JP2000179057A - 基礎水切りおよび基礎水切りの取付構造 - Google Patents

基礎水切りおよび基礎水切りの取付構造

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JP2000179057A
JP2000179057A JP10356684A JP35668498A JP2000179057A JP 2000179057 A JP2000179057 A JP 2000179057A JP 10356684 A JP10356684 A JP 10356684A JP 35668498 A JP35668498 A JP 35668498A JP 2000179057 A JP2000179057 A JP 2000179057A
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drainer
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wall
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Takuya Handa
拓也 半田
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁材と補強板との間に後付けで基礎水切り
を挿入した場合に、基礎の上面付近を外側から隠すこと
ができ、しかも基礎の前面に仕上げモルタルを容易に塗
布することができる基礎水切りおよび基礎水切りの取付
構造を提供すること。 【解決手段】 基礎水切り10を挿入部11と、水切り
部12と、見切り部13とを備えた構成とし、外壁材7
の下端部と補強板6との間に基礎水切り10の挿入部1
1を挿入したうえで、該基礎水切り10を補強板6に固
定することで、水切り部12で水切り機能を発揮し、ま
た、見切り部13の先端部が基礎1の上面より下方に位
置することで、該見切り部13によって基礎の上面付近
が外側から隠される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基礎水切りおよび基
礎水切りの取付構造に関するものである。
【0002】
【背景の技術】例えば、実開昭61−120810号公
報に示すように、住宅の外壁の下端部に基礎水切りを取
付ける場合、基礎上に住宅の床および壁となる躯体を構
築した後、該躯体の下端部に基礎水切りを、その下端部
が基礎の上面より下方に位置するようにして取付け、そ
の後、躯体に外壁材を取り付けるようにしている。とこ
ろで、近年、住宅の躯体を構成する壁、床、屋根等をパ
ネル化しておき、これらパネル化された壁パネル、床パ
ネル、屋根パネルを工場等で製造し、現場に搬送して、
現場で組み立てるといったパネル工法が一部で採用され
ている。このようなパネル工法においても、さらに工業
化が進み、例えば前記壁パネルに工場等で予め、サッシ
枠やサイディング(外壁材)等の部品を取り付けておくこ
とで、現場での部品取付け作業を省略する工法が採用さ
れつつある。
【0003】一方、前記パネル工法では、例えば図3に
示すように、基礎1上に床パネル3を設置し、この床パ
ネル3上に壁パネル5を設置するようにしているので、
壁パネル5にサイディング7を予め取り付ける場合、壁
パネル5の下端からサイディング7が前記床パネル3の
略厚さ分だけ突出することになる。このようにサイディ
ング7が突出すると、パネル搬送中にサイディング7の
突出した部分が破損する可能性があるので、前記壁パネ
ル5の下端部に、合板等からなる補強板6を該壁パネル
5の下端から突出するようにして取り付けておき、該補
強板6にサイディング7の下端部を沿わせて補強するこ
とによって、上述したような破損を防止するようにして
いる。
【0004】そして、上記のようなサイディング付きの
壁パネル5を、基礎1に設置された床パネル3上に設置
した後、該壁パネル3の下端部に基礎水切り9を後付け
で取り付ける場合、前記サイディング7と補強板6との
間に下方から基礎水切り9の上端部を挿入したうえで、
該基礎水切り7を補強板6に釘打ち等によって固定して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、サイディング付きの壁パネル5を設置した後、該壁
パネル5の下端部に基礎水切り9を後付けで取り付ける
場合、前記補強板6が基礎1の前面より外側に突出して
いるので、基礎1の前面に仕上げ用のモルタル16を施
工(塗布)する際に、該モルタル16が補強板6の下端面
に付き易くなり、このため、モルタル16の施工に十分
な注意が必要であり、仮にモルタル16が付いた場合、
該モルタル16を除去しなければならず手間がかかると
いう問題があった。
【0006】また、前記基礎水切り9を補強板6に釘等
によって固定する必要があるので、その分基礎水切りの
取付け位置を従来の先付けの基礎水切りに比して若干上
方に設定しなければならず、このため、基礎水切り9の
下端部が基礎の上面より上方に位置してしまう場合があ
る。この場合、基礎1の上面付近が外側から見えてしま
い、外観上好ましくないという問題があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、外壁材と補強板との間に後付けで基礎水切りを挿入
した場合に、基礎の上面付近を外側から隠すことがで
き、しかも基礎の前面に仕上げモルタルを容易に塗布す
ることができる基礎水切りおよび基礎水切りの取付構造
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の基礎水切りは、例えば図1およ
び図2に示すように、外壁8の下端部に設けられて、基
礎1への水の浸入を防止する基礎水切り10であって、
前記外壁8を構成する躯体(壁パネル)5の表面側に該躯
体5より下方に突出するようにして設けられた外壁材7
と、前記躯体5の下端部から突出して前記外壁材7の下
端部を補強する補強板6との間に下方から挿入される挿
入部11と、この挿入部11から斜め下方に延びるよう
にして形成された水切り部12と、該水切り部12の基
端部から下方に延びるようにして形成されて、先端部が
基礎1の上面より下方に位置する見切り部13とを備え
たものである。
【0009】前記外壁8を構成する躯体5は、例えばパ
ネル工法で使用される壁パネル5が挙げられるが、これ
に限ることなく、在来工法における外壁部であってもよ
いが、この場合、基礎上に設置される土台は含まない。
前記補強板6は、例えば合板等で形成されたもので、そ
の下端部は外壁材7の下端部より下方に位置するもので
ある。前記挿入部11は、水平方向に長尺でかつ鉛直に
設けられる帯板状に形成されたものである。前記水切り
部12は、前記挿入部11に沿って形成されて、水勾配
が付与された勾配板12aと、この勾配板12aの先端
部に垂下形成されてその先端部で水を切る水切り板12
bとから構成される。前記見切り部13は、前記水切り
部12に沿って帯板状に形成されたもので、その先端部
は外側に向けて折曲される。
【0010】請求項1の基礎水切り10においては、外
壁8を構成する躯体5に設けられた外壁材7の下端部と
補強板6との間に基礎水切り10の挿入部11を挿入し
たうえで、該基礎水切り10を補強板6に固定すること
で、水切り部12で水切り機能を発揮し、また、見切り
部13の先端部が基礎1の上面より下方に位置するの
で、該見切り部13によって基礎の上面付近が外側から
隠される。したがって、外壁材7と補強板6との間に後
付けで基礎水切り10を挿入した場合に、基礎1の上面
付近を容易かつ確実に外側から隠すことができ、よっ
て、基礎1の上面と、そこに設置される躯体5や補強板
6との接続部を隠すことができるので、外観が秀麗に仕
上がる。また、基礎1の前面には前記見切り部13の下
端部まで仕上げモルタル16を塗布すればよいので、基
礎1の前面に仕上げ用のモルタル16を施工(塗布)する
際に、該モルタル16が補強板6の下端面に付く恐れが
なく、よって、基礎1の前面に仕上げモルタル6を容易
に塗布することができる。
【0011】請求項2の基礎水切り10は、請求項1に
おいて、前記見切り部13の上部に、前記補強板6の下
端部に係合する係合部14を形成したものである。前記
係合部14は、水平な帯板状に形成されたものであり、
見切り部13に沿って形成される。
【0012】請求項2の基礎水切り10においては、外
壁8を構成する躯体5に設けられた外壁材7の下端部と
補強板6との間に基礎水切り10の挿入部11を挿入す
る際において、前記係合部14が補強板6の下端部に係
合するので、基礎水切り10の上下方向の位置決めが容
易になるという利点がある。
【0013】請求項3の基礎水切りの取付構造は、請求
項1または2記載の基礎水切り10を外壁8の下端部に
取付ける基礎水切りの取付構造であって、前記外壁8を
構成する躯体を壁パネル5で形成し、この壁パネル5の
下端部に、該壁パネル5より下方に突出する補強板6を
設け、この補強板6に前記壁パネル5より下方に突出し
た外壁材7を沿わせ、前記補強板6と前記外壁材7との
間に前記基礎水切り10の挿入部11を、前記見切り部
13の先端部が基礎1の上面より下方に位置するように
して、挿入したものである。
【0014】請求項3の基礎水切りの取付構造において
は、基礎水切り10の見切り部13の先端部が基礎1の
上面より下方に位置するので、該見切り部13によって
基礎1の上面付近が外側から隠される。したがって、基
礎1の上面と、そこに設置される躯体5や補強板6との
接続部を隠すことができるので、外観が秀麗に仕上が
る。また、基礎1の前面には前記見切り部13の下端部
まで仕上げモルタル16を塗布すればよいので、基礎1
の前面に仕上げ用のモルタル16を施工(塗布)する際
に、該モルタル16が補強板6の下端面に付く恐れがな
く、よって、基礎1の前面に仕上げモルタル16を容易
に塗布することができる。
【0015】請求項4の基礎水切りの取付構造は、請求
項3において、前記基礎水切り10は、前記水切り部1
2より下方の部位を前記補強板6に固定することで、外
壁8の下端部に取付けられているものである。前記水切
り部12より下方の部位を補強板6に固定する場合、釘
打ちによって行えばよい。
【0016】請求項4の基礎水切りの取付構造において
は、水切り部12より下方の部位を補強板6に固定して
おり、水切り部12より上方の挿入部11が外壁材7の
下端部と補強板5との間に挿入されることで支持されて
いるので、基礎水切り10が確実に外壁8の下端部に取
付けられる。また、水切り部12より下方の部位を釘打
ちによって補強板6に固定した場合、釘の頭が前記水切
り部12によって隠されるので、外観上好ましいものと
なる。さらに、水切り部12より下方には水が回ること
がないので、上記のように釘打ちの部位からの水の侵入
がない。
【0017】請求項5の基礎水切りの取付構造は、請求
項3または4において、基礎1の上面に床パネル3の端
部を設置し、この床パネル3上に壁パネル5を、前記補
強板6の下端が基礎1の上面近傍に位置するようにして
設置したものである。
【0018】前記基礎1の上面に床パネル3の端部を設
置する場合、該床パネル3の端部を基礎1の上面の略半
分に設置し、残りの部分には半土台4を床パネル3の端
部に当接するようにして設置する。そして、前記壁パネ
ル5は前記床パネル3の端部上面と半土台4の上面とに
設置し、前記補強板6は半土台4と若干の隙間をもって
配設する。
【0019】請求項5の基礎水切りの取付構造において
は、前記補強板6の下端が基礎1の上面近傍に位置して
いるので、前記基礎水切り10を基礎1の上面に近づけ
て取付けることができ、よって、水切り部12の水切り
機能が十分に発揮される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例について説明する。図1は、本発明に係
る基礎水切りを外壁の下端部に取付けた状態を示す要部
の側断面図である。図1に示す基礎1は例えば布基礎で
あり、その上面には台輪2を介して床パネル3の端部が
設置されている。この床パネル3は住宅の躯体を構成す
るものであり、桟材3aを矩形枠状に組むとともに、該
枠体の上面に合板等からなる面材3bを貼設してなるも
のである。
【0021】前記床パネル3の端部は基礎1の上面の略
半分に設置されており、基礎1の上面の残りの部分に
は、半土台4が床パネル3の端部に当接するようにして
設置されている。また、前記床パネル3の端部上面と半
土台4の上面には、壁パネル5が設置されている。この
壁パネル5は住宅の躯体を構成するものであり、桟材5
aを矩形枠状に組むとともに、該枠体の両面に合板等か
らなる面材5b,5bを貼設してなるものである。
【0022】前記壁パネル5の表面側における下端部に
は補強板6が設けられている。この補強板6は、2枚の
合板6a,6bで構成されており、一方の合板6aは壁
パネル5の下端部に固定され、その下端部は壁パネル5
の下端から突出され、該合板6aの下端は前記基礎1の
上面より若干上方に位置している。また、他方の合板6
bは、合板6aの下端部に貼設されており、該合板6b
の上端は壁パネル5の下端面に当接され、下端は合板6
aの下端と揃えられている。
【0023】また、前記壁パネル5の表面側には、サイ
ディング(外壁材)7が壁パネル5との間に所定の間隔を
もって取付けられている。このサイディング7を取付け
るには、壁パネル6の表面に図示しない胴縁を固定した
うえで、この胴縁にサイディング7を釘打ち等によって
固定することで行われている。さらに、前記サイディン
グ7の下端部は、前記補強板6に沿わせて配設されてお
り、該サイディング7の下端は、補強板6の下端より上
方に位置している。そして、前記壁パネル5、補強板
6、サイディング7等から住宅の外壁8が構成され、こ
の外壁8は工場で予め製造され、現場に搬送され、この
現場で基礎1上に設置されるようになっている。
【0024】前記外壁8を基礎1上に、台輪2、床パネ
ル3および半土台4を介して設置した後、サイディング
7の下端部と補強板6との間に基礎水切り10が挿入さ
れる。この基礎水切り10は、塩ビ鋼板によって形成さ
れたもので、図1および図2に示すように、前記サイデ
ィング7の下端部と補強板6との間に挿入される挿入部
11と、この挿入部11から斜め下方に延びるようにし
て形成された水切り部12と、この水切り部12の基端
部から下方に延びるようにして形成されて、先端部が基
礎1の上面より下方に位置する見切り部13と、この見
切り部13の上部から内側に水平に延出して形成された
係合部14とを備えて構成されている。
【0025】前記挿入部11は、水平方向に長尺でかつ
鉛直に設けられる帯板状に形成されておりており、その
下端部は外側に向けて折曲されている。前記水切り部1
2は、挿入部11に沿って形成されて、水勾配が付与さ
れた勾配板12aと、この勾配板12aの先端部に垂下
形成されてその先端部で水を切る水切り板12bとから
構成されている。前記見切り部13は、前記水切り部1
2に沿って形成されたもので、水切り部12の下端部か
ら内側に折曲され、さらにその下端部から垂下するよう
にして形成され、その先端部(下端部)は外側に向けて折
曲されている。前記係合部14は前記補強板6の下端部
に係合するもので、見切り部13に沿って水平帯板状に
形成されている。
【0026】そして、上記構成の基礎水切り10は、水
切り部12より下方にある、見切り部13の斜めに傾斜
した部位を前記補強板6に釘15を斜め打ちして固定す
ることで外壁8の下端部に取付けられている。このよう
に、水切り部12より下方にある見切り部13の上部を
補強板6に固定しており、水切り部12より上方の挿入
部11がサイディング7の下端部と補強板6との間に挿
入されることで支持されているので、基礎水切り10を
外壁8の下端部に確実に取付けることができる。また、
前記釘15の頭が水切り部12によって隠されるので、
外観上好ましいものとなり、さらに、水切り部12より
下方には水が回ることがないので、釘打ちの部位からの
水の侵入を防止することができる。
【0027】また、前記基礎水切り10を外壁8の下端
部に取付けた状態において、見切り部13の先端部が基
礎1の上面より下方に位置しているので、該見切り部1
3によって基礎1の上面付近を外側から隠すことができ
る。したがって、基礎1の上面と、台輪2、補強板6の
下端部、半土台4の下面、床パネル3の下面との接続部
を隠すことができるので、外観を秀麗に仕上げることが
できる。さらに、基礎1の前面には見切り部13の下端
部まで仕上げモルタル16を塗布すればよく、基礎1の
上端まで塗布する必要がないので、基礎1の前面に仕上
げ用のモルタル16を施工(塗布)する際に、該モルタル
16が補強板6の下端面に付く恐れがなく、よって、基
礎の1前面に仕上げモルタル16を容易に塗布すること
ができる。
【0028】また、サイディング7の下端部と補強板6
との間に基礎水切り10の挿入部11を挿入する際にお
いて、前記係合部14が補強板6の下端面に係合するの
で、基礎水切り10の上下方向の位置決めを容易に行う
ことができる。加えて、前記補強板6の下端が基礎1の
上面近傍に位置しているので、前記基礎水切り10を基
礎1の上面に近づけて取付けることができ、よって、水
切り部12の水切り機能を十分に発揮することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の基礎水切りによれば、外壁材と補強板との間に下方か
ら挿入される挿入部と、この挿入部から斜め下方に延び
るようにして形成された水切り部と、この水切り部の基
端部から下方に延びるようにして形成されて、先端部が
基礎の上面より下方に位置する見切り部とを備えている
ので、該見切り部によって基礎の上面付近を外側から隠
すことができる。したがって、基礎の上面と、そこに設
置される躯体や補強板との接続部を隠すことができるの
で、外観を秀麗に仕上げることができる。
【0030】また、基礎の前面には前記見切り部の下端
部まで仕上げモルタルを塗布すればよいので、基礎の前
面に仕上げ用のモルタルを施工(塗布)する際に、該モル
タルが補強板の下端面に付く恐れがなく、よって、基礎
の前面に仕上げモルタルを容易に塗布することができ
る。
【0031】請求項2の基礎水切りによれば、請求項1
と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記
見切り部の上部に、前記補強板の下端部に係合する係合
部を形成したので、外壁材の下端部と補強板との間に基
礎水切りの挿入部を挿入する際において、前記係合部が
補強板の下端部に係合し、よって基礎水切りの上下方向
の位置決めを容易に行うことができる。
【0032】請求項3の基礎水切りの取付構造によれ
ば、外壁を構成する躯体を壁パネルで形成し、この壁パ
ネルの下端部に、該壁パネルより下方に突出する補強板
を設け、この補強板に前記壁パネルより下方に突出した
外壁材を沿わせ、前記補強板と前記外壁材との間に前記
基礎水切りの挿入部を、前記見切り部の先端部が基礎の
上面より下方に位置するようにして、挿入したので、該
見切り部によって基礎の上面付近を外側から隠すことが
できる。したがって、基礎の上面と、そこに設置される
躯体や補強板との接続部を隠すことができるので、外観
を秀麗に仕上げることができる。
【0033】また、基礎の前面には前記見切り部の下端
部まで仕上げモルタルを塗布すればよいので、基礎の前
面に仕上げ用のモルタルを施工(塗布)する際に、該モル
タルが補強板の下端面に付く恐れがなく、よって、基礎
の前面に仕上げモルタルを容易に塗布することができ
る。
【0034】請求項4の基礎水切りの取付構造によれ
ば、請求項3と同様の効果を得ることができるのは勿論
のこと、前記水切り部より下方の部位を補強板に固定し
ており、水切り部より上方の挿入部が外壁材の下端部と
補強板との間に挿入されることで支持されているので、
基礎水切りを確実に外壁の下端部に取付けることができ
る。また、水切り部より下方の部位を釘打ちによって補
強板に固定した場合、釘の頭が前記水切り部によって隠
されるので、外観上好ましいものとなる。さらに、水切
り部より下方には水が回ることがないので、上記のよう
に釘打ちの部位からの水の侵入を防止することができ
る。
【0035】請求項5の基礎水切りの取付構造によれ
ば、請求項3または4と同様の効果を得ることができる
のは勿論のこと、基礎の上面に床パネルの端部を設置
し、この床パネル上に壁パネルを、前記補強板の下端が
基礎の上面近傍に位置するようにして設置したので、基
礎水切りを基礎の上面に近づけて取付けることができ、
よって、水切り部の水切り機能を十分に発揮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基礎水切りの取付構造の一例を示
すもので、要部の側断面図である。
【図2】本発明に係る基礎水切りの一例を示す要部の斜
視図である。
【図3】従来の基礎水切りの取付構造の一例を示すもの
で、要部の側断面図である。
【符号の説明】
1 基礎 3 床パネル 5 壁パネル 6 補強板 7 サイディング(外壁材) 8 外壁 10 基礎水切り 11 挿入部 12 水切り部 13 見切り部 14 係合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁の下端部に取付けられて、基礎への
    水の浸入を防止する基礎水切りであって、 前記外壁を構成する躯体の表面側に該躯体より下方に突
    出するようにして設けられた外壁材と、前記躯体の下端
    部から突出して前記外壁材の下端部を補強する補強板と
    の間に下方から挿入される挿入部と、 この挿入部から斜め下方に延びるようにして形成された
    水切り部と、 該水切り部の基端部から下方に延びるようにして形成さ
    れて、先端部が基礎の上面より下方に位置する見切り部
    とを備えたことを特徴とする基礎水切り。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基礎水切りにおいて、 前記見切り部の上部には、前記補強板の下端部に係合す
    る係合部が形成されていることを特徴とする基礎水切
    り。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の基礎水切りを外
    壁の下端部に取付ける基礎水切りの取付構造であって、 前記外壁を構成する躯体が壁パネルで形成され、 この壁パネルの下端部に、該壁パネルより下方に突出す
    る補強板が設けられ、この補強板に前記壁パネルより下
    方に突出した外壁材を沿わせてあり、 前記補強板と前記外壁材との間に前記基礎水切りの挿入
    部が、前記見切り部の先端部が基礎の上面より下方に位
    置するようにして、挿入されていることを特徴とする基
    礎水切りの取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基礎水切りの取付構造に
    おいて、 前記基礎水切りは、前記水切り部より下方の部位を前記
    補強板に固定することで、外壁の下端部に取付けられて
    いることを特徴とする基礎水切りの取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の基礎水切りの取
    付構造において、 基礎の上面には床パネルの端部が設置され、この床パネ
    ル上には壁パネルが、前記補強板の下端を基礎の上面近
    傍に位置させるようにして設置されていることを特徴と
    する基礎水切りの取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013968A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Sumitomo Forestry Co Ltd
JP2009091838A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Misawa Homes Co Ltd 基礎水切りおよび基礎水切りの取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008013968A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Sumitomo Forestry Co Ltd
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