JP2000179884A - 輻射冷暖房換気装置 - Google Patents

輻射冷暖房換気装置

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JP2000179884A
JP2000179884A JP10355193A JP35519398A JP2000179884A JP 2000179884 A JP2000179884 A JP 2000179884A JP 10355193 A JP10355193 A JP 10355193A JP 35519398 A JP35519398 A JP 35519398A JP 2000179884 A JP2000179884 A JP 2000179884A
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JP
Japan
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air
heating
fan
cooling
indoor side
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Application number
JP10355193A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Aso
康弘 麻生
Seiichi Miyagawa
誠一 宮川
Koichi Hirukawa
公一 蛭川
Akira Nishimura
章 西村
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷暖房時に対流による人体への悪影響を与え
ずに、室内の換気を可能にする輻射冷暖房装置を提供す
る。 【解決手段】 輻射パネル1を躯体3の近傍または躯体
内部に配設し、躯体3の室内側と室外側を連通する吸込
口4に室外側から室内側に空気を取り込むためのファン
2を設置し、ファン2により取り込まれた空気を輻射パ
ネル1に対流させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内を冷暖房する
輻射冷暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明にかかる従来技術としては、図5
の特開平8−247487号公報に開示されたものがあ
る。従来発明は室内を冷却するための放射器12と、放
射器12よりも低温に設定され、放射器12を通過した
空気を冷却、除湿する熱交換器11と、この熱交換器1
1で除湿された空気の一部または全部を空気循環手段1
3により放射器12から熱交換器11に再度循環させる
ものである。これにより、放射器12は除湿された空気
が通過するので、その表面で発生する結露を低減し、し
かも除湿された空気の一部は全部を熱交換器11に再度
循環するので、効率良く冷房を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】輻射冷暖房装置の利点
はエアコン空調やファンヒータ等のような空気の対流が
無いため、対流による人体への悪影響(例えば皮膚温度
の低下など)が起こらないことである。
【0004】しかしながら、最近の住宅は高気密、高断
熱化の傾向にあり、ファンヒータのような開放型燃焼器
具を使用しなくても室内の空気が汚れやすく、換気が必
要である。仮に換気扇等を併設したとしても室内には強
い空気の流れが起こってしまう。
【0005】本発明は、輻射冷暖房装置の利点をそのま
まで、室内の換気を可能にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、輻射
パネルにより冷暖房を行う輻射冷暖房装置において、前
記輻射パネルが躯体の近傍または躯体内部に配設され、
前記躯体の室内側と室外側を連通する吸込口に室外側か
ら室内側に空気を取り込むためのファンを設置し、該フ
ァンにより取り込まれた空気を前記輻射パネルに対流さ
せたことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明では、躯体の室内側と室外
側を連通する吸込口に配設されたファンにより、室外側
から外気を室内側に取り込むことができる。このとき前
記輻射パネル面に対流させることにより、輻射と対流の
両方で室内を冷暖房することができ、冷暖房効率を向上
することができる。
【0008】請求項2の発明は、前記躯体の室内側への
出口風速が0m/sより大きく0.15m/s以下であ
ることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、前記躯体の室内側へ
の出口風速を0m/sより大きく0.15m/s以下に
することにより、対流による人体への悪影響を防止する
ことができる。冷房時に出口風速が0.15m/sより
大きいと、人体に対流による皮膚温度の低下が起こる。
【0010】請求項3の発明は、前記躯体に室内空気を
排出するための排気口を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明では、躯体に排気口を設け
ることにより、室内空気の換気を効率良く行うことがで
きる。
【0012】請求項4の発明は、前記排気口を前記躯体
の上方と下方にそれぞれ設け、各々の排気口に開閉扉を
配設し、冷房時には上方の開閉扉が開、下方の開閉扉を
閉にして、暖房時には上方の開閉扉が閉、下側の開閉扉
を開にすることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明では、冷房時には上方の開
閉扉が開、下方の開閉扉を閉にすることにより、室内の
上側にに貯まった暖かい空気を効率良く排出することが
できる。反対に暖房時には上方の開閉扉が閉、下方の開
閉扉を開にすることにより、室内の下側にに貯まった冷
たい空気を効率良く排出することができる。
【0014】請求項5の発明は、前記躯体の室内側にあ
る空気の吸込口と、室内側にある排気口が離れた位置に
配置したことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明では、躯体の室内側にある
空気の吸込口と、室内側にある排気口を離れた位置に配
置することにより、部屋全体の換気効率を良好にするこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る輻射冷暖房装
置を各具体的な実施例により詳細に説明する。
【0017】第1実施例 図1は第1実施例で、本発明に係る輻射冷暖房換気装置
の概念図である。図1の輻射冷暖房換気装置は、躯体3
の近傍に設置した輻射パネル1と、外気を室内側に取り
込むための吸込口4と、吸込口4に配設されたファン2
から構成される。
【0018】輻射パネル1の上方部にファン2を設置
し、ファン2の入口側は吸込口の室外側と連通してお
り、ファン2の出口側は、室外側から取り込んだ空気を
輻射パネル1の面上に沿って流れるようにしてある。
【0019】ファン2を作動すると、室外側の空気を吸
い込み、輻射パネル1側へ排出される。この空気は輻射
パネル1の両面に沿って流動するため、躯体側の輻射冷
暖房に寄与しない面からも対流により冷熱、温熱を受け
取り冷暖房に寄与するため、換気をしながら冷暖房効率
を高めることができる。
【0020】第2実施例 図2は本発明の第2実施例で、躯体3の内部に輻射パネ
ル1とファン2を設置したものである。輻射パネル1は
輻射面が室内側に向けられて設置される。ファン2は入
口側が室外側に連通し、出口側は輻射パネル1を通過
し、室内側に連通する。排気口5は躯体3の上方に設置
され、排気口6は躯体3の下方に設置される。排気口
5、6には、それぞれ室内側と室外側の通路を開閉する
開閉扉7、8が配設される。
【0021】冷房時は排気口5の開閉扉7を開き、排気
口6の開閉扉8を閉じる。そうするとファン2により吸
込口4から取り入れられた室外の空気は輻射パネル1か
ら寒冷を受け取り室内側に流動する。このとき躯体3の
室内側への出口風速を0m/sより大きく0.15m/
s以下にすることで、対流による人体への悪影響(例え
ば皮膚温度の低下など)を防止することができる。吸込
口4から取り入れられた冷熱を伝達された空気は、室内
側の暖かい空気を排気口5から排出するため、換気しな
がら輻射と対流を用いて効率良く室内側空気の冷房をす
ることができる。
【0022】暖房時は排気口5の開閉扉7を閉じ、排気
口6の開閉扉8を開く。そうするとファン2により吸込
口4から取り入れられた空気は輻射パネル1から温暖を
受け取り室内側に流動する。このとき躯体3の室内側へ
の出口風速を0m/sより大きく0.15m/s以下に
することで、対流による人体への悪影響(例えば皮膚温
度の上昇など)を防止することができる。吸込口4から
取り入れられた温熱を伝達された空気は、室内側の冷た
い空気を排気口6から排出するため、換気しながら輻射
と対流を用いて効率良く室内側空気の暖房をすることが
できる。
【0023】室内側への空気の出口風速を0m/sより
大きく0.15m/s以下にするためには躯体の室内側
に十分な供給面積をとる必要がある。
【0024】空気の出口風量をQ、躯体の室内側供給口
面積をA、空気の出口風速をVとすると、躯体の室内側
供給口面積Aは次式により求められる。
【0025】
【数式1】A≧Q/V (V≠0) 例えば8畳間(約30m)の部屋で、風量が0.00
83m/sで、出口風速を0.15m/s以下にする
ためには、躯体の室内側供給口面積Aは0.0553m
以上にする必要がある。
【0026】このようにして出口風速を0.15m/s
以下にすると、人体に気流による悪影響は無く、快適な
冷暖房が可能になる。
【0027】更に、輻射パネル1の表面は、冷房時に結
露が発生しやすいので、輻射パネル1表面にファン2で
空気を当てることにより、結露防止効果もある。
【0028】第3実施例 図3は本発明の第3実施例で、対面の最も離れた位置に
室内側吸込口4と室内側排気口5を配置した場合であ
る。このように吸気口4と排気口5を離れた位置に設置
することにより、必要最小限の風量で換気が行え、換気
効率を向上する。
【0029】第4実施例 図4は本発明の第4実施例で、同一面の最も離れた位置
に室内側吸込口4と室内側排気口5を配置した場合であ
る。このように吸気口4と排気口5を離れた位置に設置
することにより、必要最小限の風量で換気が行え、換気
効率が向上する。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、対流による人体への悪
影響を与えずに、効率的な冷暖房を可能にする。しかも
室内の換気も冷暖房と合わせて行うことがき、排気口を
設置することにより、冷暖房効率、排気効率を向上する
ことができる。また冷房時の結露防止効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を具現化した、輻射冷暖房換気装置
の概念図である。
【図2】第2実施例を具現化した、輻射冷暖房換気装置
の概念図である。
【図3】第3実施例を具現化した、輻射冷暖房換気装置
の概念図である。
【図4】第4実施例を具現化した、輻射冷暖房換気装置
の概念図である。
【図5】従来の輻射冷暖房装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1…輻射パネル 2…ファン 3…躯体 4…吸込口 5、6…排気口 7、8…開閉扉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 章 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 3L050 BC00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輻射パネルにより冷暖房を行う輻射冷暖
    房装置において、前記輻射パネルが躯体の近傍または躯
    体内部に配設され、前記躯体の室内側と室外側を連通す
    る吸込口に室外側から室内側に空気を取り込むためのフ
    ァンを設置し、該ファンにより取り込まれた空気を前記
    輻射パネルに対流させたことを特徴とする輻射冷暖房換
    気装置。
  2. 【請求項2】 前記躯体の室内側への出口風速が0m/
    sより大きく0.15m/s以下であることを特徴とす
    る請求項1記載の輻射冷暖房換気装置。
  3. 【請求項3】 前記躯体に室内空気を排出するための排
    気口を設けたことを特徴とする請求項2記載の輻射冷暖
    房換気装置。
  4. 【請求項4】 前記排気口を前記躯体の上方と下方にそ
    れぞれ設け、各々の排気口に開閉扉を配設し、冷房時に
    は上方の開閉扉が開、下側の開閉扉を閉にして、暖房時
    には上方の開閉扉が閉、下側の開閉扉を開にすることを
    特徴とする請求項3記載の輻射冷暖房換気装置。
  5. 【請求項5】 前記躯体の室内側にある空気の吸込口
    と、室内側にある排気口が離れた位置に配置したことを
    特徴とする請求項3記載の輻射冷暖房換気装置。
JP10355193A 1998-12-14 1998-12-14 輻射冷暖房換気装置 Withdrawn JP2000179884A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010261645A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Takasago Thermal Eng Co Ltd 置換換気システムおよび置換換気方法
JP2014163528A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Sakura Prolink:Kk 冷暖房換気システム

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JP2010261645A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Takasago Thermal Eng Co Ltd 置換換気システムおよび置換換気方法
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