JP2000177668A - モータバイクなどの風防の調節装置 - Google Patents

モータバイクなどの風防の調節装置

Info

Publication number
JP2000177668A
JP2000177668A JP10356439A JP35643998A JP2000177668A JP 2000177668 A JP2000177668 A JP 2000177668A JP 10356439 A JP10356439 A JP 10356439A JP 35643998 A JP35643998 A JP 35643998A JP 2000177668 A JP2000177668 A JP 2000177668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
windshield
guide
guide rail
adjusting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10356439A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4194154B2 (ja
Inventor
Koji Gokita
浩二 後北
Shunsuke Takami
俊輔 高見
Mikiya Yagi
幹也 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Cable System Inc
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Cable System Inc filed Critical Nippon Cable System Inc
Priority to JP35643998A priority Critical patent/JP4194154B2/ja
Publication of JP2000177668A publication Critical patent/JP2000177668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4194154B2 publication Critical patent/JP4194154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/02Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
    • B62J17/04Windscreens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイクなどの風防の調節装置を駆動するモー
タなどを、風防から離れた位置に自由に配置できるよう
にする。 【解決手段】 バイクなどの車体に固定するガイドレー
ル4と、車体に対して基部が回動自在に設けられ、先端
部が風防1の両側に回動自在に支持する左右一対のリン
ク2、2と、ガイドレール4に摺動自在に設けたスライ
ダ5と、そのスライダ5を往復駆動するためのケーブル
6、7と、ケーブルを往復駆動するモータ駆動のケーブ
ル駆動機構8と、ガイドレールとケーブル駆動機構の間
を連結する導管9、10とを備えた風防の調節装置A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータバイク(オー
トバイ)、自転車、水上バイク、雪上バイクなどの風防
の調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータバイクなどの運転者が外部にさら
されるタイプの乗り物では、前方からの風を避けるため
に風防を使用しているものがある。このような乗り物で
は、通常の運転では運転者は楽なように体を起こしてお
り、高速運転では風圧を避けるために前傾姿勢をとる。
そのため従来、運転者の姿勢に応じて、通常の運転では
運転者を充分に保護するために風防の前方からの投影面
積を大きくすると共に、高速運転では空気抵抗を少なく
するために投影面積を小さくしうる風防調節装置が提案
されている。このような風防調節装置には、風防を斜め
上下方向にスライド自在に支持し、モータ駆動で昇降さ
せるスライドタイプの装置と、風防をヒンジやリンクな
どで回動自在に支持し、傾斜角度を調節するチルトタイ
プの装置とがある。
【0003】前者の例として、たとえば実開昭62−5
4887号公報に示されるウインドスクリーン装置があ
る。このものは図14に示すように、ウインドスクリー
ン(風防)102の下半分両側縁を昇降自在に支持する
スクリーンガイド103と、そのスクリーンガイドの背
面下部中央に縦方向に設けたラック104と、そのラッ
クと噛み合う駆動ギヤ105と、その駆動ギヤを往復回
転駆動する減速機およびモータMとを備えている。この
ものは運転状況に応じて、モータMを回転させ、駆動ギ
ヤ105と噛み合うラック104を昇降駆動し、ウイン
ドスクリーン102をスライド昇降させることができ
る。
【0004】また、実開昭62−54888号公報に
は、図15に示すように、いわゆるXリンク107とク
ランク機構108とを組み合わせて風防102を昇降駆
動する装置が示されている。Xリンク107は、それぞ
れ下端が車体側に回動自在に連結され、中心部同士がピ
ン109によって回動自在に連結された2本のリンク1
10、111を有する。リンク110、111の上端に
は、ウインドスクリーン102に取り付けられる横バー
112がスライド自在に取り付けられている。ピン10
9はガイド113によってガイドされている。クランク
機構108はモータによって回転駆動される偏心円板1
14と、その偏心円板114と前記のピン109とを連
結するクランク115とからなる。
【0005】他方、チルトタイプの装置として、特開平
7−359859号公報の位置調節装置がある。このも
のは図16に示すように、風防116の左右端をそれぞ
れ2本のリンク117、118を介して車体側に取り付
けている。リンク117、118は車体および風防11
6と共に、いわゆる4点リンク機構を構成している。ま
た下側の左右のリンク117同士は軸119で連結され
ており、その軸はウオーム・アンド・ギヤ120を介し
てシャフト121と連結され、そのシャフトは減速機お
よびモータMに連結されている。
【0006】このものは(モータMを設けない場合は)
風防116を手動で上下に傾動させることができ、風防
を上方へ動かすときに軸119およびリンク117、1
18が反時計回りに回転する。また、モータMにより軸
119を介してリンク117、118を反時計方向に回
動させて、風防116の傾斜角度を自由に調節すること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記いずれの装置で
