JPWO2017094172A1 - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記レシーバの内部には、四方弁と圧縮機の吸入側とを接続する吸入配管の一部が配置されると共に、吸入配管を流れる冷媒とレシーバ内の冷媒とを熱交換させる内部熱交換器が設置されている。前記レシーバを設置することで、圧縮機の吸入側に液冷媒が流れ込んでしまう液バックを抑制すると共に、冷凍サイクルの効率を向上させている。
《機器構成》
次に、本発明に係る空気調和装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施形態1に係る空気調和装置の冷媒回路構成図である。図2は、この発明の実施形態1に係る空気調和装置の制御ブロック図である。
空気調和装置は、図1に示すように、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、第1減圧装置5a、第2減圧装置5b、室内熱交換器7を順に、冷媒配管で接続した冷媒回路を備えており、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって、屋内の冷暖房に使用される。この空気調和装置は、屋外に設置される室外ユニットAと、屋内の天井に埋め込みや吊り下げ等により、または屋内の壁面に壁掛け等により設置される室内ユニットBとで構成されている。室外ユニットAと室内ユニットBは、液接続配管6及びガス接続配管9を介して並列に接続されている。
なお、図1に示す実施形態1の空気調和装置では、室内ユニットBを1台とした構成であるが、これに限定されるものではなく、複数台とした構成であってもよい。また、室外ユニットAと室内ユニットBのいずれも複数のユニットで構成した場合、それぞれの容量が大から小まで異なっても、全てが同一容量であっても良い。
室外ユニットAは、冷媒回路の一部である室外側冷媒回路を構成するものであり、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、第1減圧装置5a、レシーバ11、第2減圧装置5b、及び室外送風装置4を有している。四方弁2の切り換えや室外熱交換器3の動作は、空気調和装置に設置された制御部30によって制御される。
なお、圧縮機1は、図1に示す実施形態では1台であるが、これに限定されず、室内ユニットBの接続台数等に応じて、2台以上の圧縮機を並列又は直列に接続した構成であってもよい。
なお、実施形態1では、四方弁2を設置して冷房運転と暖房運転とを切り換え可能な冷媒回路を構成する場合を示すが、四方弁2を設置せずに、冷房運転のみ又は暖房運転のみを行う構成としてもよい。
なお、室外熱交換器3は、一例として、伝熱管と多数のフィンとにより構成されるクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型の熱交換器である。
なお、室外送風装置4は、室外熱交換器3に供給する空気の流量を可変することが可能なファンであり、例えば、DCモータ(図示せず)によって駆動されるプロペラファンから構成されている。
レシーバ11の内部には、四方弁2と圧縮機1の吸入側とを接続する吸入配管15の一部が配置されており、吸入配管15を流れる冷媒と、第1減圧装置5aと第2減圧装置5bの間の冷媒とを熱交換させる内部熱交換器14が設置されている。
バイパス配管12は、一方が四方弁2と内部熱交換器14とを接続する側の吸入配管15に接続され、他方が内部熱交換器14と圧縮機1とを接続する側の吸入配管15に接続されている。バイパス配管12には、バイパス配管12を流れる冷媒の流量を調整する第1流量調整弁13aが設置されている。第1流量調整弁13aの開度は、制御部30によって制御されている。なお、第1流量調整弁13aとして電子膨張弁が好適であるが、同様の開度調整が可能なものであれば他の方式の流量調整弁を用いてもよい。
先ず、圧縮機1に、吐出冷媒温度Tdを検出する吐出冷媒温度検出手段として吐出温度センサ201とシェル温度センサ208が設置されている。
次に、室外熱交換器3に、気液二相状態の冷媒温度を検出するガス側温度センサ202が設置されている。気液二相状態の冷媒温度とは、冷房運転時では凝縮温度Tcに対応する冷媒温度、暖房運転時では蒸発温度Teに対応する冷媒温度である。
次に、室外熱交換器3の液側に、液状態または気液二相状態の冷媒の温度を検出する液側温度センサ204が設置されている。
最後に、室外ユニットAの室外空気の吸入口側に、室外ユニットA内に流入する室外空気の温度すなわち外気温度Taを検出する室外温度センサ203が設置されている。
なお、吐出温度センサ201、ガス側温度センサ202、室外温度センサ203、液側温度センサ204及びシェル温度センサ208は、一例としていずれもサーミスタで構成される。
