JP2000178430A - ポリカーボネート樹脂組成物、光学部品およびその製造方法 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂組成物、光学部品およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000178430A
JP2000178430A JP35608098A JP35608098A JP2000178430A JP 2000178430 A JP2000178430 A JP 2000178430A JP 35608098 A JP35608098 A JP 35608098A JP 35608098 A JP35608098 A JP 35608098A JP 2000178430 A JP2000178430 A JP 2000178430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
bis
polycarbonate
hydroxyphenyl
phosphite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35608098A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Otsuji
淳夫 大辻
Rihoko Suzuki
理穂子 鈴木
Hiromasa Marubayashi
博雅 丸林
Hirosuke Takuma
啓輔 詫摩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP35608098A priority Critical patent/JP2000178430A/ja
Publication of JP2000178430A publication Critical patent/JP2000178430A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 下記一般式(1−a)および一般式(2
−a)で表される構造単位を含有してなるポリカーボネ
ート共重合体と、亜リン酸エステル化合物を含む樹脂組
成物、該樹脂組成物を成形して得られる光学部品および
その製造方法。 (式中、R1 はアルキル基、アルコキシ基、ニトロ基ま
たはハロゲン原子、R2およびR3 は水素原子またはア
ルキル基を表し、R4 はアルキル基、アルコキシ基また
はハロゲン原子、kは0〜3の整数、lは0〜2の整数
を表す) 【効果】 着色が極めて少ない上、透明性、機械物性、
耐熱性等に優れ、且つ、低複屈折性を有し、溶融流動性
が良好で成形加工性に優れた樹脂組成物であり、光ディ
スク基板、ピックアップレンズ、液晶セル用プラスチッ
ク基板、プリズム、光ファイバーなどを代表とする光学
部品に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の繰り返し単
位を含有してなるポリカーボネート共重合体と亜リン酸
エステル化合物を含むポリカーボネート樹脂組成物に関
し、さらには、該樹脂組成物を成形して得られる光学部
品およびその製造方法に関する。本発明の樹脂組成物は
着色が極めて少ない上、透明性、機械物性、耐熱性等に
優れ、且つ、低複屈折性を有し、さらには溶融流動性が
良好で成形加工性に優れており、光ディスク基板、ピッ
クアップレンズ、液晶セル用プラスチック基板、プリズ
ム、光ファイバーなどを代表とする光学部品に有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートはエンジニアリングプ
ラスチックとして、自動車、電気、光学分野で幅広く使
用されている。現在、幅広く使用されているポリカーボ
ネートは、通常、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン(以下、ビスフェノールAと称する)と
ホスゲン等のハロゲン化カルボニル化合物より製造され
ている。ビスフェノールAより製造されるポリカーボネ
ートは、透明性、耐熱性、低透湿性、耐衝撃性、寸法安
定性等の特性をバランス良く備えた樹脂であり、広く用
いられている。特に近年、光ディスク基板等の光学部品
分野で使用されている。情報記録媒体として使用される
光ディスクにおいては、ディスク本体をレーザー光線が
通過するために、ディスク基板は透明であることは勿論
のこと、読みとり誤差を少なくするために光学的均質性
が強く求められている。
【0003】しかしながら、例えば、ビスフェノールA
から製造されるポリカーボネートを用いる場合には、デ
ィスク基板成型時の樹脂の冷却および流動過程において
生じた熱応力、分子配向、ガラス転移点付近の容積変化
等による残留応力が原因となり、レーザー光線がディス
ク基板を通過する際に複屈折が生じる。この複屈折に起
因する光学的不均一性が大きいことは、例えば、記録さ
れた情報の読みとり誤りを生じるなど、光ディスク基板
等の光学部品にとっては致命的欠陥となる。さらに、該
ポリカーボネートは溶融時の粘度が高いため、例えば、
記録密度を高めるためにより小さなピット径を有するデ
ィスク基板を射出成形して得るのが非常に困難である
等、成形加工性に問題があった。
【0004】このような問題点を解決する方法として、
種々の新しいポリマー、例えば、スピロビインダノール
単独のホリカーボネート、またはスピロビインダノール
とビスフェノールAとの共重合ポリカーボネート、等が
提案されている(特開昭63−314235号公報な
ど)。しかしながら、前者のポリカーボネートは低複屈
折であるものの、例えば、成形加工した際に成形物にク
ラックが生じるなど、透明性、機械強度が悪く、実用的
に問題点を有していた。また、後者のポリカーボネート
は、ビスフェノールAの含有率の増加に伴い、透明性お
よび機械物性は向上するものの、複屈折が大きくなり、
上述したような情報記録媒体等の光学部品としての使用
には問題点があった。さらに、これらのポリカーボネー
トは、既存のビスフェノールAから製造されるポリカー
ボネートに比較して、溶融時の粘度はいくらか低くなっ
ているものの、上述したような精密加工性を要求される
情報記録媒体用のディスク基板を射出成形して得るには
実用上、十分な溶融流動性を有しているとは言い難く、
これらの問題点の解決が強く望まれていた。
【0005】本発明者らは、上記の問題点を克服し、光
学部品用に有用な、透明性、機械物性、耐熱性等が良好
で、且つ、低複屈折性を有し、さらには溶融流動性が良
好で成形加工性に優れている樹脂として、後記一般式
(1−a)および一般式(2−a)で表される繰り返し
構造単位を含有してなるポリカーボネート共重合体を見
い出し、既に出願している(特願平10−110361
号)。しかし、光学部品用途においては使用される樹脂
に対してとりわけ高い透明性が要求されている。すなわ
ち、光学部品の成形用樹脂にあっては、成形直後あるい
は初期色相が良好であることは当然であるが、経年劣化
による黄変や透明性の低下なども防止しなければならな
い。さらに、前述のように、より狭いトラック幅、より
短いトラック長を有する高記録密度のディスク基板等の
成形においては、転写性を高めるために、通常、約25
0〜300℃あるいはそれ以上の高温において、成型を
行う必要があり、色相の悪化、透明性の低下など溶融成
形時の安定性に関し、より安定性に優れた樹脂が求めら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の問題点を克服し、成形時の着色が極めて少ない上に、
透明性、機械物性、耐熱性等に優れ、且つ、低複屈折性
を有し、さらには溶融流動性が良好で、より低温での成
形が可能なポリカーボネート樹脂組成物ならびに該ポリ
カーボネート樹脂組成物を成形して得られる光学部品お
よびその製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するため、鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、下記一般式(1−a)およ
び一般式(2−a)(化2)で表される繰り返し構造単
位を含有してなるポリカーボネート共重合体と、該共重
合体100重量部に対して、0.0005〜5重量部の
亜リン酸エステル化合物とを含有することを特徴とする
ポリカーボネート樹脂組成物に関するものである。
【0008】
【化2】 (式中、R1 はそれぞれ独立にアルキル基、アルコキシ
基、ニトロ基あるいはハロゲン原子を表し、R2 および
3 はそれぞれ独立に水素原子またはアルキル基を表
し、R4 はそれぞれ独立にアルキル基、アルコキシ基ま
たはハロゲン原子を表し、kはそれぞれ独立に0〜3の
整数を表し、lはそれぞれ独立に0〜2の整数を表す)
【0009】また、本発明は、ポリカーボネート共重
合体が、一般式(1−a)および一般式(2−a)で表
される全繰り返し構造単位中に、5〜90モル%の一般
式(1−a)で表される繰り返し構造単位を含むもので
ある前記の樹脂組成物、 ポリカーボネート共重合体の重量平均分子量が100
00〜150000である前記またはのポリカーボ
ネート樹脂組成物、 前記〜のいずれかの樹脂組成物を成形して得られ
る光学部品、 前記〜のいずれかの樹脂組成物を用いて光学部品
を製造するにあたり、樹脂温度240〜360℃、金型
温度50〜150℃で射出成形することを特徴とする光
学部品の製造方法、に関するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して詳細に説明
する。本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、前記一
般式(1−a)および一般式(2−a)で表される繰り
返し構造単位を含有してなるポリカーボネート共重合体
と、亜リン酸エステル化合物とを含有することを特徴と
するものである。本発明の樹脂組成物において用いられ
るポリカーボネート共重合体(以下、本発明に係るポリ
カーボネート共重合体ともいう)は、一般式(1)(化
3)で表されるジヒドロキシ化合物と、一般式(2)
(化3)で表されるジヒドロキシ化合物を、カーボネー
ト前駆体と作用させ共重合させることにより得られるも
のであり、一般式(1)で表される化合物とカーボネー
ト前駆体とから誘導される一般式(1−a)で表される
繰り返し構造単位と、一般式(2)で表される化合物と
カーボネート前駆体とから誘導される一般式(2−a)
で表される繰り返し構造単位の両繰り返し構造単位を必
須繰り返し構造単位として有する共重合体であって、ラ
ンダム共重合体、交互共重合体あるいはブロック共重合
体のいずれであってもよい。
【0011】
【化3】 (上式中、R1 、R2 、R3 、R4 、kおよびlは前記
と同じ)
【0012】これらのポリカーボネート共重合体の中で
も、耐熱性、機械物性等の諸物性のバランスを考慮する
と、一般式(1−a)および一般式(2−a)で表され
る全繰り返し構造単位中に含まれる一般式(1−a)で
表される繰り返し構造単位の割合は、好ましくは、5〜
90モル%であり、より好ましくは、10〜80モル%
であり、さらに好ましくは、20〜70モル%である。
【0013】一般式(1−a)において、R1 はそれぞ
れ独立にアルキル基、アルコキシ基、ニトロ基またはハ
ロゲン原子を表し、好ましくは、置換基を有していても
よい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有し
ていてもよい直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、ニ
トロ基あるいはハロゲン原子を表し、好ましくは、置換
基を有していてもよい炭素数1〜20の直鎖、分岐また
は環状のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数
1〜20のアルコキシ基、ニトロ基あるいはハロゲン原
子である。
【0014】好ましくは、R1 は、炭素数1〜10の無
置換の直鎖または分岐のアルキル基、炭素数1〜10の
無置換の直鎖または分岐のアルコキシ基あるいは塩素原
子であり、より好ましくは、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基、tert−ブチル基、メトキシ基、エトキシ基、
n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ
基、イソブトキシ基、tert−ブトキシ基または塩素
原子である。置換基R1 として、メチル基または塩素原
子は特に好ましい。また、一般式(1−a)において、
kはそれぞれ独立に0〜3の整数を表し、好ましくは、
0、1または2であり、より好ましくは、0または1で
ある。kとして、整数0は特に好ましい。
【0015】一般式(2−a)において、R2 およびR
3 はそれぞれ独立に、水素原子またはアルキル基を表
す。R2 およびR3 は、好ましくは、水素原子または炭
素数1〜10の直鎖、分岐または環状のアルキル基であ
り、より好ましくは、水素原子、炭素数1〜4の直鎖の
アルキル基であり、R2 およびR3 としてメチル基は特
に好ましい。
【0016】R4 はそれぞれ独立に、アルキル基、アル
コキシ基またはハロゲン原子を表し、好ましくは、置換
基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル
基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状の
アルコキシ基あるいはハロゲン原子を表し、好ましく
は、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の直鎖、
分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜20のアルコキシ基またはハロゲン原子を
表す。
【0017】好ましくは、R4 は炭素数1〜10の無置
換の直鎖または分岐のアルキル基、炭素数1〜10の無
置換の直鎖または分岐のアルコキシ基あるいはフッ素原
子、塩素原子であり、より好ましくは、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、メトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n
−ブトキシ基、イソブトキシ基、tert−ブトキシ
基、フッ素原子または塩素原子であり、置換基R4とし
て、メチル基、フッ素原子は特に好ましい。また、一般
式(2−a)において、lはそれぞれ独立に0〜2の整
数を表し、好ましくは、0または1である。lとして、
整数0は特に好ましい。
【0018】一般式(1−a)で表される繰り返し構造
単位において、カーボネート結合の置換位置はスピロビ
インダン構造内のベンゼン環上で、それぞれ、4、5、
6または7位であるか、4’、5’、6’または7’位
である。一般式(1−a)で表される繰り返し構造単位
の中でも、下記式(1−a−A)(化4)で表される繰
り返し構造単位が、また、一般式(2−a)で表される
繰り返し繰り返し構造単位の中でも、下記式(2−a−
A)(化4)で表される繰り返し構造単位が特に好まし
い。
【0019】
【化4】 (上式中、R1 、R2 、R3 、R4 、kおよびlは前記
と同じ)
【0020】本発明に係るポリカーボネート共重合体
は、前記したように、前記一般式(1)で表されるジヒ
ドロキシ化合物と前記一般式(2)で表されるジヒドロ
キシ化合物をカーボネート前駆体に作用させ共重合する
ことにより得られる(特願平10−110361号)。
製造方法としては、公知の各種ポリカーボネート重合方
法〔例えば、実験化学講座第4版、(28)高分子合
成、231〜242頁、丸善出版(1988年)に記載
の方法で、例えば、溶液重合法、エステル交換法または
界面重合法など〕が用いられる。代表的には、一般式
(1)で表されるジヒドロキシ化合物と一般式(2)で
表されるジヒドロキシ化合物にカーボネート前駆体(例
えば、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸ジフェニル等
の炭酸ジエステル化合物、ホスゲン等のハロゲン化カル
ボニル化合物など)を反応させる方法が用いられる。
【0021】本発明に係るポリカーボネート共重合体の
分子量としては、特に限定されるものではないが、通
常、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフ
ィー)で測定する標準ポリスチレン換算の分子量として
重量平均分子量が、5000〜200000であり、好
ましくは、10000〜150000であり、より好ま
しくは、15000〜120000である。また、重量
平均分子量と数平均分子量の比として表される多分散性
インデックスとしては、特に限定されるものではない
が、好ましくは、1.5〜20.0であり、より好まし
くは、2.0〜15.0であり、さらに好ましくは、
2.0〜10.0である。
【0022】本発明に係るポリカーボネート共重合体
は、一般式(1−a)または一般式(2−a)で表され
る繰り返し構造単位で、異なる複数の繰り返し構造単位
を含有してなるポリカーボネート共重合体であってもよ
い。また、本発明の所望の効果を損なわない範囲におい
て、一般式(1−a)または一般式(2−a)で表され
る繰り返し構造単位以外の、他の繰り返し構造単位を含
有してなるポリカーボネート共重合体であってもよい。
【0023】一般式(1−a)または一般式(2−a)
で表される繰り返し構造単位以外の他の繰り返し構造単
位は、一般式(1)または一般式(2)で表されるジヒ
ドロキシ化合物以外の他のジヒドロキシ化合物から誘導
される繰り返し構造単位であり、該ジヒドロキシ化合物
としては、各種公知の芳香族ジヒドロキシ化合物または
脂肪族ジヒドロキシ化合物を例示することができる。
【0024】該芳香族ジヒドロキシ化合物の具体例とし
ては、例えば、ビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、
1,1-ビス(4'−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2-ビス
(4'−ヒドロキシフェニル)エタン、ビス(4-ヒドロキ
シフェニル)フェニルメタン、ビス(4-ヒドロキシフェ
ニル)ジフェニルメタン、ビス(4-ヒドロキシフェニ
ル)-1-ナフチルメタン、1,1-ビス(4'−ヒドロキシフェ
ニル)-1-フェニルエタン、2,2-ビス(4'−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン〔”ビスフェノールA”〕、2-(4'−
ヒドロキシフェニル)-2-(3'−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2-ビス(4'−ヒドロキシフェニル)ブタン、
1,1-ビス(4'−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2-ビス
(4'−ヒドロキシフェニル)-3−メチルブタン、2,2-ビ
ス(4'-ヒドロキシフェニル)ペンタン、3,3-ビス(4'-ヒ
ドロキシフェニル) ペンタン、2,2-ビス(4'-ヒドロキシ
フェニル) ヘキサン、2,2-ビス(4'-ヒドロキシフェニ
ル)オクタン、2,2-ビス(4'-ヒドロキシフェニル)-4-メ
チルペンタン、2,2-ビス(4'-ヒドロキシフェニル) ヘプ
タン、4,4-ビス(4'-ヒドロキシフェニル) ヘプタン、2,
2-ビス(4'-ヒドロキシフェニル) トリデカン、2,2-ビス
(4'−ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2-ビス(3'−
メチル−4'−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス
(3'−エチル−4'−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,
2-ビス(3'−n−プロピル−4'−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2-ビス(3'−イソプロピル−4'−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2-ビス(3'−sec−ブチル
−4'−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(3'−
tert−ブチル−4'−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2-ビス(3'−シクロヘキシル−4'−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,2-ビス(3'−アリル−4'−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2-ビス(3'−メトキシ−4'
−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(3',5'-ジ
メチル−4'−ヒドロキシフェニル) プロパン、2,2-ビス
(2',3',5',6'-テトラメチル−4'−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)シアノ
メタン、1-シアノ-3,3−ビス(4'−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン、2,2-ビス(4'−ヒドロキシフェニル)ヘキ
サフルオロプロパン等のビス(ヒドロキシアリール)ア
ルカン類、
【0025】1,1-ビス(4'−ヒドロキシフェニル)シク
ロペンタン、1,1-ビス(4'−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン、1,1-ビス(4'−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘプタン、1,1-ビス(3'−メチル−4'−ヒドロキシフ
ェニル)シクロヘキサン、1,1-ビス(3',5'-ジメチル−
4'−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1-ビス
(3',5'-ジクロロ−4'−ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン、1,1-ビス(3'−メチル−4'−ヒドロキシフェニ
ル)−4−メチルシクロヘキサン、1,1-ビス (4'−ヒド
ロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、2,
2-ビス(4'−ヒドロキシフェニル)ノルボルナン、2,2-
ビス(4'−ヒドロキシフェニル)アダマンタン等のビス
(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、4,4'- ジヒ
ドロキシジフェニルエーテル、4,4'- ジヒドロキシ-3,
3'-ジメチルジフェニルエーテル、エチレングリコール
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル等のビス(ヒ
ドロキシアリール)エーテル類、4,4'- ジヒドロキシジ
フェニルスルフィド、3,3'−ジメチル−4,4'−ジヒドロ
キシジフェニルスルフィド、3,3'−ジシクロヘキシル−
4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、3,3'−ジフ
ェニル−4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルフィド等の
ビス(ヒドロキシアリール)スルフィド類、4,4'−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホキシド、3,3'−ジメチル−4,
4'−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド等のビス(ヒ
ドロキシアリール)スルホキシド類、4,4'−ジヒドロキ
シジフェニルスルホン、4,4'- ジヒドロキシ-3,3'-ジメ
チルジフェニルスルホン等のビス(ヒドロキシアリー
ル)スルホン類、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケト
ン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ケト
ン等のビス(ヒドロキシアリール)ケトン類、
【0026】さらには、7,7'−ジヒドロキシ−3,3',4,
4'-テトラヒドロ−4,4,4',4'-テトラメチル-2,2'-スピ
ロビ(2H−1−ベンゾピラン)、トランス-2,3- ビス
(4'−ヒドロキシフェニル)-2- ブテン、9,9-ビス(4'
−ヒドロキシフェニル)フルオレン、3,3-ビス(4'−ヒ
ドロキシフェニル)-2- ブタノン、1,6-ビス(4'−ヒド
ロキシフェニル)-1,6- ヘキサンジオン、α,α,
α’,α’−テトラメチル−α,α’−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−p-キシレン、α,α,α’,α’−
テトラメチル−α,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−m-キシレン、4,4'−ジヒドロキシビフェニル、ハ
イドロキノン、レゾルシン等が挙げられる。さらに、例
えばビスフェノールA2モルとイソフタロイルクロライ
ドまたはテレフタロイルクロライド1モルとを反応させ
ることにより製造することができるエステル結合を含む
芳香族ジヒドロキシ化合物も有用である。
【0027】該脂肪族ジヒドロキシ化合物の具体例とし
ては、1,2−ジヒドロキシエタン、1,3−ジヒドロ
キシプロパン、1,4−ジヒドロキシブタン、1,5−
ジヒドロキシペンタン、3−メチル−1,5−ジヒドロ
キシペンタン、1,6−ジヒドロキシヘキサン、1,7
−ジヒドロキシヘプタン、1,8−ジヒドロキシオクタ
ン、1,9−ジヒドロキシノナン、1,10−ジヒドロ
キシデカン、1,11−ジヒドロキシウンデカン、1,
12−ジヒドロキシドデカン、ジヒドロキシネオペンチ
ル、2−エチル−1,2−ジヒドロキシヘキサン、2−
メチル−1,3−ジヒドロキシプロパン等のジヒドロキ
シアルカン、1,3−ジヒドロキシシクロヘキサン、
1,4−ジヒドキシシクロヘキサン及び2,2−ビス
(4’−ヒドロキシルシクロヘキシル)プロパン等のジ
ヒドロキシシクロアルカンを挙げることができ、さら
に、o−ジヒドロキシキシリレン、m−ジヒドロキシキ
シリレン、p−ジヒドロキシキシリレン、1,4−ビス
(2’−ヒドロキシエチル)ベンゼン、1,4−ビス
(3’−ヒドロキシプロピル)ベンゼン、1,4−ビス
(4’−ヒドロキシブチル)ベンゼン、1,4−ビス
(5’−ヒドロキシペンチル)ベンゼン、1,4−ビス
(6’−ヒドロキシヘキシル)ベンゼン、2,2−ビス
[4’−(2”−ヒドロキシエチルオキシ)フェニル]
プロパン等のジヒドロキシ化合物を挙げることができ
る。
【0028】さらに、一般式(1−a)または一般式
(2−a)で表される繰り返し構造単位以外の他の繰り
返し構造単位として、上記ジヒドロキシ化合物以外の2
官能性化合物から誘導される繰り返し構造単位を含有し
ていてもよい。すなわち、該ジヒドロキシ化合物以外の
2官能性化合物としては、芳香族ジカルボン酸、脂肪族
ジカルボン酸、芳香族ジアミン、脂肪族ジアミン、芳香
族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート等の化合
物が挙げられる。これらの2官能性化合物を用いること
により、カーボネート基以外に、イミノ基、エステル
基、エーテル基、イミド基、アミド基、ウレタン基、ウ
レア基等の基を含有するポリカーボネート共重合体が得
られ、本発明はかかるポリカーボネート共重合体も包含
するものである。
【0029】一般式(1−a)または一般式(2−a)
で表される繰り返し構造単位以外の他の繰り返し構造単
位を含有する場合、全繰り返し構造単位中の一般式(1
−a)と一般式(2−a)で表される繰り返し構造単位
の占める割合は、本発明の所望の効果を損なわない範囲
であれば、特に制限されるものではないが、通常、50
モル%以上であり、好ましくは、70モル%以上であ
り、より好ましくは、90モル%以上である。本発明の
効果を最大限に得るためには、他の繰り返し構造単位を
含有することなく、前記一般式(1−a)および一般式
(2−a)で表される繰り返し構造単位のみからなる共
重合体は特に好ましい。
【0030】本発明に係るポリカーボネート共重合体に
おいて、末端基は、ヒドロキシ基、ハロホーメート基、
炭酸エステル基等の反応性の末端基であってもよく、ま
た、分子量調節剤で封止された不活性な末端基であって
もよい。本発明に係るポリカーボネート共重合体中の末
端基の量は特に制限はないが、通常、構造単位の総モル
数に対して、0.001〜10モル%であり、好ましく
は、0.01〜5モル%であり、より好ましくは、0.
1〜3モル%である。
【0031】本発明に係るポリカーボネート共重合体を
前記の方法に従い重合して製造する際に、分子量を調節
する目的で分子量調節剤の存在下に重合を行うことは好
ましいことである。かかる分子量調節剤としては特に限
定されるものではなく、公知のポリカーボネート重合の
際に使用される各種既知の分子量調節剤であればよく、
例えば、1価のヒドロキシ脂肪族化合物またはヒドロキ
シ芳香族化合物もしくはその誘導体(例えば、1価のヒ
ドロキシ脂肪族化合物またはヒドロキシ芳香族化合物の
アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、1価のヒドロ
キシ脂肪族化合物またはヒドロキシ芳香族化合物のハロ
ホーメート化合物、1価のヒドロキシ脂肪族化合物また
はヒドロキシ芳香族化合物の炭酸エステルなど)、1価
のカルボン酸もしくはその誘導体(例えば、1価のカル
ボン酸のアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、1価
のカルボン酸の酸ハライド、1価のカルボン酸のエステ
ルなど)等が挙げられる。分子量調節剤の使用量は特に
制限するものでなく、目的の分子量に調節するために所
望に応じて用いればよいが、通常、重合するジヒドロキ
シ化合物の総モル数に対して、0.001〜10モル%
であり、好ましくは0.01〜5モル%である。
【0032】本発明の樹脂組成物は、前記の本発明に係
るポリカーボネート共重合体と、亜リン酸エステル化合
物とを含有することを特徴とするものである。本発明の
樹脂組成物中に含まれる亜リン酸エステルの量は、一般
式(1−a)および一般式(2−a)で表される繰り返
し構造単位を含有してなるポリカーボネート共重合体1
00重量部に対して、0.0005〜5重量部であり、
好ましくは、0.001〜3重量部、より好ましくは、
0.01〜2重量部である。
【0033】本発明で使用される亜リン酸エステル化合
物としては、公知の各種誘導体を使用することができ
る。亜リン酸エステル化合物の具体例として、例えば、
トリメチルホスファイト、トリエチルホスファイト、ト
リブチルホスファイト、トリオクチルホスファイト、ト
リス(2−エチルヘキシルホスファイト)、トリノニル
ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリス(トリ
デシル)ホスファイト、トリオクタデシルホスファイ
ト、トリステアリルホスファイト、トリス(2−クロロ
エチル)ホスファイト、トリス(2,3−ジクロロプロ
ピルホスファイト)などのトリアルキルホスファイト
類、トリシクロヘキシルホスファイトなどのトリスシク
ロアルキルホスファイト類、トリフェニルホスファイ
ト、トリクレジルホスファイト、トリス(エチルフェニ
ル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホス
ファイトなどのトリスアリールホスファイト類、フェニ
ル−ジデシルホスファイト、ジフェニル−イソオクチル
ホスファイト、ジフェニル−2−エチルヘキシルホスフ
ァイト、ジフェニル−デシルホスファイト、ジフェニル
−トリデシルホスファイトなどのアリールアルキルホス
ファイト類、
【0034】ビス(トリデシル)−ペンタエリスチリル
−ジホスファイト、ジステアリル−ペンタエリスチリル
−ジホスファイト、ジフェニル−ペンタエリスチリル−
ジホスファイト、ビス(ノニルフェニル)−ペンタエリ
スチリル−ジホスファイト、ビス(2,4−ジ−ter
t−ブチルフェニル)−ペンタエリスチリル−ジホスフ
ァイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メ
チルフェニル)−ペンタエリスチリル−ジホスファイ
ト、テトラフェニル−ジプロピレングリコール−ジホス
ファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−イソプロ
ピリデンジフェニル−ジホスファイト等のジホスファイ
ト類、テトラ(2,4−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)−4,4’−ジフェニルホスファイト、テトラフェ
ニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスチリルテトラホ
スファイト、トリラウリルトリチオホスファイトなどを
挙げることができるが、これらに限定されるものではな
い。これらの亜リン酸エステル化合物は、単独もしくは
2種類以上組み合わせて、使用することができる。
【0035】本発明のポリカーボネート樹脂組成物を製
造する方法としては、特に制限はなく、通常、樹脂組成
物を製造する各種公知の方法により行うことができる。
すなわち、 (1)重合反応後、後処理・精製工程を経て得
られたポリカーボネート溶液に対して、上記亜リン酸エ
ステル化合物を添加、混合した後に、ポリマーを固体
(例えば、粉体またはペレットなど)として単離する方
法(溶液ブレンド法)、(2) 一旦、前記ポリカーボネー
ト溶液からポリカーボネートを固体として単離した後、
該固体に対して上記亜リン酸エステル化合物を添加し
て、さらに公知の各種混合装置(例えば、ターンブルミ
キサー、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、スー
パーミキサーなど)により分散混合する方法、あるい
は、(3) 前述の通り、各種混合機により分散混合した
後、押出機、バンバリーミキサー、ロール等で溶融混練
する方法などが挙げられる。また、これらの方法を併用
しても差し支えない。
【0036】本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、
本発明の所望の効果を損なわない範囲で、製造時あるい
は成形時に、さらに公知の各種添加剤、例えば、酸化防
止剤または熱安定剤(例えば、フェノール系、ヒンダー
ドフェノール系、硫黄系、リン酸金属塩、亜リン酸金属
塩など)、紫外線吸収剤、滑剤、有機ハロゲン化合物系
の難燃剤、離型剤、顔料、染料、流動性改良剤、帯電防
止剤、ガラス繊維、ガラスビーズ、硫酸バリウム、Ti
2 などを併せて添加することができる。
【0037】本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、
所望の効果を損なわない範囲で、製造時あるいは成形時
に、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)プロパ
ンから誘導される芳香族ポリカーボネートと配合するこ
とにより、成形材料として使用することも可能である。
また、さらに他のポリマーと併用して成形材料として使
用することが可能である。他のポリマーとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹
脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリトリフルオロエチレ
ン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリアセタール、ポ
リフェニレンオキシド、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリスル
ホン、ポリエーテルスルホン、パラオキシベンゾイル系
ポリエステル、ポリアリーレート、ポリスルフィド等が
挙げられる。
【0038】本発明のポリカーボネート樹脂組成物は熱
可塑性であり、溶融状態で射出成形、押出成形、ブロー
成形、フィラー等への含浸等が可能であり、さらには、
圧縮成形、溶液キャスティングなど、各種公知の成形方
法により容易に成形可能である。
【0039】本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、
成形材料として電気機器等のシャーシやハウジング材、
電子部品、自動車部品、光ディスク等の情報記録媒体の
基板、カメラや眼鏡のレンズ等の光学材料、ガラス代替
の建材等に成形することが可能である。とりわけ、本発
明のポリカーボネート樹脂組成物は、透明性、機械物
性、耐熱性に優れ、且つ、低複屈折性を有し、さらに溶
融流動性に優れていることから、各種光学部品用の成形
材料として非常に有用である。
【0040】本発明の光学部品としては、光ディスク基
板、光磁気ディスク基板などの光記録媒体基板、ピック
アップレンズなどの光学レンズ、液晶セル用プラスチッ
ク基板、プリズム等の各種光学部品を挙げることができ
る。これらの光学部品は、本発明の樹脂組成物を、上述
したような従来より公知の各種成形方法(代表的には、
射出成形など)により成型することにより、好適に製造
することができる。
【0041】本発明に係るポリカーボネート共重合体
は、汎用のビスフェノールAポリカーボネートと比較し
て、低複屈折であり、溶融時流動性が良好であるという
特徴を有しており、比較的、低温での成形が可能とな
る。本発明の光学部品を製造する際に、好ましくは、樹
脂温度250〜340℃、金型温度60〜140℃であ
り、より好ましくは、樹脂温度260〜330℃、金型
温度70〜130℃である。成形時に樹脂温度が、あま
りに高すぎると樹脂の分解、着色等が避けられなくな
り、透明性が低下する。一方、樹脂温度があまりに低く
すぎると、溶融流動性が十分に得られず、金型の転写性
が悪くなったり、複屈折が大きくなる等の問題がある。
さらに、成形時の金型温度は、あまりに高すぎると離型
時の変形が大きくなる等の問題が生じ、あまりに低すぎ
ると得られる光学部品の複屈折が大きくなる等の問題が
生じる。
【0042】本発明の光学部品を製造する好ましい方法
は、樹脂温度240〜360℃、金型温度50〜150
℃の範囲で射出成形する方法である。このようにして得
られる本発明の光学部品は、低複屈折性を有し、諸性能
(例えば、光ディスクとしての光記録特性、耐久性な
ど)に優れており、非常に有用である。
【0043】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は以下の実施れに限定されるもので
はない。なお、以下の製造例および比較製造例で製造し
たポリカーボネートの物性の測定は以下の方法により行
った。 〔分子量の測定〕芳香族ポリカーボネートの0.2重量
%クロロホルム溶液をGPC(ゲル・パーミエーション
・クロマトグラフィー)〔昭和電工(株)製、Syst
em−11〕により測定し、重量平均分子量(Mw)を
求めた。尚、測定値は、標準ポリスチレン換算の値であ
る。 〔溶融粘度〕島津高化式フローテスター(CFT500
A)を使用し、荷重100kgで直径0.1cm、長さ
1cmのオリフィスを用いて測定した。
【0044】製造例1 内容量2リットルのバッフル付きフラスコに、格子翼を
備えた撹拌機、還流冷却管、ホスゲン(塩化カルボニ
ル)吹き込み用浸漬管を設けた。このフラスコに、原料
モノマーとして下記式(1−1)(化5)で表される
6,6’−ジヒドロキシ−3,3,3’,3’−テトラ
メチル−1,1’−スピロビインダン77.1g(0.
25モル)と下記式(2−1)(化5)で表されるα,
α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−ジイ
ソプロピルベンゼン86.6g(0.25モル)、水酸
化ナトリウム56g(1.40モル)、分子量調節剤と
して4−tert−ブチルフェノール2.58g(3.43
モル%対ジオール成分)、ならびに、600ミリリット
ルの脱イオン水を装入し、水溶液を調製した。その後、
該水溶液に600ミリリットルのジクロロメタンを添加
し、2相混合物とし、この2相混合物を撹拌しながら、
該混合物にホスゲン59.4g(0.60モル)を9.
9g/分の供給速度で供給した。
【0045】
【化5】
【0046】ホスゲンの供給終了後、0.08gのトリ
エチルアミンを反応混合物に添加し、さらに90分間撹
拌混合した。その後、撹拌を停止し、反応混合物を分液
し、ジクロロメタン相を塩酸水溶液により中和し、脱イ
オン水を使用して、水性洗浄液に電界質が実質的に検出
されなくなるまで洗浄した。その後、ジクロロメタン相
から、ジクロロメタンを蒸発留去することにより、下記
式(1−a−1)および下記式(2−a−1)(化6)
で表される繰り返し構造単位を含有してなるポリカーボ
ネート共重合体(ランダム共重合体)を白色粉状固体で
得た。重量平均分子量は51000であった。走査熱量
計(DSC−3100、マックサイエンス社製)で、0
℃から300℃の温度範囲で示差熱分析を行ったとこ
ろ、ガラス転移温度(Tg)は145℃であった。また
240℃における溶融粘度は4500ポイズであった。
【0047】
【化6】
【0048】得られたポリカーボネート共重合体の1重
量%重水素化クロロホルム溶液の 1H−NMR(400
MHz)を測定した結果を下記に示した。 ・ 1H−NMR δ(CDCl3 ):1.3(s,12
H)、1.4(s,12H)、2.3(m,8H)、
3.9〜4.5(m,8H)、6.3〜7.2(m,1
2H) ・IR(KBr法):1780cm-1〔−O−C(=
O)−O−〕 上記 1H−NMR測定で、スピロビインダン環上のメチ
ル基とイソプロピリデン基に含まれるメチル基との積分
比を求めることによって、得られたポリカーボネート共
重合体中の式(1−a−1)で表される繰り返し構造単
位と、式(2−a−1)で表される繰り返し構造単位と
のモル比は50:50であることが確認された。
【0049】比較製造例1 ビスフェノールAとホスゲンから常法(界面重合法)に
従い、公知のポリカーボネートを製造した。すなわち、
内容量2リットルのバッフル付きフラスコに、格子翼を
備えた撹拌機、還流冷却管、ホスゲン吹き込み用浸漬管
を設けた。このフラスコに、114g(0.50モル)
のビスフェノールA、56g(1.40モル)の水酸化
ナトリウム、2.58gの4−tert−ブチルフェノール
および、600ミリリットルの脱イオン水を装入し水溶
液を調製した。その後、該水溶液に600ミリリットル
のジクロロメタンを添加し、2相混合物とし、この2相
混合物を撹拌しながら、該混合物に59.4g(0.6
0モル)のホスゲンを9.9g/分の供給速度で供給し
た。ホスゲンの供給終了後、0.08gのトリエチルア
ミンを反応混合物に添加し、さらに90分間撹拌混合し
た。その後撹拌を停止し、反応混合物を分液し、ジクロ
ロメタン相を塩酸水溶液により中和し、脱イオン水を使
用して、水性洗浄液に電界質が実質的に検出されなくな
るまで洗浄した。その後、ジクロロメタン相から、ジク
ロロメタンを蒸発留去することにより、固体状態の芳香
族ポリカーボネートを得た。重量平均分子量は5100
0であり、300℃における溶融粘度は5400ポイズ
であった。
【0050】比較製造例2 特開昭63−314235号公報、実施例7に記載の方
法に従い、ビスフェノールAとスピロビインダノールと
のポリカーボネート共重合体(モル比50:50)を製
造した。重量平均分子量は44800であり、280℃
における溶融粘度は4800ポイズであった。
【0051】実施例1(本発明の樹脂組成物の製造なら
びにディスク形基板の作製) 製造例1で製造したポリカーボネート共重合体100重
量部、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)ホスファイト0.2重量部をヘンシェルミキサーに
て混合した後、単軸押出機(65mm)にて溶融混練
し、ペレット化されれ樹脂組成物を得た。得られたペレ
ットを50tの成形機にて射出成形して、厚さ0.6m
m、直径120mmの簡易ディスク形の基板を得た。成
形条件は、成形温度280℃、金型温度95℃であっ
た。
【0052】実施例2 製造例1において、脱イオン水を使用して、水性洗浄液
に電解質が実質的に検出されなくなるまで洗浄したポリ
カーボネート共重合体のジクロロメタン溶液100重量
部(ポリマー濃度22重量%、すなわち、ポリマー固体
分を22重量部含有)に対して、トリオクチルホスファ
イトジフェニル−2−エチルヘキシルホスファイト0.
44重量部(ポリマー固体分100重量部に対して、1
重量部)を添加して室温で30分間撹拌した。その後、
該ポリカーボネート溶液をメタノール500重量部に排
出してポリマーを白色粉状固体として得る以外は、製造
例1に記載の方法と同様な方法で操作を行った。得られ
たポリカーボネート共重合体の樹脂組成物は、リンの元
素分析の結果、ポリカーボネート共重合体100重量部
に対してトリオクチルホスファイトジフェニル−2−エ
チルヘキシルホスファイトを0.5重量部(0.5重量
%)含有していることが判った。この樹脂組成物を実施
例1に記載の方法と同様にして、ペレット化、さらに射
出成形することにより、簡易ディスク形の基板を得た。
【0053】実施例3 実施例1において、トリス(2,4−ジ−tertーブ
チルフェニル)ホスファイト0.2重量部の代わりに、
ジフェニル−2−エチルヘキシルホスファイト0.2重
量部を使用する以外は、実施例1に記載の方法と同様に
して、簡易ディスク形の基板を得た。
【0054】実施例4 実施例1において、トリス(2,4−ジ−tertーブ
チルフェニル)ホスファイト0.2重量部の代わりに、
ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェ
ニル)−ペンタエリスチリル−ジホスファイト0.1重
量部を使用する以外は、実施例1に記載の方法と同様に
して、簡易ディスク形の基板を得た。
【0055】実施例5 実施例1において、トリス(2,4−ジ−tertーブ
チルフェニル)ホスファイト0.2重量部の代わりに、
テトラフェニル−テトラ(トリデシル)−ペンタエリス
チリル−テトラホスファイト0.2重量部を使用する以
外は、実施例1に記載の方法と同様にして、簡易ディス
ク形の基板を得た。
【0056】実施例6 実施例5において、テトラフェニル−テトラ(トリデシ
ル)−ペンタエリスチリル−テトラホスファイト0.2
重量部に加えて、ペンタエリスチリル[3−(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート]0.2重量部を使用する以外は、実施例5
に記載と同様にして、簡易ディスク形の基板を得た。
【0057】比較例1 比較製造例1で製造したポリカーボネート共重合体10
0重量部、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)ホスファイト0.2重量部を、ヘンシェルミキサ
ーにて混合した後、単軸押出機(65mm)にて溶融混
練し、ペレット化した樹脂組成物を得た。得られたペレ
ットを40tの成形機にて射出成形して、厚さ0.6m
m、直径120mmの簡易ディスク形の基板を得た。成
形条件は、成形温度340℃、金型温度95℃であっ
た。
【0058】比較例2 比較製造例2で製造したポリカーボネート共重合体10
0重量部、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)ホスファイト0.2重量部を、ヘンシェルミキサ
ーにて混合した後、単軸押出機(65mm)にて溶融混
練し、ペレット化された樹脂組成物を得た。得られたペ
レットを50tの成形機にて射出成形して、厚さ0.6
mm、直径120mmの簡易ディスク形の基板を得た。
成形条件は、成形温度320℃、金型温度95℃であっ
た。
【0059】比較例3 実施例1において、トリス(2,4−ジ−tertーブ
チルフェニル)ホスファイトを使用しない以外は、実施
例1に記載の方法と同様にして、簡易ディスク形の基板
を得た。
【0060】〔評価方法〕各実施例および比較例で製造
した簡易ディスク形の基板を用いて、以下に示した項目
の評価試験を行った。結果を下記の第1表(表1)に示
した。 (1)外観 試験片の透明性、面状態を目視観察、評価した。 ○:ひび割れ、クラック、面荒れ等が無く、無色透明で
面状態の良いもの ×:ひび割れ、クラック、面荒れ等が観察されるもの (2)全光線透過率(以下、透過率と称する) ASTMD−1003法に従った。 (3)複屈折 精密歪計(東芝硝子株式会社・SVP−30−II)を用
いて、バビネ補整器型法により測定した。 (4)耐熱性 120℃で、熱風乾燥器中に、24時間放置した後、試
験片を取り出して、肉眼で観察し評価した。 ○:成形物の着色、表面の歪、クラック等が無いもの ×:成形物の着色、表面の歪、クラック等が観察される
もの (5)色相 簡易ディスク形の基板のYI値を測定した。
【0061】
【表1】 第1表から明らかなように、本発明のポリカーボネート
共重合体を成形して得られる成形物は、透明性、耐熱性
等が良好で、且つ、低複屈折性を有していることが明き
らかとなった。
【0062】実施例7(光ディスクの作製および評価) 実施例1で製造した樹脂組成物(ペレット状)を、12
0℃にて18時間乾燥した後、280℃にて射出成形を
行った。すなわち、金型に鏡面を有するスタンパーを装
着して、外径130mm、厚さ1.2mmの円盤状の成
形物を得た。得られた基板の中心部を、内径15mmと
なるように打ち抜いて、ドーナツ状円盤とした。次に、
基板の片面にアルミの真空蒸着を行い、600オングス
トロームの反射層を設けた。得られた光ディスクの複屈
折およびBER(ビットエラーレート)を測定した。ビ
ットエラーレートは、波長780nm、線速2m/se
c、0.8mWのレーザー光を用いて、記録の読みとり
のエラーの発生率を測定した。結果を下記の第2表(表
2)に示した。
【0063】比較例4 比較例1で製造した樹脂組成物を使用して、上記実施例
7と同様な方法により光ディスクを製造した。得られた
光ディスクの複屈折およびBER(ビットエラーレー
ト)を測定した結果を、下記の第2表に示した。
【0064】比較例5 比較例2で製造した樹脂組成物を使用して、上記実施例
7と同様な方法により光ディスクを製造した。得られた
光ディスクの複屈折およびBER(ビットエラーレー
ト)を測定した結果を、下記の第2表に示した。
【0065】比較例6 比較例3で製造した樹脂組成物を使用して、上記実施例
7と同様な方法により光ディスクを製造した。得られた
光ディスクの複屈折およびBER(ビットエラーレー
ト)を測定した結果を、以下の第2表に示した。
【0066】
【表2】 第2表から明らかなように、本発明のポリカーボネート
共重合体と亜リン酸エステル化合物を含む樹脂組成物を
用いて、得られる光ディスクは複屈折の低下により、B
ERが良好である。
【0067】
【発明の効果】ポリカーボネート共重合体と亜リン酸エ
ステル化合物を含む本発明の樹脂組成物は、着色が極め
て少ない上、透明性、機械物性、耐熱性等に優れ、且
つ、低複屈折性を有し、さらには溶融流動性が良好で成
形加工性に優れており、光ディスク基板、ピックアップ
レンズ、液晶セル用プラスチック基板、プリズム、光フ
ァイバーなどを代表とする光学部品に有用である。本発
明の光学部品として、例えば、上記樹脂組成物を成形し
て得られる光ディスク基板は、複屈折が小さく光記録特
性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸林 博雅 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 詫摩 啓輔 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 Fターム(参考) 4F206 AA28 AB22 AC01 AG19 AH17 AH33 AH73 AH76 AH77 AH79 AM32 JA07 JF02 JL02 4J002 CG011 CG021 CP01 CP02 EW046 GS02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1−a)および一般式(2
    −a)(化1)で表される繰り返し構造単位を含有して
    なるポリカーボネート共重合体と、該共重合体100重
    量部に対して、0.0005〜5重量部の亜リン酸エス
    テル化合物とを含有することを特徴とするポリカーボネ
    ート樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1 はそれぞれ独立にアルキル基、アルコキシ
    基、ニトロ基あるいはハロゲン原子を表し、R2 および
    3 はそれぞれ独立に水素原子またはアルキル基を表
    し、R4 はそれぞれ独立にアルキル基、アルコキシ基ま
    たはハロゲン原子を表し、kはそれぞれ独立に0〜3の
    整数を表し、lはそれぞれ独立に0〜2の整数を表す)
  2. 【請求項2】 ポリカーボネート共重合体が、一般式
    (1−a)および一般式(2−a)で表される全繰り返
    し構造単位中に、5〜90モル%の一般式(1−a)で
    表される繰り返し構造単位を含むものであることを特徴
    とする請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリカーボネート共重合体の重量平均分
    子量が10000〜150000である請求項1または
    2に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のポリカ
    ーボネート樹脂組成物を成形して得られる光学部品。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のポリカ
    ーボネート樹脂組成物を用いて光学部品を製造するにあ
    たり、樹脂温度240〜360℃、金型温度50〜15
    0℃で射出成形することを特徴とする光学部品の製造方
    法。
JP35608098A 1998-12-15 1998-12-15 ポリカーボネート樹脂組成物、光学部品およびその製造方法 Withdrawn JP2000178430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35608098A JP2000178430A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 ポリカーボネート樹脂組成物、光学部品およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35608098A JP2000178430A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 ポリカーボネート樹脂組成物、光学部品およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000178430A true JP2000178430A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18447233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35608098A Withdrawn JP2000178430A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 ポリカーボネート樹脂組成物、光学部品およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000178430A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006071782A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Fuji Photo Film Co Ltd プラスチック製レンズを用いた光学ユニット
JP2007216607A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Polyplastics Co 液晶ディスプレイ部品
WO2018139136A1 (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 帝人株式会社 ポリカーボネート共重合体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006071782A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Fuji Photo Film Co Ltd プラスチック製レンズを用いた光学ユニット
JP2007216607A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Polyplastics Co 液晶ディスプレイ部品
JP4641953B2 (ja) * 2006-02-20 2011-03-02 ポリプラスチックス株式会社 液晶ディスプレイ部品
WO2018139136A1 (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 帝人株式会社 ポリカーボネート共重合体
JPWO2018139136A1 (ja) * 2017-01-27 2019-11-07 帝人株式会社 ポリカーボネート共重合体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002117580A (ja) 光ディスク基板および光ディスク
JPH1135815A (ja) ポリカーボネート組成物
JP3964557B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物および光学用成形品
JP2000178431A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物、光学部品およびその製造方法
JP2000178430A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物、光学部品およびその製造方法
JP3404203B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
JP3442556B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂およびその製造方法
JP3841120B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JP2004331688A (ja) ポリカーボネート共重合体より形成された光学部材
JPH09183836A (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP2001279084A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物およびその用途
JP4091693B2 (ja) 光学用ポリカーボネート樹脂成形材料および光ディスク基板
JP2001279083A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物およびその用途
JP4495889B2 (ja) ポリカーボネート共重合体およびその用途
JP3667126B2 (ja) ポリカーボネート共重合体およびその用途
JPH09183894A (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
JPH09176473A (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
JP2003034718A (ja) ポリカーボネート共重合体およびその用途
JP3380101B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
JP4485714B2 (ja) ポリカーボネート共重合体およびその用途
JP3992564B2 (ja) プラスチックミラー用成形材料
JP2000281888A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物、光学部品およびその製造方法
JPH09157377A (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂およびその製造方法
JP3789379B2 (ja) 含硫ジアセテート化合物および該化合物を用いたジヒドロキシ化合物の製造方法
JPS6356556A (ja) ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051006

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060922