JP2000179969A - 多室型空気調和機 - Google Patents

多室型空気調和機

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JP2000179969A
JP2000179969A JP35564798A JP35564798A JP2000179969A JP 2000179969 A JP2000179969 A JP 2000179969A JP 35564798 A JP35564798 A JP 35564798A JP 35564798 A JP35564798 A JP 35564798A JP 2000179969 A JP2000179969 A JP 2000179969A
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Japan
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opening
expansion valve
degree
outdoor
opening degree
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JP35564798A
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English (en)
Inventor
Takayuki Takatani
隆幸 高谷
Nobuhiro Nakagawa
信博 中川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/005Outdoor unit expansion valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/21Refrigerant outlet evaporator temperature

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多室型空気調和機において、安価な方法で、
暖房運転時において、室内機運転容量が増加した場合、
室外側熱交換器温度の急激な低下を抑えるとともに、不
要なデフロスト制御を回避でき、安定したサイクルで運
転が継続できる。 【解決手段】 吐出過熱度検出手段20で検出した吐出
過熱度の値に基づき室外側膨張弁11の開度を演算する
開度演算手段23と、運転容量変化検出手段21で検出
した運転容量変化が正の場合に予め決定しておいた開度
分室外側膨張弁11の開度を補正する第1の補正開度決
定手段24、開度演算手段23で演算した結果と第1の
補正開度決定手段24で決定した結果に基づき室外側膨
張弁11の開度を決定し、制御することにより、不要な
デフロスト制御を回避でき、常に安定したサイクルで安
全な運転が継続できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多室型空気調和機
に係わり、特に暖房運転時の室外側の膨張弁制御に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機として、例え
ば、特開昭62−213655号公報に示されているも
のがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の空気
調和機を説明する。図8は、従来の空気調和機の冷凍サ
イクル図である。図8において、1は圧縮機、2は室内
側熱交換器、3は室外側熱交換器、4は膨張弁、5は四
方弁で、これら各機器は図示のように配管接続されて冷
凍サイクルを形成している。この冷凍サイクルにおける
圧縮機1の吐出口から四方弁5に至る配管6には、該配
管より分岐する分岐管7が設けられている。また、分岐
管7には、該分岐管7内で凝縮される冷媒の凝縮温度を
検出する第1温度センサー8が設置されている。
【0004】一方、圧縮機1の吐出管には、その吐出ガ
ス温度を検出する第2温度センサー9が設置されてい
る。また、第1,第2温度センサー8,9により検出さ
れる凝縮温度と吐出ガス温度との温度差を算出し、その
結果による信号を膨張弁4に出力して開度を制御する制
御器10が設けられている。
【0005】以上のように構成された空気調和機につい
て、以下その動作を説明する。まず、暖房運転の場合に
ついて説明する。圧縮機1より吐出される高温高圧の冷
媒が四方弁5を通って室内側熱交換器2に流入し、ここ
で空気などにより冷却され凝縮液化する。その液冷媒は
膨張弁4で減圧された後、室外側熱交換器3に流入し、
ここで外部から熱を吸収して蒸発する。その後、ガス冷
媒は四方弁5を通って圧縮機1に吸入される。
【0006】分岐管7内の液冷媒の凝縮温度は第1温度
センサー8により検出され、圧縮機1の吐出ガス温度は
第2温度センサー9により検出され、各検出信号は制御
器10に入力される。制御器10は凝縮温度と吐出ガス
温度との温度差を算出し、その結果による信号を膨張弁
4に出力して開度を制御する。これにより冷媒の流量が
制御される。
【0007】次に、冷房運転の場合について説明する。
圧縮機1より吐出される高温高圧の冷媒が四方弁5を通
って室外側熱交換器3に流入し、ここで空気などにより
冷却され凝縮液化する。その液冷媒は膨張弁4で減圧さ
れた後、室内側熱交換器2に流入し、ここで外部から熱
を吸収して蒸発する。その後、ガス冷媒は四方弁5を通
って圧縮機1に吸入される。
【0008】膨張弁4の制御は、暖房運転時の場合と同
じで、分岐管7内の液冷媒の凝縮温度は第1温度センサ
ー8により検出され、圧縮機1の吐出ガス温度は第2温
度センサー9により検出され、各検出信号は制御器10
に入力される。制御器10は凝縮温度と吐出ガス温度と
の温度差を算出し、その結果による信号を膨張弁4に出
力して開度を制御する。これにより冷媒の流量が制御さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、暖房運転時に空調負荷が急に大きくなった
場合に、凝縮温度が低下することにより凝縮圧力が低下
し、さらには膨張弁開度が同じなら蒸発圧力も低下し、
蒸発温度も低下する。この時、膨張弁は、凝縮温度と吐
出ガス温度との温度差を算出し、この温度差が大きくな
るために開く方向に動作するが、その速度は空調負荷の
変化が少ない場合を基準に設計されているために遅く、
蒸発圧力および蒸発温度の急激な低下を抑えきれない。
その結果、室外側熱交換器の温度も過渡的に低下し、室
外側熱交換器に霜が殆ど着いていないにも拘わらずデフ
ロイト制御を行い、安定した冷凍サイクルで連続運転が
行えないという欠点があった。
【0010】本発明は従来の課題を解決するもので、安
価な方法で、安定した冷凍サイクルで運転が継続でき、
快適性の良い多室型空気調和機を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨
張弁から成る室外機と、室内側膨張弁,室内側熱交換器
から成る複数の室内機とをガス管及び液管を介して環状
に接続し、前記圧縮機の吐出過熱度を検出する吐出過熱
度検出手段と、前記室内機の運転容量の変化を検出する
運転容量変化検出手段と、前記吐出過熱度検出手段で検
出した吐出過熱度の値に基づき前記室外側膨張弁の開度
を演算する開度演算手段と、前記運転容量変化検出手段
で検出した運転容量変化が正の場合に予め決定しておい
た開度分前記室外側膨張弁の開度を補正する第1の補正
開度決定手段と、前記開度演算手段で演算した結果と前
記第1の補正開度決定手段で決定した結果に基づき前記
室外側膨張弁の開度を決定する開度決定手段と、前記開
度決定手段で決定した開度に従って前記室外側膨張弁の
開度を制御する開度制御手段とを備えた構成となってい
る。
【0012】これにより、暖房運転において、室内機運
転容量が増加するというような空調負荷が大きくなると
同時に室外側膨張弁の開度を一定開度開ける補正制御を
加えたので、室外側熱交換器の温度の急激な低下が抑え
られるとともに、不要なデフロスト制御が回避でき、安
定した冷凍サイクルで運転が継続できる。
【0013】また、本発明は、圧縮機,四方弁,室外側
熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側膨張
弁,室内側熱交換器から成る複数の室内機とをガス管及
び液管を介して環状に接続し、前記圧縮機の吐出過熱度
を検出する吐出過熱度検出手段と、前記室内機の運転容
量の変化を検出する運転容量変化検出手段と、前記吐出
過熱度検出手段で検出した吐出過熱度の値に基づき前記
室外側膨張弁の開度を演算する開度演算手段と、前記運
転容量変化検出手段で検出した運転容量変化の度合い応
じた開度分前記室外側膨張弁の開度を補正する第2の補
正開度決定手段と、前記開度演算手段で演算した結果と
