JP2000179197A - 平面ハンドル装置 - Google Patents
平面ハンドル装置Info
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- JP2000179197A JP2000179197A JP10360956A JP36095698A JP2000179197A JP 2000179197 A JP2000179197 A JP 2000179197A JP 10360956 A JP10360956 A JP 10360956A JP 36095698 A JP36095698 A JP 36095698A JP 2000179197 A JP2000179197 A JP 2000179197A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハンドルの操作突子の折損事故が無く、耐久
性に優れた平面ハンドル装置を提供する。 【解決手段】 止め金板4の板厚をケース1の背面側に
突出した操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚さに設定
し、ハンドル2の操作突子6が止め金板6を回転駆動す
る過程低位において操作突子6の側面部が当接する受動
孔7の内壁面を、操作突子6との接触がエッジ接触でな
く面接触となるように形成する。
性に優れた平面ハンドル装置を提供する。 【解決手段】 止め金板4の板厚をケース1の背面側に
突出した操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚さに設定
し、ハンドル2の操作突子6が止め金板6を回転駆動す
る過程低位において操作突子6の側面部が当接する受動
孔7の内壁面を、操作突子6との接触がエッジ接触でな
く面接触となるように形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、止め金板を回転
操作するハンドルがその不要時にはケ−ス内に没入保持
される平面ハンドル装置に関するものである。
操作するハンドルがその不要時にはケ−ス内に没入保持
される平面ハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の平面ハンドル装置では、受動孔
を有する止め金板は、鉄またはステンレス製であり、プ
レス加工によって抜き打ち成形している。ハンドルはア
ルミ合金や亜鉛合金などによってダイカスト成形されて
いる。
を有する止め金板は、鉄またはステンレス製であり、プ
レス加工によって抜き打ち成形している。ハンドルはア
ルミ合金や亜鉛合金などによってダイカスト成形されて
いる。
【0003】平面ハンドル装置では、ケース背面から突
出したハンドルの操作突子が、止め金板の受動孔の内壁
面を押すことによって、止め金板を施錠位置と解錠位置
の間で回転させるものであるが、従来装置では、材質的
に軟らかい操作突子の側面部に止め金板の受動孔のエッ
ジが摺接するため、繰返し使用する間に操作突子に止め
金板が食い込み、作動不良は操作突子の折損事故を招く
ことがあった。
出したハンドルの操作突子が、止め金板の受動孔の内壁
面を押すことによって、止め金板を施錠位置と解錠位置
の間で回転させるものであるが、従来装置では、材質的
に軟らかい操作突子の側面部に止め金板の受動孔のエッ
ジが摺接するため、繰返し使用する間に操作突子に止め
金板が食い込み、作動不良は操作突子の折損事故を招く
ことがあった。
【0004】本発明者らはこのような折損事故の原因に
ついて種々検討した結果、従来は無配慮に設定されてい
た、操作突子のケース背面からの突出長さに対する止め
金板の厚さ寸法、および、止め金板の受動孔の内壁面の
形状を適正に設定することによって、折損事故を防止で
きることを解明し、本発明を完成させるに至った。
ついて種々検討した結果、従来は無配慮に設定されてい
た、操作突子のケース背面からの突出長さに対する止め
金板の厚さ寸法、および、止め金板の受動孔の内壁面の
形状を適正に設定することによって、折損事故を防止で
きることを解明し、本発明を完成させるに至った。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】 すなわち本発明
