JP2000178973A - 水中コンクリート流し込み用型枠 - Google Patents

水中コンクリート流し込み用型枠

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JP2000178973A
JP2000178973A JP10354078A JP35407898A JP2000178973A JP 2000178973 A JP2000178973 A JP 2000178973A JP 10354078 A JP10354078 A JP 10354078A JP 35407898 A JP35407898 A JP 35407898A JP 2000178973 A JP2000178973 A JP 2000178973A
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JP
Japan
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formwork
main body
concrete
mesh
net
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Pending
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JP10354078A
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English (en)
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Yukihiro Maemura
幸廣 前村
Masaji Hirata
正次 平田
Akira Saito
明良 斎藤
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TAITO SEIKO KK
Original Assignee
TAITO SEIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海底の地形の如何に拘わらず、型枠の下端と
海底面との間に生じる空隙をなくし、もって型枠の内部
に打設するコンクリートが型枠本体の下端から外部に流
出しないようにする。 【解決手段】 筒形に形成した型枠本体1の下端に、筒
状又は箱状に形成した網材4,4’を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、海底の地形の如
何に拘わらず、型枠の下端と海底面との間に生じる空隙
をなくし、もって型枠の内部に打設するコンクリートが
型枠本体の下端から外部に流出しないようにした水中コ
ンクリート流し込み用型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、海底にコンクリート構造物を設置
する場合には、図3に示すように陸上でコンクリート構
造物aを成型し、これを海底bに沈下、設置する方法が
採用されていた。しかしこの方法によれば、海底bへの
設置施工がきわめて大掛かりになるのみならず、前記コ
ンクリート構造物aの下面を、不規則な凹凸を有する海
底地形に合わせて成型しなければならず、決して容易な
作業ではなかった。
【0003】そこで前記の問題を解決するものとして、
図4に示すように、コンクリート構造物を構築する場所
の海底bに筒状の型枠cを設置し、この型枠c中にコン
クリートを打設する技術も開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記のように海
底bに設置する型枠cにあっては、その下端が水平をな
しており、そのため、不規則な凹凸を有する海底地形と
は到底馴染まず、前記型枠cと海底面の間に空隙dが生
じることになり、打設するコンクリートが前記空隙dか
ら外部に流出することになっていた。
【0005】これを解決するためには、前記型枠cの下
端を海底地形の凹凸に合致するように形成すればよいこ
とにはなるものの、そのためには海底の測量が必要と
し、しかしこれを現実には困難な作業であるため、結局
のところ、不本意ながら前記コンクリートの流出を覚悟
の上で行われていたのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係る水
中コンクリート流し込み用型枠(請求項1)は前記の課
題を解決するために、筒形に形成した型枠本体の下端
に、筒状又は箱状に形成した網材を配設したものであ
る。
【0007】またこの発明に係る水中コンクリート流し
込み用型枠(請求項2)は前記の課題を解決するため
に、前記型枠本体の側壁に窓孔を形成し、この窓孔に網
材を配設したものである。
【0008】さらにこの発明に係る水中コンクリート流
し込み用型枠(請求項3)は前記の課題を解決するため
に、前記型枠本体の下端に配設する筒状又は箱状の網材
は、二重網とし、そのうち内側の網材は小目網とし、外
側の網材は大目網としたものである。
【0009】またこの発明に係る水中コンクリート流し
込み用型枠(請求項4)は前記の課題を解決するため
に、前記型枠本体の下端に配設した網材に重錘を連結し
たものである。
【0010】
【作用】すなわち請求項1に記載したこの発明に係る水
中コンクリート流し込み用型枠にあっては、前記網材を
して型枠本体と海底との間に生じる空隙を閉塞せしめる
ことができるので、型枠中に打設したコンクリートの流
出を阻止するか、又は流出量の軽減を図ることができる
のである。
【0011】また請求項2に記載したこの発明に係る水
中コンクリート流し込み用型枠にあっては、前記の作用
に加え、型枠自体の重量の軽量化を図ることができ、も
って設置作業の容易化を図ることができるのである。
【0012】さらに請求項3に記載したこの発明に係る
水中コンクリート流し込み用型枠にあっては、前記まで
の作用に加え、内側の網材をして打設コンクリートの流
出の阻止又は流出量の減少化を図るとともに、打設した
コンクリートの圧力による海底面との擦れに対する強度
を高めることができるのである。
【0013】また請求項4に記載したこの発明に係る水
中コンクリート流し込み用型枠にあっては、前記までの
作用に加え、網材の浮遊を防止し、この網材が確実に海
底面に接し、したがって型枠本体の海底面との間に空隙
が生じることを防止することができるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る水中コンクリ
ート流し込み用型枠の実施の形態を図1及び図2に基づ
いて述べると、1は上下が開放する筒状に形成した型枠
本体であり、2はこの型枠本体1の側壁に形成した窓孔
である。
【0015】3は前記窓孔2に配設した網材であり、こ
の網材3の面積、すなわち窓孔2の面積が大きいほど、
全体の重量の軽減化を図ることができるのである。
【0016】4及び4’は、前記型枠本体1の下端に配
設した網材であり、この網材4,4’は、前記型枠本体
1に対応する筒形又は底面を有する箱形に形成されてい
る。
【0017】また前記のように網材4,4’により二重
網とし、このうち内側の網材4は打設コンクリートの外
部への流出を阻止、又は仮に流出するとしてもその流出
量を可及的に少ないものとするために、小目網に形成さ
れており、外側の網材4’は海底面と接することになる
ため、海底面との擦れに耐え得る強度を付与した大目網
に編網されている。尚、型枠本体1の下端中央部には、
大目網に編網した網材4’のみを用い、これによって前
記型枠本体1の底部のコンクリートと海底面との接着を
増強してある。
【0018】5はロープ等を介して前記網材4,4’に
連結した重錘である。
【0019】しかして、前記型枠本体1を、その上下を
正して海底に沈降せしめる。すると型枠本体1の硬質の
部分が海底に当接して沈降が止まる。
【0020】一方、前記型枠本体1の硬質部分と海底と
の間に存在する空隙は、網材4,4’によって閉塞され
ることになるため、結局は海底の地形如何に拘わらず、
型枠本体1の設置に係る部分の全周囲が閉塞されること
になるのである。
【0021】またこのように設置した状態にあって、前
記重錘5により、網材4,4’は垂直に張られる形状に
なるため、型枠本体1の形状にそった筒形姿勢が形成さ
れることになるのである。
【0022】この状態において、前記型枠本体1中にコ
ンクリートを投入打設すれば、従来生じていた型枠下端
と海底間の空隙がなくなり、コンクリートの無用な流出
を阻止することができるのである。
【0023】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る水中コンク
リート流し込み用型枠(請求項1)によれば、筒形に形
成した型枠本体の下端に、筒状又は箱状に形成した網材
を配設してあるので、前記網材をして型枠本体と海底と
の間に生じる空隙を閉塞せしめることができるので、型
枠中に打設したコンクリートの流出を阻止するか、又は
流出量の軽減を図ることができるという効果を有するの
である。
【0024】またこの発明に係る水中コンクリート流し
込み用型枠(請求項2)によれば、前記型枠本体の側壁
に窓孔を形成し、この窓孔に網材を配設してあるので、
前記の効果に加え、型枠自体の重量の軽量化を図ること
ができ、もって設置作業の容易化を図ることができると
いう効果を有するのである。
【0025】さらにこの発明に係る水中コンクリート流
し込み用型枠(請求項3)によれば、前記型枠本体の下
端に配設する筒状又は箱状の網材は、二重網とし、その
うち内側の網材は小目網とし、外側の網材は大目網とし
てあるので、前記までの効果に加え、内側の網材をして
打設コンクリートの流出の阻止又は流出量の減少化を図
るとともに、打設したコンクリートの圧力による海底面
との擦れに対する強度を高めることができるという効果
を有するのである。
【0026】またこの発明に係る水中コンクリート流し
込み用型枠(請求項4)によれば、前記型枠本体の下端
に配設した網材に重錘を連結してあるので、前記前記ま
での効果に加え、網材の浮遊を防止し、この網材が確実
に海底面に接し、したがって型枠本体の海底面との間に
空隙が生じることを防止することができるという効果を
有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る水中コンクリート流し込み用型
枠の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来例を示す正面図である。
【図4】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 型枠本体 2 窓孔 3,4,4’ 網材 5 重錘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D045 AA04 BA04 2D046 DA64

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形に形成した型枠本体の下端に、筒状
    又は箱状に形成した網材を配設したことを特徴とする水
    中コンクリート流し込み用型枠。
  2. 【請求項2】 型枠本体の側壁に窓孔を形成し、この窓
    孔に網材を配設した請求項1記載の水中コンクリート流
    し込み用型枠。
  3. 【請求項3】 型枠本体の下端に配設する筒状又は箱状
    の網材は、二重網とし、そのうち内側の網材は小目網と
    し、外側の網材は大目網とした請求項1又は請求項2記
    載の水中コンクリート流し込み用型枠。
  4. 【請求項4】 型枠本体の下端に配設した網材に重錘を
    連結した請求項1、請求項2又は請求項3記載の水中コ
    ンクリート流し込み用型枠。
JP10354078A 1998-12-14 1998-12-14 水中コンクリート流し込み用型枠 Pending JP2000178973A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2363673A1 (es) * 2009-12-11 2011-08-11 Rubrica Ingenieria Y Arquitectura, S.L Estructura modular para la formacion de encofrados sumergidos.
JP2013204241A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Free Kogyo Kk 水中構造物の構造と構築方法
JP2015166538A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 鹿島建設株式会社 型枠設置方法、型枠および水中構造物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013204241A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Free Kogyo Kk 水中構造物の構造と構築方法
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