JP2000177480A - 車両用照明装置 - Google Patents

車両用照明装置

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JP2000177480A
JP2000177480A JP35745198A JP35745198A JP2000177480A JP 2000177480 A JP2000177480 A JP 2000177480A JP 35745198 A JP35745198 A JP 35745198A JP 35745198 A JP35745198 A JP 35745198A JP 2000177480 A JP2000177480 A JP 2000177480A
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lamp
vehicle
duty ratio
pulse voltage
cornering lamp
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JP35745198A
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English (en)
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Koji Kurumagawa
浩司 車川
Naoki Kawashima
直樹 川島
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のコーナリングランプの点消灯時におけ
る急激な照度変化を抑制する。 【解決手段】 電源11と統合ランプ12との間にトラ
ンジスタ13が設けられ、トランジスタ13のベースに
CPU14が接続されている。車幅灯スイッチ16がO
N状態のときにコーナリングランプスイッチ15がON
状態に切り換えられると、CPU14はパルス信号のデ
ューティー比を徐々に増加させ、統合ランプ12の印加
パルス電圧のデューティー比は徐々に増加する。その結
果、統合ランプ12は徐々に明るくなる。コーナリング
ランプスイッチ15がOFF状態に切り換えられると、
CPU14はパルス信号のデューティー比を徐々に減少
させ、統合ランプ12の印加パルス電圧のデューティー
比は徐々に減少する。その結果、統合ランプ12は徐々
に暗くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車やトラック
等の車両に搭載される車両用照明装置に係り、特に、車
両の旋回時に旋回方向を照射するコーナリングランプや
車幅灯等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、夜間等における車両の旋回時
に旋回方向の視認性を向上させるために旋回方向を照射
するコーナリングランプ(側方照射灯)が知られてい
る。
【0003】図8は、従来のコーナリングランプの回路
図を示す。従来の回路では、夜間等のように車幅灯10
3が点灯しているときにのみコーナリングランプ104
が点灯するように、コーナリングランプ104と車幅灯
103とは互いに並列に設けられていた。具体的には、
電源101と車幅灯スイッチ102と車幅灯103とが
直列に接続されて成る閉回路に対し、互いに直列に接続
されたコーナリングランプ104及びコーナリングラン
プスイッチ105が、車幅灯103に対し並列に接続さ
れて構成されていた。コーナリングランプスイッチ10
5は、図示しないターンシグナルランプスイッチと連動
してON/OFF作動するように構成されている。
【0004】夜間等では、車幅灯スイッチ102がON
状態に設定され、車幅灯103が点灯する。そして、右
折時又は左折時(旋回時)には、ターンシグナルランプ
スイッチがON状態にされ、これに連動してコーナリン
グランプスイッチ105がON状態となる。その結果、
コーナリングランプ104は点灯する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の回路で
は、以下のような問題点があった。
【0006】すなわち、第1に、コーナリングランプ1
04を点灯又は消灯させる際に車両側方の路肩等の照度
が急激に変化するので、運転者は車両側方で何かが動い
たような錯覚を覚えるなど、本来の運転とは別の余計な
ストレスを受けることがあった。
【0007】第2に、コーナリングランプ104の点灯
及び消灯をスイッチ105のON/OFF動作によって
行っているため、点灯時にランプ104に突入電流が流
れ、ランプ104の劣化を招きやすかった。特に、コー
ナリングランプ104は車幅灯103などと異なり右折
時及び左折時の度に点灯及び消灯するものであるため、
突入電流の影響を受ける回数が多く、他のランプに比べ
て劣化しやすいものであった。