の目的は、操作突子の折損事故がなく耐久性に優れた平
面ハンドル装置を提供することである。
の目的は、操作突子の折損事故がなく耐久性に優れた平
面ハンドル装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の特徴とするところ
は、ケ−ス1に出没自在なハンドル2をケース正面に対
して平行な第1枢軸3によってケ−ス1に枢着し、ケ−
ス1の背面側に配置した止め金板4をケ−ス正面と垂直
な第2枢軸5によってケ−ス1に枢着し、第1枢軸3に
近接したハンドル2の端部背面に設けた操作突子6を止
め金板4を受動孔7に係合させ、第1枢軸3を中心にハ
ンドル2がケ−ス1から突出回転するとき、操作突子6
によって止め金板4を第2枢軸5を中心に回転させる平
面ハンドル装置において、止め金板4の板厚をケース1
の背面側に突出した操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚
さに設定し、ハンドル2の操作突子6が止め金板6を回
転駆動する過程低位において操作突子6の側面部が当接
する受動孔7の内壁面を、操作突子6との接触がエッジ
接触でなく面接触となるように形成したことである。
照符号を用いて説明すると、本発明の特徴とするところ
は、ケ−ス1に出没自在なハンドル2をケース正面に対
して平行な第1枢軸3によってケ−ス1に枢着し、ケ−
ス1の背面側に配置した止め金板4をケ−ス正面と垂直
な第2枢軸5によってケ−ス1に枢着し、第1枢軸3に
近接したハンドル2の端部背面に設けた操作突子6を止
め金板4を受動孔7に係合させ、第1枢軸3を中心にハ
ンドル2がケ−ス1から突出回転するとき、操作突子6
によって止め金板4を第2枢軸5を中心に回転させる平
面ハンドル装置において、止め金板4の板厚をケース1
の背面側に突出した操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚
さに設定し、ハンドル2の操作突子6が止め金板6を回
転駆動する過程低位において操作突子6の側面部が当接
する受動孔7の内壁面を、操作突子6との接触がエッジ
接触でなく面接触となるように形成したことである。
【0007】このように構成された平面ハンドル装置で
は、ケ−ス1は扉25に固着され、ハンドル2がケ−ス
4内に没入し装着しているときには、止め金板4の先端
部18は、ボックス本体などの固定枠体側の受金部18
に係合し、扉25を閉鎖状態に施錠する。ハンドル2が
ケ−ス2内に没入保持されているとき、ハンドル2の操
作突子6は止め金板4の受動孔7の内壁面部9に係合し
ている。
は、ケ−ス1は扉25に固着され、ハンドル2がケ−ス
4内に没入し装着しているときには、止め金板4の先端
部18は、ボックス本体などの固定枠体側の受金部18
に係合し、扉25を閉鎖状態に施錠する。ハンドル2が
ケ−ス2内に没入保持されているとき、ハンドル2の操
作突子6は止め金板4の受動孔7の内壁面部9に係合し
ている。
【0008】ハンドル2が第1枢軸3を中心にしてケ−
ス1から突出回転するとき、操作突子6は止め金板4の
受動孔7の他側の内壁面部10に当接する。ハンドル2
の突出回転が継続することによって、内壁面部10に連
続した受動孔7の内壁面を操作突子6に押された止め金
板4は、図5に示すように第2枢軸5を中心に時計回り
方向に回転し、止め金板4の先端部17が前記受動孔1
8から外れる。かくして、ボックス本体に対する鎖錠が
解除される。
ス1から突出回転するとき、操作突子6は止め金板4の
受動孔7の他側の内壁面部10に当接する。ハンドル2
の突出回転が継続することによって、内壁面部10に連
続した受動孔7の内壁面を操作突子6に押された止め金
板4は、図5に示すように第2枢軸5を中心に時計回り
方向に回転し、止め金板4の先端部17が前記受動孔1
8から外れる。かくして、ボックス本体に対する鎖錠が
解除される。
【0009】次に、ハンドル2をケ−ス1内に押し込ん
だ時、操作突子6が受動孔7の内壁面部9を押すため、
止め金板4が第2枢軸5を中心に回転し、回転終端にお
いて止め金板4の先端部17がボックス本体側の受金部
18と係合する。これによって扉25ボックス本体に再
び施錠されることとなる。
だ時、操作突子6が受動孔7の内壁面部9を押すため、
止め金板4が第2枢軸5を中心に回転し、回転終端にお
いて止め金板4の先端部17がボックス本体側の受金部
18と係合する。これによって扉25ボックス本体に再
び施錠されることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】 図示した本発明の実施例では、
第1枢軸3のコイル部に嵌めた捻りバネ17によってハ
ンドル2は、図6において反時計回り方向に回転付勢さ
れている。ケ−ス2の下方部分には、ケ−ス正面に平行
な第3枢軸21によって押しボタンが枢着されている。
押しボタン8は、第3枢軸21にコイル部を嵌めた捻り
バネ24によって図6において反時計回り方向に回転付
勢されている。押しボタン8の下端部23はケ−ス4の
開口縁部の内面27に当接することによって、押しボタ
ン8の飛び出しを阻止ている。
第1枢軸3のコイル部に嵌めた捻りバネ17によってハ
ンドル2は、図6において反時計回り方向に回転付勢さ
れている。ケ−ス2の下方部分には、ケ−ス正面に平行
な第3枢軸21によって押しボタンが枢着されている。
押しボタン8は、第3枢軸21にコイル部を嵌めた捻り
バネ24によって図6において反時計回り方向に回転付
勢されている。押しボタン8の下端部23はケ−ス4の
開口縁部の内面27に当接することによって、押しボタ
ン8の飛び出しを阻止ている。
【0011】ハンドル2がケ−ス4内に没入している
時、押しボタン8の上端部24がハンドル2の下端部1
5に当接しており、捻りバネ22の方が捻りバネ16よ
りも力が強いために、ハンドル2は没入位置に保持され
ている。押しボタン8の下端部23側を捻りバネ22の
付勢に抗して時計回り方向に押圧すると、押しボタン8
の上端部24とハンドル2の下端部15との係合が解除
され、ハンドル2は捻りバネ16の付勢によってケ−ス
1から突出回転する。
時、押しボタン8の上端部24がハンドル2の下端部1
5に当接しており、捻りバネ22の方が捻りバネ16よ
りも力が強いために、ハンドル2は没入位置に保持され
ている。押しボタン8の下端部23側を捻りバネ22の
付勢に抗して時計回り方向に押圧すると、押しボタン8
の上端部24とハンドル2の下端部15との係合が解除
され、ハンドル2は捻りバネ16の付勢によってケ−ス
1から突出回転する。
【0012】この実施例では、止め金板4には、ケ−ス
1の背面に突設した円形ボス部11が嵌め込まれる軸孔
12を受動孔7から独立した切欠なしの円形孔として設
けてあり、バネ座金13と座金14を通して円形ボス部
11の雌ねじ孔にビスよりなる第2枢軸5をねじ込んで
いる。
1の背面に突設した円形ボス部11が嵌め込まれる軸孔
12を受動孔7から独立した切欠なしの円形孔として設
けてあり、バネ座金13と座金14を通して円形ボス部
11の雌ねじ孔にビスよりなる第2枢軸5をねじ込んで
いる。
【0013】前記円形ボス部11と同様な円形ボス部2
6が、ケ−ス1の背面に一定の距離を置いて突設されて
いる。該円形ボス部26は、止め金板4の受動孔7に挿
入され、円形ボス部26の雌ねじ孔には座金19などを
通してビス20がねじ込まれている。止め金板4が第2
枢軸5を中心に回転する時、ビス20は見かけ上、受動
孔7内を回動する。このとき、座金19は、止め金板4
の浮き上がりを阻止する案内手段になる。
6が、ケ−ス1の背面に一定の距離を置いて突設されて
いる。該円形ボス部26は、止め金板4の受動孔7に挿
入され、円形ボス部26の雌ねじ孔には座金19などを
通してビス20がねじ込まれている。止め金板4が第2
枢軸5を中心に回転する時、ビス20は見かけ上、受動
孔7内を回動する。このとき、座金19は、止め金板4
の浮き上がりを阻止する案内手段になる。
【0014】
【発明の効果】 以上のように本発明の平面ハンドル装
置では、止め金板4の板厚をケース1の背面側に突出し
た操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚さに設定し、ハン
ドル2の操作突子6が止め金板6を回転駆動する過程低
位において操作突子6の側面部が当接する受動孔7の内
壁面を、操作突子6との接触がエッジ接触でなく面接触
となるように形成したので、ハンドル2と止め金板4を
互いに異種の材質で作製しても、操作突子6の側面部へ
の止め金板4の食い込み現象が発生せず、操作突子の破
損事故がないので、装置全体としての耐久性が向上す
