JP2000178694A - 表面性状と加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼およびその製造方法 - Google Patents

表面性状と加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼およびその製造方法

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JP2000178694A
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Masamitsu Tsuchinaga
雅光 槌永
Akihiko Takahashi
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱延鋼帯の再結晶を促進すると共に、これら熱
処理中に生じるリンの粒界偏析が、続く硫酸酸洗工程後
に粒界腐食溝を発生しない鋼成分組成のフェライト系ス
テンレス鋼を製造する。 【解決手段】C:0.12%以下,Si:1.00%以下,Mn:1.00%以下,
P:0.040%以下,S:0.030%以下,Cr:14〜20%,Ni:0.75%以下,
Cu:0.005-0.20%,及びB:0.0003〜0.0070%でCu量に応じ
て調整され、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
フェライト系ステンレス鋼。この鋼の熱延後の巻取り温
度を 700℃以上で保定し、もしくは熱延後に焼鈍温度 7
00-880℃でボックス焼鈍する。その後メカニカルデスケ
ーリング後に硫酸酸洗し、冷延、焼鈍する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェライト系ステ
ンレス鋼を熱間圧延あるいは更に焼鈍し、デスケール酸
洗し、冷延焼鈍し、冷延鋼帯を製造する際に、製品のリ
ジングとr値を向上すると共に製品表面性状の良好な鋼
板、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にフェライト系ステンレス鋼には、
熱間圧延ままあるいは焼鈍を行った後、メカニカルデス
ケーリングと硫酸を組み合わせた脱スケールが行われて
いる。しかしながら、熱間圧延を終えた高温度のフェラ
イト系ステンレス鋼板を700℃以上でコイル状に巻き
取ってから冷却した場合、または熱間圧延を終えたコイ
ルを800℃程度でボックス焼鈍した場合、続くデスケ
ール工程の硫酸中で結晶粒界が特に溶解され粒界腐食溝
を発生し、引き続き冷延焼鈍した後の最終製品表面でキ
ラキラ疵(ゴールドダスト)を生じ、表面品質を著しく
損なう問題があった。
【0003】このような問題は、熱間圧延後の冷却途
中、あるいはボックス焼鈍時とその冷却過程において、
鋼中の不純物元素であるリンが粒界に偏析し、粒界近傍
のリン濃度に対応して硫酸中での溶解が進行するため、
粒界腐食溝が生じてしまうことが原因である。このよう
な問題を回避するため、硫酸に代えてコスト、設備費と
もに高価な硝弗酸酸洗が用いざるを得ない場合があっ
た。
【0004】これに対して例えば特開昭61−1990
36号公報では、熱間圧延後あるいは熱間圧延−焼鈍後
の冷却を830℃から400℃まで30分以内で行うこ
とが開示されている。また特開昭62−174349号
公報では、鋼中でリンと相互作用の強いZr,Ti,N
b,Mo,Y,La,Ce等の元素少量を添加すること
が、また特開平1−165745号公報では鋼中のC
u,Mnの含有量を規制することが、さらに特開平2−
190450号公報ではCa,Mgを少量添加すること
など、さまざまな防止策が開示されているが、十分満足
の行くものとは言えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フェライト
系ステンレス鋼を熱間圧延した後のコイル冷却条件、あ
るいは一旦冷却後のコイル焼鈍条件をコントロールして
熱延鋼帯の再結晶を促進すると共に、これらの熱処理中
に生じるリンの粒界偏析が、続く硫酸酸洗工程後に粒界
腐食溝を発生しない、新しい鋼成分組成のフェライト系
ステンレス鋼及びその製造方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は以下の要旨からなる。 (1) 重量%で、 C :0.12%以下、 Si:1.00%以下、 Mn:1.00%以下、 P :0.040%以下、 S :0.030%以下、 Cr:14〜20%、 Ni:0.75%以下、 Cu:0.005〜0.20%、及び B :Cu量が0.04%未満の場合は0.0003〜0.0010%、 Cu量が0.04%以上の場合は0.0010〜0.0070%、 残部がFeおよび不可避的不純物からなることを特徴と
する表面性状と加工性に優れたフェライト系ステンレス
鋼。
【0007】(2) 前記(1)の鋼を熱間圧延し、熱
延終了後の鋼帯巻取り温度を700℃以上として保定
し、メカニカルデスケーリング後に硫酸酸洗し、冷延、
焼鈍することを特徴とする表面性状と加工性に優れたフ
ェライト系ステンレス鋼の製造方法。 (3) 前記(1)の鋼を熱間圧延し、熱延後のコイル
を冷却した後に焼鈍温度700〜880℃でボックス焼
鈍し、メカニカルデスケーリング後に硫酸酸洗し、冷
延、焼鈍することを特徴とする表面性状と加工性に優れ
たフェライト系ステンレス鋼の製造方法。 (4) 熱延終了後の保定もしくは熱延後のボックス焼
鈍の焼鈍時間を1時間以上とすることを特徴とする前記
(2)または(3)記載の表面性状と加工性に優れたフ
ェライト系ステンレス鋼の製造方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明者らは、製品板でリジング
や成形時の異方性が少ないフェライト系ステンレス鋼の
製造条件を見いだすため、熱延鋼帯の巻取り条件や加熱
条件に着目して検討した。以下実験に基づき詳細に説明
する。
【0009】この検討のための供試鋼の化学成分(重量
%、以下%と略す)として、C:0.02〜0.11
%、Si:0.10〜0.94%、Mn:0.10〜
0.90%、P:0.010〜0.040%、S:0.
012〜0.029%、Cr:14〜20%、Ni:
0.05〜0.70%、Cu:0.05〜0.18%、
残部Feで、さらにBを0.0030%添加したものと
添加しないものを用意した。この熱延鋼帯を、巻取り温
度に所定時間保定または所定時間ボックス焼鈍し、冷却
し、ショットブラストによるメカニカルデスケーリング
後に硫酸酸洗した。このようにして出来た鋼の粒界腐食
溝を調査した結果を図1に示す。
【0010】図1に示すように、0.0030%のBを
添加することで、熱延終了後の鋼帯の巻取り保定温度も
しくはボックス焼鈍温度が700℃以上とした場合で
も、表面に微細な被さり疵はなく、製品の発銹テストも
良好であり、表面に保護テープを貼り深絞り加工した後
のテープを剥ぎ取る評価でも、きらきら疵やゴールドダ
ストと呼ばれる疵の発生はなく、表面性状と加工性を両
立できることが判明した。
【0011】次にBを添加した供試材について、熱延巻
取り温度と保定時間を変更して処理したものについて、
それぞれリジングや異方性を調査した。この温度保定に
ついては、巻取り後のコイルに蓋を被せて加熱すること
で、巻取り温度で1〜5時間保定した。一方、巻取りま
まの熱履歴は、通常の1m巾で10〜20ton コイルの
場合、30分間程度巻取り温度にあった後に冷却した。
その結果、図2および図3に示すように、巻取り温度を
700℃以上に高温化して、なおかつ1時間以上保定す
ることで、リジング高さを小さくでき、r値も向上し
て、両者を共通して良好化できることが判明した。
【0012】また、熱延後に一度冷却したコイルをコイ
ルに巻いたままボックス焼鈍した場合の、温度と時間の
関係についても検討した。この結果、図4および図5に
示すようにコイル加熱温度を700℃以上に高温化する
ことで、コイル巻取り温度と同様にリジングとr値を向
上させることができ、さらに長時間化すると一層向上す
ることが判明した。
【0013】また熱延終了後の鋼帯の巻取り保定温度を
700℃以上や、ボックス焼鈍の焼鈍温度を700℃以
上とした場合に、デスケール時の硫酸との組合わせで粒
界腐食溝が生じる理由は、これらの温度で保定されてい
る間や冷却中にPが粒界に偏析し、硫酸の液自体の性質
がPの濃化部をより多く溶解させるため、粒界腐食溝を
生じることによる。Bの添加によってこのような粒界腐
食溝の発生を防止できるのは、BはPに比べて粒界に偏
析し易く、Pの粒界偏析を阻害する作用が大きいためと
考えられる。Cuについては、酸洗時にPの粒界偏析と
硫酸との組合わせで生じる粒界腐食溝の程度を助長する
作用があるためと考えている。
【0014】熱延終了後の鋼帯の巻取り保定温度を70
0℃以上としたり、熱延後に一度冷却したコイルをコイ
ル巻取りままで焼鈍温度を700℃以上としてボックス
焼鈍した熱延鋼帯を用いて、デスケールの後、冷延焼鈍
した製品板でリジングや成形時の異方性が少なくなる理
由は、これらデスケール前材の組織観察から、700℃
以上の保定によって熱延鋼帯の再結晶が進行し、結晶方
位がランダム化できたためである。
【0015】一方、これら熱延巻取り後保定した鋼帯や
熱処理後の鋼帯をデスケールするために、ショットブラ
ストによるメカニカルデスケーリング後に80〜95℃
の25%硫酸溶液中で硫酸酸洗すると、図1に示すよう
に、Bを添加しない場合は、700℃以上で熱延終了後
の鋼帯を巻取り保定したり、熱延後ボックス焼鈍した場
合に、粒界腐食溝を生じた。
【0016】この粒界腐食溝の生じた酸洗後の鋼帯をそ
のまま冷延すると微細な被さり疵となり、焼鈍後の製品
まで残存した。製品の発銹テストでは、これら微細な被
さり疵を発銹起点として錆が発生する。また、製品表面
に保護テープを貼り、深絞り加工した後にテープを剥ぎ
取る製品評価では、被さり部が起きあがり光が当たるこ
とできらきら光るきらきら疵やゴールドダストと呼ばれ
る疵が発生し、製品の表面性状としては著しく悪いこと
が判った。
【0017】次に成分の限定理由について説明する。P
は、熱延終了後の鋼帯の巻取り温度を700℃以上に保
定する場合や、熱延後に一度冷却しコイル巻きのままで
焼鈍温度を700℃以上としてボックス焼鈍し保定した
場合や、その後の冷却中に、P固溶度の低下に伴い粒界
に濃化し粒界偏析を生じ、硫酸との組合わせで粒界腐食
溝を生じる有害元素であり、低いほど望ましいが、製鋼
時の経済性を考えて0.040%以下とする。
【0018】Bは、図1に示すようにP偏析と硫酸との
組み合わせで生じる粒界腐食溝をなくす作用がある。
0.0003%未満の少ない含有量ではその効果が不安
定であり、また、0.0070%を超える過剰な含有量
では熱間加工性を劣化しはじめるので、0.0070%
以下とした。またB添加量は、Cuに応じて量を変化さ
せる必要がある。すなわち、Cu量が0.04%未満の
場合、Bは0.0003〜0.0010%の少量で有効
である。一方、Cu量が0.04%以上では、B量は
0.0010〜0.0070%添加する必要がある。
【0019】Cは、耐孔食性や耐食性の点から低い方が
よいが、製造性を考慮して上限を0.12%とした。S
iは、脱酸作用を持った有用な成分であるが、1.00
%を超えて含有させると熱間加工性が劣化して、熱間圧
延時の表面疵を多発するようになることから1.00%
以下とした。
【0020】Mnは、機械的強度維持および脱酸に有効
に寄与するが、1.00%を超えると靭性劣化の不利を
招き、熱間圧延での表面疵を多発するようになるので、
1.00%以下とする必要がある。Sは、耐食性向上の
ためできるだけ低い方が望ましく、0.030%以下と
する。
【0021】Crは、耐食性および耐酸化性を向上させ
るステンレス鋼としての重要な元素であるが、そのため
には少なくとも14%が必要であり、一方、20%を超
えると靭性の劣化を招くので、14〜20%の範囲に限
定した。
【0022】Niは、すぐれた耐食性、耐酸性を付与す
る作用があり、耐孔食性ならびに耐隙間腐食性を向上さ
せる作用もある。ただし、0.75%を超えて添加する
ことは経済性を損なうので、0.75%以下とした。
【0023】Cuは、耐食性向上および機械的強度向上
のために有用な元素であるが、0.005%未満では所
望の効果が得られず、一方、0.20%を超えると熱間
加工性低下の点で好ましくないので、0.005〜0.
20%の範囲に限定した。
【0024】次に、本発明ステンレス鋼の製造方法につ
いて述べる。上記の様な成分組成のフェライト系ステン
レス鋼は、転炉,電気炉,VOD,AODなどの溶製炉
で溶製されたのち造塊・分塊あるいは連続鋳造を経て、
熱間圧延される。この熱延終了後の鋼帯の巻取り保定温
度は700℃以上とすることで、冷延焼鈍後の製品のリ
ジングやr値を著しく向上させ、この温度での長時間保
定は一層の向上が認められるため、700℃以上とし
た。
【0025】熱延後一度コイルを冷却した後、ボックス
焼鈍した場合の焼鈍温度は、700℃以上で冷延焼鈍後
の製品のリジングやr値を巻取り温度の場合と同様に著
しく向上させ、この温度に長時間保定することで一層の
向上が認められるため、700℃以上とした。この温度
については高温にするほど効果があるが、880℃を超
えてγ相がでるようになると冷延時に耳割れが生じたり
圧延荷重が大きくなるので、880℃以下とした。
【0026】これら巻取り後の保定やボックス焼鈍は、
規定の温度に1時間以上保持することが必要である。こ
れ未満では効果が認められない。上限は特に規定しない
が、必要以上に長くしても効果は飽和してコスト高にな
るので適宜制限される。これら熱処理後の鋼板は、ショ
ットブラストによるメカニカルデスケーリングの後に硫
酸による酸洗にてデスケールし、冷間圧延して焼鈍しフ
ェライト系ステンレス鋼として製造される。
【0027】
【実施例】フェライト系ステンレス鋼を代表するSUS
430について、厚さ3mmに熱延し、700〜850℃
で巻取り保定時間を変えたコイル、あるいは700〜8
80℃で保定時間を変えボックス焼鈍したコイルの、9
0℃25%硫酸溶液中90sec 浸漬における粒界腐食溝
評点と、引き続き0.5mmまで冷延し焼鈍して製品にし
た場合の被さり疵、リジングとr値を評価した結果を表
1に示す。
【0028】リン量を約0.03%程度含有しても、B
を0.0003〜0.0070%添加した本発明鋼は、
比較鋼に比べ硫酸酸洗後に粒界腐食溝を示さない。さら
に本発明鋼は、この鋼板を引き続き冷間圧延し光輝焼鈍
を行った表面に被さり疵は無く、保護テープを貼り深絞
り加工した後にテープを剥ぎ取る製品評価でも、きらき
ら疵やゴールドダストと呼ばれる疵の発生はなく良好な
製品表面が得られた。また、リジングとr値についても
比較鋼よりかなり良好な特性が得られた。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明によって、リジングとr値を向上
させる熱延鋼帯の巻取り保定温度やボックス焼鈍温度を
確保し、これらの過程や冷却途中に生じるリンの粒界偏
析と硫酸デスケール酸洗との組合わせにより生じる粒界
腐食溝の発生を防止して、その後の冷間圧延表面の優れ
た最終製品の製造を可能としたものであり、その工業的
意義は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱延鋼帯の巻き取り保定温度またはボックス焼
鈍温度と、硫酸酸洗時の粒界腐食溝評点との関係を示す
図。
【図2】熱延鋼帯の巻き取り保定温度,保定時間と、冷
延焼鈍した後のリジング高さとの関係を示す図。
【図3】熱延鋼帯の巻き取り保定温度,保定時間と、冷
延焼鈍した後のr値との関係を示す図。
【図4】ボックス焼鈍の保定温度,時間を変更し冷延焼
鈍た場合のリジング高さとの関係を示す図。
【図5】ボックス焼鈍の保定温度,時間を変更し冷延焼
鈍た場合のr値との関係を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K037 EA02 EA04 EA05 EA06 EA12 EA13 EA15 EA20 EA23 EA25 EA27 EB06 EB08 FE03 FE05 FF02 FF03 FG00 FH00 GA08 HA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C :0.12%以下、 Si:1.00%以下、 Mn:1.00%以下、 P :0.040%以下、 S :0.030%以下、 Cr:14〜20%、 Ni:0.75%以下、 Cu:0.005〜0.20%、 及び B :Cu量が0.04%未満の場合、0.0003〜
    0.0010%、 Cu量が0.04%以上の場合、0.0010〜0.0
    070%、残部がFeおよび不可避的不純物からなるこ
    とを特徴とする表面性状と加工性に優れたフェライト系
    ステンレス鋼。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鋼を熱間圧延し、熱延終
    了後の鋼帯巻取り温度を700℃以上として保定し、メ
    カニカルデスケーリング後に硫酸酸洗し、冷延、焼鈍す
    ることを特徴とする表面性状と加工性に優れたフェライ
    ト系ステンレス鋼の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鋼を熱間圧延し、熱延後
    のコイルを冷却した後に焼鈍温度700〜880℃でボ
    ックス焼鈍し、メカニカルデスケーリング後に硫酸酸洗
    し、冷延、焼鈍することを特徴とする表面性状と加工性
    に優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
  4. 【請求項4】 熱延終了後の保定もしくは熱延後のボッ
    クス焼鈍の焼鈍時間を1時間以上とすることを特徴とす
    る請求項2または3記載の表面性状と加工性に優れたフ
    ェライト系ステンレス鋼の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2371560B (en) * 2000-12-15 2005-07-13 Hitachi Metals Ltd Wire for reinforcing glass, glass sealing the same and glass plate having stainless steel wire sealed
JP2008190009A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Nippon Steel Corp 硫酸酸洗性の良好なフェライト系ステンレス熱延鋼帯の製造方法
WO2018117489A1 (ko) * 2016-12-23 2018-06-28 주식회사 포스코 강도 및 내산성이 우수한 페라이트계 스테인리스강 및 이의 제조 방법

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