【0008】第3に、コーナリングランプ104及び車
幅灯103に対して必要とされる輝度が互いに大きく異
なることから、輝度の異なる2種類のランプを別々に設
ける必要があった。そのため、コーナリングランプ10
4の設置によって、部品点数の増大を招いていた。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、急激な照度変化に伴
う乗員のストレスの軽減と、ランプの統合化による部品
点数の減少を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コーナリングランプに印加する駆動電圧
をパルス電圧とし、そのデューティー比を調節すること
によって、点消灯時間や輝度を自在に調節することとし
た。
【0011】具体的には、本発明に係る車両用照明装置
は、車両の旋回時に旋回方向を照射するように該車両に
設けられたコーナリングランプと、上記コーナリングラ
ンプに電源電圧としてのパルス電圧を印加するパルス電
圧印加手段と、上記パルス電圧印加手段のパルス電圧の
デューティー比を調節する制御手段とを備えていること
としたものである。
【0012】上記事項により、車両の旋回時すなわち左
折又は右折時には、パルス電圧印加手段によってコーナ
リングランプにパルス電圧が印加される。この際、制御
手段によってパルス電圧のデューティー比が調節される
ので、ランプの点灯速度を調節することが可能となり、
また、ランプの輝度を調節することが可能となる。
【0013】上記制御手段は、コーナリングランプの点
灯開始時に、該コーナリングランプの印加パルス電圧の
デューティー比を徐々に増加させるように構成されてい
てもよい。
【0014】上記事項により、点灯時には、コーナリン
グランプは徐々に明るくなるように点灯するので、照度
の急激な変化が抑制される。そのため、乗員のストレス
が軽減される。また、突入電流の発生が抑制され、コー
ナリングランプの劣化が防止される。
【0015】上記制御手段は、コーナリングランプの消
灯時に、該コーナリングランプの印加パルス電圧のデュ
ーティー比を徐々に減少させるように構成されていても
よい。
【0016】上記事項により、消灯時には、コーナリン
グランプは徐々に暗くなるように消灯するので、照度の
急激な変化が抑制される。そのため、乗員のストレスが
軽減される。また、車両が高級感を呈するようになる。
【0017】上記コーナリングランプは、印加パルス電
圧のデューティー比に従って異なる輝度で照射するよう
に構成され、上記制御手段は、車両の通常走行時には該
コーナリングランプが車幅灯を兼用するように、該コー
ナリングランプの印加パルス電圧のデューティー比を所
定の第1デューティー比に設定する一方、車両の旋回時
には該印加パルス電圧のデューティー比を該第1デュー
ティー比よりも大きな第2デューティー比に設定するよ
うに構成されていてもよい。
【0018】上記事項により、通常走行時には、コーナ
リングランプには第1デューティー比を有するパルス電
圧が印加され、該第1デューティー比に対応した第1輝
度で照射して車幅灯としての機能を果たす。そして、右
折時又は左折時には、コーナリングランプに第2デュー
ティー比を有するパルス電圧が印加され、コーナリング
ランプは上記第1輝度よりも明るい第2輝度で照射し、
車両の旋回方向を照射して視認性を向上させる。従っ
て、コーナリングランプで車幅灯を兼用することがで
き、ランプ本体及びその配線系統の部品点数が低減する
ことになる。
【0019】上記パルス電圧印加手段は、コーナリング
ランプに接続された電源と、該電源と該コーナリングラ
ンプとの間に設けられたスイッチ素子とを備え、上記制
御手段は、上記スイッチ素子を所定間隔でON/OFF
させることによって上記電源の電圧を所定のデューティ
ー比を有するパルス電圧として上記コーナリングランプ
に印加させるように構成されていてもよい。
【0020】上記事項により、制御手段がスイッチ素子
を所定間隔でON/OFFさせ、コーナリングランプに
は所定のデューティー比を有するパルス電圧が印加され
ることになる。その結果、コーナリングランプのフェー
ドイン点灯やフェードアウト消灯などの点消灯制御やラ
ンプの統合化を容易に実現する構成が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】<第1実施形態>図1は、本実施形態に係
る車両用照明装置の回路10を示す。直列に接続された
電源11と統合ランプ12との間には、スイッチ素子と
してのトランジスタ13が設けられている。電源11
は、所定の一定電圧を印加するように構成されている。
統合ランプ12は、印加パルス電圧のデューティー比に
応じた輝度で照射するように構成され、少なくとも5W
相当の第1輝度と、27W相当の第2輝度との2段階の
輝度での照射が自在に構成されている。
【0023】トランジスタ13のベースにはCPU14
