JP2000180937A - カメラの表示装置 - Google Patents

カメラの表示装置

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JP2000180937A
JP2000180937A JP35764098A JP35764098A JP2000180937A JP 2000180937 A JP2000180937 A JP 2000180937A JP 35764098 A JP35764098 A JP 35764098A JP 35764098 A JP35764098 A JP 35764098A JP 2000180937 A JP2000180937 A JP 2000180937A
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display
organic
size
camera
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JP35764098A
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English (en)
Inventor
Sumuto Honda
澄人 本田
Takeshi Musashi
剛 八道
Shinichi Kodama
晋一 児玉
Yuji Imai
右二 今井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影可能範囲が可変自在な場合において、設定
されている画面サイズを撮影者が明確に判断することが
できるカメラの表示装置を提供する。 【解決手段】本発明のカメラの表示装置は、撮影画面が
表示可能で且つ多色発光可能な有機エレクトロルミネッ
センス素子によるEL表示部17と、上記撮影画面サイ
ズを切換える画面サイズ切り換えレバー5と、上記レバ
ー7により設定された撮影画面サイズに応じて、上記E
L表示部17の発光色を切換えるように制御するCPU
1とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの状態等の
各種情報をカラー表示する為のカメラの表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日では、撮影画面サイズをパノラマ画
面サイズ等の複数の画面サイズに切り換えて撮影するこ
とができるカメラに関する種々の技術が開発されてい
る。
【0003】この種のカメラでは、例えば特開平7−1
59881号公報に開示されているように、撮影者に撮
影範囲を認識させるために、ファインダ内に液晶表示部
を設け、この液晶表示部の透過率を撮影画面サイズに応
じて部分的に変化させることによって、撮影可能な範囲
を表示している。
【0004】即ち、同公報により開示された技術によれ
ば、ファインダ内に設けた画面サイズ表示液晶ユニット
は、四隅の共通パターンと、縦長画面サイズの表示パタ
ーンと、横長画面サイズ表示パターンとから構成され、
これらのサイズに応じてパターン駆動を行うことにより
撮影領域の視認を誤らず、また違和感のない切り換え表
示を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の如き手法で、撮影可能範囲を可変して随時表示
する場合においては、以下のような問題が生じていた。
【0006】即ち、第1に、例えば、ハイビジョンサイ
ズと通常サイズの如く、あまりアスペクト比に差のない
画面サイズは、ファインダを覗いたただけでは、現在の
画面設定がどのサイズなのか判断しにくいといった問題
があった。
【0007】さらに、第2に、撮影時に背景が暗かった
りすると、ファインダ内の液晶表示部と背景の境目が明
確に認識することができず、現在の画面設定がどのサイ
ズなのか判断しにくいといった問題があった。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、撮影可能範囲が可変自在
な場合において、設定されている画面サイズを撮影者が
明確に判断することができるカメラの表示装置を提供す
る事にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、撮影画面が表示可能で且
つ多色発光可能な有機エレクトロルミネッセンス素子
と、上記撮影画面サイズを切換える画面サイズ切換手段
と、上記画面サイズ切換手段により設定された撮影画面
サイズに応じて、上記有機エレクトロルミネッセンス素
子の発光色を切換えるように制御する制御手段と、を具
備することを特徴とするカメラの表示装置が提供され
る。
【0010】第2の態様では、多色発光可能な有機エレ
クトロルミネッセンス素子と液晶素子とを含む表示手段
と、上記表示手段に表示された撮影画面サイズを切換え
る画面サイズ切換手段と、上記画面サイズ切換手段によ
り設定された撮影画面サイズに応じて、上記液晶素子の
光透過率を制御するとともに上記有機エレクトロルミネ
ッセンス素子との発光色を切換えるように制御する制御
手段と、を具備することを特徴とするカメラの表示装置
が提供される。
【0011】第3の態様では、上記第2の態様におい
て、上記液晶素子は、上記有機エレクトロルミネッセン
ス素子よりも対象物側に配置されることを特徴とするカ
メラの表示装置が提供される。
【0012】上記第1乃至第3の態様によれば以下の作
用が奏される。
【0013】即ち、本発明の第1の態様では、画面サイ
ズ切換手段により上記撮影画面サイズが切換えられ、制
御手段により上記画面サイズ切換手段により設定された
撮影画面サイズに応じて有機エレクトロルミネッセンス
素子の発光色が切換えられるように制御される。
【0014】第2の態様では、表示手段は、多色発光可
能な有機エレクトロルミネッセンス素子と液晶素子とを
含んでおり、画面サイズ切換手段により上記表示手段に
表示された撮影画面サイズが切換えられ、制御手段によ
り上記画面サイズ切換手段により設定された撮影画面サ
イズに応じて、上記液晶素子の光透過率を制御するとと
もに上記有機エレクトロルミネッセンス素子との発光色
が切換えられる。
【0015】第3の態様では、上記第2の態様におい
て、上記液晶素子が、上記有機エレクトロルミネッセン
ス素子よりも対象物側に配置される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施の形態に係るカ
メラの表示装置を採用したカメラの構成を示すブロック
図である。この実施の形態は、ファインダ部16に有機
エレクトロルミネッセンス(以下、ELと略記する)素
子によるEL表示部17を設けた点に特徴を有する。か
かる特徴については後に詳述する。尚、請求項記載の画
面サイズ切換手段は、画面サイズ切り換えレバー5に相
当し、制御手段、駆動制御手段はCPU1に相当するも
のである。
【0018】同図において、中央演算処理装置(CPU ;
Central Processing Unit)1は、カメラの各種の動
作を制御するものであり、その内部には所定のタイマを
カウントするためのタイマ部2が設けられている。さら
に、このCPU1には、パワースイッチ3、レリーズス
イッチ(1R,2R)4、画面サイズ切り換えレバー
5、被写体輝度を測定するための測光(以下、AEと称
する)部8、被写体までの距離を測定する測距(以下、
AFと称する)部9、当該カメラ駆動用の不図示のバッ
テリの残量をチェックするバッテリチェック部12、撮
影駒数等の各種情報を不揮発的に記憶するEEPROM
7が接続されている。上記レリーズスイッチ4は、レリ
ーズ釦の半押しで1Rスイッチがオンされ、レリーズ釦
全押しで2Rスイッチがオンされるような構成となって
いる。また、上記画面サイズ切り換えレバー5により、
「通常画面サイズ」→「パノラマサイズ」→「ハイビジ
ョンサイズ」というように撮影画面サイズの設定変更が
可能となっている。
【0019】上記CPU1には、更に、上記AE部8に
よる測定結果に基づいて当該CPU1より必要に応じて
充電及び発光制御されるストロボ部11と、上記AF部
9による測定結果に基づいて当該CPU1によりフォー
カス制御されるレンズ合焦部10と、動作の異常を検出
するための動作異常検出部6が電気的に接続されてい
る。CPU1は、上記動作異常検出部6によりカメラの
異常動作を検出して、正常なカメラ動作を保証できない
ときには、レリーズスイッチ4の受付を禁止するように
所定の制御を行うことになる。
【0020】そして、上記CPU1には、ドライバ回路
部15を介してファインダ部16内に設けられた有機E
L素子によるEL表示部17が、液晶制御部13を介し
て外部表示用LCD14がそれぞれ接続されている。
【0021】ここで、図2には多色発光可能な有機EL