室内ユニットBは、冷媒回路の一部である室内側冷媒回路を構成するものであり、室内熱交換器7と室内送風装置8とを備えている。室内送風装置8の動作は、空気調和装置に設置された制御部30によって制御される。
なお、室内熱交換器7は、一例として、伝熱管と多数のフィンとにより構成されるクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型の熱交換器である。
なお、室内送風装置8は、室内熱交換器7に供給する空気の流量を可変することが可能なファンであり、例えば、DCモータ(図示することは省略)によって駆動される遠心ファンや多翼ファン等で構成されている。
先ず、室内熱交換器7の液側に、液状態または気液二相状態の冷媒の温度を検出する液側温度センサ205が設置されている。液状態または気液二相状態の冷媒温度とは、暖房運転時では過冷却液温度Tcoに対応する冷媒温度、冷房運転時では蒸発温度Teに対応する冷媒温度である。
次に、室内ユニットBの室内空気の吸入口側に、室内ユニットB内に流入する室内空気の温度を検出する室内温度センサ206が設置されている。
最後に、室内熱交換器7に、気液二相状態の冷媒の温度を検出するガス側温度センサ207が設置されている。ここで気液二相状態の冷媒温度とは、暖房運転時では凝縮温度Tcに対応する冷媒温度、冷房運転時では蒸発温度Teに対応する冷媒温度である。
なお、液側温度センサ205、ガス側温度センサ207、及び室内温度センサ206は一例としていずれもサーミスタで構成される。
次に、実施形態1の制御部30を図2に基づいて説明する。
制御部30は、空気調和装置の計測制御を行うものであり、圧縮機1、四方弁2、室内送風装置8、室外送風装置4、第1減圧装置5a、第2減圧装置5b、第1流量調整弁13aの動作を制御する。制御部30は、入力側にセンサ類が接続され、出力側にアクチュエータ類が接続されている。
次に、上記構成からなる空気調和装置の冷房運転時及び暖房運転時の動作を、図1及び図3に基づいて説明する。図3は、この発明の実施形態1に係る空気調和装置の冷媒の状態遷移を示すP−h線図である。
暖房運転時は四方弁2が図1の実線で示される状態、すなわち、圧縮機1の吐出側が室内熱交換器7に接続され、圧縮機1の吸入側が室外熱交換器3に接続された状態となっている。
実施形態1の空気調和装置における第1流量調整弁13aの動作を、図4に基づいて説明する。図4は、この発明の実施形態1に係る空気調和装置の流量調整弁の制御動作の流れを示すフローチャートである。
制御部30は、制御フロー開始後、測定部30aで、圧縮機1の吐出冷媒温度Tdを検出する。吐出冷媒温度Tdは、吐出温度センサ201もしくはシェル温度センサ208の検出値を用いる。
制御部30は、判定部30eで、検出した吐出冷媒温度Tdと、記憶部30dにあらかじめ記憶しておいた吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoとを比較して、圧縮機1の吐出冷媒温度Tdが過昇状態かどうかを判定する。具体的には、吐出冷媒温度Tdが吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoよりも高いか否かを判定する。なお、吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoは、圧縮機1の製品仕様により決定されるものであり、例えば圧縮機1の吐出冷媒温度Tdの動作保証範囲上限値である120度として設定する。
制御部30は、吐出冷媒温度Tdが吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoよりも高いと判定した場合ステップS13に移行し、そうでないと判定した場合はステップS14に移行する。
制御部30は、ステップS12において、吐出冷媒温度Tdが吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoよりも高いと判定した場合、駆動部30cで第1流量調整弁13aを全開し、ステップS15に移行する。
制御部30は、ステップS12において、吐出冷媒温度Tdが吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoよりも高くないと判定した場合、駆動部30cで第1流量調整弁13aを全閉し、制御フローを終了する。
制御部30は、ステップS13において第1流量調整弁13aを全開した後、演算部30bで、冷媒の蒸発温度Teに基づき、圧縮機1の吸入冷媒状態として吸入冷媒過熱度SHsを求める。吸入冷媒過熱度SHsは、吸入冷媒温度Tsから冷媒の蒸発温度Teを引いて算出される。
吸入冷媒温度Tsは、冷媒の蒸発温度Teを飽和圧力換算した吸入冷媒圧力Ps(圧縮機の吸入圧力相当)と、冷媒の凝縮温度Tcを飽和圧力換算した高圧圧力Pd(圧縮機の吐出圧力相当)と、吐出冷媒温度Tdとを用いて、圧縮機1の圧縮工程はポリトロープ指数nのポリトロープ変化と仮定して、下記数1より算出することができる。