前記第2の補正開度決定手段で決定した結果に基づき前
記室外側膨張弁の開度を決定する開度決定手段と、前記
開度決定手段で決定した開度に従って前記室外側膨張弁
の開度を制御する開度制御手段とを備えた構成となって
いる。
【0014】これにより、暖房運転において、室内機運
転容量が増加するというような空調負荷が大きくなると
同時に室外側膨張弁の開度を増加した室内機運転容量に
応じた開度開ける補正制御を加えたので、室外側熱交換
器の温度の急激な低下が抑えられるとともに、不要なデ
フロスト制御が回避でき、安定した冷凍サイクルで運転
が継続できる。
【0015】また、室内機運転容量が増加した後、冷凍
サイクルが滑らかに変化し、短時間で安定な冷凍サイク
ルとなるため、室温の変化がなく室温が安定し快適性が
向上する。
【0016】さらに、本発明は、圧縮機,四方弁,室外
側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側膨
張弁,室内側熱交換器から成る複数の室内機とをガス管
及び液管を介して環状に接続し、前記圧縮機の吐出過熱
度を検出する吐出過熱度検出手段と、前記室内機の運転
容量の変化を検出する運転容量変化検出手段と、前記室
外機周囲の空気温度を検出する外気温検出手段と、前記
吐出過熱度検出手段で検出した吐出過熱度の値に基づき
前記室外側膨張弁の開度を演算する開度演算手段と、前
記運転容量変化検出手段で検出した運転容量変化の度合
いと前記外気温検出手段で検出した外気温に応じた開度
分前記室外側膨張弁の開度を補正する第3の補正開度決
定手段と、前記開度演算手段で演算した結果と前記第3
の補正開度決定手段で決定した結果に基づき前記室外側
膨張弁の開度を決定する開度決定手段と、前記開度決定
手段で決定した開度に従って前記室外側膨張弁の開度を
制御する開度手段とを備えた構成となっている。
【0017】これにより、暖房運転において、室内機運
転容量が増加するというような空調負荷が大きくなると
同時に室外側膨張弁の開度を増加した室内機運転容量お
よび室外機周囲の空気温度に応じた開度開ける補正制御
を加えたので、室外側熱交換器の温度の急激な低下が抑
えられるとともに、不要なデフロスト制御が回避でき、
安定した冷凍サイクルで運転が継続できる。
【0018】さらに、室内機運転容量が増加した後、冷
凍サイクルが滑らかに変化し、さらに短時間で安定な冷
凍サイクルとなるため、室温の変化がなく室温が安定し
さらに快適性が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁か
ら成る室外機と、室内側膨張弁,室内側熱交換器から成
る複数の室内機とをガス管及び液管を介して環状に接続
し、前記圧縮機の吐出過熱度を検出する吐出過熱度検出
手段と、前記室内機の運転容量の変化を検出する運転容
量変化検出手段と、前記吐出過熱度検出手段で検出した
吐出過熱度の値に基づき前記室外側膨張弁の開度を演算
する開度演算手段と、前記運転容量変化検出手段で検出
した運転容量変化が正の場合に予め決定したおいた開度
分前記室外側膨張弁の開度を補正する第1の補正開度決
定手段と、前記開度演算手段で演算した結果と前記第1
の補正開度決定手段で決定した結果に基づき前記室外側
膨張弁の開度を決定する開度決定手段と、前記開度決定
手段で決定した開度に従って前記室外側膨張弁の開度を
制御する開度制御手段とを備えた構成のものであり、暖
房運転において、室内機運転容量が増加すると同時に室
外側膨張弁の開度を一定開度開ける補正制御を加えた。
【0020】このことにより、室外側熱交換器の温度の
急激な低下が抑えられるとともに、不要なデフロスト制
御が回避でき、安定した冷凍サイクルで運転が継続でき
る作用を有する。
【0021】請求項2に記載の発明は、圧縮機,四方
弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、
室内側膨張弁,室内側熱交換器から成る複数の室内機と
をガス管及び液管を介して環状に接続し、前記圧縮機の
吐出過熱度を検出する吐出過熱度検出手段と、前記室内
機の運転容量の変化を検出する運転容量変化検出手段
と、前記吐出過熱度検出手段で検出した吐出過熱度の値
に基づき前記室外側膨張弁の開度を演算する開度演算手
段と、前記運転容量変化検出手段で検出した運転容量変
化の度合い応じた開度分前記室外側膨張弁の開度を補正
する第2の補正開度決定手段と、前記開度演算手段で演
算した結果と前記第2の補正開度決定手段で決定した結
果に基づき前記室外側膨張弁の開度を決定する開度決定
手段と、前記開度決定手段で決定した開度に従って前記
室外側膨張弁の開度を制御する開度制御手段とを備えた
構成のものであり、暖房運転において、室内機運転容量
が増加すると同時に室外機膨張弁の開度を増加した室内
機運転容量に応じた開度開ける補正制御を加えた。
【0022】このことにより、室外側熱交換器の温度の
急激な低下が抑えられるとともに、不要なデフロスト制
御が回避でき、安定した冷凍サイクルで運転が継続でき
る作用を有する。
【0023】また、室内機運転容量が増加した後、冷凍
サイクルが滑らかに変化し、短時間で安定な冷凍サイク
ルとなるため、室温の変化がなく室温が安定し快適性が
向上する作用を有する。
【0024】請求項3に記載の発明は、圧縮機,四方
弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、
室内側膨張弁,室内側熱交換器から成る複数の室内機と
をガス管及び液管を介して環状に接続し、前記圧縮機の
吐出過熱度を検出する吐出過熱度検出手段と、前記室内
機の運転容量の変化を検出する運転容量変化検出手段
と、前記室外機周囲の空気温度を検出する外気温検出手
段と、前記吐出過熱度検出手段で検出した吐出過熱度の
値に基づき前記室外側膨張弁の開度を演算する開度演算
手段と、前記運転容量変化検出手段で検出した運転容量
変化の度合いと前記外気温検出手段で検出した外気温に
応じた開度分前記室外側膨張弁の開度を補正する第3の
補正開度決定手段と、前記開度演算手段で演算した結果
と前記第3の補正開度決定手段で決定した結果に基づき
前記室外側膨張弁の開度を決定する開度決定手段と、前
記開度決定手段で決定した開度に従って前記室外側膨張
弁の開度を制御する開度制御手段とを備えた構成のもの
であり、暖房運転において、室内機運転容量が増加する
と同時に室外側膨張弁の開度を増加した室内機運転容量
および室外機周囲の空気温度に応じた開度開ける補正制
御を加えた。
【0025】このことにより、室外側熱交換器の温度の
急激な低下が抑えられるとともに、不要なデフロスト制
御が回避でき、安定した冷凍サイクルで運転が継続でき
る作用を有する。
【0026】また、室内機運転容量が増加した後、冷凍
サイクルが滑らかに変化し、さらに短時間で安定な冷凍
サイクルとなるため、室温の変化がなく室温が安定しさ
らに快適性が向上する作用を有する。
【0027】
【実施例】以下、本発明のによる多室型空気調和機の実
施例について、図面を参照しながら説明する。尚、従来
と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0028】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る多室型空気調和機の冷凍サイクル図を示している。
【0029】図1において、1は圧縮機、3は室外側熱
交換器、5は四方弁、11は室外側膨張弁であり、室外
機12に備えられている。室内機13a,13bは、そ
れぞれ室内側膨張弁14a,14b,室内側熱交換器1
5a,15bを備え、室外機12と液管16,ガス管1
7により並列に配管接続されている。
【0030】まず、暖房運転の場合について説明する。
圧縮機1より吐出される高温高圧の冷媒が四方弁5,ガ
ス管17を通って室内側熱交換器15a,15bに流入
し、ここで空気などにより冷却され凝縮液化する。その
液冷媒は室内側膨張弁14a,14b,液管16を通っ
て室外側膨張弁11で減圧された後、室外側熱交換器3
に流入し、ここで外部から熱を吸収して蒸発する。その
後、ガス冷媒は四方弁5を通って圧縮機1に吸入され
る。
【0031】次に、冷房運転の場合について説明する。
圧縮機1より吐出される高温高圧の冷媒が四方弁5を通
って室外側熱交換器3に流入し、ここで空気などにより
冷却され凝縮液化する。その液冷媒は室外側膨張弁1
1,液管16を通って室内側膨張弁14a,14bで減
圧された後、室内側熱交換器15a,15bに流入し、
ここで外部から熱を吸収して蒸発する。その後、ガス冷
媒はガス管17,四方弁5を通って圧縮機1に吸入され
る。
【0032】次に、暖房運転時の室外側膨張弁制御につ
いて、以下説明する。図2は同実施例の多室型空気調和
機の暖房制御装置の制御ブロック図、図3は同実施例に
おける多室型空気調和機の暖房制御装置のフローチャー
トである。
【0033】図2において、20は吐出過熱度検出手
段、21は運転容量変化検出手段、22は室外側制御装
置であり、開度演算手段23,第1の補正開度決定手段
24,開度決定手段25,開度制御手段26を備えてい
る。
【0034】図3より、STEP1では運転モードが暖
房であるか判断される。STEP2では吐出ガス温度セ
ンサー9と吐出圧力センサー18により検出される吐出
ガス温度と吐出圧力により吐出過熱度検出手段20で吐
出過熱度を、リモコン19a,19bの運転または停止
により運転容量変化検出手段21で室内機運転容量変化
を検出し、STEP3では吐出過熱度検出手段20で検
出した吐出過熱度を入力として、開度演算手段23(例
えば(数1)に示す式)により、制御量Aステップを算
出する。
【0035】
【数1】
【0036】STEP4では運転容量変化検出手段21
で室内機運転容量が増加したかを検出し、STEP5で
は室内機運転容量が増加した場合、第1の補正開度決定
手段24で予め決定しておいた値(例えば600ステッ
プ)を補正開度B=600ステップと決定する。STE
P6では開度決定手段25により現在の室外側膨張弁1
1の開度にSTEP3で算出した制御量Aステップと、
STEP5決定した補正開度B=600ステップを加え
た開度を最終開度とし、STEP7で開度制御手段26
により室外側膨張弁11の制御を行う。
【0037】STEP4で室内機運転容量が増加しなか
った場合、STEP6では開度決定手段25により現在
の室外側膨張弁11の開度にSTEP3で算出した制御
量Aステップを加えた開度を最終開度とし、STEP7
で開度制御手段26により室外側膨張弁11の制御を行
う。
【0038】以上のように本実施例の多室型空気調和機
は、吐出過熱度検出手段20で検出した吐出過熱度の値
に基づき室外側膨張弁11の開度を演算する開度演算手
段23と、運転容量変化検出手段21で検出した運転容
量変化が正の場合に予め決定しておいた開度分室外側膨
張弁11の開度を補正する第1の補正開度決定手段24
とから構成されているので、暖房運転において、安価な
方法で、室内機運転容量が増加すると同時に室外側膨張
弁11の開度を一定開度を開けるように補正するので、
室外側熱交換器温度の急激な低下を抑えるとともに、不
要なデフロスト制御を回避でき、安定した冷凍サイクル
で運転が継続できる。
【0039】尚、冷媒としては、非共沸混合冷媒、例え
ば、HFC系の混合冷媒である、R32/125/13
4a(30/10/60wt%)やR32/125/1
34a(23/25/52wt%)を使用できることは
言うまでもない。また、複数の室内機と複数の室外機を
有する多室型空気調和機においても適応可能である。
【0040】(実施例2)暖房運転時の室外側膨張弁制
御について、以下説明する。
【0041】図4は本発明の実施例2による多室型空気
調和機の暖房制御装置の制御ブロック図である。同実施
例における多室型空気調和機のフローチャートは、本発
明の実施例1における多室型空気調和機のフローチャー
トと同じであるので図3を用いて説明する。
【0042】図4において、20は吐出過熱度検出手
段、21は運転容量変化検出手段、27は室外側制御装
置であり、開度演算手段23,第2の補正開度決定手段
28,開度決定手段25,開度制御手段26を備えてい
る。
【0043】図3より、STEP1では運転モードが暖
房であるか判断される。STEP2では吐出ガス温度セ
ンサー9と吐出圧力センサー18により検出される吐出
ガス温度と吐出圧力により吐出過熱度検出手段20で吐
出過熱度を、リモコン19a,19bの運転または停止
により運転容量変化検出手段21で室内機運転容量変化
を検出し、STEP3では吐出過熱度検出手段20で検
出した吐出過熱度を入力として、開度演算手段23(例
えば(数1)に示す式)により、制御量Aステップを算
出する。
【0044】STEP4では運転容量変化検出手段21
で室内機運転容量が増加したかを検出し、STEP5で
は室内機運転容量が増加した場合、第2の補正開度決定
手段28で増加した室内機運転容量(C馬力)に応じた
補正開度B(例えば、(数2)で示す式で計算した開
度)を算出する。STEP6では開度決定手段25によ
り現在の室外側膨張弁11の開度にSTEP3で算出し
た制御量Aステップと、STEP5決定した補正開度B
ステップを加えた開度を最終開度とし、STEP7で開
度制御手段26により室外側膨張弁11の制御を行う。
【0045】
【数2】
【0046】STEP4で室内機運転容量が増加しなか
った場合、STEP6では開度決定手段25により現在
の室外側膨張弁11の開度にSTEP3で算出した制御
量Aステップを加えた開度を最終開度とし、STEP7
で開度制御手段26により室外側膨張弁11の制御を行
う。
【0047】以上のように本実施例の多室型空気調和機
は、吐出過熱度検出手段20で検出した吐出過熱度の値
に基づき室外側膨張弁11の開度を演算する開度演算手
段23と、運転容量変化検出手段21で検出した運転容
量変化の度合い応じた開度分室外側膨張弁11の開度を
補正する第2の補正開度決定手段28とから構成されて
いるので、暖房運転において、安価な方法で、室内機運
転容量が増加すると同時に室外側膨張弁11の開度を増
加した室内機運転容量に応じた開度開けるように補正す
るので、室外側熱交換器温度の急激な低下を抑えるとと
もに、不要なデフロスト制御を回避でき、安定した冷凍
サイクルで運転が継続できる。
【0048】また、室内機運転容量が増加した後、冷凍
サイクルが滑らかに変化し、短時間で安定な冷凍サイク
ルとなるため、室温の変化がなく室温が安定し快適性が
向上する。
【0049】尚、冷媒としては、非共沸混合冷媒、例え
ば、HFC系の混合冷媒である、R32/125/13
4a(30/10/60wt%)やR32/125/1
34a(23/25/52wt%)を使用できることは
言うまでもない。また、複数の室内機と複数の室外機を
有する多室型空気調和機においても適応可能である。
【0050】(実施例3)図5は本発明の実施例3によ
る多室型空気調和機の冷凍サイクル図を示している。
【0051】図5において、1は圧縮機、3は室外側熱
交換器、5は四方弁、11は室外側膨張弁であり、室外
機29に備えられている。室内機13a,13bは、そ
れぞれ室内側膨張弁14a,14b,室内側熱交換器1
5a,15bを備え、室外機12と液管16,ガス管1
7により並列に配管接続されている。
【0052】尚、動作は、本発明の実施例1で示した動
作と同じため省略する。次に、暖房運転時の室外側膨張
弁制御について、以下説明する図6は同実施例の多室型
空気調和機の暖房制御装置の制御ブロック図、図7は同
実施例における多室型空気調和機の暖房制御装置のフロ
ーチャートである。
【0053】図6において、20は吐出過熱度検出手
段、21は運転容量変化検出手段、30は外気温検出手
段、31は室外側制御装置であり、開度演算手段23,
第3の補正開度決定手段32,開度決定手段25,開度
制御手段26を備えている。
【0054】図7より、STEP1では運転モードが暖
房であるか判断される。STEP2では吐出ガス温度セ
ンサー9と吐出圧力センサ−18により検出される吐出
ガス温度と吐出圧力により吐出過熱検出手段20で吐出
過熱度を、リモコン19a,19bの運転または停止に
より運転容量変化検出手段21で室内機運転容量変化
を、外気温検出手段30である外気温センサーで室外機
周囲の空気温度を検出し、STEP3では吐出過熱度検
出手段20で検出した吐出過熱度を入力として、開度演
算手段23(例えば(数1)に示す式)により、制御量
Aステップを算出する。
【0055】STEP4では運転容量変化検出手段21
で室内機運転容量が増加したかを検出し、STEP5で
は室内機運転容量が増加した場合、第3の補正開度決定
手段32で増加した室内機運転容量(C馬力)と外気温
検出手段30で検出した室外機周囲の空気温度Toに応
じた補正開度B(例えば、(表1)に示す開度と(数
3)に示す式で計算した開度)を算出する。STEP6
では開度決定手段25により現在の室外側膨張弁11の
開度にSTEP3で算出した制御量Aステップと、ST
EP5決定した補正開度Bステップを加えた開度を最終
開度とし、STEP7で開度制御手段26により室外側
膨張弁11の制御を行う。
【0056】
【表1】
【0057】
【数3】
【0058】STEP4で室内機運転容量が増加しなか
った場合、STEP6では開度決定手段25により現在
の室外側膨張弁11の開度にSTEP3で算出した制御
量Aステップを加えた開度を最終開度とし、STEP7
で開度制御手段26により室外側膨張弁11の制御を行
う。
【0059】以上のように本実施例の多室型空気調和機
は、吐出過熱度検出手段20で検出した吐出過熱度の値
に基づき室外側膨張弁11の開度を演算する開度演算手
段23と、運転容量変化検出手段21で検出した運転容
量変化の度合いと外気温検出手段30で検出した外気温
に応じた開度分室外側膨張弁11の開度を補正する第3
の補正開度決定手段32とから構成されているので、暖
房運転において、安価な方法で、室内機運転容量が増加
すると同時に室外側膨張弁11の開度を増加した室内機
運転容量と室外機周囲の空気温度に応じた開度を開ける
ように補正するので、室外側熱交換器温度の急激な低下
を抑えるとともに、不要なデフロスト制御を回避でき、
安定した冷凍サイクルで運転が継続できる。
【0060】さらに、室内機運転容量が増加した後、冷
凍サイクルが滑らかに変化し、さらに短時間で安定な冷
凍サイクルとなるため、室温の変化がなく室温が安定し
さらに快適性が向上する。
【0061】尚、冷媒としては、非共沸混合冷媒、例え
ば、HFC系の混合冷媒である、R32/125/13
4a(30/10/60wt%)やR32/125/1
34a(23/25/52wt%)を使用できることは
言うまでもない。また、複数の室内機と複数の室外機を
有する多室型空気調和機においても適応可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、吐出過熱度検出手段20で検出した吐出過熱度の
値に基づき室外側膨張弁11の開度を演算する開度演算
手段23と、運転容量変化検出手段21で検出した運転
容量変化が正の場合に予め決定しておいた開度分室外側
膨張弁11の開度を補正する第1の補正開度決定手段2
4とから構成されているので、暖房運転において、安価
な方法で、室内機運転容量が増加すると同時に室外側膨
張弁11の開度を一定開度を開けるように補正するの
で、室外側熱交換器温度の急激な低下を抑えるととも
に、不要なデフロスト制御を回避でき、安定した冷凍サ
イクルで運転が継続できる。
【0063】また、請求項2に記載の発明は、吐出過熱
度検出手段20で検出した吐出過熱度の値に基づき室外
側膨張弁11の開度を演算する開度演算手段23と、運
転容量変化検出手段21で検出した運転容量変化の度合
い応じた開度分室外側膨張弁11の開度を補正する第2
の補正開度決定手段28とから構成されているので、暖
房運転において、安価な方法で、室内機運転容量が増加
すると同時に室外側膨張弁11の開度を増加した室内機
運転容量に応じた開度開けるように補正するので、室外
側熱交換器温度の急激な低下を抑えるとともに、不要な
デフロスト制御を回避でき、安定した冷凍サイクルで運
転が継続できる。
【0064】また、室内機運転容量が増加した後、冷凍
サイクルが滑らかに変化し、短時間で安定な冷凍サイク
ルとなるため、室温の変化がなく室温が安定し快適性が
向上する。
【0065】また、請求項3に記載の発明は、吐出過熱
度検出手段20で検出した吐出過熱度の値に基づき室外
側膨張弁11の開度を演算する開度演算手段23と、運
転容量変化検出手段21で検出した運転容量変化の度合
いと外気温検出手段30で検出した外気温に応じた開度
分室外側膨張弁11の開度を補正する第3の補正開度決
定手段32とから構成されているので、暖房運転におい
て、安価な方法で、室内機運転容量が増加すると同時に
室外側膨張弁11の開度を増加した室内機運転容量と室
外機周囲の空気温度に応じた開度を開けるように補正す
るので、室外側熱交換器温度の急激な低下を抑えるとと
もに、不要なデフロスト制御を回避でき、安定した冷凍
サイクルで運転が継続できる。
【0066】さらに、室内機運転容量が増加した後、冷
凍サイクルが滑らかに変化し、さらに短時間で安定な冷
凍サイクルとなるため、室温の変化がなく室温が安定し
さらに快適性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多室型空気調和機の実施例1の冷
凍サイクル図
【図2】同実施例の多室型空気調和機の暖房制御装置の
制御ブロック図
【図3】同実施例の多室型空気調和機の暖房制御装置フ
ローチャート
【図4】本発明による多室型空気調和機の実施例2の暖
房制御装置の制御ブロック図
【図5】本発明による多室型空気調和機の実施例3の冷
凍サイクル図
【図6】同実施例の多室型空気調和機の暖房制御装置の
制御ブロック図
【図7】同実施例の多室型空気調和機の暖房制御装置の
フローチャート
【図8】従来の多室型空気調和機の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室外側熱交換器 5 四方弁 11 室外側膨張弁 12 室外機 13a,13b 室内機 14a,14b 室内側膨張弁 15a,15b 室内側熱交換器 16 液管 17 ガス管 20 吐出過熱度検出手段 21 運転容量変化検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L092 AA03 AA14 DA01 DA15 EA03 EA06 EA09 FA27 GA09 GA12 JA01 JA06 KA03 KA06 KA08 LA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外
    側膨張弁から成る室外機と、室内側膨張弁,室内側熱交
    換器から成る複数の室内機とをガス管及び液管を介して
    環状に接続し、前記圧縮機の吐出過熱度を検出する吐出
    過熱度検出手段と、前記室内機の運転容量の変化を検出
    する運転容量変化検出手段と、前記吐出過熱度検出手段
    で検出した吐出過熱度の値に基づき前記室外側膨張弁の
    開度を演算する開度演算手段と、前記運転容量変化検出
    手段で検出した運転容量変化が正の場合に予め決定して
    おいた開度分前記室外側膨張弁の開度を補正する第1の
    補正開度決定手段と、前記開度演算手段で演算した結果
    と前記第1の補正開度決定手段で決定した結果に基づき
    前記室外側膨張弁の開度を決定する開度決定手段と、前
    記開度決定手段で決定した開度に従って前記室外側膨張
    弁の開度を制御する開度制御手段とを備えた多室型空気
    調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外
    側膨張弁から成る室外機と、室内側膨張弁,室内側熱交
    換器から成る複数の室内機とをガス管及び液管を介して
    環状に接続し、前記圧縮機の吐出過熱度を検出する吐出
    過熱度検出手段と、前記室内機の運転容量の変化を検出
    する運転容量変化検出手段と、前記吐出過熱度検出手段
    で検出した吐出過熱度の値に基づき前記室外側膨張弁の
    開度を演算する開度演算手段と、前記運転容量変化検出
    手段で検出した運転容量変化の度合い応じた開度分前記
    室外側膨張弁の開度を補正する第2の補正開度決定手段
    と、前記開度演算手段で演算した結果と前記第2の補正
    開度決定手段で決定した結果に基づき前記室外側膨張弁
    の開度を決定する開度決定手段と、前記開度決定手段で
    決定した開度に従って前記室外側膨張弁の開度を制御す
    る開度制御手段とを備えた多室型空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外
    側膨張弁から成る室外機と、室内側膨張弁,室内側熱交
    換器から成る複数の室内機とをガス管及び液管を介して
    環状に接続し、前記圧縮機の吐出過熱度を検出する吐出
    過熱度検出手段と、前記室内機の運転容量の変化を検出
    する運転容量変化検出手段と、前記室外機周囲の空気温
    度を検出する外気温検出手段と、前記吐出過熱度検出手
    段で検出した吐出過熱度の値に基づき前記室外側膨張弁
    の開度を演算する開度演算手段と、前記運転容量変化検
    出手段で検出した運転容量変化の度合いと前記外気温検
    出手段で検出した外気温に応じた開度分前記室外側膨張
    弁の開度を補正する第3の補正開度決定手段と、前記開
    度演算手段で演算した結果と前記第3の補正開度決定手
    段で決定した結果に基づき前記室外側膨張弁の開度を決
    定する開度決定手段と、前記開度決定手段で決定した開
    度に従って前記室外側膨張弁の開度を制御する開度制御
    手段とを備えた多室型空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107461877A (zh) * 2017-07-19 2017-12-12 青岛海尔空调电子有限公司 一种多联机系统除霜控制方法
JP2018071935A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 ダイキン工業株式会社 冷凍装置の熱源ユニット

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