JP2000179548A - 移動装置 - Google Patents

移動装置

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JP2000179548A
JP2000179548A JP35875498A JP35875498A JP2000179548A JP 2000179548 A JP2000179548 A JP 2000179548A JP 35875498 A JP35875498 A JP 35875498A JP 35875498 A JP35875498 A JP 35875498A JP 2000179548 A JP2000179548 A JP 2000179548A
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JP
Japan
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slide unit
moving object
slide
rail
spacer
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JP35875498A
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English (en)
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Shigeru Sasada
滋 笹田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/004Fixing of a carriage or rail, e.g. rigid mounting to a support structure or a movable part
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/008Systems with a plurality of bearings, e.g. four carriages supporting a slide on two parallel rails
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライドに支障を来さず、移動装置の長寿命
化を図る。 【解決手段】 スライドユニット1(1A)がスライド
移動可能に設けられたレール2(2A)と、スライドユ
ニット1(1B)がスライド移動可能に設けられたレー
ル2(2B)とが平行に配置されている。スライドユニ
ット1のスライド移動方向正面から見たスライドユニッ
ト1の中心軸CJ1を通るスライドユニット1のスライ
ド移動方向に平行な軸線である中心線に沿って、スライ
ドユニット1に線接触されるスペーサー20をスライド
ユニット1と移動物3との間に介在させて、上記中心線
上で移動物3及びスペーサー10をスライドユニット1
にネジ10により螺合締結して各スライドユニット1に
移動物3を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体ウ
エハや液晶表示器用のガラス基板、フォトマスク用のガ
ラス基板、光ディスク用の基板などの基板を搬送する基
板搬送機構などに用いられる移動装置に係り、特には、
平行に配置された2本のレール各々にスライド移動可能
に設けられた各スライドユニット間に架設させて移動物
を取り付け、その移動物をレールに沿って移動可能に構
成された移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の移動装置は、例えば、図
5の平面図及び図6の正面図と側面図に示すように、ス
ライドユニット1(1A)がスライド移動可能に設けら
れたレール2(2A)と、スライドユニット1(1B)
がスライド移動可能に設けられたレール2(2B)とが
平行に配置され、各レール2A、2Bに設けられた各ス
ライドユニット1A、1Bの間に架設させて移動物(移
動対象物を搭載するベース部材)3を取り付けるように
している。なお、図5、図6では、1本のレール2に2
つのスライドユニット1が設けられているので、移動物
3は、同じレール2に設けられた2つのスライドユニッ
ト1の間にも架設させて取り付けられている。
【0003】この種の移動装置では、例えば、図7に示
すように、スライドユニット1とレール2との対向する
各面に切り欠き状の溝1a、2aが設けられているとと
もに、この溝1a、2aの両端に接続させてスライドユ
ニット1内にベアリング4の循環路5が設けられ、その
溝1a、2b間及び循環路5内に多数のベアリング4を
組み込んで、溝1a、2b間及び循環路5内で多数のベ
アリング4を移動させることで、スライドユニット1を
レール2に沿ってスライド移動させるように構成されて
いる。
【0004】そして、スライドユニット1のスライド移
動方向正面から見て、スライドユニット1の中心軸CJ
1を、レール2の中心軸CJ2に一致させるようにスラ
イドユニット1がレール2に設けられている(図6
(a)、図7(a)参照)。なお、通常、スライドユニ
ット1のスライド移動方向正面から見て、スライドユニ
ット1は中心軸CJ1を中心にして左右対象に構成さ
れ、レール2も中心軸CJ2を中心にして左右対称形に
形成されている。
【0005】上記移動装置において、各スライドユニッ
ト1に対する移動物3の取り付けは、従来、図5及び図
6に示すように、各スライドユニット1の取り付け面
(上面)1bと移動物3の被取り付け面(底面の四隅の
領域)3aとを面接触させて、移動物3の各被取り付け
面3aと各スライドユニット1の取り付け面1bとを各
々、四箇所でネジ10により螺合締結して各スライドユ
ニット1に移動物3を取り付けるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。この種の移動装置では、スライドユニット1付き
のレール2が1つのパーツとして扱われ、スライドユニ
ット1付きのレール2を供給するメーカーでは、個々の
パーツであるスライドユニット1付きのレール2につい
ての組立は高精度で行っている。例えば、1本のレール
2に複数のスライドユニット1が設けられる場合は、同
じレール2に設けた各スライドユニット1の取り付け面
1bは同一平面を形成するように高精度に製作してい
る。そのため、同じレール2に設けられたスライドユニ
ット1の間に移動物3を架設させて取り付ける上では、
図5及び図6に示す従来の構成でも特に問題はない。
【0007】しかしながら、スライドユニット1A付き
のレール2Aとスライドユニット1B付きのレール2B
とは異なるパーツであり、それらスライドユニット1A
付きのレール2Aとスライドユニット1B付きのレール
2Bとを平行に配置したときにスライドユニット1Aの
取り付け面1bとスライドユニット1Bの取り付け面1
bとが同一平面を形成することは必ずしも保証されてい
ない。
【0008】そのため、図8に示すように、それらスラ
イドユニット1A付きのレール2Aとスライドユニット
1B付きのレール2Bとを平行に配置したときに、スラ
イドユニット1Aの取り付け面1bの高さとスライドユ
ニット1Bの取り付け面1bの高さとにズレが生じるこ
とがある。
【0009】このような状態において、従来の構成で各
スライドユニット1A、1Bの間に架設させて移動物3
を取り付けると、各スライドユニット1A、1Bの取り
付け面1bと移動物3の被取り付け面3aとを面接触さ
せて各スライドユニット1A、1Bに移動物3を取り付
ける関係上、図9に示すように、各スライドユニット1
A、1Bの取り付け面1bが水平面HPに対して傾いた
状態、すなわち、各スライドユニット1A、1Bの中心
軸CJ1が、各レール2A、2Bの中心軸CJ2に対し
て傾いた状態になって各スライドユニット1A、1Bに
移動物3が取り付けられることになる。
【0010】ここで、スライドユニット1付きのレール
2は、図7に示すように、スライドユニット1の中心軸
CJ1とレール2の中心軸CJ2とが一致している状態
のとき、スライドユニット1の溝1a及びレール2の溝
2aとベアリング4との複数の接触部分6がバランスよ
く接触し、レール2に対してスライドユニット1がスム
ーズにスライドし、スライドユニット1付きのレール2
の劣化を抑制することができる。
【0011】しかしながら、図9に示すように、スライ
ドユニット1の中心軸CJ1がレール2の中心軸CJ2
に対して傾いた状態になるようなモーメントがスライド
ユニット1に作用すると、スライドユニット1の溝1a
及びレール2の溝2aとベアリング4との接触状態に歪
みが生じ、複数の接触部分6のうちの1部の接触部分6
が非接触となり、その分、他の接触部分6に余分な接触
応力がかかるなど、複数の接触部分6のバランスが崩れ
ることになる。
【0012】図8に示すスライドユニット1Aの取り付
け面1bの高さとスライドユニット1Bの取り付け面1
bの高さとのズレは、通常、1mm以下の僅かなズレであ
るが、そのようなズレであっても、従来の構成によって
生じるスライドユニット1の溝1a及びレール2の溝2
aとベアリング4との接触状態の歪みは無視することが
できず、その結果、各レール2A、2Bに対してそれぞ
れスライドユニット1A、1Bがスムーズにスライドせ
ず、スライドユニット1A(1B)付きのレール2A
(2B)の劣化が速く、移動装置の短寿命化を招くなど
の問題が起きている。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、レールに対するスライドユニットのス
ライドに支障を来さず、移動装置の長寿命化を図ること
ができる移動装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明は、平行に配置された2本のレール各々にス
ライド移動可能に設けられた各スライドユニットの間に
架設させて移動物を取り付け、前記移動物を前記レール
に沿って移動可能に構成された移動装置において、前記
スライドユニットのスライド移動方向正面から見た前記
スライドユニットの中心軸を通る前記スライドユニット
のスライド移動方向に平行な軸線である中心線に沿っ
て、前記スライドユニットまたは前記移動物の少なくと
も一方に線接触されるスペーサーを前記スライドユニッ
トと前記移動物との間に介在させて、前記中心線上で前
記移動物及び前記スペーサーを前記スライドユニットに
締結部材により締結して前記各スライドユニットに前記
移動物を取り付けたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。スライドユ
ニットと移動物との間に、スライドユニットのスライド
移動方向正面から見たスライドユニットの中心軸を通る
スライドユニットのスライド移動方向に平行な軸線であ
る中心線に沿って、スライドユニットまたは移動物の少
なくとも一方に線接触されるスペーサーを介在させて、
上記中心線上で移動物及びスペーサーをスライドユニッ
トに締結部材により締結して各スライドユニットに移動
物を取り付けているので、各レール各々に設けられた各
スライドユニットの取り付け面が同一平面を形成しない
ようにズレている場合であっても、線接触している部分
で、各スライドユニットに対して移動物が揺動して各ス
ライドユニットに対して移動物が傾いて各スライドユニ
ットに移動物が取り付けられる。
【0016】このとき、スライドユニットと移動物の間
にスペーサーを介在させているので、スライドユニット
の取り付け面と移動物の被取り付け面との間に隙間が形
成され、スライドユニットと干渉することなく移動物の
みが傾けられる。
【0017】また、スライドユニットまたは移動物の少
なくとも一方とスペーサーとの線接触を、スライドユニ
ットのスライド移動方向正面から見たスライドユニット
の中心軸を通るスライドユニットのスライド移動方向に
平行な軸線である中心線に沿って行っているので、移動
物はその中心線を支点として揺動され、各スライドユニ
ットは中心線を通る中心軸が各レールの中心軸と一致し
た状態を維持して移動物が傾けられる。
【0018】そして、上記中心線上で移動物及びスペー
サーをスライドユニットに締結部材により締結して各ス
ライドユニットに移動物を取り付けているので、移動物
が傾いて各スライドユニットに取り付けられることによ
る各スライドユニットに対する移動物の取り付け歪み
は、スペーサーや移動物、締結部材などの部材の弾性変
形で吸収される。
【0019】以上により、各レール各々に設けられた各
スライドユニットの取り付け面が同一平面を形成しない
ようにズレている場合であっても、各スライドユニット
の中心軸が各レールの中心軸と一致した状態を維持し
て、各スライドユニットに移動物を取り付けることがで
きる。
【0020】なお、本発明では、各レール各々に設けら
れた各スライドユニットの取り付け面が同一平面を形成
している場合にも、何ら支障なく各スライドユニットに
移動物を取り付けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る移
動装置の構成を示す平面図であり、図2(a)はその正
面図、図2(b)はその側面図、図3は実施例における
スライドユニットへのスペーサー及び移動物の取り付け
状態を示す分解斜視図である。
【0022】従来と同様に、スライドユニット1(1
A)がスライド移動可能に設けられたレール2(2A)
と、スライドユニット1(1B)がスライド移動可能に
設けられたレール2(2B)とが平行に配置されてい
る。
【0023】各スライドユニット1は、従来と同様に、
スライドユニット1とレール2との対向する各面に設け
られた切り欠き状の溝1a、2a間及びスライドユニッ
ト1内に設けられた循環路5内に多数のベアリング4を
組み込んで、溝1a、2b間及び循環路5内で多数のベ
アリング4を移動させることで、レール2に沿ってスラ
イド移動させるように構成されている(図7参照)。
【0024】そして、スライドユニット1のスライド移
動方向正面から見て、スライドユニット1の中心軸CJ
1を、レール2の中心軸CJ2に一致させるようにスラ
イドユニット1がレール2に設けられている。また、ス
ライドユニット1のスライド移動方向正面から見て、ス
ライドユニット1は中心軸CJ1を中心にして左右対象
に構成され、レール2も中心軸CJ2を中心にして左右
対称形に形成されている。
【0025】移動物(移動対象物を搭載するベース部
材)3は、各レール2A、2Bに設けられた各スライド
ユニット1A、1Bの間に(この実施例では、同じレー
ル2に設けられた2つのスライドユニット1の間にも)
架設させて取り付けるが、この実施例では、断面形状が
略半円形の蒲鉾状のスペーサー20やネジ10などを用
いて以下のように各スライドユニット1に移動物3を取
り付けている。
【0026】すなわち、スライドユニット1のスライド
移動方向正面から見たスライドユニット1の中心軸CJ
1を通るスライドユニット1のスライド移動方向に平行
な軸線である中心線CLに沿って、スライドユニット1
に線接触されるスペーサー20をスライドユニット1と
移動物3との間に介在させて、上記中心線CL上で移動
物3及びスペーサー10をスライドユニット1に、締結
部材に相当するネジ10により螺合締結して各スライド
ユニット1に移動物3を取り付けるように構成してい
る。
【0027】図3に示すように、各スライドユニット1
には、上記中心線CL上に、1つ以上(図では2つ)の
ネジ孔30が設けられている。また、各スペーサー10
には、スライドユニット1のネジ孔30に対応する箇所
にネジ10を挿通する孔31が穿設されている。さら
に、移動物3には、全てのスライドユニット1のネジ孔
30に対応する箇所に、ネジ10を挿通する孔32とネ
ジ10の頭部10aを移動物3内に収めるための凹部3
3とが設けられている。
【0028】このように構成したことにより、図8に示
すように、各レール2A、2B各々に設けられた各スラ
イドユニット1A、1Bの取り付け面1bが同一平面を
形成しないようにズレている場合であっても、図4に示
すように、線接触している部分で、各スライドユニット
1A、1Bに対して移動物3が揺動して各スライドユニ
ット1A、1Bに対して移動物3が水平面HPに対して
傾いて各スライドユニット1A、1Bに移動物3が取り
付けられる。
【0029】このとき、スライドユニット1(1A、1
B)と移動物3の間にスペーサー20を介在させている
ので、スライドユニット1(1A、1B)の取り付け面
1bと移動物3の被取り付け面3aとの間に隙間34が
形成され、スライドユニット1(1A、1B)と干渉す
ることなく移動物3のみが傾けられる。
【0030】また、スライドユニット1(1A、1B)
とスペーサー20との線接触を、スライドユニット1
(1A、1B)のスライド移動方向正面から見たスライ
ドユニット1(1A、1B)の中心軸CJ1を通るスラ
イドユニット1(1A、1B)のスライド移動方向に平
行な軸線である中心線CLに沿って行っているので、移
動物3はその中心線CLを支点として揺動され、各スラ
イドユニット1(1A、1B)は中心線CLを通る中心
軸CJ1が各レール2(2A、2B)の中心軸CJ2と
一致した状態を維持して移動物3が傾けられる。
【0031】そして、上記中心線CL上で移動物3及び
スペーサー20をスライドユニット1(1A、1B)に
ネジ10により螺合締結して各スライドユニット1(1
A、1B)に移動物3を取り付けているので、移動物3
が傾いて各スライドユニット1(1A、1B)に取り付
けられることによる各スライドユニット1(1A、1
B)に対する移動物3の取り付け歪みは、スペーサー2
0や移動物3、ネジ10などの部材の弾性変形で吸収さ
れる。
【0032】以上により、各レール2(2A、2B)各
々に設けられた各スライドユニット1(1A、1B)の
取り付け面1bが同一平面を形成しないようにズレてい
る場合であっても、各スライドユニット1(1A、1
B)の中心軸CJ1が各レール2(2A、2B)の中心
軸CJ2と一致した状態を維持して、各スライドユニッ
ト1(1A、1B)に移動物3を取り付けることができ
る。
【0033】なお、図2に示すように、本実施例によれ
ば、各レール2(2A、2B)各々に設けられた各スラ
イドユニット1(1A、1B)の取り付け面1bが同一
平面を形成している場合にも、何ら支障なく各スライド
ユニット1(1A、1B)に移動物3を取り付けること
ができる。
【0034】また、先にも説明したように、1つのパー
ツを構成するスライドユニット1付きのレール2は、1
本のレール2に複数のスライドユニット1が設けられる
場合には、同じレール2に設けた各スライドユニット1
の取り付け面1bが同一平面を形成するように高精度に
製作しているので、図2(b)に示すように、この実施
例でも、同じレール2に設けられたスライドユニット1
の間に移動物3を架設させて取り付ける上で何ら支障は
ない。
【0035】ところで、このような移動装置は、例え
ば、基板搬送機構に用いられる。すなわち、基板搬送ア
ームやその基板搬送アームを駆動する機構部などの移動
対象物が、移動物(ベース部材)3の上に搭載され、こ
れら移動対象物がレール2に沿って水平1軸方向に移動
させられる。
【0036】ここで、先にも説明したように、図8に示
すスライドユニット1Aの取り付け面1bの高さとスラ
イドユニット1Bの取り付け面1bの高さとのズレは、
通常、1mm以下の僅かなズレである。これに比べて、レ
ール2A、2Bの間隔は極めて大きいので、図4に示す
場合の移動物3の傾きはごく僅かであり、移動物3の上
面(移動対象物の搭載面)は略水平面HPであると見做
すことができ、実用上問題はない。なお、図4では、本
実施例の作用をわかり易く図示するために、実際よりも
移動物3の傾きを大きく描いているが、実際は、移動物
3の上面は水平面HPと略等しい程度に僅かに傾けられ
るだけである。
【0037】また、この移動装置を基板搬送機構以外の
適宜の装置に用いる場合も同様に実用上問題は生じな
い。
【0038】なお、上記実施例では、スペーサー20を
移動物3やスライドユニット1と別部材としたが、移動
物3にスペーサー20を一体的に設けてもよい。
【0039】また、上記実施例では、スペーサー20を
スライドユニット1に線接触させたが、本発明はこれに
限らず、例えば、上記実施例の構成において、スペーサ
ー20を上下逆にしてスペーサー20を移動物3(の被
取り付け面3a)に線接触させて移動物3をスライドユ
ニット1に取り付けても同様の作用効果が得られる。さ
らに、断面形状が円形や楕円形などのスペーサーを用い
て、そのスペーサーをスライドユニット1及び移動物3
の両方に線接触させて移動物3をスライドユニット1に
取り付けても同様の作用効果が得られる。
【0040】また、上記実施例では、1つのスライドユ
ニット1に対して2箇所でネジ10により移動物3及び
スペーサー20と螺合締結したが、締結箇所は、1箇所
以上であればよく、2箇所に限定されない。
【0041】さらに、上記実施例では、1本のレール2
に2つのスライドユニット1が設けられた場合を例に採
ったが、1本のレール2に1つまたは3つ以上のスライ
ドユニット1が設けられている場合にも本発明は同様に
適用することができる。
【0042】また、上記実施例では、2つのスライドユ
ニット1付きのレール2を床面上に平行に配置させた場
合を例に採ったが、例えば、2つのスライドユニット1
付きのレール2を天井面に平行に配置させて取り付け、
移動対象物を移動物3から懸垂支持させるような場合に
も本発明は同様に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、平行に配置された2本のレール各々にスライ
ド移動可能に設けられた各スライドユニットの間に架設
させて移動物を取り付け、移動物をレールに沿って移動
可能に構成された移動装置において、スライドユニット
のスライド移動方向正面から見たスライドユニットの中
心軸を通るスライドユニットのスライド移動方向に平行
な軸線である中心線に沿って、スライドユニットまたは
移動物の少なくとも一方に線接触されるスペーサーをス
ライドユニットと移動物との間に介在させて、中心線上
で移動物及びスペーサーをスライドユニットに締結部材
により締結して各スライドユニットに移動物を取り付け
たので、各レール各々に設けられた各スライドユニット
の取り付け面が同一平面を形成している場合はもちろん
のこと、各レール各々に設けられた各スライドユニット
の取り付け面が同一平面を形成しないようにズレている
場合であっても、各スライドユニットの中心軸が各レー
ルの中心軸と一致した状態を維持して、各スライドユニ
ットに移動物を取り付けることができる。従って、レー
ルに対するスライドユニットのスライドに支障を招か
ず、移動装置の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る移動装置の構成を示す
平面図である。
【図2】実施例装置の正面図と側面図である。
【図3】実施例におけるスライドユニットへのスペーサ
ー及び移動物の取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図4】平行に配置された2本のレール各々に設けられ
た各スライドユニットの取り付け面が同一平面を形成し
ないようにズレている場合の実施例装置におけるスライ
ドユニットへの移動物の取り付け状態を示す正面図であ
る。
【図5】従来の移動装置の構成を示す平面図である。
【図6】従来装置の正面図と側面図である。
【図7】スライドユニット付きのレールの構造を示す縦
断面図と横断面図である。
【図8】平行に配置された2本のレール各々に設けられ
た各スライドユニットの取り付け面が同一平面を形成し
ないようにズレている状態を示す正面図である。
【図9】平行に配置された2本のレール各々に設けられ
た各スライドユニットの取り付け面が同一平面を形成し
ないようにズレている場合の従来装置におけるスライド
ユニットへの移動物の取り付け状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1(1A、1B):スライドユニット 2(2A、2B):レール 3:移動物 10:ネジ 20:スペーサー CJ1:スライドユニットのスライド移動方向正面から
見たスライドユニットの中心軸 CJ2:スライドユニットのスライド移動方向正面から
見たレールの中心軸 CL:中心線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置された2本のレール各々にス
    ライド移動可能に設けられた各スライドユニットの間に
    架設させて移動物を取り付け、前記移動物を前記レール
    に沿って移動可能に構成された移動装置において、 前記スライドユニットのスライド移動方向正面から見た
    前記スライドユニットの中心軸を通る前記スライドユニ
    ットのスライド移動方向に平行な軸線である中心線に沿
    って、前記スライドユニットまたは前記移動物の少なく
    とも一方に線接触されるスペーサーを前記スライドユニ
    ットと前記移動物との間に介在させて、前記中心線上で
    前記移動物及び前記スペーサーを前記スライドユニット
    に締結部材により締結して前記各スライドユニットに前
    記移動物を取り付けたことを特徴とする移動装置。
JP35875498A 1998-12-17 1998-12-17 移動装置 Pending JP2000179548A (ja)

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JP35875498A JP2000179548A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 移動装置

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