JP3867233B2 - 空調設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部屋の冷暖房と換気とをエアーパネルヒータで併せて行うようにした空調設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
部屋の冷暖房と換気とを行うエアーパネルヒータを用いた空調設備としては、特公平5−41897号(特開平1−266454号)公報に記載された、高密度・高断熱住宅に適したものがある。この空調設備は、冷熱空気循環路の途中に、冷熱空気発生装置及びエアーパネルヒータを配置してある。エアーパネルヒータは、冷熱空気循環路の一部を有する空気導入空間をケーシングの内部に形成し、空気導入空間に面する輻射放熱面を形成し、空気導入空間に通じる吹出口を開設してある。冷熱空気発生装置からエアーパネルヒータに供給された冷風又は温風(以下、「冷熱空気」という)は、空気導入空間を通過する間に、輻射放熱面からの輻射で部屋を加熱又は冷却すると共に、その一部が吹出口から部屋内へ吹き出して部屋を換気する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、部屋は、外気温度の変化、窓からの日照による受熱、部屋内の機器からの放熱又は人の出入り等により、温度や必要換気量が時間帯により大きく変動することがある。この変化に対処するため、従来は、冷熱空気発生装置から供給される冷熱空気の温度を調節するようにしてある。しかし、一台の冷熱空気発生装置で複数のエアーパネルヒータに冷熱空気を送風するのでは、温度や必要換気量の変動が異なる各部屋を最適に空調することができない。
【0004】
そこで、本発明は、各部屋の変動に応じて、温度や換気量を最適な状態に調節することができる空調設備、および、エアーパネルヒータが、エアーパネルヒータを設置した部屋の室内の空気を吸い込まない空調設備の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
求項1記載の本発明が採用した手段は、冷熱空気循環路の途中に、冷熱空気発生装置及びエアーパネルヒータを設け、エアーパネルヒータは、冷熱空気循環路の一部を形成する空気導入空間を設け、空気導入空間に面する輻射放熱面を設け、空気導入空間に通じる吹出口を設けた空調設備において、前記空気導入空間は、仕切板で、冷熱空気循環路の還流路に通じると共に供給側に循環風量調節用ダンパを設けたヒータ内循環路と、吹出口に通じる分岐路とに区画して、冷熱空気循環路の供給路から供給される冷熱空気をヒータ内循環路と分岐路とに分配するようにし、ヒータ内循環路内の負圧により、エアーパネルヒータを設置した部屋の室内の空気を吸い込まないようにしたことである。
本発明にあつては、各部屋の変動に応じて、循環風量調節用ダンパを調節することにより、ヒータ内循環路に供給される冷熱空気量を変更して、輻射放熱面からの輻射量や吹出口からの換気量を調節することができる。また、本発明にあつては、エアーパネルヒータが、エアーパネルヒータを設置した部屋の室内の空気を吸い込まないようにできる。
【0006】
求項2記載の本発明が採用した手段は、請求項1記載の空調設備において、前記空気導入空間は、仕切板で、前記ヒータ内循環路と、前記冷熱空気循環路の還流路に通じると共に前記ヒータ内循環路と並列に設けたシヨートパス路と、前記分岐路とに区画して、前記冷熱空気循環路の供給路から供給される冷熱空気をヒータ内循環路とシヨートパス路と分岐路とに分配するようにし、シヨートパス路にシヨートパス風量調節用ダンパを設け、前記分岐路の入口側に換気量調節用ダンパを設けたことである。
【0007】
求項3記載の本発明が採用した手段は、冷熱空気循環路の途中に、冷熱空気発生装置及びエアーパネルヒータを設け、エアーパネルヒータは、冷熱空気循環路の一部を形成する空気導入空間を設け、空気導入空間に面する輻射放熱面を設け、空気導入空間に通じる吹出口を設けた空調設備において、前記空気導入空間は、仕切板で、冷熱空気循環路の還流路に通じるヒータ内循環路と、吹出口に通じる分岐路とに区画して、冷熱空気循環路の供給路から供給される冷熱空気をヒータ内循環路と分岐路とに分配するようにし、ヒータ内循環路内の負圧により、エアーパネルヒータを設置した部屋の室内の空気を吸い込まないようにしてあることを特徴とする空調設備である。
本発明にあつては、エアーパネルヒータが、エアーパネルヒータを設置した部屋の室内の空気を吸い込まないようにできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る空調設備及び参考例の空調設備を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1及び図2は参考例の第1の実施の形態を示すものであり、図1の(A)はエアーパネルヒータの正面断面図を含む概念図、図1の(B)はエアーパネルヒータの側面断面図、図2は設備全体の概略図である。本実施形態に係る空調設備は、図2に示すように、冷風又は温風からなる冷熱空気を循環させるダクトからなる冷熱空気循環路1と、冷熱空気循環路1の途中に設けた冷熱空気発生装置2及びエアーパネルヒータ3,3とを備えている。
【0010】
上記エアーパネルヒータ3は、図1に示すように、ケーシング4の内部に、冷熱空気循環路1の一部1cとなるヒータ内循環路5aを形成する空気導入空間5を設け、空気導入空間5に面する輻射放熱面4aを設け、空気導入空間5に通じる吹出口6を設けてある。エアーパネルヒータ3は、ケーシング4の内部に多孔板からなる整流板7を必要に応じて配置することにより、空気導入空間5をヒータ内循環路5aと拡散室5bとに区画し、ヒータ内循環路5aに供給された冷熱空気が整流板7を介して拡散室5bへ均一に分散して流入するようにしてある。輻射放熱面4aは、その外面側にフイン8を必要に応じて多数突設して、放熱面積を増大してある。
【0011】
上記冷熱空気発生装置2は、図2に示すように、送風機9と、温度調節装置10とを備え、送風機9の送風空気を温度調節装置10で所定温度となるようにしてある。温度調節装置10は、管内に熱交換媒体を通過させる熱交換器やヒートパイプ等が用いられるが、加熱専用の場合にはガスヒータ又は石油ヒータ等を用いることもある。冷熱空気循環路1は、冷熱空気発生装置2の出口側2aからエアーパネルヒータ3の入口に至る供給路1aと、エアーパネルヒータ3の出口から冷熱空気発生装置2の入口側2bに至る還流路1bとを備えている。供給路1a及び還流路1bは、設置するエアーパネルヒータ3の台数に応じて、適宜分岐される。
【0012】
上記冷熱空気発生装置2は、エアーパネルヒータ3の吹出口6に面する拡散室5bの圧力を検知する検知器15を設け、検知器15の検知値と設定値との差がゼロとなるように送風量を制御する送風調節装置16を設けてある。送風量の制御は、送風機9の電動モータの回転数をインバータ制御したり、冷熱空気発生装置2の適所に設けた風量調節ダンパの開度を操作する型式のもが適宜選択される。冷熱空気発生装置2は、送風調節装置16を設けることにより、季節の変化や日中の大きな変化により循環系全体に大きな変動があつても、系全体の送風量を最適な状態に制御できる。
【0013】
空調設備は、部屋A,Bを換気するための排気路11と、新鮮な外気を冷熱空気発生装置2に導く外気取入路12とを設けてある。排気路11及び外気取入路12は、両者の間に熱交換器13を設け、排気路11を流れる排気空気と外気取入路12を流れる取入空気との間で熱交換するようにして、省エネルギ化を図つている。
【0014】
上記エアーパネルヒータ3は、図1に示すように、ヒータ内循環路5aの供給側5a−1及び還流側5a−2の両方又はいずれか一方に、循環風量調節用ダンパ14を設けてある。エアーパネルヒータ3は、当該エアーパネルヒータ3を設置した部屋の変動に応じて、循環風量調節用ダンパ14を調節することにより、ヒータ内循環路5aに供給される冷熱空気量を変更して、輻射放熱面4aからの輻射量や吹出口6からの換気量を調節するようにしてある。なお、循環風量調節用ダンパ14は、エアーパネルヒータ3に内蔵することなく、図示省略したが、当該エアーパネルヒータ3に接合する冷熱空気循環路1の供給路1a及び還流路1bのいずれか一方に設けることも可能である。
【0015】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態におけるエアーパネルヒータ23を示すものであり、(A)はエアーパネルヒータの正面断面図を含む概念図、(B)はエアーパネルヒータの側面断面図である。本実施の形態に係る空調設備は、冷熱空気循環路1と、冷熱空気循環路1の途中に設けた冷熱空気発生装置2及びエアーパネルヒータ23の複数台を備えている。
【0016】
上記エアーパネルヒータ23は、ケーシング4の内部に、冷熱空気循環路1の一部1cとなるヒータ内循環路25aを形成する空気導入空間25を設け、空気導入空間25に面する輻射放熱面4aを設け、空気導入空間25に通じる吹出口6を設けてある。エアーパネルヒータ23は、ケーシング4の内部に仕切板27を配置することにより、空気導入空間25をヒータ内循環路25aと分岐室25bとに区画し、供給路1aから供給された冷熱空気を、ヒータ内循環路25aと分岐室25bとに分配するようにしてある。仕切板27は、冷熱空気循環路1の供給路1a側を開放し還流側1b側を塞いでおくことで、ヒータ内循環路25a内の負圧により室内の空気を吸い込まないようにしてある。ヒータ内循環路25aには、ガイド板28,28を配置し、冷熱空気が均一に分散して通過するようにしてある。
【0017】
上記エアーパネルヒータ23は、ヒータ内循環路25aの供給側25a−1に、循環風量調節用ダンパ29を設けてある。エアーパネルヒータ23は、当該エアーパネルヒータ23を設置した部屋の変動に応じて、循環風量調節用ダンパ29を調節することにより、ヒータ内循環路25aに供給される冷熱空気量を変更して、輻射放熱面4aからの輻射量を調節するようにしてある。ダンパ29は、その形状を、風切り音のしないものにすることが望ましい。
【0018】
(第3の実施の形態)
図4は、参考例の第3の実施の形態におけるエアーパネルヒータ33を示すものであり、(A)はエアーパネルヒータの正面断面図を含む概念図、(B)はエアーパネルヒータの側面断面図である。本実施の形態に係る空調設備は、冷熱空気循環路1と、冷熱空気循環路1の途中に設けた冷熱空気発生装置2及びエアーパネルヒータ33の複数台を備えている。
【0019】
上記エアーパネルヒータ33は、ケーシング4の内部に、冷熱空気循環路1の一部1cとなるヒータ内循環路35aを形成する空気導入空間35を設け、空気導入空間35に面する輻射放熱面4aを設け、空気導入空間35に通じる吹出口6を設けてある。エアーパネルヒータ33は、ケーシング4の内部に仕切板37を配置することにより、空気導入空間35を上方のヒータ内循環路35aと下方のシヨートパス路35bとに区画し、供給路1aから供給された冷熱空気をヒータ内循環路35aとシヨートパス路35bに分配するようにしてある。シヨートパス路35bは、例えば二重壁等の断熱構造34とし、戻り側の空気の熱損失を防ぐようにしてもよい。なお、シヨートパス路35bは、エアーパネルヒータ33に内蔵することなく、図示省略したが、当該エアーパネルヒータ33に接合する冷熱空気循環路1の供給路1aと還流路1bとの間に設けることも可能である。
【0020】
上記エアーパネルヒータ33は、ヒータ内循環路35aの出口側35a−1又は入口側に循環風量調節用ダンパ39を設けると共に、シヨートパス路35bの入口側35b−1又は出口側にシヨートパス風量調節用ダンパ38を設けてある。エアーパネルヒータ33は、循環風量調節用ダンパ39とシヨートパス風量調節用ダンパ38とを連動させて操作するための連動操作具36を設けてある。連動操作具36は、一方の循環風量調節用ダンパ39を操作箱36aで開方向に操作するときには他方のシヨートパス風量調節用ダンパ38を操作箱36bで閉方向に操作すると共に、一方39を閉方向に操作するときには他方38を開方向に操作するように構成してある。
【0021】
該連動操作具36は、操作箱36aの入力軸及び操作箱36bの入力軸を2個1組の平ギヤ36cで連結し、入力軸を相互に逆回転させることにより、操作箱36a及び操作箱36bの操作方向が逆となるようにしてある。なお、エアーパネルヒータ33は、連動操作具36の連動用の平ギヤ36cで設けることなく、連結循環風量調節用ダンパ39とシヨートパス風量調節用ダンパ38とを個別に操作できるようにすることも可能である。
【0022】
前記エアーパネルヒータ33は、当該エアーパネルヒータ33を設置した部屋の変動に応じて、シヨートパス風量調節用ダンパ39を調節することにより、冷熱空気発生装置2の循環風量を一定に保持しながら、当該エアーパネルヒータ33のヒータ内循環路35aに供給される冷熱空気量を変更することができるので、他のエアーパネルヒータの循環風量に影響を与えることなく循環風量調節用ダンパ38の調節ができる。前記エアーパネルヒータ33は、連動操作具36を設けることにより、シヨートパス風量調節用ダンパ39を循環風量調節用ダンパ38と連動して操作できるので、両ダンパ38,39を通過する冷熱空気量の総和を一定に保持させながら、他のエアーパネルヒータ33の循環風量に影響を与えることなくダンパ調節ができる。
【0023】
(第4の実施の形態)
図5は、参考例の第4の実施の形態におけるエアーパネルヒータ43の正面断面図を含む概念図である。本実施の形態に係る空調設備は、冷熱空気循環路1と、冷熱空気循環路1の途中に設けた冷熱空気発生装置2及びエアーパネルヒータ43の複数台を備えている。
【0024】
上記エアーパネルヒータ43は、前記エアーパネルヒータ33(図4参照)と同様に、ケーシング4の内部に、冷熱空気循環路1の一部1cとなるヒータ内循環路35aを形成する空気導入空間35を設け、空気導入空間35に面する輻射放熱面4aを設け、空気導入空間35に通じる吹出口6を設けてある。エアーパネルヒータ33は、ケーシング4の内部に仕切板37を配置することにより、空気導入空間35を上方のヒータ内循環路35aと下方のシヨートパス路35bとに区画し、供給路1aから供給された冷熱空気をヒータ内循環路35aとシヨートパス路35bに分配するようにしてある。エアーパネルヒータ43は、ヒータ内循環路35aの出口側35a−1に循環風量調節用ダンパ39を設けると共に、シヨートパス路35bの入口側35b−1にシヨートパス風量調節用ダンパ38を設けてある。
【0025】
上記エアーパネルヒータ43は、吹出口6に通じるヒータ内循環路35aの圧力を検知する検知器44を設け、検知器44の検知値と設定値との差がゼロとなるようにシートパス風量調節用ダンパ38を開閉制御する自動圧力調節装置45を設けてある。エアーパネルヒータ43は、循環風量調節用ダンパ39の調節でヒータ内循環路35aの圧力が変動しようとしても、シートパス風量調節用ダンパ38の自動制御により変動することがなく、換気量を一定に維持できる。
【0026】
更に、上記エアーパネルヒータ43は、ヒータ外部の室温を検知する検知器46を設け、検知器46の検知値と設定値との差がゼロとなるように循環風量調節用ダンパ39を開閉制御する自動温度調節装置47を設けてある。エアーパネルヒータ43は、循環風量調節用ダンパ39を自動制御することで、部屋の温度を自動調節できる。
【0027】
(第5の実施の形態)
図6は、本発明の第5の実施の形態におけるエアーパネルヒータ53の正面断面図を含む概念図である。本実施の形態に係る空調設備は、冷熱空気循環路1と、冷熱空気循環路1の途中に設けた冷熱空気発生装置2及びエアーパネルヒータ53の複数台を備えている。
【0028】
上記エアーパネルヒータ53は、ケーシング4の内部の空気導入空間55に仕切板56,57を配置することにより、冷熱空気循環路1の一部1cとなるヒータ内循環路55aと、ヒータ内循環路55aと並行なシヨートパス路55bと、吹出口6に通じる分岐路55cとに区画し、供給路1aから供給された冷熱空気を各路55a,55b,55cに分配するようにしてある。エアーパネルヒータ43は、ヒータ内循環路55aの入口側に循環風量調節用ダンパ39を設け、シヨートパス路35bの入口側又は出口側にシヨートパス風量調節用ダンパ38を設け、分岐路55cの入口側に換気量調節用ダンパ58を設けてある。
【0029】
上記エアーパネルヒータ53は、循環風量調節用ダンパ39とシヨートパス風量調節用ダンパ38とを連動させて操作するための前記連動操作具36を設けてある。エアーパネルヒータ53は、ヒータ外部の室温を検知する検知器46を設け、検知器46の検知値と設定値との差がゼロとなるように連動操作具36を開閉制御する自動温度調節装置47を設け、部屋の温度を自動調節できるようにしてある。エアーパネルヒータ53は、換気量調節用ダンパ58を操作するための、手動操作のダンパ操作具59を設けてある。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述の如く、本発明に係る空調設備は、次の如き優れた効果を有する。
【0031】
請求項1及び2記載の本発明は、各部屋の変動に応じて、エアーパネルヒータおける輻射放熱面からの輻射量や吹出口からの吹出量(即ち、部屋の換気量)を調節することができるので、快適な空調が確保できる。
【0032】
請求項1乃至3記載の本発明は、エアーパネルヒータが、エアーパネルヒータを設置した部屋の室内の空気を吸い込まないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の第1の実施の形態を示すものであり、(A)はエアーパネルヒータの正面断面図を含む概念図、(B)はエアーパネルヒータの側面断面図である。
【図2】同実施の形態における設備全体の概略図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるエアーパネルヒータを示すものであり、(A)はエアーパネルヒータの正面断面図を含む概念図、(B)はエアーパネルヒータの側面断面図である。
【図4】参考例の第3の実施の形態におけるエアーパネルヒータを示すものであり、(A)はエアーパネルヒータの正面断面図を含む概念図、(B)はエアーパネルヒータの側面断面図である。
【図5】参考例の第4の実施の形態におけるエアーパネルヒータの正面断面図を含む概念図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態におけるエアーパネルヒータの正面断面図を含む概念図である。
【符号の説明】
1…冷熱空気循環路、2…冷熱空気発生装置、3(23,33,43,53)…エアーパネルヒータ、4a…輻射放熱面、5…空気導入空間、6…吹出口、14…循環風量調節用ダンパ、34…断熱構造、35b…シヨートパス路、36…連動操作具、38…シヨートパス風量調節用ダンパ、39…循環風量調節用ダンパ、44…検知器、45…圧力調節装置、46…検知器、47…温度調節装置

Claims (3)

  1. 冷熱空気循環路の途中に、冷熱空気発生装置及びエアーパネルヒータを設け、エアーパネルヒータは、冷熱空気循環路の一部を形成する空気導入空間を設け、空気導入空間に面する輻射放熱面を設け、空気導入空間に通じる吹出口を設けた空調設備において、前記空気導入空間は、仕切板で、冷熱空気循環路の還流路に通じると共に供給側に循環風量調節用ダンパを設けたヒータ内循環路と、吹出口に通じる分岐路とに区画して、冷熱空気循環路の供給路から供給される冷熱空気をヒータ内循環路と分岐路とに分配するようにし、ヒータ内循環路内の負圧により、エアーパネルヒータを設置した部屋の室内の空気を吸い込まないようにしてあることを特徴とする空調設備。
  2. 前記空気導入空間は、仕切板で、前記ヒータ内循環路と、前記冷熱空気循環路の還流路に通じると共に前記ヒータ内循環路と並列に設けたシヨートパス路と、前記分岐路とに区画して、前記冷熱空気循環路の供給路から供給される冷熱空気をヒータ内循環路とシヨートパス路と分岐路とに分配するようにし、シヨートパス路にシヨートパス風量調節用ダンパを設け、前記分岐路の入口側に換気量調節用ダンパを設けた請求項1記載の空調設備。
  3. 冷熱空気循環路の途中に、冷熱空気発生装置及びエアーパネルヒータを設け、エアーパネルヒータは、冷熱空気循環路の一部を形成する空気導入空間を設け、空気導入空間に面する輻射放熱面を設け、空気導入空間に通じる吹出口を設けた空調設備において、前記空気導入空間は、仕切板で、冷熱空気循環路の還流路に通じるヒータ内循環路と、吹出口に通じる分岐路とに区画して、冷熱空気循環路の供給路から供給される冷熱空気をヒータ内循環路と分岐路とに分配するようにし、ヒータ内循環路内の負圧により、エアーパネルヒータを設置した部屋の室内の空気を吸い込まないようにしてあることを特徴とする空調設備。
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