制御部30は、ステップS15において検出した吸入冷媒過熱度SHsを基づいて、判定部30eで、圧縮機1の吸入冷媒が液バック状態かどうかを判定する。過熱ガス状態(吸入冷媒過熱度SHs>0)であれば、液バック状態でないと判定して、そのまま制御フローを終了する。過熱ガス状態(吸入冷媒過熱度SHs>0)でなければ、液バック状態であると判定してステップS17に移行する。
制御部30は、ステップS16において、液バック状態であると判定すると、駆動部30cで第1流量調整弁13aの開度を閉じる方向へ調整し、開度調整後、再びステップS15へ戻る。
ここで、第1流量調整弁13aの開度調整は、例えば電子膨張弁を用いた場合、弁の仕様や開度特性に合わせて、一定開度(例えば20パルス)ずつ小さくする方法で調整する。
実施形態1の空気調和装置は、吐出冷媒温度検出手段により検出した圧縮機1の吐出冷媒温度Tdに基づいてバイパス配管12の第1流量調整弁13aを制御することにより、内部熱交換器14の交換熱量を調整することができるので、冷媒回路を循環する冷媒にR32を使用場合であっても、吐出冷媒温度過昇状態を回避させることができ、正常な空調運転を実現できる。
《機器構成》
図5は、この発明の実施形態2に係る空気調和装置の冷媒回路構成図である。なお、実施形態2では実施形態1との相違点を中心に説明し、同様の箇所については同一の符号を付して、その説明を省略する。
実施形態2の空気調和装置では、図5に示すように、バイパス配管12に、同バイパス配管12を流れる流量を調整する第1流量調整弁13aが設置されていると共に、四方弁2と内部熱交換器14とを接続する吸入配管15のうち、吸入配管15とバイパス配管12の接続地点と、内部熱交換器14と間に、吸入配管15を流れる流量を調整する第2流量調整弁13bが設置されている。第1流量調整弁13a及び第2流量調整弁13bは、制御部30によって、開閉制御される。
次に、実施形態2の空気調和装置における第1流量調整弁13aと第2流量調整弁13bの動作を、図6に基づいて説明する。図6は、この発明の実施形態2に係る空気調和装置の流量調整弁の制御動作の流れを示すフローチャートである。
制御部30は、制御フロー開始後、測定部30aで、圧縮機1の吐出冷媒温度Tdを検出する。吐出冷媒温度Tdは、吐出温度センサ201もしくはシェル温度センサ208の検出値を用いる。
制御部30は、判定部30eで、検出した吐出冷媒温度Tdと、記憶部30dにあらかじめ記憶しておいた吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoとを比較して、圧縮機1の吐出冷媒温度Tdが過昇状態かどうかを判定する。具体的には、吐出冷媒温度Tdが吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoよりも高いか否かを判定する。なお、吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoは、圧縮機1の製品仕様により決定されるものであり、例えば圧縮機1の吐出冷媒温度Tdの動作保証範囲上限値である120度として設定する。
制御部30は、吐出冷媒温度Tdが吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoよりも高いと判定した場合ステップS23に移行し、そうでないと判定した場合はステップS24に移行する。
制御部30は、ステップS22において、吐出冷媒温度Tdが吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoよりも高いと判定した場合、駆動部30cで第1流量調整弁13aを全開し、且つ第2流量調整弁13bを全閉して、ステップS25に移行する。
制御部30は、ステップS22において、吐出冷媒温度Tdが吐出冷媒温度過昇状態判定値Tdoよりも高くないと判定した場合、駆動部30cで第1流量調整弁13aを全閉し、第2流量調整弁13bを全開して制御フローを終了する。
制御部30は、ステップS23において第1流量調整弁13aを全開し、第2流量調整弁13bを全閉した後、演算部30bで、冷媒の蒸発温度Teに基づき、圧縮機1の吸入冷媒状態として吸入冷媒過熱度SHsを求める。吸入冷媒過熱度SHsは、吸入冷媒温度Tsから冷媒の蒸発温度Teを引いて算出される。
制御部30は、ステップS25において検出した吸入冷媒過熱度SHsを基づいて、判定部30eで、圧縮機1の吸入冷媒が液バック状態かどうかを判定する。過熱ガス状態(吸入冷媒過熱度SHs>0)であれば、液バック状態でないと判定して、そのまま制御フローを終了する。過熱ガス状態(吸入冷媒過熱度SHs>0)でなければ、液バック状態であると判定してステップS27に移行する。
制御部30は、ステップS26において、液バック状態であると判断すると、駆動部30cで第1流量調整弁13aの開度を閉じる方向へ調整し、且つ第2流量調整弁13bの開度を開く方向へ調整して、再びステップS25へ戻る。
ここで、第1流量調整弁13a及び第2流量調整弁13bの開度調整は、例えば電子膨張弁を用いた場合、弁の仕様や開度特性に合わせて、一定開度(例えば20パルス)ずつ小さくする方法で調整する。
実施形態2の空気調和装置は、吐出冷媒温度検出手段により検出した圧縮機1の吐出冷媒温度Tdに基づいてバイパス配管12の第1流量調整弁13aと、吸入配管15の第2流量調整弁13bを制御することにより、内部熱交換器14の交換熱量を調整することができるので、冷媒回路を循環する冷媒にR32を使用した場合であっても、吐出冷媒温度過昇状態を回避させることができ、正常な空調運転を実現できる。
以上に本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、冷媒の流路構成(配管接続)、圧縮機、熱交換器、減圧装置等の冷媒回路要素の構成、等の内容は、各実施形態で説明した内容に限定されるものではなく、本発明の技術の範囲内で適宜変更が可能である。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
Claims (8)
- 圧縮機、凝縮器、減圧装置、及び蒸発器と、を順次配管で接続し、冷媒を循環させる冷媒回路を備えた空気調和装置であって、
前記圧縮機の吸入側に接続する吸入配管に設置され、前記吸入配管を流れる冷媒と、前記凝縮器と前記減圧装置との間の冷媒とで熱交換させる内部熱交換器と、
一方が前記内部熱交換器の入口側に配置された前記吸入配管に接続され、他方が前記内部熱交換器の出口側に配置された前記吸入配管に接続されたバイパス配管と、
前記バイパス配管に設置された第1流量調整弁と、
前記圧縮機の吐出冷媒温度を検出する吐出冷媒温度検出手段と、
前記吐出冷媒温度検出手段により検出された吐出冷媒温度に基づいて、前記第1流量調整弁の開度を制御する制御部と、を備えている、空気調和装置。 - 前記減圧装置は、第1減圧装置と第2減圧装置を有し、
前記第1減圧装置と前記第2減圧装置との間の冷媒配管上にレシーバが設置され、
前記内部熱交換器は、前記レシーバの内部において、前記吸入配管を流れる冷媒と、前記第1減圧装置と前記第2減圧装置との間の冷媒とを熱交換する、請求項1に記載の空気調和装置。 - 前記制御部は、前記吐出冷媒温度検出手段により検出した吐出冷媒温度が過昇状態か否かを判定し、
前記吐出冷媒温度が過昇状態であると判定した場合には、前記第1流量調整弁の開度を全開する制御を行い、
前記吐出冷媒温度が過昇状態ではないと判定した場合には、前記第1流量調整弁の開度を全閉する制御を行う、請求項1又は2に記載の空気調和装置。 - 前記圧縮機の吸入冷媒加熱度又は吸入冷媒乾き度を検出する吸入冷媒状態検出手段を備え、
前記制御部は、前記吸入冷媒状態検出手段により検出した吸入冷媒加熱度又は吸入冷媒乾き度に基づいて、液バック状態か否かを判定し、液バック状態と判定した場合には、前記第1流量調整弁の開度が閉じる方向に制御を行う、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記内部熱交換器の入口側に配置された前記吸入配管のうち、前記吸入配管と前記バイパス配管の接続地点と、前記内部熱交換器との間に設置された第2流量調整弁を備え、
前記制御部は、前記吐出冷媒温度検出手段により検出された吐出冷媒温度に基づいて、前記第1流量調整弁及び前記第2流量調整弁の開度を制御する、請求項1又は2に記載の空気調和装置。 - 前記制御部は、前記吐出冷媒温度検出手段により検出した吐出冷媒温度が過昇状態か否かを判定し、
前記吐出冷媒温度が過昇状態であると判定した場合には、前記第1流量調整弁の開度を全開し、かつ前記第2流量調整弁の開度を全閉する制御を行い、
前記吐出冷媒温度が過昇状態ではないと判定した場合には、前記第1流量調整弁の開度を全閉し、かつ前記第2流量調整弁の開度を全開する制御を行う、請求項5に記載の空気調和装置。 - 前記圧縮機の吸入冷媒加熱度又は吸入冷媒乾き度を検出する吸入冷媒状態検出手段を備え、
前記制御部は、前記吸入冷媒状態検出手段により検出した吸入冷媒加熱度又は吸入冷媒乾き度に基づいて、液バック状態か否かを判定し、液バック状態と判定した場合には、前記第1流量調整弁の開度が閉じる方向に制御を行い、かつ前記第2流量調整弁の開度が開く方向に制御を行う、請求項5又は6に記載の空気調和装置。 - 前記冷媒回路を循環する冷媒はR32である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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