も、モータ駆動にする場合は、モータMや減速機、伝導
機構などを風防の直下に配置させるため、バイクのヘッ
ドライト類との干渉を避ける工夫が必要である。そのた
め設計が難しくなり、機種ごとに異なる伝導機構を準備
する必要がある。
【0008】本発明はモータなどの駆動機構を風防から
離れた位置に配置することができ、それにより設置が容
易で、機種による共用化が容易なバイクなどの風防の調
節装置を提供することを技術課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の風防の調節装置
は、モータバイクなどの車体に対して昇降ないし傾動自
在に設けられる風防を往復操作するための調節装置であ
って、風防に対し、風防を往復操作するように連結され
るケーブルと、前記風防から離れた位置に設けられ、ケ
ーブルを往復駆動するためのケーブル駆動機構と、風防
の近辺からケーブル駆動機構の近辺まで、前記ケーブル
を往復移動自在に案内する導管とを備えていることを特
徴としている。
【0010】このような風防の調節装置においては、車
体に取り付けられるガイドレールと、そのガイドレール
に沿って移動自在に設けられ、風防に連結されるスライ
ダとを有し、そのスライダに前記ケーブルが連結されて
いるものが好ましい。ガイドレールは直線状であっても
よく、前後方向に円弧状に湾曲しているものであっても
よい。
【0011】前記ケーブルは、風防を互いに反対方向に
引き操作するようにガイドレールに沿って張設される実
質的に2本のプルケーブルとすることができ、その場合
は、ケーブル駆動機構を、それらの2本のプルケーブル
を巻き取り、送り出すドラムと、そのドラムを回転駆動
する手段とから構成することができる。
【0012】その調節装置では、ガイドレールの一端
に、一方のケーブルの向きを反転させる反転ガイドが設
けられ、その反転ガイドとケーブル駆動機構との間にそ
のケーブルを通す1本の導管が連結されており、ガイド
レールの他端とケーブル駆動機構の間に、他方のケーブ
ルを通す他の1本の導管が連結されているものが好まし
い。
【0013】さらに、ガイドレールの一端に、一方のケ
ーブルの向きを反転させる反転ガイドが設けられてお
り、ガイドレールの他端に、その反転ガイドから出てく
る一方のケーブルおよび他方のケーブルの向きをそれぞ
れ横方向に変えるケーブルガイドが設けられており、そ
のケーブルガイドとケーブル駆動機構との間にそれらの
ケーブルを通す2本の導管が連結されているものとする
こともできる。
【0014】ケーブル駆動機構は、回転駆動手段である
モータと、そのモータに連結されるリング遊星歯車減速
機と、その出力部に連結される前記ドラムとから構成す
ることができる。また、ケーブル駆動機構は、前記回転
駆動手段であるモータと、そのモータに連結されるウオ
ームと、そのウオームと噛み合うウオームホイールと、
そのウオームホイールとショックアブソーバおよび一方
向係合機構を介して係合する前記ドラムとから構成して
もよい。
【0015】また前記ケーブルはプッシュプルケーブル
とすることができる。その場合、ガイドレールおよびス
ライダを左右一対で設け、ケーブル駆動機構を、各スラ
イダに連結された2本のプッシュプルケーブルを同調し
て駆動するものとすることができる。また、ガイドレー
ルを1本とし、その1本のガイドレールに設けたスライ
ダを風防に連結するようにしてもよい。いずれの場合
も、プッシュプルケーブルをギヤードケーブルとし、ケ
ーブル駆動機構を、そのギヤードケーブルと噛合するギ
アと、そのギアを回転駆動する手段とを備えているもの
とすることができる。
【0016】
【作用および発明の効果】本発明の調節装置では、ケー
ブル駆動機構を駆動してケーブルを往復操作すると、そ
のケーブルによって風防を昇降ないし傾動操作すること
ができる。したがって駆動機構は風防の近くに設ける必
要がない。そのため、ヘッドライトなどを回避しながら
ケーブルを配索するなど、駆動機構の設置の自由度が大
幅に向上する。またケーブルは導管によって案内されて
いるので、プーリで案内する場合などに比して、ケーブ
ルの配索経路の自由度が高い。
【0017】前記ガイドレールおよびスライダを備えた
装置では、ケーブルの往復操作により、スライダがガイ
ドレールに沿って往復移動し、その動きにより、風防を
昇降操作あるいは傾動操作することができる。そのた
め、風防が傾動する場合などでも、ケーブルは直進往復
操作するだけでよい。そのためケーブルの操作が簡単で
あり、また操作の確実性も高くなる。ガイドレールが湾
曲している調節装置の場合は、スライダの昇降に応じて
風防の傾斜角度を変えることができる。
【0018】前記2本のプルケーブルを備えた装置で
は、ドラムを一方に回転させると、一方のプルケーブル
がドラムに巻き取られ、他方のプルケーブルが送り出さ
れる。そしてその一方のプルケーブルの他端がスライダ
を引き操作して、ガイドレールに沿って移動させる。同
時にドラムから送り出された他方のプルケーブルの他端
がスライダにより引かれる。ドラムが逆に回転すると、
他方のプルケーブルがスライダを引き操作し、ドラムか
ら送り出された一方のプルケーブルはスライダによって
引かれる。上記のように、この装置では、1個のドラム
を回転することにより、ケーブルを閉ループのように往
復循環し、スライダを往復駆動することができる。また
プルケーブルを用いるので、ケーブルの可撓性が高く、
配索の自由度が一層高い。
【0019】ケーブル駆動機構としてリング減速機を用
いた調節装置は、減速比が大きいので、ケーブル駆動機
構をコンパクトにすることができる。ウオーム減速機を
用いた調節装置は、減速比が一層大きいので、さらにコ
ンパクトに構成することができる。
【0020】ガイドレールの一端にケーブルの向きを反
転させるケーブルガイドを設けた装置では、その反転さ
れたケーブルを他方のケーブルと一緒に配索できるの
で、配索スペースが少なくて済む。さらに反転ガイドに
加えて両方のケーブルの向きを一緒に変えるケーブルガ
イドを用いた装置では、ガイドレールからケーブル駆動
機構まで、両方のケーブルを一緒に配索できるので、一
層配索スペースが少なくて済む。
【0021】ケーブルをプッシュプルケーブルとする場
合は、戻りの配索経路が不要であるので、配索スペース
が少なくて済む。とくにガイドレールを1本とする場合
は調節装置全体の設置スペースを小さくすることができ
る。前述の2本のガイドレールおよび同時に押し引き操
作する2本のプッシュプルケーブルを用いた装置では、
風防を安定して操作することができる。また1個のギヤ
で2本のプッシュプルケーブルを操作する装置では、駆
動機構が1個で済むので、小スペースで確実な風防の操
作が可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の風防の調節装置の実施の形態を説明する。図1は本発
明の調節装置の一実施形態を示す斜視図、図2および図
3はそれぞれその調節装置の正面図および側面図、図4
および図5はそれぞれ本発明の調節装置の他の実施形態
を示す正面図および側面図、図6aはその調節装置の要
部拡大正面図、図6bは図6aのVI-VI 線断面図、図7
は図4のVII-VII 線断面図、図8は図7のケーブル駆動
機構の要部斜視図、図9および図10はそれぞれ本発明
の調節装置のさらに他の実施形態を示す正面図および側
面図、図11aは図9のX−X線拡大断面図、図11b
はその要部斜視図、図12a、図12b、図13a〜c
はそれぞれ本発明の風防の調節装置のさらに他の実施形
態を示す概略側面図である。
【0023】図1の風防の調節装置Aは、風防1と車体
の間に介在される左右一対のリンク2、2と、風防1の
下部を上下方向にガイドするためのスライドガイド機構
3とを有する。スライドガイド機構3は車体に取り付け
られるガイドレール4と、そのガイドレール4に沿って
移動する摺動するスライダ(キャリアプレート)5とを
有する。さらにこの実施形態では、スライダ5を上方お
よび下方にそれぞれ引き駆動するためのケーブル(プル
ケーブル)6、7と、それらのケーブル6、7を操作す
るためのモータ駆動のケーブル駆動機構8とを備えてい
る。なおこの実施形態では、両方のケーブル6、7が実
際にはスライダ部分で連続して1本のケーブルによって
構成されている。請求項3における「実質的に2本のプ
ルケーブル」には、このような2本のケーブルの機能を
奏する1本のケーブルも含まれる。
【0024】ガイドレール4の上端とケーブル駆動機構
8は上昇用のケーブル6を案内する導管9によって連結
され、ガイドレール4の下端とケーブル駆動機構8と
は、下降用のケーブル7を案内する導管10によって連
結されている。なお風防1は理解を容易にするため、単
なる長方形の想像線で示しているが、実際には上下方向
に長い従来のものと同じ形態を有する。ガイドレール4
の取りつけ角度は風防1の傾倒位置(想像線J1)の角
度に合わせるが、通常は水平面に対して20〜45度程
度、とくに30度前後である。
【0025】前記リンク2は、一端が車体に対して水平
方向の軸心S1回りに回動自在に連結されており、他端
は風防1の上部の左右端に同じく水平方向の軸心S2回
りに回動自在に取り付けられている。リンク2は金属板
や合成樹脂板によって構成しうる。さらにリンク2の車
体への取付位置は、通常は風防1の後方である。しかし
前方に配置してもよい。ここで「後方」とは、車体の進
行方向の後側の意味である。リンク2の回動範囲は、図
3に示すように、ガイドレール4に対して斜め下方に向
いた下降位置P1と、いくらか上向きに傾斜した上昇位
置P2との間である。下降位置P1はスライダ5の下端
位置に対応し、そのときは風防1がガイドレール4とほ
ぼ平行である。
【0026】図1に戻って、ガイドレール4は、車体に
取り付ける幅が広いベース部4aと、その内面がスライ
ダ5の基部5aを摺動自在に案内し、かつ、ケーブル
6、7を通すパイプ部分4bと、スライダ5と摺動する
平板部分4cとからなる。パイプ部分4bの内部と外部
とは、ガイド溝4dによって連通している。ガイドレー
ル4の上端には、上昇用のケーブルのケーブル6をガイ
ドレールに沿った方向から下向きに反転させるための半
円状のケーブルガイド(反転ガイド)12が取り付けら
れている。ケーブルガイド12は、ケーブル6と摺接す
る円弧状のガイド溝13と、導管9の端部を取り付ける
導管取付部15とを備えている。ケーブルガイド12は
合成樹脂などで製造しうる。
【0027】導管取付部15には導管9の一端が取り付
けられており、その導管9はガイドレール4に沿って下
方に延び、他端はケーブル駆動機構8に連結されてい
る。ガイドレール4の下端には、下降用のケーブル7の
導管10の一端が取り付けられており、ガイドレールの
延長方向に延び、他端はケーブル駆動機構8に取り付け
られている。
【0028】前記スライダ5は、ガイド溝4dおよびパ
イプ部分4bの内面および平板部4cの表面と摺接する
断面T字状の基部5aと、風防1への取り付け用の立ち
上がり部5bとを備えている。基部5aには、実際には
1本のケーブル6、7の途中(あるいは2本のケーブル
のそれぞれの端部)を係止するための係止部が設けられ
ている。風防1の下端近辺の中央部は、立ち上がり部5
bに対してピンなどで回動自在に支持される。したがっ
て風防1は3か所で支持される。
【0029】上昇用のケーブル6はスライダ5の基部5
bから上方に延び、ケーブルガイド12によって下向き
に向きを変えた上で、導管9に通されている。下降用の
ケーブル7は、スライダ5の基部5bから下向きに延び
て、導管10に通されている。
【0030】前記ケーブル駆動機構8は、図2に示すよ
うに、モータMと、減速機Gと、ドラム16とを備えて
いる。減速機Gはたとえば、リング遊星歯車減速機を2
段に連結した多段式の減速機などが用いられるが、後述
するウオーム減速機(図7参照)を設けてもよく、さら
に減速機なしに直接モータMからドラム16に接続して
もよい。ドラム16の周囲にはケーブル6、7を巻き取
るための溝が形成され、ケーブルエンドを係止するため
の係止部が設けられている。ドラム16を覆うカバー1
7には、前述の導管9、10が連結されている。
【0031】上記のケーブル6、7および導管9、10
には、プルコントロールケーブルの内索および導管を使
用することができる。それらは可撓性が高いので、配索
の自由度が高く、好ましい。ケーブル6、7はドラム1
6に対して逆方向から巻きつけており、ドラム16を一
方向に回転させると、一方のケーブルを巻き取ると共
に、他方のケーブルを送り出すようにしている。
【0032】上記のように構成される風防調節装置A
は、図3の想像線P1のように、スライダ5が下降して
いるときは、風防1も下降し(想像線J1参照)、か
つ、ガイドレール4とほぼ平行になっている。この状態
からケーブル駆動機構8のモータMを一方向に回転さ
せ、上昇用のケーブル6をドラム16に巻き取り、下降
用のケーブル7をドラムから送り出すと、それらのケー
ブルで構成されるループが一方向に循環し、ケーブル
6、7の他端が係止されているスライダ5がガイドレー
ル4に沿って上昇する(矢印K)。
【0033】それに伴い、スライダ5に連結されている
風防1の下部もガイドレール4に沿って上昇する。その
とき左右のリンク2、2は中心軸S1回りに反時計方向
に回転し、風防1の上部をガイドレール4から離す方向
に押し上げる。それにより、風防の水平面に対する傾斜
角度が大きくなる。
【0034】スライダ5が上昇して、リンク2の回動中
心S1、S2を結ぶ直線がガイドレール4に対してほぼ
直角になったとき、最も傾斜角度が大きくなり、それを
超えるといくらか傾斜角度が大きくなる(想像線J2参
照)。そしてたとえばリミットスイッチなどでスライダ
が上昇端に達したことを検出したとき、モータMが停止
する。