る。
置では、止め金板4の板厚をケース1の背面側に突出し
た操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚さに設定し、ハン
ドル2の操作突子6が止め金板6を回転駆動する過程低
位において操作突子6の側面部が当接する受動孔7の内
壁面を、操作突子6との接触がエッジ接触でなく面接触
となるように形成したので、ハンドル2と止め金板4を
互いに異種の材質で作製しても、操作突子6の側面部へ
の止め金板4の食い込み現象が発生せず、操作突子の破
損事故がないので、装置全体としての耐久性が向上す
る。
【図1】 本発明の一実施例に係る平面ハンドル装置に
使用する止め金板の斜視図である。
使用する止め金板の斜視図である。
【図2】 該止め金板の正面図である。
【図3】 該平面ハンドル装置の正面図である。
【図4】 図4のA−A線断面図である。
【図5】 該平面ハンドル装置の背面図である。
【図6】 図5のB−B線断面図である。
1 ケ−ス 2 ハンドル 3 第一枢軸 4 止め金板 5 第二枢軸 6 操作突子 7 受動孔 8 押しボタン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月28日(1999.9.2
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 平面ハンドル装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、止め金板を回転
操作するハンドルがその不要時にはケ−ス内に没入保持
される平面ハンドル装置に関するものである。
操作するハンドルがその不要時にはケ−ス内に没入保持
される平面ハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の平面ハンドル装置では、受動孔
を有する止め金板は、鉄またはステンレス製であり、プ
レス加工によって抜き打ち成形している。ハンドルはア
ルミ合金や亜鉛合金などによってダイカスト成形されて
いる。
を有する止め金板は、鉄またはステンレス製であり、プ
レス加工によって抜き打ち成形している。ハンドルはア
ルミ合金や亜鉛合金などによってダイカスト成形されて
いる。
【0003】平面ハンドル装置では、ケース背面から突
出したハンドルの操作突子が、止め金板の受動孔の内壁
面を押すことによって、止め金板を施錠位置と解錠位置
の間で回転させるものであるが、従来装置では、材質的
に軟らかい操作突子の側面部に止め金板の受動孔のエッ
ジが摺接するため、繰返し使用する間に操作突子に止め
金板が食い込み、作動不良は操作突子の折損事故を招く
ことがあった。
出したハンドルの操作突子が、止め金板の受動孔の内壁
面を押すことによって、止め金板を施錠位置と解錠位置
の間で回転させるものであるが、従来装置では、材質的
に軟らかい操作突子の側面部に止め金板の受動孔のエッ
ジが摺接するため、繰返し使用する間に操作突子に止め
金板が食い込み、作動不良は操作突子の折損事故を招く
ことがあった。
【0004】本発明者らはこのような折損事故の原因に
ついて種々検討した結果、従来は無配慮に設定されてい
た、操作突子のケース背面からの突出長さに対する止め
金板の厚さ寸法、および、止め金板の受動孔の内壁面の
形状を適正に設定することによって、折損事故を防止で
きることを解明し、本発明を完成させるに至った。
ついて種々検討した結果、従来は無配慮に設定されてい
た、操作突子のケース背面からの突出長さに対する止め
金板の厚さ寸法、および、止め金板の受動孔の内壁面の
形状を適正に設定することによって、折損事故を防止で
きることを解明し、本発明を完成させるに至った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 すなわち本発明の目
的は、操作突子の折損事故がなく耐久性に優れた平面ハ
ンドル装置を提供することである。
的は、操作突子の折損事故がなく耐久性に優れた平面ハ
ンドル装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の特徴とするところ
は、ケ−ス1に出没自在なハンドル2をケース正面に対
して平行な第1枢軸3によってケ−ス1に枢着し、ケ−
ス1の背面側に配置した止め金板4をケ−ス正面と垂直
な第2枢軸5によってケ−ス1に枢着し、第1枢軸3に
近接したハンドル2の端部背面に設けた操作突子6を止
め金板4を受動孔7に係合させ、第1枢軸3を中心にハ
ンドル2がケ−ス1から突出回転するとき、操作突子6
によって止め金板4を第2枢軸5を中心に回転させる平
面ハンドル装置において、止め金板4の板厚をケース1
の背面側に突出した操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚
さに設定し、ハンドル2の操作突子6が止め金板6を回
転駆動する過程において操作突子6の側面部が当接する
受動孔7の内壁面を、操作突子6の側面部との接触がエ
ッジ接触でなく面接触となるように形成したことであ
る。
照符号を用いて説明すると、本発明の特徴とするところ
は、ケ−ス1に出没自在なハンドル2をケース正面に対
して平行な第1枢軸3によってケ−ス1に枢着し、ケ−
ス1の背面側に配置した止め金板4をケ−ス正面と垂直
な第2枢軸5によってケ−ス1に枢着し、第1枢軸3に
近接したハンドル2の端部背面に設けた操作突子6を止
め金板4を受動孔7に係合させ、第1枢軸3を中心にハ
ンドル2がケ−ス1から突出回転するとき、操作突子6
によって止め金板4を第2枢軸5を中心に回転させる平
面ハンドル装置において、止め金板4の板厚をケース1
の背面側に突出した操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚
さに設定し、ハンドル2の操作突子6が止め金板6を回
転駆動する過程において操作突子6の側面部が当接する
受動孔7の内壁面を、操作突子6の側面部との接触がエ
ッジ接触でなく面接触となるように形成したことであ
る。
【0007】このように構成された平面ハンドル装置で
は、ケ−ス1は扉25に固着され、ハンドル2がケ−ス
4内に没入し装着しているときには、止め金板4の先端
部18は、ボックス本体などの固定枠体側の受金部18
に係合し、扉25を閉鎖状態に施錠する。ハンドル2が
ケ−ス2内に没入保持されているとき、ハンドル2の操
作突子6は止め金板4の受動孔7の内壁面部9に係合し
ている。
は、ケ−ス1は扉25に固着され、ハンドル2がケ−ス
4内に没入し装着しているときには、止め金板4の先端
部18は、ボックス本体などの固定枠体側の受金部18
に係合し、扉25を閉鎖状態に施錠する。ハンドル2が
ケ−ス2内に没入保持されているとき、ハンドル2の操
作突子6は止め金板4の受動孔7の内壁面部9に係合し
ている。
【0008】ハンドル2が第1枢軸3を中心にしてケ−
ス1から突出回転するとき、操作突子6の側面部は止め
金板4の受動孔7の他側の内壁面部10に当接する。ハ
ンドル2の突出回転が継続することによって、内壁面部
10に連続した受動孔7の内壁面を操作突子6の側面部
に押された止め金板4は、図5に示すように第2枢軸5
を中心に時計回り方向に回転し、止め金板4の先端部1
7が前記受動孔18から外れる。かくして、ボックス本
体に対する鎖錠が解除される。
ス1から突出回転するとき、操作突子6の側面部は止め
金板4の受動孔7の他側の内壁面部10に当接する。ハ
ンドル2の突出回転が継続することによって、内壁面部
10に連続した受動孔7の内壁面を操作突子6の側面部
に押された止め金板4は、図5に示すように第2枢軸5
を中心に時計回り方向に回転し、止め金板4の先端部1
7が前記受動孔18から外れる。かくして、ボックス本
体に対する鎖錠が解除される。
【0009】次に、ハンドル2をケ−ス1内に押し込ん
だ時、操作突子6の側面部が受動孔7の内壁面部9を押
すため、止め金板4が第2枢軸5を中心に回転し、回転
終端において止め金板4の先端部17がボックス本体側
の受金部18と係合する。これによって扉25ボックス
本体に再び施錠されることとなる。
だ時、操作突子6の側面部が受動孔7の内壁面部9を押
すため、止め金板4が第2枢軸5を中心に回転し、回転
終端において止め金板4の先端部17がボックス本体側
の受金部18と係合する。これによって扉25ボックス
本体に再び施錠されることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】 図示した本発明の実施例では、
第1枢軸3のコイル部に嵌めた捻りバネ17によってハ