が接続されている。また、CPU14には、車幅灯スイ
ッチ16とコーナリングランプスイッチ15とが互いに
並列に接続されている。なお、電源11及びトランジス
タ13は、本発明でいうところの「パルス電圧印加手
段」に対応し、CPU14は「制御手段」に対応する。
【0024】夜間等の車幅灯点灯時には、車幅灯スイッ
チ16がON状態に設定され、統合ランプ12は第1輝
度で点灯する。一方、車両の右折時又は左折時(旋回
時)には、車幅灯スイッチ16に加えてコーナリングラ
ンプスイッチ15もON状態に設定され、統合ランプ1
2は第2輝度で点灯する。車両の旋回が終了すると、コ
ーナリングランプスイッチ15はOFF状態となり、統
合ランプ12は再び第1輝度で点灯を続ける。
【0025】次に、統合ランプ12の具体的な制御方法
について説明する。
【0026】図2は、27W相当の第2輝度を100%
とした場合における統合ランプ12の点灯率の変化を示
す図である。まず、時刻Aにおいて車幅灯スイッチ16
がONされると、統合ランプ12の点灯率は徐々に増加
し、時刻Bにおいて5W相当の第1輝度に達する。つま
り、統合ランプ12は車幅灯スイッチ16の入力と同時
に第1輝度に達するのではなく、車幅灯スイッチ16の
入力から時間差をおいて徐々に明るくなるようなフェー
ドイン点灯を行う。
【0027】このようなフェードイン点灯は、以下のよ
うにして実行される。すなわち、CPU14は車幅灯ス
イッチ16のON状態を検知すると、トランジスタ13
のベースに、所定の第1デューティー比に至るまでパル
ス幅が徐々に大きくなるようなパルス信号を出力する。
その結果、図3に示すように、統合ランプ12には、デ
ューティー比が順次大きくなるようなパルス電圧が印加
され、その輝度が緩やかに増加する。そして、時刻Bに
おいてパルス電圧のデューティー比は第1輝度に対応す
る第1デューティー比D1=T1/Tに達し、それ以後
は第1デューティー比のパルス電圧が継続的に印加され
ることになる。なお、時刻Aと時刻Bとの間の時間間
隔、つまりフェードイン点灯の時間間隔ΔT1は、10
0ms〜500ms程度が好ましく、200ms〜40
0msが特に好ましい。本実施形態では、当該時間間隔
ΔT1は400msに設定されている。
【0028】その後、図2に示すように、時刻Cにおい
てコーナリングランプスイッチ15がON状態に切り換
えられると、統合ランプ12の点灯率は徐々に増加し、
時刻Dにおいて27W相当の第2輝度に達する。つま
り、車両の旋回時においても、統合ランプ12はコーナ
リングランプスイッチ15の入力と同時に直ちに第2輝
度に達するのではなく、コーナリングランプスイッチ1
5の入力から時間差をおいて徐々に明るくなるように制
御される。
【0029】具体的には、CPU14がコーナリングラ
ンプスイッチ15のON状態を検知すると、トランジス
タ13のベースに、上記第1デューティー比から所定の
第2デューティー比に至るまでパルス幅が徐々に大きく
なるようなパルス信号を出力する。その結果、図4に示
すように、統合ランプ12に印加されるパルス電圧のデ
ューティー比は徐々に増加し、統合ランプ12の輝度が
緩やかに増加する。そして、時刻Dにおいてパルス電圧
のデューティー比は第2デューティー比D2=T2/T
に達し、それ以後はコーナリングランプスイッチ15が
OFF状態に切り換えられるまで第2デューティー比の
パルス電圧が継続的に印加されることになる。なお、こ
の第2デューティー比は第2輝度に対応するデューティ
ー比であり、上記第1デューティー比よりも大きい。
【0030】本実施形態では時刻Cと時刻Dとの間の時
間間隔すなわちフェードイン点灯の時間間隔ΔT2はΔ
T1と同様であるが、時間間隔ΔT2はΔT1よりも長
くてもよいし、短くてもよい。
【0031】その後、図2に示すように、時刻Eにおい
て、コーナリングランプスイッチ15がOFF状態に切
り換わると、統合ランプ12の点灯率は徐々に減少し、
時刻Fにおいて5W相当の第1輝度にまで低下する。
【0032】具体的には、CPU14がコーナリングラ
ンプスイッチ15のOFF状態を検知すると、トランジ
スタ13に出力するパルス信号のデューティー比を、第
2デューティー比から第1デューティー比にまで徐々に
減少させる。その結果、図5に示すように、統合ランプ
12の印加パルス電圧のデューティー比が徐々に減少
し、統合ランプ12の輝度は緩やかに減少する。そし
て、時刻Fにおいて印加パルス電圧のデューティー比は
第1デューティー比になり、それ以後は第1デューティ
ー比のパルス電圧が継続的に印加されることになる。な
お、本実施形態では時刻Eと時刻Fとの間の時間間隔す
なわちフェードアウト消灯の時間間隔ΔT3はΔT2と
同様であるが、時間間隔ΔT3はΔT2よりも長くても
よいし、短くてもよい。
【0033】そして、図2に示すように、時刻Gにおい
て、車幅灯スイッチ16がOFFに切り換えられると、
統合ランプ12の点灯率は徐々に減少し、時刻Hにおい
