JPH11354274A - エレクトロルミネッセンス素子及びエレクトロルミネッセンス照明装置 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス素子及びエレクトロルミネッセンス照明装置

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JPH11354274A
JPH11354274A JP10162173A JP16217398A JPH11354274A JP H11354274 A JPH11354274 A JP H11354274A JP 10162173 A JP10162173 A JP 10162173A JP 16217398 A JP16217398 A JP 16217398A JP H11354274 A JPH11354274 A JP H11354274A
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JP
Japan
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film
electrode
film electrode
transparent electrode
phosphor layer
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Pending
Application number
JP10162173A
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English (en)
Inventor
Takeshi Musashi
剛 八道
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蛍光体層同士の発光電界強度に十分な差がない
場合でも、クロストークを発生させないこと。 【解決手段】第1の透明電極51を有する第1のフィル
ム54と第2の透明電極52を有する第2のフィルム5
5の間に、第1の蛍光体層57が形成される。また、上
記第2の透明電極52を有する第2のフィルム55と第
3の透明電極53を有する第3のフィルム56の間に、
上記第1の蛍光体層57とは異なる第2の蛍光体層58
が形成される。そして、上記第2の透明電極52は、上
記第1の蛍光体層57及び第2の蛍光体層58に対して
共通電極となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエレクトロルミネ
ッセンス素子に関し、より詳細には多色発光が可能な積
層型エレクトロルミネッセンス素子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの情報表示手段として液晶
表示パネル等が多く用いられている。そして、こうした
液晶表示パネルの背面照明用の発光手段として、発光ダ
イオード(LED)やエレクトロルミネッセンス(E
L)素子が用いられている。
【0003】例えば、特開昭57−142696号公報
には、情報入力装置から入力所定時間内等に付属のEL
光源を点灯させるEL光源付きの液晶表示装置が開示さ
れている。
【0004】また、特開平5−135875号公報に
は、積層構造を有する多色発光可能なEL素子が開示さ
れている。このEL素子は、ガラス基板上に透明電極、
第1絶縁層、第1蛍光体層、第2絶縁層、第1背面電
極、第2蛍光体層、第3絶縁層、第2背面電極が順次積
層された構造を有している。そして、第1蛍光体層と第
2蛍光体層とは発光電界強度、発光波長が異なり、透明
電極と第1背面電極とに交番電圧を印加すると第1の蛍
光体層のみが発光し、透明電極と第2背面電極とに交番
電圧を印加すると第2の蛍光体層のみが発光するように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−135875号公報に記載のEL素子は、上記
透明電極が第1、第2の蛍光体層に対する共通電極とな
っている。したがって、第1、第2の蛍光体層の発光電
界強度に十分な差がないと、第2蛍光体層を駆動すると
きに第1蛍光体層まで発光することになる。そのため、
クロストークが発生するという課題を有している。
【0006】また、上述した特開昭57−142696
号公報には、EL素子の構造については何等記載されて
いない。したがって、この発明は上記課題に着目してな
されたもので、蛍光体層同士の発光電界強度に十分な差
がない場合であっても、クロストークが発生することの
ないエレクトロルミネッセンス素子及びエレクトロルミ
ネッセンス照明装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、第
1のフィルム電極と、この第1のフィルム電極とは異な
る第2のフィルム電極と、上記第1のフィルム電極と上
記第2のフィルム電極の間に配された第1の誘電発光体
と、上記第1及び第2のフィルム電極とは異なる第3の
フィルム電極と、上記第2のフィルム電極と上記第3の
フィルム電極の間に配された上記第1の誘電発光体とは
異なる第2の誘電発光体とを具備し、上記第2のフィル
ム電極は共通電極であることを特徴とする。
【0008】またこの発明は、第1のフィルム電極と、
この第1のフィルム電極とは異なる第2のフィルム電極
と、上記第1のフィルム電極と上記第2のフィルム電極
の間に配された第1の誘電発光体と、上記第1及び第2
のフィルム電極とは異なる第3のフィルム電極と、上記
第2のフィルム電極と上記第3のフィルム電極の間に配
された上記第1の誘電発光体とは異なる第2の誘電発光
体とを備えたエレクトロルミネッセンス素子と、このエ
レクトロルミネッセンス素子の上記第2のフィルム電極
を共通電極として、それぞれ第1のフィルム電極及び第
3のフィルム電極に電圧を印可し、上記第1、第2の誘
電発光体を発光させるよう駆動する駆動回路とを具備し
たことを特徴とする。
【0009】この発明のエレクトロルミネッセンス素子
にあっては、第1のフィルム電極と第2のフィルム電極
の間に第1の誘電発光体が形成され、上記第2のフィル
ム電極と第3のフィルム電極の間に上記第1の誘電発光
体とは異なる第2の誘電発光体とが形成される。そし
て、上記第2のフィルム電極は、上記第1の誘電発光体
及び第2の誘電発光体に対して共通電極である。
【0010】またこの発明のエレクトロルミネッセンス
照明装置にあっては、第1のフィルム電極と第2のフィ
ルム電極の間に第1の誘電発光体が形成され、上記第2
のフィルム電極と第3のフィルム電極の間に上記第1の
誘電発光体とは異なる第2の誘電発光体とが形成される
たエレクトロルミネッセンス素子を有している。そし
て、このエレクトロルミネッセンス素子の上記第2のフ
ィルム電極が共通電極とされて、駆動回路によって、そ
れぞれ第1のフィルム電極及び第3のフィルム電極に電
圧が印可され、上記第1、第2の誘電発光体が発光され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。図2はこの発明の第1の実施
の形態を示したものであり、カメラの主として電気的な
構成を示すブロック図である。
【0012】このカメラは、該カメラの全動作を制御す
るためのマイクロコンピュータでなる制御手段であるC
PU1を有している。このCPU1は、制御ライン及び
通信ラインを介して、後述するような各周辺回路と接続
されている。
【0013】CPU1には、通信ラインを介してズーム
・ピント駆動回路2と、絞り・シャッタ駆動回路3と、
フィルム検出駆動回路4と、リモコン(リモートコント
ローラ)駆動回路5と、AF駆動回路6と、AE駆動回
路7と、EEPROM8及びLCD9とが接続されてい
る。
【0014】また、カメラの撮影レンズは、焦点距離を
変化させるためのズーム制御光学系11と、光束の通過
量及び通過/遮断を制御するための絞り・シャッタ駆動
系12と、フォーカスを調節するための焦点制御光学系
13とを有して構成されている。尚、この焦点制御光学
系の後方で、この撮影レンズから導かれた光束を結像さ
せる位置には、フィルム14が配置される。
【0015】上記ズーム制御光学系11の焦点距離(ズ
ーム位置)或いは沈胴位置はズーム・沈胴位置検出回路
15により、また、上記焦点制御光学系13のフォーカ
ス位置はフォーカス位置検出回路16により、それぞれ
検出されるようになっている。
【0016】上記ズーム制御光学系11、焦点制御光学
系13、ズーム・沈胴位置検出回路15及びフォーカス
位置検出回路16は、ズーム・ピント駆動回路2により
駆動制御されるようになっている。また、上記絞り・シ
ャッタ駆動系12は、絞り・シャッタ駆動回路3により
駆動制御されるようになっている。
【0017】これらズーム・ピント駆動回路2と絞り・
シャッタ駆動回路3は、上述したように、通信ラインを
介してCPU1と接続されており、該CPU1の指令に
よってそれぞれの駆動制御を行うようになっている。
【0018】上記フィルム14は、検知手段たるフィル
ム状態検出回路17によって、装填されているか否か、
フイルムの種類、フイルム位置等が検出されるようにな
っている。上記フイルム14及びフィルム状態検出回路
17は、フィルム駆動手段たるフィルム検出駆動回路4
により駆動制御されるようになっていて、このフィルム
検出駆動回路4も通信ラインを介して上記CPU1と接
続されている。
【0019】また、このカメラは、リモートコントロー
ラ(以下、リモコンと略記する)により制御可能となっ
ており、カメラ外部に配置されたリモコン(図示せず)
から発信される赤外光信号を受信する検知手段たるリモ
コン受信部18を備えている。このリモコン受信部18
は、上記CPU1と通信ラインを介して接続されている
リモコン駆動回路5により、駆動制御されるようになっ
ている。
【0020】同様に、測距ユニット19はAF駆動回路
6によって、また測光ユニット20はAE駆動回路7に
よって、それぞれ駆動制御されるようになっている。こ
れらAF駆動回路6及びAE駆動回路7も、通信ライン
を介してCPU1と接続されている。
【0021】また、上記EEPROM8には、記憶手段
として各種の調整情報や撮影情報等が記憶されている。
したがって、CPU1は、通信ラインを介して、このE
EPROM8のデータ読み書きに関する制御を行うよう
になっている。
【0022】上記CPU1には、更に制御ラインを介し
て、エレクトロルミネッセンス素子(EL)駆動回路2
3と、ストロボ回路24と、スイッチ入力部25と、バ
ッテリ検出回路26と、デート写込回路27とが接続さ
れている。
【0023】上記EL駆動回路23は、EL30を駆動
するためのものである。このEL30はLCD9の裏側
に配置されるもので、EL駆動回路23を介してCPU
1によって制御されるようになっている。また、EL駆
動回路23には、EL駆動電圧及び駆動周波数を決定す
るためのインダクタ31とコンデンサ32とが接続され
ている。
【0024】上記ストロボ回路24は、被写体に補助光
を照射するためのものである。また、スイッチ入力部2
5は、パワースイッチ、ズームモードスイッチを含むモ
ード切換スイッチ、フラッシュ選択スイッチ、レリーズ
スイッチ、データ選択設定スイッチ、ズームスイッチ、
巻戻しスイッチ、リモコンスイッチ等を有して成る検知
手段である。
【0025】上記バッテリ検出回路26は、カメラのバ
ッテリ残量等を検出するための検知手段である。更に、
デート写込回路27は、上記フィルム14へ撮影日時等
を写し込むためのものである。
【0026】図3は、上記EL駆動回路23及びその周
辺部の構成例を示した図である。このEL駆動回路23
は、図3には示されないCPUからのクロック信号DC
SEL及び信号fELが入力される端子36及び37と、
DC/DCコンバータ37、インダクタ38、トランジ
スタ39、スイッチング用のダイオード40で構成され
る昇圧回路と、トランジスタ41〜44から成るEL駆
動用のブリッジ回路及びスイッチ回路45で構成され
る。
【0027】上記端子35は、DC/DCコンバータ3
7の昇圧電圧を選択するための端子であり、カメラの他
の動作の影響を除去すると共に、EL駆動電圧への昇圧
電源として明るさを制御する機能を有している。また、
端子36は、EL駆動電圧への昇圧を行うための制御端
子であり、ここに入力される信号fELの周波数またはデ
ューティーが制御されることによって、駆動条件が設定
される。
【0028】このような構成に於いて、図3に示されな
いCPUからクロック信号DCSEL及びfELが、端子
35及び36に供給され、DC/DCコンバータ37、
インダクタ38、トランジスタ39及びダイオード40
で構成される昇圧回路にて、EL30が駆動可能な電圧
まで昇圧される。そして、トランジスタ41〜44から
成るブリッジ回路とスイッチ回路45により、EL30
の両端の電圧と極性が制御される。
【0029】図1は、ELの構造を示した外観斜視図で
ある。図1に於いて、このELは、第1、第2及び第3
の透明電極51、52及び53を、それぞれ内部に有し
た第1、第2及び第3のフィルム54、55及び56を
備えている。そして、第1のフィルム54と第2のフィ
ルム55の間に、例えば青色の第1の蛍光体層57が形
成され、同様に第2のフィルム55と第3のフィルム5
6の間に、例えば緑色の第2の蛍光体層58が形成され
る。更に、第3のフィルム56の第2の蛍光体層58が
形成されない側には、反射板59が形成される。
【0030】尚、第2の透明電極52は、第1及び第2
の蛍光体層57及び58の共通電極として構成されてい
る。また、上記第1乃至第3の透明電極51〜53は、
その引き出し部分のみ図示の如くシフトして配置されて
いるが、第1及び第2の蛍光体層57及び58と対応す
る部分は全面に形成されているものとする。
【0031】次に、図4を参照して、第1の実施の形態
に係るEL素子の動作について説明する。図4(a)
は、第1の透明電極51と第2の透明電極52がオンさ
れて、第3の透明電極53がオフの場合の表示状態を示
した図である。この場合、第1の透明電極51と第2の
透明電極52間に電圧が印加されて、図4(a)には斜
線で示されるが、第1の蛍光体層57の青色のみが表示
される。尚、この状態では、第2の蛍光体層58は、駆
動されていないのでほぼ無色若しくは白色となってい
る。
【0032】図4(b)は、第2の透明電極52と第3
の透明電極53がオンされて、第1の透明電極51がオ
フの場合の表示状態を示した図である。この場合、第2
の透明電極52と第3の透明電極53間に電圧が印加さ
れて、図4(b)には図4(a)とは逆向きの斜線で示
されるが、第2の蛍光体層58の緑色のみが表示され
る。尚、この状態では、第1の蛍光体層57は、駆動さ
れていないのでほぼ無色若しくは白色となっている。
【0033】図4(c)は、全ての透明電極51、5
2、53がオンされた場合の表示状態を示した図であ
る。この場合、第1の透明電極51と第2の透明電極5
2間、そして第2の透明電極52と第3の透明電極53
の間に、それぞれ電圧が印加される。したがって、第1
の蛍光体層57の青色と第2の蛍光体層58の緑色が混
合された青緑色の表示がなされる。
【0034】このように、第1の実施の形態によれば、
ELの多色点灯を可能にするので、周囲が暗い場合にも
認識しやすい表示が可能となる。次に、ELの他の構造
例について説明する。
【0035】図5は、第2の実施の形態としてのELの
構造を示した外観斜視図である。図5に於いて、このE
Lは、第1、第2及び第3の透明電極61、62及び6
3を、それぞれ内部に有した第1、第2及び第3のフィ
ルム64、65及び66を備えている。そして、第1の
フィルム64と第2のフィルム65の間に、例えば青色
の第1の蛍光体層67が形成され、同様に第2のフィル
ム65と第3のフィルム66の間に、例えば白色の第2
の蛍光体層68形成される。更に、第3のフィルム66
の第2の蛍光体層68が形成されない側には、反射板6
9が形成される。
【0036】尚、上記第2の透明電極62は、第1及び
第2の蛍光体層67及び68の共通電極として構成され
ている。更に、上記第1の透明電極61は図5に示され
る如く、第1のフィルム64内の一部に形成されている
ものとし、第2及び第3の透明電極62及び63は、そ
の引き出し部分のみ図示の如く第1の透明電極61とシ
フトして配置されているが、第1及び第2の蛍光体層5
7及び58と対応する部分は全面に形成されているもの
とする。
【0037】ところで、上述した実施の形態では、透明
電極の間に配置される蛍光体層の色を異ならせて識別し
やすい色で表示可能にしていた。しかしながら、これに
限られずに、同一色でパターンを異ならせて表示するこ
とも可能である。
【0038】次に、図6を参照して、第2の実施の形態
に係るEL素子の動作について説明する。図6(a)
は、第1の透明電極61と第2の透明電極62がオンさ
れて、第3の透明電極63がオフの場合の表示状態を示
した図である。この場合、第1の透明電極61と第2の
透明電極62間に電圧が印加されて、図6(a)には斜
線で示されるが、第1の蛍光体層67の青色のみが、第
1の透明電極61の形状に対応して表示部71が表示さ
れる。尚、この状態では、第2の蛍光体層68は、駆動
されていないのでほぼ無色若しくは白色となっている。
【0039】図6(b)は、第2の透明電極62と第3
の透明電極63がオンされて、第1の透明電極61がオ
フの場合の表示状態を示した図である。この場合、第2
の透明電極62と第3の透明電極63間に電圧が印加さ
れて、図6(b)には図6(a)とは逆向きの斜線で示
されるが、第2の蛍光体層68の白色のみが、第3の透
明電極63の形状に対応して表示部72として表示され
る。尚、この状態では、第1の蛍光体層67は、駆動さ
れていないのでほぼ無色若しくは白色となっている。
【0040】図6(c)は、全ての透明電極61、6
2、63がオンされた場合の表示状態を示した図であ
る。この場合、第1の透明電極61と第2の透明電極6
2間、そして第2の透明電極62と第3の透明電極63
の間に、それぞれ電圧が印加される。
【0041】したがって、第1の透明電極61が形成さ
れている部分は第1の蛍光体層67の青色と第2の蛍光
体層68の白色が混合された水色が表示部71に表示さ
れ、この表示部71を除いた部分に第2の蛍光体層68
の白色が表示される。
【0042】このように、第2の実施の形態によれば、
透明電極の形状を変えることによって、更に認識しやす
い表示が可能となる。図7は、動作状態で照明条件を異
ならせた表示照明の例を示した図であり、(a)はスタ
ンバイ状態、(b)は操作中の表示状態である。尚、図
7に於いて斜線で示される部分は照明されていないこと
を表している。
【0043】このELを用いた表示照明はLCD9上の
表示部を、上述したEL素子により照明することで行わ
れる。上記表示部は、駒数表示部75と、デート及び撮
影モード表示部76とが独立して照明可能なように構成
されている。
【0044】そして、図7(a)に示されるスタンバイ
状態は、撮影状態ではないので、不要な撮影情報は表示
せずに、駒数表示部75によるフィルムの撮影駒のみが
照明される。一方、図7(b)に示される操作中は、日
付及び撮影情報を表すデート及び撮影モード表示部76
が、駒数表示部75と共に照明される。
【0045】図8は、動作状態で照明条件を異ならせた
表示照明の更に別の例を示した図である。図8(a)は
電源オフ状態、(b)はスタンバイ状態、(c)は操作
中の表示状態であり、(d)はこの照明装置の配置を示
した図である。尚、図8に於いて斜線で示される部分は
照明されていないことを表している。
【0046】この表示装置81は、図8(d)に示され
るように、フレキシブル基板81上に配置されたEL素
子82と、このEL素子82上に配置された表示部83
及びスイッチ部84とに、異形に分割されて、独立に制
御可能となっている。
【0047】電源オフ時は、図8(a)に示されるよう
に、全ての照明がオフにされて、図8(b)に示される
スタンバイ状態から電源オフモードに入っていることが
撮影者にわかるようにされる。
【0048】そして、スタンバイ状態は、図8(b)に
示されるように、表示部83は消灯したまま、スイッチ
部84のみ照明される。これは、スタンバイ中は表示部
83の照明をオフにすることによって省電し、操作する
場合に備えてスイッチ部84のみ照明するようにしてい
る。
【0049】更に、操作中は、図8(c)に示されるよ
うに、表示部83とスイッチ部84の両方を照明して、
操作状態での操作性を良好にする。このように、動作状
態で照明条件を異ならせることで、省エネルギー化を図
ると共に、使用者の操作性を向上させることができる。
【0050】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成を得ることができる。 (1) 第1電極と第1発光波長とを有する第1蛍光体
層と、第2電極と上記第1発光波長とは異なる第2発光
波長とを有する第2蛍光体層と、上記第1、第2の蛍光
体層の間に配された透明電極とを備える積層構造を有
し、上記透明電極を第1、第2の蛍光体層に対する共通
電極としたことを特徴とする多色発光EL素子。
【0051】(2) 上記第1電極の形状と上記第2電
極の形状は異なることを特徴とする上記(1)に記載の
多色発光EL素子。 (3) 第1電極と第1発光波長とを有する第1蛍光体
層と、第2電極と上記第1発光波長とは異なる第2発光
波長とを有する第2蛍光体層と、上記第1、第2の蛍光
体層の間に配された透明電極とを備える積層構造を有す
る多色発光EL素子と、上記第1電極及び第2電極に電
圧を印可して、上記第1及び第2の蛍光体層を発光させ
るよう駆動する駆動回路とを具備したことを特徴とする
EL照明装置。 (4) 上記第1電極の形状と上記第2電極の形状は異
なることを特徴とする上記(3)に記載のEL照明装
置。
【0052】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、蛍光体
層同士の発光電界強度に十分な差がない場合であって
も、クロストークが発生することのないエレクトロルミ
ネッセンス素子及びエレクトロルミネッセンス照明装置
を提供することができる。また、異なる電極形状を用い
ることが可能であると共に、蛍光体層を多色にすること
ができるので、視認性を更に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るエレクトロ
ルミネッセンスの構造を示した外観斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態を示したものであ
り、カメラの主として電気的な構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2のEL駆動回路23及びその周辺部の構成
例を示した図である。
【図4】第1の実施の形態に係るEL素子の動作につい
て説明するもので、表示状態を示した図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態としてのELの構
造を示した外観斜視図である。
【図6】第2の実施の形態に係るEL素子の動作につい
て説明するもので、表示状態を示した図である。
【図7】動作状態で照明条件を異ならせた表示照明の例
を示した図であり、(a)はスタンバイ状態、(b)は
操作中の表示状態である。
【図8】動作状態で照明条件を異ならせた表示照明の更
に別の例を示したもので、(a)は電源オフ状態、
(b)はスタンバイ状態、(c)は操作中の表示状態で
あり、(d)はこの照明装置の配置を示した図である。
【符号の説明】
1 CPU、 2 ズーム・ピント駆動回路、 3 絞り・シャッタ駆動回路、 4 フィルム検出駆動回路、 5 リモコン(リモートコントローラ)駆動回路、 6 AF駆動回路、 7 AE駆動回路、 8 EEPROM、 9 LCD、 11 ズーム制御光学系 12 絞り・シャッタ駆動系、 13 焦点制御光学系、 14 フィルム、 15 ズーム・沈胴位置検出回路、 16 フォーカス位置検出回路、 17 フィルム状態検出回路、 18 リモコン受信部、 19 測距ユニット、 20 測光ユニット、 23 エレクトロルミネッセンス素子(EL)駆動回
路、 24 ストロボ回路、 25 スイッチ入力部、 26 バッテリ検出回路、 27 デート写込回路、 28 温度検出回路、 30 エレクトロルミネッセンス(EL)、 35、36 端子、 37 DC/DCコンバータ、 38 インダクタ、 39、41〜44 トランジスタ、 40 ダイオード、 45 スイッチ回路、 51、61 第1の透明電極、 52、62 第2の透明電極、 53、63 第3の透明電極、 54、64 第1のフィルム、 55、65 第2のフィルム、 56、66 第3のフィルム、 57、67 第1の蛍光体層、 58、68 第2の蛍光体層、 59、69 反射板、 75 駒数表示部、 76 デート及び撮影モード表示部、 81 フレキシブル基板、 82 EL素子、 83 表示部、 84 スイッチ部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のフィルム電極と、 この第1のフィルム電極とは異なる第2のフィルム電極
    と、 上記第1のフィルム電極と上記第2のフィルム電極の間
    に配された第1の誘電発光体と、 上記第1及び第2のフィルム電極とは異なる第3のフィ
    ルム電極と、 上記第2のフィルム電極と上記第3のフィルム電極の間
    に配された上記第1の誘電発光体とは異なる第2の誘電
    発光体とを具備し、 上記第2のフィルム電極は共通電極であることを特徴と
    するエレクトロルミネッセンス素子。
  2. 【請求項2】 上記第1のフィルム電極の形状と上記第
    3のフィルム電極の形状は異なることを特徴とする請求
    項1に記載のエレクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】 第1のフィルム電極と、この第1のフィ
    ルム電極とは異なる第2のフィルム電極と、上記第1の
    フィルム電極と上記第2のフィルム電極の間に配された
    第1の誘電発光体と、上記第1及び第2のフィルム電極
    とは異なる第3のフィルム電極と、上記第2のフィルム
    電極と上記第3のフィルム電極の間に配された上記第1
    の誘電発光体とは異なる第2の誘電発光体とを備えたエ
    レクトロルミネッセンス素子と、 このエレクトロルミネッセンス素子の上記第2のフィル
    ム電極を共通電極として、それぞれ第1のフィルム電極
    及び第3のフィルム電極に電圧を印可し、上記第1、第
    2の誘電発光体を発光させるよう駆動する駆動回路とを
    具備したことを特徴とするエレクトロルミネッセンス照
    明装置。
JP10162173A 1998-06-10 1998-06-10 エレクトロルミネッセンス素子及びエレクトロルミネッセンス照明装置 Pending JPH11354274A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002330887A (ja) * 2001-05-09 2002-11-19 Hideo Shimizu 照明装置内蔵型浴槽
JP2009016297A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Dic Corp 無機エレクトロルミネッセンスパネル
WO2015104939A1 (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 コニカミノルタ株式会社 照明装置および発光モジュール

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