ンドル2は、図6において反時計回り方向に回転付勢さ
れている。ケ−ス2の下方部分には、ケ−ス正面に平行
な第3枢軸21によって押しボタンが枢着されている。
押しボタン8は、第3枢軸21にコイル部を嵌めた捻り
バネ24によって図6において反時計回り方向に回転付
勢されている。押しボタン8の下端部23はケ−ス4の
開口縁部の内面27に当接することによって、押しボタ
ン8の飛び出しを阻止している。
第1枢軸3のコイル部に嵌めた捻りバネ17によってハ
ンドル2は、図6において反時計回り方向に回転付勢さ
れている。ケ−ス2の下方部分には、ケ−ス正面に平行
な第3枢軸21によって押しボタンが枢着されている。
押しボタン8は、第3枢軸21にコイル部を嵌めた捻り
バネ24によって図6において反時計回り方向に回転付
勢されている。押しボタン8の下端部23はケ−ス4の
開口縁部の内面27に当接することによって、押しボタ
ン8の飛び出しを阻止している。
【0011】ハンドル2がケ−ス4内に没入している
時、押しボタン8の上端部24がハンドル2の下端部1
5に当接しており、捻りバネ22の方が捻りバネ16よ
りも力が強いために、ハンドル2は没入位置に保持され
ている。押しボタン8の下端部23側を捻りバネ22の
付勢に抗して時計回り方向に押圧すると、押しボタン8
の上端部24とハンドル2の下端部15との係合が解除
され、ハンドル2は捻りバネ16の付勢によってケ−ス
1から突出回転する。
時、押しボタン8の上端部24がハンドル2の下端部1
5に当接しており、捻りバネ22の方が捻りバネ16よ
りも力が強いために、ハンドル2は没入位置に保持され
ている。押しボタン8の下端部23側を捻りバネ22の
付勢に抗して時計回り方向に押圧すると、押しボタン8
の上端部24とハンドル2の下端部15との係合が解除
され、ハンドル2は捻りバネ16の付勢によってケ−ス
1から突出回転する。
【0012】この実施例では、止め金板4には、ケ−ス
1の背面に突設した円形ボス部11が嵌め込まれる軸孔
12を受動孔7から独立した切欠なしの円形孔として設
けてあり、バネ座金13と座金14を通して円形ボス部
11の雌ねじ孔にビスよりなる第2枢軸5をねじ込んで
いる。
1の背面に突設した円形ボス部11が嵌め込まれる軸孔
12を受動孔7から独立した切欠なしの円形孔として設
けてあり、バネ座金13と座金14を通して円形ボス部
11の雌ねじ孔にビスよりなる第2枢軸5をねじ込んで
いる。
【0013】前記円形ボス部11と同様な円形ボス部2
6が、ケ−ス1の背面に一定の距離を置いて突設されて
いる。該円形ボス部26は、止め金板4の受動孔7に挿
入され、円形ボス部26の雌ねじ孔には座金19などを
通してビス20がねじ込まれている。止め金板4が第2
枢軸5を中心に回転する時、ビス20は見かけ上、受動
孔7内を回動する。このとき、座金19は、止め金板4
の浮き上がりを阻止する案内手段になる。
6が、ケ−ス1の背面に一定の距離を置いて突設されて
いる。該円形ボス部26は、止め金板4の受動孔7に挿
入され、円形ボス部26の雌ねじ孔には座金19などを
通してビス20がねじ込まれている。止め金板4が第2
枢軸5を中心に回転する時、ビス20は見かけ上、受動
孔7内を回動する。このとき、座金19は、止め金板4
の浮き上がりを阻止する案内手段になる。
【0014】
【発明の効果】 以上のように本発明の平面ハンドル装
置では、止め金板4の板厚をケース1の背面側に突出し
た操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚さに設定し、ハン
ドル2の操作突子6が止め金板6を回転駆動する過程に
おいて操作突子6の側面部が当接する受動孔7の内壁面
を、操作突子6との接触がエッジ接触でなく面接触とな
るように形成したので、ハンドル2と止め金板4を互い
に異種の材質で作製しても、操作突子6の側面部への止
め金板4の食い込み現象が発生せず、操作突子の破損事
故がないので、装置全体としての耐久性が向上する。
置では、止め金板4の板厚をケース1の背面側に突出し
た操作突子6のほぼ全長を隠蔽する厚さに設定し、ハン
ドル2の操作突子6が止め金板6を回転駆動する過程に
おいて操作突子6の側面部が当接する受動孔7の内壁面
を、操作突子6との接触がエッジ接触でなく面接触とな
るように形成したので、ハンドル2と止め金板4を互い
