JP2002061979A - 冷暖房装置 - Google Patents

冷暖房装置

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JP2002061979A
JP2002061979A JP2000247342A JP2000247342A JP2002061979A JP 2002061979 A JP2002061979 A JP 2002061979A JP 2000247342 A JP2000247342 A JP 2000247342A JP 2000247342 A JP2000247342 A JP 2000247342A JP 2002061979 A JP2002061979 A JP 2002061979A
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heat exchanger
superheat
cooling
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Masahiro Kishino
正裕 岸野
Hiroshi Kitayama
浩 北山
Hiroaki Eguchi
弘明 江口
Shunji Moriwaki
俊二 森脇
Takayuki Takatani
隆幸 高谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors
    • F25B2400/0751Details of compressors or related parts with parallel compressors the compressors having different capacities
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/21Refrigerant outlet evaporator temperature

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度滑りを有する非共沸混合冷媒を用いた冷
暖房装置において、冷房時に、精度良く過熱度を算出し
て液圧縮により圧縮機を破損する危険性を回避すると共
に、快適な冷房を提供する。 【解決手段】 室内側熱交換器7の液側に液配管温度セ
ンサー11、ガス側にガス配管温度センサー12を設
け、室内側熱交換器7内の圧力損失に相当する温度変化
を能力可変型圧縮機1aの運転周波数Fおよび定速型圧
縮機1bの運転台数nの関数を用いて決定する温度補正
数決定手段17aを備え、ガス配管温度センサーの検知
温度と液配管温度センサーの検知温度との差から温度補
正数決定手段で求まる温度補正数を引いた値を過熱度と
して室内側膨張弁を制御することにより、安価な構成で
精度良く過熱度を算出し、液圧縮の防止を図るとともに
室内機10の能力制御を適切に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非共沸混合冷媒を
用いた冷暖房装置に関し、特に室内側膨張弁の制御に係
わる。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開昭63−180
051号公報で知られるような冷暖房装置がある。以
下、図面を参照しながら従来の技術について説明する。
【0003】図5において、1aは能力可変型圧縮機、
1bは定速型圧縮機、2は四方弁、3は室外側熱交換
器、4は室外側膨張弁、5は室外ファンで、これらによ
り室外機6を形成している。
【0004】7は室内側熱交換器、8は室内側膨張弁、
9は室内ファンで、これらによって室内機10を形成し
ている。
【0005】そして、室外機6と室内機10は液管Lと
ガス管Gによって環状に連接されている。
【0006】また、室内側熱交換器7と室内側膨張弁8
の間に液配管温度センサー11を、室内機10内に設置
され室内側熱交換器7とガス管Gの間の温度を検知する
ガス配管温度センサー12を備え、液配管温度センサー
11及びガス配管温度センサー12で検出した温度を用
いて室内側熱交換器7の過熱度を計算する過熱度計算手
段13及び過熱度計算手段13にて計算された過熱度に
基づいて室内側膨張弁8を動作させる室内側膨張弁動作
手段14と、能力可変型圧縮機1aを能力制御するため
のインバータ制御手段16を有しており、これらは制御
装置15に収納されている。
【0007】以上のように構成された冷暖房装置の動作
について問題となる冷房運転のみ説明する。
【0008】冷房運転時は、能力可変型圧縮機1aおよ
び定速型圧縮機1bで圧縮された高温高圧ガスは四方弁
2を介して室外ファン5により、室外側熱交換器3で室
外空気と熱交換して凝縮し高圧の液冷媒となり、室外側
膨張弁4を通り室内側膨張弁8で減圧され、低温低圧の
二相冷媒となって室内側熱交換器7に送られ室内ファン
9により、室内空気の熱を吸熱して冷房する。
【0009】この時、過熱度計算手段13は、室内側熱
交換器7の過熱度をそれぞれ液配管温度センサー11で
検出した温度とガス配管温度センサー12で検出した温
度の差として算出し、算出した過熱度に応じて、過熱度
が大きくなると開成し、過熱度が小さくなると閉成する
よう室内側膨張弁動作手段14は、室内側膨張弁8の開
度を適宜制御し、冷媒を低温低圧ガスとして、能力可変
型圧縮機1aおよび定速型圧縮機1bにもどしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷媒が単一冷媒の場合(空調機では一般
にR22)、図6に示すように蒸発器では温度滑りがな
いため、液配管温度センサー11で検出した温度とガス
配管温度センサー12で検出した温度の差を過熱度とす
ることは問題がないが、冷媒として非共沸混合物を用い
た場合、図7に示すように蒸発器では温度滑りがあるた
め、一定圧力においては、飽和ガス温度は飽和液温度よ
り上昇する。
【0011】そのため、液配管温度センサー11で検出
した温度とガス配管温度センサー12で検出した温度の
差として過熱度を算出する事が出来ない。
【0012】即ち、冷房運転時には室内側熱交換器7の
ガス配管G側の温度が常に高くなり、過熱度計算手段1
3は実際より過熱度を高く計算するため、例えば湿り状
態にも関わらず室内側膨張弁動作手段14は、室内側膨
張弁8を開成していく、このため冷媒は一層湿り状態と
なりその結果、例えば圧縮機へ液戻りが生じて液圧縮に
至り、圧縮機を破損する危険性が高いという課題を有し
ていた。
【0013】本発明は上記課題を解決するもので、冷媒
として非共沸混合物を用いた場合においても冷房時によ
り精度良く過熱度を算出し、液戻りによる液圧縮によ
り、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、快適な
冷房を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、能力可変型圧縮機と複数の定速型圧縮機,四
方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機
と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る室内機を環
状に接続して構成した冷媒回路と、前記室内側熱交換器
と前記室内側膨張弁との間の液冷媒温度を検知する液配
管温度センサーと、前記室内側熱交換器と前記四方弁と
の間の前記室内側熱交換器近傍のガス冷媒温度を検知す
るガス配管温度センサーと、前記能力可変型圧縮機を能
力制御するインバータ制御手段と、前記室内機の室内側
熱交換器内の圧力損失に相当する温度変化を前記定速型
圧縮機の運転台数および前記能力可変型圧縮機の運転周
波数の関数を用いて決定する温度補正数決定手段と、前
記液配管温度センサーと前記ガス配管温度センサーの検
知温度の差から前記温度補正数決定手段で決定した温度
補正数を引いた値を過熱度として計算する過熱度計算手
段と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基
づき過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると
閉成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動
作手段とから構成したものであり、室内側熱交換器内の
圧力損失を考慮した温度滑りの温度上昇分を、圧力損失
に影響する冷媒循環量を能力可変型圧縮機の運転周波数
および定速型圧縮機の運転台数を用いることによって予
測したので、温度滑りの影響を受けることがなく、室内
機出口の過熱度を、安価な方法で精度良く算出できる。
【0015】請求項2に記載の発明は、能力可変型圧縮
機と複数の定速型圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室
外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側
膨張弁から成る室内機を環状に接続して構成した冷媒回
路、前記冷媒回路の低圧側に吸入圧力センサーを設け、
前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁との間の液冷媒
温度を検知する液配管温度センサーと、前記室内側熱交
換器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガ
ス冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、前記能
力可変型圧縮機を能力制御するインバータ制御手段と、
前記室内機の室内側熱交換器内の圧力損失に相当する温
度変化を前記定速型圧縮機の運転台数および前記能力可
変型圧縮機の運転周波数と前記吸入圧力センサーの検知
圧力との積の関数を用いて決定する温度補正数決定手段
と、前記液配管温度センサーと前記ガス配管温度センサ
ーの検知温度の差から前記温度補正数決定手段で決定し
た温度補正数を引いた値を過熱度として計算する過熱度
計算手段と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱
度に基づき過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さく
なると閉成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨
張弁動作手段とから構成したものであり、室内側熱交換
器内の圧力損失を考慮した温度滑りの温度上昇分を、圧
力損失に影響する冷媒循環量を能力可変型圧縮機の運転
周波数および定速型圧縮機の運転台数と吸入圧力との積
を用いることによって予測したので、室内機出口の過熱
度をさらに精度良く算出できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構
成については、同一符号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0017】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による非共沸混合冷媒を用いた冷暖房装置の冷媒
サイクル図である。図2は、同実施の形態の冷暖房装置
の動作を示すフローチャートである。
【0018】図1において、11は室内側膨張弁8と室
内側熱交換器7の間に設けられた液冷媒温度を検知する
液配管温度センサー、12は室内側熱交換器7と四方弁
2との間の室内側熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知
するガス配管温度センサーである。
【0019】17aは室内側熱交換器7内の圧力損失に
相当する温度変化を定速型圧縮機1bの運転台数nおよ
び能力可変型圧縮機1aの運転周波数Fの関数を用いて
算出する温度補正数決定手段である。
【0020】13aはガス配管温度センサー12によっ
て検知したガス冷媒温度と液配管温度センサー11によ
って検知した液冷媒温度との差から温度補正数決定手段
17aで決定された温度補正数を引いた値を過熱度とし
て計算する過熱度計算手段である。
【0021】14aは過熱度計算手段13aによって計
算された過熱度に基づき室内側膨張弁8を動作させる室
内側膨張弁動作手段であり、これらは制御装置15aに
収納されている。
【0022】以上のように構成された冷暖房装置につい
て、以下その動作を図2のフローチャートをもとにして
説明する。なお、ここでは問題となっている冷房運転に
ついて動作の説明を行うこととする。
【0023】まず、STEP1で制御装置15aが冷房
運転指令を検知すると、STEP2で液配管温度センサ
ー11は液冷媒温度Tiを検知し、ガス配管温度センサ
ー12は温度Toを検知し、また電源周波数Fsで運転
される定速型圧縮機1bの運転台数nおよびインバータ
制御装置16によって能力制御される能力可変型圧縮機
1aの運転周波数Fも検知する。
【0024】STEP3では換算周波数計算手段18a
によって、冷暖房装置がマルチシステムの場合に、当該
室内側熱交換器7当たりの冷媒循環量に相応する室内機
換算周波数fを(式1)を用いて算出する。
【0025】 (式1) …f=(n×Fs+F)×(当該室内機容量)/(全運転室内機容量) STEP4では、温度補正数決定手段17aによって、
例えば(式2)に示した関数を用いて温度補正数Aを算
出し、STEP5では、STEP2で検知したガス配管
温度Toと液配管温度TiとSTEP4で算出した温度
補正数Aとから過熱度SH=To−Ti−Aを算出し、
STEP6では、STEP5で算出された過熱度SHに
応じ、過熱度が大きくなると開成し、過熱度が小さくな
ると閉成するよう室内側膨張弁8を動作させる。
【0026】 (式2)…A=a2×f+b2 ここで、a2,b2は定数 以上のように本実施の形態によれば、非共沸混合冷媒を
用いた場合の室内側熱交換器7の過熱度がガス配管温度
Toと液配管温度Tiとの差から室内側熱交換器7内の
圧力損失に相当する温度変化分を引いた値にほとんど等
しいことと、室内側熱交換器7内の圧力損失が冷媒循環
量、換言すると圧縮機の運転状況にほぼ比例することに
注目して、温度補正数決定手段17aによって室内側熱
交換器7内の圧力損失に相当する温度変化分を求めると
ともに、過熱度計算手段13aによって過熱度SH=T
o−Ti−Aを求めているので、安価な構成で室内側熱
交換器内の圧力損失をも考慮した室内機出口の過熱度を
精度良く算出でき、冷房運転時には、適切に室内側膨張
弁を制御することができ、圧縮機への液戻りによる液圧
縮により、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、
室内機の能力制御を適切に行うことができる。
【0027】尚、非共沸混合冷媒として、例えば、HF
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(2
5/15/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
【0028】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2による非共沸混合冷媒を用いた冷暖房装置の冷媒サ
イクル図である。図4は、同実施の形態の冷暖房装置の
動作を示すフローチャートである。
【0029】図3において、11は室内側膨張弁8と室
内側熱交換器7の間に設けられた液冷媒温度を検知する
液配管温度センサー、12は室内側熱交換器7と四方弁
2との間の室内側熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知
するガス配管温度センサー、19は能力可変型圧縮機1
aおよび定速型圧縮機1bと四方弁2の間に設置された
吸入圧力センサーである。
【0030】17bは室内側熱交換器7内の圧力損失に
相当する温度変化を定速型圧縮機1bの運転台数nおよ
び能力可変型圧縮機1aの運転周波数Fと吸入圧力セン
サー19の検知圧力Psとの積の関数を用いて算出する
温度補正数決定手段である。
【0031】13bはガス配管温度センサー12によっ
て検知したガス冷媒温度と液配管温度センサー11によ
って検知した液冷媒温度との差から温度補正数決定手段
17bで決定された温度補正数を引いた値を過熱度とし
て計算する過熱度計算手段である。
【0032】14bは過熱度計算手段13bによって計
算された過熱度に基づき室内側膨張弁8を動作させる室
内側膨張弁動作手段であり、これらは制御装置15bに
収納されている。
【0033】以上のように構成された冷暖房装置につい
て、以下その動作を図4のフローチャートをもとにして
説明する。なお、ここでは問題となっている冷房運転に
ついて動作の説明を行うこととする。
【0034】まず、STEP1で制御装置15bが冷房
運転指令を検知すると、STEP2で液配管温度センサ
ー11は液冷媒温度Tiを検知し、ガス配管温度センサ
ー12は温度Toを検知し、吸入圧力センサー19は吸
入圧力Psを検知し、また電源周波数Fsで運転される
定速型圧縮機1bの運転台数nおよびインバータ制御装
置16によって能力制御される能力可変型圧縮機1aの
運転周波数Fも検知する。STEP3では換算周波数計
算手段18bによって、冷暖房装置がマルチシステムの
場合に、当該室内側熱交換器7当たりの冷媒循環量に相
応する室内機換算周波数fを(式1)を用いて算出す
る。
【0035】STEP4では、温度補正数決定手段17
bによって、例えば(式3)に示した関数を用いて温度
補正数Aを算出し、STEP5では、STEP2で検知
したガス配管温度Toと液配管温度TiとSTEP4で
算出した温度補正数Aとから過熱度SII=To−Ti
−Aを算出し、STEP6では、STEP5で算出され
た過熱度SHに応じ、過熱度が大きくなると開成し、過
熱度が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁8を動作
させる。
【0036】 (式3)…A=a3×(f×Ps)+b3 ここで、a3,b3は定数 以上のように本実施の形態によれば、非共沸混合冷媒を
用いた場合の室内側熱交換器7の過熱度がガス配管温度
Toと液配管温度Tiとの差から室内側熱交換器7内の
圧力損失に相当する温度変化分を引いた値にほとんど等
しいことと、室内側熱交換器7内の圧力損失が冷媒循環
量、換言すると圧縮機の運転状況と吸入圧力との積にほ
ぼ比例することに注目して、温度補正数決定手段17b
によって室内側熱交換器7内の圧力損失に相当する温度
変化分を求めるとともに、過熱度計算手段13bによっ
て過熱度SH=To−Ti−Aを求めているので、安価
な構成で室内側熱交換器内の圧力損失をも考慮した室内
機出口の過熱度をさらに精度良く算出でき、冷房運転時
には、適切に室内側膨張弁を制御することができ、圧縮
機への液戻りによる液圧縮により、圧縮機を破損する危
険性を回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行う
ことができる。
【0037】尚、非共沸混合冷媒として、例えば、HF
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(2
5/15/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、温度滑り
を有する非共沸混合冷媒を用いた冷暖房装置において、
室内機出口の過熱度を安価な構成で精度良く算出し、常
に適切に室内側膨張弁を制御し、液圧縮による圧縮機の
破損を防止するとともに、室内機の能力制御を適切に行
い快適な冷房運転が得られるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における冷暖房装置の冷
媒サイクル図
【図2】本発明の実施の形態1における冷暖房装置の動
作を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2における冷暖房装置の冷
媒サイクル図
【図4】本発明の実施の形態2における冷暖房装置の動
作を示すフローチャート
【図5】従来の冷暖房装置の冷媒サイクル図
【図6】単一冷媒のモリエル線図
【図7】非共沸混合冷媒のモリエル線図
【符号の説明】
1a 能力可変型圧縮機 1b 定速型圧縮機 2 四方弁 3 室外側熱交換器 4 室外側膨張弁 6 室外機 7 室内側熱交換器 8 室内側膨張弁 10 室内機 11 液配管温度センサー 12 ガス配管温度センサー 13,13a,13b 過熱度計算手段 14,14a,14b 室内側膨張弁動作手段 16 インバータ制御手段 17,17a,17b 温度補正数決定手段 18,18a,18b 換算周波数計算手段 19 吸入圧力センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 弘明 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 森脇 俊二 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 高谷 隆幸 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L092 AA05 DA14 EA05 EA06 FA27

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 能力可変型圧縮機と複数の定速型圧縮
    機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室
    外機と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る室内機
    を環状に接続して構成した冷媒回路と、前記室内側熱交
    換器と前記室内側膨張弁との間の液冷媒温度を検知する
    液配管温度センサーと、前記室内側熱交換器と前記四方
    弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス冷媒温度を検
    知するガス配管温度センサーと、前記室内機の室内側熱
    交換器内の圧力損失に相当する温度変化を決定する温度
    補正数決定手段と、前記液配管温度センサーと前記ガス
    配管温度センサーの検知温度の差から前記温度補正数決
    定手段で決定した温度補正数を引いた値を過熱度として
    計算する過熱度計算手段と、前記過熱度計算手段によっ
    て計算した過熱度に基づき過熱度が大きくなると開成し
    過熱度が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁を動作
    させる室内側膨張弁動作手段と、前記能力可変型圧縮機
    を能力制御するためのインバータ制御手段を設け、冷媒
    として非共沸混合物を用い、前記温度補正数決定手段が
    前記能力可変型圧縮機の運転周波数および前記定速型圧
    縮機の運転台数の関数である冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 環状の冷媒回路の低圧側に吸入圧力セン
    サーを設けるとともに、温度補正数決定手段が能力可変
    型圧縮機の運転周波数および定速型圧縮機の運転台数と
    前記吸入圧力センサーの検知圧力との積の関数である請
    求項1記載の冷暖房装置。
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