てゼロになる。つまり、統合ランプ12は消灯する。
【0034】具体的には、CPU14は、車幅灯スイッ
チ16のOFF状態を検知すると、トランジスタ13に
出力するパルス信号のデューティー比を、第1デューテ
ィー比からゼロにまで徐々に減少させる。その結果、図
6に示すように、統合ランプ12に印加されるパルス電
圧のデューティー比は徐々に減少し、統合ランプ12は
緩やかに消灯する。車幅灯スイッチ16がOFFになっ
た時刻Gと統合ランプ12が消灯した時刻Hとの間の時
間間隔ΔT4は、時間間隔ΔT1と同じでもよく、ΔT
1より長くても短くてもよい。
【0035】以上のように、本実施形態によれば、統合
ランプ12における第1輝度と第2輝度との間の輝度変
化が緩やかであるので、車両の右折時又は左折時(旋回
時)に車両側方の照度が急激に変化することを防止する
ことができる。そのため、照度の急激な変化に起因する
乗員のストレスを抑制することができる。
【0036】更に、統合ランプ12の点灯及び消灯時の
照度変化も緩やかであるので、車両の高級感を呈するこ
とができる。
【0037】統合ランプ12の点灯時及びその輝度の増
加時に、印加パルス電圧のデューティー比を徐々に増加
させることとしているので、突入電流の発生を抑制する
ことができる。従って、突入電流に起因するランプの劣
化を防止することができ、ランプの長寿命化を図ること
ができる。
【0038】また、統合ランプ12によって車幅灯とコ
ーナリングランプとを兼用することとしているので、フ
ィラメントやバルブの個数及びそれらの配線(ハーネ
ス)の数を低減することでき、部品点数を低減すること
ができる。
【0039】<第2実施形態>図7に示すように、第2
実施形態は、統合ランプ12の輝度変化をターンシグナ
ルランプ18,19と連動して行わせるようにしたもの
である。
【0040】第2実施形態では、コーナリングランプス
イッチ15に代えて、フラッシャーユニット17と、左
右のターンシグナルランプ18,19と、ターンシグナ
ルスイッチ21,22とを備えている。左側のターンシ
グナルランプ18とターンシグナルスイッチ21とは互
いに直列に接続され、右側のターンシグナルランプ19
とターンシグナルスイッチ22も互いに直列に接続され
ている。そして、左側のターンシグナルランプ18及び
そのスイッチ21と、右側のターンシグナルランプ19
とそのスイッチ22とは、互いに並列に接続されてい
る。フラッシャーユニット17は、両スイッチ21,2
2と電源11との間に設けられている。
【0041】第2実施形態においても、第1実施形態と
同様、車幅灯スイッチ16がON状態に切り換えられる
と統合ランプ12がフェードイン点灯される。また、車
幅灯スイッチ16がOFF状態に切り換えられると、統
合ランプ12はフェードアウト消灯される。
【0042】車両の右折時には、運転者のターンシグナ
ルレバー(図示せず)の操作により、フラッシャーユニ
ット17が右側ターンシグナルスイッチ22をON状態
に切り換え、右側のターンシグナルランプ19が点滅点
灯する。その際、フラッシャーユニット17を介してC
PU14にも制御信号が入力され、CPU14は統合ラ
ンプ12の輝度を第1輝度から第2輝度にまで徐々に増
加させる。なお、統合ランプ12の輝度変化に関する具
体的制御は、第1実施形態と同様である。その後、車両
の右折が終了すると、フラッシャーユニット17は右側
のターンシグナルスイッチ22をOFF状態に切り換
え、ターンシグナルランプ19は消灯すると同時に、C
PU14は統合ランプ12の輝度を第2輝度から第1輝
度にまで徐々に減少させる。
【0043】車両の左折時も、上記右折時と同様にし
て、ターンシグナルランプ18のON/OFF動作と統
合ランプ12の輝度変化とが連動して行われる。
【0044】従って、第2実施形態によれば、コーナリ
ングランプスイッチ15が不要となり、部品点数の更な
る低減を図ることができる。
【0045】<その他の実施形態>トランジスタ13の
制御を行う制御手段はCPU14に限定されず、デュー
ティー制御IC等の他の制御手段であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、コーナ
リングランプに電源電圧としてパルス電圧を印加し、そ
のパルス電圧のデューティー制御を行うこととしたの
で、ランプの点消灯時間を容易に調節することができ
る。また、ランプの輝度を容易に調節することが可能と
なる。
【0047】点灯時に印加パルス電圧のデューティー比
を徐々に増加させることにより、コーナリングランプを
徐々に明るくさせることができ、照度の急激な変化を抑
制することができる。そのため、乗員のストレスを軽減
することができる。また、ランプへの突入電流を防止す
ることができ、ランプの寿命を延ばすことができる。
【0048】消灯時に印加パルス電圧のデューティー比
を徐々に減少させることにより、コーナリングランプを
徐々に暗くさせることができ、照度の急激な変化を抑制
することができる。そのため、乗員のストレスを軽減す
ることができる。また、車両の高級感を呈することがで
きる。
【0049】コーナリングランプを印加パルス電圧のデ
ューティー比に従って異なる輝度で照射するように構成
し、通常運転時には第1輝度に対応する第1デューティ
ー比のパルス電圧を印加する一方、車両の旋回時には第
2輝度に対応する第2デューティー比のパルス電圧を印
加することにより、1つのランプでコーナリングランプ
と車幅灯とを兼用させることが可能となり、ランプの統
合化を図ることができる。
【0050】スイッチ素子を所定間隔でON/OFFさ
せることによって電源の電圧を所定のデューティー比を
有するパルス電圧としてコーナリングランプに印加する
ことにより、フェードイン点灯やフェードアウト消灯を
容易に行うことができ、また、ランプの統合化も容易に
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る車両用照明装置の回路図で
ある。
【図2】統合ランプの点灯率のタイムチャートである。
【図3】車幅灯スイッチのON状態直後における印加パ
ルス電圧の波形図である。
【図4】コーナリングランプスイッチのON状態直後に
おける印加パルス電圧の波形図である。
【図5】コーナリングランプスイッチのOFF状態直後
における印加パルス電圧の波形図である。
【図6】車幅灯スイッチのOFF状態直後における印加
パルス電圧の波形図である。
【図7】第2実施形態に係る車両用照明装置の回路図で
ある。
【図8】従来の車両用照明装置の回路図である。
【符号の説明】
11 電源 12 統合ランプ 13 トランジスタ 14 CPU 15 コーナリングランプスイッチ 16 車幅灯スイッチ 17 フラッシャーユニット 18 左側ターンシグナルランプ 19 右側ターンシグナルランプ 21 左側ターンシグナルスイッチ 22 右側ターンシグナルスイッチ
フロントページの続き (72)発明者 川島 直樹 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3K039 AA08 CC01 HA03 JA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の旋回時に旋回方向を照射するよう
    に該車両に設けられたコーナリングランプと、 上記コーナリングランプに電源電圧としてのパルス電圧
    を印加するパルス電圧印加手段と、 上記パルス電圧印加手段のパルス電圧のデューティー比
    を調節する制御手段とを備えていることを特徴とする車
    両用照明装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用照明装置であっ
    て、 制御手段は、コーナリングランプの点灯開始時に該コー
    ナリングランプの印加パルス電圧のデューティー比を徐
    々に増加させるように構成されていることを特徴とする
    車両用照明装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれか一つに記載の
    車両用照明装置であって、制御手段は、コーナリングラ
    ンプの消灯時に該コーナリングランプの印加パルス電圧
    のデューティー比を徐々に減少させるように構成されて
    いることを特徴とする車両用照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の車両用照明装置であっ
    て、 コーナリングランプは、印加パルス電圧のデューティー
    比に従って異なる輝度で照射するように構成され、 制御手段は、車両の通常走行時には該コーナリングラン
    プが車幅灯を兼用するように、該コーナリングランプの
    印加パルス電圧のデューティー比を所定の第1デューテ
    ィー比に設定する一方、車両の旋回時には該印加パルス
    電圧のデューティー比を該第1デューティー比よりも大
    きな第2デューティー比に設定するように構成されてい
    ることを特徴とする車両用照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一つに記載の車
    両用照明装置であって、 パルス電圧印加手段は、コーナリングランプに接続され
    た電源と、該電源と該コーナリングランプとの間に設け
    られたスイッチ素子とを備え、制御手段は、上記スイッ
    チ素子を所定間隔でON/OFFさせることによって上
    記電源の電圧を所定のデューティー比を有するパルス電
    圧として上記コーナリングランプに印加させるように構
    成されていることを特徴とする車両用照明装置。
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