素子の構造の一例を示し説明する。同図に示されるよう
に、有機EL素子の素子構成は、ガラス基板20上に発
光層が陽極と陰極で挟持された構造となっている。上記
陽極は透明電極21、陰極は金属電極25で構成されて
いる。さらに、発光層は、順バイアスの時に緑色に発光
する材質の緑色発光層24と逆バイアスの時に赤色に発
光する材質の赤色発光層22とキャリアブロック層23
との3層構造になっている。
【0022】尚、近年においては、上記発光層(赤色発
光層22,緑色発光層24)に使用する有機材に透明な
ものを選択し、上記陰極たるの金属電極25を薄くする
ことにより、光透過率を70%以上とした有機EL素子
が実現されている。
【0023】図3は上記ドライバ回路部15の詳細な回
路構成を示す図である。
【0024】この図3に示されるように、ドライバ回路
部15は、所定の電圧を生成する昇圧回路部30と有機
EL素子駆動回路部31とに大別される。この図では、
説明の便宜上、1個の有機EL素子によるEL表示部1
7のみを示しているが、複数の有機EL素子を駆動する
場合も同様の構成が増えるだけである。
【0025】このようなドライバ回路部15をCPU1
で制御することによって、図4に示すような3状態を作
りだし、有機EL素子を順バイアスすることで緑色発光
させ、逆バイアスさせることで赤色発光させることがで
きる。
【0026】次に、図5には透過率の高い有機EL素子
を用いたファインダ内表示の画面サイズ表示例を示し説
明する。尚、以下の説明において、segは有機EL素
子のセグメントを意味するものである。また、第1の画
面サイズとは、通常サイズ(図5(c)参照)に相当
し、第2の画面サイズとは、パノラマサイズ(図5
(d)参照)に相当する。中央領域とは、seg1〜8
で囲まれた領域(図5(a)参照)に相当し、周辺領域
とは、seg1〜8に対応する領域(図5(a)参照)
に相当する。第1の周辺領域とはseg1〜3及びse
g5〜7に対応する領域(図5(c)参照)に相当し、
第2の周辺領域とは、seg1,3〜5,7,8に対応
する領域(図5(d)参照)に相当する。共通している
領域とはseg1,3,5,7(図5(c),(d)参
照)に相当する。
【0027】図5(a)は有機EL素子の全パターンを
示しており、seg1〜seg8をそれぞれ独立に表示
制御することが可能となっている。図5(b)はハイビ
ジョンサイズ時のファインダ内表示を示している。図5
(c)は通常サイズ時のファインダ内表示を示してお
り、seg1〜seg3、seg5〜seg7の有機E
L素子を発光させることにより、当該表示となる。図5
(d)はパノラマサイズ時のファインダ内表示を示して
おり、seg1、seg3〜5、seg7〜8の有機E
L素子を発光させることにで当該表示となる。
【0028】以下、図6のフローチャートを参照して、
第1の実施の形態に係るカメラで実行される動作シーケ
ンスを説明する。
【0029】パワースイッチ3のオンによりカメラが起
動されると、CPU1は、先ずEEPROM7から駒数
等のカメラの情報を読み込む(ステップS1)。その
後、CPU1は、バッテリチェック部12によりバッテ
リチェックを行い(ステップS2)、その結果、バッテ
リ残量が不足(NG)と判断された場合には、その旨を
報知するために外部表示用LCD部14の表示を変更し
(ステップS15)、所定の時間をCPU1の内部にあ
るタイマ部2によって計時した後に(ステップS1
6)、処理を終了し、カメラの動作を停止する。
【0030】上記ステップS2において、バッテリチェ
ック部12によるバッテリチェックの結果がOKであっ
た場合には、カメラ各部のイニシャライズを行う(ステ
ップS3)。この時、何か異常があったかどうかを確認
し(ステップS4)、異常があった場合はバッテリチェ
ックでNGと判断された時と同様、異常があった旨を報
知するために外部表示用LCD部14の表示を変更し
(ステップS15)、所定の時間をCPU1の内部にあ
るタイマ部2によって計時した後(ステップS16)、
処理を終了し、カメラの動作を停止する。
【0031】これに対して、上記ステップS4にて、異
常がなかった場合は、先にステップS1で読み出した情
報を基にして駒数や撮影モードの外部表示用LCD部1
4に所定の表示を行う(ステップS5)。
【0032】続いて、画面サイズ切り換えレバー5の位
置に応じた画面サイズにファインダ部16内のEL表示
部17を設定する(ステップS6)。そして、1R(1
stレリーズ)スイッチがオンされたかどうか判断し
(ステップS7)、オンされていない場合には、再びス
テップS5に戻り、スイッチ入力を待つ。これに対し
て、1Rスイッチがオンされた時には、再度、バッテリ
チェック部12によるバッテリチェックを行い(ステッ
プS8)、NGであればステップS15に移行し、上記
同様の処理を実行する。一方、バッテリチェックの結果
がOKであれば、AE部8、及びAF部9による測光及
び測距を行う(ステップS9)。
【0033】次いで、CPU1は動作異常検出部6によ
り動作に異常がないか確認し(ステップS10)、異常
があった場合はステップS15へ移行して上記同様の処
理を実行することになる。一方、異常が無い場合は、C
PU1は再度1Rスイッチがオンされているかどうか判
断する(ステップS11)。
【0034】ここで、オンされていない場合には上記ス
テップS5に戻り、1Rスイッチがオンされている場合
には、続いて2R(2ndレリーズ)スイッチがオンさ
れているかどうか判断する(ステップS12)。そし
て、2Rスイッチがオンされていない場合には上記ステ
ップS11に戻り、2Rスイッチがオンされた場合には
撮影動作を行う(ステップS13)。
【0035】この撮影動作が終了すると、フィルムを巻
き上げ、外部表示用LCD部14の駒数をカウントアッ
プしてEEPROM7に情報を書き込む。そして、動作
異常検出部6により再度異常動作が無かったか否かを確
認し(ステップS14)、異常があった場合は上記ステ
ップS15に移行し、上記同様の処理を繰り返し、異常
がなかった場合は上記ステップS5に戻る。
【0036】ここで、図7のフローチャートを参照し
て、上記ステップS6で実行されるサブルーチン「ファ
インダ内有機EL表示処理」のシーケンスを説明する。
【0037】先ず、CPU1は、画面サイズ切り換えレ
バー5の位置がハイビジョンサイズか否かを確認する
(ステップS101)。
【0038】この確認の結果、ハイビジョンサイズの場
合は図4(b)に示したように、seg1〜seg8ま
でを全てOFFとする(ステップS103)。
【0039】これに対して、ハイビジョンサイズではな
い場合は、続いて通常サイズかどうかを確認する(ステ
ップS102)。ここで、通常サイズの場合は、図4
(c)に示したように、seg1〜seg3、seg5
〜seg7を順バイアスにして例えば緑色に発光させる
(ステップS104)。
【0040】これに対して、通常サイズでない場合は、
パノラマサイズ用の表示を行う(ステップS105)。
即ち、このステップS105では、図4(d)に示した
ように、seg1、seg3〜seg5、seg7〜s
eg8を逆バイアスにして例えば赤色に発光させる。以
上の処理の後に、図6のステップS7以降の処理にリタ
ーンすることとなる。
【0041】以上説明したように、第1の実施の形態に
よれば、画面サイズ切り換えレバー5の位置に応じて、
ファインダ内の画面サイズ表示を変更し、尚且つ画面サ
イズ表示の色も同時に変更することにより、現在の画面
設定がどのサイズなのかを明確に判断することができ
る。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0043】尚、第2の実施の形態に係るカメラの表示
装置を採用したカメラの基本構成は先に示した図1と同
様であるため、重複した説明は省略する。
【0044】図8には、陰極の金属電極が透明ではない
有機EL素子を用いたファインダ内表示の画面サイズ表
示例を示し説明する。尚、以下の説明において、seg
は有機EL素子のセグメントを意味するものである。
【0045】図8(a)はハイビジョンサイズの時のフ
ァインダ内表示を示しており、seg11〜seg18
は発光してない時の金属電極が各画面サイズの固定表示
として見えるものである。図8(b)は通常サイズの時
のファインダ内表示を示しており、seg11、seg
18を例えば緑色に発光させる。図8(c)はパノラマ
サイズ時のファインダ内表示を示しており、seg12
〜seg17を例えば赤色に発光させることとなる。
【0046】尚、図9には個々に独立していたセグメン
トを一体化した例を示し説明する。同図に示されるよう
に、seg20が発光していない時はハイビジョンサイ
ズを表し、例えば緑色に発光しているときは通常サイズ
を表し、例えば赤色に発光している時はパノラマサイズ
を表すように画面を可変制御する。
【0047】かかる制御を実現することで、セグメント
が一体化されるので、CPU1のポート、ドライバ回路
15の節約を図ることができる。
【0048】以上説明した第2の実施の形態によれば、
先に示した第1の実施の形態と同様、画面サイズ切り換
えレバー5の位置に応じて、ファインダ内の画面サイズ
表示を変更し、尚且つ画面サイズ表示の色も同時に変更
することにより、現在の画面設定がどのサイズなのかを
明確に判断することができる。
【0049】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。
【0050】図10には有機EL素子と液晶表示素子と
を用いた構成の第3の実施の形態に係るカメラの表示装
置のファインダ内表示を示し説明する。
【0051】尚、請求項記載の液晶素子は液晶表示素子
51に相当する。
【0052】同図に示されるように、ファインダ光路中
で、有機EL素子50より物体側に液晶表示素子51を
配置している。ファインダ内を通過してきた光は、ま
ず、液晶表示素子51によって、先に図4(c),
(d)に示したように撮影画面サイズに応じて有機EL
素子50が発光している部分と同様な位置を遮光するよ
うにしている。次に、有機EL素子50が先に図4
(c),(d)に示したように撮影画面サイズに応じて
発光する。
【0053】以上説明したように、第3の実施の形態に
よれば、非常に明るいシーンを撮影する時や、有機EL
素子50の発光色と同色の背景があるシーンなどを撮影
する時にも、透過光の影響を受ける事なく、明確に画面
設定を表示できる。
【0054】以上詳述したように、本発明によれば、カ
メラのファインダ内の画面表示を撮影画面サイズに応じ
てその色を変える事により、現在の撮影画面設定がどの
サイズなのかを明確に判断できるという効果がある。
【0055】尚、本発明の上記実施の形態には以下の発
明が含まれる。
【0056】(1)ファインダ内に配された多色発光可
能な有機EL素子と、上記有機EL素子を駆動する駆動
制御手段と、撮影画面サイズを少なくとも第一の画面サ
イズと第二の画面サイズとに切り換える画面サイズ切換
手段と、を具備し、上記画面サイズ切換手段により設定
された撮影画面サイズに応じて、上記有機EL素子の発
光色が前記駆動制御手段により切り換わるように制御さ
れることを特徴とするカメラのファインダ内表示装置。
【0057】この態様によれば、上記画面サイズ切換手
段の位置に応じて、ファインダ内の画面サイズ表示を変
更し、尚且つ画面サイズ表示の色も同時に変更すること
により、現在の画面設定がどのサイズなのかを明確に判
断できる。
【0058】(2)ファインダ内に配された多色発光可
能な有機EL素子と、上記有機EL素子を駆動する駆動
制御手段と、上記ファインダ内に配された液晶素子と、
上記液晶素子を駆動する駆動制御手段と、撮影画面サイ
ズを少なくとも第一の画面サイズと第二の画面サイズと
に切り換える画面サイズ切換手段と、を具備し、上記画
面サイズ切換手段により設定された撮影画面サイズに応
じて、上記液晶素子の光透過率を低下させるとともに、
上記有機EL素子の発光色が上記駆動制御手段により切
り換わるように制御されることを特徴とするカメラのフ
ァインダ内表示装置。
【0059】この態様によれば、非常に明るいシーンを
撮影する時や、有機EL素子の発光色と同色の背景があ
るシーンなどを撮影する時にも、透過光の影響を受ける
事なく、明確に画面設定を表示できる。
【0060】(3)上記ファインダ内に配された上記液
晶素子が、ファインダ光路上で、上記有機EL素子より
対物側に配置されることを特徴とする上記(2)に記載
のカメラのファインダ内表示装置に関する。
【0061】この態様によれば、透過光の影響を受ける
事なく、明確に画面設定を表示することができる。
【0062】(4)撮影画面が表示可能で且つ多色発光
可能な有機EL素子と、上記撮影画面サイズを少なくと
も第1の画面サイズと第2の画面サイズとに切換える画
面サイズ切換手段と、上記画面サイズ切換手段により設
定された撮影画面サイズに応じて、上記有機EL素子の
発光色を切換えるように制御する制御手段と、を具備す
ることを特徴とするカメラの表示装置。
【0063】この態様によれば、上記画面サイズ切換手
段の位置に応じて、ファインダ内の画面サイズ表示を変
更し、尚且つ画面サイズ表示の色も同時に変更すること
により、現在の画面設定がどのサイズなのかを明確に判
断できる。
【0064】(5)上記第1の画面サイズは通常サイズ
であり、上記第2の画面サイズはパノラマサイズである
ことを特徴とする上記(4)に記載のカメラの表示装
置。
【0065】この態様によれば、パノラマサイズ、通常
サイズを明確に区別できる。
【0066】(6)上記撮影画面は、中央領域とこの中
央領域の周辺の周辺領域とから構成されており、上記制
御手段は、上記画面サイズ切換手段により設定された撮
影画面サイズに応じて、上記周辺領域の一部を発光させ
るように制御することを特徴とする上記(4)又は
(5)に記載のカメラの表示装置。
【0067】この態様によれば、撮影画面サイズと周縁
領域とを差別化することで、現在の画面設定がどのサイ
ズなのかを明確に判断できる。
【0068】(7)上記周辺領域は、第1の周辺領域と
第2の周辺領域とから構成されており、 上記制御手段
は、上記画面サイズ切換手段により撮影画面サイズを第
1の画面サイズに設定したときには、上記第1の周辺領
域を発光させ、上記画面サイズ切換手段により撮影画面
サイズを第2の画面サイズに設定したときには、上記第
2の周辺領域を発光させるように制御することを特徴と
する上記(6)に記載のカメラの表示装置。
【0069】この態様によれば、第1及び第2の画面サ
イズを明確化することができる。
【0070】(8)上記第1の周辺領域と第2の周辺領
域は、一部の領域が共通であることを特徴とする上記
(7)に記載のカメラの表示装置。
【0071】この態様によれば、構成の簡素化を実現す
る。
【0072】(9)上記撮影画面は、中央領域およびこ
の中央領域の周辺の第1の周辺領域と第2の周辺領域か
ら構成されており、上記制御手段は、上記画面サイズ切
換手段により撮影画面サイズを第1の画面サイズに設定
したときには、上記中央領域と上記第1の周辺領域との
境目を発光させ、上記画面サイズ切換手段により撮影画
面サイズを第2の画面サイズに設定したときには、上記
中央領域と上記第2の周辺領域との境目を発光させるよ
うに制御することを特徴とする上記(4)又は(5)に
記載のカメラの表示装置。
【0073】この態様によれば、中央領域と第2の周辺
領域との境目を明確にできる。
【0074】(10)撮影画面が表示可能で且つ多色発
光可能な有機EL素子と、上記撮影画面サイズを切換え
る画面サイズ切換手段と、上記画面サイズ切換手段によ
り設定された撮影画面サイズに応じて、上記有機EL素
子の発光色を切換えるように制御する制御手段と、を具
備することを特徴とするカメラ。
【0075】この態様によれば、上記画面サイズ切換手
段の位置に応じて、ファインダ内の画面サイズ表示を変
更し、尚且つ画面サイズ表示の色も同時に変更すること
により、現在の画面設定がどのサイズなのかを明確に判
断できる。
【0076】(11)多色発光可能な有機EL素子と液
晶素子とを含む表示手段と、上記表示手段に表示された
撮影画面サイズを切換える画面サイズ切換手段と、上記
画面サイズ切換手段により設定された撮影画面サイズに
応じて、上記液晶素子の光透過率を制御するとともに上
記有機EL素子の発光色を切換えるように制御する制御
手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0077】この態様によれば、上記画面サイズ切換手
段の位置に応じて、ファインダ内の画面サイズ表示を変
更し、尚且つ画面サイズ表示の色も同時に変更すること
により、現在の画面設定がどのサイズなのかを明確に判
断できる。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
撮影可能範囲が可変自在な場合において、設定されてい
る画面サイズを撮影者が明確に判断することができるカ
メラの表示装置を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの表示
装置を採用したカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】多色発光可能な有機EL素子の構造の一例を示
す図である。
【図3】ドライバ回路部15の詳細な回路構成を示す図
である。
【図4】ドライバ回路15によるEL表示部17の制御
信号の状態を示す図である。
【図5】透過率の高い有機EL素子を用いたファインダ
内表示の画面サイズ表示例を示す図である。
【図6】第1の実施の形態に係るカメラで実行される動
作シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図7】サブルーチン「ファインダ内有機EL表示処
理」のシーケンスを説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】陰極の金属電極が透明ではない有機EL素子を
用いたファインダ内表示の画面サイズ表示例を示す図で
ある。
【図9】個々に独立していたセグメントを一体化した例
を示す図である。
【図10】有機EL素子と液晶表示素子とを用いた構成
の第3の実施の形態に係るカメラの表示装置のファイン
ダ内表示を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 タイマ部 3 パワースイッチ 4 レリーズスイッチ 5 画面サイズ切り換えレバー 6 動作異常検出部 7 EEPROM 8 AE部 9 AF部 10 レンズ合焦部 11 ストロボ部 12 バッテリチェック部 13 液晶制御部 14 外部表示用LCD 15 ドライバ回路部 16 ファインダ部 17 EL表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 晋一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 今井 右二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H018 BA03 BD06 BE02 2H088 EA25 HA28 MA20 2H102 AA41 BA05 BB06 BB09 CA11 CA34 5C094 AA01 AA48 AA56 BA12 BA29 BA43 CA01 CA24 DA02 DA03 DB05 EA05 EB02 HA10 5G435 AA01 AA04 BB05 BB12 BB15 CC01 CC12 CC13 DD05 DD06 EE02 EE13 EE26 KK05 LL14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面が表示可能で且つ多色発光可能
    な有機エレクトロルミネッセンス素子と、 上記撮影画面サイズを切換える画面サイズ切換手段と、 上記画面サイズ切換手段により設定された撮影画面サイ
    ズに応じて、上記有機エレクトロルミネッセンス素子の
    発光色を切換えるように制御する制御手段と、を具備す
    ることを特徴とするカメラの表示装置。
  2. 【請求項2】 多色発光可能な有機エレクトロルミネッ
    センス素子と液晶素子とを含む表示手段と、 上記表示手段に表示された撮影画面サイズを切換える画
    面サイズ切換手段と、 上記画面サイズ切換手段により設定された撮影画面サイ
    ズに応じて、上記液晶素子の光透過率を制御するととも
    に上記有機エレクトロルミネッセンス素子との発光色を
    切換えるように制御する制御手段と、を具備することを
    特徴とするカメラの表示装置。
  3. 【請求項3】 上記液晶素子は、上記有機エレクトロル
    ミネッセンス素子よりも対象物側に配置されることを特
    徴とする請求項2に記載のカメラの表示装置。
JP35764098A 1998-12-16 1998-12-16 カメラの表示装置 Withdrawn JP2000180937A (ja)

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JP2013174725A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Canon Inc 光学ファインダ及びそれを用いた光学機器
US8947576B2 (en) 2012-02-24 2015-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Optical viewfinder having self-luminous and non-self-luminous display portions and optical apparatus using same

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