【0035】逆に、スライダ5が上昇端にある状態から
モータMを逆方向に回転させると、ケーブル6、7のル
ープが逆向きに循環し、スライダ5がガイドレール4に
沿って下降する。それにより風防1は下降しながら傾斜
角度が小さくなる。このようにこの調節装置Aでは、風
防1の昇降動作と傾動動作とを同時に行うことができ
る。
【0036】この調節装置Aでは、風防1は通常は上昇
端または下降端で停止させるが、スライダ5をガイドレ
ール4の途中で停止させてもよい。どの位置でスライダ
5を停止させる場合でも、減速機Gの逆転防止作用でド
ラム16の回転が拘束されるので、風防1に加わる外力
(たとえば風圧)に対して抵抗することができる。
【0037】また、ガイドレール4とスライダ5からな
るスライドガイド機構3と、モータMや減速機Gなどの
駆動機構(本実施形態ではケーブル駆動機構8)とがケ
ーブル6、7および導管9、10によって連結されてい
る。そのためモータMや減速機Gなどの駆動機構の位置
を比較的自由に設定することができ、たとえばヘッドラ
イトなどを避けて、適切な位置に配置することができ
る。その場合、ケーブル6、7や導管9、10はヘッド
ライトなどを廻り込むようにして配索することができ
る。
【0038】つぎに図4〜8を参照して本発明の風防調
節装置の他の実施形態を説明する。図4の風防の調節装
置Bは、スライドガイド機構3を除いて、基本的に前述
の調節装置Aと同じ構成を有する。すなわち、風防1と
車体の間に介在される左右一対のリンク(図5の符号
2、2)と、風防1の下部を斜め上下方向にガイドする
ためのスライドガイド機構3と、そのスライドガイド機
構を上下に往復駆動するためのケーブル6、7と、それ
らのケーブル6、7を操作するためのモータ駆動のケー
ブル駆動機構8とを備えている。ガイドレール4とケー
ブル駆動機構8はケーブルを案内する導管9、10によ
って連結されている。
【0039】スライドガイド機構3は車体に取り付けら
れるガイドレール4と、そのガイドレール4に沿って摺
動するキャリアプレート(スライダ)21とを有する。
ガイドレール4は、金属板を断面C字状に折り曲げた本
体22(図6b参照)と、その上下端に固定したブラケ
ット23、24とからなる。ブラケットも金属板をプレ
ス成形するなどにより製造しうる。上側のブラケット2
3には2本のケーブル6、7をガイドレールに沿った方
向から横向きに方向転換するためのケーブルガイド25
が取り付けられている。
【0040】ケーブルガイド25は上側のブラケット2
3に取り付けるための取付部と、上昇用および下降用の
2本のケーブル6、7と摺接する円弧状のガイド部2
6、27(図6a参照)と、導管9、10の端部を取り
付ける導管取付部28とを備えている。ケーブルガイド
25は合成樹脂などで製造しうる。
【0041】下側のブラケット24には、下降用のケー
ブル7を反転させるように摺動自在に案内する半円状の
ガイド溝を備えた反転ガイド29が取り付けられてい
る。反転ガイド29はインサート成形により一体に設け
てもよい。また上下のブラケット23、24には、キャ
リアプレート21の上昇端および下降端を定めるための
ゴム製などのストッパ30、31が取り付けられてい
る。ケーブル駆動機構8のモータMは、キャリアプレー
ト21がそれらのストッパ30、31に当接したときの
過電流を検出して停止させるようにしてもよく、また、
上下のブラケット23、24にリミットスイッチを取り
付けて、キャリアプレート21の上昇端および下降端を
検出させてモータMを停止させるようにしてもよい。
【0042】図6aおよび図6bに示すように、キャリ
アプレート21は、風防1への取り付け用の立ち上がり
部21aを両側に備えた金属板である。風防1の下端近
辺の中央部は、それらの立ち上がり部21aに対してピ
ンなどで回動自在に支持される。さらにキャリアプレー
ト21の裏側に、上下一対のガイドローラ32が軸32
aにより回転自在に取り付けられている。ガイドローラ
32はガイドレール4の本体22内を転動する寸法にし
ている。なおガイドローラ32に代えてスライドシュー
を採用することもできる。
【0043】またキャリアプレート5に形成した矩形状
の開口部33には、ケーブル6、7のケーブルエンド6
a、7aを係止するための係止部34を嵌合している。
係止部34は合成樹脂製であり、キャリアプレートを構
成する金属板にインサート成形により一体成形したり、
金属板に樹脂ケースを後嵌めすることにより製造するこ
とができる。係止部34は箱状の形態を有し、内部にケ
ーブルエンド6a、7aを収容する空洞34aを備えて
いる。また上下の端壁には、ケーブルを通す溝34bが
形成されている。なお、係止部34はリミットスイッチ
を作動させる、いわゆるドッグを兼ねさせるようにして
もよい。
【0044】図4に示すように、上昇用のケーブル6
は、その一端が係止部34に係止され、上方に延び、ケ
ーブルガイド25によって横向きに向きを変えた上で、
導管9に通されている。下降用のケーブル7は、一端が
係止部34に係止され、下向きに延び、反転ガイド29
で上向きに向きを変え、さらにケーブルガイド25によ
って横向きに向きを変えた上で、導管10に通されてい
る。
【0045】前記ケーブル駆動機構8は、図4に示すよ
うに、モータMと、減速機Gと、ドラム36とを備えて
いる。減速機Gはたとえば図7に示すように、モータM
の出力軸に連結されるウオーム37と、ドラム36と同
心状に配置され、ショックアブソーバ38aを介してラ
チェットプレート36aによって連結されるウオームホ
イール38とからなるウオーム減速機が用いられるが、
前述のリング遊星歯車減速機(図2参照)を用いること
もでき、さらに減速機無しで直接モータMからドラム3
6に接続してもよい。ショックアブソーバ38aは図8
に示すように、ウオームホイール38に形成した扇状の
空所38bと、ラチェットプレート36aに形成した扇
状の突起36bの間に介在されるゴムなどの弾性部材で
ある。各ショックアブソーバ38aは、内側に一体に形
成したリングで環状に連結している。またラチェットプ
レート36aとドラム36には、たとえば風防を上昇さ
せるときに噛み合うように一方向係合手段としてのラチ
ェット歯36c、36dが形成されている。なお図7の
符号38cはスペーサである。
【0046】図7に示すように、ドラム36の周囲には
ケーブル6、7を巻き取るための溝が形成され、ケーブ
ルエンドを係止するための空所39が設けられている。
ドラム16を覆うカバー40には、導管9、10の端部
に固定された円筒状のスライド部材41が軸方向移動自
在に挿入されている。スライド部材41のフランジ部4
2とハウジング40との間には、ケーブルに張力を付与
するためのバネ43が介在されている。
【0047】上記のケーブル駆動機構8は、モータMが
回転すると、ウオーム37が回転し、ウオームホイール
38が減速されて回転する。その回転はショックアブソ
ーバ38aを介してラチェットプレート36aに伝達さ
れ、ラチェット歯36c、36dを介してドラム36に
伝達される。それにより一方のケーブルをドラム36上
に巻き取り、他方のケーブルをドラム36から送り出
す。そのとき、ショックアブソーバ38aは、モータM
の回転開始時や停止時の衝撃を和らげ、スライダの上下
端での停止時の衝撃を和らげる。また、初期に生ずるケ
ーブル6、7の伸びは、ラチェット歯36c、36dの
空回りにより吸収される。その後のケーブルの延びは、
バネ43によって吸収される。
【0048】上記のように構成される風防調節装置Bの
作用は、前述の風防調節装置Aと実質的に同じであり、
モータMの往復回転により、キャリアプレート21を上
昇させながら前傾させ、また下降させながら直立させる
ことができる(図5参照)。そして風防1と駆動部とが
ケーブル6、7により連結されているので、駆動部の配
置の自由度が高い。さらにこの実施形態では、キャリア
プレート21にガイドローラ32を設けているので、風
圧を受けている風防1をスムーズに昇降させることがで
きる。また導管9、10は両方とも上側のブラケット2
3のケーブルガイド25とケーブル駆動機構8との間を
連結しているので、配索が一層容易である。
【0049】つぎに図9〜11を参照しながら本発明の
風防調節装置のさらに他の実施形態を説明する。前述の
風防調節装置A、Bでは、いずれも風防の昇降・傾動操
作にループ状に配索した実質的に2本のプルケーブルを
用いているが、この風防調節装置Cでは、図9に示すよ
うに、スライドガイド機構3を左右一対で設け、それら
を左右一対のケーブル51、51を介してケーブル駆動
機構8で駆動するようにしている。各ケーブル51は、
押し引き両方向の力を伝達するプッシュプルコントロー
ルケーブルの内索が用いられ、とくにこの実施形態で
は、表面に螺旋状の歯が設けられた、いわゆるギヤード
ケーブルが用いられている。各ケーブル51は、スライ
ドガイド機構3とケーブル駆動機構とを連結するガイド
パイプ(導管)52、52および後述するガイドレール
53により案内されている。
【0050】スライドガイド機構3は、ガイドレール5
3と、そのガイドレール53によって摺動自在に案内さ
れるスライダ54とから構成されている。ガイドレール
53は、図11aに示すように、板状のベース部55
と、その上に突出する案内部56とを有する。案内部5
6は断面矩形状で、左右に係合溝57が形成されてい
る。なお、案内部56の上端から左右に突条58が突出
しているとみることもできる。案内部56の中心には、
ケーブル51を摺動自在に案内するガイド孔59が形成
され、そのガイド孔は案内部の表面60に開口する溝6
1によって外部と連通している。
【0051】スライダ54は、案内部56の表面60と
摺接する左右の脚部62と、風防とピンなどで連結され
る支持部63とを有する。脚部62の上下端の左右に
は、前記案内部56の係合溝57と係合する係合片64
が設けられている。またスライダ54の下面の中央部に
は、ケーブル51に固着された連結部材65の円筒状の
ピン68が嵌合する嵌合穴66が形成されている。連結
部材65は図11bに示すように、ケーブル51にカシ
メなどで固着される固着部67と、前述のピン68と、
ガイドレールの溝61を通って両者を連結する連結部6
9とを備えている。スライダ54とガイドレールの表面
60との間には、連結部69をスムーズにスライドさせ
るための環状のスペーサ54aが介在されている。なお
図11aの符号55aは、スライダ54の上下のストロ
ークエンドを規定するストッパである。
【0052】図9に戻って、各ガイドレール53の下端
には、ガイド孔59を延長するようにガイドパイプ52
の端部が連結されている。ガイドパイプ52の内面とガ
イド孔59の内面は面一となるように滑らかに接続され
ている。図9における右側のガイドレール53に連結さ
れているガイドパイプ52は、下方に延び、ついで左側
に湾曲してケーブル駆動機構8に連結されている。左側
のガイドレール53に連結されているガイドパイプ52
は、下方に延び、右側に湾曲して、反対側からケーブル
駆動機構8に連結されている。
【0053】ケーブル駆動機構8は、モータMと、減速
機Gと、その減速機の出力軸に連結されたギア70と、
それぞれガイドパイプ52から出てくるケーブル51を
案内するケーブル案内部71とを備えている。減速機G
には、ウオーム減速機などの自己拘束性を有する減速機
が好ましいが、減速機なしに直接モータMからギア70
に接続してもよい。ケーブル案内部71には2本のケー
ブル51を互いに平行に案内するガイド孔72が、ギア
70の両側を通るように設けられ、そのガイド孔はギア
70の両側部分で開口している。ギア70はケーブル5
1の螺旋歯と噛み合っている。さらにケーブル案内部7
1のガイド孔72の端部には、ケーブル51の先端部分
を案内するガイドパイプ73が接続されている。
【0054】上記のごとく構成される調節装置Cは、モ
ータMが一方向に回転すると、減速機Gを介してギア7
0が一方向に回転する。それによりギア70の両側と噛
み当ている左右のケーブル51、51が同調して互いに
反対側に駆動され、ガイドレール53、53内では同じ
方向に駆動される。それにより、左右のケーブル51に
連結されているスライダ54が同調して、たとえば上昇
する。それにより図10の矢印Kのように風防1の下部
が上昇し、リンク2が反時計回りに回動する。それによ
り風防1の上部がガイドレールから離れるように移動
し、風防1は上昇しながら時計回りに傾動する。
【0055】モータMが逆回転すると、左右のガイドレ
ール内のケーブル51が同調して下降し、スライダ54
も下降する。それにより風防1の下部が下降し、リンク
2が反時計回りに回動する。したがって風防1は反時計
回りに傾動しながら下降していく。
【0056】上記のようにこの風防の調節装置Cにおい
ても、風防の上下動と傾動は同時に行われ、駆動機構は
風防から離れた位置に設置しうる。ただしプッシュプル
コントロールケーブルのガイドパイプ52はプルケーブ
ル用の導管よりも太く、剛性が高いので、配索位置につ
いてはプルケーブルの場合よりも自由度が低い。しかし
上記の2本のガイドレールで風防を支持するタイプの調
節装置は、風防を上下左右の4か所で支持するので、風
防に加わる風圧、とくに風防を捻ろうとする風圧に対し
て抵抗力が強い利点がある。またケーブルはループ状に
配索する必要がないので、ガイドレールまわりはシンプ
ルになる。
【0057】図9の実施形態では2本のガイドレールと
2本のプッシュプルケーブル(ギヤードケーブル)を用
いているが、1本のガイドレールおよびプッシュプルケ
ーブルで駆動することもできる。その場合は図1などの
ように、風防1の下部の中心部を駆動するようにするの
が好ましい。プッシュプルケーブルを1本にする場合
は、設置スペースを一層少なくすることができる。
【0058】また図1の調節装置Aに用いられているリ
ング遊星歯車減速機を備えたケーブル駆動機構8に代え
て、図7のウオーム減速機を用いたケーブル駆動機構8
を採用することができる。逆に図1の調節装置Aのケー
ブル駆動機構8を図4の調節装置Bに採用することもで
きる。
【0059】上記の実施形態ではケーブル駆動機構をい
ずれもモータ駆動としているが、たとえばクランクハン
ドルなどの手段でケーブルを駆動するようにしてもよ
い。その場合も風防の角度と昇降を同時に操作すること
ができる。また、前述の実施形態では、いずれもガイド
レールとスライダないしキャリアプレートからなるスラ
イドガイド機構で風防の一部を直線状に移動するように
ガイドすると共に、そのガイドしている部位をケーブル
で直進往復駆動している。そのためケーブルによる駆動
を安定して行うことができる。しかし本発明の装置(請
求項1)はそのものに限定されるものではない。たとえ
ば風防を水平方向の軸回りに回動自在に取り付けて、風
防に直接ケーブルの端部を連結するようにしてもよい。
その場合もケーブル駆動機構はヘッドライトなどを避け
て、離れた位置に配置することができる。
【0060】また前記実施形態では、風防の下部をスラ
イドガイド機構で直進往復移動自在に案内し、上部をリ
ンクで車体と連結している。しかし風防の下部をリンク
で連結し、上部をスライドガイド機構で案内するように
してもよい。また、図12aのように、リンクを用いず
に単にガイドレール4とスライダ5からなるガイド機構
で直線的に案内することもできる。その場合は風防の姿
勢を安定させるため、上下2ヶ所でガイドレール4と転
動ないし摺動するローラ32ないし滑り部材を設けるの
が好ましい。風防1は傾動せず、単にガイドレール4に
沿って昇降するだけである。しかしその場合もモータ等
の駆動機構の取付位置を自由に設定しうる効果が奏され
る。
【0061】また図12bのように、ガイドレール4を
下向き(後ろ向き)に凸になるように、前後方向(上下
方向)に円弧状に湾曲させてもよい。その場合は風防1
の位置に応じて風防の傾斜角度が変化する。可撓性を有
するケーブルで駆動する場合は、このようなガイドレー
ル4が湾曲している場合でも、比較的スムーズに駆動す
ることができる。なおガイドレール4は上向き(前向
き)に凸になるように湾曲させてもよい。
【0062】図13aおよび図13bは、湾曲している
ガイドレール4とリンク3とを組み合わせた実施形態を
示している。これらの場合はスライダ5と風防1は回動
自在に連結する。それらの調節装置の場合は、ガイドレ
ール4を直線状にしている場合に比して、傾動角度が大
きくしたり(図13bの場合)、逆に傾動角度が小さく
することもできる(図13aの場合)。
【0063】また図13cのように、上下2本(左右に
配置する場合は4本)のガイドレール4、4を設けて、
それらの間に角度をつけてもよい。その場合も昇降動作
と傾動動作を同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の調節装置の一実施形態を示す斜視図
である。
【図2】 図1の調節装置の正面図である。
【図3】 図1の調節装置の側面図である。
【図4】 本発明の調節装置の他の実施形態を示す正面
図である。
【図5】 図4の装置の側面図である。
【図6】 図6aは図4の調節装置の要部拡大正面図、
図6bは図6aのVI-VI 線断面図である。
【図7】 図4のVII-VII 線断面図である。
【図8】 図7のケーブル駆動機構の要部斜視図であ
る。
【図9】 本発明の調節装置のさらに他の実施形態を示
す正面図である。
【図10】 図9の調節装置の側面図である。
【図11】 図11aは図9のIX-IX 線拡大断面図であ
り、図11bはその要部斜視図である。
【図12】 図12aおよび図12bはそれぞれ本発明
の調節装置のさらに他の実施形態を示す概略側面図であ
る。
【図13】 図13a、図13bおよび図13cはそれ
ぞれ本発明の調節装置のさらに他の実施形態を示す概略
側面図である。
【図14】 従来の風防の調節装置の一例を示す断面図
である。
【図15】 従来の風防の調節装置の他の例を示す正面
図である。
【図16】 従来の風防の調節装置のさらに他の例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
A 風防の調節装置 1 風防 2 リンク 3 スライドガイド機構 4 ガイドレール 5 スライダ 6 ケーブル(上昇用) 7 ケーブル(下降用) 9 導管(上昇用) 10 導管(下降用) S1、S2 軸心 12 反転ガイド 13 ガイド溝 M モータ G 減速機 16 ドラム 17 カバー B 調節装置 21 キャリアプレート 22 本体 23 ブラケット(上側) 24 ブラケット(下側) 25 ケーブルガイド 26、27 ガイド部 28 導管取付部 29 反転ガイド 30、31 ストッパ 32 ガイドローラ 33 開口部 34 係止部材 36 ドラム 37 ウオーム 38 ウオームホイール 39 空所 40 カバー 41 スライド部材 42 フランジ部 43 バネ C 調節装置 51 ケーブル 52 ガイドパイプ 53 ガイドレール 54 スライダ 55 ベース 56 案内部 57 係合溝 59 ガイド孔 60 表面 61 溝 62 脚部 63 支持部 64 係合片 65 連結部材 66 嵌合穴 67 固着部 68 頭部 69 連結部 70 ギア 71 ケーブル案内部 72 ガイド孔 73 ガイドパイプ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータバイクなどの車体に対して昇降な
    いし傾動自在に設けられる風防を往復操作するための調
    節装置であって、風防に対し、風防を往復操作するよう
    に連結されるケーブルと、前記風防から離れた位置に設
    けられ、ケーブルを往復駆動するためのケーブル駆動機
    構と、風防の近辺からケーブル駆動機構の近辺まで、前
    記ケーブルを往復移動自在に案内する導管とを備えてい
    るモータバイクなどの風防の調節装置。
  2. 【請求項2】 車体に取り付けられるガイドレールと、
    そのガイドレールに沿って移動自在に設けられ、風防に
    連結されるスライダとを有し、そのスライダに前記ケー
    ブルが連結されている請求項1記載の調節装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールが、前後方向に円弧状
    に湾曲している請求項2記載の調節装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーブルが、風防を互いに反対方向
    に引き操作するようにガイドレールに沿って張設される
    実質的に2本のプルケーブルであり、ケーブル駆動機構
    が、それらの2本のプルケーブルを巻き取り、送り出す
    ドラムと、そのドラムを回転駆動する手段とを備えてい
    る請求項2記載の調節装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイドレールの一端に、一方のケー
    ブルの向きを反転させる反転ガイドが設けられ、その反
    転ガイドとケーブル駆動機構との間にそのケーブルを通
    す1本の導管が連結されており、ガイドレールの他端と
    ケーブル駆動機構の間に、他方のケーブルを通す他の1
    本の導管が連結されている請求項4記載の調節装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイドレールの一端に、一方のケー
    ブルの向きを反転させる反転ガイドが設けられており、
    ガイドレールの他端に、その反転ガイドから出てくる一
    方のケーブルおよび他方のケーブルの向きを一緒に変え
    るケーブルガイドが設けられており、そのケーブルガイ
    ドとケーブル駆動機構との間にそれらのケーブルを通す
    2本の導管が連結されている請求項4記載の調節装置。
  7. 【請求項7】 前記ケーブル駆動機構が、前記回転駆動
    手段であるモータと、そのモータに連結されるリング遊
    星歯車減速機と、その出力部に連結される前記ドラムと
    を有する請求項4、5または6記載の調節装置。
  8. 【請求項8】 前記ケーブル駆動機構が、前記回転駆動
    手段であるモータと、そのモータに連結されるウオーム
    と、そのウオームと噛み合うウオームホイールと、その
    ウオームホイールとショックアブソーバおよび一方向係
    合機構を介して係合する前記ドラムとを有する請求項
    4、5または6記載の調節装置。
  9. 【請求項9】 前記ケーブルがプッシュプルケーブルで
    ある請求項2記載の調節装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイドレールおよびスライダが左
    右一対で設けられており、前記ケーブル駆動機構が、各
    スライダに連結された2本のプッシュプルケーブルを同
    調して駆動するものである請求項9記載の調節装置。
  11. 【請求項11】 前記ガイドレールが1本であり、その
    1本のガイドレールに設けたスライダが風防に連結され
    ている請求項9記載の調節装置。
  12. 【請求項12】 前記プッシュプルケーブルがギヤード
    ケーブルであり、前記ケーブル駆動機構が、そのギヤー
    ドケーブルと噛合するギアと、そのギアを回転駆動する
    手段とを備えている請求項10または11記載の調節装
    置。
JP35643998A 1998-12-15 1998-12-15 モータバイクなどの風防の調節装置 Expired - Fee Related JP4194154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35643998A JP4194154B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 モータバイクなどの風防の調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35643998A JP4194154B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 モータバイクなどの風防の調節装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005360747A Division JP4194598B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 モータバイクなどの風防の調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000177668A true JP2000177668A (ja) 2000-06-27
JP4194154B2 JP4194154B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=18449024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35643998A Expired - Fee Related JP4194154B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 モータバイクなどの風防の調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4194154B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10065131A1 (de) * 2000-12-29 2002-07-11 Hs Products Karosseriesysteme Windschild für Motorräder und Antriebseinrichtung für ein Fahrzeugbauteil
JP2006051843A (ja) * 2004-08-09 2006-02-23 Kawasaki Heavy Ind Ltd 乗り物などのウインドスクリーン傾動装置
JP2006232200A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Hi-Lex Corporation ウインドスクリーンの昇降装置におけるロック装置
EP1752367A2 (en) 2005-08-09 2007-02-14 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Windscreen position adjusting means for motorcycle
WO2014001013A1 (de) * 2012-06-28 2014-01-03 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verstelleinrichtung zum verstellen der position eines windschilds
WO2022118655A1 (ja) * 2020-12-01 2022-06-09 株式会社ニフコ 車両用のウインドスクリーン装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105151177B (zh) * 2015-10-22 2018-08-24 张建国 电动车摩托车挡风板的电动装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7370546B2 (en) 2000-12-29 2008-05-13 Hs Genion Gmbh Windshield for motorcycles and drive means for a motor vehicle component
WO2002060747A1 (de) * 2000-12-29 2002-08-08 Hs Products Karosseriesysteme Gmbh Windschild für motorräder und antriebseinrichtung für ein fahrzeugbauteil
US6948757B2 (en) 2000-12-29 2005-09-27 Hs Products Karosseriesysteme Gmbh Wind shield for motorbikes and drive device for a vehicle component
US7000971B2 (en) 2000-12-29 2006-02-21 Hs Products Karosseriesysteme Gmbh Windshield for motorcycles and drive means for a motor vehicle component
DE10065131A1 (de) * 2000-12-29 2002-07-11 Hs Products Karosseriesysteme Windschild für Motorräder und Antriebseinrichtung für ein Fahrzeugbauteil
DE10065131B4 (de) * 2000-12-29 2009-04-09 Hs Products Karosseriesysteme Gmbh Windschild für Motorräder
JP2006051843A (ja) * 2004-08-09 2006-02-23 Kawasaki Heavy Ind Ltd 乗り物などのウインドスクリーン傾動装置
US7261359B2 (en) 2004-08-09 2007-08-28 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Apparatus for driving windscreen of vehicles
JP4716690B2 (ja) * 2004-08-09 2011-07-06 川崎重工業株式会社 乗り物などのウインドスクリーン傾動装置
JP2006232200A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Hi-Lex Corporation ウインドスクリーンの昇降装置におけるロック装置
JP4583973B2 (ja) * 2005-02-28 2010-11-17 株式会社ハイレックスコーポレーション ウインドスクリーンの昇降装置におけるロック装置
EP1752367A2 (en) 2005-08-09 2007-02-14 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Windscreen position adjusting means for motorcycle
WO2014001013A1 (de) * 2012-06-28 2014-01-03 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verstelleinrichtung zum verstellen der position eines windschilds
US9156514B2 (en) 2012-06-28 2015-10-13 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Adjustment device for adjusting the position of a windscreen
WO2022118655A1 (ja) * 2020-12-01 2022-06-09 株式会社ニフコ 車両用のウインドスクリーン装置
JP7498652B2 (ja) 2020-12-01 2024-06-12 株式会社ニフコ 車両用のウインドスクリーン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4194154B2 (ja) 2008-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5012613A (en) Power window apparatus
JP2001336352A (ja) 車両用スライドドア装置
JPH1071046A (ja) シート装置
EP0371794A2 (en) Seat arrangement for automotive vehicle with seat position adjusting system
JP2000108890A (ja) プラットホーム用開閉柵
JP2006526719A (ja) ヒンジ装置
JP2000177668A (ja) モータバイクなどの風防の調節装置
EP0389116A2 (en) Seat lifter arrangement
JP4299905B2 (ja) バイクなどの風防の調節装置
JP4194598B2 (ja) モータバイクなどの風防の調節装置
JP2011094426A (ja) 車両のスライドドアの開閉駆動装置
JP5789452B2 (ja) 車両用シート装置
JP2005271614A (ja) 車両用自動開閉装置
JPH08276745A (ja) サンルーフ装置
JP2007270426A (ja) スライドドア開閉装置
JP3375388B2 (ja) サンルーフのチルトアップ装置
KR200342758Y1 (ko) 차량용 슬라이딩도어 자동개폐장치
JP2008239088A (ja) 車両用回転シート
KR910000933B1 (ko) 차량의 시이트벨트장치
EP0412243A2 (en) A slidable roof device for a motor vehicle
KR20180137987A (ko) 차량용 시트의 볼스터 구조
KR100523297B1 (ko) 차량용 전동 회전좌석
CN217634822U (zh) 一种屏幕运动驱动装置
CN220682282U (zh) 车内多角度旋转显示屏
JPH09310555A (ja) 車両ドアのパワーウインド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080811

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees