JP2000180448A - 酵素免疫測定法 - Google Patents

酵素免疫測定法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペルオキシダーゼ酵素を標識物質として
用い、新規な化学発光系により抗原又は抗体を免疫学的
に測定する方法を提供する。 【解決手段】 ペルオキシダーゼ酵素を標識物質として
用いる酵素免疫測定法において、N,N’−ジ置換−
9,9’−ビスアクリジニウム塩類の電荷移動錯体及び
N,N−ジ置換カルボン酸アミド化合物を主成分とする
化学発光試薬又はN,N’−ジ置換−9,9’−ビスア
クリジニウム塩類の電荷移動錯体、N,N−ジ置換カル
ボン酸アミド化合物及び特定アミノアルコール化合物を
主成分とする化学発光試薬を用いる化学発光酵素免疫測
定法により、抗原又は抗体を高感度に測定する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学発光法を利用
する酵素免疫測定法に関するものであり、更に詳しく
は、ペルオキシダーゼ酵素を標識物質として用い、特定
の新規化学発光試薬を用いる抗原又は抗体の免疫学的測
定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酵素免疫測定法は、標識物質に放射性同
位元素を使用しないので、良好な測定環境を保持するこ
とが可能であり、人体に対して危険性の少ない免疫測定
法として開発され、種々の物質の測定系に利用されてい
る。この酵素免疫測定法においては、ぺルオキシダー
ゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ及
びグルコースオキシダーゼ等の種々の酵素が使用されて
いる。これらの酵素を用いた酵素標識抗体又は抗原の酵
素活性を検出する方法としては、過酸化水素/o−フェ
ニレンジアミン、4−ニトロフェニル−ホスフェ−ト、
2−ニトロフェニル−β−ガラクトシド等の酵素基質の
酵素による分解反応に伴い生成する発色性物質の発色量
を測定して酵素活性を定量し、この酵素活性と相関性を
有する抗体又は抗原の量を定量する比色法が一般的であ
る。
【0003】しかしながら、臨床化学分析においては、
その測定対象が生体試料(主として血清、尿等)であ
り、その測定値は病態の診断、又は経過観察等に用いら
れることが多く、そのために、より高感度及び高精度な
測定が求められているが、比色法によりこの要求を完全
に満足させるのはは難しい。
【0004】そこで、この要求を満たすことを目的とし
て蛍光法が提案されている。蛍光法とは、標識に用いた
酵素の触媒活性により、4−ヒドロキシフェニル酢酸、
4−メチルウムベリフェリル−β−ガラクトシド、4−
メチルウムベリフェリル−ホスフェート等の蛍光基質を
分解して蛍光を発生させた後、この蛍光強度を測定して
酵素活性を定量し、この酵素活性と相関性を有する抗体
又は抗原の量を定量する方法である。しかし、蛍光法で
は、励起光の散乱が存在するため上記の要求を満たすに
は充分とは云い難い。また、比色法及び蛍光法では、キ
セノンランプ等の光源が必要であり、光源からの光に由
来する迷走現象や溶媒に由来するラマン光が原因とな
り、バックグラウンドのレベルを上昇させてしまうの
で、比色法及び蛍光法による測定の高感度化は原理的に
困難である。
【0005】近年、比色法及び蛍光法を上回る高感度な
酵素免疫測定法として、化学発光酵素免疫測定法(CL
EIA)が開発され、注目されている。CLEIAは、
酵素の触媒活性によって化学発光物質が中間体を経て励
起状態となり、この状態から基底状態に戻る際に放出さ
れる発光量を測定して酵素活性を定量し、この酵素活性
と相関性を有する抗体又は抗原の量を定量する方法であ
り、化学反応により化学発光性物質を発光させるため光
源が不要であり、光源に起因するバックグラウンドの上
昇等がないため測定の高感度化が可能である。CLEI
Aに用いられる酵素としては、ぺルオキシダーゼ、アル
カリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコー
スオキシダーゼ、デヒドロゲナーゼ等が挙げられるが、
取り扱い易さ、入手し易さ等の点でぺルオキシダーゼが
好適に用いられ、化学発光物質にルミノールを用い、発
光増強剤にp−ヨードフェノールを用いる化学発光系が
開発され、種々の物質が化学発光法により免疫学的に高
感度に定量することが可能になっている。しかしなが
ら、ペルオキシダーゼ酵素を標識物質とするCLEIA
においては、測定対象物質の低濃度領域での定量性を更
に高める必要性が生じるケースが多く、ペルオキシダー
ゼ酵素を標識物質とするCLEIAの更なる高感度化が
望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記事情に鑑み、測定対象物質をより高感度で測定可能な
化学発光法による新規な免疫測定系を利用した化学発光
酵素免疫測定法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記課題を解決するために鋭意検討を行なった結果、化
学発光系としてN,N’−ジ置換−9,9’−ビスアク
リジニウム塩類の電荷移動錯体及びN,N−ジ置換カル
ボン酸アミド化合物からなる化学発光試薬、又はN,
N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリジニウム塩類の電
荷移動錯体、N,N−ジ置換カルボン酸アミド化合物及
び特定アミノアルコール化合物からなる化学発光試薬を
用い、更に、必要に応じて、発光増強剤として特定のフ
ェノール性化合物を用いる化学発光系が、化学発光試薬
にルミノールを用いる化学発光系より高感度に測定対象
物質を免疫学的に定量することが可能なことを見い出
し、これらの知見に基づいて本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明の第一は、ペルオキシダ
ーゼ酵素標識した抗体若しくは抗原を試料中の測定すべ
き抗原若しくは抗体、又はそれらの凝集物と混合し、抗
原抗体反応によりペルオキシダーゼ酵素標識−抗原抗体
錯体からなる免疫複合体を形成させた後、これを分離し
て、下記一般式(1)
【0009】
【化4】 (上記一般式(1)において、R1 及びR2 は、それぞ
れアルキル基、アリール基及びハロゲン化アリール基か
らなる群より選択され、互いに同一でも又は異なるもの
でもよく、R3 、R4 、R5 及びR6 は、それぞれ水素
原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
ロキシ基及びハロゲン原子からなる群より選択され、互
いに同一でも又は異なるものでもよく、X・は前駆体ビ
スアクリジニウム塩の対アニオンから電子が移動した残
基である酸ラジカルを示す。)で表わされるN,N’−
ジ置換−9,9’−ビスアクリジニウム塩類の電荷移動
錯体、及び下記一般式(2)
【0010】
【化5】 (上記一般式(2)において、R1 は水素原子、炭素数
1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基
及び炭素数6〜20のアリール基からなる群より選択さ
れ、該アリール基はアルキル基、ニトロ基、水酸基、ア
ミノ基又はハロゲン原子等で置換されていてもよく、R
2 はメチル基及びエチル基からなる群より選択され、R
3 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のア
ルケニル基及び炭素数6〜20のアリール基からなる群
より選択され、該アリール基はアルキル基、ニトロ基、
水酸基、アミノ基又はハロゲン原子等で置換されていて
もよく、R1 及びR3 は、互いに結合して、それぞれが
結合しているカルボニル基の炭素原子及びアミド基の窒
素原子と共に環を形成していてもよい。)で表わされる
N,N−ジ置換カルボン酸アミド化合物を主成分とする
化学発光試薬を用い、水素受容体の存在下において化学
発光させ、その発光強度を測定することにより試料中の
抗原又は抗体の量を定量することを特徴とする化学発光
酵素免疫測定法に関するものである。
【0011】また、本発明の第二は、ペルオキシダーゼ
酵素標識した抗体若しくは抗原を試料中の測定すべき抗
原若しくは抗体、又はそれらの凝集物と混合し、抗原抗
体反応によりペルオキシダーゼ酵素標識−抗原抗体錯体
からなる免疫複合体を形成させた後、これを分離して、
請求項1に記載の化学発光試薬に下記一般式(3)
【0012】
【化6】 (上記一般式(3)において、Rは炭素数1〜5の二価
の脂肪族炭化水素を表わし、mは1〜3の整数を表わ
す。)で表わされるアミノアルコール化合物を添加して
なる化学発光試薬を用い、水素受容体の存在下において
化学発光させ、その発光強度を測定することにより試料
中の抗原又は抗体の量を定量することを特徴とする化学
発光酵素免疫測定法に関するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき更に詳しく説
明する。本発明の化学発光酵素免疫測定法は、ペルオキ
シダーゼ酵素標識した抗体又は抗原を試料中の測定すべ
き抗原若しくは抗体、又はそれらの凝集物と混合し、抗
原抗体反応により測定すべき抗原又は抗体をペルオキシ
ダーゼ酵素標識した免疫複合体として捕捉する免疫反応
段階と、生成した該免疫複合体をその分子中に存在する
標識酵素を用いる化学発光法により測定する化学発光反
応段階とからなる。
【0014】免疫反応段階を構成する抗原抗体反応の方
法は任意であり、N,N’−ジ置換−9,9’−ビスア
クリジニウム塩類の電荷移動錯体及びN,N−ジ置換カ
ルボン酸アミド化合物からなる化学発光試薬、又はN,
N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリジニウム塩類の電
荷移動錯体、N,N−ジ置換カルボン酸アミド化合物及
び特定アミノアルコール化合物からなる化学発光試薬を
用いることができるものであれば、いずれの方法も採用
することができる。
【0015】例えば、 不溶性担体に結合した抗体に試料中の測定すべき抗原
を捕捉させた後にペルオキシダーゼ酵素標識抗体を反応
させるサンドイッチ法、 サンドイッチ法において、不溶性担体に結合した抗体
と異なる動物種に由来する抗体を用い、生成したサンド
イッチ錯体に対して、更にこの抗体に対する標識第二抗
体を反応させる二抗体法、 不溶性担体に結合した抗体に試料中の測定すべき抗原
をペルオキシダーゼ酵素標識抗原の存在下で反応させる
競合法、 測定すべき抗原若しくは抗体を含有する試料にこれら
と特異的に反応する標識した抗体若しくは抗原を作用さ
せて凝集沈殿させた後、遠心分離して分離した免疫複合
体中の標識物質を検出する凝集沈殿法、 不溶性担体に結合した抗原に試料中の測定すべき抗体
をペルオキシダーゼ酵素標識抗ヒトガンマグロブリン抗
体を作用させる抗体検出法、更に、 ビオチン標識抗体にペルオキシダーゼ酵素標識アビジ
ンを反応させるビオチン−アビジン法等を非限定的に用
いることができる。
【0016】本発明の化学発光酵素免疫測定法に用いら
れる不溶性担体としては、例えば、ポリスチレン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアクリ
ロニトリル、フッ素樹脂、架橋デキストラン、ポリサッ
カライド等の高分子化合物、その他、ガラス、金属、磁
性粒子及びこれらの組み合わせ等が挙げられる。また、
不溶性担体の形状としては、例えば、トレイ状、球状、
繊維状、棒状、盤状、容器状、セル、マイクロプレー
ト、試験管等の種々の形状で用いることができる。更
に、これら不溶性担体への抗原若しくは抗体の固定化方
法は任意であるが、物理的吸着法、共有結合法、イオン
結合法等を用いることができる。
【0017】尚、本発明の化学発光酵素免疫測定法にお
いて用いられる抗体類は、モノクローナル抗体及びポリ
クローナル抗体のいずれを使うことも可能であり、その
形態としては全抗体或いはF(ab’)2 、Fab等の
断片を用いることができる。また、抗体の起源は任意で
あるが、マウス、ラット、兎、羊、山羊、鶏等に由来す
る抗体が好適に用いられる。
【0018】更に、本発明の化学発光酵素免疫測定法の
後段を構成する化学発光反応は、化学発光試薬として
N,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリジニウム塩類
の電荷移動錯体とN,N−ジ置換カルボン酸アミド化合
物とからなる化学発光試薬を用い、そして発光増強剤の
存在下に水素受容体を作用させて不溶性担体上に捕捉さ
れた標識物質であるペルオキシダーゼ酵素の活性を測定
するものであり、その測定方法は任意であるが、一般
に、化学発光物質及び発光増強剤を含有する測定試薬を
ペルオキシダーゼ酵素標識抗体又は抗原を免疫学的に捕
捉した不溶性担体に添加し、特定塩基性pH領域におい
て、水素受容体、例えば、過酸化水素水溶液を添加して
化学発光反応させ、その化学発光量を発光測定装置で測
定する方法等が行なわれている。
【0019】次に、本発明の化学発光酵素免疫測定法に
用いられる化学発光試薬について具体的に説明する。化
学発光試薬は、必須成分として、N,N’−ジ置換−
9,9’−ビスアクリジニウム塩類の電荷移動錯体およ
びN,N−ジ置換カルボン酸アミド化合物を、任意成分
としてさらにアミノアルコール化合物を添加してなるも
のである。N,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリジ
ニウム塩類の電荷移動錯体は、下記一般式(1)
【0020】
【化7】 で表わされる。
【0021】上記一般式(1)において、R1 及びR2
は、それぞれアルキル基、アリール基及びハロゲン化ア
リール基からなる群より選択され、互いに同一でも又は
異なるものでもよい。アルキル基、アリール基及びハロ
ゲン化アリール基は、炭素数1〜20を有するものであ
り、好ましいアルキル基は炭素数1〜10のものであ
る。例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基及びデシル基等の直鎖状アルキル基又はこ
れらの分岐状アルキル基を挙げることができる。また、
アリール基は炭素数6〜20のものが好ましく、例え
ば、フェニル基、トリール基、キシリル基等を挙げるこ
とができ、さらにアルキル基で置換されたものでもよ
い。アリール基としては、特に、フェニル基が好まし
い。ハロゲン化アリール基としてはハロゲン化フェニル
基、ハロゲン化トリル基、ハロゲン化キシリル基等を挙
げることができ、特に、クロロフェニル基が好ましい。
【0022】一般式(1)において、R3 、R4 、R5
及びR6 は、それぞれ水素原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基、アリーロキシ基及びハロゲン原子か
らなる群より選択され、互いに同一でも又は異なるもの
でよい。これらの炭化水素基としては、炭素数1〜2
0、好ましくは1〜10のものを挙げることができる。
例えば、炭素数1〜20の直鎖状又は分岐状アルキル
基、アルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、アリ
ーロキシ基を挙げることができ、アリール基、アリーロ
キシ基にはアルキル基が置換されたものでもよい。ま
た、一般式(1)において、X・は前駆体ビスアクリジ
ニウム塩の対アニオンから電子が移動した残基である酸
ラジカルを示す。
【0023】N,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリ
ジニウム塩類の電荷移動錯体は、紫外吸収スペクトルに
おける550nm付近に極大をもつ巾広い吸収帯の出現
を分光光度計を用いる方法により測定することができ
る。上記N,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリジニ
ウム塩類の電荷移動体の具体的な例としては、N,N’
−ジメチル−9,9’−ビスアクリジニウム塩、N,
N’−ジエチル−9,9’−ビスアクリジニウム塩、
N,N’−ジプロピル−9,9’−ビスアクリジニウム
塩、N,N’−ジイソプロピル−9,9’−ビスアクリ
ジニウム塩、N,N’−ジブチル−9,9’−ビスアク
リジニウム塩、N,N’−ジイソブチル−9,9’−ビ
スアクリジニウム塩、N,N’−ジフェニル−9,9’
−ビスアクリジニウム塩、N,N’−ジ−m−クロロフ
ェニル−9,9’−ビスアクリジニウム塩等の電荷移動
錯体が挙げられるが、これらのなかで、特に、N,N’
−ジメチル−9,9’−ビスアクリジニウムジナイトレ
ート(ルシゲニン)の電荷移動錯体が好適に用いられ
る。
【0024】N,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリ
ジニウム塩類の電荷移動錯体の前駆体であるN,N’−
ジ置換−9,9’−ビスアクリジニウム塩類の対イオン
としては、塩素イオン、臭素イオン、沃素イオン、硝酸
イオン、炭酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン及びカ
ルボン酸イオン等が非限定的に挙げられる。N,N’−
ジ置換カルボン酸アミド化合物は、下記一般式(2)
【0025】
【化8】 で表わされる。
【0026】上記一般式(2)において、R1 は水素原
子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のア
ルケニル基及び炭素数6〜20のアリール基からなる群
より選択され、該アリール基はアルキル基、ニトロ基、
水酸基、アミノ基又はハロゲン原子等で置換されていて
もよい。R2 はメチル基及びエチル基からなる群より選
択される。R3 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数
2〜10のアルケニル基及び炭素数6〜20のアリール
基からなる群より選択され、該アリール基はアルキル
基、ニトロ基、水酸基、アミノ基又はハロゲン原子等で
置換されていてもよい。また、R1 及びR3 は、互いに
結合して、それぞれが結合しているカルボニル基の炭素
原子及びアミド基の窒素原子と共に環を形成していても
よい。
【0027】上記一般式(2)のN,N−ジ置換カルボ
ン酸アミド化合物の具体例を例示すると、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルプ
ロピオンアミド、N,N−ジメチルベンズアミド、N−
メチル−2−ピロリドン等が非限定的に挙げられる。ま
た、アミノアルコール化合物は、下記一般式(3)
【0028】
【化9】 で表わされる。
【0029】上記一般式(3)において、Rは炭素数1
〜5の二価の脂肪族炭化水素を表わし、mは1〜3の整
数を表わす。上記アミノアルコール化合物の具体例を例
示すると、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミ
ン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノール
アミン等を非限定的に挙げることができる。
【0030】本発明の化学発光免疫測定法に用いられる
化学発光試薬の一つは、N,N’−ジ置換−9,9’−
ビスアクリジニウム塩類の電荷移動錯体及び特定のN,
N−ジ置換カルボン酸アミド化合物を必須成分とするも
のであるが、その成分の一つであるN,N’−ジ置換−
9,9’−ビスアクリジニウム塩類の電荷移動錯体の前
駆体であるN,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリジ
ニウム塩類は、もう一つの成分であるN,N−ジ置換カ
ルボン酸アミド化合物の存在により自然光等により容易
に電荷移動錯体に転化する現象が認められる。また、こ
のN,N−ジ置換カルボン酸アミド化合物は、生成した
電荷移動錯体のラジカルの安定性にも寄与していると考
えられ、求核性の弱い酸からなるN,N’−ジ置換−
9,9’−ビスアクリジニウム塩類の電荷移動錯体の形
成及び安定化の必須成分として作用している。また、本
発明の化学発光免疫測定法に用いられるもう一つの化学
発光試薬は、上記N,N’−ジ置換−9,9’−ビスア
クリジニウム塩類の電荷移動錯体とN,N−ジ置換カル
ボン酸アミド化合物とからなる化学発光試薬へ特定のア
ミノアルコール化合物を添加することにより得られるも
のであるが、このアミノアルコール化合物の添加は、発
光反応のブランク値を低下させると共に、より廣いペル
オキシダーゼ濃度範囲において安定した化学発光反応を
実現することが可能になる。このアミノアルコール化合
物の添加効果については必ずしもはっきりはしていない
が、対イオンからアクリジン環への電荷移動に関与して
その反応を促進すると共に、生成する電荷移動錯体の有
するラジカルを一層安定化して発光反応時における溶存
酸素との反応を阻止してブランク値を高める要因を排除
することにより、ブランク値の低い安定した高感度測定
を可能にしているものと考えられる。
【0031】上記化学発光試薬の製造方法は任意である
が、N,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリジニウム
塩類の電荷移動錯体及びN,N−ジ置換カルボン酸アミ
ド化合物を主成分とする化学発光試薬は、N,N’−ジ
置換−9,9’−ビスアクリジニウム塩類を等モル以上
のN,N−ジ置換カルボン酸アミド化合物と混合して自
然光の下に放置することにより得られるが、電荷移動錯
体の生成は光により触媒されているので、光照射下に反
応を行なうのが好ましい。この光照射に用いる光源とし
ては、波長領域が約290〜800nmの範囲の紫外可
視部が用いられ、特に、約400〜800nmの範囲の
可視光が望ましい。これらの光源としては、高圧水銀
灯、低圧水銀灯、殺菌灯、蛍光灯及び白熱電灯等を非限
定的に用いることができるが、白熱電灯が好ましく用い
られる。
【0032】また、N,N’−ジ置換−9,9’−ビス
アクリジニウム塩類の電荷移動錯体とN,N−ジ置換カ
ルボン酸アミド化合物との混合比としては、N,N’−
ジ置換−9,9’−ビスアクリジニウム塩類の電荷移動
錯体に対してN,N−ジ置換カルボン酸アミド化合物を
1〜1万倍モル、好ましくは1〜5千倍モルの割合で用
いることができる。
【0033】本発明に用いられるもう一つの化学発光試
薬は、上記N,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリジ
ニウム塩類の電荷移動錯体とN,N−ジ置換カルボンア
ミド化合物からなる化学発光試薬に特定のアミノアルコ
ール化合物を添加すことにより得られる。アミノアルコ
ール化合物はN,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリ
ジニウム塩類の電荷移動反応時及び/又は反応後に添加
することができるが、電荷移動反応後に添加するのが好
ましい。ここで、電荷移動反応時の添加には電荷移動反
応前の添加も含む。上記アミノアルコール化合物の添加
量は、N,N’−ジ置換−9,9’−ビスアクリジニウ
ム塩類の電荷移動錯体に対して、1〜1万倍モル、好ま
しくは1〜2千倍モルの量でよい。
【0034】本発明の化学発光免疫測定法において上記
の新規化学発光試薬は、pH7.5〜13の塩基性条件
下で、過剰の水素受容体の存在下、ペルオキシダーゼの
濃度に依存した量で発光する。この発光は、フェノール
性化合物等の発光促進剤によって増強することが認めら
れる。このようなフェノール性化合物としては、p−ヒ
ドロキシ桂皮酸、p−フェニルフェノール、p−(4−
クロロフェニル)フェノール、p−(4−ブロモフェニ
ル)フェノール、p−(4−ヨードフェニル)フェノー
ル、p−ヨードフェノール、p−ブロモフェノール、p
−クロロフェノール、2,4−ジクロロフェノール、p
−クマル酸、6−ヒドロキシベンゾチアゾール、2−ナ
フトール、ホタルルシフェリン等が非限定的に挙げられ
る。
【0035】上記新規化学発光試薬を用いて化学発光分
析を行なう場合には、10-8〜1M、好ましくは10-6
〜10-2Mの範囲の濃度で用いられ、その使用量は10
〜500μl、好ましくは50〜300μlの範囲でよ
い。また、発光促進剤の使用量は、化学発光試薬の0.
01〜100倍モル、好ましくは0.1〜10倍モルの
範囲であり、その濃度としては、10-6〜1M、好まし
くは10-4〜10-2Mの範囲が採用される。
【0036】また、化学発光反応に用いられる水素受容
体としては、ペルオキシダーゼ酵素の基質となり得るも
のであれば特に限定されるものではなく、無機過酸化
物、有機過酸化物等が任意に用いられるが、過酸化水素
が特に好ましい。水素受容体は化学発光試薬に対して充
分に過剰な量で用いることが必要であり、その使用量は
化学発光試薬に対して3〜1万倍モル、好ましくは10
〜1000倍モルの範囲で採用される。
【0037】また、ペルオキシダーゼを標識物質として
抗体、核酸等を標識して種々の物質を定量する場合に
は、特に限定されるものではないが、ペルオキシダーゼ
として、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)が好ま
しく用いられる。化学発光反応に用いる塩基性緩衝液と
しては、トリス緩衝液、リン酸緩衝液、ほう酸緩衝液、
炭酸緩衝液、グリシン−水酸化ナトリウム緩衝液等を任
意に用いることができる。これらの緩衝液の濃度として
は1mM〜1Mの範囲が望ましい。また、反応時には界
面活性剤、キレート剤等の添加剤を任意に用いることが
できる。
【0038】
【実施例】以下、参考例と共に実施例等を示し、本発明
を具体的に説明する。もっとも、本発明は実施例等によ
り限定されるものではない。尚、参考例及び実施例中の
%は重量%を意味する。
【0039】[参考例1]N,N’−ジメチル−9,9’−ビスアクリジニウムジ
沃化水素酸塩の電荷移動錯体及びN,N−ジメチルアセ
トアミドを含む化学発光試薬の調製 ルシゲニンの1×10-2モル/lの水溶液に、2倍モル
の固体の沃化カリウムを添加し、室温で1時間攪拌する
ことにより赤色沈殿が生成した。この赤色沈殿を含む反
応液をナス型フラスコに入れ、ロータリーエバポレータ
ーを用いて減圧下に60℃で溶媒の水を蒸発して乾固さ
せ、赤色沈殿からなる残渣をベンゼンで洗浄して副生物
を除去し、ベンゼン不溶分を濾別し乾燥して粗生成物を
得た。次に、この粗生成物に少量の水を加え、遮光下に
95℃の湯浴上で加熱して溶解した後、室温に戻してか
ら、更に、4℃に冷却放置し、生成した沈殿を濾別、乾
燥して未反応物を除去してN,N’−ジメチル−9,
9’−ビスアクリジニウムジ沃化水素酸塩を約70%の
収率で得た。次に、この化合物1.5mgを試験管に採
り、これにN,N−ジメチルアセトアミド1mlを加え
て溶解させた後、30℃の温度の水浴中で250Wのコ
ピーランプを7時間照射することによりN,N’−ジメ
チル−9,9’−ビスアクリジニウムジ沃化水素酸塩の
電荷移動錯体を含有する化学発光試薬を得た。尚、電荷
移動錯体の生成は、紫外吸収スペクトルにおける550
nm付近に極大をもつ幅広い吸収帯の出現を分光光度計
を用いる方法により測定して確認した。
【0040】[参考例2]N,N’−ジメチル−9,9’−ビスアクリジニウムジ
沃化水素酸塩の電荷移動錯体、N,N−ジメチルアセト
アミド及びトリエタノールアミンを含む化学発光試薬の
調製 参考例1で得られた化学発光試薬1mlにトリエタノー
ルアミン0.5mlを添加し混合することにより化学発
光試薬を得た。
【0041】[参考例3]N,N’−ジメチル−9,9’−ビスアクリジニウムジ
硝酸塩の電荷移動錯体及びN,N−ジメチルアセトアミ
ドを含む化学発光試薬の調製 ルシゲニンの1.5mgを試験管に採り、これにN,N
−ジメチルアセトアミド1mlを加えて溶解させた後、
30℃の温度の水浴中で250Wのコピーランプを7時
間照射することによりN,N’−ジメチル−9,9’−
ビスアクリジニウム硝酸塩の電荷移動錯体を含有する化
学発光試薬を得た。
【0042】[参考例4]N,N’−ジメチル−9,9’−ビスアクリジニウムジ
塩酸塩の電荷移動錯体、N,N−ジメチルホルムアミド
及びトリエタノールアミンを含む化学発光試薬の調製 参考例3で得られた化学発光試薬1mlにトリエタノー
ルアミン0.5mlを添加し混合することにより化学発
光試薬を得た。
【0043】[参考例5]不溶性担体固定化ポリクローナル抗体の調製 抗原に特異的反応性を有する兎等の動物由来のポリクロ
ーナル抗体を10mMリン酸緩衝生理食塩水(PBS)
(pH7.4) に10mg/mlの濃度で溶解した溶液を、白
色マイクロプレート(ラボシステム社)の各ウェルに
0.1mlずつ加え、37℃の温度で1時間放置した
後、PBSで洗浄してから、1%ウシ血清アルブミン
(BSA)水溶液を0.3mlずつ加えて37℃の温度
で1時間放置してポストコーティング処理を実施してポ
リクローナル抗体固定化白色マイクロプレートを得た。
【0044】[参考例6]ペルオキシダーゼ酵素標識モノクローナル抗体の調製 抗原に特異的反応性を有するマウス由来等のモノクロー
ナル抗体を10mMリン酸緩衝生理食塩水(PBS)(p
H7.4) に1.0mg/mlの濃度で溶解した溶液1ml
に、N−(m−マレイミド安息香酸)−N−サクシンイ
ミドエステル(MBS)の10mg/mlの濃度のジメ
チルホルムアミド溶液0.1mlを添加し、25℃の温
度で30分間反応させた。次いで、この反応混合液をセ
ファデックスG−25を充填したカラムを用い、0.1
Mリン酸緩衝液(pH6.0) でゲル濾過を行ない、マレイミ
ド化モノクローナル抗体と未反応MBSとを分離した。
一方、ペルオキシダーゼ酵素としてホースラディッシュ
・ペルオキシダーゼ(HRP)の1.0mg/mlのP
BS溶液に、N−サクシンイミジル−3−(2−ピリジ
ルチオ)プロピオネート(SPDP)の10mg/ml
の濃度のエタノール溶液を添加し、25℃の温度で30
分間反応させた。次いで、この反応混合液をセファデッ
クスG−25を充填したカラムを用い、10mM酢酸緩
衝液(pH4.5) でゲル濾過して精製、ピリジルジスルフィ
ド化HRPを含有する画分を採取し、これをコロジオン
バック中において氷冷下に約10倍に濃縮した。次に、
これに0.1Mジチオスレイトールを含有する0.1M
酢酸緩衝生理食塩水(pH4.5) 1mlを添加して、25℃
の温度で30分間攪拌してHRP分子中に導入したピリ
ジルジスルフィド基を還元した後、この反応混合液をセ
ファデックスG−25を充填したカラムを用いてゲル濾
過し、チオール化HRPを含有する画分を得た。次に、
マレイミド化モノクローナル抗体とチオール化HRPと
を混合し、コロジオンバックを用いて氷冷下に4mg/
mlの蛋白質濃度まで濃縮し、4℃で一昼夜放置した
後、ウルトロゲルAcA44(SEPRACOR社)を
充填したカラムを用いてゲル濾過し、ペルオキシダーゼ
酵素標識モノクローナル抗体を得た。
【0045】[実施例1]参考例1で調製した化学発光試薬を用いる同時サンドイ
ッチ法CLEIAによるα−フェトプロティン(AF
P)の測定 参考例5の方法で調製した兎抗ヒトAFPポリクローナ
ル抗体を固定化した白色マイクロプレートに、精製した
ヒトAFP(標準物質)を0〜800ng/mlの範囲
で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4) 50μl
と参考例6の方法で調製したペルオキシダーゼ酵素標識
マウス抗ヒトAFPモノクローナル抗体を約3μg/m
lの濃度で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4)
100μlとを加え、37℃の温度で1時間インキュベ
ートした。次に、ウェル内の溶液を吸引除去した後、ウ
ェル内を生理食塩水で洗浄してから、各ウェルに75m
Mトリス塩酸緩衝液(pH7.8) 100μlを加え、これに
参考例1で調製した化学発光試薬溶液100μl及び
0.0017%過酸化水素を含む75mMトリス塩酸緩
衝液(pH7.8) 50μlを順次注入して発光させた後、こ
の発光量をルミノメーター(ダイアヤトロン社製ルミナ
スCT−9000D)で1〜5秒間積算して測定し、こ
の値を標準物質濃度に対してプロットすることにより、
図1に示される濃度依存性の良い検量線を得た。この検
量線を用いて血清検体中のヒトAFPを0.01ng/
mlの濃度まで測定することが可能であった。
【0046】[実施例2]参考例2で調製した化学発光試薬を用いる同時サンドイ
ッチ法CLEIAによるヒトプロラクチン(PRL)の
測定 参考例5の方法で調製した兎抗ヒトPRLポリクローナ
ル抗体を固定化した白色マイクロプレートに、精製した
ヒトPRL(標準物質)を0〜100ng/mlの範囲
で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4) 50μl
と参考例6の方法で調製したペルオキシダーゼ酵素標識
マウス抗ヒトPRLモノクローナル抗体を約3μg/m
lの濃度で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4)
100μlとを加え、37℃の温度で1時間インキュベ
ートした。次いで、ウェル内の溶液を吸引除去し、ウェ
ル内を生理食塩水で洗浄してから、各ウェルに75mM
トリス塩酸緩衝液(pH7.8) 100μlを加え、これに参
考例1で調製した化学発光試薬溶液100μl及び0.
0017%過酸化水素を含む75mMトリス塩酸緩衝液
(pH7.8) 50μlを順次注入して発光させた後、この発
光量をルミノメーター(ダイアヤトロン社製ルミナスC
T−9000D)で1〜5秒間積算して測定し、この値
を標準物質濃度に対してプロットすることにより、図2
に示される濃度依存性の良い検量線を得た。この検量線
を用いて血清検体中のヒトPRLを0.01ng/ml
の濃度まで測定することが可能であった。
【0047】[実施例3]参考例3で調製した同時サンドイッチ法CLEIAによ
るヒト絨毛性ゴナドトロピンβ鎖(βhCG)の測定 参考例5の方法で調製した兎抗ヒトhCGポリクローナ
ル抗体を固定化した白色マイクロプレートに、精製した
βhCG(標準物質)を0〜100mIU/mlの範囲
で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4) 50μl
と参考例5の方法で調製したペルオキシダーゼ酵素標識
マウス抗βhCGモノクローナル抗体を約2μg/ml
の濃度で含む2%BSA含有PBS溶液(pH7.4) 100
μlとを加え、37℃の温度で1時間インキュベートし
た。次に、ウェル内の溶液を吸引除去した後、ウェル内
を生理食塩水で洗浄してから、各ウェルに75mMトリ
ス塩酸緩衝液(pH7.8) 100μlを加え、これに参考例
1で調製した化学発光試薬溶液100μl及び0.00
17%過酸化水素を含む75mMトリス塩酸緩衝液(pH
7.8) 50μlを順次注入して発光させた後、この発光
量をルミノメーター(ダイアヤトロン社製ルミナスCT
−9000D)で1〜5秒間積算して測定し、この値を
標準物質濃度に対してプロットすることにより、図3に
示される濃度依存性の良い検量線を得た。この検量線を
用いて血清検体中のβhCGを0.01mIU/mlの
濃度まで測定することが可能であった。
【0048】[実施例4]参考例4で調製した化学発光試薬を用いる同時サンドイ
ッチ法CLEIAによるα−フェトプロティン(AF
P)の測定 参考例5の方法で調製した兎抗比とAFPポリクローナ
ル抗体を固定化した白色マイクロプレートに、精製した
ヒトAFP(標準物質)を0〜800ng/mlの範囲
で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4) 50μl
と参考例6の方法で調製したペルオキシダーゼ酵素標識
マウス抗ヒトAFPモノクローナル抗体を約3μg/m
lの濃度で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4)
100μlとを加え、37℃の温度で1時間インキュベ
ートする。次に、ウェル内の溶液を吸引除去した後、ウ
ェル内を生理食塩水で洗浄してから、各ウェルに75m
Mトリス塩酸緩衝液(pH7.8) 100μlを加え、これに
参考例4で調製した化学発光試薬100μl及び0.0
017%過酸化水素を含む75mMトリス塩酸緩衝液(p
H7.8) 50μlを順次注入して発光させた後、この発光
量をルミノメーター(ダイアヤトロン社製ルミナスCT
−9000D)で1〜5秒間積算して測定し、この値を
標準物質濃度に対してプロットすることにより、図4に
示される濃度依存性を有する検量線を得た。この検量線
を用いて血清検体中のヒトAFPを0.01ng/ml
の濃度まで測定することが可能であった。
【0049】[比較例1]ルミノールを用いる同時サンドイッチ法CLEIAによ
るα−フェトプロティン(AFP)の測定 兎抗ヒトAFPポリクローナル抗体を固定化した白色マ
イクロプレートに、精製したヒトAFP(標準物質)を
0〜800ng/mlの範囲で含有する2%BSA含有
PBS溶液(pH7.4) 50μlとペルオキシダーゼ酵素標
識マウス抗ヒトAFPモノクローナル抗体を約3μg/
mlの濃度で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.
4) 100μlとを加え、37℃の温度で1時間インキ
ュベートした。次に、ウェル内の溶液を吸引除去した
後、ウェル内を生理食塩水で洗浄してから、各ウェルに
p−ヨードフェノールを10-3Mの濃度で含有する0.
1Mトリス塩酸緩衝液(pH8.4) 100μlを加え、これ
にルミノールを5.6×10-5Mの濃度で含有する0.
1Mトリス塩酸緩衝液(pH8.4) 100μl、及び0.0
034%過酸化水素の0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH8.
4) 50μlを注入して発光させ、この発光量をルミノ
メーター(ダイアヤトロン社製ルミナスCT−9000
D)で0〜5秒間積算して測定し、この値を標準物質濃
度に対してプロットすることにより、図5に示される濃
度依存性を有する検量線を得た。この検量線を用いて血
清検体中のヒトAFPを2.0ng/mlの濃度まで測
定することが可能であった。
【0050】
【発明の効果】本発明の化学発光酵素免疫測定法は、入
手が容易で取り扱いも比較的に容易なペルオキシダーゼ
酵素を標識物質として用い、安価で入手が容易であるル
シゲニン等を出発原料とし、且つ容易に製造できる新規
化学発光試薬を用いる化学発光法により測定対象物質で
ある種々の抗原又は抗体類を免疫学的に高感度に測定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1記載の反応系を用いて化学発光させ
た化学発光量をヒトαAFP(標準物質)の濃度の関数
としてプロットして作成したヒトαAFP測定用の検量
線である。
【図2】 実施例2記載の反応系を用いて化学発光させ
た化学発光量をヒトプロラクチン(標準物質)の濃度の
関数としてプロットして作成したヒトプロラクチン測定
用の検量線である。
【図3】 実施例3記載の反応系を用いて化学発光させ
た化学発光量をβhCG(標準物質)の濃度の関数とし
てプロットして作成したβhCG測定用の検量線であ
る。
【図4】 実施例4記載の反応系を用いて化学発光させ
た化学発光量をヒトαAFP(標準物質)の濃度の関数
としてプロットして作成したヒトαAFP測定用の検量
線である。
【図5】 比較例1記載の反応系を用いて化学発光させ
た化学発光量をヒトαAFP(標準物質)の濃度の関数
としてプロットして作成したヒトαAFP測定用の検量
線である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月17日(2000.2.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】[参考例3]N,N’−ジメチル−9,9’−ビスアクリジニウムジ
硝酸塩の電荷移動錯体及びN,N−ジメチルアセトアミ
ドを含む化学発光試薬の調製 ルシゲニンの1.5mgを試験管に採り、これにN,N
−ジメチルアセトアミド1mlを加えて溶解させた後、
30℃の温度の水浴中で250Wのコピーランプを7時
間照射することによりN,N’−ジメチル−9,9’−
ビスアクリジニウム硝酸塩の電荷移動錯体を含有する
化学発光試薬を得た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】[参考例4]N,N’−ジメチル−9,9’−ビスアクリジニウムジ
硝酸塩の電荷移動錯体、N,N−ジメチルアセトアミド
及びトリエタノールアミンを含む化学発光試薬の調製 参考例3で得られた化学発光試薬1mlにトリエタノー
ルアミン0.5mlを添加し混合することにより化学発
光試薬を得た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】[実施例2]参考例2で調製した化学発光試薬を用いる同時サンドイ
ッチ法CLEIAによるヒトプロラクチン(PRL)の
測定 参考例5の方法で調製した兎抗ヒトPRLポリクローナ
ル抗体を固定化した白色マイクロプレートに、精製した
ヒトPRL(標準物質)を0〜100ng/mlの範囲
で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4) 50μl
と参考例6の方法で調製したペルオキシダーゼ酵素標識
マウス抗ヒトPRLモノクローナル抗体を約3μg/m
lの濃度で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4)
100μlとを加え、37℃の温度で1時間インキュベ
ートした。次いで、ウェル内の溶液を吸引除去し、ウェ
ル内を生理食塩水で洗浄してから、各ウェルに75mM
トリス塩酸緩衝液(pH7.8) 100μlを加え、これに参
考例で調製した化学発光試薬溶液100μl及び0.
0017%過酸化水素を含む75mMトリス塩酸緩衝液
(pH7.8) 50μlを順次注入して発光させた後、この発
光量をルミノメーター(ダイアヤトロン社製ルミナスC
T−9000D)で1〜5秒間積算して測定し、この値
を標準物質濃度に対してプロットすることにより、図2
に示される濃度依存性の良い検量線を得た。この検量線
を用いて血清検体中のヒトPRLを0.01ng/ml
の濃度まで測定することが可能であった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】[実施例3]参考例3で調製した同時サンドイッチ法CLEIAによ
るヒト絨毛性ゴナドトロピンβ鎖(βhCG)の測定 参考例5の方法で調製した兎抗ヒトhCGポリクローナ
ル抗体を固定化した白色マイクロプレートに、精製した
βhCG(標準物質)を0〜100mIU/mlの範囲
で含有する2%BSA含有PBS溶液(pH7.4) 50μl
と参考例5の方法で調製したペルオキシダーゼ酵素標識
マウス抗βhCGモノクローナル抗体を約2μg/ml
の濃度で含む2%BSA含有PBS溶液(pH7.4) 100
μlとを加え、37℃の温度で1時間インキュベートし
た。次に、ウェル内の溶液を吸引除去した後、ウェル内
を生理食塩水で洗浄してから、各ウェルに75mMトリ
ス塩酸緩衝液(pH7.8) 100μlを加え、これに参考例
で調製した化学発光試薬溶液100μl及び0.00
17%過酸化水素を含む75mMトリス塩酸緩衝液(pH
7.8) 50μlを順次注入して発光させた後、この発光
量をルミノメーター(ダイアヤトロン社製ルミナスCT
−9000D)で1〜5秒間積算して測定し、この値を
標準物質濃度に対してプロットすることにより、図3に
示される濃度依存性の良い検量線を得た。この検量線を
用いて血清検体中のβhCGを0.01mIU/mlの
濃度まで測定することが可能であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒谷 弦一郎 東京都足立区堀之内一丁目9番4号 大日 精化工業株式会社技術研究センター内 (72)発明者 葛城 寿史 東京都足立区堀之内一丁目9番4号 大日 精化工業株式会社技術研究センター内 (72)発明者 細越 未央 東京都足立区堀之内一丁目9番4号 大日 精化工業株式会社技術研究センター内 Fターム(参考) 2G054 AA06 AB04 AB10 CE02 CE08 CE10 EA01 FA34 GE01 4B063 QA01 QA19 QQ03 QQ79 QQ96 QR02 QR41 QR48 QR50 QR51 QR54 QR66 QR82 QR84 QS03 QS33 QX02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルオキシダーゼ酵素標識した抗体
    若しくは抗原を試料中の測定すべき抗原若しくは抗体、
    又はそれらの凝集物と混合し、抗原抗体反応によりペル
    オキシダーゼ酵素標識−抗原抗体錯体からなる免疫複合
    体を形成させた後、これを分離して、下記一般式(1) 【化1】 (上記一般式(1)において、R1 及びR2 は、それぞ
    れアルキル基、アリール基及びハロゲン化アリール基か
    らなる群より選択され、互いに同一でも又は異なるもの
    でもよく、R3 、R4 、R5 及びR6 は、それぞれ水素
    原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
    ロキシ基及びハロゲン原子からなる群より選択され、互
    いに同一でも又は異なるものでもよく、X・は前駆体ビ
    スアクリジニウム塩の対アニオンから電子が移動した残
    基である酸ラジカルを示す。)で表わされるN,N’−
    ジ置換−9,9’−ビスアクリジニウム塩類の電荷移動
    錯体、及び下記一般式(2) 【化2】 (上記一般式(2)において、R1 は水素原子、炭素数
    1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基
    及び炭素数6〜20のアリール基からなる群より選択さ
    れ、該アリール基はアルキル基、ニトロ基、水酸基、ア
    ミノ基又はハロゲン原子等で置換されていてもよく、R
    2 はメチル基及びエチル基からなる群より選択され、R
    3 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のア
    ルケニル基及び炭素数6〜20のアリール基からなる群
    より選択され、該アリール基はアルキル基、ニトロ基、
    水酸基、アミノ基又はハロゲン原子等で置換されていて
    もよく、R1 及びR3 は、互いに結合して、それぞれが
    結合しているカルボニル基の炭素原子及びアミド基の窒
    素原子と共に環を形成していてもよい。)で表わされる
    N,N−ジ置換カルボン酸アミド化合物を主成分とする
    化学発光試薬を用い、水素受容体の存在下において化学
    発光させ、その発光強度を測定することにより試料中の
    抗原又は抗体の量を定量することを特徴とする化学発光
    酵素免疫測定法。
  2. 【請求項2】 ペルオキシダーゼ酵素標識した抗体若
    しくは抗原を試料中の測定すべき抗原若しくは抗体、又
    はそれらの凝集物と混合し、抗原抗体反応によりペルオ
    キシダーゼ酵素標識−抗原抗体錯体からなる免疫複合体
    を形成させた後、これを分離して、請求項1に記載の化
    学発光試薬に下記一般式(3) 【化3】 (上記一般式(3)において、Rは炭素数1〜5の二価
    の脂肪族炭化水素を表わし、mは1〜3の整数を表わ
    す。)で表わされるアミノアルコール化合物を添加して
    なる化学発光試薬を用い、水素受容体の存在下において
    化学発光させ、その発光強度を測定することにより試料
    中の抗原又は抗体の量を定量することを特徴とする化学
    発光酵素免疫測定法。
  3. 【請求項3】 前記抗原抗体反応を不溶性担体に固定
    化した抗体の存在下に行ない、標識化された免疫複合体
    を該不溶性担体上に形成させる請求項1又は2に記載の
    化学発光酵素免疫測定法。
  4. 【請求項4】 前記N,N’−ジ置換−9,9’−ビ
    スアクリジニウム塩類の電荷移動錯体がN,N’−ジメ
    チル−9,9’−ビスアクリジニウムジナイトレート
    (ルシゲニン)の電荷移動錯体である請求項1〜3のい
    ずれかに記載の化学発光酵素免疫測定法。
  5. 【請求項5】 前記N,N−ジ置換カルボン酸アミド
    化合物がN,N−ジメチルホルムアミド又はN,N−ジ
    メチルアセトアミドである請求項1〜4のいずれかの請
    求項に記載の化学発光酵素免疫測定法。
  6. 【請求項6】 前記水素受容体が過酸化水素又は過酸
    化水素源である請求項1〜5のいずれかの請求項に記載
    の化学発光酵素免疫測定法。
  7. 【請求項7】 前記化学発光反応を行なう際に、更
    に、発光増強剤を含有させてなる請求項1〜6のいずれ
    かの請求項に記載の化学発光酵素免疫測定法。
  8. 【請求項8】 前記発光増強剤がフェノール性化合物
    である請求項7に記載の化学発光酵素免疫測定法。
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