に異種の材質で作製しても、操作突子6の側面部への止
め金板4の食い込み現象が発生せず、操作突子の破損事
故がないので、装置全体としての耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る平面ハンドル装置に
使用する止め金板の斜視図である。
使用する止め金板の斜視図である。
【図2】 該止め金板の正面図である。
【図3】 該平面ハンドル装置の正面図である。
【図4】 図4のA−A線断面図である。
【図5】 該平面ハンドル装置の背面図である。
【図6】 図5のB−B線断面図である。
【符号の説明】 1 ケ−ス 2 ハンドル 3 第一枢軸 4 止め金板 5 第二枢軸 6 操作突子 7 受動孔 8 押しボタン
Claims (1)
- 【請求項1】 ケ−ス1に出没自在なハンドル2をケー
ス正面に対して平行な第1枢軸3によってケ−ス1に枢
着し、ケ−ス1の背面側に配置した止め金板4をケ−ス
正面と垂直な第2枢軸5によってケ−ス1に枢着し、第
1枢軸3に近接したハンドル2の端部背面に設けた操作
突子6を止め金板4を受動孔7に係合させ、第1枢軸3
を中心にハンドル2がケ−ス1から突出回転するとき、
操作突子6によって止め金板4を第2枢軸5を中心に回
転させるようにした平面ハンドル装置において、止め金
板4の板厚をケース1の背面側に突出した操作突子6の
ほぼ全長を隠蔽する厚さに設定し、ハンドル2の操作突
子6が止め金板6を回転駆動する過程低位において操作
突子6の側面部が当接する受動孔7の内壁面を、操作突
子6との接触がエッジ接触でなく面接触となるように形
成した平面ハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36095698A JP3002677B1 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 平面ハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36095698A JP3002677B1 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 平面ハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3002677B1 JP3002677B1 (ja) | 2000-01-24 |
JP2000179197A true JP2000179197A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18471610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36095698A Expired - Fee Related JP3002677B1 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 平面ハンドル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002677B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008111276A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Itoki Corp | 引戸の引手装置 |
-
1998
- 1998-12-18 JP JP36095698A patent/JP3002677B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008111276A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Itoki Corp | 引戸の引手装置 |
JP4670793B2 (ja) * | 2006-10-30 | 2011-04-13 | 株式会社イトーキ | 引戸の引手装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3002677B1 (ja) | 2000-01-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |