、上記パワースイッチ3がオンの場合は、モー
ド切り換えスイッチ5がオンされたかどうか判断し(ス
テップS6)、当該モード切り換えスイッチ5がオフの
場合はステップS10に進む。
【0026】一方、上記ステップS6にて、モード切り
換えスイッチ5がオンされた場合は、CPU1は、撮影
モードかEL設定モードかを判断し(ステップS7)、
撮影モードの場合は、EL設定モードに変更し(ステッ
プS8)、EL設定モードの場合は、撮影モードに変更
する(ステップS9)。続いて、CPU1は、詳細は後
述するサブルーチン「撮影モードの設定」を実行し(ス
テップS10)、更に続いて詳細は後述するサブルーチ
ン「EL駆動条件の設定」を実行し、バックライト用有
機EL素子17の発光輝度や発光色を設定する(ステッ
プS11)。
【0027】続いて、CPU1は、レリーズスイッチ4
の1R(1stレリーズ)がオンされたかどうかを判断
し(ステップS12)、レリーズスイッチ4がオンされ
ていない場合は、再び上記ステップS3に戻り、スイッ
チ入力を待つ。一方、レリーズスイッチ4の1Rがオン
された時には、AE部8及びAF部9による測光及び測
距を行う(ステップS13)。
【0028】次いで、CPU1は、再びレリーズスイッ
チ4の1Rがオンされているかどうか判断し(ステップ
S14)、オンされていない場合は上記ステップS3に
戻り、オンされている場合はレリーズスイッチ4の2R
(2ndレリーズ)がオンされているかどうか判断する
(ステップS15)。この2Rがオンされていない場合
は、上記ステップS14に戻り、オンされた場合には、
所定の撮影動作を行うことになる(ステップS16)。
こうして、上記撮影動作が終了すると上記ステップS3
へ戻り、再びスイッチ入力を待つことになる。
【0029】次に、図5のフローチャートを参照して、
図4のステップS10で実行されるサブルーチン「撮影
モードの設定」の詳細な動作を説明する。
【0030】先ず、CPU1は撮影モードかどうか確認
する(ステップS21)。
【0031】ここで、撮影モードでない場合は、本サブ
ルーチンの処理を終了し、図4のステップS11以降の
処理にリターンする。これに対して、撮影モードの場合
は、セルフモードスイッチ7の入力判断を行う(ステッ
プS22)。ここで、セルフモードスイッチ7がオフの
場合はステップS26へ移行し、オンの場合はセルフモ
ードかどうかを確認する(ステップS23)。
【0032】上記ステップS23にて、セルフモードの
場合はセルフモードをクリアし(ステップS24)、セ
ルフモードではない場合はセルフモードに設定して(ス
テップS25)、ストロボスイッチ6の入力判断を行う
(ステップS26)。ここで、ストロボスイッチ6がオ
フの場合は、本サブルーチンの処理を終了する。
【0033】上記ステップS26にて、ストロボスイッ
チ6がオンされている場合は、発光禁止モードかどうか
の判断を行う(ステップS27)。ここで、発光禁止モ
ードの場合は、強制発光モードに設定して(ステップS
28)、本サブルーチンの処理を終了する。一方、発光
禁止モードではない時は、強制発光モードかどうかの判
断を行う(ステップS29)。ここで、強制発光モード
の場合は、風景モードに設定して(ステップS30)、
本サブルーチンの処理を終了する。
【0034】上記ステップS29にて、強制発光モード
ではない場合は、風景モードかどうかの判断を行い(ス
テップS31)、風景モードの場合は、スローモードに
設定して(ステップS32)、本サブルーチンの処理を
終了する。上記ステップS31にて、風景モードでない
場合は、スローモードかどうかの判断を行い(ステップ
S33)、スローモードの場合は、赤目軽減モードに設
定して(ステップS34)、本サブルーチンの処理を終
了する。上記ステップS33にて、スローモードでない
場合は、赤目軽減モードかどうかの判断を行い(ステッ
プS35)、赤目軽減モードの場合は、フルオートモー
ドに設定して(ステップS36)、本サブルーチンの処
理を終了する。上記ステップS35にて、赤目軽減モー
ドでない場合は、フルオートモードかどうかの判断を行
い(ステップS37)、フルオートモードの場合は、発
光禁止モードに設定して(ステップS38)、本サブル
ーチンの処理を終了する。上記ステップS37にて、フ
ルオートモードでない場合は、そのまま、本サブルーチ
ンの処理を終了する。
【0035】次に図6のフローチャートを参照して、図
4のステップS11で実行されるサブルーチン「EL駆
動条件の設定」の動作を説明する。
【0036】先ず、CPU1は、EL設定モード状態に
なっているかどうかを判断する(ステップS101)。
ここで、EL設定モードではない場合は、本サブルーチ
ンの処理を終了する。一方、EL設定モードの場合は、
EL設定モード状態になったことを撮影者に告知するた
めに外部表示用LCD部14の撮影日時表示部をEL設
定モード表示(図7参照)にする(ステップS10
2)。
【0037】そして、詳細は後述するサブルーチン「明
るさ設定」を実行し、有機EL素子17の発光輝度を撮
影者が設定するための明るさ設定処理を行い(ステップ
S103)、続いて、詳細は後述するサブルーチン「色
設定」を実行し、有機EL素子17の発光色を撮影者が
設定するための色設定処理を行う(ステップS10
4)。次いで、上記各設定処理の後に、設定変更があっ
たかどうかを調べ(ステップS105)、変更されたと
判断した場合は、EEPROM16へ変更データを書き
込む(ステップS106)。次いで、上記ステップS1
05で変更されていないと判断された場合と同様に、ス
テップS107へ進み、バックライト用有機EL素子1
7のドライバ回路15を設定された条件で駆動し、図4
のステップS12以降の処理にリターンする。
【0038】次に、図8のフローチャートを参照して、
上記図6のステップS103で実行されるサブルーチン
「明るさ設定」の動作を説明する。
【0039】このサブルーチンでは、モード切り換えス
イッチ5で撮影者がEL設定モードを選択した時にスト
ロボスイッチ6とセルフモードスイッチ7とが各々EL
輝度調整スイッチ6とEL発光色変更スイッチ7に機能
変更される。
【0040】即ち、EL輝度調整スイッチ6が入力され
たかどうかを調べ(ステップS201)、入力されてい
ない場合は処理を終了する。一方、入力された場合、発
光輝度調整レベルを表すカウント値NBを+1だけカウ
ントアップする(ステップS202)。続いて、NBが
発光輝度調整可能な最大値NBXより大きいかどうかを
調べ(ステップS203)、大きい場合は再び発光輝度
調整の最小値である「0」にリセットする(ステップS
204)。上記ステップS203でNBがNBX以下の
場合か、ステップS204の処理の後に、本処理を終了
する。
【0041】ここで、例えばNBは0(OFF)〜5
(=NBX)まで1カウントごとの値をとり、このカウ
ント値をCPU1が確認し、当該値に応じて、図10で
後述するバイアス電圧(Vb)を変化させるようにドラ
イバ回路15を制御して、バックライト用有機EL素子
17の発光輝度を変化させる。
【0042】次に、図9のフローチャートを参照して、
上記図6のステップS104で実行されるサブルーチン
「色設定」の動作を説明する。
【0043】先ず、CPU1は、EL発光色変更スイッ
チ7が入力されたかどうかを調べ(ステップS30
1)、入力されていない場合は処理を終了する。
【0044】一方、スイッチ入力された場合(ステップ
S301)、発光色調整レベルを表すカウント値NCを
+1だけカウントアップする(ステップS302)。続
いて、NCが発光色調整可能な最大値NCXより大きい
かどうかを調べ(ステップS303)、大きい場合は再
び発光色調整の最小値である「0」にリセットする(ス
テップS304)。上記ステップS303でNCがNC
X以下の場合か、上記ステップS304の処理の後に、
本処理を終了する。
【0045】ここで、例えばNCは0〜2の値をとり、
0が緑色、1が赤色、2が黄色の発光色となるように、
CPU1がカウント値を確認し、その値に応じて後述す
る図10(b)に示すような波形を出力するようにドラ
イバ回路15を制御してバックライト用有機EL素子1
7の発光色を変化させる。
【0046】ここで、図10(a)は2色発光する有機
EL素子の構成を駆動時の波形の一例を示している。同
図に示すように、素子構成はガラス基板50上に発光層
が陽極と陰極の電極で挟持された構造になっており、陽
極は透明電極51、陰極は金属電極55で構成されてい
る。発光層は、順バイアス時に緑色に発光する材質の緑
色発光層54と逆バイアス時に赤色に発光する材質の赤
色発光層52とキャリアブロック層53の3層構造にな
っている。
【0047】かかる構成において、図10(b)に示す
ように、緑色発光の場合は、陽極に+Vb(5V程
度)、陰極に0V、赤色発光の場合は陽極に0V、陰極
に+Vbを印加する。黄色発光をする場合は、目視でち
らつかないよう順バイアスと逆バイアスとを、200H
z程度の周期で時分割駆動し、混色させている。
【0048】以上説明した通り、第1の実施の形態によ
れば、撮影者は撮影環境や自分の好みに応じて、モード
切り換えスイッチ5を操作してEL設定モードを選択
し、EL輝度調整スイッチ6をオンする事によりバック
ライト用有機EL素子17の発光輝度を変える事がで
き、EL発光色変更スイッチ7をオンする事によりバッ
クライト用有機EL素子17の発光色を変えることがで
きる。また、その設定条件をEEPROM16で記憶し
ているので、電源が一旦切れても再度設定する必要な
く、以前設定した発光輝度と発光色が再現される。
【0049】次に本発明の第2の実施の形態について詳
細に説明する。
【0050】尚、第2の実施の形態に係るカメラの表示
装置を採用したカメラの構成は、先に説明した図1と同
様であるので、ここでは詳細な説明は省略し、同一部材
について同一符号を用いて以下の説明を行うこととす
る。
【0051】以下、図11のフローチャートを参照し
て、第2の実施の形態に係るカメラの動作シーケンスを
詳細に説明する。
【0052】尚、ステップS606でモードスイッチ5
がオンされた時の処理以外は、図4と同様の処理と同様
であるので、異なるステップのみを説明する。
【0053】ステップS606でモードスイッチ5がオ
ンされた場合は、CPU1は撮影モードかどうか判断す
る(ステップS607)。ここで、撮影モードの場合
は、スEL輝度設定モードに変更する(ステップS60
8)。
【0054】上記ステップS607で撮影モードではな
いと判断された場合は、EL輝度設定モードかどうか判
断する(ステップS609)。ここで、EL輝度設定モ
ードの場合は、EL発光色設定モードに変更する(ステ
ップS610)。上記ステップS609でEL輝度設定
モードでないと判断された場合は、撮影モードに設定す
る(ステップS611)。
【0055】図12は、モード切り換えスイッチ5によ
って、「撮影モード」→「EL輝度設定モード」→「E
L発光色設定モード」とモードが切り換わる場合の発光
輝度の設定を行うシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【0056】先ず、モード切り換えスイッチ5によって
EL輝度設定モードが選択されているかを調べ(ステッ
プS401)、EL輝度設定モードでない場合は処理を
終了する。上記ステップS401にてEL輝度設定モー
ドが選択されている時は明るくなる方向に調節可能なア
ップスイッチ(ストロボスイッチ6が兼用する)の入力
があったかどうかを調べ(ステップS402)、入力が
あった場合はカウント値NBを+1カウントする(ステ
ップS403)。
【0057】この結果、CPU1は、NBが最大値BX
を超えるかどうかを調べ(ステップS404)、超える
時はNBにBXを代入して最大値に固定して処理を終了
し、超えない時は設定値のまま処理を終了する(ステッ
プS407)。
【0058】一方、上記ステップS402でアップスイ
ッチの入力がない場合、次に暗くする方向に調節するた
めのダウンスイッチ(セルフモードスイッチ7が兼用す
る)の入力があったかを調べる(ステップS405)。
【0059】ここで、入力がない場合は処理を終了し、
入力がある場合はカウント値NBを−1カウントする
(ステップS406)。そして、NBが0よりも小さく
なったかどうかを調べ(ステップS408)、小さくな
った場合は、NBに0を代入して最小値に固定して処理
を終了し、そうでない場合は設定値のまま処理を終了す
る(ステップS409)。
【0060】ここで、図14は3色の発光が独立して行
える有機EL素子の積層構造を示す図である。各積層体
から、各色の光を発光させる為に、それぞれの層に個別
にバイアス電圧を入力できるようになっている。更に、
図15には、図14の有機EL素子を用いて、3色の発
光を組み合せることにより、6種類の発光をさせようと
したときの駆動波形例を示している。
【0061】次に、図13のフローチャートを参照し
て、モード切り換えスイッチ5によって、「撮影モー
ド」→「EL輝度設定モード」→「EL発光色設定モー
ド」とモードが切り換わる場合の発光色の設定を行うシ
ーケンスを説明する。
【0062】先ず、モード切り換えスイッチ5によって
EL発光色設定モードが選択されているかを調べ(ステ
ップS501)、EL発光色設定モードでない場合は処
理を終了する。EL発光色設定モードが選択されている
時は、暖色系である赤色方向に調節可能なアップスイッ
チの入力があったかどうかを調べ(ステップS50
2)、入力があった場合は、カウント値NCを+1カウ
ントする(ステップS503)。この結果、NCが最大
値CXを超えるかどうかを調べ(ステップS504)、
超える時は、NCにCXを代入して最大値に固定して
(ステップS507)処理を終了し、超えない時は設定
値のまま処理を終了する。
【0063】一方、上記ステップS502でアップの入
力がない場合、次に寒色系である青色方向に調節するた
めのダウンスイッチ入力があったかを調べる(ステップ
S505)。入力がない場合は処理を終了し、ある場合
はカウント値NCを−1カウントする(ステップS50
6)。そして、NCが0よりも小さくなったかどうかを
調べ(ステップS508)、小さくなった場合は、NC
に0を代入して最小値に固定して(ステップS509)
にて処理を終了し、そうでない場合は設定値のまま処理
を終了する。
【0064】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、カウントアップ用のスイッチはカウントアップ動作
のみを行い、カウントダウン用のスイッチはカウントダ
ウン動作のみを行うことで、設定レベルを細かく分割し
た場合などには、撮影者に設定のイメージをつかみ易く
することができる。
【0065】また、第2の実施の形態では、有機EL素
子17を外部表示用LCD部14のバックライトとして
用いているが、その他にも、直接的に有機EL素子17
を表示セグメントとして用いたり、ファインダ内の表示
に用いたり、カメラ外装の一部にデザイン上のアクセン
トとして用いたりすることも可能である。
【0066】以上述べたように、本発明によれば、撮影
者が撮影環境や自分の好みに応じて、有機EL素子の駆
動条件を設定できることにより、撮影者にわかりやすい
カメラの表示装置を提供することができる。
【0067】尚、本発明の上記実施の形態には以下の発
明が含まれる。
【0068】(1)多色発光可能な有機EL素子と、上
記有機EL素子を駆動する駆動制御手段と、上記駆動制
御手段の駆動条件を変更する駆動条件設定手段と、を具
備し、上記有機EL素子の駆動条件を前記駆動条件設定
手段によって設定可能であることを特徴とするカメラの
表示装置。
【0069】この態様によれば、有機EL素子の発光輝
度、発光色を切り換えることで表示の明確化を図ること
ができる。
【0070】(2)多色発光可能な有機EL素子と、上
記有機EL素子を駆動する駆動制御手段と、上記駆動制
御手段の駆動条件を変更する駆動条件設定手段と、上記
駆動制御手段の駆動条件を記憶する駆動条件記憶手段
と、を具備し、上記有機EL素子の駆動条件を上記駆動
条件設定手段によって設定し、この設定された前記駆動
条件を上記駆動条件記憶手段によって記憶可能であるこ
とを特徴とするカメラの表示装置。
【0071】この態様によれば、例えばEEPROM等
の上記駆動条件記憶手段に有機EL素子の駆動条件を記
憶することで、再起動時に再設定を不要として操作性を
向上させることができる。
【0072】(3)上記駆動条件設定手段は、カメラの
モードを手動で設定する操作部材と兼用していることを
特徴とする上記(1)又は(2)に記載のカメラの表示
装置。
【0073】この態様によれば、操作部材を兼用するこ
とで構成の簡素化、低コスト化を実現することができ
る。
【0074】(4)上記駆動制御手段の駆動条件を設定
する設定モードと通常の撮影モードとを切換えるモード
切り換え部材を更に具備し、上記モード切り換え部材に
よって上記設定モードが設定されたときに、上記駆動条
件の変更が可能になることを特徴とする上記(1)〜
(3)いずれかに記載のカメラの表示装置。
【0075】この態様によれば、設定モードに応じて自
動的に駆動条件を変更することで操作性を向上させるこ
とができる。
【0076】(5)多色発光可能な有機EL素子を含む
表示手段と、上記有機EL素子の発光輝度を設定する第
1の駆動条件設定手段と、上記有機EL素子の発光色を
設定する第2の駆動条件設定手段と、上記第1の駆動条
件設定手段と上記第2の駆動条件設定手段で設定した駆
動条件に基づいて、上記有機EL素子を駆動する駆動制
御手段と、を具備することを特徴とするカメラの表示装
置。
【0077】この態様によれば、有機EL素子の発光輝
度及び発光色を設定可能とし、表示の明確化を図ること
ができる。
【0078】(6)上記表示手段は、外部表示部を含む
ことを特徴とする上記(5)に記載のカメラの表示装
置。
【0079】この態様によれば、外部表示を効率良く行
うことができる。
【0080】(7)上記第1の駆動条件設定手段及び上
記第2の駆動条件設定手段は、カメラのモードを手動で
設定する操作部材と兼用していることを特徴とする上記
(5)又は(6)に記載のカメラの表示装置。
【0081】この態様によれば、操作部材を兼用とする
ことで構成の簡素化、低コスト化を実現することができ
る。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
撮影者に違和感を与えることなく、明確で判り易い表示
を可能とするカメラの表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの表示
装置を採用したカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1 の実施の形態に係るカメラの外観
斜視図である。
【図3】外部表示用LCD部14に表示されるセグメン
トの全てを示す図である。
【図4】第1の実施の形態に係るカメラによる動作シー
ケンスを説明するためのフローチャートである。
【図5】図4のステップS10で実行されるサブルーチ
ン「撮影モードの設定」の詳細な動作を説明するフロー
チャートである。
【図6】図4のステップS11で実行されるサブルーチ
ン「EL駆動条件の設定」の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図7】外部表示用LCD部14の撮影日時表示部をE
L設定モード表示する様子を示す図である。
【図8】図6のステップS103で実行されるサブルー
チン「明るさ設定」の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図9】図6のステップS104で実行されるサブルー
チン「色設定」の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図10】(a)は2色発光する有機EL素子の構成を
駆動時の波形の一例を示す図であり、(b)は発光制御
信号の波形を示す図である。
【図11】第2の実施の形態に係るカメラの動作シーケ
ンスを詳細に説明するフローチャートである。
【図12】モード切り換えスイッチ5によって、「撮影
モード」→「EL輝度設定モード」→「EL発光色設定
モード」とモードが切り換わる場合の発光輝度の設定を
行うシーケンスを示すフローチャートである。
【図13】モード切り換えスイッチ5によって、「撮影
モード」→「EL輝度設定モード」→「EL発光色設定
モード」とモードが切り換わる場合の発光色の設定を行
うシーケンスを説明するフローチャートである。
【図14】3色の発光が独立して行える有機EL素子の
積層構造を示す図である。
【図15】図14の有機EL素子を用いて、3色の発光
を組み合せることにより、6種類の発光をさせようとし
たときの駆動波形例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 タイマ部 3 パワースイッチ 4 レリーズスイッチ 5 モード切り換えスイッチ 6 ストロボスイッチ/EL輝度調整スイッチ 7 セルフモードスイッチ/EL発光色変更スイッチ 8 AE部 9 AF部 10 レンズ合焦部 11 ストロボ部 12 バッテリチェック部 13 液晶制御部 14 外部表示用LCD部 15 ドライバ回路部 16 EEPROM 17 バックライト用有機EL素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 右二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H102 BA01 BB06 BB09 3K007 AB04 AB17 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00 GA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多色発光可能な有機エレクトロルミネッ
    センス素子と、 上記有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動させるた
    めの駆動条件の変更が可能な駆動条件設定手段と、 上記駆動条件設定手段で設定した駆動条件に基づいて、
    上記有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動する駆動
    制御手段と、を具備することを特徴とするカメラの表示
    装置。
  2. 【請求項2】 多色発光可能な有機エレクトロルミネッ
    センス素子と、 上記有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動させるた
    めの駆動条件の変更が可能な駆動条件設定手段と、 上記駆動条件設定手段で設定した駆動条件を記憶する駆
    動条件記憶手段と、 上記駆動条件設定手段で設定した駆動条件に基づいて、
    上記エレクトロルミネッセンス素子を駆動する駆動制御
    手段と、を具備することを特徴とするカメラの表示装
    置。
  3. 【請求項3】 上記駆動条件記憶手段は、電気的に書き
    換え可能な不揮発性メモリであることを特徴とする請求
    項2に記載のカメラの表示装置。
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